JP5873751B2 - 作業機 - Google Patents

作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP5873751B2
JP5873751B2 JP2012091867A JP2012091867A JP5873751B2 JP 5873751 B2 JP5873751 B2 JP 5873751B2 JP 2012091867 A JP2012091867 A JP 2012091867A JP 2012091867 A JP2012091867 A JP 2012091867A JP 5873751 B2 JP5873751 B2 JP 5873751B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
state
throttle
lever
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012091867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013221422A (ja
Inventor
信男 山崎
信男 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012091867A priority Critical patent/JP5873751B2/ja
Priority to US13/763,790 priority patent/US9334810B2/en
Priority to EP13159123.2A priority patent/EP2650513B1/en
Publication of JP2013221422A publication Critical patent/JP2013221422A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5873751B2 publication Critical patent/JP5873751B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1065Mechanical control linkage between an actuator and the flap, e.g. including levers, gears, springs, clutches, limit stops of the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/02Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by hand, foot, or like operator controlled initiation means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/04Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by mechanical control linkages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/02Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning induction conduits
    • F02D2009/0201Arrangements; Control features; Details thereof
    • F02D2009/0254Mechanical control linkage between accelerator lever and throttle valve
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/02Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning induction conduits
    • F02D2009/0201Arrangements; Control features; Details thereof
    • F02D2009/0255Arrangements; Control features; Details thereof with means for correcting throttle position, e.g. throttle cable of variable length

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

本発明は、作業機の作業状態や非作業状態に対応させてエンジンの回転数を調整可能な作業機に関する。
作業機のなかには、作業機の作業状態や非作業状態に対応させてエンジンの回転数が電気的に制御可能に構成されたものが知られている。
この作業機によれば、作業状態から非作業状態に切替操作されたとき、非作業状態への切替操作を検出し、検出した情報に基づいてエンジンの回転数を下げるように制御することが可能である。
一方、非作業状態から作業状態に復帰したとき、作業状態への切替操作を検出し、検出した情報に基づいてエンジンの回転数を上げるように制御することが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−248975号公報
しかし、特許文献1の作業機は、作業状態や非作業状態に対応させてエンジンの回転数を制御するために、作業状態や非作業状態への切替操作をセンサで検出する必要がある。
さらに、センサからの検出信号に基づいて制御部からアクチュエータに信号を伝え、伝えられた信号でエンジンの回転数を調整する必要がある。
このため、作業機にセンサ、制御部、アクチュエータなどの電気部品を備える必要があり、そのことがコストを抑える妨げになっていた。
本発明は、コストを抑えることが可能で、かつ、作業状態や非作業状態に対応させてエンジンの回転数を調整可能な作業機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、走行部によって前進走行しながら除雪作業部によって除雪可能な歩行型の作業機であって、エンジンの動力を前記走行部に伝達可能な走行状態と伝達不能な停止状態とに切り替え操作するクラッチレバーと、前記作業機を前進走行と停止状態と後進走行とに切り替えるように、変速機構を前進走行状態と中立状態と後進走行状態とに切り替え操作する変速レバーとを備えた作業機において、
前記エンジンの回転数を調整可能な回転数調整手段にスロットルレバーを連結し、前記スロットルレバーの操作量を前記回転数調整手段に伝達可能なスロットルケーブルと、前記スロットルケーブルを案内可能で、かつ、間隔をおいて設けられた複数のガイド部材と、前記複数のガイド部材の間に、前記スロットルケーブルを張った状態に押圧可能なケーブル押当部が配置され、該ケーブル押当部が揺動可能なアーム部に設けられたケーブル張緩手段と、2つの連結手段とを備え、
前記2つの連結手段のなかの、一方の連結手段は、前記クラッチレバーが停止状態に切り替え操作されたときに、前記ケーブル押当部を、前記スロットルケーブルに押圧させる張位置から、前記スロットルケーブルが緩められる緩位置へ移動可能に、前記アーム部を前記クラッチレバーに連結し、
前記2つの連結手段のなかの、他方の連結手段は、前記変速レバーに連動可能であって、前記変速レバーが後進走行状態に切り替え操作されたときに、前記ケーブル押当部を、前記スロットルケーブルに押圧させる張位置から、前記スロットルケーブルが緩められる緩位置へ移動可能に、前記アーム部に連結し、
前記クラッチレバーと前記変速レバーとを操作することにより前記ケーブル押当部を前記スロットルケーブルに押圧させる張位置と、前記スロットルケーブルが緩められる緩位置との間で移動可能としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記アーム部に連結され、前記ケーブル押当部を前記張位置に保持可能な牽引付勢手段を備え、前記変速レバーを前記後進走行状態に切り替えることにより、前記牽引付勢手段の付勢力に抗して前記ケーブル押当部を前記緩位置に移動可能としたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記アーム部に連結され、前記ケーブル押当部を前記緩位置に保持可能な付勢手段を備え、前記クラッチレバーを前記走行状態に切り替えることにより、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ケーブル押当部を前記張位置に移動可能としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ケーブル張緩手段にケーブル押当部およびアーム部を備え、アーム部を2つの連結手段で操作手段(つまり、クラッチレバーと変速レバー)に連動可能にした。さらに、操作手段を操作することによりケーブル押当部を張位置および緩位置間で移動可能とした。
よって、操作手段を操作してケーブル押当部を張位置に保持することにより、スロットルケーブルを張状態に保つことができる。
これにより、スロットルレバーの操作量をスロットルケーブルを介して回転数調整手段に伝達でき、回転数調整手段でエンジンの回転数を高回転に調整することができる。
一方、操作手段を操作してケーブル押当部を緩位置に付勢手段で保持することにより、スロットルケーブルを緩状態に保つことができる。
これにより、スロットルレバーの操作量を回転数調整手段に非伝達とし、回転数調整手段でエンジンを低回転に調整することができる。
このように、操作手段を操作してケーブル押当部を張位置に保持することによりエンジンの回転数を回転数調整手段で高回転に調整でき、ケーブル押当部を緩位置に保持することにより回転数調整手段でエンジンを低回転に調整できる。
