JP3576749B2 - 動力作業機用ハンドル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力作業機のハンドル装置に係り、特に、ヘッジトリマー等の手持ち式動力作業機の後部に配置される回動可能なハンドル装置のレバー機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘッジトリマー等の手持ち式動力作業機は、通常、内燃エンジンや電動モータ等を原動機として内蔵した原動機ケース部と、前記原動機により駆動されるギヤ等の動力伝動機構を内蔵した伝動ケースを構成するマウントベース部と、前記原動機によって前記動力伝動機構を介して駆動されるバリカン刃等からなる作業部と、前記原動機ケース部又はマウントベース部等に装着されたハンドル部とを有している。前記ハンドル部は、その使い勝手の利便等のためにフロントハンドルとリヤハンドルとを備えている。前記リヤハンドルには、前記内燃エンジンを原動機として用いた場合、スロットル弁の開度を調整するスロットルレバーが配設されている。
【0003】
前記如きスロットルレバーの一般の操作形態は、通常、作業者の手指で回動操作されるものであり、該スロットルレバーを回動操作することによりスロットルケーブルを介して前記スロットル弁の開度を調節するようにされている。前記スロットル弁は、常時、気化器の一般的な構成として最小開度(アイドル回転開度)方向に付勢されており、自然状態では、アイドル回転開度で保持され、前記スロットルケーブルが所定長以上引っ張られた時、遊びがなくされて前記アイドル回転開度から高速回転側へ開き始めるようにされる。
【0004】
このようなスロットル弁の開度調節用のスロットルレバーは、該スロットルレバーの回動操作状態を中断したときに、該レバーを自動的に前記スロットル弁と共に元の位置(アイドル回転開度)に戻すようにした自動開度復帰タイプのものであり、該タイプのものは、前記スロットルレバーから指を離せば、内燃エンジンが自動的にアイドリング状態に戻り、機関回転駆動力を遠心クラッチを介して作業部に伝達するようにした作業機であれば、前記遠心クラッチが遮断状態となって作業部への動力伝達が絶たれるので、作業部の駆動を停止させることができるが、前記スロットル弁を中間開度にして作業を行うような場合には、前記スロットルレバーを所望する中間回動操作位置に指で保持してその状態を維持しなければならないので、手指が疲れる、操作量が一定しない等の不具合がある。
【0005】
前記不具合を改良したものとして、メインレバーとしてのスロットルレバーに加えてサブレバーを設け、スロットル弁に連結されたケーブルを動滑車等の折り返し部材を介して前記サブレバーで引っ張り調整するようにし、かつ、前記スロットルレバーにより折り返し部材を移動させるようにした手持ち式動力作業機のハンドレバー装置が提案されている(特開平8−303262号公報参照)。
かかる構造の手持ち式動力作業機のハンドレバー装置は、前記スロットル弁の開度をサブレバーによってケーブルを介して調節できるので、前記スロットルレバーを最大回動操作した状態においても、前記スロットル弁の開度を所望の開度に設定でき、かつ、該スロットルレバーを即座に最小開度(アイドル回転開度)に戻すことができるものである。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】
ところで、前記の如き手持ち式動力作業機のハンドレバー装置においては、サブレバーによるスロットル弁に連結されたケーブルの引っ張り調整量は、前記サブレバーの回動操作量に応じたものとなり、サブレバーを比較的大きく回動させなければ、前記スロットル弁の全開度に渡った調整ができず、前記サブレバーに所要の回動操作量を与えるようにするために、比較的大きな回動用のスペースが必要となり、装置のコンパクト化の面で問題があった。
【0007】
また、前記のサブレバーは、メインレバーとしてのスロットルレバーから比較的離れているので、該スロットルレバーを指で把持したままの状態では、前記サブレバーを調節しずらく、作業性や操作性も良いとは云えなかった。
【0008】
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、手持ち式動力作業機において、ハンドル部の全体の形状をコンパクトにすると共に、該ハンドル部に装備されているスロットルレバーを最大回動操作した状態においても、前記スロットル弁の開度を所望の開度に設定でき、かつ、該スロットルレバーを即座に最小開度(アイドル回転開度)に戻すことができるハンドル装置のスロットルレバー機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のハンドル装置は、基本的には、被駆動部材に連結されたケーブルの端部を係止して前記ケーブルを引っ張り操作するメインレバー、前記ケーブルの前記端部近傍を折り返し状態で掛け回す移動滑車、及び、サブレバーを有する位置調節機構とを備え、前記サブレバーは、前記移動滑車を任意の保持位置に移動して前記ケーブルの引っ張り量を調節するものであることを特徴している。
