JP2002240345A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002240345A
JP2002240345A JP2001038773A JP2001038773A JP2002240345A JP 2002240345 A JP2002240345 A JP 2002240345A JP 2001038773 A JP2001038773 A JP 2001038773A JP 2001038773 A JP2001038773 A JP 2001038773A JP 2002240345 A JP2002240345 A JP 2002240345A
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apc
timing
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JP2001038773A
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English (en)
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Michiharu Masuda
道晴 増田
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の高速化・高精細化のためにレーザの発
光量を増大させても、レーザのドループ特性の補正を可
能すること。 【解決手段】 パルス電流源60は、半導体レーザ51
の制御に用いられる電流源であり、スイッチ61は画像
信号に応じてオン・オフするスイッチで、画像信号に応
じて制御することによって半導体レーザ51を駆動し、
感光ドラム11に光書き込みを行う。オペレーションア
ンプ63では、サンプルホールド回路62の出力信号と
基準電圧発生器64の基準電圧を比較し、その差信号に
応じてパルス電流源60の電流を制御する。これによ
り、画像領域外及び画像領域内のAPC制御を行うこと
で、1ラインのレーザの発光量をより一定にすることが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、より詳細には、レーザ光源からの光変調されたレー
ザ光を感光体や、静電記録媒体等の像担持面上に導光し
て、その面上に例えば静電潜像から成る画像情報を形成
するようにした複写機、レーザビームプリンター、ファ
クシミリ等に好適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の画像形成装置のレーザ
駆動回路においては、レーザに一定のDC電流を流して
おき(この電流のことをバイアス電流と呼ぶ)、それに
加えて画像データによってスイッチするスイッチ電流を
流すのが一般的である。レーザにはしきい値電流なる変
化点が存在し、しきい値電流より小さい電流を加えただ
けでは、レーザはレーザ発光せずに位相もばらばらな拡
散光であるダイオード発光を行う。
【0003】このダイオード発光中の光量は、レーザ発
光時に比べて極めて小さい。そして、しきい値より大き
い電流を流して初めてレーザ発光を行う。これは、レー
ザがレーザ発振を行うには、レーザ内部のあるエネルギ
ー準位を超える必要があるためで、このエネルギー準位
を超える電流を流しておけば、後はわずかな電流量の増
減で、レーザの発光量を制御することができる。
【0004】したがって、全くバイアス電流を流さない
時よりも、あらかじめ電流を流しておいてレーザ内部の
エネルギー準位を高めておき、そこから点灯に必要なス
イッチ電流を加えることによって、このエネルギー準位
を超えるのに要する時間が短くなり、レーザの発光特性
の改善を図ることができる。このような理由から、この
種の装置のレーザ駆動回路においては、バイアス電流を
印加する手段をとっていた。
【0005】しかしながら、感光体への書込みのための
レーザパワーと、バイアス電流を制御するためのバイア
スパワーの両方を制御するのは、回路規模が大きくなる
という理由と、OPCの感光体を用いた画像形成装置で
はレーザの立ち上がり/立ち下がりの特性がそんなに重
要視されていない点から、一定量のバイアス電流を加え
ている場合が多い。また、この電流量はレーザの温度特
性を考慮して非常に低目に設定されている(温度が下が
るとレーザのしきい電流が下がり、バイアス電流だけで
レーザ発光を行ってしまう可能性があるため)。
【0006】以上の説明からもわかるように、レーザ素
子は、流す電流に比例して発光量が変化するという特性
を有する。したがって、画像形成用のレーザ発光量の制
御は、レーザに流れる電流を制御することで行われる。
一般的には、レーザパワーを一定に保つために、APC
(オートパワーコントロール)制御というものが行われ
ている。
【0007】これは、レーザに内蔵されたフォトダイオ