これにより、操作手段を操作して作業状態や非作業状態に切り替えた際に、切り替えた状態に対応させてエンジンの回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
さらに、エンジンの回転数を高回転や低回転に自動的に調整する機構を、複数のガイド部材、ケーブル張緩手段、付勢手段や連結手段の機械的な部材を用意するだけで構成できる。
これにより、回転数を調整する機構に電気部品を用いる必要がないのでコストを抑えることができる。
請求項2に係る発明では、アーム部に牽引付勢手段を連結し、牽引付勢手段でケーブル押当部を張位置に保持可能とした。
また、変速レバーを後進走行状態に切り替えることにより、牽引付勢手段の付勢力に抗してケーブル押当部を緩位置に移動可能とした。
よって、変速レバーを前進走行状態に保持することにより、牽引付勢手段でケーブル押当部を張位置に保持し、エンジンの回転数を高回転に調整することができる。
一方、変速レバーを後進走行状態に切り替えてケーブル押当部を緩位置に移動することにより、エンジンの回転数を低回転に調整することができる。
これにより、変速レバーを操作して前進走行状態や後進走行状態に切り替えた際に、切り替えた状態に対応させてエンジンの回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
請求項3に係る発明では、アーム部に付勢手段を連結し、付勢手段でケーブル押当部を緩位置に保持可能とした。
また、クラッチレバーを走行状態に切り替えることにより、付勢手段の付勢力に抗してケーブル押当部を張位置に移動可能とした。
よって、クラッチレバーを停止状態に保持することにより、付勢手段でケーブル押当部を緩位置に保持し、エンジンの回転数を低回転に調整することができる。
一方、クラッチレバーを走行状態に切り替えてケーブル押当部を張位置に移動することにより、エンジンの回転数を高回転に調整することができる。
これにより、クラッチレバーを操作して走行状態や停止状態に切り替えた際に、切り替えた状態に対応させてエンジンの回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
本発明に係る実施例1の作業機を示す斜視図である。 実施例1の作業機に備えた操作機構および操作レバーの関係を示す斜視図である。 図2の操作機構を示す斜視図である。 図3の操作機構を示す分解斜視図である。 図2の操作機構でスロットルケーブルを緩状態に保持した状態を示す側面図である。 図2の操作機構でスロットルケーブルを張状態に保持した状態を示す側面図である。 実施例1の作業機の作業状態においてスロットルケーブルを張状態に切り替える例を説明する図である。 実施例1の作業状態においてエンジンの回転数を上げる例を説明する図である。 実施例1の作業状態においてエンジンの回転数を下げる例を説明する図である。 実施例1の作業機を非作業状態に切り替える例を説明する図である。 本発明に係る実施例2の作業機を示す側面図である。 (a)は図11の変速レバーを前進走行位置に切り替えた状態を示す斜視図、(b)は変速レバーを前進走行位置に切り替えた状態を示す平面図である。 (a)は図11の変速レバーを中立位置に切り替えた状態を示す斜視図、(b)は変速レバーを中立位置に切り替えた状態を示す平面図である。 (a)は図11の変速レバーを後進走行位置に切り替えた状態を示す斜視図、(b)は変速レバーを後進走行位置に切り替えた状態を示す平面図である。 実施例2の作業機でスロットルケーブルを緩状態に保持した状態を示す側面図である。 実施例2の作業機の作業状態においてスロットルケーブルを張状態に切り替える例を説明する図である。 実施例2の作業状態においてエンジンの回転数を上げる例を説明する図である。 実施例2の作業状態においてエンジンの回転数を下げる例を説明する図である。 実施例2の作業機を非作業状態である後進走行に切り替える例を説明する図である。 本発明に係る実施例3の作業機を示す側面図である。 (a)は実施例3の作業機の作業状態においてエンジンの回転数を上げる例を説明する図、(b)は実施例3の作業機の作業状態においてエンジンの回転数を下げる例を説明する図である。 (a)は実施例3の作業機の非作業状態において後進走行をおこなう例を説明する図、(b)は実施例3の前進走行中の作業機を停止させる例を説明する図である。 実施例3の作業機のクラッチレバー、変速レバーおよびスロットルレバーでエンジンの回転数を下げるように操作した例を説明する図である。 本発明に係る実施例4の作業機を示す側面図である。 図24の作業機でスロットルケーブルを緩状態に保持した状態を示す側面図である。 本発明に係る実施例5の作業機を示す側面図である。 図26の作業機でスロットルケーブルを緩状態に保持した状態を示す側面図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は操作者から見た方向にしたがう。
実施例1に係る作業機10について説明する。
なお、実施例1〜実施例5においては、作業機10として歩行型除雪機を例示するが、作業機10はこれに限定するものではない。歩行型除雪機に代えて、例えば、耕耘機や芝刈機などの他の作業機に本発明を適用することも可能である。
図1に示すように、作業機10は、機体11と、機体11の下部に設けられた走行部12と、機体11の上部に設けられたエンジン13と、機体11の前部に設けられた除雪作業部(作業部)16と、機体11の後部から後方に向けて上向きに設けられた左右の操作ハンドル21,22とを備えている。
さらに、作業機10は、右操作ハンドル22の上部に設けられたクラッチレバー(操作手段)23と、左右の操作ハンドル21,22の上部に設けられた操作盤24と、操作盤24から上方に突出された変速レバー(操作手段)25と、変速レバー25の左側に設けられたスロットルレバー27と、スロットルレバー27に連動可能な操作機構31(図2参照)とを備えている。
この作業機10は、走行部12で前進走行しながら除雪作業部16で雪を除雪可能な歩行型除雪機である。
除雪作業部16は、オーガ17を回転させることにより雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロア(図示せず)で跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪することにより除雪をおこなうものである。
図2に示すように、エンジン13は、燃料室に供給する燃料の供給量を調整可能なスロットル弁(回転数調整手段)14を備えている。
スロットル弁14は、エンジン13に取り付けられた弁本体14aと、弁本体14aに設けられたスロットルアーム14bとを備えている。
スロットルアーム14bを操作することにより燃料の供給量が調整され、エンジン13の回転数が調整される。
クラッチレバー23は、右操作ハンドル22の上部ブラケット34に基部23aが支持ピン33を介して回動自在に設けられている。
よって、クラッチレバー23は、支持ピン33を軸にしてクラッチ切位置P1(非作業状態)およびクラッチ入位置P2(作業状態)間で揺動自在に支持されている。
このクラッチレバー23には基部23aの支持ピン33上方にクラッチケーブル35の一端35aが連結されている。
クラッチケーブル35は、途中から第1クラッチケーブル36と第2クラッチケーブル37との二股に分岐されている。
第1クラッチケーブル36は、クラッチ(図示せず)に連結されている。
また、第2クラッチケーブル37は、操作機構31に連結されている。
よって、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1からクラッチ入位置P2まで矢印方向に移動することによりクラッチケーブル35が矢印方向に牽引される。クラッチケーブル35が牽引されることにより、第1クラッチケーブル36および第2クラッチケーブル37が牽引される。
第1クラッチケーブル36が牽引されることにより、クラッチが接続状態に切り替わり、エンジン13の動力がクラッチを介して走行部12(図1参照)に伝達される。
また、第2クラッチケーブル37が牽引されることにより、第2クラッチケーブル37で操作機構31が操作される。
一方、クラッチレバー23から手を離すことによりクラッチレバー23がリターンスプリング(図示せず)のばね力でクラッチ切位置P1に復帰する。
クラッチレバー23がクラッチ切位置P1に復帰することにより、第1クラッチケーブル36の牽引状態が解除される。第1クラッチケーブル36の牽引状態が解除されることにより、クラッチが切断され、エンジン13の動力が走行部12(図1参照)に伝達されない状態に保たれる。
また、第2クラッチケーブル37の牽引状態が解除されることにより、第2クラッチケーブル37による操作機構31の操作状態が解除される。
このように、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1およびクラッチ入位置P2間で操作することにより、エンジン13の動力を走行部12に伝達可能な走行状態と、伝達不能な停止状態とに切り替えることが可能である。
また、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1およびクラッチ入位置P2間で操作することにより、第2クラッチケーブル37で操作機構31を操作する状態と、第2クラッチケーブル37による操作機構31の操作を解除する状態とに切り替えることが可能である。
変速レバー25は、円盤状の基端部25aが支持ピン41を介して取付ブラケットに回動自在に支持されている。取付ブラケットは左右の操作ハンドル21,22に架け渡されたクロスメンバに設けられている。
基端部25aが支持ピン41を軸にして回動することにより、変速レバー25が前進走行位置P3(作業状態)、中立位置P4、後進走行位置P5(非作業状態)に切り替えられる。
変速レバー25の基端部25aが変速ケーブル42を介して変速機構(図示せず)に連結されている。
