JP4726639B2 - 移植機 - Google Patents
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Description
この種の移植機においては、走行機体の後部にハンドルを備えた歩行型のものが知られている。
即ち、本発明における課題解決のための技術的手段は、駆動機構を備えた走行機体の後部に、左右一対の延出部を有するハンドルと、複数の操作具を配するパネル面を有する操作パネルとが配備されている移植機において、
前記操作パネルは、前記ハンドルの左右一対の延出部に亘って設けられており、該操作パネルのパネル面上に、前記駆動機構に連結されて走行機体の変速操作するための変速レバーが回動自在に配備され、
前記変速レバーの後方には第1操作レバーが配備され、前記変速レバーは、前記操作パネルのパネル面を貫通する軸体と、パネル面上にて軸体の径外方向に伸びる把持部とを備え、該軸体は、前記把持部を前記第1操作レバーとの干渉を避ける軌道上を揺動させるべく、後向き傾斜状且つ内向き傾斜状とされてその軸心回りに回転自在に支持されていることを特徴としている。
また、変速レバーは操作パネルのパネル面上を回動することとなり、作業者は、該変速レバーの回転角度を容易に確認することができると共に、より正確に変速レバーの切替操作を行うことができる。これによって、変速レバーの位置ずれに伴う走行機体の前後進及び/又は変速の切替ミスが抑制されることとなる。
これによれば、レバー角度案内面も前記後向き傾斜状となる。これにより、ハンドルの後方に通常の作業姿勢で位置する作業者の視線とレバー角度案内面の法線方向とを一致若しくは略一致させることができる。したがって、作業者は、パネル面上に覆い被さることなく該レバー角度案内面を正確に視認することができ、これによって変速レバーの操作性がさらに向上することとなる。
これにより、操作パネルのパネル面上のレバー配置が整理される。また、ハンドル後方に位置する作業者の正面位置に変速レバー及び表示部が位置することとなり、変速レバーの操作性及び表示部の視認性が向上することとなる。
図10に示す如く、本実施の形態の移植機1は、走行機体2の後部に移植装置3及びハンドル4を備えている。また、該移植機1は、畝Rを跨いだ状態で該畝Rの伸びている方向(図10の左右方向)に前進走行しながら、ソイルブロック苗(根鉢付きの苗。以下、苗Nという)を畝Rに所定間隔毎に植え付ける。
左右一対の前輪9はそれぞれ、架台6の前部に枢支された前輪支軸11の左右端部に支持アーム12を介して支持されている。また、左右一対の後輪10は、ミッションケース5の左右両側から外方に突出している後輪支軸13の左右端部に伝動ケース14を介して支持されている。
また、ミッションケース5は、内部に主クラッチ、変速切替手段からなる駆動機構18を配備している。また、ミッションケース5に伝達されたエンジンからの動力は、該ミッションケース5から突出する複数のPTO軸から取り出すことができる。
移植フレーム21は、ミッションケース5に固定された固定フレーム21aと、左右軸心回りに回動自在に取り付けられた可動フレーム21bとを有している。固定フレーム21aに苗供給機構23と苗取出機構24とが配備されると共に、可動フレーム21bに植付機構22が配備されている。
また、図3及び図4に示す如く、左右一対の固定フレーム21aは、後部が走行機体2の後上方に向けて屈曲して形成されている。また、図5に示す如く、該左右一対の固定フレーム21aの後端は、ハンドル4を介して連結されている。該ハンドル4は、固定フレーム21aの後端に連結される左右一対の延出部31を横架部32によって連結して構成されている。
また、該操作部40は、ミッションケース5内に設けられた前記駆動機構18の主クラッチを操作するための主クラッチレバー41(第1操作レバー)と、駆動機構18の変速切替手段を操作するための変速レバー42と、前記機体昇降装置8を操作するための機体昇降レバー43(第2操作レバー)と、前記植付機構22の覆土ローラ28の高さを調整して植付装置26による苗の植付深さを調整するための植付深さ調整レバー44と、前記植付機構22の整地ローラ27の上下高さを調整するための整地ローラ高さ調整レバー45と、植付機構22によって植え付けられる苗Nの間隔を調節する株間調節装置56と、緊急時にエンジンを停止させるためのプッシュ式のエンジン緊急停止スイッチ47とを備えている。
図1に示す如く、操作パネル51は、ハンドル4の左右一対の延出部31に架け渡されて配備されている。パネル面50は、ハンドルの後方に位置する作業者から見て手前側がハンドルと略同じ高さ位置に位置していると共に、該手前側よりも奥方側、即ち走行機体前方側が高位となる後ろ向き傾斜状に傾斜している。また、パネル面50は、ハンドル4の後方からみてハンドル手前側となる位置に第1操作部52を備えると共に、ハンドル4の後方からみて第1操作部52の奥方となる位置、即ち該第1操作部52の前上方となる位置に第2操作部53を備えている。
主クラッチレバー41は、操作パネル51の裏面側にて前後方向及び左右方向に揺動自在に枢支された状態で第1操作部52に設けられたガイド孔54に挿通されており、該ガイド孔54による案内に沿って揺動することができる。
エンジン緊急停止スイッチ47は、主クラッチレバー41と機体昇降レバー43の略中間となる位置に配備されており、該エンジン緊急停止スイッチ47をパネル面50に向けて押すことにより、エンジンは停止する。
変速レバー42は、主クラッチレバー41の前上方であって且つ左右方向やや内側となる位置に配備されている。また、変速レバー42は、図3及び図5に示す如く、パネル面50の第2操作部53を貫通する軸体61と、該軸体61のパネル面50上に突出している端部を走行機体後方側に屈曲して形成される把持部62とを備えている。また、該変速レバー42の軸体61は、その軸心を回転軸として操作パネル51の裏面側にて回転自在に支持されている。これにより、変速レバー42は、軸体61は、前記軸心を中心として把持部62を揺動させることにより回動する。
