JP5894515B2 - 半導体装置、寿命推定装置、寿命推定方法 - Google Patents

半導体装置、寿命推定装置、寿命推定方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、半導体装置、寿命推定装置、寿命推定方法に関する。
積層半導体装置(以下、半導体装置)では、回路基板上に複数の半導体チップを積層さ
せ、回路基板と最下層のチップ間、及び最下層のチップ上に積層されたチップ間はバンプ
により接合されている。半導体装置を長時間使用すると、バンプには次第にクラックが発
生する。バンプにおけるクラックの発生は半導体装置の故障に繋がる。このとき、早期に
発生するクラックは、半導体装置の故障の前兆または故障と等価であるので、このような
早期に発生するクラックはできる限り早期に検出することが好ましい。しかしながら、回
路基板の剛性や半導体装置の実装条件によっては、バンプに主として発生する応力の性質
及び領域が異なるために、早期にクラックが発生するバンプの位置を事前に特定しておく
ことは難しい。
特許第3265197号
バンプに発生するクラックを早期に検出することが可能な半導体装置、寿命推定装置、
寿命推定方法を提供する。
実施形態の半導体装置は、回路基板と、前記回路基板の上方に積層された複数の半導体チップと、前記回路基板と前記半導体チップの空隙、及び2つの前記半導体チップの空隙のうち、いずれかの空隙に設けられた、第1バンプ、及び前記第1バンプよりも前記半導体チップの周縁部からの距離が遠い第2バンプと、前記回路基板と前記半導体チップの空隙、及び2つの前記半導体チップの空隙のうち、前記第1バンプ及び前記第2バンプが設けられた空隙とは異なるいずれかの空隙に設けられた、第3バンプ、及び前記第3バンプよりも前記半導体チップの周縁部からの距離が遠い第4バンプと、前記第1バンプと電気的に接続され、前記第1バンプの破損を検出し、前記第1バンプの破損を示す第1信号を生成する第1検出部と、前記第3バンプと電気的に接続され、前記第3バンプの破損を検出し、前記第3バンプの破損を示す第2信号を生成する第2検出部と、前記第1検出部と電気的に接続された第1信号線と、前記第2検出部と電気的に接続された第2信号線と、前記第1信号線及び前記第2信号線と電気的に接続され、前記第1信号線及び前記第2信号線を通して前記第1信号及び前記第2信号を受け取り、前記第1信号及び前記第2信号を受け取る時間差を算出し、当該時間差に基づいて前記第2バンプまたは前記第4バンプの負荷状態を推定する負荷推定部と、
を備える。
実施形態の寿命推定装置は、上記半導体装置の寿命を推定する寿命推定装置であって、前記負荷状態に基づいて前記第2バンプまたは前記第4バンプの寿命を推定する寿命推定部と、を備える。
実施形態の寿命推定方法は、上記半導体装置の寿命を推定する寿命推定方法であって、前記負荷状態に基づいて前記第2バンプまたは前記第4バンプの寿命を推定する。
第1の実施形態に係る半導体装置を示す図。 第1の実施形態に係る半導体装置の断面図(A−A)。 第1の実施形態に係る半導体装置の断面図(B−B)。 第1の実施形態に係る半導体装置の断面図(C−C)。 第2の実施形態に係る半導体装置を示す図。 第2の実施形態に係る負荷推定部の動作を説明するフローチャート。 変形例に係る半導体装置を示す図。 変形例に係る半導体装置の断面図(D−D)。
複数の半導体チップを積層させた半導体装置では、回路基板とチップとの間には大きな
線膨張係数差があるため、半導体装置の使用時における温度変動に伴う回路基板及びチッ
プの伸縮の量(伸縮量)が互いに大きく異なる。したがって、温度変動に伴ってバンプに
は熱応力が繰り返し加わり、回路基板またはチップとの界面(境界)付近において、バン
プには次第に外縁部にクラックが発生し、このクラックが外縁部から中央に向かって徐々
に進展していく。以下では、バンプにクラックが発生した状態、またはクラックが完全に
進展して断線した状態を含めて破損と呼ぶ。なお、この破損は後述するように、例えば事
前に設定されるバンプの電気特性に対応付けて定義することができる。ここでの電気特性
とは、例えば電気抵抗値、電圧値、電流値等の特性値である。
回路基板の剛性(曲げ剛性)が比較的大きい場合には、半導体装置全体が反ることで伸
縮量の差を解消することができずに、伸縮を妨げるように回路基板と最下層のチップ間の
バンプには回路基板またはチップの面内方向に熱応力(せん断力)が主として発生する。
一方で、回路基板の剛性(曲げ剛性)が比較的小さい場合には、半導体装置全体が反るこ
とで伸縮量の差を解消することができるが、この結果として最下層のチップ上に積層され
たチップ間のバンプには積層方向に熱応力(引張応力または圧縮応力)が主として発生す
る。また、回路基板とチップ間またはチップ間に設けられる複数のバンプの中で、チップ
(または回路基板)の周縁部からの距離が(相対的に)遠いバンプ(X)に比べて、周縁
部からの距離が(相対的に)近いバンプ(Y)に対してより大きな熱応力が発生する。し
たがって、バンプの破損の際には、まずバンプ(Y)が破損し、その後バンプ(X)が破
損する。
以下に説明する実施形態の半導体装置では、熱応力として主としてせん断応力が支配的
