JP2013221422A - 作業機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】作業機10は、スロットルレバーの操作量をスロットル弁14に伝達可能なスロットルケーブル45と、スロットルケーブルを案内可能な上下のガイドローラ55,56と、上下のガイドローラ間に押圧ローラ59が配置され、押圧ローラが揺動可能な張緩アーム58に設けられたケーブル張緩手段57と、ケーブル張緩手段57の張緩アーム58をクラッチレバー23に連結する連結手段64とを備える。クラッチレバー23を操作することによりケーブル押当部を張位置P8および緩位置P9間で移動可能とした。
【選択図】図2
Description
この作業機によれば、作業状態から非作業状態に切替操作されたとき、非作業状態への切替操作を検出し、検出した情報に基づいてエンジンの回転数を下げるように制御することが可能である。
一方、非作業状態から作業状態に復帰したとき、作業状態への切替操作を検出し、検出した情報に基づいてエンジンの回転数を上げるように制御することが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、センサからの検出信号に基づいて制御部からアクチュエータに信号を伝え、伝えられた信号でエンジンの回転数を調整する必要がある。
このため、作業機にセンサ、制御部、アクチュエータなどの電気部品を備える必要があり、そのことがコストを抑える妨げになっていた。
これにより、スロットルレバーの操作量をスロットルケーブルを介して回転数調整手段に伝達でき、回転数調整手段でエンジンの回転数を高回転に調整することができる。
これにより、スロットルレバーの操作量を回転数調整手段に非伝達とし、回転数調整手段でエンジンを低回転に調整することができる。
これにより、操作手段を操作して作業状態や非作業状態に切り替えた際に、切り替えた状態に対応させてエンジンの回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
これにより、回転数を調整する機構に電気部品を用いる必要がないのでコストを抑えることができる。
また、操作手段を非作業状態に切り替えることにより、牽引付勢手段の付勢力に抗してケーブル押当部を緩位置に移動可能とした。
一方、操作手段を非作業状態に切り替えてケーブル押当部を緩位置に移動することにより、エンジンの回転数を低回転に調整することができる。
これにより、操作手段を操作して作業状態や非作業状態に切り替えた際に、切り替えた状態に対応させてエンジンの回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
また、操作手段を作業状態に切り替えることにより、付勢手段の付勢力に抗してケーブル押当部を張位置に移動可能とした。
一方、操作手段を作業状態に切り替えてケーブル押当部を張位置に移動することにより、エンジンの回転数を高回転に調整することができる。
これにより、操作手段を操作して作業状態や非作業状態に切り替えた際に、切り替えた状態に対応させてエンジンの回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
なお、実施例1〜実施例5においては、作業機10として歩行型除雪機を例示するが、作業機10はこれに限定するものではない。歩行型除雪機に代えて、例えば、耕耘機や芝刈機などの他の作業機に本発明を適用することも可能である。
除雪作業部16は、オーガ17を回転させることにより雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロア(図示せず)で跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪することにより除雪をおこなうものである。
スロットル弁14は、エンジン13に取り付けられた弁本体14aと、弁本体14aに設けられたスロットルアーム14bとを備えている。
スロットルアーム14bを操作することにより燃料の供給量が調整され、エンジン13の回転数が調整される。
よって、クラッチレバー23は、支持ピン33を軸にしてクラッチ切位置P1(非作業状態)およびクラッチ入位置P2(作業状態)間で揺動自在に支持されている。
このクラッチレバー23には基部23aの支持ピン33上方にクラッチケーブル35の一端35aが連結されている。
第1クラッチケーブル36は、クラッチ(図示せず)に連結されている。
また、第2クラッチケーブル37は、操作機構31に連結されている。
第1クラッチケーブル36が牽引されることにより、クラッチが接続状態に切り替わり、エンジン13の動力がクラッチを介して走行部12(図1参照)に伝達される。
また、第2クラッチケーブル37が牽引されることにより、第2クラッチケーブル37で操作機構31が操作される。
クラッチレバー23がクラッチ切位置P1に復帰することにより、第1クラッチケーブル36の牽引状態が解除される。第1クラッチケーブル36の牽引状態が解除されることにより、クラッチが切断され、エンジン13の動力が走行部12(図1参照)に伝達されない状態に保たれる。
また、第2クラッチケーブル37の牽引状態が解除されることにより、第2クラッチケーブル37による操作機構31の操作状態が解除される。