【0010】
前記構成により本発明のハンドル装置は、前記位置調節機構の前記サブレバーの操作によって、前記ケーブルが、前記移動滑車に折り返し状態で掛け回されて該移動滑車により引っ張られるので、該移動滑車の移動量の略二倍の長さが引っ張られることとなる。このため、前記被駆動部材の開度等を調節するのに要する前記サブレバーの操作量、つまり、前記移動滑車の移動量は、前記ケーブルの移動量の1/2でよく、小さな移動量で済むので、装置の小型化が図られる。
【0011】
そして、本発明のハンドル装置の好ましい具体的な態様としては、前記位置調節機構が、前記移動滑車を回転可能に偏心軸支する収納部を有する回動軸と、該回動軸の一端部に設けられた外周セレーション軸部と、該外周セレーション軸部に嵌合する内周セレーション部を備えた内周セレーション軸部とを備えると共に、該内周セレーション軸部の一端に前記サブレバーを一体に設け、前記外周セレーション軸部と前記内周セレーション軸部とを締付ビスで固定し、前記回動軸と前記内周セレーション軸部とを本体ケースに回動可能に軸支し、前記サブレバーと前記本体ケースとの間に波形スプリングワッシャを介在したことを特徴としている。
【0012】
前記具体的な態様によって、前記位置調節機構を、例えば、本体ケースと蓋ケースとからなる上下二部材構造のケース部材に容易に組み込み組み立てることができると共に、前記サブレバーと前記本体ケースとの間に波形スプリングワッシャを介在したことで、該ワッシャが前記本体ケースに対して前記サブレバーを摩擦的に保持するので、前記サブレバーを適宜位置に調節固定できる。
【0013】
また、本発明のハンドル装置の動力作業機への適用態様としては、内燃エンジンと、該内燃エンジンによって駆動される作業部と、前記内燃エンジンと前記作業機との間の動力伝達系に配置された遠心クラッチと、制動装置と、を有する動力作業機に適用されるものであって、前記ハンドル装置が、前記内燃エンジンのスロットル弁と前記制動装置とに連結されたケーブルの端部を係止して前記ケーブルを引っ張り操作するスロットルレバーと、前記ケーブルの前記端部近傍を折り返し状態で掛け回す移動滑車と、サブスロットルレバーを有する位置調節機構と、を備え、前記サブスロットルレバーは、前記移動滑車を任意の保持位置に移動して前記ケーブルの引っ張り量を調節するものであることを特徴としている。
【0014】
前記構成によって、スロットル弁の開度をスロットルレバー及び/又はサブスロットルレバーによって、ケーブルを介して調節できるとともに、併せて、内燃エンジンのアイドリング状態への移行時に、作業部側の回転動力伝達部を前記スロットルレバー及び/又は前記サブスロットルレバーの操作によって制動させることができ、前記作業部を不用意に作動させることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の動力作業機用ハンドル装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のハンドル装置20(リヤハンドル部)を備えたヘッジトリマー10の一例を示した斜視図である。該ヘッジトリマー10は、原動機としての空冷2サイクルガソリン内燃エンジン11と、該内燃エンジン11により駆動されるギヤ等の動力伝動機構を内蔵した伝動ケースを構成するマウントベース部12と、前記内燃エンジン11によって前記動力伝動機構を介して駆動される上下一対のバリカン刃13a、13b等からなる作業部13と、前記マウントベース部12の前部に装着されたループ状のフロントハンドル部14と、該フロントハンドル14に近接して設けられたハンドプロテクター15と、前記マウントベース部12の後部に装着されたリヤハンドル部20とを有している。
【0016】
前記内燃エンジン11には、リコイルスタータ16や燃料タンク17が付設されていると共に、内部に被駆動部材としての前記内燃エンジン11のスロットル弁CVを有する気化器Cや点火プラグ(図示せず)等が備えられている。前記作業部13の上下一対のバリカン刃13a、13bは、前記内燃エンジン11から前記マウントベース部12内の往復運動機構等の動力伝動機構を介して相対往復駆動が行なわれる。前記リヤハンドル部20は、前記マウントベース部12に対して、前記バリカン刃13a、13bの長手方向軸線と平行な前後方向軸線O−Oを中心として左右に回動可能に装着され、かつ、適宜回動位置で固定できるようになっている。前記リヤハンドル部20には、メインレバー(スロットルレバー)25、サブレバー(サブスロットルレバー)36等が配置されている。
【0017】
図2は、前記リヤハンドル部20を図1のII矢視左側面図、図3は、図1のIII矢視背面図、図4は、図3のIV−VI矢視縦断面図である。
【0018】
前記リヤハンドル部20は、図2の外観及び図4の断面図に示されているように、全体がループ状で内部が空胴のケース部材21を有し、該ケース部材21は、前記マウントベース部12の後部に回動及び位置固定可能に装着されている。該マウントベース部12の後端に、筒状受体18が一体に設けられていると共に、前記リヤハンドル部20の前記ケース部材21の前部に筒状支持体26が設けられている。前記筒状受体18に前記筒状支持体26を挿入し、挿入とは反対側の前記筒状受体18の側面に円盤状固定板19を当てて、該円盤状固定板19と前記筒状支持体26との間に回動を許容する適宜の間隔をおいて複数の止めビス19a、・・・で固定することによって、前記マウントベース部12に対して前記リヤハンドル部20を前記前後方向軸線O−Oを中心に回動可能に装着する。
【0019】
前記ケース部材21は、図4から理解されるように、合成樹脂製の本体ケース22とその上部に位置する蓋ケース23とからなる二部材構造となっており、前記本体ケース22に対して前記蓋ケース23を着脱可能に結合している。前記本体ケース22への前記蓋ケース23の装着結合は、該蓋ケース23の前端部の係止突起23cを前記本体ケース22の係止部22dに差し込んで引っ掛けた後に、後端部を係止ビス22eで前記本体ケース22の上部上面に固定することによって行う。
前記リヤハンドル部20の前記前後方向軸線O−O上の位置には、前記内燃エンジン11の前記被駆動部材としての前記スロットル弁CVに連結されたボーデンケーブル24に挿通されたスロットルケーブル24aが案内されており、該スロットルケーブル24aを引っ張る前記スロットルレバー25が、前記リヤハンドル部20の前記ケース部材21に、前記前後方向軸線O−Oと直交する左右方向軸線F−Fを中心に回動可能に保持されている。
前記本体ケース22は、携帯時に、手を挿入できる空間部22gを形成しており、前記本体ケース22の上部と前記蓋ケース23とで、握り部を形成している。
【0020】
前記本体ケース22に回動自在に保持されている前記スロットルレバー25は、前記握り部の下部から前記本体ケース22の空胴部内に一部が挿入されていて、手指で回動操作される操作部25aと、前記左右方向軸線F−Fに沿って前記本体ケース22に挿通固定されたレバー支持軸26に緩く外嵌された枢支部としての円筒部25bと、該円筒部25bから前記操作部25aと反対方向に伸びて前記本体ケース22内に挿入されていて先端に円柱ローラ状の作動部25c有する作動桿25dを一体に備えている。前記レバー支持軸26は、図5に示されているように、その両端部が前記本体ケース部材22に形成された挿入穴22h、22hに圧入されている。前記作動部25cの端部には、前記スロットルケーブル24aの端部24bが係止されている。
【0021】
前記蓋ケース23の上面には、前記リヤハンドル部20を手で正しく握っていない状態では、前記スロットルレバー25の上方への回動操作を阻止して、不用意に該スロットルレバー25が回動操作されて前記スロットル弁CVが開方向に作動しないようにするための、それ自体周知の安全保持レバー60と、前記内燃エンジン11の点火プラグへの電気回路を短絡して前記内燃エンジン11を停止させるためのスライド式エンジン停止スイッチ91と、が配設されている。
【0022】
また、本実施形態においては、前記本体ケース部材22内に二つの滑車、即ち、固定滑車28と移動滑車29とが備えられており、前記スロットル弁CVから伸びる前記スロットルケーブル24aは、前記固定滑車28に下側から掛け回されて上方に伸びた後、前記移動滑車29に上側から掛け回わされて前下方に引き出され、その端部24bが前記の如く前記作動部25cの端部に係止される。
【0023】
前記本体ケース22には、前記移動滑車29を上下方向に移動させる位置調節機構30が付設されている。該位置調節機構30は、前記移動滑車29の上下位置を調節して所望の位置に係止し、前記スロットルケーブル24を任意の引っ張り位置に保持するものである。図5に示すように、前記位置調節機構30は、前記移動滑車29を収納する収納部31を持つ回動軸32と、該回動軸32の左端部に設けられた外周セレーション軸部33、該外周セレーション軸部33に嵌合する内周セレーション部34aを備えた内周セレーション軸部34とを備えると共に、該内周セレーション軸部34の外端部にはサブスロットルレバー36が一体に設けられている。前記外周セレーション軸部33と前記内周セレーション軸部34とは締付ビス35で互いに一体的に固定されている。
【0024】
前記回動軸32の右端部は、前記本体ケース22の右端部に設けられた軸受部22fに軸支され、前記内周セレーション軸部34は、前記本体ケース22の左端部に設けられた軸受部22fに軸支されている。前記本体ケース22と前記サブスロットルレバー36との間には、前記セレーション軸部34を軸心とした波形スプリングワッシャ38が介在され、前記本体ケース22に対して前記サブスロットルレバー36を摩擦力で設定位置保持をしている。
【0025】
前記回動軸32の前記収納部31内には、前記移動滑車29が滑車支持ピン37により回動自在に支持されている。ここでは、前記サブスロットルレバー36の回動軸線G−G(前記回動軸32の中心軸線)に対して前記移動滑車45を支持する前記滑車支持ピン37の軸線H−Hが距離Yだけ上方へ外れた位置に偏心配置されており、前記サブスロットルレバー36を図4に仮想線で示す如く後方側に向けて回動させると、前記移動滑車29が上方へ持ち上げられて、前記スロットルケーブル24aを、前記スロットル弁CVを閉方向に常時付勢せしめているばね力に抗して引っ張る方向に移動せしめられる。
【0026】
前記マウントベース部12の前記筒状受体18のリング状の後部側面18aには、鋸歯状の固定側歯部18bが、その上部半周に渡って前記前後方向軸線O−Oを中心として円弧状に設けられていると共に、図4に示されているように、前記本体ケース22内の前部上方には、ハンドル係止部材40が前記左右方向軸線F−Fと平行な軸線J−Jを有する支持軸41を中心に揺動可能に軸支されている。
【0027】
前記ハンドル係止部材40は、図6に示されているように、前記支持軸41の軸線J−Jに緩く外嵌された枢支部としての円筒部40aと、該円筒部40aから半径方向外下方へ伸びる作動受部40bと、該作動受部40bの下端部に一体に形成された可動側歯部40cとを備えている。前記支持軸41は、図6に示すように、その左右両端部が前記本体ケース22に形成された挿入穴22j、22jに圧入されている。
【0028】
前記作動受部40bは、図4に示すように、湾曲凹部40dを備え、該湾曲凹部40d内の内壁部には、前記スロットルレバー25の前記作動部25cが当接するべく配置されており、前記スロットルレバー25を回動させることによって、前記作動部25cが前記湾曲凹部40dの内壁部に当接しながら上下に移動し、前記ハンドル係止部材40の下端部を前後方向に揺動させる。
なお、前記湾曲凹部40dの前記支持軸26を中心とする曲率半径は、図4に示す如く、上半部は若干大として、前記スロットルレバー25の引き始めは前記ハンドル係止部材40が揺動しないようにして、操作性を向上せしめている。
【0029】
前記可動側歯部40cは、前記マウントベース部12の前記筒状受体18の固定側歯部18bに対向する面が鋸歯状に形成されているものであって、前記ハンドル係止部材40が前後方向に揺動することで、前記筒状受体18の前記固定側歯部18bに前記可動側歯部40cを係合・離脱できるようになっているが、常時は、図示しない適宜の付勢手段により前記可動側歯部40cは、図4に仮想線で示す如く、後方へ離脱せしめられている。前記付勢手段の付勢力に抗して前記ハンドル係止部材40を前方へ押圧せしめて、前記固定側歯部18bに前記可動側歯部40cを係合することによって、前記リヤハンドル部20を前記マウントベース部12に係止固定し、押圧力を解除して離脱せしめることによって、前記リヤハンドル部20を前記マウントベース部12に対して回動可能にしている。
【0030】
図7に示すように、前記ハンドル係止部材40の近傍には、係止部材揺動規制機構50が配置されている。該係止部材揺動規制機構50は、前記本体ケース22にねじ込み固定されるラッチボデー51と、該ラッチボデー51に摺動可能に挿入されていて前記本体ケース22内においてその内端に拡大鍔部52aを有するラッチシャフト52と、該ラッチシャフト52の外端に圧入されているラッチノブ53と、前記ラッチシャフト52に緩く外嵌すると共に、前記ラッチボデー51とラッチノブ53との間に配置された圧縮コイルスプリング54とを備えている。
【0031】
前記ラッチシャフト52と前記ラッチノブ53とは、前記ラッチシャフト52の拡大鍔部52aを前記本体ケース22の内側に位置し、一体となって前記ラッチボデー51内を摺動可能に配置されていて、前記圧縮コイルスプリング54の弾発力によって、常時、前記本体ケース22の左外側方向に付勢されている。
【0032】
図7(a)は、前記ラッチシャフト52が最左外側に位置した状態を示したものであり、この位置状態は、前記ラッチシャフト52の前記拡大鍔部52aの周部52bに前記ハンドル係止部材40の作動受部40bの端面40bが位置し、前記ハンドル係止部材40の後方への揺動が前記拡大鍔部52aにより阻止されている状態、即ち、前記ハンドル係止部材40の可動側歯部40cが前記マウントベース部12の固定側歯部18bに係合し、前記リヤハンドル部20が前記マウントベース部12に対して位置固定されている状態位置である。
【0033】
図7(b)は、前記ラッチノブ63を前記圧縮コイルスプリング54の弾発力に抗して押圧した時の状態であり、前記ラッチシャフト52の拡大鍔部52aが前記ハンドル係止部材40の前記作動受部40bの湾曲凹部40d内にその全体が位置し、前記ハンドル係止部材40が後方に付勢されて必要量揺動している状態、即ち、前記ハンドル係止部材40の可動側歯部40cが前記マウントベース部12の固定側歯部18bから離脱し、前記リヤハンドル部20が前記マウントベース部12に対して回動可能な状態位置である。
【0034】
図7(a)(ハンドル係止部材40は、図4の実線位置)に示されている状態において、作業者がその作業姿勢の変更等のために、両者のその固定位置を変更したい場合には、前記係止部材揺動規制機構50のラッチノブ53を手指等で右方向に押圧すると、図7(b)に実線で示すような状態となる。該状態は、前記ハンドル係止部材40が後方に移動できる状態であり、スプリング(図示省略)等の付勢手段で前記ハンドル係止部材40を後方に付勢して置くことによって、該ハンドル係止部材40が自動的に図4の仮想線に示す状態となり、前記マウントベース部12に対する前記リヤハンドル部20の係止固定が解除され、前記可動側歯部40cが、前記固定側歯部18bから離脱した状態となる。したがって、前記マウントベース部12に対して前記リヤハンドル20を回動してその回動位置を変更することができる。また、前記拡大鍔部52aは、前記ハンドル係止部材40が後方に揺動しているので、該ハンドル係止部材40の作動受部40bの端面40bによって左側方向への移動を阻止され、コイルスプリング54を圧縮した状態で図7(b)の実線位置に保持される。
【0035】
前記マウントベース部18の固定側歯部18bに対して前記ハンドル係止部材40の可動側歯部40cを再び係合せしめるときは、前記リヤハンドル部20を正しく握って前記スロットルレバー25の操作部25aを上方に回動し、該上方への回動によって、前記スロットルレバー25の作動部25cが前記ハンドル係止部材40(図4の仮想線位置)の湾曲凹部40dの内壁にそって下方に移動し、該移動によって前記ハンドル係止部材40を前方に揺動させる(図4の実線位置)。これによって、前記マウントベース部18の固定側歯部18bに対して前記ハンドル係止部材40の可動側歯部40cが係合し、前記マウントベース部12に対して前記リヤハンドル20が係止固定される。
【0036】
前記ハンドル係止部材40が前方に揺動されることによって、該ハンドル係止部材40の作動受部40bの端面40bも前方に移動するので、前記係止部材規制機構50の拡大鍔部52aの左方向への移動の阻止が解除され、前記圧縮コイルスプリング54の付勢力によって、前記拡大鍔部52aが図7(a)に示す位置に復帰し、再び、前記ハンドル係止部材40の後方への揺動を阻止する。
図8は、図1の前記ヘッジトリマー10の内燃エンジン11とマウントベース部12とを前後方向で断面した状態を示したものであり、図9は、前記ヘッジトリマー10の回転動力伝達部の制動装置70の右斜後方から見た斜視図である。
【0037】
前記内燃エンジン11は、内燃エンジン本体61を横にした状態、即ち、クランク軸63が垂直になるような状態で前記マウントベース12の伝動ケース12aに装着固定されている。前記クランク軸63の下端には、遠心クラッチ64のクラッチボス64aが取付固定されており、該クラッチボス64aには、遠心力によって放射方向に移動可能に配置したクラッチシュー64bが嵌装され、該クラッチシュー64bの外側に有底円筒状のクラッチドラム64cが配置されている。
【0038】
該クラッチドラム64cの下面には、伝動軸65が一体に取付固定され、前記内燃エンジン11の前記クランク軸63の回転数が所定値以上の回転数になると、前記クラッチボス64aと前記クラッチシュー64bは一体に回転するとともに、該クラッチシュー64bは、遠心力によって外方向に移動して、前記クラッチドラム64cの内周面に圧着する。これにより、前記クラッチシュー64bとクラッチドラム64cとは一体となって該クラッチドラム64cを一体として回転させて、前記伝動軸65を介して前記内燃エンジン11の回転動力を作業部13側に伝達する。
【0039】
前記伝動軸65は、前記マウントベース12の前記伝動ケース12aに軸受12b、12bで回転可能に軸支されており、前記伝動軸65の下端に刻設した小歯車65aが前記伝動ケース12aに軸支した上下両面に偏心カム円板を形成した大歯車71に噛み合い、前記伝動軸65の回転動力を前記大歯車71を介して前記バリカン刈刃13a、13bの往復運動機構72に伝達する。
【0040】
前記クラッチドラム74cの下部には、前記制動装置70の有底円筒状のブレーキドラム67が一体に装着されており、該ブレーキドラム67の外周には、ブレーキバンド68が巻回されている。
図9に示されているように、該ブレーキバンド68は、所定の幅の板ばねで形成され、その中間部68cが、前記ブレーキドラム67の外周に沿うべく環状に、かつその環状径を小さくする方向に予め付勢されるように形成されている。前記ブレーキバンド68の一端68aは、ループ状に形成されていると共に、前記伝動ケース12aに固定された支持ピン69に回動可能に軸支されていると共に、その他端68bがコの字状に屈曲されて、偏心カム81の当接面として形成されている。前記ブレーキバンド68の前記中間部68cの内面には、接着等により固着された摩擦部材68dが適宜長さで間隔をおいて配置されている。
【0041】
図9から明かなように、前記ブレーキバンド68を操作する手段として、バンド操作機構80が、前記ブレーキバンド68の両端部68a、68bの近傍に配置されている。前記バンド操作機構80は、前記偏心カム81と、該偏心カム81と一体のアームリンク82と、を備え、前記偏心カム81は、前記伝動ケース12aに垂直軸線O’−O’を中心に回動可能に軸支され、その偏心外周面が、前記ブレーキバンド68の前記コの字状屈曲端部68bに当接している。前記アームリンク82は、前記垂直軸線O’−O’から離れた位置のケーブル係止部82aに、前記リヤハンドル部20の前記スロットルレバー25から延びる前記スロットルケーブル24aを係止している。
【0042】
また、前記内燃エンジン11の前記スロットル弁CVからは、該スロットル弁CVを回動させるための操作リンク84が下方に伸び、該操作リンク84は、くの字状リンク85と操作リンク83とを介して前記アームリンク82の自由端82bに連結されている。
【0043】
前記スロットルレバー25を操作することにより、前記スロットルケーブル24aを牽引し、前記垂直軸線O’−O’を中心として前記アームリンク82を回動させると、前記偏心カム81も一体に回動し、該偏心カム81の回動により、その偏心外周面が前記ブレーキバンド68の前記屈曲端部68bを押圧する。前記ブレーキバンド68は、その一端68aが前記支持ピン69により回動可能に軸支されているので、その軸支位置は移動しないが、前記屈曲端部68bの押圧によってその環状径を大きくする方向に移動する。このため、前記ブレーキバンド68は、前記スロットルケーブル24aが牽引されない状態では、前記摩擦部材68dが前記ブレーキドラム67に圧着して該ブレーキドラム67の回動に制動を加えていた状態にあったものが、前記環状径の拡大によって前記ブレーキドラム67に対して非接触状態となってブレーキ解除を行う。また、前記アームリンク82が回動すると前記操作リンク83が移動することで、前記くの字状リンク85を水平支持軸86を中心にして回動させ、前記操作リンク84を下方に移動させて前記スロットル弁CVを開方向に回動する。
なお、前記偏心カム81は、前記遠心クラッチ64のクラッチイン回転数に対応する回動位置以上では、常に前記ブレーキバンド68を非制動状態に保持できるように、リフト量を適宜に設定した形状としてある。
【0044】
前記スロットルレバー25から指を放して前記ケーブル24aの牽引を解除すると、前記スロットル弁CV部に配置したスプリング(図示省略)等により前記ケーブル24aが常時前記スロットル弁CVの閉側に付勢されているので、前記偏心カム81は、前記方向と逆方向に回動して前記ブレーキバンド68のコの字状屈曲端部68bへの押圧を弱めるので、再び、前記摩擦部材68dが前記ブレーキドラム67に接触して、該ブレーキドラム67の回転制動を行う。
【0045】
次に、前の如く構成された本実施形態のハンドル装置(リヤハンドル部)20の作動について説明する。
本実施形態のリヤハンドル部20においては、該リヤハンドル部20をマウントベース部12に位置固定した状態(図2の実線の状態)とし、スロットルレバー25を非操作状態(図2の位置)にするとともに、サブスロットルレバー36を前方(作業部13方向)に位置させた状態(図2の仮想線位置)で、リコイルスタータ16を操作することによって、内燃エンジン11が始動する。しかし、この状態では、該内燃エンジン11はアイドル状態にあり、回転数が低いので、遠心クラッチ64がクラッチインせず、前記制動装置70のブレーキバンド68がその環状径を小さくする方向に付勢する自身の収縮バネ力によって、ブレーキドラム67の外周面に摩擦接触して制動状態になっているので、該ブレーキドラム67よりも従動側にある作業部13のバリカン刃13a,13bは往復運動をせず、制止されている。
【0046】
前記状態において、ハンドル部20を正しく把持した掌で安全保持レバー60を下方に押圧して前記スロットルレバー25のロックを解除した後、該スロットレバー25の操作部25aを手指で最上方まで回動操作すると、該操作によって、前記スロットルレバー25の作動部25cが下方に移動し、該移動によって、スロットルケーブル24aが固定滑車28と移動滑車29とを介して所定量引っ張られて遊びのない状態となるが、前記スロットル弁CVは最小開度を維持している。 この場合、前記スロットルレバー25による前記ケーブル24aの引張量(変位量)は、前記作動部25cの移動量と同じである。
【0047】
次いで、前記スロットルレバー25を最上方まで回動操作した状態に保持したまま、前記サブスロットルレバー36を波形スプリングワッシャ38の弾発力に抗して後方側に所望の位置まで回動操作すると、前記移動滑車29が上方に移動することで、前記スロットルケーブル24aを上方に引っ張る。該スロットルケーブル24aの端部24bは、作動部25cに固定されているので、その位置は移動しないので、前記スロットルケーブル24aは、スロットル弁CVを開く方向に引っ張られ、前記スロットル弁CVを最小開度(アイドル開度)から全開方向に移動せしめてその開度が調節され、これによって、前記内燃エンジン11の回転数が上がり、前記遠心クラッチ70がクラッチインする状態となる。一方、バンド操作機構80の偏心カム81も回動し、該偏心カム81の回動により、前記ブレーキバンド68の環状径を大きくする方向に移動させて、前記ブレーキドラム67への制動を解除する。これによって、前記内燃エンジン11の動力が前記遠心クラッチ70、伝動軸65、及び、往復運動機構72を介してバリカン刃13a、13bに伝達され、該バリカン刃13a、13bを相互に往復運動させて、生垣刈作業等を行う。
【0048】
ここで、前記サブスロットルレバー36の回動操作を所定位置でやめて手指を放すと、該サブスロットルレバー36は、前記波形スプリングワッシャ38の弾発力によって、その操作位置に不動状態で保持され、前記スロットル弁CVは、その調節開度(設定開度)に保たれる。これによって、手指の負担が軽減される。
前記のようにしてスロットル弁CVの開度を調節した状態で、例えば不測の事態が生じる等して、直ちに内燃エンジン11の回転数を大幅に低下させたいときには、前記スロットルレバー25を解放する。前記スロットルケーブル24aは、常時スロットル弁CVの閉方向に付勢されているので、前記スロットルレバー25が下方に引っ張られて元の位置に戻り、前記スロットルケーブル24aが前記非操作状態に戻されて前記スロットル弁CVが前記アイドル回転開度に戻り、内燃エンジン11はアイドリング状態となる。
【0049】
そして、前記内燃エンジン11の回転駆動力を遠心クラッチ64を介してバリカン刃13a、13bからなる作業部13に伝達しているヘッジトリマー10は、前記内燃エンジン11の回転数が低くなって、前記遠心クラッチ64が遮断状態となることで、前記作業部13への動力伝達を断つ。前記バリカン刃13a、13bから成る作業機13は、動力伝達が断たれても、それまでの往復運動の慣性によって、往復運動を継続しようとするが、前記ブレーキバンド68が、前記スロットル弁CVがアイドル開度となると同時に、前記アームリンク82の回動により、その弾性復元力によって環状径を縮小する方向に移動して、前記ブレーキドラム67の回転の制動を行う。このため、前記内燃エンジン11がアイドリング状態となると同時に、直ちに、前記バリカン刃13a、13bの往復運動を停止させる。
【0050】
一旦、前記スロットルレバー25を解放した後、再び、該スロットルレバー25を手指で回動操作して最上方のセット位置まで回動操作すると、前記スロットルケーブル24aの遊びが無くされ、前記サブスロットルレバー36は、先の操作位置に保持されたままなので、前記スロットル弁CVが前記スロットルレバー25が解放される前の開度に再び戻され、前記サブスロットルレバー36の再調節は不要となる。
【0051】
本実施形態のハンドル装置20においては、被駆動部材としてのスロットル弁CVの開度をスロットルレバー25とサブスロットルレバー36とによって、ケーブル24aを介して調節できるとともに、併せて、内燃エンジン11のアイドリング状態への移行時に、作業部13側の回転動力伝達部を前記スロットルレバー25と前記サブスロットルレバー36の操作によって制動させることができ、前記バリカン刃13a、13bの作業部13が不用意に作動することがない。
【0052】
また、本実施形態においては、前記位置調節機構30の前記サブスロットルレバー36の操作によって、前記スロットルケーブル24aが、前記移動滑車29に折り返し状態で掛け回されて該移動滑車29により引っ張られるので、前記移動滑車29の移動量の略二倍の長さが引っ張られることとなる。このため、前記スロットル弁CVの開度を調節するのに要する前記サブスロットルレバー36の操作量、つまり、前記移動滑車29の移動量は、前記スロットルケーブル24aの移動量の1/2でよく、小さな移動量で済むので、装置の小型化が図られる。
【0053】
更に、前記スロットルレバー25と前記サブスロットルレバー36とによって、前記スロットル弁CVの開度を所望の開度に容易に保持させ得、かつ、即座に最小開度(アイドル回転開度)に戻すことができて高い安全性を確保できるとともに、手指を疲れ難くでき、さらには、スロットル弁CVをアイドル回転開度に戻す前の開度に設定したい場合には、再調節が不要にできる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において、種々の変更ができるものである。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明のハンドル装置は、ケーブルの端部を係止したスロットルレバーと、前記ケーブルの前記端部近傍を折り返し状態で掛け回す移動滑車とを備え、前記移動滑車をサブスロットルレバーで任意の位置に保持できるようにしたので、該サブスロットルレバーが必要とする回動移動範囲を小さくすることができ、ハンドル装置全体の形状をコンパクトできると共に、該ハンドル装置に装備されているスロットルレバーを最大回動操作した状態においても、前記スロットル弁の開度を所望の開度に設定でき、かつ、該スロットルレバーを即座に最小開度(アイドル回転開度)に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のハンドル装置を備えたヘッジトリマーの斜視図。
【図2】図1のハンドル装置のII矢視左側面図。
【図3】図1のハンドル装置のIII矢視背面図。
【図4】図3のハンドル装置のIV−IV矢視断面図。
【図5】図2のハンドル装置のV−V矢視断面図。
【図6】図2のハンドル装置のVI−VI矢視断面図。
【図7】図3のハンドル装置の係止部材規制機構のVII−VII矢視断面図であって、(a)は規制状態図であり、(b)は規制解除状態図。
【図8】図1のヘッジトリマーの内燃エンジンとマウントベース部とを前後方向で断面した制動装置を含む断面図。
【図9】図8の制動装置の右斜後方から見た斜視図。
【符号の説明】
10 動力作業機(ヘッジトリマー)
11 内燃エンジン
12 マウントベース部
13 作業部
20 ハンドル装置(リヤハンドル)
22 本体ケース
24a ケーブル
24b 端部
25 メインレバー(スロットルレバー)
29 移動滑車
30 位置調節機構
31 収納部
32 回動軸
33 外周セレーション軸部
34 内周セレーション軸部
35 締付ビス
36 サブレバー(サブスロットルレバー)
38 波形スプリングワッシャー
40 ハンドル係止部材
64 遠心クラッチ
70 制動装置
CV 被駆動部材(スロットル弁)

Claims (6)

  1. 被駆動部材(CV)に連結されたケーブル(24a)の端部(24b)を係止して前記ケーブル(24a)を引っ張り操作するメインレバー(25)、前記ケーブル(24a)の前記端部(24b)近傍を折り返し状態で掛け回す移動滑車(29)、及び、サブレバー(36)を有する位置調節機構(30)を備えたハンドル装置(20)において、
    前記サブレバー(36)は、前記移動滑車(29)を任意の保持位置に移動して前記ケーブル(24a)の引っ張り量を調節することを特徴とするハンドル装置。
  2. 内燃エンジン(11)と、該内燃エンジン(11)によって駆動される作業部(13)と、を有する動力作業機(10)用のハンドル装置(20)であって、
    該ハンドル装置(20)は、前記内燃エンジン(11)のスロットル弁(CV)に連結されたケーブル(24a)の端部(24b)を係止して前記ケーブル(24a)を引っ張り操作するスロットルレバー(25)と、前記ケーブル(24a)の前記端部(24b)近傍を折り返し状態で掛け回す移動滑車(29)と、サブスロットルレバー(36)を有する位置調節機構(30)とを備え、前記サブスロットルレバー(36)は前記移動滑車(29)を任意の保持位置に移動して前記ケーブル(24a)の引っ張り量を調節することを特徴とするハンドル装置。
  3. 内燃エンジン(11)と、該内燃エンジン(11)によって駆動される作業部(13)と、前記内燃エンジン(11)と前記作業機(13)との間の動力伝達系に配置された遠心クラッチ(64)と制動装置(70)とを有する動力作業機用のハンドル装置(20)であって、
    該ハンドル装置(20)は、前記内燃エンジン(11)のスロットル弁(CV)と前記制動装置(70)とに連結されたケーブル(24a)の端部(24b)を係止して前記ケーブル(24a)を引っ張り操作するスロットルレバー(25)と、前記ケーブル(24a)の前記端部(24b)近傍を折り返し状態で掛け回す移動滑車(29)と、サブスロットルレバー(36)を有する位置調節機構(30)と、を備え、前記サブスロットルレバー(36)は前記移動滑車(29)を任意の保持位置に移動して前記ケーブル(24a)の引っ張り量を調節することを特徴とするハンドル装置。
  4. 前記位置調節機構(30)は、前記移動滑車(29)を回転可能に偏心軸支する収納部(31)を有する回動軸(32)と、該回動軸(32)の一端部に設けられた外周セレーション軸部(33)と、該外周セレーション軸部(33)に嵌合する内周セレーション部(34a)を備えた内周セレーション軸部(34)とを備えると共に、該内周セレーション軸部(34)の一端にサブレバー(36)を一体に設け、前記外周セレーション軸部(33)と前記内周セレーション軸部(34)とを締付ビス(35)で固定し、前記回動軸(32)と前記内周セレーション軸部(34)とを本体ケース(22)に回動可能に軸支したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のハンドル装置。
  5. 前記サブレバー(36)と前記本体ケース(22)との間に波形スプリングワッシャ(38)が介在されていることを特徴とする請求項4に記載のハンドル装置。
  6. 前記ハンドル装置(20)は、前記動力作業機(10)のマウントベース部(12)に回動可能に軸支されると共に、該回動を係止固定するハンドル係止部材(40)を備え、前記スロットルレバー(25)の回動操作に連動して前記ハンドル係止部材(40)を揺動させることで前記マウントベース部(12)に係合させ、前記ハンドル装置(20)の回動を固定することを特徴とする請求項2又は3に記載のハンドル装置。
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