な領域で、かつ周縁部にある少なくとも1つのバンプのクラック、及び主として引張・圧
縮応力が支配的な領域で、かつ周縁部にある少なくとも1つのバンプのクラックを検出す
ることで、回路基板の剛性や実装条件によらずに、使用時にバンプに発生するクラックを
早期に検出することができる。
以下、発明を実施するための実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る半導体装置100を示す図である。
半導体装置100は、例えばインターポーザ等の回路基板10の表面上に複数の半導体
チップが積層方向(図中下から上に向かう方向)に積層された積層半導体チップ20を備
える。この積層半導体チップ20は、最下層の半導体チップを含む複数の第1半導体チッ
プ20aと、第1半導体チップ20a上に積層する複数の第2半導体チップ20bを含む。
回路基板10と第1半導体チップ20a、及び2つの第1半導体チップ20aは、第1接
合部30を介して接合されている。また、第1半導体チップ20aと第2半導体チップ2
0b、及び2つの第2半導体チップ20bは、第2接合部40を介して接合されている。す
なわち、第1接合部30は、回路基板10と第1半導体チップ20aの空隙、及び2つの
第1半導体チップ20aの空隙に設けられる。また、第2接合部40は、第1半導体チッ
プ20aと第2半導体チップ20bの空隙、及び2つの半導体チップ20bの空隙に設けら
れる。また、回路基板10上に積層する積層半導体チップ20は、積層半導体チップ20
の周囲(側面及び最上面)を被覆するモールド樹脂等のパッケージ50により封止されて
いる。
なお、図1は、簡単化のために積層半導体チップ20が、1つの第1半導体チップ20
a及び1つの第2半導体チップ20bを有する例を示している。また、内部の構成を明らか
にするために、パッケージ50を点線で示している。
回路基板10は、回路基板10の表面(または内部)にプリント配線等の回路を有する
基板である。回路基板10としては、例えばガラスエポキシ基板、セラミック基板、また
はコア層とビルドアップ層とを含むビルドアップ多層基板などを用いることができる。こ
の回路基板10は、一部に外部との信号伝達のためのコネクタ95を備えている。
第1及び第2半導体チップ20a、bは、表面(または内部)に回路を含むメモリ等の素
子を有する部材である。第1及び第2半導体チップ20a、bとしては、例えばシリコン(
Si)ウェハなどを用いることができる。
図2は図1に示す半導体装置100のA−A断面図、図3は図1に示す半導体装置10
0のB−B断面図である。また、図4は図1に示す半導体装置100のC−C断面図であ
る。
図2に示すように、第1接合部30は、回路基板10と第1半導体チップ20aの空隙
に設けられた複数の導電性のバンプ31を有する。バンプ31は、第1半導体チップ20
aの周縁部、すなわち面内の最も外側に位置するバンプを含む第1バンプ31a、及び第1
バンプ31aを除く第2バンプ31bを有する。また、第1接合部30は、バンプ31の間
を充填するアンダーフィル樹脂32を必要に応じて有する。
図3に示すように、第2接合部40は、第1半導体チップ20aと第2半導体チップ2
0bの空隙に設けられた複数の導電性のバンプ41を有する。バンプ41は、第2半導体
チップ20bの周縁部、すなわち面内の最も外側に位置するバンプを含む第3バンプ41a
、及び第3バンプ41aを除く第4バンプ41bを有する。また、第2接合部40は、バン
プ41の間を充填するアンダーフィル樹脂42を必要に応じて有する。
なお、バンプ31、41としては、例えば様々な組成のはんだ材料や金属間化合物で形
成されるマイクロバンプや銅ピラーなどを用いることができる。また、ここでは簡単化の
ためにバンプ31及びバンプ41が、面内に3×3(計9)の格子状に設けられる例を示
している。また、本実施形態においては、周縁部にある8個の第1バンプ31a及び8個
の第3バンプ41aは、積層半導体チップ20のチップ間の信号線を担わないダミーバン
プ、中央にある1個の第2バンプ31b及び1個の第4バンプ41bは、積層半導体チップ
20のチップ間の信号線を担うバンプとする。
このとき、第1半導体チップ20aが複数積層され、かつ第2半導体チップ20bが複数
積層される場合には、回路基板10と第1半導体チップ20aの空隙、及び2つの第1半
導体チップ20aの空隙のうち、いずれか1箇所の空隙にダミーバンプとしての第1バン
プ31aを少なくとも1つ設けることができる。また、第1半導体チップ20aと第2半導
体チップ20bの空隙、及び2つの第2半導体チップ20bの空隙のうち、いずれか1箇所
の空隙にダミーバンプとしての第3バンプ41aを少なくとも1つ設けることができる。
また、第1半導体チップ20aと第2半導体チップ20bの境界としては、事前の実験や構
造解析等のシミュレーションにより、せん断応力が支配的な領域内にあるチップを第1半
導体チップ20a、引張・圧縮応力が支配的な領域内にあるチップを第2半導体チップ2
0bとして事前に設定することができる。
第1検出回路60は、第1接続部61と第1検出部62を有する。第1接続部61は、