ードでレーザの発光量を検出して、この検出信号とレー
ザパワーの目標となるリファレンスの所定値とを比較し
て、小さいようであれば電流を増やして光量を上げ、大
きいようであれば電流を減らして光量を下げるという制
御を行って、レーザパワーを一定に保つというものであ
る。
【0008】この制御は、実際にレーザを発光させて行
うために、発光パターンが一定とならない画像形成中に
は行えず、基本的に画像領域外のいわゆるブランキング
期間に行われている。そして、このブランキング期間で
行われたAPC制御の結果を基としたレーザパワーで、
1水平同期期間内は一定電流がレーザに流され、画像形
成が行われる。
【0009】ここで、レーザの特性としてドループとい
う温度特性がある。これは、レーザは流す電流量によっ
て発光量が変わる素子であるが、この他に温度に対して
も変化要素を有する。すなわち、レーザを発光させるに
あたって同じ電流値でもレーザチップの温度によって発
光量が変わる。そこで、上述したブランキング期間にA
PC制御を行い、一定の電流で1H期間は発光させるわ
けであるが、厳密には1Hの発光期間の最初と最後では
発光量が変わっている。この現象は、レーザが発光する
とレーザチップ自体の温度が上昇するので、この温度の
影響を受けて発光量が落ちるためである。
【0010】従来のこの種の機種においては、画像形成
速度がそんなに早くなかったことより、レーザを発光さ
せる発光量自体がそんなに大きくなかったのでこのドル
ープ量も小さく、さほど問題にならなかった。また、レ
ーザチップを金属の鏡筒に圧入することでヒートシンク
として放熱させ、従来通りのAPC制御のみで光量制御
が行われていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年、デジタルコピー
も高速化/高精細化が進み、レーザによる書込みの方法
も変わってきている。通常のアンダーフィールドスキャ
ン(UFS)タイプのレーザ走査系においても、ドラム
感度は変わらないのでスピードアップした分だけ同じ電
位を得るために、レーザのパワーアップが必要である。
また、高速の書込みに有効なオーバーフィールドスキャ
ン(OFS)タイプのレーザ走査系は、UFSに比較し
て大きなレーザパワーが必要である。
【0012】したがって、今後、装置のスピードアップ
又は露光方式の違いによってレーザのパワーがますます
増大することが予想される。レーザのパワーがアップす
ると前述のドループ量が大きくなり、1ライン内でのレ
ーザの光量差が顕在化するとともに、画像上の濃度差が
はっきりとあらわれる可能性が大きい。ドループ特性と
しては、必ず感光体上を走査する走査方向の最初が大き
く終りが小さくなるので、画像としてはレーザの走査方
向に沿って濃度が変わることになる。
【0013】レーザチップの発熱量を抑える方法として
は、ヒートシンクを有効に活用する方法と、ペルチェ素
子などを用いてチップ自体の温度を制御する方法があ
る。しかしながら、ヒートシンクをいかに大きくして
も、瞬間的に発生するチップ内の温度変化を吸収するこ
とは不可能であり、ドループ特性をなくすには有効な手
法とはいえない。また、ペルチェ素子等を用いた温度制
御も同様で、応答性という点とコスト的な観点からあま
り効果的なものではない。
【0014】また、レーザ光量の傾きを補正する方法と
して、プロセス的に一次帯電の分布を変える方法と、ド
ラムの感度に傾きをもたせる方法がある。画像の濃度差
は最終的にはドラム上の電位分布で決まるので、実際の
画像形成装置の製造工程において上述した方法を用い
て、ドラム上の電位分布を一定にさせている場合もあ
る。しかしながら、この現状のプロセス的な補正方法で
は限界があり、今後生じるであろうドループの傾きによ
るドラム電位の傾きを補正するためには、新しい手法が
必要と考えられる。
【0015】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、装置の高速化・高
精細化のためにレーザの発光量を増大させても、装置の
環境温度や連続使用などの使用環境を含めて、レーザの
ドループ特性を補正することを可能とした画像形成装置
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、レーザ
光源からの光変調されたレーザ光を感光体上に導光し
て、画像情報を形成する画像形成装置に用いられるレー
ザ駆動回路を備えた画像形成装置において、前記レーザ
を発光させるために画像情報に応じて乗ぜられるスイッ
チング電流量を決定する定電流発生手段と、該定電流発
生手段による電流量を、前記レーザの光量をモニターし
ながら書込み用のレーザパワーによって制御するAPC
制御手段と、該APC制御手段によるAPC制御を画像
領域外に行うタイミングを生成する第1のタイミング発
生手段と、前記APC制御手段によるAPC制御を画像
領域内に行うタイミングを生成する第2のタイミング発
