JPH10313680A - 動力作業機用ハンドル装置 - Google Patents

動力作業機用ハンドル装置

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JPH10313680A
JPH10313680A JP9127536A JP12753697A JPH10313680A JP H10313680 A JPH10313680 A JP H10313680A JP 9127536 A JP9127536 A JP 9127536A JP 12753697 A JP12753697 A JP 12753697A JP H10313680 A JPH10313680 A JP H10313680A
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lever
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throttle
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    • F02D11/02Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by hand, foot, or like operator controlled initiation means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルの全体の形状をコンパクトにすると
共に、該ハンドルに装備されているスロットルレバーを
最大回動操作した状態においても、前記スロットル弁の
開度を所望の開度に設定でき、かつ、該スロットルレバ
ーを即座に最小開度(アイドル回転開度)に戻すことが
できるスロットルレバー機構を備えたハンドル装置を提
供する。 【解決手段】 スロットル弁に連結されたケーブルの端
部を係止して前記ケーブルを引っ張り操作するメインレ
バー、前記ケーブルの前記端部近傍を折り返し状態で掛
け回す移動滑車、及び、サブレバーの位置調節機構と、
を備えたハンドル装置において、前記サブレバーが、前
記移動滑車を任意の保持位置に移動して前記ケーブルの
引っ張り量を調節してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力作業機のハン
ドル装置に係り、特に、ヘッジトリマー等の手持ち式動
力作業機の後部に配置される回動可能なハンドル装置の
レバー機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッジトリマー等の手持ち式動力作業機
は、通常、内燃エンジンや電動モータ等を原動機として
内蔵した原動機ケース部と、前記原動機により駆動され
るギヤ等の動力伝動機構を内蔵した伝動ケースを構成す
るマウントベース部と、前記原動機によって前記動力伝
動機構を介して駆動されるバリカン刃等からなる作業部
と、前記原動機ケース部又はマウントベース部等に装着
されたハンドル部とを有している。前記ハンドル部は、
その使い勝手の利便等のためにフロントハンドルとリヤ
ハンドルとを備えている。前記リヤハンドルには、前記
内燃エンジンを原動機として用いた場合、スロットル弁
の開度を調整するスロットルレバーが配設されている。
【0003】前記如きスロットルレバーの一般の操作形
態は、通常、作業者の手指で回動操作されるものであ
り、該スロットルレバーを回動操作することによりスロ
ットルケーブルを介して前記スロットル弁の開度を調節
するようにされている。前記スロットル弁は、常時、気
化器の一般的な構成として最小開度(アイドル回転開
度)方向に付勢されており、自然状態では、アイドル回
転開度で保持され、前記スロットルケーブルが所定長以
上引っ張られた時、遊びがなくされて前記アイドル回転
開度から高速回転側へ開き始めるようにされる。
【0004】このようなスロットル弁の開度調節用のス
ロットルレバーは、該スロットルレバーの回動操作状態
を中断したときに、該レバーを自動的に前記スロットル
弁と共に元の位置(アイドル回転開度)に戻すようにし
た自動開度復帰タイプのものであり、該タイプのもの
は、前記スロットルレバーから指を離せば、内燃エンジ
ンが自動的にアイドリング状態に戻り、機関回転駆動力
を遠心クラッチを介して作業部に伝達するようにした作
業機であれば、前記遠心クラッチが遮断状態となって作
業部への動力伝達が絶たれるので、作業部の駆動を停止
させることができるが、前記スロットル弁を中間開度に
して作業を行うような場合には、前記スロットルレバー
を所望する中間回動操作位置に指で保持してその状態を
維持しなければならないので、手指が疲れる、操作量が
一定しない等の不具合がある。
【0005】前記不具合を改良したものとして、メイン
レバーとしてのスロットルレバーに加えてサブレバーを
設け、スロットル弁に連結されたケーブルを動滑車等の
折り返し部材を介して前記サブレバーで引っ張り調整す
るようにし、かつ、前記スロットルレバーにより折り返
し部材を移動させるようにした手持ち式動力作業機のハ
ンドレバー装置が提案されている(特開平8−3032
62号公報参照)。かかる構造の手持ち式動力作業機の
ハンドレバー装置は、前記スロットル弁の開度をサブレ
バーによってケーブルを介して調節できるので、前記ス
ロットルレバーを最大回動操作した状態においても、前
記スロットル弁の開度を所望の開度に設定でき、かつ、
該スロットルレバーを即座に最小開度(アイドル回転開