第1バンプ31a及び第1検出部62に接続された配線であり、第1バンプ31aと第1検
出部62の間を電気的に接続する。すなわち、第1接続部61と第1検出部62は第1バ
ンプ31aを介して閉じた直流回路を形成する。第1接続部61は第1半導体チップ20a
の回路の一部(または回路基板10の回路の一部)に含まれる。第1検出部62は、第1
接続部61と同様に第1半導体チップ20aの回路の一部(または回路基板10の回路の
一部)に含まれる。
図2では、第1接続部61を介して同一の空隙にある二つの第1バンプ31aと第1検
出部62を接続することで閉じた直流回路を形成している。なお、第1検出回路60の第
1バンプ31aは一つであってもよいし、三つ以上であってもよい。第1半導体チップ2
0aが複数層の場合には、異なる空隙にある二つ以上の第1バンプ31aを接続するもので
あってもよい。
第1検出部62は、第1バンプ31aの電気抵抗値(電気特性)を検出する。このとき
、第1検出回路60は閉じた直流回路であるので、第1検出部62は、第1バンプ31a
及び第1接続部61で接続された経路の電気抵抗値を測定することで、この電気抵抗値を
実質的に第1バンプ31aの電気抵抗値として検出することができる。この第1バンプ3
1aの電気抵抗値と、事前に設定される破損時の電気抵抗値(第1閾値)とを比較し、電
気抵抗値が第1閾値を越えた時点で、第1バンプ31aの破損を検出する。このとき、第
1接続部61は第1検出回路60の一部であるので、第1バンプ31aの破損に加えて、
第1検出部62は第1接続部61の破損を検出するものであってもよい。第1検出部62
は、第1バンプ31a(または第1接続部61)の破損を検出すると、第1バンプ31a(
または第1接続部61)の破損を示す破損信号(第1信号)を生成する。
なお、第1バンプ31aには回路基板10または第1半導体チップ20aとの界面におい
て、第1バンプ31aの外縁部から中央に向かってクラックが発生する。第1バンプ31a
は、回路基板10または第1半導体チップ20aの一部である電極パッド(図示せず)を
介して回路基板10または第1半導体チップ20a上に設けられる。また、第1検出回路
60の第1接続部61は、この電極パッドの異なる2点に接続される。したがって、第1
バンプ31aの電気抵抗値の変化により第1バンプ31aの破損を検出することを容易とす
るために、例えば電極パッドの中央に電気絶縁部を形成し、第1接続部61は、この電気
絶縁部を挟んだ電極パッドの外縁部の2点で接続されることが好ましい。
図4に示すように、第1検出部62は、回路基板10のコネクタ95と第1信号線90
aにより電気的に接続されている。第1検出部62は、この第1信号線90aを通して第1
信号を外部に出力する。なお、第1信号線90aは、例えば第1半導体チップ20aの回路
の一部及び回路基板10の回路の一部に含まれ、第2バンプ31bを介して第1検出部6
2とコネクタ95の間を電気的に接続する。
第2検出回路70は、第2接続部71と第2検出部72を有する。第2接続部71は、
第2バンプ41a及び第2検出部72に接続された配線であり、第2バンプ41aと第2検
出部72の間を電気的に接続する。すなわち、第2接続部71と第2検出部72は第2バ
ンプ41aを介して閉じた直流回路を形成する。第2接続部71は第2半導体チップ20b
の回路の一部に含まれる。第2検出部72は、第2接続部71と同様に第2半導体チップ
20bの回路の一部(または回路基板10の回路の一部)に含まれる。
図3では、第2接続部71を介して同一の空隙にある二つの第3バンプ41aと第2検
出部72を接続することで閉じた直流回路を形成している。なお、第2検出回路70の第
3バンプ41aは一つであってもよいし、三つ以上であってもよい。第2半導体チップ2
0bが複数層の場合には、異なる空隙にある二つ以上の第3バンプ41aを接続するもので
あってもよい。
第2検出部72は、第3バンプ41aの電気抵抗値(電気特性)を検出する。このとき
、第2検出部70は閉じた直流回路であるので、第2検出部72は、第3バンプ41a及
び第2接続部71で接続された経路の電気抵抗値を測定することで、この電気抵抗値を実
質的に第3バンプ41aの電気抵抗値として検出することができる。この第3バンプ41a
の電気抵抗値と、事前に設定される破損時の電気抵抗値(第2閾値)とを比較し、電気抵
抗値が第2閾値を越えた時点で、第3バンプ41aの破損を検出する。このとき、第2接
続部71は第2検出回路70の一部であるので、第3バンプ41aの破損に加えて、第2
検出部72は第2接続部71の破損を検出するものであってもよい。第2検出部72は、
第3バンプ41a(または第2接続部71)の破損を検出すると、第3バンプ41a(また
は第2接続部71)の破損を示す破損信号(第2信号)を生成する。なお、第1閾値と第
2閾値は、同一の値であってもよいし、異なる値であってもよい。
なお、第3バンプ41aには第2半導体チップ20bとの界面において、第3バンプ41
aの外縁部から中央に向かってクラックが発生する。第3バンプ41aは、第2半導体チッ
プ20bの一部である電極パッド(図示せず)を介して第2半導体チップ20b上に設けら