変速レバー25が前進走行位置P3に切り替えられることにより、変速機構が前進走行状態に切り替えられて作業機10が前進走行する。
また、変速レバー25が中立位置P4に切り替えられることにより、変速機構が中立状態に切り替えられて作業機10が停止状態に保たれる。
さらに、変速レバー25が後進走行位置P5に切り替えられることにより変速機構が後進走行状態に切り替えられて作業機10が後進走行する。
スロットルレバー27は、円盤状の基端部27aが支持ピン44を介して取付ブラケットに回動自在に支持されている。取付ブラケットは左右の操作ハンドル21,22に架け渡されたクロスメンバに設けられている。
基端部27aが支持ピン44を軸にして回動することにより、スロットルレバー27がエンジン低回転位置P6(図3参照)およびエンジン高回転位置P7(図3参照)間で移動可能となる。
スロットルレバー27の基端部27aがスロットルケーブル45を介してスロットル弁14のスロットルアーム14bに連結されている。
具体的には、スロットルケーブル45は、インナケーブル46の基端部46aがスロットルレバー27の基端部27aに連結され、アウタチューブ47の基端部47aが支持プレート51の下取付片51aに取り付けられている。
さらに、インナケーブル46の先端部46bがスロットル弁14のスロットルアーム14bに連結されている。
よって、スロットルレバー27の操作量がスロットルケーブル45を介してスロットルアーム14bに伝達される。
スロットルケーブル45は操作機構31で案内されている。
図3、図4に示すように、操作機構31は、取付ブラケットにボルト52で取り付けられた支持プレート51と、支持プレート51に上下の支持ピン53,54を介して回転自在に支持された上下のガイドローラ(複数のガイド部材)55,56と、上下のガイドローラ55,56に向けてスロットルケーブル45(インナケーブル46)を押圧可能なケーブル張緩手段57とを備えている。
取付ブラケットは左右の操作ハンドル21,22(図2参照)に架け渡されたクロスメンバに設けられている。
さらに、操作機構31は、上下のガイドローラ55,56からケーブル張緩手段57を離す方向に付勢するリターンスプリング(付勢手段)63と、リターンスプリング63のばね力(付勢力)に抗してケーブル張緩手段57を移動可能な連結手段64とを備えている。
上ガイドローラ55は上支持ピン53に回転自在に支持され、下ガイドローラ56は下支持ピン54に回転自在に支持されている。
上下のガイドローラ55,56は、支持プレート51において上下方向に間隔をおいて回動自在に設けられることによりスロットルレバー27の下方に配置されている。
上下のガイドローラ55,56は、スロットルレバー27から延出されたスロットルケーブル45のインナケーブル46を案内可能に形成されている。
ケーブル張緩手段57は、支持プレート51に支持ピン61を介して回動(揺動)自在に支持された張緩アーム(アーム部)58と、張緩アーム58に支持ピン62を介して回動自在に支持された押圧ローラ(ケーブル押当部)59とを備えている。
張緩アーム58は、中央の後寄りの部位58aが支持ピン61を介して支持プレート51の後中央部51bに回動自在に支持されることにより略水平に配置されている。
また、張緩アーム58は、中央の前寄りの部位58b(支持ピン61の前方)に支持ピン62を介して押圧ローラ59が回転自在に設けられている。
押圧ローラ59は、上下のガイドローラ55,56間に配置され、スロットルケーブル45のインナケーブル46を案内可能に形成されている。
張緩アーム58の後端部58cにリターンスプリング63の上フック部63aが連結(係止)され、支持プレート51の後下端部51cにリターンスプリング63の下フック部63bが連結(係止)されている。
リターンスプリング63のばね力で張緩アーム58の後端部58cが下方に向けて付勢されている。
また、張緩アーム58の前端部58dに連結手段64の連結スプリング66の上フック部66aが連結(係止)されている。
張緩アーム58の前端部58dが連結手段64の連結スプリング66で下方に牽引されることにより、リターンスプリング63のばね力に抗して張緩アーム58が時計回り方向に回動する。
張緩アーム58が時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が上下のガイドローラ55,56間において上方から下方に向けて移動するとともに、後方側から前方側に向けて張位置P8(図6参照)まで移動する。
よって、押圧ローラ59でスロットルケーブル45(インナケーブル46)が上下のガイドローラ55,56側に押圧され、インナケーブル46が押圧ローラ59および上下のガイドローラ55,56に当接される。
これにより、押圧ローラ59が連結スプリング66で張位置P8に保持されることにより、インナケーブル46が張った状態(以下、「張状態」という)に保持される。
一方、リターンスプリング63のばね力で張緩アーム58の後端部58cが下方に向けて付勢されることにより張緩アーム58が反時計回り方向に回動する。
張緩アーム58が反時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が上下のガイドローラ55,56間において下方から上方に向けて移動するとともに、前方側から後方側に向けて緩位置P9(図5参照)まで移動する。
よって、押圧ローラ59によるスロットルケーブル45(インナケーブル46)の上下のガイドローラ55,56側への押圧が解除される。
これにより、押圧ローラ59がリターンスプリング63で緩位置P9に保持されることにより、インナケーブル46が緩んだ状態(以下、「緩状態」という)に保持される。
連結手段64は、支持プレート51の前下部51dに回動自在に支持された牽引アーム65と、牽引アーム65の後端部65aおよび張緩アーム58の前端部58dに連結(係止)された連結スプリング66と、牽引アーム65の前端部65bに連結された第2クラッチケーブル37とを備えている。
牽引アーム65は、支持プレート51の前下部51dに支持ピン67を介して中央部65cが回動自在に支持され、この状態で略水平に配置されている。
この牽引アーム65は、上下のガイドローラ55,56の前方に設けられている。
図3、図5に示すように、第2クラッチケーブル37は、クラッチケーブル35の途中から第1クラッチケーブル36と二股に分岐され、インナケーブル38の先端部38aが牽引アーム65の前端部65bに連結されている。
第2クラッチケーブル37のアウタチューブ39は先端部39aが支持プレート51の前取付片51eに取り付けられている。
クラッチレバー23をクラッチ切位置P1(非作業状態)に切り替えることにより、リターンスプリング63のばね力で張緩アーム58が反時計回り方向に回動する。
張緩アーム58が反時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が緩位置P9に移動する。
押圧ローラ59が緩位置P9に移動することにより、スロットルケーブル45のインナケーブル46が緩んだ状態(以下、「緩状態」という)に保たれる。
よって、スロットルレバー27をエンジン低回転位置P6からエンジン高回転位置P7まで矢印方向に移動した場合に、インナケーブル46の緩みを解消するようにインナケーブル46が想像線で示す位置まで変位する。
すなわち、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7まで移動しても、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の緩みが解消されるだけでインナケーブル46の先端部46bは静止状態に保たれる。
これにより、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7まで移動した場合でも、スロットル弁14のスロットルアーム14bが低回転位置P10に保たれ、エンジン13を低回転に保持することができる。
さらに、スロットルレバー27がエンジン高回転位置P7に保持された状態において、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1に切り替えた場合、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10に戻される。
このように、スロットルアーム14bが低回転位置P10に戻されることによりエンジン13(図1参照)の回転数を下げることができる。
図6に示すように、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7に移動した状態で、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2(作業状態)に切り替える。
これにより、第2クラッチケーブル37(インナケーブル38)の先端部38aが上方に向けて引き上げられる。
先端部38aが上方に向けて引き上げられることにより、牽引アーム65が反時計回り方向に回動し、連結スプリング66の上フック部66aに下向きの牽引力が発生する。
連結スプリング66の上フック部66aに下向きの牽引力が発生することにより、リターンスプリング63のばね力に抗して張緩アーム58が時計回り方向に回動する。
張緩アーム58が時計回り方向に回動することにより押圧ローラ59が張位置P8まで移動する。
押圧ローラ59が張位置P8に連結スプリング66で保持されることにより、スロットルケーブル45(インナケーブル46)が張った状態(以下、「張状態」という)に保持される。
スロットルレバー27がエンジン高回転位置P7に保持されているので、スロットルケーブル45(インナケーブル46)を張状態に保持することにより、エンジン13を高回転まで上げることができる。
ここで、スロットルケーブル45(インナケーブル46)を張状態に保持された状態で、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7からエンジン低回転位置P6まで矢印方向に移動する。