度)に戻すことができるものである。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、前記の如き
手持ち式動力作業機のハンドレバー装置においては、サ
ブレバーによるスロットル弁に連結されたケーブルの引
っ張り調整量は、前記サブレバーの回動操作量に応じた
ものとなり、サブレバーを比較的大きく回動させなけれ
ば、前記スロットル弁の全開度に渡った調整ができず、
前記サブレバーに所要の回動操作量を与えるようにする
ために、比較的大きな回動用のスペースが必要となり、
装置のコンパクト化の面で問題があった。
【0007】また、前記のサブレバーは、メインレバー
としてのスロットルレバーから比較的離れているので、
該スロットルレバーを指で把持したままの状態では、前
記サブレバーを調節しずらく、作業性や操作性も良いと
は云えなかった。
【0008】本発明は、前記問題に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、手持ち式動力作業
機において、ハンドル部の全体の形状をコンパクトにす
ると共に、該ハンドル部に装備されているスロットルレ
バーを最大回動操作した状態においても、前記スロット
ル弁の開度を所望の開度に設定でき、かつ、該スロット
ルレバーを即座に最小開度(アイドル回転開度)に戻す
ことができるハンドル装置のスロットルレバー機構を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のハンドル装置は、基本的には、被駆動部材
に連結されたケーブルの端部を係止して前記ケーブルを
引っ張り操作するメインレバー、前記ケーブルの前記端
部近傍を折り返し状態で掛け回す移動滑車、及び、サブ
レバーを有する位置調節機構とを備え、前記サブレバー
は、前記移動滑車を任意の保持位置に移動して前記ケー
ブルの引っ張り量を調節するものであることを特徴して
いる。
【0010】前記構成により本発明のハンドル装置は、
前記位置調節機構の前記サブレバーの操作によって、前
記ケーブルが、前記移動滑車に折り返し状態で掛け回さ
れて該移動滑車により引っ張られるので、該移動滑車の
移動量の略二倍の長さが引っ張られることとなる。この
ため、前記被駆動部材の開度等を調節するのに要する前
記サブレバーの操作量、つまり、前記移動滑車の移動量
は、前記ケーブルの移動量の1/2でよく、小さな移動
量で済むので、装置の小型化が図られる。
【0011】そして、本発明のハンドル装置の好ましい
具体的な態様としては、前記位置調節機構が、前記移動
滑車を回転可能に偏心軸支する収納部を有する回動軸
と、該回動軸の一端部に設けられた外周セレーション軸
部と、該外周セレーション軸部に嵌合する内周セレーシ
ョン部を備えた内周セレーション軸部とを備えると共
に、該内周セレーション軸部の一端に前記サブレバーを
一体に設け、前記外周セレーション軸部と前記内周セレ
ーション軸部とを締付ビスで固定し、前記回動軸と前記
内周セレーション軸部とを本体ケースに回動可能に軸支
し、前記サブレバーと前記本体ケースとの間に波形スプ
リングワッシャを介在したことを特徴としている。
【0012】前記具体的な態様によって、前記位置調節
機構を、例えば、本体ケースと蓋ケースとからなる上下
二部材構造のケース部材に容易に組み込み組み立てるこ
とができると共に、前記サブレバーと前記本体ケースと
の間に波形スプリングワッシャを介在したことで、該ワ
ッシャが前記本体ケースに対して前記サブレバーを摩擦
的に保持するので、前記サブレバーを適宜位置に調節固
定できる。
【0013】また、本発明のハンドル装置の動力作業機
への適用態様としては、内燃エンジンと、該内燃エンジ
ンによって駆動される作業部と、前記内燃エンジンと前
記作業機との間の動力伝達系に配置された遠心クラッチ
と、制動装置と、を有する動力作業機に適用されるもの
であって、前記ハンドル装置が、前記内燃エンジンのス
ロットル弁と前記制動装置とに連結されたケーブルの端
部を係止して前記ケーブルを引っ張り操作するスロット
ルレバーと、前記ケーブルの前記端部近傍を折り返し状
態で掛け回す移動滑車と、サブスロットルレバーを有す
る位置調節機構と、を備え、前記サブスロットルレバー
は、前記移動滑車を任意の保持位置に移動して前記ケー
ブルの引っ張り量を調節するものであることを特徴とし
ている。
【0014】前記構成によって、スロットル弁の開度を
スロットルレバー及び/又はサブスロットルレバーによ
って、ケーブルを介して調節できるとともに、併せて、
内燃エンジンのアイドリング状態への移行時に、作業部
側の回転動力伝達部を前記スロットルレバー及び/又は
前記サブスロットルレバーの操作によって制動させるこ
とができ、前記作業部を不用意に作動させることがな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の動力作
業機用ハンドル装置の一実施形態について説明する。図
1は、本実施形態のハンドル装置20(リヤハンドル
部)を備えたヘッジトリマー10の一例を示した斜視図
である。該ヘッジトリマー10は、原動機としての空冷
2サイクルガソリン内燃エンジン11と、該内燃エンジ
ン11により駆動されるギヤ等の動力伝動機構を内蔵し
た伝動ケースを構成するマウントベース部12と、前記
内燃エンジン11によって前記動力伝動機構を介して駆
動される上下一対のバリカン刃13a、13b等からな
る作業部13と、前記マウントベース部12の前部に装