れる。また、第2検出回路70の第2接続部71は、この電極パッドの異なる2点に接続
される。したがって、第3バンプ41aの電気抵抗値の変化により第3バンプ41aの破損
を検出することを容易とするために、例えば電極パッドの中央に電気絶縁部を形成し、第
2接続部71は、この電気絶縁部を挟んだ電極パッドの外縁部の2点で接続されることが
好ましい。
図4に示すように、第2検出部72は、回路基板10のコネクタ95と第2信号線90
bにより電気的に接続されている。第2検出部72は、この第2信号線90bを通して第2
信号を外部に出力する。なお、第2信号線90bは、例えば第1半導体チップ20aの回路
の一部及び第2半導体チップ20bの回路の一部、回路基板10の回路の一部に含まれ、
第2バンプ31b及び第4バンプ41bを介して第2検出部72とコネクタ95の間を電気
的に接続する。
図1において、出力部80は、コネクタ95を介して第1検出部62及び第2検出部7
2と電気的に接続される表示装置や警報装置等である。出力部80は、第1検出部62か
らの第1信号または第2検出部72からの第2信号をそれぞれ受け取り、半導体装置10
0を使用するユーザに対して、表示または警報により第1バンプ31aまたは第3バンプ
41aの破損を知らせる。この際、第1バンプ31aまたは第3バンプ41aの破損を半導
体装置100の故障に置き換えて知らせることもできる。なお、本実施形態では、この出
力部80までを含めて半導体装置100とする。
なお、半導体装置100の製造方法としては、積層半導体チップ20のチップを一般的
な半導体製造プロセスにより作製し、チップ間をフリップチップ接続することで製造する
ことができる。
本実施形態の半導体装置100によれば、積層半導体チップ20の最下層近傍で、かつ
周縁部近傍、すなわちせん断応力が支配的な領域に少なくとも1つの第1バンプ31aを
配し、積層半導体チップ20の中間層で、かつ周縁部近傍、すなわち引張・圧縮応力が支
配的な領域に少なくとも1つの第2バンプ41aを配することで、回路基板10の剛性や
実装条件によらずに、使用時にバンプに発生するクラックを早期に検出することが可能と
なる。
また、第1バンプ31a及び第2バンプ41aを内部と比較して応力が強く発生する周縁
部の最も外側に配することで、バンプに発生するクラックをさらに早期に検出することが
可能となる。
また、前述の通り回路基板10と第1半導体チップ20aの間には大きな線膨張係数の
差があるため、温度変動に対する回路基板10と第1半導体チップ20aの間の伸縮量の
差が、半導体チップ間の伸縮量の差に比べて著しく大きい。また、インターポーザ等を担
う回路基板10には半導体チップに比べて高電流が流れる傾向があるため、回路基板10
は半導体チップよりも高温になることが考えられる。このため、回路基板10と第1半導
体チップ20aの間の伸縮量にはさらに差が開くことになる。したがって、半導体装置1
00の中でも、温度変動に対して最も伸縮量に差ができる回路基板10と第1半導体チッ
プ20aの空隙に第1バンプ31aを設けることで、バンプに発生するクラックをさらに早
期に検出することが可能となる。
また、第1検出部60、第2検出部70は、電気抵抗値を測定するのではなく、電圧値
や電流値を測定してもよい。定電圧回路においては、電気抵抗値が増加するのにともない
電流は減少していく。したがって、この場合には第1検出部60、第2検出部70は、回
路に流れる電流値を測定することで、この電流値が事前に設定される破損時の電流値を下
回った時点で、各バンプの破損を検出することができる。また、定電流回路においては、
電気抵抗値が増加するのにともない電圧は増加していく。したがって、この場合には第1
検出部60、第2検出部70は、各バンプ電圧値を測定することで、この電圧値が事前に
設定される破損時の電圧値を超えた時点で、各バンプの破損を検出することができる。
また、第1バンプ31a及び第3バンプ41aは信号線を担わないダミーバンプであるの
で、半導体装置100の機能上必要な信号線を担う第2バンプ31b及び第4バンプ41b
の破損の前にこのダミーバンプの破損を検出することができる。これにより、ユーザに対
して半導体装置100の故障予兆を知らせることが可能となる。
なお、本実施形態では、出力部80を含めて半導体装置100としたが、コネクタ95
までを半導体装置100とし、このコネクタ95に接続される出力部80は半導体装置1
00の外部の構成としてもよい。
(第2の実施形態)
図5は第2の実施形態に係る半導体装置200を示す図である。なお、図1の半導体装
置200と同様の構成については同一の符号を付すことで、詳細な説明を省略する。この
半導体装置200では、第1検出部62からの第1信号及び第2検出部72からの第2信
号を半導体装置200内の負荷状態の推定、さらには半導体装置200の寿命の推定に用
いる。
半導体装置200は、図1の半導体装置100に加えて、記憶部210、負荷推定部2
20、寿命推定部230をさらに備える。記憶部210はメモリ等の記憶装置400を用
いる。負荷推定部220、寿命推定部230はCPU等の演算処理装置500を用いる。