よって、スロットル弁14のスロットルアーム14bが低回転位置P10に戻され、エンジン13を低回転に保持することができる。
以上説明したように、実施例1の作業機10によれば、クラッチレバー23がクラッチケーブル35を介して連結手段64に連結されている。
よって、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1(非作業状態)およびクラッチ入位置P2(作業状態)間で操作することにより、押圧ローラ59を緩位置P9および張位置P8間で移動させることができる。
押圧ローラ59を緩位置P9や張位置P8に切り替えることにより、エンジン13の回転数を高回転や低回転に調整できる。
これにより、クラッチレバー23を非作業状態や作業状態に切り替えることにより、エンジン13の回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
さらに、エンジン13の回転数を高回転や低回転に自動的に調整する機構を、第2クラッチケーブル37、上下のガイドローラ55,56、ケーブル張緩手段57、リターンスプリング63や連結手段64の機械的な部材を用意するだけで構成できる。
これにより、回転数を調整する機構に電気部品を用いる必要がないのでコストを抑えることができる。
つぎに、作業機10の作業状態においてエンジン13の回転数を上げて多量の雪を除雪する例を図7〜図8に基づいて説明する。
図7(a)に示すように、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1(非作業状態)から矢印Aの如く操作する。クラッチレバー23を操作することによりクラッチケーブル35が矢印Bの如く牽引される。
図7(b)に示すように、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2(作業状態)に切り替えることにより、第1クラッチケーブル36が牽引され、クラッチが接続状態に切り替わる。
エンジン13(図2参照)の動力がクラッチを介して走行部12(図2参照)に伝達され、作業機10が前進走行する。
また、クラッチレバー23がクラッチ入位置P2に切り替えられることにより、第2クラッチケーブル37のインナケーブル38で牽引アーム65を反時計回り方向に矢印Cの如く回動する。
牽引アーム65を回動することにより、リターンスプリング63のばね力に抗して張緩アーム58が時計回り方向に矢印Dの如く回動する。
よって、押圧ローラ59が張位置P8まで矢印Eの如く移動し、スロットルケーブル45のインナケーブル46が張状態に切り替えられる。
図8(a)に示すように、インナケーブル46が張状態に切り替えられた状態で、スロットルレバー27をエンジン低回転位置P6からエンジン高回転位置P7まで矢印Fの如く移動する。
よって、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の先端部46bが後方に牽引される。これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動してエンジン13(図8(b)参照)を高回転に調整する。
図8(b)に示すように、エンジン13を高回転に調整することにより、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)が高回転数で回転する。
作業機10が前進走行することにより、オーガ17で多量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して多量の雪を除雪できる。
ついで、作業機10の作業状態においてエンジン13の回転数を下げて少量の雪を除雪する例を図9に基づいて説明する。
図9(a)に示すように、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替えて押圧ローラ59が張位置P8に保持されることにより、スロットルケーブル45のインナケーブル46が張状態に保たれている。
この状態で、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7からエンジン低回転位置P6まで矢印Gの如く移動する。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10側に移動してエンジン13(図9(b)参照)の回転数を下げる。
図9(b)に示すように、エンジン13の回転数を下げることにより、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)の回転を抑えることができる。
作業機10が前進走行することにより、オーガ17で少量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して少量の雪を除雪できる。
つぎに、作業機10の非作業状態においてエンジン13の回転数を下げる例を図10に基づいて説明する。
図10(a)に示すように、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7に保持した状態で、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2からクラッチ切位置P1(非作業状態)に矢印の如く切り替える。
よって、第1クラッチケーブル36の牽引状態が解除されてクラッチが切断され、走行部12(図10(b)参照)を静止状態に保つ。
また、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2からクラッチ切位置P1に切り替えることにより、リターンスプリング63のばね力で張緩アーム58が反時計回り方向に矢印Hの如く回動する。
張緩アーム58が反時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が緩位置P9に矢印Iの如く移動してスロットルケーブル45のインナケーブル46が緩状態に保たれる。
よって、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10に戻されてエンジン13(図10(b)参照)の回転数を下げる。
このように、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
図10(b)に示すように、作業機10が停止状態に保たれ、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)の回転が抑えられた状態に保たれる。
ここで、作業機10を図10(b)に示す非作業状態から作業状態に切り替える場合、図10(a)に示すクラッチレバー23をクラッチ切位置P1からクラッチ入位置P2(作業状態)に切り替える。
クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替えることにより、クラッチが接続して作業機10が前進走行状態に切り替わる。
また、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替えることにより、押圧ローラ59が張位置P8(図9(a)参照)に保持されることによりスロットルケーブル45のインナケーブル46が張状態に切り替わる。
インナケーブル46を張状態に切り替えることにより、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の先端部46bが後方に牽引される。
このように、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替えることにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動してエンジン13(図10(b)参照)を高回転に自動的に調整できる。
よって、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)が高回転数で回転する。
これにより、作業機10が前進走行することにより、オーガ17で多量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して多量の雪を除雪できる。
つぎに、実施例2〜実施例5の作業機を図11〜図27に基づいて説明する。
なお、実施例2〜実施例5において実施例1の作業機10と同一類似部材については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
実施例2に係る作業機70について説明する。
図11に示すように、作業機70は、操作機構71の連結手段73を変速レバー(操作手段)25で連動可能に構成したもので、その他の構成は実施例1の作業機10と同様である。
操作機構71は、実施例1のリターンスプリング63および連結手段64に代えて牽引スプリング(牽引付勢手段)72および連結手段73を備えたもので、その他の構成は実施例1の操作機構31と同様である。
牽引スプリング72は、張緩アーム58の前端部58dに上フック部72aが連結(係止)され、支持プレート51の前下部51dに下フック部72bが連結(係止)されている。
よって、牽引スプリング72のばね力で張緩アーム58が支持ピン61を軸にして時計回り方向に回動するように付勢されている。
牽引スプリング72のばね力により、押圧ローラ59が上下のガイドローラ55,56間において張位置P8に保たれる。
連結手段73は、取付ブラケットに設けられた湾曲アーム74と、湾曲アーム74を張緩アーム58に連結する連結ケーブル76とを備えている。
取付ブラケットは左右の操作ハンドル21,22(図2参照)に架け渡されたクロスメンバに設けられている。
図12に示すように、湾曲アーム74は、中央部74aが前方に突出するように弓形状に形成され、中央部74aが支持ピン81を介して取付ブラケットに回動自在に支持されている。
湾曲アーム74の連結部74cに連結ケーブル76(インナケーブル77)の基端部77aが連結されている。連結部74cは、湾曲アーム74の中央部74aおよび湾曲アーム74の左端部74b間の部位である。