また、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1およびクラッチ入位置P2間で操作することにより、第2クラッチケーブル37で操作機構31を操作する状態と、第2クラッチケーブル37による操作機構31の操作を解除する状態とに切り替えることが可能である。
基端部25aが支持ピン41を軸にして回動することにより、変速レバー25が前進走行位置P3(作業状態)、中立位置P4、後進走行位置P5(非作業状態)に切り替えられる。
変速レバー25の基端部25aが変速ケーブル42を介して変速機構(図示せず)に連結されている。
また、変速レバー25が中立位置P4に切り替えられることにより、変速機構が中立状態に切り替えられて作業機10が停止状態に保たれる。
さらに、変速レバー25が後進走行位置P5に切り替えられることにより変速機構が後進走行状態に切り替えられて作業機10が後進走行する。
基端部27aが支持ピン44を軸にして回動することにより、スロットルレバー27がエンジン低回転位置P6(図3参照)およびエンジン高回転位置P7(図3参照)間で移動可能となる。
スロットルレバー27の基端部27aがスロットルケーブル45を介してスロットル弁14のスロットルアーム14bに連結されている。
さらに、インナケーブル46の先端部46bがスロットル弁14のスロットルアーム14bに連結されている。
よって、スロットルレバー27の操作量がスロットルケーブル45を介してスロットルアーム14bに伝達される。
スロットルケーブル45は操作機構31で案内されている。
取付ブラケットは左右の操作ハンドル21,22(図2参照)に架け渡されたクロスメンバに設けられている。
上下のガイドローラ55,56は、支持プレート51において上下方向に間隔をおいて回動自在に設けられることによりスロットルレバー27の下方に配置されている。
上下のガイドローラ55,56は、スロットルレバー27から延出されたスロットルケーブル45のインナケーブル46を案内可能に形成されている。
また、張緩アーム58は、中央の前寄りの部位58b(支持ピン61の前方)に支持ピン62を介して押圧ローラ59が回転自在に設けられている。
押圧ローラ59は、上下のガイドローラ55,56間に配置され、スロットルケーブル45のインナケーブル46を案内可能に形成されている。
リターンスプリング63のばね力で張緩アーム58の後端部58cが下方に向けて付勢されている。
また、張緩アーム58の前端部58dに連結手段64の連結スプリング66の上フック部66aが連結(係止)されている。
張緩アーム58が時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が上下のガイドローラ55,56間において上方から下方に向けて移動するとともに、後方側から前方側に向けて張位置P8(図6参照)まで移動する。
よって、押圧ローラ59でスロットルケーブル45(インナケーブル46)が上下のガイドローラ55,56側に押圧され、インナケーブル46が押圧ローラ59および上下のガイドローラ55,56に当接される。
これにより、押圧ローラ59が連結スプリング66で張位置P8に保持されることにより、インナケーブル46が張った状態(以下、「張状態」という)に保持される。
張緩アーム58が反時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が上下のガイドローラ55,56間において下方から上方に向けて移動するとともに、前方側から後方側に向けて緩位置P9(図5参照)まで移動する。
よって、押圧ローラ59によるスロットルケーブル45(インナケーブル46)の上下のガイドローラ55,56側への押圧が解除される。
これにより、押圧ローラ59がリターンスプリング63で緩位置P9に保持されることにより、インナケーブル46が緩んだ状態(以下、「緩状態」という)に保持される。
この牽引アーム65は、上下のガイドローラ55,56の前方に設けられている。
第2クラッチケーブル37のアウタチューブ39は先端部39aが支持プレート51の前取付片51eに取り付けられている。
張緩アーム58が反時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が緩位置P9に移動する。
押圧ローラ59が緩位置P9に移動することにより、スロットルケーブル45のインナケーブル46が緩んだ状態(以下、「緩状態」という)に保たれる。
すなわち、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7まで移動しても、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の緩みが解消されるだけでインナケーブル46の先端部46bは静止状態に保たれる。
これにより、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7まで移動した場合でも、スロットル弁14のスロットルアーム14bが低回転位置P10に保たれ、エンジン13を低回転に保持することができる。
このように、スロットルアーム14bが低回転位置P10に戻されることによりエンジン13(図1参照)の回転数を下げることができる。
これにより、第2クラッチケーブル37(インナケーブル38)の先端部38aが上方に向けて引き上げられる。