負荷推定部220は、コネクタ95を介して第1検出部62及び第2検出部72と電気的
に接続される。
第1及び第2信号によれば、半導体装置200の変形状態(例えば反りの大きさ)及び
半導体装置200の応力状態を推定することが可能である。以下の説明では、変形状態及
び応力状態を含めて負荷状態と呼ぶ。なお、変形状態としては、例えば半導体装置200
に反りが発生していない(熱応力を受けていない)状態を基準状態として、この基準状態
における第2バンプ31b及び第4バンプ41bの位置(基準位置)からの変位量として定
義することができる。また、応力状態としては、例えば第2バンプ31b及び第4バンプ
41bに対して生じる応力と定義することができる。
以下、第1及び第2信号に基づいて半導体装置200の負荷状態を推定するための原理
について説明する。
前述したとおり積層された積層半導体チップ20と回路基板10との間には一般に大き
な線膨張係数差があるため、温度変動に伴い熱応力が発生する。
このとき、回路基板10の曲げ剛性が小さい場合には構造に大きな反りが生じる。これ
により、積層半導体チップ20の最下層近傍のせん断応力は緩和され、積層半導体チップ
20の中間層における周縁部に発生する引張・圧縮応力が支配的となる。一方で、回路基
板20の曲げ剛性が大きい場合には構造に生じる反りは小さい。これにより、積層半導体
チップ20の中間層における周縁部に発生する引張・圧縮応力は緩和され、積層半導体チ
ップ20の最下層近傍に発生するせん断応力が支配的となる。
したがって、積層半導体チップ20の最下層近傍、すなわちせん断応力が支配的な領域
に配される第1検出部62は、せん断応力を受けて破損する第1バンプ31aの破損を検
出して、第1信号を生成するものとみなすことができる。また、積層半導体チップ20の
中間層、すなわち引張・圧縮応力が支配的な領域に配される第2検出部72は、引張・圧
縮応力を受けて破損する第3バンプ41aの破損を検出して、第2信号を生成するものと
みなすことができる。本実施形態では、この異なる性質の応力により破損する第1バンプ
31a及び第3バンプ41aの破損の時間差に基づき負荷状態を推定する。
ここでは、事前の実験や構造解析等のシミュレーションにより、位置が予めわかってい
る第1バンプ31aが破損してから位置が予めわかっている第3バンプ41aが破損するま
での時間、または第3バンプ41aが破損してから第1バンプ31aが破損するまでの時間
と、これら第1バンプ31a及び第3バンプ41aを除いた第2バンプ31b及び第4バン
プ41bの負荷状態の対応関係を調べておく。すなわち、この対応関係には、位置が予め
わかっている第1バンプ31a及び第3バンプ41aが破損する時間間隔と、この時間間隔
に対応付けされた全ての第2バンプ31b及び第4バンプ41bの負荷状態との関係が含ま
れる。この時間間隔としては、例えば先に第1バンプ31aが破損してから後に第3バン
プ41aが破損する場合には正、先に第3バンプ41aが破損してから後に第1バンプ31
aが破損する場合には負の値をとる。なお、対応関係としては、例えばテーブルによるも
のであってもよいし、例えば時間間隔を変数とする関数によるものであってもよい。この
対応関係は予め記憶部210に格納される。
負荷推定部220は、第1信号及び第2信号を受け取り、第1信号及び第2信号を受け
取る時間差を算出する。また、この時間差に基づいて半導体装置200、具体的には第2
バンプ31b及び第4バンプ41bの負荷状態を推定する。なお、この際には、第2バンプ
31b及び第4バンプ41bの負荷状態を個々に推定するものであってもよいし、いくつか
の第2バンプ31bをまとめて、またいくつかの第4バンプ41bをまとめて、例えばこれ
らの負荷状態の平均として推定するものであってもよい。
図6は、負荷推定部220の動作を説明するフローチャートである。
S1001では、第1信号及び第2信号のうち、先に受け取った信号の時刻(第1時刻
)を記憶部210に一時的に書き込む。ここで受け取った信号が第1信号の場合には、こ
の第1時刻を第1バンプ31aが破損した時刻とし、ここで受け取った信号が第2信号の
場合には、この第1時刻を第3バンプ41aが破損した時刻とする。また、第1信号及び
第2信号のどちらを受け取ったかを示す第1識別信号を生成し、記憶部210に書き込む
S1002では、第1信号及び第2信号のうち、後に受け取った信号の時刻(第2時刻
)を記憶部210に一時的に書き込む。ここで受け取った信号が第1信号の場合には、こ
の第2時刻を第1バンプ31aが破損した時刻とし、ここで受け取った信号が第2信号の
場合には、この第2時刻を第3バンプ41aが破損した時刻とする。また、第1信号及び
第2信号のどちらを受け取ったかを示す第2識別信号を生成し、記憶部210に書き込む
S1003では、記憶部210から第1時刻及び第1識別信号、第2時刻及び第2識別
信号を読み出して、これらを用いて第1信号及び第2信号を受け取る時間差を算出する。
このとき、例えば時間差の正負により信号を受け取った順番を識別することができる。す
なわち、第1識別信号及び第2識別信号を参照して、先に受け取った信号が第1信号で、
後に受け取った信号が第2信号のときには正、先に受け取った信号が第2信号で、後に受
