JP5876639B2 - マルチチャンバエアバッグシステム - Google Patents

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Description

本開示は、一般的に、自動車におけるエアバッグを使用する分野に関する。より詳細には、本開示は、乗員の負傷を軽減するように乗員に加えられる拘束力を最適化するために、各チャンバが異なる圧力を有するマルチチャンバエアバッグに関する。
エアバッグは、車両の動的衝撃事象時に乗員を負傷から保護するために車両に配置される。車両の動的衝撃事象により、車両に配置されるセンサが反応し、エアバッグの展開が開始される。エアバッグは、典型的には炸薬(例えば、点火装置)を含むインフレータを用いてガスを急速にクッション又はチャンバに入れることにより、展開して膨張し得る。助手席エアバッグは、典型的には助手席のダッシュボード部に格納され、展開される。また、助手席エアバッグは、典型的には必要とされるパッケージ空間を最小化するために、エアバッグを圧縮するように折り畳んだり巻き取ったりする工程によってパッケージ化される。助手席エアバッグは、車両の動的衝撃事象時に乗員の頭部及び胴部を保護するために、典型的にはダッシュボードの上部(すなわち、グローブボックスの上方)から実質的に後方かつ上方へ展開する。
ダッシュボードの上面側表面(図3に示す)又はダッシュボードの後面側表面(図4に示す)に取り付けられる助手席エアバッグ60を含むように車両を構成することは公知である。エアバッグ60は、単一のチャンバを有するように構成されてもよい。これにより、インフレータによって発生したガスが直接的にエアバッグチャンバに送り込まれ、エアバッグチャンバが展開して膨張し、車両衝突時に車両乗員を保護する。バイローブ状のエアバッグを構成することも公知である。バイローブ状のエアバッグは、間隙又は空隙により分離される二つの隣接するローブを有するシングルチャンバエアバッグを含む。これにより、各ローブは、インフレータにより直接的に膨らまされる。これらの構成方法にはいくつかの短所がある。そして、エアバッグの展開時に、チャンバ又は各ローブが実質的に同じ膨脹力を有するため、乗員に対する全ての接触面に実質的に均一な拘束力を加える、ことが重要な短所である。
複数のチャンバを含むようにエアバッグを構成することが有利であろう。これにより、各チャンバは、異なる所定の拘束力を乗員に加え得るため、拘束力を最適化する(すなわち、低重量の頭頸部領域には低い拘束力を、高重量の胸部又は胴部領域には高い拘束力を加える)ことによって乗員の負傷を軽減する。この構成により、最適化された乗員保護が提供され、頭頸部への負傷が減少する。
本開示の一実施例は、自動車内で使用されるエアバッグに関する。エアバッグは、膨張ガスを供給するためのガス発生器と、ガス発生器により直接的に膨らまされるように構成される下部チャンバと、下部チャンバより上方に近接して配置される上部チャンバと、下部チャンバと上部チャンバとを分離し、膨張ガスを透過するように構成される拡散板と、を含む。上部チャンバは、拡散板を介してガス発生器により間接的に膨らまされ、展開完了時における内圧は、展開された下部チャンバの内圧より低くなる。エアバッグは、折り畳まれたエアバッグ及びガス発生器を格納するためのハウジングと、エアバッグの展開時に安定性を提供する少なくとも一つのテザーであって、下部チャンバの下部から上部チャンバの下部まで実質的に鉛直方向に伸長するように構成され得るテザーと、をさらに含んでいてもよい。拡散板は、複数の孔を含んでいてもよいし、ガス流を透過させる多孔質材料で構成されていてもよい。
本開示の別の実施形態は、自動車内で使用される膨張可能な安全装置に関する。膨張可能な安全装置は、拡散板によって上部チャンバに結合される下部チャンバを有するエアバッグと、膨張ガスをエアバッグに供給するガス発生器と、を含む。下部チャンバは、ガス発生器により直接的に膨らまされるように構成され、上部チャンバは、下部チャンバの内圧より内圧が低く、拡散板の拡散手段を通じてガス発生器により間接的に膨らまされる。拡散板は、下部チャンバと上部チャンバとを分離し、所定のガス流を透過させる拡散手段を有するように構成される。拡散手段は、ガス流を透過させる複数の孔を含んでいてもよい。又は、拡散板は、ガス流を透過させる多孔質材料で構成されていてもよい。膨張可能な安全装置は、折り畳まれたエアバッグ及びガス発生器を格納するためのハウジングと、エアバッグの展開時に安定性を提供する少なくとも一つのテザーであって、下部チャンバの下部から上部チャンバの下部まで実質的に鉛直方向に伸長するように構成され得るテザーと、をさらに含む。