着されたループ状のフロントハンドル部14と、該フロ
ントハンドル14に近接して設けられたハンドプロテク
ター15と、前記マウントベース部12の後部に装着さ
れたリヤハンドル部20とを有している。
【0016】前記内燃エンジン11には、リコイルスタ
ータ16や燃料タンク17が付設されていると共に、内
部に被駆動部材としての前記内燃エンジン11のスロッ
トル弁CVを有する気化器Cや点火プラグ(図示せず)
等が備えられている。前記作業部13の上下一対のバリ
カン刃13a、13bは、前記内燃エンジン11から前
記マウントベース部12内の往復運動機構等の動力伝動
機構を介して相対往復駆動が行なわれる。前記リヤハン
ドル部20は、前記マウントベース部12に対して、前
記バリカン刃13a、13bの長手方向軸線と平行な前
後方向軸線O−Oを中心として左右に回動可能に装着さ
れ、かつ、適宜回動位置で固定できるようになってい
る。前記リヤハンドル部20には、メインレバー(スロ
ットルレバー)25、サブレバー(サブスロットルレバ
ー)36等が配置されている。
【0017】図2は、前記リヤハンドル部20を図1の
II矢視左側面図、図3は、図1のIII矢視背面図、図4
は、図3のIV-VI矢視縦断面図である。
【0018】前記リヤハンドル部20は、図2の外観及
び図4の断面図に示されているように、全体がループ状
で内部が空胴のケース部材21を有し、該ケース部材2
1は、前記マウントベース部12の後部に回動及び位置
固定可能に装着されている。該マウントベース部12の
後端に、筒状受体18が一体に設けられていると共に、
前記リヤハンドル部20の前記ケース部材21の前部に
筒状支持体26が設けられている。前記筒状受体18に
前記筒状支持体26を挿入し、挿入とは反対側の前記筒
状受体18の側面に円盤状固定板19を当てて、該円盤
状固定板19と前記筒状支持体26との間に回動を許容
する適宜の間隔をおいて複数の止めビス19a、・・・で固
定することによって、前記マウントベース部12に対し
て前記リヤハンドル部20を前記前後方向軸線O−Oを
中心に回動可能に装着する。
【0019】前記ケース部材21は、図4から理解され
るように、合成樹脂製の本体ケース22とその上部に位
置する蓋ケース23とからなる二部材構造となってお
り、前記本体ケース22に対して前記蓋ケース23を着
脱可能に結合している。前記本体ケース22への前記蓋
ケース23の装着結合は、該蓋ケース23の前端部の係
止突起23cを前記本体ケース22の係止部22dに差
し込んで引っ掛けた後に、後端部を係止ビス22eで前
記本体ケース22の上部上面に固定することによって行
う。前記リヤハンドル部20の前記前後方向軸線O−O
上の位置には、前記内燃エンジン11の前記被駆動部材
としての前記スロットル弁CVに連結されたボーデンケ
ーブル24に挿通されたスロットルケーブル24aが案
内されており、該スロットルケーブル24aを引っ張る
前記スロットルレバー25が、前記リヤハンドル部20
の前記ケース部材21に、前記前後方向軸線O−Oと直
交する左右方向軸線F−Fを中心に回動可能に保持され
ている。前記本体ケース22は、携帯時に、手を挿入で
きる空間部22gを形成しており、前記本体ケース22
の上部と前記蓋ケース23とで、握り部を形成してい
る。
【0020】前記本体ケース22に回動自在に保持され
ている前記スロットルレバー25は、前記握り部の下部
から前記本体ケース22の空胴部内に一部が挿入されて
いて、手指で回動操作される操作部25aと、前記左右
方向軸線F−Fに沿って前記本体ケース22に挿通固定
されたレバー支持軸26に緩く外嵌された枢支部として
の円筒部25bと、該円筒部25bから前記操作部25
aと反対方向に伸びて前記本体ケース22内に挿入され
ていて先端に円柱ローラ状の作動部25c有する作動桿
25dを一体に備えている。前記レバー支持軸26は、
図5に示されているように、その両端部が前記本体ケー
ス部材22に形成された挿入穴22h、22hに圧入さ
れている。前記作動部25cの端部には、前記スロット
ルケーブル24aの端部24bが係止されている。
【0021】前記蓋ケース23の上面には、前記リヤハ
ンドル部20を手で正しく握っていない状態では、前記
スロットルレバー25の上方への回動操作を阻止して、
不用意に該スロットルレバー25が回動操作されて前記
スロットル弁CVが開方向に作動しないようにするため
の、それ自体周知の安全保持レバー60と、前記内燃エ
ンジン11の点火プラグへの電気回路を短絡して前記内
燃エンジン11を停止させるためのスライド式エンジン
停止スイッチ91と、が配設されている。
【0022】また、本実施形態においては、前記本体ケ
ース部材22内に二つの滑車、即ち、固定滑車28と移
動滑車29とが備えられており、前記スロットル弁CV
から伸びる前記スロットルケーブル24aは、前記固定
滑車28に下側から掛け回されて上方に伸びた後、前記
移動滑車29に上側から掛け回わされて前下方に引き出
され、その端部24bが前記の如く前記作動部25cの
端部に係止される。
【0023】前記本体ケース22には、前記移動滑車2
9を上下方向に移動させる位置調節機構30が付設され
ている。該位置調節機構30は、前記移動滑車29の上
下位置を調節して所望の位置に係止し、前記スロットル
ケーブル24を任意の引っ張り位置に保持するものであ
る。図5に示すように、前記位置調節機構30は、前記
移動滑車29を収納する収納部31を持つ回動軸32
と、該回動軸32の左端部に設けられた外周セレーショ
ン軸部33、該外周セレーション軸部33に嵌合する内