生手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、画像領域内でレーザを点灯させ
る時間を計測する計測手段と、該計測手段による計測時
間と所定の時間を比較する比較手段とを有し、前記第2
のタイミング発生手段は、前記比較手段の結果に応じて
画像領域内のAPC制御タイミングを発生することを特
徴とするものである。
【0018】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記APC制御手段によるAP
C制御を画像領域外に行うタイミングを生成する第1の
タイミング発生手段は、APCを行うためのAPC制御
区間とAPC制御の結果に応じた固定電流でのレーザ点
灯区間の少なくとも2つの制御区間を発生し、画像形成
のためのレーザ発光が終了したすぐ後にAPC制御を行
い、APC制御が終了したすぐ後に定電流発光すること
を特徴とするものである。
【0019】このような構成を有する本発明によれば、
このような画像形成装置におけるレーザ駆動回路におい
て、レーザを発光させるために画像情報に応じて乗ぜら
れるスイッチング電流量を決定する定電流発生手段と、
定電流発生手段による電流量を、レーザの光量をモニタ
ーしながら書込み用のレーザパワーによって制御するA
PC制御手段と、APC制御を画像領域外に行うタイミ
ングを生成する第1のタイミング発生手段と、APC制
御を画像領域内に行うタイミングを生成する第2のタイ
ミング発生手段を持つことで、1ラインのブランキング
区間だけでなく、画像形成中にもAPC制御を行うこと
が可能となり、毎ラインの光量を一定に保つだけでな
く、1Hライン内での光量の安定化を図ることも可能に
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。図1は、本発明の画像処理装置
の一実施例を説明するための断面図である。1つの原稿
給紙装置1上に積載された原稿は、1枚づつ順次に原稿
台ガラス面2上に搬送される。原稿が搬送されると、ス
キャナー部分のランプ3が点灯し、かつスキャナーユニ
ット4が移動して原稿を照射する。原稿の反射光はミラ
ー5,6,7を介してレンズ8を通過し、その後イメー
ジセンサ9に入力される。イメージセンサ9に入力され
た画像信号は、直接あるいは一旦図示しない画像メモリ
に記憶され、再び読み出された後、露光制御部10に入
力される。
【0021】照射光によって感光体上に作られた潜像
は、現像器12あるいは13によって現像される。潜像
とタイミングを合わせて被転写紙積載部14あるいは1
5より転写紙が搬送され、転写部16において、現像さ
れたトナー像が転写される。転写されたトナー像は定着
部17にて被転写紙に定着された後、排紙部18より装
置外部に排出される。
【0022】図2は、露光制御部の構成を示す図で、図
中符号31は半導体レーザで、この半導体レーザ31の
内部には、レーザ光の一部を検出するフォトダイオード
が設けられ、フォトダイオードの検出信号を用いてレー
ザダイオードのAPC制御を行う。レーザ31から発し
たレーザビームはコリメータレンズ35及び絞り32に
よりほぼ平行光となり、所定のビーム径で回転多面鏡3
3に入射する。
【0023】回転多面鏡33は、矢印の様な方向に等角
速度の回転を行っており、この回転に伴って、入射した
光ビームが連続的に角度を変える偏向ビームとなって反
射される。偏向ビームと成った光はf−θレンズ34に
より集光作用を受ける。一方、f−θレンズは同時に走
査の時間的な直線性を保証するような歪曲収差の補正を
行うために、光ビームは、像担持体としての感光体11
上に図の矢印の方向に等速で結合走査される。なお、3
6は回転多面鏡33からの反射光を検出するBD(ビー
ムディテクト)センサであり、BDセンサ36の検出信
号は回転多面鏡33の回転とデータの書き込みの同期を
とるための同期信号として用いられる。
【0024】図3は、レーザの制御回路の構成を示した
ブロック図で、画像制御部71は図1の装置の各部を制
御し、イメージセンサ9で読み取られた画像信号を処理
する制御回路である。この画像制御部71ではイメージ
センサ9からの画像信号を後述するBD信号に同期して
1ラインづつレーザ駆動回路に供給したり、あるいは後
述するように半導体レーザのAPC制御に必要なタイミ
ング信号を作成している。31は図2に示した半導体レ
ーザのチップであり、半導体レーザ51とレーザ光の一
部を検出するフォトダイオード52からなっている。3
6は同様に図2に示したBDセンサであり、同期信号の
検出に用いられる。
【0025】また、オペアンプ55とトランジスタ56
と抵抗57,58,59は、バイアス電流源を構成し、
パルス電流源60は、半導体レーザ51の制御に用いら
れる電流源であり、スイッチ61は画像信号に応じてオ
ン,オフするスイッチである。ここで、スイッチ61は
ハイレベル信号が入力されるとオンし、半導体レーザ5