け取った信号が第1信号のときには負とする。このように、符号まで含めた時間差を第1
バンプ31a及び第3バンプ41aが破損する時間間隔とする。
S1004では、記憶部210から、第1バンプ31a及び第2バンプ41aが破断する
時刻の時間差と第3バンプ31b、第4バンプ41bの負荷状態との対応関係を読み出す。
S1005では、S1003で算出された時間差とS1004で得た対応関係を用いて
、第3バンプ31b及び第4バンプ41bの負荷状態を推定する。すなわち、対応関係がテ
ーブルの場合には、S1003で算出された時間差に対応する時間間隔のときの負荷状態
を読み出し、この読み出した負荷状態を推定値とする。また、対応関係が関数の場合には
、算出された時間差を時間間隔として関数に代入することで負荷状態を算出し、算出され
た負荷状態を推定値とする。
なお、ここではS1004及びS1005を異なるステップとして説明しているが、記
憶部210から対応関係を読み出すことなく、記憶部210に格納されている対応関係を
直接参照することで、第3バンプ31b及び第4バンプ41bの負荷状態を推定するもので
あってもよい。
寿命推定部230は、負荷推定部220が推定した第2バンプ31b及び第4バンプ4
1bの負荷状態の推定値に基づいて、第2バンプ31b及び第4バンプ41bの寿命を推定
する。なお、この際には、第2バンプ31b及び第4バンプ41bの寿命を個々に推定する
ものであってもよいし、いくつかの第2バンプ31bをまとめて、またいくつかの第4バ
ンプ41bをまとめて、例えばこれらの寿命の平均として推定するものであってもよい。
ここで、寿命とは、第2バンプ31b及び第4バンプ41bが破損するまでの残り時間であ
ってもよいし、破断するまでの応力発生のサイクル回数であってもよい。
なお、第2バンプ31b及び第4バンプ41bの寿命推定方法としては、公知の方法(例
えば、特開2010−73795号公報)を用いることとし、ここでは詳細な説明を省略
する。
出力部80は、寿命推定部230が推定した第2バンプ31b及び第4バンプ41bの寿
命を受け取り、半導体装置100を使用するユーザに対して、第2バンプ31b及び第4
バンプ41bの寿命を表示により知らせる。
なお、記憶部210、負荷推定部220、寿命推定部230は、半導体装置200とコ
ネクタ95を介して電気的に接続される寿命推定装置(すなわち、記憶装置400及び演
算処理装置500)として、半導体装置200とは別に設けられるものであってもよい。
また、出力部80は、寿命推定装置と電気的に接続される表示装置として、半導体装置2
00とは別に設けられるものであってもよい。
本実施形態の半導体装置200によれば、一部のバンプ、すなわち少なくとも1つの第
1バンプ31a及び少なくとも1つの第3バンプ41aの破損により、第2バンプ31b及
び第4バンプ41bの寿命を推定することで、半導体装置200が故障する前にユーザに
対して使用の停止や修理等を促すことが可能となる。
(変形例)
図7は変形例に係る半導体装置300を示す図である。図7の半導体装置300は、1
つの第1半導体チップ20aと、2つの第2半導体チップ20bが積層している。また、図
8は図7に示す半導体装置300のD−D断面図である。なお、半導体装置100、20
0と同様の構成については同一の符号を付すことで、詳細な説明を省略する。なお、図8
では、コネクタ95、第1信号線90a、第2信号線90bは省略する。
図8に示すように、半導体装置300は、第1半導体チップ20aと第2半導体チップ
20bの少なくとも一部を積層方向に貫通する複数の貫通ビア310を備える。
貫通ビア310は、第1バンプ31a、第3バンプ41aを一部に含む導電性の電極であ
る。この貫通ビア310は、第1バンプ31a、第3バンプ41aを介して、積層半導体チ
ップ20のチップ間を電気的に接続する。
貫通ビア310は、第1バンプ31aと第3バンプ41aの間に、第1バンプ31aと第
3バンプ41aを電気的に絶縁する絶縁部320を有する。絶縁部320は、電気絶縁性
の部材であってもよいし、空隙であってもよい。
第2検出回路70では、第2接続部71と第2検出部72は2つの貫通ビア310を介
して閉じた直流回路を形成する。さらにこの直流回路は、1つの貫通ビア310について
、2つの第3バンプ41aを介している。すなわち、この構成によれば、1つの第2検出
部72によって、複数の第3バンプ41a、さらに第2接続部71や貫通ビア310のい
ずれかの破損を検出することができる。なお、ここでは、第2検出回路70を例に説明を
したが、第1検出回路60についても同様である。
なお、半導体装置300の製造方法としては、積層半導体チップ20のチップに対して
マスク、フォトリソグラフィー、エッチングのプロセスを用いて貫通孔を形成する。この
貫通孔にポリシリコンを充填する。チップ間をフリップチップ接続により製造することが
できる。このとき、絶縁部320は、特定のチップ層で貫通孔を局所的に形成しない方法
や、フリップチップ接続よってチップ間を接続する際に、バンプを局所的に配置しないな
どの方法等により製造することができる。
本実施形態の半導体装置300によれば、最小限の検出回路によって、すなわち簡単な