周セレーション部34aを備えた内周セレーション軸部
34とを備えると共に、該内周セレーション軸部34の
外端部にはサブスロットルレバー36が一体に設けられ
ている。前記外周セレーション軸部33と前記内周セレ
ーション軸部34とは締付ビス35で互いに一体的に固
定されている。
【0024】前記回動軸32の右端部は、前記本体ケー
ス22の右端部に設けられた軸受部22fに軸支され、
前記内周セレーション軸部34は、前記本体ケース22
の左端部に設けられた軸受部22fに軸支されている。
前記本体ケース22と前記サブスロットルレバー36と
の間には、前記セレーション軸部34を軸心とした波形
スプリングワッシャ38が介在され、前記本体ケース2
2に対して前記サブスロットルレバー36を摩擦力で設
定位置保持をしている。
【0025】前記回動軸32の前記収納部31内には、
前記移動滑車29が滑車支持ピン37により回動自在に
支持されている。ここでは、前記サブスロットルレバー
36の回動軸線G−G(前記回動軸32の中心軸線)に
対して前記移動滑車45を支持する前記滑車支持ピン3
7の軸線H−Hが距離Yだけ上方へ外れた位置に偏心配
置されており、前記サブスロットルレバー36を図4に
仮想線で示す如く後方側に向けて回動させると、前記移
動滑車29が上方へ持ち上げられて、前記スロットルケ
ーブル24aを、前記スロットル弁CVを閉方向に常時
付勢せしめているばね力に抗して引っ張る方向に移動せ
しめられる。
【0026】前記マウントベース部12の前記筒状受体
18のリング状の後部側面18aには、鋸歯状の固定側
歯部18bが、その上部半周に渡って前記前後方向軸線
O−Oを中心として円弧状に設けられていると共に、図
4に示されているように、前記本体ケース22内の前部
上方には、ハンドル係止部材40が前記左右方向軸線F
−Fと平行な軸線J−Jを有する支持軸41を中心に揺
動可能に軸支されている。
【0027】前記ハンドル係止部材40は、図6に示さ
れているように、前記支持軸41の軸線J−Jに緩く外
嵌された枢支部としての円筒部40aと、該円筒部40
aから半径方向外下方へ伸びる作動受部40bと、該作
動受部40bの下端部に一体に形成された可動側歯部4
0cとを備えている。前記支持軸41は、図6に示すよ
うに、その左右両端部が前記本体ケース22に形成され
た挿入穴22j、22jに圧入されている。
【0028】前記作動受部40bは、図4に示すよう
に、湾曲凹部40dを備え、該湾曲凹部40d内の内壁
部には、前記スロットルレバー25の前記作動部25c
が当接するべく配置されており、前記スロットルレバー
25を回動させることによって、前記作動部25cが前
記湾曲凹部40dの内壁部に当接しながら上下に移動
し、前記ハンドル係止部材40の下端部を前後方向に揺
動させる。なお、前記湾曲凹部40dの前記支持軸26
を中心とする曲率半径は、図4に示す如く、上半部は若
干大として、前記スロットルレバー25の引き始めは前
記ハンドル係止部材40が揺動しないようにして、操作
性を向上せしめている。
【0029】前記可動側歯部40cは、前記マウントベ
ース部12の前記筒状受体18の固定側歯部18bに対
向する面が鋸歯状に形成されているものであって、前記
ハンドル係止部材40が前後方向に揺動することで、前
記筒状受体18の前記固定側歯部18bに前記可動側歯
部40cを係合・離脱できるようになっているが、常時
は、図示しない適宜の付勢手段により前記可動側歯部4
0cは、図4に仮想線で示す如く、後方へ離脱せしめら
れている。前記付勢手段の付勢力に抗して前記ハンドル
係止部材40を前方へ押圧せしめて、前記固定側歯部1
8bに前記可動側歯部40cを係合することによって、
前記リヤハンドル部20を前記マウントベース部12に
係止固定し、押圧力を解除して離脱せしめることによっ
て、前記リヤハンドル部20を前記マウントベース部1
2に対して回動可能にしている。
【0030】図7に示すように、前記ハンドル係止部材
40の近傍には、係止部材揺動規制機構50が配置され
ている。該係止部材揺動規制機構50は、前記本体ケー
ス22にねじ込み固定されるラッチボデー51と、該ラ
ッチボデー51に摺動可能に挿入されていて前記本体ケ
ース22内においてその内端に拡大鍔部52aを有する
ラッチシャフト52と、該ラッチシャフト52の外端に
圧入されているラッチノブ53と、前記ラッチシャフト
52に緩く外嵌すると共に、前記ラッチボデー51とラ
ッチノブ53との間に配置された圧縮コイルスプリング
54とを備えている。
【0031】前記ラッチシャフト52と前記ラッチノブ
53とは、前記ラッチシャフト52の拡大鍔部52aを
前記本体ケース22の内側に位置し、一体となって前記
ラッチボデー51内を摺動可能に配置されていて、前記
圧縮コイルスプリング54の弾発力によって、常時、前
記本体ケース22の左外側方向に付勢されている。
【0032】図7(a)は、前記ラッチシャフト52が
最左外側に位置した状態を示したものであり、この位置
状態は、前記ラッチシャフト52の前記拡大鍔部52a
の周部52bに前記ハンドル係止部材40の作動受部4
0bの端面40b1が位置し、前記ハンドル係止部材4
0の後方への揺動が前記拡大鍔部52aにより阻止され
ている状態、即ち、前記ハンドル係止部材40の可動側
歯部40cが前記マウントベース部12の固定側歯部1
8bに係合し、前記リヤハンドル部20が前記マウント
ベース部12に対して位置固定されている状態位置であ
る。
【0033】図7(b)は、前記ラッチノブ63を前記