先端部38aが上方に向けて引き上げられることにより、牽引アーム65が反時計回り方向に回動し、連結スプリング66の上フック部66aに下向きの牽引力が発生する。
張緩アーム58が時計回り方向に回動することにより押圧ローラ59が張位置P8まで移動する。
押圧ローラ59が張位置P8に連結スプリング66で保持されることにより、スロットルケーブル45(インナケーブル46)が張った状態(以下、「張状態」という)に保持される。
スロットルレバー27がエンジン高回転位置P7に保持されているので、スロットルケーブル45(インナケーブル46)を張状態に保持することにより、エンジン13を高回転まで上げることができる。
よって、スロットル弁14のスロットルアーム14bが低回転位置P10に戻され、エンジン13を低回転に保持することができる。
よって、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1(非作業状態)およびクラッチ入位置P2(作業状態)間で操作することにより、押圧ローラ59を緩位置P9および張位置P8間で移動させることができる。
これにより、クラッチレバー23を非作業状態や作業状態に切り替えることにより、エンジン13の回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
これにより、回転数を調整する機構に電気部品を用いる必要がないのでコストを抑えることができる。
図7(a)に示すように、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1(非作業状態)から矢印Aの如く操作する。クラッチレバー23を操作することによりクラッチケーブル35が矢印Bの如く牽引される。
エンジン13(図2参照)の動力がクラッチを介して走行部12(図2参照)に伝達され、作業機10が前進走行する。
牽引アーム65を回動することにより、リターンスプリング63のばね力に抗して張緩アーム58が時計回り方向に矢印Dの如く回動する。
よって、押圧ローラ59が張位置P8まで矢印Eの如く移動し、スロットルケーブル45のインナケーブル46が張状態に切り替えられる。
よって、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の先端部46bが後方に牽引される。これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動してエンジン13(図8(b)参照)を高回転に調整する。
作業機10が前進走行することにより、オーガ17で多量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して多量の雪を除雪できる。
図9(a)に示すように、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替えて押圧ローラ59が張位置P8に保持されることにより、スロットルケーブル45のインナケーブル46が張状態に保たれている。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10側に移動してエンジン13(図9(b)参照)の回転数を下げる。
作業機10が前進走行することにより、オーガ17で少量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して少量の雪を除雪できる。
図10(a)に示すように、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7に保持した状態で、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2からクラッチ切位置P1(非作業状態)に矢印の如く切り替える。
よって、第1クラッチケーブル36の牽引状態が解除されてクラッチが切断され、走行部12(図10(b)参照)を静止状態に保つ。
張緩アーム58が反時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が緩位置P9に矢印Iの如く移動してスロットルケーブル45のインナケーブル46が緩状態に保たれる。
このように、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替えることにより、クラッチが接続して作業機10が前進走行状態に切り替わる。
インナケーブル46を張状態に切り替えることにより、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の先端部46bが後方に牽引される。
よって、除雪作業部16のオーガ17やブロア(図示せず)が高回転数で回転する。
これにより、作業機10が前進走行することにより、オーガ17で多量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して多量の雪を除雪できる。
なお、実施例2〜実施例5において実施例1の作業機10と同一類似部材については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
図11に示すように、作業機70は、操作機構71の連結手段73を変速レバー(操作手段)25で連動可能に構成したもので、その他の構成は実施例1の作業機10と同様である。
よって、牽引スプリング72のばね力で張緩アーム58が支持ピン61を軸にして時計回り方向に回動するように付勢されている。