構成によって、半導体装置300内のより広域にわたってバンプ等の破損を検出すること
ができる。これにより、広域の破損状況を把握することができるので、バンプに発生する
クラックをさらに早期に検出することが可能となる。
また、貫通ビア310が絶縁部320を有することで、例えば第1検出部60または第
2検出部70として複数層に渡る直流回路を形成する場合に、第1検出部60が破損を検
出する経路の範囲と、第2検出部70が破損を検出する経路の範囲とが電気的に絶縁され
ているために、第1検出部60または第2検出部70が経路の破損を検出する際の精度を
向上させることが可能となる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態に係る半導体装置によれば、バンプに発生する
クラックを早期に検出することが可能となる。
これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図し
ていない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明
の要旨を逸脱しない範囲で、様々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実
施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載され
た発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10・・・回路基板
20・・・積層半導体チップ
20a・・・第1半導体チップ
20b・・・第2半導体チップ
30・・・第1接合部
31・・・バンプ
31a・・・第1バンプ
31b・・・第2バンプ
32・・・アンダーフィル樹脂
40・・・第2接合部
41・・・バンプ
41a・・・第3バンプ
41b・・・第4バンプ
42・・・アンダーフィル樹脂
50・・・パッケージ
60・・・第1検出回路
61・・・第1接続部
62・・・第1検出部
70・・・第2検出回路
71・・・第2接続部
72・・・第2検出部
80・・・出力部
90a・・・第1信号線
90b・・・第2信号線
95・・・コネクタ
100、200、300・・・半導体装置
400・・・記憶装置
500・・・演算処理装置
210・・・記憶部
220・・・負荷推定部
230・・・寿命推定部
310・・・貫通ビア

Claims (12)

  1. 回路基板と、
    前記回路基板の上方に積層された複数の半導体チップと、
    前記回路基板と前記半導体チップの空隙、及び2つの前記半導体チップの空隙のうち、いずれかの空隙に設けられた、第1バンプ、及び前記第1バンプよりも前記半導体チップの周縁部からの距離が遠い第2バンプと、
    前記回路基板と前記半導体チップの空隙、及び2つの前記半導体チップの空隙のうち、前記第1バンプ及び前記第2バンプが設けられた空隙とは異なるいずれかの空隙に設けられた、第3バンプ、及び前記第3バンプよりも前記半導体チップの周縁部からの距離が遠い第4バンプと、
    前記第1バンプと電気的に接続され、前記第1バンプの破損を検出し、前記第1バンプの破損を示す第1信号を生成する第1検出部と、
    前記第3バンプと電気的に接続され、前記第3バンプの破損を検出し、前記第3バンプの破損を示す第2信号を生成する第2検出部と、
    前記第1検出部と電気的に接続された第1信号線と、
    前記第2検出部と電気的に接続された第2信号線と、
    前記第1信号線及び前記第2信号線と電気的に接続され、前記第1信号線及び前記第2信号線を通して前記第1信号及び前記第2信号を受け取り、前記第1信号及び前記第2信号を受け取る時間差を算出し、当該時間差に基づいて前記第2バンプまたは前記第4バンプの負荷状態を推定する負荷推定部と、
    を備える半導体装置。
  2. 複数の前記半導体チップは、前記回路基板の上方に積層された複数の第1半導体チップと、前記第1半導体チップの上方に積層された複数の第2半導体チップとを含み、
    前記第1バンプ及び前記第2バンプは、前記回路基板と前記第1半導体チップの空隙、または2つの前記第1半導体チップの空隙のいずれかに設けられ、
    前記第3バンプ及び前記第4バンプは、前記第1半導体チップと前記第2半導体チップの空隙、または2つの前記第2半導体チップの空隙のいずれかに設けられる、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 複数の前記半導体チップは、前記回路基板の上方に設けられた第1半導体チップと、前記第1半導体チップの上方に設けられた第2半導体チップとを含み、
    前記第1バンプ及び前記第2バンプは、前記回路基板と前記第1半導体チップの空隙に設けられ、
    前記第3バンプ及び前記第4バンプは、前記第1半導体チップと前記第2半導体チップの空隙に設けられる、
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 複数の前記半導体チップを貫通する貫通ビアを備え、
    前記貫通ビアは、前記第1バンプ及び前記第3バンプを一部に含む、
    請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記貫通ビアは、前記第1バンプと前記第3バンプとの間に、前記第1バンプと前記第3バンプを電気的に絶縁する絶縁部を有する、
    請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第1検出部は、少なくとも前記第1バンプの第1電気特性を測定し、前記第1電気特性と前記第1バンプの破損時の電気特性を示す第1閾値とを比較して前記第1バンプの破損を検出し、
    前記第2検出部は、少なくとも前記第3バンプの第2電気特性を測定し、前記第2電気特性と前記第3バンプの破損時の電気特性を示す第2閾値とを比較して前記第3バンプの破損を検出する、
    請求項1に記載の半導体装置。
  7. 前記第1電気特性及び前記第2電気特性は、電気抵抗値、電流値、または電圧値のいずれかである、
    請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1バンプ及び前記第1検出部を電気的に接続する第1接続部と、
    前記第3バンプ及び前記第2検出部を電気的に接続する第2接続部と、
    を備え、
    前記第1検出部は、さらに前記第1接続部の破損を検出し、前記第2検出部は、さらに前記第2接続部の破損を検出する、請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記負荷状態とは、前記第2バンプまたは前記第4バンプの所定の基準位置からの変位量、または前記第2バンプまたは前記第4バンプに加わる応力である、
    請求項に記載の半導体装置。
  10. 前記負荷状態に基づいて、前記第2バンプまたは前記第4バンプの寿命を推定する寿命推定部、
    を備える請求項または請求項に記載の半導体装置。
  11. 回路基板と、
    前記回路基板の上方に積層された複数の半導体チップと、
    前記回路基板と前記半導体チップの空隙、及び2つの前記半導体チップの空隙のうち、いずれかの空隙に設けられた、第1バンプ、及び前記第1バンプよりも前記半導体チップの周縁部からの距離が遠い第2バンプと、
    前記回路基板と前記半導体チップの空隙、及び2つの前記半導体チップの空隙のうち、前記第1バンプ及び前記第2バンプが設けられた空隙とは異なるいずれかの空隙に設けられた、第3バンプ、及び前記第3バンプよりも前記半導体チップの周縁部からの距離が遠い第4バンプと、
    前記第1バンプと電気的に接続され、前記第1バンプの破損を検出し、前記第1バンプの破損を示す第1信号を生成する第1検出部と、
    前記第3バンプと電気的に接続され、前記第3バンプの破損を検出し、前記第3バンプの破損を示す第2信号を生成する第2検出部と、
    前記第1検出部と電気的に接続された第1信号線と、
    前記第2検出部と電気的に接続された第2信号線と、
    前記第1信号線及び前記第2信号線と電気的に接続され、前記第1信号線及び前記第2信号線を通して前記第1信号及び前記第2信号を受け取り、前記第1信号及び前記第2信号を受け取る時間差を算出し、当該時間差に基づいて前記第2バンプまたは前記第4バンプの負荷状態を推定する負荷推定部と、
    前記負荷状態に基づいて前記第2バンプまたは前記第4バンプの寿命を推定する寿命推定部と、
    を備える寿命推定装置。
  12. 回路基板と、
    前記回路基板の上方に積層された複数の半導体チップと、
    前記回路基板と前記半導体チップの空隙、及び2つの前記半導体チップの空隙のうち、いずれかの空隙に設けられた、第1バンプ、及び前記第1バンプよりも前記半導体チップの周縁部からの距離が遠い第2バンプと、
    前記回路基板と前記半導体チップの空隙、及び2つの前記半導体チップの空隙のうち、前記第1バンプ及び前記第2バンプが設けられた空隙とは異なるいずれかの空隙に設けられた、第3バンプ、及び前記第3バンプよりも前記半導体チップの周縁部からの距離が遠い第4バンプと、
    前記第1バンプと電気的に接続され、前記第1バンプの破損を検出し、前記第1バンプの破損を示す第1信号を生成する第1検出部と、
    前記第3バンプと電気的に接続され、前記第3バンプの破損を検出し、前記第3バンプの破損を示す第2信号を生成する第2検出部と、
    前記第1検出部と電気的に接続された第1信号線と、
    前記第2検出部と電気的に接続された第2信号線と、
    前記第1信号線及び前記第2信号線と電気的に接続され、前記第1信号線及び前記第2信号線を通して前記第1信号及び前記第2信号を受け取り、前記第1信号及び前記第2信号を受け取る時間差を算出し、当該時間差に基づいて前記第2バンプまたは前記第4バンプの負荷状態を推定する負荷推定部と、
    を備える半導体装置の寿命を推定する寿命推定方法であって、
    前記負荷状態に基づいて前記第2バンプまたは前記第4バンプの寿命を推定する、
    寿命推定方法。
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