圧縮コイルスプリング54の弾発力に抗して押圧した時
の状態であり、前記ラッチシャフト52の拡大鍔部52
aが前記ハンドル係止部材40の前記作動受部40bの
湾曲凹部40d内にその全体が位置し、前記ハンドル係
止部材40が後方に付勢されて必要量揺動している状
態、即ち、前記ハンドル係止部材40の可動側歯部40
cが前記マウントベース部12の固定側歯部18bから
離脱し、前記リヤハンドル部20が前記マウントベース
部12に対して回動可能な状態位置である。
【0034】図7(a)(ハンドル係止部材40は、図
4の実線位置)に示されている状態において、作業者が
その作業姿勢の変更等のために、両者のその固定位置を
変更したい場合には、前記係止部材揺動規制機構50の
ラッチノブ53を手指等で右方向に押圧すると、図7
(b)に実線で示すような状態となる。該状態は、前記
ハンドル係止部材40が後方に移動できる状態であり、
スプリング(図示省略)等の付勢手段で前記ハンドル係
止部材40を後方に付勢して置くことによって、該ハン
ドル係止部材40が自動的に図4の仮想線に示す状態と
なり、前記マウントベース部12に対する前記リヤハン
ドル部20の係止固定が解除され、前記可動側歯部40
cが、前記固定側歯部18bから離脱した状態となる。
したがって、前記マウントベース部12に対して前記リ
ヤハンドル20を回動してその回動位置を変更すること
ができる。また、前記拡大鍔部52aは、前記ハンドル
係止部材40が後方に揺動しているので、該ハンドル係
止部材40の作動受部40bの端面40b1によって左
側方向への移動を阻止され、コイルスプリング54を圧
縮した状態で図7(b)の実線位置に保持される。
【0035】前記マウントベース部18の固定側歯部1
8bに対して前記ハンドル係止部材40の可動側歯部4
0cを再び係合せしめるときは、前記リヤハンドル部2
0を正しく握って前記スロットルレバー25の操作部2
5aを上方に回動し、該上方への回動によって、前記ス
ロットルレバー25の作動部25cが前記ハンドル係止
部材40(図4の仮想線位置)の湾曲凹部40dの内壁
にそって下方に移動し、該移動によって前記ハンドル係
止部材40を前方に揺動させる(図4の実線位置)。こ
れによって、前記マウントベース部18の固定側歯部1
8bに対して前記ハンドル係止部材40の可動側歯部4
0cが係合し、前記マウントベース部12に対して前記
リヤハンドル20が係止固定される。
【0036】前記ハンドル係止部材40が前方に揺動さ
れることによって、該ハンドル係止部材40の作動受部
40bの端面40b1も前方に移動するので、前記係止
部材規制機構50の拡大鍔部52aの左方向への移動の
阻止が解除され、前記圧縮コイルスプリング54の付勢
力によって、前記拡大鍔部52aが図7(a)に示す位
置に復帰し、再び、前記ハンドル係止部材40の後方へ
の揺動を阻止する。図8は、図1の前記ヘッジトリマー
10の内燃エンジン11とマウントベース部12とを前
後方向で断面した状態を示したものであり、図9は、前
記ヘッジトリマー10の回転動力伝達部の制動装置70
の右斜後方から見た斜視図である。
【0037】前記内燃エンジン11は、内燃エンジン本
体61を横にした状態、即ち、クランク軸63が垂直に
なるような状態で前記マウントベース12の伝動ケース
12aに装着固定されている。前記クランク軸63の下
端には、遠心クラッチ64のクラッチボス64aが取付
固定されており、該クラッチボス64aには、遠心力に
よって放射方向に移動可能に配置したクラッチシュー6
4bが嵌装され、該クラッチシュー64bの外側に有底
円筒状のクラッチドラム64cが配置されている。
【0038】該クラッチドラム64cの下面には、伝動
軸65が一体に取付固定され、前記内燃エンジン11の
前記クランク軸63の回転数が所定値以上の回転数にな
ると、前記クラッチボス64aと前記クラッチシュー6
4bは一体に回転するとともに、該クラッチシュー64
bは、遠心力によって外方向に移動して、前記クラッチ
ドラム64cの内周面に圧着する。これにより、前記ク
ラッチシュー64bとクラッチドラム64cとは一体と
なって該クラッチドラム64cを一体として回転させ
て、前記伝動軸65を介して前記内燃エンジン11の回
転動力を作業部13側に伝達する。
【0039】前記伝動軸65は、前記マウントベース1
2の前記伝動ケース12aに軸受12b、12bで回転
可能に軸支されており、前記伝動軸65の下端に刻設し
た小歯車65aが前記伝動ケース12aに軸支した上下
両面に偏心カム円板を形成した大歯車71に噛み合い、
前記伝動軸65の回転動力を前記大歯車71を介して前
記バリカン刈刃13a、13bの往復運動機構72に伝
達する。
【0040】前記クラッチドラム74cの下部には、前
記制動装置70の有底円筒状のブレーキドラム67が一
体に装着されており、該ブレーキドラム67の外周に
は、ブレーキバンド68が巻回されている。図9に示さ
れているように、該ブレーキバンド68は、所定の幅の
板ばねで形成され、その中間部68cが、前記ブレーキ
ドラム67の外周に沿うべく環状に、かつその環状径を
小さくする方向に予め付勢されるように形成されてい
る。前記ブレーキバンド68の一端68aは、ループ状
に形成されていると共に、前記伝動ケース12aに固定
された支持ピン69に回動可能に軸支されていると共
に、その他端68bがコの字状に屈曲されて、偏心カム
81の当接面として形成されている。前記ブレーキバン
ド68の前記中間部68cの内面には、接着等により固