また、第2操作部53には、変速レバー42の突出位置を包囲して該変速レバー42の設定位置を示すレバー角度案内面59が設けられている。図2に示す如く、該レバー角度案内面59は、変速レバー42の軸体61に垂直な平面に平行又は略平行に設けられており、複数のレンジ表示部59aが該軸体61の軸心から放射状に設けられている。変速レバー42の把持部62を揺動させてレンジ表示部59aに指示部材63の先端を合わせることにより、走行機体2は該レンジ表示部59aに設定された変速段に設定されることとなる。
図8及び図9に示す如く、第2操作力伝達部67は、前記ロッド68の他端に取り付けられたボールジョイント80と、該ボールジョイント80に連結される連結部材81とを備えている。
また、連結部材81は、ブラケット86を介してミッションケース5に筒部82の軸心を回転軸として回転自在に支持されている。
この状態から把持部62を反時計回りに揺動させて、変速レバー42を「遅い」レンジに移動させると、前記フォークロッド90がミッションケース5内に入り込み、該フォークロッド90の動作に伴って、前記駆動機構18の変速切替手段が前進第1速に設定され、これによって、走行機体2は、「遅い」として設定された速度によって前進する。
また、この状態からさらに把持部62を反時計回りに揺動させて、変速レバー42を「移動」レンジに移動させると、フォークロッド90がミッションケース5内にさらに入り込み、該フォークロッド90の動作に伴って、駆動機構18の変速切替手段が前進第2速から前進第3速に切り替えられ、これによって、走行機体2は、「移動」として設定された速度によって前進する。
一方、中立状態から把持部62を時計回りに揺動させて、変速レバー42を「後進」レンジに移動させると、フォークロッド90が第1アーム部84によってミッションケース5から引き出され、該フォークロッド90の動作に伴って、駆動機構18の変速切替手段が後進に設定され、これによって、走行機体2は後進することとなる。
また、変速レバー42は、パネル面50上にて把持部62を揺動させることにより、軸体61が軸心を不動として回動する構成とされている。このため、操作パネル51上に変速レバー42の軸体61を揺動させるためのガイド溝等を設けるスペースは必要なく、変速レバー42をパネル面50上に配備するために必要なスペースの狭小化が図られ、パネル面50上に変速レバー42を配備することによって他のレバーの操作に必要とされるスペースや動作が妨げられてしまう虞もない。
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、変速レバー42の把持部62を、中立状態でハンドル側とは反対側となる走行機体前方側に向けて突出させる構成とすることも可能である。
また、操作パネル51上には、走行機体2の水平揺動機構を入切するための水平揺動レバーやチョークボタンを配備することも可能である。
2 走行機体
3 移植装置
4 ハンドル
5 ミッションケース
9 前輪
10 後輪
31 延出部
40 梁材
41 主クラッチレバー
42 変速レバー
43 機体昇降レバー
50 パネル面
51 操作パネル
59 レバー角度案内面
61 軸体
62 把持部
65 中間機構
90 フォークロッド
R 畝
N 苗
Claims (3)
- 駆動機構(18)を備えた走行機体(2)の後部に、左右一対の延出部(31)を有するハンドル(4)と、複数の操作具を配するパネル面(50)を有する操作パネル(51)とが配備されている移植機において、
前記操作パネル(51)は、前記ハンドル(4)の左右一対の延出部(31)に亘って設けられており、該操作パネル(51)のパネル面(50)上に、前記駆動機構(18)に連結されて走行機体(2)の変速操作するための変速レバー(42)が回動自在に配備され、
前記変速レバー(42)の後方には第1操作レバー(41)が配備され、前記変速レバー(42)は、前記操作パネル(51)のパネル面(50)を貫通する軸体(61)と、パネル面(50)上にて軸体(61)の径外方向に伸びる把持部(62)とを備え、該軸体(61)は、前記把持部(62)を前記第1操作レバー(41)との干渉を避ける軌道(M)上を揺動させるべく、後向き傾斜状且つ内向き傾斜状とされてその軸心回りに回転自在に支持されていることを特徴とする移植機。 - 前記パネル面(50)は、前記変速レバー(42)の軸体(61)の軸心に垂直となる面に平行若しくは略平行なレバー角度案内面(59)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の移植機。
- 操作パネル(51)のパネル面(50)の左右一方の側部に前記第1操作レバー(41)が配備されると共に、他方の側部に第2操作レバー(43)が配備され、第1操作レバー(41)よりもやや内側且つ前上方となる位置に変速レバー(42)が配備されると共に、第1操作レバー(41)と第2操作レバー(43)の間の領域に表示部(57)が配備されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の移植機。
Priority Applications (1)
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- 2006-01-20 JP JP2006012665A patent/JP4726639B2/ja active Active
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