自動車の一例示的実施形態の斜視図である。 自動車(例えば、図1の自動車)の室内乗員区画の一例示的実施形態の斜視図である。 折り畳まれていない(展開した)状態のシングルチャンバエアバッグの従来例を示す室内乗員区画(例えば、図2の乗員区画)の車両断面図である。 折り畳まれていない(展開した)状態のシングルチャンバエアバッグの別の実施形態の車両断面図である。 折り畳まれた(展開していない)状態で示されるマルチチャンバエアバッグの一例示的実施形態による図2の室内乗員区画の車両断面図である。 折り畳まれていない(展開した)状態で示されるマルチチャンバエアバッグの一例示的実施形態による図2の室内乗員区画の車両断面図である。 折り畳まれていない(展開した)状態で示されるマルチチャンバエアバッグの別の例示的実施形態の車両断面図である。 折り畳まれていない(展開した)状態で示されるマルチチャンバエアバッグの別の例示的実施形態の車両断面図である。 マルチチャンバエアバッグ(例えば、図8のマルチチャンバエアバッグ)の中で使用されるガス経路構成の一例示的実施形態の詳細図である。 マルチチャンバエアバッグ内で使用されるガス経路構成の別の例示的実施形態の詳細図である。 折り畳まれていない(展開した)状態で示されるマルチチャンバエアバッグの別の例示的実施形態の車両断面図である。 折り畳まれていない(展開した)状態で示されるマルチチャンバエアバッグの別の例示的実施形態の車両断面図である。 折り畳まれていない(展開した)状態で示されるマルチチャンバエアバッグの別の例示的実施形態の斜視図である。
一般に、図に関しては自動車内で使用されるマルチチャンバエアバッグを開示する。マルチチャンバエアバッグは、展開時に乗員に加えられる拘束力を最適化することによって乗員保護を改良するように構成される。本開示によれば、マルチチャンバエアバッグは複数のチャンバを有し、(展開時に)各チャンバのチャンバ圧が調整され、各チャンバにより乗員と接触する特定領域に加えられる拘束力を制御することにより、改良された乗員保護を提供することができる。さらに、低重量(及び低コスト)のインフレータを使用することにより直接的な膨張量が低下し得るため、開示されたマルチチャンバエアバッグは、質量及びコストを低減し得る。
一例示的実施形態によれば、マルチチャンバエアバッグシステムは、上部チャンバと、下部チャンバと、センターパネルと、インフレータと、を含む。下部チャンバは、インフレータにより直接的に膨らまされてもよい。これにより、下部チャンバはチャンバ圧が高くなるので、展開時に乗員の胴部を支持し得る。上部チャンバは、乗員の頭頸部を支持してもよく、インフレータにより間接的に膨らまされてもよい。これにより、上部チャンバのチャンバ内圧は、展開時に下部チャンバのチャンバ内圧より低くなる。センターパネルは、上部チャンバと下部チャンバとを分離し、下部チャンバから上部チャンバにガスが移動できるようにしている。
別の例示的実施形態によれば、マルチチャンバエアバッグシステムは、上部チャンバと、下部チャンバと、センターパネルと、インフレータと、少なくとも一つのテザーと、を含む。下部チャンバは、インフレータにより直接的に膨らまされてもよい。これにより、下部チャンバはチャンバ圧が高くなるので、展開時に乗員の胴部を支持し得る。上部チャンバは、乗員の頭頸部を支持してもよく、インフレータにより間接的に膨らまされてもよい。これにより、上部チャンバのチャンバ内圧は、展開時に下部チャンバのチャンバ内圧より低くなる。センターパネルは、上部チャンバと下部チャンバとを分離し、下部チャンバから上部チャンバにガスが移動できるようにしている。エアバッグは、展開経路又は展開形状を改良し、さらに乗員保護を改良するためにテザーを含むように構成されてもよい。