着された摩擦部材68dが適宜長さで間隔をおいて配置
されている。
【0041】図9から明かなように、前記ブレーキバン
ド68を操作する手段として、バンド操作機構80が、
前記ブレーキバンド68の両端部68a、68bの近傍
に配置されている。前記バンド操作機構80は、前記偏
心カム81と、該偏心カム81と一体のアームリンク8
2と、を備え、前記偏心カム81は、前記伝動ケース1
2aに垂直軸線O’−O’を中心に回動可能に軸支さ
れ、その偏心外周面が、前記ブレーキバンド68の前記
コの字状屈曲端部68bに当接している。前記アームリ
ンク82は、前記垂直軸線O’−O’から離れた位置の
ケーブル係止部82aに、前記リヤハンドル部20の前
記スロットルレバー25から延びる前記スロットルケー
ブル24aを係止している。
【0042】また、前記内燃エンジン11の前記スロッ
トル弁CVからは、該スロットル弁CVを回動させるた
めの操作リンク84が下方に伸び、該操作リンク84
は、くの字状リンク85と操作リンク83とを介して前
記アームリンク82の自由端82bに連結されている。
【0043】前記スロットルレバー25を操作すること
により、前記スロットルケーブル24aを牽引し、前記
垂直軸線O’−O’を中心として前記アームリンク82
を回動させると、前記偏心カム81も一体に回動し、該
偏心カム81の回動により、その偏心外周面が前記ブレ
ーキバンド68の前記屈曲端部68bを押圧する。前記
ブレーキバンド68は、その一端68aが前記支持ピン
69により回動可能に軸支されているので、その軸支位
置は移動しないが、前記屈曲端部68bの押圧によって
その環状径を大きくする方向に移動する。このため、前
記ブレーキバンド68は、前記スロットルケーブル24
aが牽引されない状態では、前記摩擦部材68dが前記
ブレーキドラム67に圧着して該ブレーキドラム67の
回動に制動を加えていた状態にあったものが、前記環状
径の拡大によって前記ブレーキドラム67に対して非接
触状態となってブレーキ解除を行う。また、前記アーム
リンク82が回動すると前記操作リンク83が移動する
ことで、前記くの字状リンク85を水平支持軸86を中
心にして回動させ、前記操作リンク84を下方に移動さ
せて前記スロットル弁CVを開方向に回動する。なお、
前記偏心カム81は、前記遠心クラッチ64のクラッチ
イン回転数に対応する回動位置以上では、常に前記ブレ
ーキバンド68を非制動状態に保持できるように、リフ
ト量を適宜に設定した形状としてある。
【0044】前記スロットルレバー25から指を放して
前記ケーブル24aの牽引を解除すると、前記スロット
ル弁CV部に配置したスプリング(図示省略)等により
前記ケーブル24aが常時前記スロットル弁CVの閉側
に付勢されているので、前記偏心カム81は、前記方向
と逆方向に回動して前記ブレーキバンド68のコの字状
屈曲端部68bへの押圧を弱めるので、再び、前記摩擦
部材68dが前記ブレーキドラム67に接触して、該ブ
レーキドラム67の回転制動を行う。
【0045】次に、前の如く構成された本実施形態のハ
ンドル装置(リヤハンドル部)20の作動について説明
する。本実施形態のリヤハンドル部20においては、該
リヤハンドル部20をマウントベース部12に位置固定
した状態(図2の実線の状態)とし、スロットルレバー
25を非操作状態(図2の位置)にするとともに、サブ
スロットルレバー36を前方(作業部13方向)に位置
させた状態(図2の仮想線位置)で、リコイルスタータ
16を操作することによって、内燃エンジン11が始動
する。しかし、この状態では、該内燃エンジン11はア
イドル状態にあり、回転数が低いので、遠心クラッチ6
4がクラッチインせず、前記制動装置70のブレーキバ
ンド68がその環状径を小さくする方向に付勢する自身
の収縮バネ力によって、ブレーキドラム67の外周面に
摩擦接触して制動状態になっているので、該ブレーキド
ラム67よりも従動側にある作業部13のバリカン刃1
3a,13bは往復運動をせず、制止されている。
【0046】前記状態において、ハンドル部20を正し
く把持した掌で安全保持レバー60を下方に押圧して前
記スロットルレバー25のロックを解除した後、該スロ
ットレバー25の操作部25aを手指で最上方まで回動
操作すると、該操作によって、前記スロットルレバー2
5の作動部25cが下方に移動し、該移動によって、ス
ロットルケーブル24aが固定滑車28と移動滑車29
とを介して所定量引っ張られて遊びのない状態となる
が、前記スロットル弁CVは最小開度を維持している。
この場合、前記スロットルレバー25による前記ケー
ブル24aの引張量(変位量)は、前記作動部25cの
移動量と同じである。
【0047】次いで、前記スロットルレバー25を最上
方まで回動操作した状態に保持したまま、前記サブスロ
ットルレバー36を波形スプリングワッシャ38の弾発
力に抗して後方側に所望の位置まで回動操作すると、前
記移動滑車29が上方に移動することで、前記スロット
ルケーブル24aを上方に引っ張る。該スロットルケー
ブル24aの端部24bは、作動部25cに固定されて
いるので、その位置は移動しないので、前記スロットル
ケーブル24aは、スロットル弁CVを開く方向に引っ
張られ、前記スロットル弁CVを最小開度(アイドル開
度)から全開方向に移動せしめてその開度が調節され、
これによって、前記内燃エンジン11の回転数が上が
り、前記遠心クラッチ70がクラッチインする状態とな
る。一方、バンド操作機構80の偏心カム81も回動
し、該偏心カム81の回動により、前記ブレーキバンド