また、湾曲アーム74の左端部74bにリターンスプリング82の前フック部82aが連結(係止)されている。リターンスプリング82の後フック部82bが、一例として取付ブラケット83に連結(係止)されている。
取付ブラケット83は左右の操作ハンドル21,22に架け渡されたクロスメンバ(図2参照)に設けられている。
よって、この湾曲アーム74は左端部74bがリターンスプリング82で後方に向けて引っ張られている。
さらに、湾曲アーム74の中央部74aおよび右端部74d間に係止溝75が形成されている。
図13に示すように、係止溝75は、変速レバー25が中立位置P4に配置された状態で、変速レバー25を受入可能に凹状に形成されている。
また、図12に示すように、変速レバー25が前進走行位置P3に切り替えられることにより、湾曲アーム74から変速レバー25が離れる。
この状態で、湾曲アーム74の右端部74dがストッパピン84に当接することにより、湾曲アーム74が略幅方向を向いた状態に保たれる。
さらに、図14に示すように、変速レバー25が後進走行位置P5に切り替えられることにより、変速レバー25で湾曲アーム74の右押圧部74eが押圧される。
これにより、湾曲アーム74が支持ピン81を軸にして矢印方向に回動し、連結ケーブル76のインナケーブル77が前方に向けて牽引される。
図11に示すように、連結ケーブル76は、湾曲アーム74の連結部74cを張緩アーム58の後端部58cに連結するインナケーブル77と、インナケーブル77を摺動自在に収納するアウタチューブ78とを備えている。
インナケーブル77は、基端部77aが湾曲アーム74の連結部74cに連結され、先端部77bが張緩アーム58の後端部58cに連結されている。
アウタチューブ78は、基端部78aが取付ブラケット85に取り付けられ、先端部78bが支持プレート51の後下端部51cに取り付けられている。
よって、図15に示すように、変速レバー25が後進走行位置P5に切り替えられ、湾曲アーム74が矢印方向に回動して連結ケーブル76(インナケーブル77)が前方に向けて牽引される。インナケーブル77が牽引されることによりインナケーブル77の先端部77bが下方に移動する。
先端部77bが下方に移動することにより張緩アーム58が反時計回り方向に回動する。
張緩アーム58が反時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が上下のガイドローラ55,56間において下方から上方に向けて移動するとともに、前方側から後方側に向けて緩位置P9まで移動する。
よって、押圧ローラ59によるスロットルケーブル45(インナケーブル46)の上下のガイドローラ55,56側への押圧が解除される。
これにより、押圧ローラ59が牽引スプリング72で緩位置P9に保持されることにより、インナケーブル46が緩状態に保持される。
一方、図11に示すように、変速レバー25が中立位置P4(図13参照)、前進走行位置P3に切り替えられることにより、湾曲アーム74がリターンスプリング82のばね力で矢印方向に回動する。湾曲アーム74が回動することにより連結ケーブル76(インナケーブル77)の牽引状態が解除される。
インナケーブル77の牽引状態が解除されることにより、牽引スプリング72のばね力で張緩アーム58が時計回り方向に回動する。
張緩アーム58が時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が上下のガイドローラ55,56間において上方から下方に向けて移動するとともに、後方側から前方側に向けて張位置P8まで移動する。
よって、押圧ローラ59でスロットルケーブル45(インナケーブル46)が上下のガイドローラ55,56側に押圧され、インナケーブル46が押圧ローラ59および上下のガイドローラ55,56に当接される。
これにより、押圧ローラ59が牽引スプリング72で張位置P8に保持されることにより、インナケーブル46が張状態に保持される。
つぎに、作業機70の作業状態においてエンジン13の回転数を上げて多量の雪を除雪する例を図16〜図17に基づいて説明する。
図16(a)に示すように、変速レバー25が中立位置P4に配置された状態において、湾曲アーム74がリターンスプリング82のばね力でストッパピン84に当接されている。
よって、湾曲アーム74による連結ケーブル76(インナケーブル77)の牽引状態が解除され、押圧ローラ59が牽引スプリング72のばね力で張位置P8に保持されている。押圧ローラ59が張位置P8に保持されることによりスロットルケーブル45のインナケーブル46が張状態に保持されている。
この状態で、変速レバー25を中立位置P4から前進走行位置P3に矢印Iの如く切り替える。
図16(b)に示すように、変速レバー25を前進走行位置P3に切り替えることにより、変速機構が前進走行状態に切り替えられる。
この状態で、スロットルレバー27をエンジン低回転位置P6からエンジン高回転位置P7まで矢印Jの如く移動する。
図17(a)に示すように、張位置P8に保持された押圧ローラ59でインナケーブル46が張状態に保持されている。
よって、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7まで移動することにより、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の先端部46bが後方に牽引される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動してエンジン13(図17(b)参照)を高回転に調整する。
図17(b)に示すように、エンジン13を高回転に調整することにより、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)が高回転数で回転する。
作業機70が前進走行することにより、オーガ17で多量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して多量の雪を除雪できる。
ついで、作業機70の作業状態においてエンジン13の回転数を下げて少量の雪を除雪する例を図18に基づいて説明する。
図18(a)に示すように、変速レバー25を前進走行位置P3に切り替えて押圧ローラ59が張位置P8に保持されることにより、スロットルケーブル45のインナケーブル46が張状態に保たれている。
この状態で、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7からエンジン低回転位置P6まで矢印Kの如く移動する。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10側に移動してエンジン13(図18(b)参照)の回転数を下げる。
図18(b)に示すように、エンジン13の回転数を下げることにより、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)の回転を抑えることができる。
作業機10が前進走行することにより、オーガ17で少量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して少量の雪を除雪できる。
つぎに、作業機70の非作業状態である後進走行においてエンジン13の回転数を下げる例を図19に基づいて説明する。
図19(a)に示すように、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7に保持した状態で、変速レバー25を後進走行位置P5(非作業状態)に切り替える。
変速レバー25で押圧されて湾曲アーム74が矢印Lの如く回動し、連結ケーブル76(インナケーブル77)が前方に向けて牽引される。インナケーブル77が牽引されることにより張緩アーム58が反時計回り方向に矢印Mの如く回動する。
張緩アーム58が反時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が緩位置P9に矢印Nの如く移動してスロットルケーブル45のインナケーブル46が緩状態に保たれる。
よって、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10に戻されてエンジン13(図19(b)参照)の回転数を下げる。
このように、変速レバー25を後進走行位置P5に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
図19(b)に示すように、エンジン13の回転数を下げることにより、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)の回転を抑えた状態に保ちつつ、作業機70を後進走行させることができる。
ここで、作業機70を図19(b)に示す非作業状態から作業状態に切り替える場合、図19(a)に示す変速レバー25を後進走行位置P5から前進走行位置P3(作業状態)に切り替える。
よって、押圧ローラ59が張位置P8(図18(a)参照)に保持されることによりスロットルケーブル45のインナケーブル46が張状態に切り替えられる。
インナケーブル46を張状態に切り替えることにより、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の先端部46bが後方に牽引される。
このように、変速レバー25を前進走行位置P3に切り替えることにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動してエンジン13(図19(b)参照)を高回転に自動的に調整できる。
よって、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)が高回転数で回転する。
これにより、作業機70が前進走行することにより、オーガ17で多量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して多量の雪を除雪できる。
以上説明したように、実施例2の作業機70によれば、変速レバー25で連結手段73が連動可能に構成されている。