1はパルス電流源60で決められた電流が流れることに
なり点灯する。また、スイッチ61はローレベルが入力
されるとオフし、半導体レーザ51は消灯する。このよ
うに、スイッチ61を画像信号に応じて制御することに
よって半導体レーザ51を駆動し、感光ドラム11に光
書き込みを行う。
【0026】図1に示された装置において、プリント動
作を行わないスタンバイ状態の時には通常レーザ51は
消灯している。そして、プリント動作時レーザ51は点
灯するわけであるが、この時、一定の発光量を保つため
にAPC(AUTO POWER CONTROLL)制御が行われる。こ
のAPC制御はレーザ光が回転多面鏡33によって感光
体に走査される1ライン毎に行われ、これをラインAP
C制御と呼ぶ。また、このAPC制御におけるプリント
動作中は、画像形成に影響を及ぼさないように非画像領
域において行われる。
【0027】ここで、前述したように半導体レーザは一
般的に、レーザをON/OFFするためのスイッチ電流
に加えて、一定電流であるバイアス電流なるものをあら
かじめ流しておくことで、発光特性が向上することが知
られている。一般的にこのような画像形成装置において
は、このバイアス電流はレーザのしきい値に対してかな
り低い電流を設定している。
【0028】次に、APC制御シーケンスについて説明
する。まず、APC制御は非画像領域において行われ
る。すなわち、画像形成区間終了後再びスイッチ61を
ONし、レーザ51に一定値であるバイアス電流に加え
パルス電流源60の電流を供給して点灯させ、この時に
これに同期してサンプルホールド回路62をサンプル状
態とする。この時、半導体レーザ51のレーザ光の一部
がフォトダイオード52で検出され、その検出信号は電
流電圧変換器54で電圧信号に変換される。電流電圧変
換器54の出力信号はサンプルホールド回路62でサン
プルされ、オペレーションアンプ63に供給される。
【0029】オペレーションアンプ63では、サンプル
ホールド回路62の出力信号と基準電圧発生器64の基
準電圧を比較し、その差信号に応じてパルス電流源60
の電流を制御する。すなわち、トータル基準電圧発生器
64で基準電圧として設定されている目標の光量となる
ように、パルス電流源60の電流を制御することによっ
て、半導体レーザ51の光量が所望の光量となるように
APC制御を行う。この制御が終わるとサンプルホール
ド回路62はホールド状態となり、制御した値を保った
ままレーザ51にパルス電流を供給することになる。
【0030】一方、画像領域においては、既に述べたよ
うに、非画像領域の電流電圧変換器54の出力信号が、
サンプルホールド回路62にホールドされており、オペ
レーションアンプ63ではホールドされた信号と基準電
圧64によって、パルス電流が設定されて半導体レーザ
51の光量を制御する。図4に前述のラインAPCのタ
イミングを示す。サンプルホールド62は、ハイレベル
でサンプル状態、ローレベルでホールド状態となる。図
4において、VIDEODATAの信号が非画像領域に
おいてS/H−Tと同期してONした後画像領域の前
で、ハイレベルとなっているのは、前述のBDセンサ3
6で同期信号を得るためである。VIDEO DATA
信号において斜線部が画像DATAである。
【0031】以上は、画像形成区間以外で行われるAP
C制御について説明を行ったが、次に、画像区間内で行
われるAPC制御について説明する。図5は、図3に示
した画像制御部の内部回路の一部を示す図で、APC制
御を行うためのタイミング信号の生成部分と画像データ
の流れの概略を示した図である。各ブロックには基準信
号として図示されていないが、画像クロックが入力され
ている。第1のエリア生成回路81は画像領域外でのA
PC制御のタイミング信号を生成し、第2のエリア生成
回路82はBD検出用のレーザ発光用のタイミング信号
を、第3のエリア生成回路83で画像領域の区間信号
を、第4のエリア生成回路84では第1及び第2のライ
ンメモリ89,91と第3及び第4のラインメモリ9
2,93に切換えるセレクト信号を生成している。
【0032】画像処理部85では入力された画像信号に
対して、エッジ強調など静電潜像の作像に適した画像デ
ータに変換され、レーザ発光用のVIDEO DATA
として出力される。画像判定部94は、このブロックに
おいて画像データ群が所定の時間以上連続しているか否
かの判定を行っている。これは、APCの制御にはある
程度の時間を必要とし、画像クロックに対応したスピー
ドでは追従できないため、ある程度以上レーザが点灯さ
れる画像データの時でないと画像領域内でAPC制御で
きないためである。
【0033】また、この判定はVIDEO DATAと
同時に行うのは理論的に不可能なので、1ライン分のラ
インメモリを要する。したがって、あるVIDEO D
ATAの1ライン分とあるVIDEO DATAの判定
結果を保存するラインメモリの合わせて合計4つのライ
ンメモリ89,90,91,92を要する。そして、2
つのラインメモリからの読み出しを切換えるために、切
換えSW90,95も必要となり、第4のエリア生成回
路84で生成された信号にて制御される。上述した信号
発生ブロックと論理ゲート86,87,88によって、
画像領域内でのAPC制御を行うタイミングを生成して
いる。
【0034】図6は、上記画像領域内でのAPC制御を
含めたシーケンス制御の様子を示した図である。エリア
生成回路1〜3の信号は、BD同期で生成される区間信
号であり、第4のエリア生成回路84はBD同期でHI
/LOが切り替わるSW信号である。まず、1stライ
ンの区間においては、第1のラインメモリ89内のデー
タで画像を形成するためのレーザ発光が行われる。この
際、第3のラインメモリ91内のデータにもとづいて画
像領域内ではAPC制御のための制御信号が生成され、
第1及び第2のエリア生成回路81,82で生成された
信号とゲート86,87を通って、S/H T信号とな
る。第1のラインメモリ89のVIDEO DATAと
第3のラインメモリ91の判定結果をみてもわかるよう
に、短いデータは画像判定部94において判定した結果
削除されている。この第1及び第3のラインメモリ8
1,83内の信号は、この1ライン前のVIDEO D
ATA及び判定結果をメモリしたものである。したがっ
て、1stライン時においては、第2及び第4ラインメ
モリ91,93にVIDEO DATA及び判定結果が
書込まれている。
【0035】次に、2ndラインにおいては、VIDE
O DATAは、第2のラインメモリ91から、S/H
T信号は、第4のラインメモリ93からの判定結果を
ゲートして生成されている。同様に、3rdラインにお
いては、それぞれ逆の第1及び第3のラインメモリ8
9,92のデータをもとに生成されている。このメモリ
の読み出しを、第4のエリア生成回路84の出力信号に
よって切換えている。
【0036】このように、2つのラインメモリをトグル
しながら、順次VIDEO DATAとS/H T信号
は生成され、画像領域内にある程度の連続点灯区間があ
る場合には、画像領域内でもAPC制御が行われ、定電
流発光時に発生するドループ特性によるレーザ発光量の
低下を抑えることができる。また、文書のみの画像など
レーザの点灯時間が短い場合は、ドループもほとんど起
きないので、画像作成中にAPC制御を行う必要もな
い。本発明のような制御を必要とするのは、写真画像や
べた黒部の多い比較的レーザの1ライン中の点灯時間が
長い場合であり、画像形成中にAPC制御を行えるよう
な比較的長い点灯時間が存在するので、このような制御
が可能となる。
【0037】また、画像領域外のAPC制御に関して
も、画像形成が終った直後にAPC制御を行い、APC
制御終了直後に定電流発光をブランキング区間(画像領
域外)で可能な限り行うことで、画像領域中のドループ
特性による光量低下をかなり抑えることが可能となる。
これは、図7に示すように、ドループ特性は発光し始め
がもっとも光量の低下が激しく、ある時間点灯してしま
えば、低下の割合がかなり低くなるからである。
【0038】図7には、単なるレーザの繰り返し点灯に
おけるドループ特性について示してあるが、図8には、
従来の画像領域外のAPC及びBD点灯時のドループに
よる画像領域内の光量低下具合を、また図9には、本発
明における画像領域外のAPC及びBD点灯時のドルー
プによる画像領域内の光量低下具合をそれぞれ示してあ
る。この2つの図からも明らかなように、ブランキング
期間中長く点灯している方が、画像領域中の光量の低下
が減少することがわかる。ただし、APC制御で設定さ
れたレーザパワーに対して光量の低下があるので、ドラ
ム上の感光電位との相関を十分にとる必要がある。
【0039】以上のように、本実施例のような画像領域
外及び画像領域内のAPC制御を行うことで、1ライン
のレーザの発光量をより一定にすることが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ーザを発光させるために画像情報に応じて乗ぜられるス
イッチング電流量を決定する定電流発生手段と、定電流
発生手段による電流量を、レーザの光量をモニターしな
がら書込み用のレーザパワーによって制御するAPC制
御手段と、APC制御手段によるAPC制御を画像領域
外に行うタイミングを生成する第1のタイミング発生手
段と、APC制御手段によるAPC制御を画像領域内に
行うタイミングを生成する第2のタイミング発生手段と
を備えたので、装置の高速化/高精細化のためにレーザ
の発光量を増大させたとしても、装置に使用環境(環境
温度、連続使用)を含めて、レーザのドループ特性を補
正することが可能となり、より安定な質の高い画像を得
ることが可能となる。また、レーザの寿命が進んで動作
電流が増大したとしても補正されることになるので、従
来のレーザの寿命よりも長い時間使用することが可能と
なると考えられる。したがって、交換が比較的困難であ
るスキャナーユニット内にサービスパーツ等の設定部品
にすることなく、サービス性の向上に寄与することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の一実施例を説明するた
めの断面図である。
【図2】露光制御部内の光学系の構成図である。
【図3】レーザの制御回路の構成を示したブロック図で
ある。
【図4】従来のラインAPCの制御シーケンスを説明す
るための図である。
【図5】図3におけるドループ補正回路の構成図であ
る。
【図6】本発明における実施例の制御シーケンスを説明
するための図である。
【図7】レーザのドループ特性を説明するための図であ
る。
【図8】従来のAPC制御状態での画像領域内のドルー
プ特性を説明するための図である。
【図9】本発明のAPC制御状態での画像領域内のドル
ープ特性を説明するための図である。
【符号の説明】
1 原稿給紙装置 2 原稿台ガラス 3 ランプ 4 スキャナーユニット 5,6,7 ミラー 8 レンズ 9 イメージセンサ 10 露光制御部 11 感光ドラム 12,13 現像器 14,15 被転写紙積載部 16 転写部 17 定着部 18 排紙部 31 半導体レーザ 32 絞り 33 回転多面鏡 34 f−θレンズ 35 コリメータレンズ 36 BD(ビームディテクト)センサ 51 半導体レーザ 52 フォトダイオード 54 電流電圧変換器 55 オペアンプ 56 トランジスタ 57,58,59 抵抗 60 パルス電流源 61 スイッチ 62 サンプルホールド回路 63 オペレーションアンプ 64 基準電圧発生器 71 画像制御部 72 システムコントローラ 73 操作部 81,82,83,84 エリア生成回路 85 画像処理部 86,87,88 論理ゲート 89,90,91,92,93 ラインメモリ 94 画像判定部 95 、切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/23 103 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 AA53 AA54 AA56 AA59 AA61 BB29 BB32 BB34 2H045 AA01 CA88 CA98 CB42 5C051 AA02 CA07 DA01 DB02 DB16 DB22 DB24 DB30 DC03 DE06 DE30 FA01 5C072 AA03 BA13 DA02 DA04 HA02 HA09 HA13 HB02 HB04 XA01 XA05 5C074 AA08 BB03 BB26 CC22 DD09 EE01 EE06 HH02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源からの光変調されたレーザ光
    を感光体上に導光して、画像情報を形成する画像形成装
    置に用いられるレーザ駆動回路を備えた画像形成装置に
    おいて、前記レーザを発光させるために画像情報に応じ
    て乗ぜられるスイッチング電流量を決定する定電流発生
    手段と、該定電流発生手段による電流量を、前記レーザ
    の光量をモニターしながら書込み用のレーザパワーによ
    って制御するAPC制御手段と、該APC制御手段によ
    るAPC制御を画像領域外に行うタイミングを生成する
    第1のタイミング発生手段と、前記APC制御手段によ
    るAPC制御を画像領域内に行うタイミングを生成する
    第2のタイミング発生手段とを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像領域内でレーザを点灯させる時間を
    計測する計測手段と、該計測手段による計測時間と所定
    の時間を比較する比較手段とを有し、前記第2のタイミ
    ング発生手段は、前記比較手段の結果に応じて画像領域
    内のAPC制御タイミングを発生することを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記APC制御手段によるAPC制御を
    画像領域外に行うタイミングを生成する第1のタイミン
    グ発生手段は、APCを行うためのAPC制御区間とA
    PC制御の結果に応じた固定電流でのレーザ点灯区間の
    少なくとも2つの制御区間を発生し、画像形成のための
    レーザ発光が終了したすぐ後にAPC制御を行い、AP
    C制御が終了したすぐ後に定電流発光することを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118054279A (zh) * 2024-04-15 2024-05-17 南京晨锐腾晶激光科技有限公司 一种二氧化碳激光器的射频电源智能控制方法及系统

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