別の例示的実施形態によれば、マルチチャンバエアバッグシステムは、上部チャンバと、下部チャンバと、上部チャンバと下部チャンバとを分離するセンターパネルと、インフレータと、エアバッグリング、とを含む。下部チャンバ及び上部チャンバは、エアバッグリングを介してインフレータにより直接的に膨らまされてもよい。エアバッグリングは、各チャンバに入るガスの量を制御する。これにより、展開時に上部チャンバのチャンバ内圧は、下部チャンバのチャンバ内圧より低くなってもよい。
別の例示的実施形態によれば、マルチチャンバエアバッグシステムは、上部チャンバと、下部チャンバと、上部チャンバと下部チャンバを分離するセンターパネルと、インフレータと、ディフューザと、を含む。下部チャンバ及び上部チャンバは、ディフューザを介してインフレータにより直接的に膨らまされてもよい。ディフューザは、各チャンバに入るガスの量を制御する。これにより、展開時に上部チャンバのチャンバ内圧は、下部チャンバのチャンバ内圧より低くなってもよい。
図1に、マルチチャンバエアバッグアセンブリ30を含む自動車20の一例示的実施形態を示す。車両20は典型的セダンとして示されるが、本開示の装置は任意のタイプの乗用車だけでなく、前方に設置されたエアバッグによって着席した乗員に乗員保護を提供する他の移動車両に利用してもよい。
図2に、一例示的実施形態による図1の車両20の乗員区画21を示す。車両20の乗員区画21は、ダッシュボードアセンブリ24と、マルチチャンバエアバッグアセンブリ30と、助手席アセンブリ22と、を含む。別の例示的実施形態によれば、ダッシュボードアセンブリ24は、ダッシュボードアセンブリ24内に組み込まれたマルチチャンバエアバッグアセンブリ30を含んでいてもよく、車両20に固有のパッケージ条件に適合するように構成されていてもよい。マルチチャンバエアバッグアセンブリ30は、様々なパッケージ条件で使用できるように柔軟に構成でき、自動車メーカーの特定のニーズを満たすように調整してもよい。
図5に、折り畳まれた又は展開していない状態のマルチチャンバエアバッグアセンブリ30の一例示的実施形態を示す。マルチチャンバエアバッグアセンブリ30は、エアバッグ34と、典型的には炸薬(例えば、点火装置)を用いてエアバッグ34を展開して膨張させるためにガスを供給するガス発生器(又はインフレータ)32と、を含む。エアバッグ34は、巻き取り及び/又は折り畳む方法によってパッケージ化され、ダッシュボードアセンブリ24内に格納されてもよい。一例示的実施形態によれば、マルチチャンバエアバッグアセンブリ30は、展開時にまずエアバッグが実質的に上方へ展開し、続いて乗員の方に実質的に後方へ展開し、車両断面方向及び上下方向に膨張するように格納されてもよい。図5及び6に示すように、本実施形態は、典型的には展開時にエアバッグ34がダッシュボードアセンブリ24の上の上面側表面を破断するように構成される。別の例示的実施形態によれば、図4に示される実施形態と同様に、マルチチャンバエアバッグアセンブリ30は、展開時にエアバッグ34が乗員の方に実質的に後方へ展開し、車両断面方向及び上下方向に膨張するように格納されてもよい。本実施形態は、典型的には展開時にエアバッグ34がダッシュボードアセンブリ24の後面側表面又はグローブボックスアセンブリの扉を破断するように構成される。マルチチャンバエアバッグアセンブリ30は、他の実施形態によってパッケージ化されてもよいし、他の方法で展開してもよいし、これらの例示的実施形態により限定されない。
別の実施形態によれば、マルチチャンバエアバッグアセンブリ30の一例示的実施形態は、エアバッグ34と、ハウジング31と、ガス発生器32と、を含む。ハウジング31は、スチール、アルミニウム、複合材料又は他の有用な材料で作製されていてもよく、マルチチャンバエアバッグアセンブリ30を構造的に支持し、折り畳まれたエアバッグ34を格納し、ガス発生器32を保持してもよい。ハウジング31は、車両20又は車両20の任意の部材にマルチチャンバエアバッグアセンブリ30を取り付ける部分を備えていてもよい。取付部は、従来の係止具(例えば、ボルト、リベット)に対応する押出孔を含んでいてもよい。或いは、取付部は、溶接ナット、ボルト、隙間又は部材を結合する他の有用な機構であってもよい。