牽引スプリング72のばね力により、押圧ローラ59が上下のガイドローラ55,56間において張位置P8に保たれる。
取付ブラケットは左右の操作ハンドル21,22(図2参照)に架け渡されたクロスメンバに設けられている。
湾曲アーム74の連結部74cに連結ケーブル76(インナケーブル77)の基端部77aが連結されている。連結部74cは、湾曲アーム74の中央部74aおよび湾曲アーム74の左端部74b間の部位である。
取付ブラケット83は左右の操作ハンドル21,22に架け渡されたクロスメンバ(図2参照)に設けられている。
よって、この湾曲アーム74は左端部74bがリターンスプリング82で後方に向けて引っ張られている。
図13に示すように、係止溝75は、変速レバー25が中立位置P4に配置された状態で、変速レバー25を受入可能に凹状に形成されている。
また、図12に示すように、変速レバー25が前進走行位置P3に切り替えられることにより、湾曲アーム74から変速レバー25が離れる。
この状態で、湾曲アーム74の右端部74dがストッパピン84に当接することにより、湾曲アーム74が略幅方向を向いた状態に保たれる。
これにより、湾曲アーム74が支持ピン81を軸にして矢印方向に回動し、連結ケーブル76のインナケーブル77が前方に向けて牽引される。
インナケーブル77は、基端部77aが湾曲アーム74の連結部74cに連結され、先端部77bが張緩アーム58の後端部58cに連結されている。
アウタチューブ78は、基端部78aが取付ブラケット85に取り付けられ、先端部78bが支持プレート51の後下端部51cに取り付けられている。
先端部77bが下方に移動することにより張緩アーム58が反時計回り方向に回動する。
よって、押圧ローラ59によるスロットルケーブル45(インナケーブル46)の上下のガイドローラ55,56側への押圧が解除される。
これにより、押圧ローラ59が牽引スプリング72で緩位置P9に保持されることにより、インナケーブル46が緩状態に保持される。
インナケーブル77の牽引状態が解除されることにより、牽引スプリング72のばね力で張緩アーム58が時計回り方向に回動する。
張緩アーム58が時計回り方向に回動することにより、押圧ローラ59が上下のガイドローラ55,56間において上方から下方に向けて移動するとともに、後方側から前方側に向けて張位置P8まで移動する。
これにより、押圧ローラ59が牽引スプリング72で張位置P8に保持されることにより、インナケーブル46が張状態に保持される。
図16(a)に示すように、変速レバー25が中立位置P4に配置された状態において、湾曲アーム74がリターンスプリング82のばね力でストッパピン84に当接されている。
この状態で、変速レバー25を中立位置P4から前進走行位置P3に矢印Iの如く切り替える。
この状態で、スロットルレバー27をエンジン低回転位置P6からエンジン高回転位置P7まで矢印Jの如く移動する。
よって、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7まで移動することにより、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の先端部46bが後方に牽引される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動してエンジン13(図17(b)参照)を高回転に調整する。
作業機70が前進走行することにより、オーガ17で多量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して多量の雪を除雪できる。
図18(a)に示すように、変速レバー25を前進走行位置P3に切り替えて押圧ローラ59が張位置P8に保持されることにより、スロットルケーブル45のインナケーブル46が張状態に保たれている。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10側に移動してエンジン13(図18(b)参照)の回転数を下げる。
作業機10が前進走行することにより、オーガ17で少量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して少量の雪を除雪できる。
図19(a)に示すように、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7に保持した状態で、変速レバー25を後進走行位置P5(非作業状態)に切り替える。
変速レバー25で押圧されて湾曲アーム74が矢印Lの如く回動し、連結ケーブル76(インナケーブル77)が前方に向けて牽引される。インナケーブル77が牽引されることにより張緩アーム58が反時計回り方向に矢印Mの如く回動する。
よって、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10に戻されてエンジン13(図19(b)参照)の回転数を下げる。
このように、変速レバー25を後進走行位置P5に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
よって、押圧ローラ59が張位置P8(図18(a)参照)に保持されることによりスロットルケーブル45のインナケーブル46が張状態に切り替えられる。