よって、変速レバー25を前進走行位置P3(作業状態)、中立位置P4、後進走行位置P5(非作業状態)に切り替えることにより、押圧ローラ59を緩位置P9および張位置P8間で移動させることができる。
押圧ローラ59を緩位置P9や張位置P8に切り替えることによりエンジン13の回転数を高回転や低回転に調整できる。
これにより、変速レバー25を作業状態や非作業状態に切り替えることにより、エンジン13の回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
さらに、エンジン13の回転数を高回転や低回転に自動的に調整する機構を、連結手段73、上下のガイドローラ55,56、ケーブル張緩手段57、牽引スプリング72の機械的な部材を用意するだけで構成できる。
これにより、回転数を調整する機構に電気部品を用いる必要がないのでコストを抑えることができる。
実施例3に係る作業機90について説明する。
図20に示すように、作業機90は、操作機構91をクラッチレバー23、変速レバー25で操作可能に構成したもので、その他の構成は実施例1の作業機10と同様である。
操作機構91は、実施例1の操作機構31(具体的には、張緩アーム58の後端部58c)に、実施例2の連結手段73を連結したもので、その他の構成は実施例1の操作機構31と同様である。
ここで、操作機構91は連結/牽引スプリング92を備えている。
この連結/牽引スプリング92は、実施例1の連結スプリング66と、実施例2の牽引スプリング72とを兼用する付勢手段である。
すなわち、クラッチレバー23で張緩アーム58を操作する場合には、連結/牽引スプリング92が実施例1と同様に連結スプリング66の役割を果たす。
一方、変速レバー25で張緩アーム58を操作する場合には、連結/牽引スプリング92が実施例2の牽引スプリング72と同じ役割を果たす。
つぎに、作業機90の作業状態においてエンジン13の回転数を上げて多量の雪を除雪する例を図21(a)に基づいて説明する。
図21(a)に示すように、変速レバー25を前進走行位置P3(作業状態)に切り替え、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2(作業状態)に切り替える。
よって、押圧ローラ59が張位置P8まで移動してスロットルケーブル45(インナケーブル46)が張状態に保持される。
この状態で、スロットルレバー27をエンジン低回転位置P6からエンジン高回転位置P7まで矢印Oの如く移動する。
張位置P8に保持された押圧ローラ59でインナケーブル46が張状態に保持される。
よって、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7まで移動することにより、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の先端部46bが後方に牽引される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動してエンジン13(図1参照)を高回転に調整する。
エンジン13を高回転に調整することにより、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)が高回転数で回転する。
作業機90が前進走行することにより、図1に示すオーガ17で多量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して多量の雪を除雪できる。
ついで、作業機90の作業状態においてエンジン13の回転数を下げて少量の雪を除雪する例を図21(b)に基づいて説明する。
図21(b)に示すように、変速レバー25を前進走行位置P3に切り替え、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替える。
よって、押圧ローラ59が張位置P8まで移動してスロットルケーブル45(インナケーブル46)が張状態に保持される。
この状態で、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7からエンジン低回転位置P6まで矢印Pの如く移動する。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10側に移動してエンジン13(図1参照)の回転数を下げる。
エンジン13の回転数を下げることにより、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)の回転を抑えることができる。
作業機90が前進走行することにより、図1に示すオーガ17で少量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して少量の雪を除雪できる。
つぎに、作業機90の非作業状態において後進走行をおこなう例を図22(a)に基づいて説明する。
図22(a)に示すように、変速レバー25を後進走行位置P5(非作業状態)に切り替え、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替える。
押圧ローラ59が緩位置P9まで移動してスロットルケーブル45のインナケーブル46が緩状態に保たれる。
よって、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10に戻されてエンジン13(図1参照)の回転数を下げる。
このように、変速レバー25を後進走行位置P5に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
これにより、図1に示すオーガ17やブロア(図示せず)の回転を抑えた状態で、作業機90を後進走行させることができる。
ついで、前進走行中の作業機90を停止させる例を図22(b)に基づいて説明する。
図22(b)に示すように、変速レバー25を前進走行位置P3(作業状態)に保持した状態で、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1(非作業状態)に切り替える。
リターンスプリング63のばね力で押圧ローラ59が緩位置P9まで移動してスロットルケーブル45のインナケーブル46が緩状態に保たれる。
よって、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10に戻されてエンジン13(図1参照)の回転数を下げる。
このように、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
また、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1に切り替えることにより、作業機10を停止させることができる。
つぎに、作業機90のクラッチレバー23、変速レバー25およびスロットルレバー27の3つのレバーをエンジン13の回転数を下げるように操作した例を図23に基づいて説明する。
図23に示すように、スロットルレバー27をエンジン低回転位置P6に配置することにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10に移動する。
スロットルアーム14bが低回転位置P10に移動することによりエンジン13(図1参照)の回転数を下げることができる。
この状態で、変速レバー25を後進走行位置P5に切り替え、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替える。
よって、押圧ローラ59が緩位置P9まで移動してスロットルケーブル45のインナケーブル46が緩状態に保たれる。
これにより、エンジン13(図1参照)の回転数を下げた状態に保つことができる。
以上説明したように、実施例3の作業機90によれば、クラッチレバー23や変速レバー25を作業状態や非作業状態に切り替えることによりエンジン13の回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
さらに、実施例3の作業機90は、実施例1の作業機10や実施例2の作業機70と同様にコストを抑える効果を得ることができる。
実施例4に係る作業機100について説明する。
図24に示すように、作業機100は、実施例1の操作機構31に連結手段101を連結したもので、その他の構成は実施例1の作業機10と同様である。
連結手段101は、取付ブラケットに支持ピン103を介して設けられた湾曲アーム102と、湾曲アーム102を牽引アーム65に連結する連結ケーブル104とを備えている。
取付ブラケットは左右の操作ハンドル21,22(図2参照)に架け渡されたクロスメンバに設けられている。
湾曲アーム102が連結ケーブル104のインナケーブル105を介して牽引アーム65に連結されている。
作業機100によれば、変速レバー25が前進走行位置P3(作業状態)に切り替えられることにより、湾曲アーム102が変速レバー25で押圧されて矢印方向に移動する。
よって、湾曲アーム102でインナケーブル105が引かれ、牽引アーム65の前端部65bが上方に引かれることにより牽引アーム65が反時計回り方向に牽引される。
牽引アーム65が牽引されることにより、連結スプリング66のばね力で張緩アーム58が時計回り方向(矢印方向)に回動して押圧ローラ59が張位置P8に保持される。
押圧ローラ59が連結スプリング66で張位置P8に保持されることにより、インナケーブル46が張状態に保持される。
この状態で、スロットルレバー27がエンジン高回転位置P7に保持されている。よって、インナケーブル46の先端部46bが後方に牽引される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動され、エンジン13を高回転まで自動的に上げることができる。
一方、図25に示すように、変速レバー25が後進走行位置P5(非作業状態)に切り替えられることにより、湾曲アーム102がリターンスプリング107のばね力で矢印方向に移動し、湾曲アーム102がストッパピン108に当接する。