68の環状径を大きくする方向に移動させて、前記ブレ
ーキドラム67への制動を解除する。これによって、前
記内燃エンジン11の動力が前記遠心クラッチ70、伝
動軸65、及び、往復運動機構72を介してバリカン刃
13a、13bに伝達され、該バリカン刃13a、13
bを相互に往復運動させて、生垣刈作業等を行う。
【0048】ここで、前記サブスロットルレバー36の
回動操作を所定位置でやめて手指を放すと、該サブスロ
ットルレバー36は、前記波形スプリングワッシャ38
の弾発力によって、その操作位置に不動状態で保持さ
れ、前記スロットル弁CVは、その調節開度(設定開
度)に保たれる。これによって、手指の負担が軽減され
る。前記のようにしてスロットル弁CVの開度を調節し
た状態で、例えば不測の事態が生じる等して、直ちに内
燃エンジン11の回転数を大幅に低下させたいときに
は、前記スロットルレバー25を解放する。前記スロッ
トルケーブル24aは、常時スロットル弁CVの閉方向
に付勢されているので、前記スロットルレバー25が下
方に引っ張られて元の位置に戻り、前記スロットルケー
ブル24aが前記非操作状態に戻されて前記スロットル
弁CVが前記アイドル回転開度に戻り、内燃エンジン1
1はアイドリング状態となる。
【0049】そして、前記内燃エンジン11の回転駆動
力を遠心クラッチ64を介してバリカン刃13a、13
bからなる作業部13に伝達しているヘッジトリマー1
0は、前記内燃エンジン11の回転数が低くなって、前
記遠心クラッチ64が遮断状態となることで、前記作業
部13への動力伝達を断つ。前記バリカン刃13a、1
3bから成る作業機13は、動力伝達が断たれても、そ
れまでの往復運動の慣性によって、往復運動を継続しよ
うとするが、前記ブレーキバンド68が、前記スロット
ル弁CVがアイドル開度となると同時に、前記アームリ
ンク82の回動により、その弾性復元力によって環状径
を縮小する方向に移動して、前記ブレーキドラム67の
回転の制動を行う。このため、前記内燃エンジン11が
アイドリング状態となると同時に、直ちに、前記バリカ
ン刃13a、13bの往復運動を停止させる。
【0050】一旦、前記スロットルレバー25を解放し
た後、再び、該スロットルレバー25を手指で回動操作
して最上方のセット位置まで回動操作すると、前記スロ
ットルケーブル24aの遊びが無くされ、前記サブスロ
ットルレバー36は、先の操作位置に保持されたままな
ので、前記スロットル弁CVが前記スロットルレバー2
5が解放される前の開度に再び戻され、前記サブスロッ
トルレバー36の再調節は不要となる。
【0051】本実施形態のハンドル装置20において
は、被駆動部材としてのスロットル弁CVの開度をスロ
ットルレバー25とサブスロットルレバー36とによっ
て、ケーブル24aを介して調節できるとともに、併せ
て、内燃エンジン11のアイドリング状態への移行時
に、作業部13側の回転動力伝達部を前記スロットルレ
バー25と前記サブスロットルレバー36の操作によっ
て制動させることができ、前記バリカン刃13a、13
bの作業部13が不用意に作動することがない。
【0052】また、本実施形態においては、前記位置調
節機構30の前記サブスロットルレバー36の操作によ
って、前記スロットルケーブル24aが、前記移動滑車
29に折り返し状態で掛け回されて該移動滑車29によ
り引っ張られるので、前記移動滑車29の移動量の略二
倍の長さが引っ張られることとなる。このため、前記ス
ロットル弁CVの開度を調節するのに要する前記サブス
ロットルレバー36の操作量、つまり、前記移動滑車2
9の移動量は、前記スロットルケーブル24aの移動量
の1/2でよく、小さな移動量で済むので、装置の小型
化が図られる。
【0053】更に、前記スロットルレバー25と前記サ
ブスロットルレバー36とによって、前記スロットル弁
CVの開度を所望の開度に容易に保持させ得、かつ、即
座に最小開度(アイドル回転開度)に戻すことができて
高い安全性を確保できるとともに、手指を疲れ難くで
き、さらには、スロットル弁CVをアイドル回転開度に
戻す前の開度に設定したい場合には、再調節が不要にで
きる。以上、本発明の一実施形態について詳述したが、
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない範囲
で、設計において、種々の変更ができるものである。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明のハンドル装置は、ケーブルの端部を係止したスロッ
トルレバーと、前記ケーブルの前記端部近傍を折り返し
状態で掛け回す移動滑車とを備え、前記移動滑車をサブ
スロットルレバーで任意の位置に保持できるようにした
ので、該サブスロットルレバーが必要とする回動移動範
囲を小さくすることができ、ハンドル装置全体の形状を
コンパクトできると共に、該ハンドル装置に装備されて
いるスロットルレバーを最大回動操作した状態において
も、前記スロットル弁の開度を所望の開度に設定でき、
かつ、該スロットルレバーを即座に最小開度(アイドル
回転開度)に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のハンドル装置を備えたヘ
ッジトリマーの斜視図。
【図2】図1のハンドル装置のII矢視左側面図。
【図3】図1のハンドル装置のIII矢視背面図。
【図4】図3のハンドル装置のIV-IV矢視断面図。
【図5】図2のハンドル装置のV-V矢視断面図。
【図6】図2のハンドル装置のVI-VI矢視断面図。