このように、変速レバー25を前進走行位置P3に切り替えることにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動してエンジン13(図19(b)参照)を高回転に自動的に調整できる。
これにより、作業機70が前進走行することにより、オーガ17で多量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して多量の雪を除雪できる。
よって、変速レバー25を前進走行位置P3(作業状態)、中立位置P4、後進走行位置P5(非作業状態)に切り替えることにより、押圧ローラ59を緩位置P9および張位置P8間で移動させることができる。
これにより、変速レバー25を作業状態や非作業状態に切り替えることにより、エンジン13の回転数を高回転や低回転に自動的に調整できる。
これにより、回転数を調整する機構に電気部品を用いる必要がないのでコストを抑えることができる。
図20に示すように、作業機90は、操作機構91をクラッチレバー23、変速レバー25で操作可能に構成したもので、その他の構成は実施例1の作業機10と同様である。
ここで、操作機構91は連結/牽引スプリング92を備えている。
この連結/牽引スプリング92は、実施例1の連結スプリング66と、実施例2の牽引スプリング72とを兼用する付勢手段である。
すなわち、クラッチレバー23で張緩アーム58を操作する場合には、連結/牽引スプリング92が実施例1と同様に連結スプリング66の役割を果たす。
一方、変速レバー25で張緩アーム58を操作する場合には、連結/牽引スプリング92が実施例2の牽引スプリング72と同じ役割を果たす。
図21(a)に示すように、変速レバー25を前進走行位置P3(作業状態)に切り替え、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2(作業状態)に切り替える。
よって、押圧ローラ59が張位置P8まで移動してスロットルケーブル45(インナケーブル46)が張状態に保持される。
張位置P8に保持された押圧ローラ59でインナケーブル46が張状態に保持される。
よって、スロットルレバー27をエンジン高回転位置P7まで移動することにより、スロットルケーブル45(インナケーブル46)の先端部46bが後方に牽引される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動してエンジン13(図1参照)を高回転に調整する。
作業機90が前進走行することにより、図1に示すオーガ17で多量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して多量の雪を除雪できる。
図21(b)に示すように、変速レバー25を前進走行位置P3に切り替え、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替える。
よって、押圧ローラ59が張位置P8まで移動してスロットルケーブル45(インナケーブル46)が張状態に保持される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10側に移動してエンジン13(図1参照)の回転数を下げる。
作業機90が前進走行することにより、図1に示すオーガ17で少量の雪を幅方向中央に移動し、移動した雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ18から投雪して少量の雪を除雪できる。
図22(a)に示すように、変速レバー25を後進走行位置P5(非作業状態)に切り替え、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2に切り替える。
押圧ローラ59が緩位置P9まで移動してスロットルケーブル45のインナケーブル46が緩状態に保たれる。
このように、変速レバー25を後進走行位置P5に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
これにより、図1に示すオーガ17やブロア(図示せず)の回転を抑えた状態で、作業機90を後進走行させることができる。
図22(b)に示すように、変速レバー25を前進走行位置P3(作業状態)に保持した状態で、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1(非作業状態)に切り替える。
リターンスプリング63のばね力で押圧ローラ59が緩位置P9まで移動してスロットルケーブル45のインナケーブル46が緩状態に保たれる。
このように、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
また、クラッチレバー23をクラッチ切位置P1に切り替えることにより、作業機10を停止させることができる。
図23に示すように、スロットルレバー27をエンジン低回転位置P6に配置することにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bがリターンスプリング(図示せず)のばね力で低回転位置P10に移動する。
スロットルアーム14bが低回転位置P10に移動することによりエンジン13(図1参照)の回転数を下げることができる。
よって、押圧ローラ59が緩位置P9まで移動してスロットルケーブル45のインナケーブル46が緩状態に保たれる。
これにより、エンジン13(図1参照)の回転数を下げた状態に保つことができる。
さらに、実施例3の作業機90は、実施例1の作業機10や実施例2の作業機70と同様にコストを抑える効果を得ることができる。
図24に示すように、作業機100は、実施例1の操作機構31に連結手段101を連結したもので、その他の構成は実施例1の作業機10と同様である。
取付ブラケットは左右の操作ハンドル21,22(図2参照)に架け渡されたクロスメンバに設けられている。
湾曲アーム102が連結ケーブル104のインナケーブル105を介して牽引アーム65に連結されている。
よって、湾曲アーム102でインナケーブル105が引かれ、牽引アーム65の前端部65bが上方に引かれることにより牽引アーム65が反時計回り方向に牽引される。
牽引アーム65が牽引されることにより、連結スプリング66のばね力で張緩アーム58が時計回り方向(矢印方向)に回動して押圧ローラ59が張位置P8に保持される。
押圧ローラ59が連結スプリング66で張位置P8に保持されることにより、インナケーブル46が張状態に保持される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動され、エンジン13を高回転まで自動的に上げることができる。
よって、インナケーブル105による牽引アーム65の牽引力が解除され、リターンスプリング63のばね力で張緩アーム58が反時計回り方向(矢印方向)に回動することにより、押圧ローラ59が緩位置P9に保持される。
押圧ローラ59が連結スプリング66で緩位置P9に保持されることにより、インナケーブル46が緩状態に保持される。
このように、変速レバー25を後進走行位置P5に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
さらに、実施例4の作業機100は、実施例1の作業機10や実施例2の作業機70と同様にコストを抑える効果を得ることができる。
図26に示すように、作業機120は、実施例2に備えた操作機構71に第2クラッチケーブル122を連結したもので、その他の構成は実施例1の作業機10と同様である。
よって、クラッチレバー23をクラッチ入位置P2(作業状態)に切り替えることによりインナケーブル123の牽引状態が解除される。
押圧ローラ59が牽引スプリング72で張位置P8に保持されることにより、インナケーブル46が張状態に保持される。
これにより、スロットル弁14のスロットルアーム14bが高回転位置P11まで移動され、エンジン13を高回転まで自動的に上げることができる。
インナケーブル123が牽引されることにより張緩アーム58が牽引スプリング72のばね力に抗して反時計回り方向(矢印方向)に回動する。張緩アーム58が回動することにより押圧ローラ59が緩位置P9に保持される。
押圧ローラ59が緩位置P9に保持されることにより、インナケーブル46が緩状態に保持される。
このように、クラッチレバー23がクラッチ切位置P1に切り替えることによりエンジン13の回転数を自動的に下げることができる。
さらに、実施例5の作業機120は、実施例1の作業機10や実施例2の作業機70と同様にコストを抑える効果を得ることができる。
例えば、前記実施例1〜実施例5では、作業機として歩行型除雪機を例示したが、これに限らないで、耕耘機や芝刈機などの他の作業機に備えることも可能である。
作業機を耕耘機とする場合は作業部が耕耘作業部となり、作業機を芝刈機とする場合は作業部が芝刈作業部となる。
さらに、前記実施例1〜実施例5では、ケーブル押当部として押圧ローラ59を例示したが、これに限らないで、ローラ以外のケーブル押当部を用いることも可能である。
Claims (3)
- エンジンの回転数を調整可能な回転数調整手段にスロットルレバーを連結し、前記スロットルレバーの操作量を前記回転数調整手段に伝達可能なスロットルケーブルと、
前記スロットルケーブルを案内可能で、かつ、間隔をおいて設けられた複数のガイド部材と、
前記複数のガイド部材間に、前記スロットルケーブルを張った状態に押圧可能なケーブル押当部が配置され、該ケーブル押当部が揺動可能なアーム部に設けられたケーブル張緩手段と、
前記ケーブル張緩手段の前記アーム部を操作手段に連結する連結手段と、
を備え、
前記操作手段を操作することにより前記ケーブル押当部を前記スロットルケーブルに押圧させる張位置および前記スロットルケーブルが緩められる緩位置間で移動可能としたことを特徴とする作業機。 - 前記アーム部に連結され、前記ケーブル押当部を前記張位置に保持可能な牽引付勢手段を備え、
前記操作手段を非作業状態に切り替えることにより、前記牽引付勢手段の付勢力に抗して前記ケーブル押当部を前記緩位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の作業機。 - 前記アーム部に連結され、前記ケーブル押当部を前記緩位置に保持可能な付勢手段を備え、
前記操作手段を作業状態に切り替えることにより、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ケーブル押当部を前記張位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の作業機。
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