よって、インナケーブル105による牽引アーム65の牽引力が解除され、リターンスプリング63のばね力で張緩アーム58が反時計回り方向(矢印方向)に回動することにより、押圧ローラ59が緩位置P9に保持される。
押圧ローラ59が連結スプリング66で緩位置P9に保持されることにより、インナケーブル46が緩状態に保持される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10に戻されてエンジン13(図1参照)の回転数を下げる。
このように、変速レバー25を後進走行位置P5に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
以上説明したように、実施例4の作業機100によれば、変速レバー25を作業状態や非作業状態に切り替えることによりエンジン13の回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
さらに、実施例4の作業機100は、実施例1の作業機10や実施例2の作業機70と同様にコストを抑える効果を得ることができる。
実施例5に係る作業機120について説明する。
図26に示すように、作業機120は、実施例2に備えた操作機構71に第2クラッチケーブル122を連結したもので、その他の構成は実施例1の作業機10と同様である。
第2クラッチケーブル122のインナケーブル123は、基端部123aがクラッチレバー23の基部アーム23bに連結され、先端部123bが張緩アーム58の後端部58cに連結されている。
よって、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2(作業状態)に切り替えることによりインナケーブル123の牽引状態が解除される。
インナケーブル123の牽引状態が解除され、牽引スプリング72のばね力で張緩アーム58が時計回り方向(矢印方向)に回動する。張緩アーム58が回動することにより押圧ローラ59が張位置P8まで移動する。
押圧ローラ59が牽引スプリング72で張位置P8に保持されることにより、インナケーブル46が張状態に保持される。
この状態で、スロットルレバー27がエンジン高回転位置P7に保持されている。よって、インナケーブル46の先端部46bが後方に牽引される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動され、エンジン13を高回転まで自動的に上げることができる。
一方、図27に示すように、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1(非作業状態)に切り替えることによりインナケーブル123が矢印方向に牽引される。
インナケーブル123が牽引されることにより張緩アーム58が牽引スプリング72のばね力に抗して反時計回り方向(矢印方向)に回動する。張緩アーム58が回動することにより押圧ローラ59が緩位置P9に保持される。
押圧ローラ59が緩位置P9に保持されることにより、インナケーブル46が緩状態に保持される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10に戻されてエンジン13(図1参照)の回転数を下げる。
このように、クラッチレバー23がクラッチ切位置P1に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
以上説明したように、実施例5の作業機120によれば、クラッチレバー23を作業状態や非作業状態に切り替えることによりエンジン13の回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
さらに、実施例5の作業機120は、実施例1の作業機10や実施例2の作業機70と同様にコストを抑える効果を得ることができる。
なお、本発明に係る作業機は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例1〜実施例5では、作業機として歩行型除雪機を例示したが、これに限らないで、耕耘機や芝刈機などの他の作業機に備えることも可能である。
作業機を耕耘機とする場合は作業部が耕耘作業部となり、作業機を芝刈機とする場合は作業部が芝刈作業部となる。
また、前記実施例1〜実施例5では、複数のガイド部材として上下のガイドローラ55,56を例示したが、これに限らないで、ローラ以外のガイド部材を用いることも可能である。
さらに、前記実施例1〜実施例5では、ケーブル押当部として押圧ローラ59を例示したが、これに限らないで、ローラ以外のケーブル押当部を用いることも可能である。
また、前記実施例1〜実施例5で示した作業機、エンジン13、スロットル弁14、クラッチレバー23、変速レバー25、スロットルレバー27、スロットルケーブル45、上下のガイドローラ55,56、ケーブル張緩手段57、張緩アーム58、押圧ローラ59、リターンスプリング63、連結手段64,73、牽引スプリング72および連結/牽引スプリング92などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、作業機の操作中に、作業機の作業状態や非作業状態に対応させてエンジンの回転数を調整することができる作業機への適用に好適である。
10,70,90,100,120…作業機、13…エンジン、14…スロットル弁(回転数調整手段)、23…クラッチレバー(操作手段)、25…変速レバー(操作手段)、27…スロットルレバー、45…スロットルケーブル、55,56…上下のガイドローラ(複数のガイド部材)、57…ケーブル張緩手段、58…張緩アーム(アーム部)、59…押圧ローラ(ケーブル押当部)、63…リターンスプリング(付勢手段)、64,73…連結手段、72…牽引スプリング(牽引付勢手段)、92…連結/牽引スプリング(連結スプリング66、牽引スプリング72)、P1…クラッチ切位置(非作業状態)、P2…クラッチ入位置(作業状態)、P3…前進走行位置(作業状態)、P5…後進走行位置(非作業状態)、P8…張位置、P9…緩位置。

Claims (3)

  1. 走行部によって前進走行しながら除雪作業部によって除雪可能な歩行型の作業機であって、
    エンジンの動力を前記走行部に伝達可能な走行状態と伝達不能な停止状態とに切り替え操作するクラッチレバーと、
    前記作業機を前進走行と停止状態と後進走行とに切り替えるように、変速機構を前進走行状態と中立状態と後進走行状態とに切り替え操作する変速レバーとを備えた作業機において、
    前記エンジンの回転数を調整可能な回転数調整手段にスロットルレバーを連結し、前記スロットルレバーの操作量を前記回転数調整手段に伝達可能なスロットルケーブルと、
    前記スロットルケーブルを案内可能で、かつ、間隔をおいて設けられた複数のガイド部材と、
    前記複数のガイド部材の間に、前記スロットルケーブルを張った状態に押圧可能なケーブル押当部が配置され、該ケーブル押当部が揺動可能なアーム部に設けられたケーブル張緩手段と、
    2つの連結手段とを備え、
    前記2つの連結手段のなかの、一方の連結手段は、前記クラッチレバーが停止状態に切り替え操作されたときに、前記ケーブル押当部を、前記スロットルケーブルに押圧させる張位置から、前記スロットルケーブルが緩められる緩位置へ移動可能に、前記アーム部を前記クラッチレバーに連結し、
    前記2つの連結手段のなかの、他方の連結手段は、前記変速レバーに連動可能であって、前記変速レバーが後進走行状態に切り替え操作されたときに、前記ケーブル押当部を、前記スロットルケーブルに押圧させる張位置から、前記スロットルケーブルが緩められる緩位置へ移動可能に、前記アーム部に連結し、
    前記クラッチレバーと前記変速レバーとを操作することにより前記ケーブル押当部を前記スロットルケーブルに押圧させる張位置と、前記スロットルケーブルが緩められる緩位置との間で移動可能としたことを特徴とする作業機。
  2. 前記アーム部に連結され、前記ケーブル押当部を前記張位置に保持可能な牽引付勢手段を備え、
    前記変速レバーを前記後進走行状態に切り替えることにより、前記牽引付勢手段の付勢力に抗して前記ケーブル押当部を前記緩位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の作業機。
  3. 前記アーム部に連結され、前記ケーブル押当部を前記緩位置に保持可能な付勢手段を備え、
    前記クラッチレバーを前記走行状態に切り替えることにより、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ケーブル押当部を前記張位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の作業機。
JP2012091867A 2012-04-13 2012-04-13 作業機 Expired - Fee Related JP5873751B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012091867A JP5873751B2 (ja) 2012-04-13 2012-04-13 作業機
US13/763,790 US9334810B2 (en) 2012-04-13 2013-02-11 Working machine
EP13159123.2A EP2650513B1 (en) 2012-04-13 2013-03-14 Working machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012091867A JP5873751B2 (ja) 2012-04-13 2012-04-13 作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013221422A JP2013221422A (ja) 2013-10-28
JP5873751B2 true JP5873751B2 (ja) 2016-03-01