【図7】図3のハンドル装置の係止部材規制機構のVII-
VII矢視断面図であって、(a)は規制状態図であり、
(b)は規制解除状態図。
【図8】図1のヘッジトリマーの内燃エンジンとマウン
トベース部とを前後方向で断面した制動装置を含む断面
図。
【図9】図8の制動装置の右斜後方から見た斜視図。
【符号の説明】
10 動力作業機(ヘッジトリマー) 11 内燃エンジン 12 マウントベース部 13 作業部 20 ハンドル装置(リヤハンドル) 22 本体ケース 24a ケーブル 24b 端部 25 メインレバー(スロットルレバー) 29 移動滑車 30 位置調節機構 31 収納部 32 回動軸 33 外周セレーション軸部 34 内周セレーション軸部 35 締付ビス 36 サブレバー(サブスロットルレバー) 38 波形スプリングワッシャー 40 ハンドル係止部材 64 遠心クラッチ 70 制動装置 CV 被駆動部材(スロットル弁)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被駆動部材(CV)に連結されたケーブ
    ル(24a)の端部(24b)を係止して前記ケーブル
    (24a)を引っ張り操作するメインレバー(25)、
    前記ケーブル(24a)の前記端部(24b)近傍を折
    り返し状態で掛け回す移動滑車(29)、及び、サブレ
    バー(36)を有する位置調節機構(30)を備えたハ
    ンドル装置(20)において、 前記サブレバー(36)は、前記移動滑車(29)を任
    意の保持位置に移動して前記ケーブル(24a)の引っ
    張り量を調節することを特徴とするハンドル装置。
  2. 【請求項2】 内燃エンジン(11)と、該内燃エンジ
    ン(11)によって駆動される作業部(13)と、を有
    する動力作業機(10)用のハンドル装置(20)であ
    って、 該ハンドル装置(20)は、前記内燃エンジン(11)
    のスロットル弁(CV)に連結されたケーブル(24
    a)の端部(24b)を係止して前記ケーブル(24
    a)を引っ張り操作するスロットルレバー(25)と、
    前記ケーブル(24a)の前記端部(24b)近傍を折
    り返し状態で掛け回す移動滑車(29)と、サブスロッ
    トルレバー(36)を有する位置調節機構(30)とを
    備え、前記サブスロットルレバー(36)は前記移動滑
    車(29)を任意の保持位置に移動して前記ケーブル
    (24a)の引っ張り量を調節することを特徴とするハ
    ンドル装置。
  3. 【請求項3】 内燃エンジン(11)と、該内燃エンジ
    ン(11)によって駆動される作業部(13)と、前記
    内燃エンジン(11)と前記作業機(13)との間の動
    力伝達系に配置された遠心クラッチ(64)と制動装置
    (70)とを有する動力作業機用のハンドル装置(2
    0)であって、 該ハンドル装置(20)は、前記内燃エンジン(11)
    のスロットル弁(CV)と前記制動装置(70)とに連
    結されたケーブル(24a)の端部(24b)を係止し
    て前記ケーブル(24a)を引っ張り操作するスロット
    ルレバー(25)と、前記ケーブル(24a)の前記端
    部(24b)近傍を折り返し状態で掛け回す移動滑車
    (29)と、サブスロットルレバー(36)を有する位
    置調節機構(30)と、を備え、前記サブスロットルレ
    バー(36)は前記移動滑車(29)を任意の保持位置
    に移動して前記ケーブル(24a)の引っ張り量を調節
    することを特徴とするハンドル装置。
  4. 【請求項4】 前記位置調節機構(30)は、前記移動
    滑車(29)を回転可能に偏心軸支する収納部(31)
    を有する回動軸(32)と、該回動軸(32)の一端部
    に設けられた外周セレーション軸部(33)と、該外周
    セレーション軸部(33)に嵌合する内周セレーション
    部(34a)を備えた内周セレーション軸部(34)と
    を備えると共に、該内周セレーション軸部(34)の一
    端にサブレバー(36)を一体に設け、前記外周セレー
    ション軸部(33)と前記内周セレーション軸部(3
    4)とを締付ビス(35)で固定し、前記回動軸(3
    2)と前記内周セレーション軸部(34)とを本体ケー
    ス(22)に回動可能に軸支したことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか一項に記載のハンドル装置。
  5. 【請求項5】 前記サブレバー(36)と前記本体ケー
    ス(22)との間に波形スプリングワッシャ(38)が
    介在されていることを特徴とする請求項4に記載のハン
    ドル装置。
  6. 【請求項6】 前記ハンドル装置(20)は、前記動力
    作業機(10)のマウントベース部(12)に回動可能
    に軸支されると共に、該回動を係止固定するハンドル係
    止部材(40)を備え、前記スロットルレバー(25)
    の回動操作に連動して前記ハンドル係止部材(40)を
    揺動させることで前記マウントベース部(12)に係合
    させ、前記ハンドル装置(20)の回動を固定すること
    を特徴とする請求項2又は3に記載のハンドル装置。
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