図6に、折り畳まれていない又は展開された状態の図5のマルチチャンバエアバッグアセンブリ30の例示的実施形態を示す。一例示的実施形態によれば、エアバッグ34は、下部チャンバ38と、上部チャンバ36と、拡散板(又はセンターパネル)40と、を含む。下部チャンバ38は、展開時にガス発生器32がガスを直接的にエアバッグ34の下部チャンバ38に送り込み、下部チャンバ38を展開して膨張させるように、ハウジング31に結合されてもよい。
例示的実施形態によれば、拡散板40は、織布又は他の材料若しくはフィルムで作製されていてもよく、コーティングされていてもよいし、コーティングされていなくてもよい。拡散板40は、所定の圧力でガスの移動を可能にする複数の孔を含んでいてもよい。他の例示的実施形態によれば、拡散板40は、拡散板40を構成する織布又は材料のメッシュ構造を介してガスを拡散してもよい。センターパネル40は、安全システムの性能を最適化するために、所定の圧力に基づいた所定の割合でガスを拡散するように構成されてもよい。エアバッグアセンブリ30の展開時に下部チャンバ38の内圧が所定の圧力に達すると、ガスは、拡散板40を介してエアバッグ34の上部チャンバ36に拡散し始め、上部チャンバ36を膨張させて展開させる。したがって、図6に示すように、上部チャンバ36はガス発生器32により間接的に膨らまされてもよい。この構成は、チャンバ内圧がそれぞれ異なる複数のチャンバをもたらす。図6の例示的実施形態によれば、上部チャンバ36のチャンバ内圧は、下部チャンバ38のチャンバ内圧より低くてもよい。これにより、上部チャンバ36は乗員の頭頸部領域を支持し、下部チャンバ38は乗員の胴部領域を支持する。この構成によって、低重量の乗員頭頸部に加えられる拘束力が小さく、高重量の乗員胴部に加えられる拘束力が大きくなり、乗員保護が最適化される。この最適化された保護により、乗員、特に乗員頭頸部の負傷の可能性が減少する。
他の実施形態によれば、マルチチャンバエアバッグアセンブリは、直接的又は間接的に膨らまされるチャンバを任意の個数含み、間接的に膨らまされる各チャンバが、直接的に膨らまされるチャンバから拡散板により分離されるように構成されてもよい。各拡散板は、膨張ガスに異なる移動速度を与え、特定のチャンバの膨張を制御し、さらに特定のチャンバの内圧を制御して乗員に所定の拘束力を加えるように構成されてもよい。したがって、マルチチャンバエアバッグアセンブリは、複数のチャンバを有し、それぞれが車両衝撃事象時に展開を引き起こす最適化された乗員保護を提供する所定の内圧となるように、調整されていてもよい。他の例示的実施形態によれば、マルチチャンバエアバッグアセンブリは、ガス発生器により直接的に膨らまされる一以上のチャンバを有し、拡散板を介して間接的に膨らまされる少なくとも一つの他のチャンバを有していてもよい。
拡散板40は、展開時に下部チャンバ38に対して凹部及び凸部41,42の組合せを含む幾何学形状を形成するように構成されてもよい。一例示的実施形態によれば、展開時にエアバッグアセンブリ30の拡散板40は、第1の凸部42と、第2の凸部42と、凹部41と、を含み、凹部41は車両20の前後方向の第1及び第2の凸部42の間に設置される。このように拡散板40を構成すると、実質的に平坦なセンターパネルを含むマルチチャンバエアバッグより相対的にバウンドが少なくなるため、展開時のエアバッグアセンブリ30の安定性が改善される。本出願で開示される拡散板40の構成では、下部チャンバ38から上部チャンバ36に、実質的に鉛直方向の他に、実質的に水平方向又は斜め方向に膨張ガス(及び膨張ガスにより生じた力)を導くことによって、生じるバウンドを少なくする。ここで、平坦な拡散板は実質的に鉛直方向にのみガスを導く。ハウジングに結合されるエアバッグの固定部分とセンターパネルの全長に渡って変化する拡散位置との間のオフセット距離に起因して、展開時に平坦な拡散板により生じた実質的に鉛直方向の力は、エアバッグがバウンドする傾向を大きくしている。典型的には車両のダッシュボードとフロントガラスとの間において、これらの鉛直方向の拡散力は、エアバッグのバウンドを誘引する各オフセット距離から一連のモーメントを生じる。一連の凹部及び凸部41,42を含む拡散板40により構成されるエアバッグアセンブリ30は、多くのガスを実質的に水平方向及び斜め方向に導いてバウンドを低減させる。この構成ではフロントガラス26とダッシュボード24との間に直接的に注入されるガス量も少ないので、さらにバウンドを低減させる。
他の実施形態によれば、エアバッグアセンブリは、センターパネルを含むように構成されてもよい。エアバッグアセンブリは、凹部及び凸部の任意の組合せを含み、上述の例示的実施形態に限定されない。さらに、センターパネルは、実質的に鉛直方向の対向部を介してガス流を拘束すること及び/又は実質的に水平方向の対向部を介してガス流を増加させることによって、下部チャンバから上部チャンバのセンターパネルを介した膨張から生じる鉛直方向の力を低下させるように構成されてもよい。
さらに、マルチチャンバエアバッグアセンブリも、従来構成されてきたエアバッグより低重量のガス発生器により構成されてもよい。典型的には、必要とされるガス発生器のサイズを設計する際の重要なパラメータのうちの一つは、直接的に膨らまされるエアバッグの容積である。開示されたマルチチャンバエアバッグアセンブリは、直接的に膨らまされる容積を減らしてもよいので、マルチチャンバエアバッグアセンブリを構成する際に低重量及び低コストのガス発生器が使用可能となる。
図7に、折り畳まれていない又は展開された状態のマルチチャンバエアバッグアセンブリ130の別の例示的実施形態を示す。マルチチャンバエアバッグアセンブリ130は、ハウジング31と、エアバッグ134と、ガス発生器32と、少なくとも一つのテザー50と、を含む。エアバッグ134は、ガス発生器32により直接的に膨らまされる少なくとも一つのチャンバ(例えば、下部チャンバ38)と、ガス発生器32により間接的に膨らまされる少なくとも一つのチャンバ(例えば、上部チャンバ36)と、直接的に膨らまされるチャンバから間接的に膨らまされるチャンバを分離する少なくとも一つの拡散板40と、を含む。拡散板40は、展開時に二つの凸部142と、それらの間の凹部141と、を形成する。図7に示すように、テザー50は、実質的に鉛直方向に伸長する。他の実施形態によれば、テザー50は、実質的に水平方向、実質的に斜めの方向又は他の任意の有用な方向に伸長するように構成されてもよい。テザー50は、展開時にエアバッグ134を支持し、エアバッグ134の経路又は形状を調整し、車両の動的事象時の乗員負傷をさらに減少するように乗員保護をさらに改良する。
図8及び9に、折り畳まれていない又は展開された状態のマルチチャンバエアバッグアセンブリ230の別の例示的実施形態を示す。マルチチャンバエアバッグアセンブリ230は、ハウジング231と、インフレータ232と、エアバッグ234と、エアバッグリング244と、を含む。エアバッグ234は、センターパネル240により分離される下部チャンバ238及び上部チャンバ236を含む。センターパネル240は、展開時に二つの凸部242と、二つの凸部242の間の凹部241と、を形成する。センターパネル240は、各チャンバに注入されるガスの量を調整するためにエアバッグリング244に結合されてもよい。
エアバッグリング244は、スチール製又は膨張ガスの生成及び拡散によって生じる高温及び高圧に耐え得る他の材料で作製されていてもよい。エアバッグリング244は、壁又は仕切板により分離される第1のキャビティ245及び第2のキャビティ246を含む。エアバッグリング244は、センターパネル240に結合されていてもよい。エアバッグリング244の第1のキャビティ245は、エアバッグ234の下部チャンバ238を直接的に膨張させる膨張ガスの注入口の役割をし、エアバッグリング244の第2のキャビティ246は、エアバッグ234の上部チャンバ236を直接的に膨張させる膨張ガスの注入口の役割をする。エアバッグリング244の第1及び第2のキャビティ245,246は、膨張ガスを流入させるための孔を含んでいてもよい。一例示的実施形態によれば、第1のキャビティ245の孔は、第2のキャビティ246の孔より多くの膨張ガスを透過させ、下部チャンバ238に上部チャンバ236より高いチャンバ内圧を生じさせる。異なるエアバッグチャンバ236,238の圧力は、エアバッグリングのキャビティ245,246の孔の個々の構成により調整されてもよい。例えば、エアバッグリングの第1のキャビティ245は、エアバッグリングの第2のキャビティ246の孔より大きい又は多くの孔を有し、これにより、1秒間に透過する膨張ガスの量が多くなる。
図10に、エアバッグハウジング31に結合されるエアバッグリング44の一例示的実施形態を示す。エアバッグリング44は、同時にインフレータ32を包み込む。図6に示すように、この構成をマルチチャンバエアバッグアセンブリ(例えば、マルチチャンバエアバッグアセンブリ30)の構成に用いてもよい。エアバッグリング44は、単一のキャビティを含み、エアバッグアセンブリ30の展開時に膨張ガスを透過させる孔を含む。
図11に、マルチチャンバエアバッグアセンブリ330の別の例示的実施形態を示す。マルチチャンバエアバッグアセンブリ330は、ハウジング331と、ハウジング331に結合される第1及び第2のインフレータ332,333と、エアバッグ334と、を含む。エアバッグ334は、下部チャンバ338と、上部チャンバ336と、下部チャンバ及び上部チャンバ338,336を分離するセンターパネル340と、を含む。第1のインフレータ332は、作動時にエアバッグ334の下部チャンバ338を直接的に膨張させ得る膨張ガスを分散供給する。第2のインフレータ333は、作動時にエアバッグ334の上部チャンバ336を直接的に膨張させ得る膨張ガスを分散供給する。センターパネル340は、エアバッグ334の展開時に下部チャンバ338に対して凸部及び凹部342,341の組合せ形状を形成する。第1のインフレータ332は、第2のインフレータ333より強力である(すなわち、多くの膨張ガスを発生させて高い膨張圧を生じさせる)ように構成されてもよい。これにより、展開時に下部チャンバ338のチャンバ内圧は、上部チャンバ336のチャンバ内圧より高くなってもよい。
図12に、マルチチャンバエアバッグアセンブリ430の別の例示的実施形態を示す。マルチチャンバエアバッグアセンブリ430は、ハウジング431と、インフレータ432と、エアバッグ434と、ディフューザ447と、を含む。エアバッグ434は、下部チャンバ438と、上部チャンバ436と、下部チャンバ及び上部チャンバ438,436を分離するセンターパネル440と、を含む。センターパネル440は、ディフューザ447に結合されてもよい。センターパネル440は、エアバッグ434の展開時に下部チャンバ438に対して凸部及び凹部442,441の組合せ形状を形成する。ディフューザ447は、エアバッグ434に結合されてもよく、インフレータ432の作動時に上部チャンバ436より多くの膨張ガスを下部チャンバ438に導いてもよい。これにより、下部チャンバ438のチャンバ内圧は、上部チャンバ436より高くなる。
一例示的実施形態によれば、ディフューザ447は、膨張ガスを透過させる布又は織布で作製されていてもよい。他の実施形態によれば、ディフューザ447は、ポリマー、複合材料又は他の有用な材料で作製されていてもよい。ディフューザ447は、コーティングされていてもよいし、コーティングされていなくてもよく、孔、空隙又はガスを透過させる他の有用な機構を含んでいてもよい。
図13に、エアバッグ534の別の例示的実施形態の一部を示す。エアバッグ534は、下部チャンバ538と、上部チャンバ536(明瞭にするために図示せず)と、上部チャンバ及び下部チャンバ536,538を分離するセンターパネル540と、を含む。センターパネル540は、縫合によって上部チャンバ及び下部チャンバ536,538の両方に結合され、展開時に凹部541により分離される二つの凸部542を形成する。下部チャンバ538は、展開時に膨張ガスをチャンバに入れて展開させる開口部を一端に含む。一例示的実施形態によれば、センターパネル540をチャンバに結合する縫合は、膨張ガスを下部チャンバ538から上部チャンバ536にセンターパネル540を介して透過させる間隙(又は空隙)548を含む。空隙548の数量及びサイズ(例えば、長さ及び幅)によって下部チャンバ538から上部チャンバ536に移動する膨張ガスの量が決まるので、個々の用途に応じて空隙548の数量及びサイズを変更又は調整してもよい。なお、この構成が他の構成(例えば、下部チャンバから上部チャンバへの膨張ガスの移動にさらに影響を与える孔を含むセンターパネルを有する構成)と連結し得ることに留意すべきである。
本願明細書で使用される、「およそ」、「約」、「実質的に」、及び同様の用語は、一般常識に即して広い意味をもち、本開示の主題が属する技術分野の当業者によって、慣用表現であると認められることを意図されたものである。これらの用語は、記載され、特許請求されている特定の特徴の範囲を与えられた正確な数値範囲に限定することなく、これらの特徴の説明が可能となるように意図されるものであることを、本開示を検討する当業者なら理解するであろう。したがって、記載され、特許請求された主題に関する実質的でない又は重要でない修正又は変更が、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内であるとみなされるものとして、これらの用語は解釈されるべきである。
なお、本明細書で様々な実施形態について使用される用語「例示的な」は、かかる実施形態が、可能な実施形態の可能な具体例、表現及び/又は説明図であることを示すように意図されたものである(また、この用語は、かかる実施形態が必ずしも特別又は最良の具体例であることを暗示するように意図されたものではない)ことに留意すべきである。
用語「結合された」、「連結された」及び本明細書で使用される類似の用語は、二つの部材を直接的又は間接的に互いに接合することを意味する。かかる接合は、固定式(例えば、永続的)でも可動式(例えば、取外し可能又は解放可能な)でもよい。かかる接合は、二つの部材又は二つの部材と任意に追加される中間部材により単一で単体の物体として一体的に形成してもよい。あるいは、二つの部材又は二つの部材と任意に追加される中間部材を互いに取り付けて形成してもよい。
本明細書における要素(例えば、「上部」、「底部」、「上に」、「下に」など)の位置の言及は、各図面における様々な要素の方向を説明するために使用されるに過ぎない。様々な要素の方向は、その他の例示的実施形態に応じて異なり、このようなバリエーションが本開示に包含されるように意図されたものである点に留意すべきである。
様々な例示的実施形態に示すマルチチャンバエアバッグシステムの構造及び構成は、例示的なものに過ぎない点に留意することが重要である。本開示においては、いくつかの実施形態のみを詳細に説明してきたが、本明細書に開示されている主題の新規な教示及び効果から著しく逸脱することなく多くの変更態様が可能である(例えば、サイズ、寸法、構造、様々な要素の形状及び比率、パラメータの値、取り付け構成、使用される材料、色、方向などにおけるバリエーション)ことを、この開示を検討する当業者なら容易に理解するであろう。例えば、一体的に形成されるように示される要素は、複数の部品又は要素で構成してもよく、要素の位置を逆にする又は変更してもよく、個別の要素又は位置の性質又は数は、変更又は変化してもよい。任意のプロセス又は方法ステップの順序又は配列は、代替実施例により変更する又は再配列してもよい。様々な例示的実施形態の設計、動作条件及び構成において、本発明の範囲から逸脱することなく、その他の置換、改変、変更及び省略を行うことが可能である。
20 車両
21 乗員区画
22 助手席アセンブリ
24 ダッシュボードアセンブリ
26 フロントガラス
30,130,230,330,430 マルチチャンバエアバッグアセンブリ
31,231,331,431 ハウジング
32,232,432 インフレータ
332 第1のインフレータ
333 第2のインフレータ
34,134,234,334,434,534 エアバッグ
36,236,336,436,536 上部チャンバ
38,238,338,438,538 下部チャンバ
40,240,340,440,540 センターパネル(拡散板)
41,141,241,341,441,541 凹部
42,142,242,342,442,542 凸部
44,244 エアバッグリング
50 テザー
60 助手席エアバッグ
245 第1のキャビティ
246 第2のキャビティ
447 ディフューザ
548 間隙(空隙)

Claims (12)

  1. 自動車内で使用されるエアバッグであって、
    膨張ガスを供給するためのガス発生器と、
    前記ガス発生器により直接的に膨らまされるように構成される下部チャンバと、
    前記下部チャンバより上方に近接して配置される上部チャンバと、
    前記下部チャンバと前記上部チャンバとを分離するように縫合され、膨張ガスを透過するように構成される拡散板と、を含み、
    前記上部チャンバは、前記拡散板を介して前記ガス発生器により間接的に膨らまされ、展開完了時における内圧は、展開された前記下部チャンバの内圧より低くなり、
    前記拡散板は、前記エアバッグの展開時に前記下部チャンバに対して少なくとも二つの凸部と少なくとも一つの凹部とを含み、
    前記拡散板の前記凸部及び前記凹部は、前記拡散板に沿って連続的に交互に配列されており、前記下部チャンバから前記上部チャンバに向かって鉛直方向の他に水平方向又は斜め方向に膨張ガスを導くように構成されている、
    ことを特徴とするエアバッグ。
  2. ハウジングと該ハウジングに結合されるエアバッグリングとをさらに備え、前記ハウジングは、折り畳まれた前記エアバッグ及び前記ガス発生器を格納するように構成され、前記拡散板の一部は、前記エアバッグリングに結合される、請求項1に記載のエアバッグ。
  3. 前記エアバッグの展開時に安定性を提供する少なくとも一つのテザーをさらに備える、請求項1に記載のエアバッグ。
  4. 前記少なくとも一つのテザーは、下部チャンバの下部から上部チャンバの下部まで実質的に鉛直方向に伸長するように構成され得る、請求項3に記載のエアバッグ。
  5. 前記拡散板は、ガス流を透過させる多孔質材料で構成される、請求項1に記載のエアバッグ。
  6. 前記下部チャンバは、前記ガス発生器に結合される、請求項1に記載のエアバッグ。
  7. 自動車内で使用される膨張可能な安全装置であって、
    下部チャンバと上部チャンバとを分離するように縫合された拡散板によって前記上部チャンバに結合される前記下部チャンバを有するエアバッグと、
    膨張ガスを前記エアバッグに供給するように構成されたガス発生器と、を備え、
    前記下部チャンバは、前記ガス発生器により直接的に膨らまされるように構成され、
    前記上部チャンバは、所定量の膨張ガスを透過させることによって前記拡散板を通じて前記ガス発生器により間接的に膨らまされ、内圧が前記下部チャンバの内圧より低く、
    前記拡散板は、前記エアバッグの展開時に前記下部チャンバに対して凸部及び凹部を含み、前記拡散板の一部は、前記ガス発生器に近接した位置に固定されており、
    さらに、前記拡散板の前記凸部及び前記凹部は、前記拡散板に沿って連続的に交互に配列されており、前記下部チャンバから前記上部チャンバに向かって鉛直方向の他に水平方向又は斜め方向に膨張ガスを導くように構成されている、
    ことを特徴とする膨張可能な安全装置。
  8. ハウジングと該ハウジングに結合されるエアバッグリングとをさらに備え、前記ハウジングは、折り畳まれた前記エアバッグ及び前記ガス発生器を格納するように構成され、前記拡散板の一部は、前記エアバッグリングに結合され、前記エアバッグリングは、壁又は仕切板により分離される第1のキャビティ及び第2のキャビティを含む、請求項7に記載の膨張可能な安全装置。
  9. 前記エアバッグの展開時に安定性を提供する少なくとも一つのテザーをさらに備える、請求項7に記載の膨張可能な安全装置。
  10. 前記少なくとも一つのテザーは、前記下部チャンバの下部から前記上部チャンバの下部まで実質的に鉛直方向に伸長するように構成され得る、請求項9に記載の膨張可能な安全装置。
  11. 前記拡散板は、ガス流を透過させる複数の孔を含む、請求項7に記載の膨張可能な安全装置。
  12. 前記下部チャンバは、ガス発生器に結合される、請求項7に記載の膨張可能な安全装置。
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