Family

ID=47877913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012091867A Expired - Fee Related JP5873751B2 (ja) 2012-04-13 2012-04-13 作業機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9334810B2 (ja)
EP (1) EP2650513B1 (ja)
JP (1) JP5873751B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI589479B (zh) * 2014-01-03 2017-07-01 Bicycle seat upright pipe height adjustment wire control structure
CN104854979B (zh) * 2015-02-02 2017-01-04 星光农机股份有限公司 一种履带式旋耕机的操纵机构
CN105179079B (zh) * 2015-08-19 2017-11-03 诸城福田汽车科技开发有限公司 一种发动机限速装置、具有其的汽车以及举升装置
TWI622512B (zh) * 2016-02-24 2018-05-01 Taiwan Hodaka Industrial Co Ltd Lifting control unit for bicycle seat tube height adjustment mechanism
TWI570012B (zh) * 2016-02-24 2017-02-11 Taiwan Hodaka Industrial Co Ltd Bicycle seat height adjustment mechanism
WO2018067506A1 (en) * 2016-10-06 2018-04-12 Black & Decker Inc. Battery and motor system for replacing internal combustion engine
CN107090795A (zh) * 2017-06-13 2017-08-25 江苏柳工机械有限公司 折叠式高抛筒吹雪机
WO2019186744A1 (ja) * 2018-03-28 2019-10-03 本田技研工業株式会社 エンジン操作装置および作業機
CA3039584A1 (en) * 2018-04-10 2019-10-10 D3 Innovation Inc. Bicycle seat post travel adjustment assembly
TWI800718B (zh) * 2019-04-06 2023-05-01 加拿大商D3創新公司 用於自行車之伸縮座管總成
CA3133538A1 (en) 2020-10-09 2022-04-09 D3 Innovation Inc. Bicycle dropper seat post assembly with a locking spring cartridge
US11834121B2 (en) 2022-04-10 2023-12-05 D3 Innovation Inc. Bicycle dropper seat post assembly with a bottom mounted gas spring cartridge
US11780520B1 (en) 2022-04-10 2023-10-10 D3 Innovation Inc. Bicycle dropper seat post assembly with a narrow gas spring cartridge

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4524741A (en) * 1984-05-10 1985-06-25 Corbi Ronald W Preset throttle release device
JPS6432033A (en) * 1987-07-27 1989-02-02 Mitsubishi Electric Corp Throttle valve controller
US5002146A (en) * 1988-09-14 1991-03-26 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Traction control system
US5538449A (en) * 1993-06-11 1996-07-23 Richard; Andre L. Boat trolling valve safety device
GB9406239D0 (en) * 1994-03-29 1994-05-18 Automotive Products Plc Throttle control mechanisms
JP3522385B2 (ja) * 1995-05-02 2004-04-26 株式会社共立 ハンドレバー装置
JPH09301015A (ja) * 1996-05-17 1997-11-25 Iseki & Co Ltd ハンド操作作業機の走行クラッチ操作装置
JPH1047090A (ja) * 1996-08-06 1998-02-17 Kioritz Corp ハンドレバー装置
JP3576749B2 (ja) * 1997-05-16 2004-10-13 株式会社共立 動力作業機用ハンドル装置
JP2000054865A (ja) * 1998-08-10 2000-02-22 Kioritz Corp 自走式作業車
JP2000248975A (ja) 1999-03-01 2000-09-12 Komatsu Ltd 作業車両のエンジン回転数制御装置
US7334551B2 (en) * 2004-09-27 2008-02-26 Walbro Engine Management, L.L.C. Combustion engine pull cord start system
US20060086199A1 (en) * 2004-10-22 2006-04-27 Reduce Your Speed, Inc. Throttle cable disconnection apparatus and method
US7165532B2 (en) * 2004-12-16 2007-01-23 Tecumseh Products Company Engine speed control with high speed override mechanism
US20090229567A1 (en) * 2006-05-17 2009-09-17 Garth Edgar Taylor safety lockout device
US8403102B2 (en) * 2008-07-07 2013-03-26 Briggs & Stratton Corporation Automatic engine speed adjustment
JP2011011675A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Yanmar Co Ltd 走行作業車
DE102010036301B4 (de) * 2010-07-08 2019-09-19 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Vorrichtung zur Umsetzung einer Betätigung eines Fahrpedals in eine Betätigung einer Drosselklappe

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013221422A (ja) 2013-10-28
US9334810B2 (en) 2016-05-10
EP2650513A1 (en) 2013-10-16
EP2650513B1 (en) 2015-04-08
US20130269655A1 (en) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5873751B2 (ja) 作業機
JP5596642B2 (ja) 乗用型草刈機
US2151659A (en) Power lawn mower
KR101457343B1 (ko) 동력제초기
JP2012165711A (ja) 乗用草刈機
JP2019004843A (ja) 歩行型作業機
JP5722677B2 (ja) 作業機の操作装置
JP2005211034A (ja) 移植機における整地ロータの駆動操作機構
JP5852492B2 (ja) 操作機構および操作機構付き作業機
JP4119554B2 (ja) 管理作業車
JP6467269B2 (ja) 農作業機
JP2000342004A (ja) 耕耘機のレイアウト
JP2019080506A (ja) 乗用草刈り機
JP4726639B2 (ja) 移植機
JP5907520B2 (ja) 乗用型田植機における車外操作具の連係機構
JP3799631B2 (ja) 移動農機
JP5063569B2 (ja) 作業車両
JP2000342002A (ja) 耕耘機の操作レバー
JP2015146815A (ja) 作業機の操作装置
JP6514006B2 (ja) 農作業機
JP6229413B2 (ja) 苗移植機
JP2019189055A (ja) 歩行型管理機
JPH0755876Y2 (ja) 刈取結束機の操作レバー装置
JP4388755B2 (ja) 動力伝達機構
JP2013099323A (ja) 歩行型草刈り機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5873751

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees