JP5141624B2 - エンジン工具 - Google Patents

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本発明は、取付角度又は位置を変更可能な刃部を有するエンジン工具に関する。
農林業、建設業、ガーデニング等において、草木、壁、板材又は棒材等を切削するものとして、チェーンソー等の切断機やヘッジトリマ等の刈払機等が用いられる。
例えば、生垣等の上面・側面を刈り揃える作業に主に用いられるレシプロ刃を有する刈払機(ポールヘッジトリマ)が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されているポールヘッジトリマは、原動機としてモータ又はエンジンを備え、先端工具部が操作棹に回動自在に取り付けられている。
また一般的に、エンジン及び回動自在に支持された刃部を備えるエンジン工具は、刃部を回動させるときに、原動機を停止状態にすることが推奨されている。
特開2006−238866号公報
このような回動自在に支持された刃部を有するエンジン工具を使用する際には、刃部を所望の姿勢にする前に不意にエンジンを始動させてしまうことがある。この場合には、一度エンジンを停止させて、所望の姿勢に刃部を回転させ、再度エンジンを始動させなければならなく、作業が煩雑で、作業に無駄が生じていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、切削作業の作業効率を向上させることを目的とする。
また、本発明は、作業効率の高いエンジン工具を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記本体と前記刃部との何れか一方に設けられた当接部と、
前記本体と前記刃部との他方に設けられた電極部と、を有し、
前記当接部と前記電極部とが接触することによって、前記発電機がアースに接続され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
また、前記刃部は、前記本体に対して回動可能又は摺動可能に取り付けられ、前記本体に対して回動又は摺動することで、前記第1の取付位置と前記第2の取付位置とに取付位置が変更可能であるようにすると好ましい
例えば、前記刃部は、前記本体に回動及び摺動可能に取り付けられ、摺動面に金属部及び絶縁部を有し、
前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記金属部及び前記絶縁部と、
から構成され、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記金属部とが接触し、前記発電機から前記金属部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記絶縁部とが接触し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を許容する。
また、前記本体は作業者が本体を把持するためのハンドルを備え、
前記本体の前記ハンドル近傍に設けられたレバーと、
前記レバーと前記刃部とに接続されたワイヤと、を更に備え、
前記レバーを操作すると、前記ワイヤを介して前記刃部の前記取付位置が変更されることが好ましい。
また、前記本体は、突起と、
記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記刃部は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有するようにしてもよい。
また、前記刃部は、突起と、
記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記本体は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有するようにしてもよい。
また、前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記刃部に設けられ、前記電極部に当接する金属製の当接部と、から構成され、
前記刃部が回動し、前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記当接部とが当接し、前記発電機から前記当接部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が回動し、前記第2の取付位置に配置されたときに、前記当接部と前記電極部とが離間し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容するようにしてもよい。
本発明の第2の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記刃部は、前記本体に回動及び摺動可能に取り付けられ、摺動面に金属部及び絶縁部を有し、
前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記金属部及び前記絶縁部と、
から構成され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記金属部とが接触し、前記発電機から前記金属部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記絶縁部とが接触し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記本体は作業者が本体を把持するためのハンドルを備え、
前記本体の前記ハンドル近傍に設けられたレバーと、
前記レバーと前記刃部とに接続されたワイヤと、を更に備え、
前記レバーを操作すると、前記ワイヤを介して前記刃部の前記取付位置が変更され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記本体は、突起と、
前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記刃部は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有し、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
本発明の第5の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記刃部は、突起と、
前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
前記本体は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有し、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
本発明の第6の観点に係るエンジン工具は、
本体と、
前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
前記刃部に設けられ、前記電極部に当接する金属製の当接部と、
から構成され、
前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
前記制御部は、
前記刃部が回動し、前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記当接部とが当接し、前記発電機から前記当接部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
前記刃部が回動し、前記第2の取付位置に配置されたときに、前記当接部と前記電極部とが離間し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、切削作業の作業効率を向上させることができる。
第1実施形態に係るポールヘッジトリマの作業状況を示す図である。 第1実施形態に係るポールヘッジトリマの上面図である。 第1実施形態に係るポールヘッジトリマの側面図である。 第1実施形態に係るポールヘッジトリマの本体と刃部との接続部を示す断面図である。 第1実施形態に係るポールヘッジトリマの本体と刃部との接続部の(a)は収納状態時を示す上面図であり、(b)は作業状態時を示す上面図である。 第1実施形態に係るポールヘッジトリマの本体と刃部との接続部の(a)は収納状態時を示す側面図であり、(b)は作業状態時を示す側面図である。 第1実施形態に係るポールヘッジトリマの模式的な回路図である。 第2実施形態に係るポールヘッジトリマの側面図である。 第2実施形態に係るポールヘッジトリマの本体と刃部との接続部の側面図である。 第2実施形態に係るポールヘッジトリマの本体と刃部との接続部を示す上部断面図である。 第2実施形態に係るポールヘッジトリマの本体と刃部との係合部を示す図10のA−A断面矢視図である。 第2実施形態に係るポールヘッジトリマの(a)は、作業状態時における本体と刃部との係合部、(b)は、収納状態時における本体と刃部との係合部を拡大して示す断面図である。 第2実施形態に係るポールヘッジトリマの模式的な回路図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。
<第1実施形態>
まず、刈払い処理の一例として、生垣の刈払い作業の状態を図1に示す。作業者10は、ポールヘッジトリマ30を用いて、生垣20の不要部分を刈り払う。
このような作業に用いることが可能な本実施形態に係るポールヘッジトリマ30は、図2及び図3に示すように、先端工具部(刃部とも称呼する)32と、先端工具部32を駆動するエンジン38と、エンジン38の回転動力を先端工具部32へ伝達する本体33と、から主に構成される。ポールヘッジトリマ30は、エンジン38内に発生する動力を、後述するギヤ等の動力伝達手段により、先端工具部32を往復動作させることで機能する。以下に各部品について詳細に説明する。
本体33は、操作棹34及び図4を参照して後述する第1ギヤケース422から構成される。操作棹34は、管状に形成され、作業者10に把持される第1グリップ360及び第2グリップ362が設けられている。第1グリップ360は、エンジン38の近傍に設けられ、第2グリップ362は、先端工具部32の近傍に設けられている。これらのグリップは、作業を行う際の保持部となっている。
図3に示すように、第1グリップ360のエンジン38側の端部の下部には、スロットルレバー364が設けられている。作業者10は、スロットルレバー364を操作することでエンジン38の回転数を調整することができる。
第1グリップ360のエンジン38側の端部の上部には、ストップスイッチ366が設けられている。後に詳述するが、ストップスイッチ366が押されると、エンジン38は停止する。
図4に拡大して示すように、操作棹34内には、第1シャフト42が設けられている。第1シャフト42はエンジン38のクランクシャフトに遠心クラッチ(図示せず)を介して接続されている。第1シャフト42は、第1ギヤケース422内の軸受426によって回転可能に支持され、更にその先端工具部32側に後述する第1ピニオン424が形成されている。
先端工具部32は、上刃321及び下刃322(上刃321と下刃322とをまとめて刃320とも称呼する)、第2ギヤケース462並びに第3グリップ324を主に備える。
まず、第2ギヤケース462は、第2ベベルギヤ480と、2枚の偏心カム486,487と、2本のカムロッド482と、を収納し、刃320の一端部を覆う。
第2ベベルギヤ480は、後述する第2ピニオン440に噛合し、第2ギヤケース462に回転可能に支持されている。第2ベベルギヤ480の回転軸に2枚の偏心カム486,487が接続されている。偏心カム486,487は2本のカムロッド482に一体的に接続され、2つのピボット484を介して夫々上刃321と、下刃322の一端に接続されている。2枚の偏心カム486,487は、180度異なる位相で回転するように第2ベベルギヤ480に接続されている。
第3グリップ324は、第2ギヤケース462の刃320が突出する側の反対側に固定されている。作業者10は、第3グリップ324を把持し、後述するように、先端工具部32を回動させ、収納状態と作業状態とを切り換える。
次に、本体33と先端工具部32との接続部について説明する。
まず、エンジン38から供給される動力を刃320に伝達するための構成部品が、第1ギヤケース422及び第2ギヤケース462に収納されている。第1ギヤケース422は、操作棹34に接続されている。先端工具部32の一部である第2ギヤケース462は、回転軸X回りに回動自在に本体33の一部である第1ギヤケース422に接続されている。第1シャフト42の先端工具部32側の端部は、第1ギヤケース422内に配置されている。
第2シャフト44は、一端を第1ギヤケース422内の軸受444に、他端を第2ギヤケース462内の軸受446に、回転可能に支持されている。第2シャフト44の一部には一体的に第1ベベルギヤ442が形成されている。更に、第2シャフト44の先端工具部32側の端部に第2ピニオン440が形成されている。第2シャフト44は、第1シャフト42に対し、垂直方向に配置され、第1ベベルギヤ442が第1ピニオン424に噛合するように配設されている。更に第2ピニオン440に噛合するように第2ベベルギヤ480が配設されている。
次に、本体部33から伝達された動力を刃320に伝達する構成について説明する。
第1シャフト42及び第1ピニオン424と、第1ベベルギヤ442、第2シャフト44及び第2ピニオン440とは各々一体となって回転するように構成されており、エンジン38から供給される動力によって第1シャフト42が駆動されると、第1ピニオン424、第1ベベルギヤ442、第2ピニオン440の順序で回転動力が伝達される。第2ピニオン440が回転すると、これに噛合する第2ベベルギヤ442が回転する。そうすると、第2ベベルギヤ480と一体となって回転するように構成された2枚の偏心カム486,487が2本のカムロッド482を介して上刃321と下刃322を往復運動させる。上刃321と下刃322は、偏心カム486,487によって、180度異なる位相で往復運動を行う。この往復運動により、連続的に小枝や葉を挟み込んで切断する構造となっている。
このような構成により、エンジン38の発生する動力によって、刃320を駆動し、刈り払い等の作業が可能となる。
図1に示すような、身の丈よりも高い生垣20を刈り払うような場合には、上述したような、操作棹34の長いポールヘッジトリマ30を使用する必要がある。しかしながら、操作棹34の長いポールヘッジトリマ30は、そのままでは、保管や持ち運びに不便であり、先端工具部32を回動させて(折り畳んで)、作業状態から収納状態とし、必要に応じて、作業状態に復帰させる構成が採用される。
次に、収納状態と作業状態との切り換えについて説明する。
図5(a)、図6(a)に第1の取付状態(収納状態)、図5(b)、図6(b)に第2の取付状態(作業状態)を示す。ポールヘッジトリマ30の先端工具部32は、収納状態と作業状態とが相互に切り換わるように、回動可能に本体33に支持されている。このようにすると、未作業時には、図5(a)、図6(a)に示すように、先端工具部32を本体33側に位置させることができ、ポールヘッジトリマ30の全長が短くなり、省スペースとなるため保管に好適である。
ここで、先端工具部32の一部である第2ギヤケース462を操作棹34に接続された第1ギヤケース422に対して回転させたとしても、先端工具部32(第2ギヤケース462)の回転軸と、第2シャフト44の回転軸Xが同軸であるため、第2ベベルギヤ480と第2ピニオン440との噛合は解除されない。このため、先端工具部32を回転させても、刃320を適切に駆動可能である。
本実施形態のポールヘッジトリマ30は、収納状態でのエンジン38の起動を防止するため、当接板(制御部、当接部)50と接続端子(制御部、電極部)52とから構成されるスイッチSWを備え、このスイッチSWが、エンジン38の起動可・不可を制御する制御部として機能するという特有の構成を備える。以下、この特有の構成について説明する。
まず、接続端子52は、導体から構成され、操作棹34の第1ギヤケース422近傍に固定されたスイッチホルダ520上に先端工具部32側に突出するように固定されている。
更に、当接板50は、導体から構成され、先端工具部32が収納状態のときに、接続端子52に当接するような第2ギヤケース462上の位置に配設されている。図5(a)、図6(a)に示されるように、接続端子52と当接板50が接触して導通している状態では、図7を参照して後述するように、スイッチSWがオンして、エンジン38の点火プラグ(点火装置)386への電力供給が遮断され、エンジン38の作動を防止する。一方、先端工具部32が作業状態のときには、図5(b)、図6(b)に示すように、当接板50と接続端子52とは離間し、上述したように、エンジン38の起動が可能となる。
次に、このようなエンジン38の起動制御を可能とする電気的構成及び動作について説明する。
エンジン38のクランクシャフトには、図7に示すエンジン発電機380が接続されており、クランクシャフトの回転に伴って回転し、直流電圧を出力する。エンジン発電機380の一対の出力端間には、トランスTの一次コイル382が接続され、トランスTの二次コイル384は点火プラグ386に接続されている。
また、エンジン発電機380の両出力端間には、高周波電流通過用のバイパスコンデンサCが接続されている。
エンジン発電機380の一方の出力端は、アース(フレームグランド)に接続されている。
また、エンジン発電機380の他方の出力端は、作業者10によりオン・オフされるストップスイッチ366を介してエンジン38のケースに接続され、アースされている。
更に、エンジン発電機380の他方の出力端は、接続端子52に接続されている。一方、当接板50は、第2ギヤケース462を介してアース(フレームグランド)に接続されている。前述のように、接続端子52と当接板50とは、相対的に近接及び離間を行い、当接したときに、エンジン発電機380の他方の出力端をアースに接続するスイッチSWとして機能する。
ポールヘッジトリマ30は、リコイルスタータ(図示せず)によるエンジン始動方式を採用している。リコイルスタータに備えられたリコイルロープ(図示せず)を引くと、クランクシャフトが回転する。クランクシャフトが回転すると、エンジン発電機380が発電し、一次コイル382に電圧を印加する。これにより、一次コイル382に励磁電流が流れる。一次コイル382に電流が流れると、相互誘導作用によって二次コイル384には、巻き数比に応じた高電圧が発生し、点火プラグ386に放電し、点火プラグ386をスパークさせる。点火プラグ386がスパークすることによって、シリンダ内に供給された燃料と空気との混合気体が燃焼する。混合気体が燃焼すると、その燃焼圧力によってピストンが動作し、コンロッドを介して、クランクシャフトを回転させる。その回転力が、前述の伝達機構を介して、先端工具部32に伝達され、先端工具部32が動作する。
作業者10が、ポールヘッジトリマ30を用いて刈払作業中に、ストップスイッチ366を押すと、エンジン発電機380からの電流が、一次コイル382ではなく、オンしたストップスイッチ366を介してエンジンケース(アース)に流れる。このため、エンジン38の点火プラグ386への電力供給が遮断され、エンジン38の動作を停止する。このように刃320が動作中であっても、ストップスイッチ366を押すことで、速やかにエンジン38を停止することができる。
また、前述のように、ポールヘッジトリマ30が、図5(a)、図6(a)に示すように、収納状態にあるとき、接続端子52は当接板50に接触しており、接続端子52と当接板50から構成されるスイッチSWは常にオンした状態にある。このため、エンジン発電機380の他方の出力端は、第2ギヤケース462及び刃320に電気的に接続された状態にある。従って、誤ってエンジン38を作動させようとリコイルロープを引いたとしても、エンジン発電機380の両出力端の間、即ち、トランスTの一次コイル382には電圧が発生せず、エンジン38の点火プラグ386への電力供給が成されず、エンジン38の作動を防止することができる。したがって、ポールヘッジトリマ30を収納状態から作業状態にするため、再度エンジン38を停止させるという無用な作業が生じるのを未然に防ぐことができる。
一方、先端工具部32がX軸周りに回動され、ポールヘッジトリマ30が作業状態に設定されると、接続端子52と当接板50とは離間し、スイッチSWは常にオフした状態となる。このため、ストップスイッチ366が操作されない限り、エンジン発電機380の他方の出力端がアースされることはなく、リコイルロープが引かれると、エンジン発電機380から点火プラグ386に電力が供給され、点火プラグ386がスパークし、エンジン38の始動が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ポールヘッジトリマ30が収納状態にあるときに誤って始動操作を行ったとしても、電力が点火プラグ386に供給されず、エンジン38は起動しない。従って、収納状態で誤って始動した後に、一旦エンジン38を停止して、作動状態に変更し、改めてエンジン38を起動するといった無駄な工程の発生を防ぐことができる。
なお、以上の説明では、接続端子52と当接板50とが接触することにより、スイッチSWがオン・オフする構成例を示した。この発明はこれに限定されず、同様の機能が実現できるならば、回路構成等は適宜変更可能である。例えば、スイッチSWの一方の端子をエンジン発電機380の他方の出力端に接続し、スイッチSWの他方の端子をアースに接続し、両端子間に可動切片を配置し、接続端子52が当接板50により押圧された時に、可動切片が両端子間を接続してスイッチSWをオンさせ、エンジン発電機380の他方の出力端をアースするような構成も可能である。また、接続端子52をバネなどの弾性部材で突出方向に付勢して、当接板50に確実に接触するように構成してもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るポールヘッジトリマ31について説明する。本実施形態に係るポールヘッジトリマ31は、図8及び図9に示すように、先端工具部32を回転させる手段として、ワイヤ310を備える。
操作棹34には、レバーホルダ312が固定され、レバーホルダ312は、角度可変レバー314を揺動可能に支持する。ワイヤ310の一端は角度可変レバー314に、他端は第2ギヤケース462に接続されている。
角度可変レバー314の操作に応じて、第2ギヤケース462を備える先端工具部32は回動することとなる。
先端工具部32は、図10、及び図10のA−A断面を示す図11に示すように、第1ギヤケース422と第2ギヤケース462との接続部の摺動面に、係止穴(第1の係止穴)600,602及びこれらに係止される端子(制御部、電極部、第1の突起)60を備えるものである。
端子60は、図12に示されるように、第2ギヤケース462の摺動面に対向し、第1ギヤケース422に設けられた凹部620内に収容されている。まず、凹部620について説明すると、凹部620は、端子60を完全に収容可能な深さを有し、側断面を円形に形成されている。凹部620内に樹脂製の絶縁部材622が嵌入され、凹部620の内壁を覆っている。このように、第1ギヤケース422と端子60との間に介在することで、夫々が直接接触することが無いように構成されている。更に、表面外周が樹脂で被覆されており、エンジン発電機380(図13参照)に接続されたリード線64が、絶縁部材622を貫通するように設けられている。
端子60は、絶縁部材622によって第1ギヤケース422に絶縁され、エンジン発電機380にリード線64を介して電気的に接続されている。以上により、端子60及びリード線64は、第1ギヤケース422及び操作棹34に対して絶縁された状態で配設されている。また、端子60は、第1ギヤケース422にスプリング(弾性部材)62を介して接続され、第2ギヤケース462側に付勢されている。
係止穴600は、第2ギヤケース462の、第1ギヤケース422との接続部の摺動面で、先端工具部32の作業状態の角度に対応する位置に、周方向に所定の間隔で複数個形成され、本実施形態では22.5度ずつ7個形成されている。第2ギヤケース462の接続部の摺動面には、先述した作業状態に対応する所定の角度範囲を覆うように絶縁性を有する樹脂プレート(絶縁部)604が固定されている。係止穴600は、第2ギヤケース462と樹脂プレート604との夫々対応した位置に形成された凹部によって構成されている。
係止穴602は、第2ギヤケース462の、第1ギヤケース422との接続部の摺動面で、樹脂プレート604に覆われていない範囲(金属部63が露出した範囲)の先端工具部32の収納状態の角度に対応する位置(図8に示される、先端工具部32が本体33に平行に突出している状態から、時計回りに180度回動する位置)に形成されている。
端子60は、図12(a)に示す係止穴600との係止状態を含む樹脂プレート604に覆われた範囲において、第2ギヤケース462と絶縁される。このように、端子60が樹脂プレート604に当接する状態における、先端工具部32の取付位置(第2の取付位置と称呼する)では、エンジン38の点火プラグ386への電力供給は許容される。
また、端子60は、図12(b)に示す係止穴602との係止状態を含む樹脂プレート604に覆われていない範囲で、第2ギヤケース462と直接接触する。このように、端子60が金属部63に当接する状態における、先端工具部32の取付位置(第1の取付位置と称呼する)では、刃320を介してアースに接続されている。このため、エンジン38の点火プラグ386への電力供給は遮断される。
次に、端子60と係止穴600,602との係止機構について説明する。第2ギヤケース462が回動され、係止穴600及び係止穴602のいずれか一つの穴が端子60に対向するように位置したときに、スプリング62の付勢によって、端子60が対向する穴に係止することとなる。更に、第2ギヤケース462に所定以上の回転方向の力が加わることで、端子60が第1ギヤケース422の凹部620内に押し込まれて係止が解除され、第1ギヤケース422と第2ギヤケース462との相対回転を可能とする。
ポールヘッジトリマ31の先端工具部32の回動固定位置は、図8及び図11に示すように、先端工具部32が本体33に平行に突出している状態から反時計周りに最大45度、時計回りに最大90度、所定の間隔で端子60が係止穴600に係止し、固定される。また、先端工具部32が本体33に平行に突出している角度から、時計回りに180度回動する位置で、端子60が係止穴602に係止し、収納状態となる。本実施形態においては、7個の係止穴600が第2ギヤケース462に形成されている。このように、先端工具部32を様々な作業状況下に対応した角度に傾けることができ、良好な作業性を確保している。
更に、ポールヘッジトリマ31が収納状態であるとき、換言すると、係止穴602に端子60が係止しているとき、図13に示すように、エンジン発電機380からの電流は、金属製の第2ギヤケース462を介して同じく金属性の刃320に流れる(アースされる)。このため、エンジン38を作動させようと、リコイルロープを引いたとしても、エンジン38の点火プラグ386への電力供給が成されず、エンジン38の作動を防止することができる。また、刃320をアースとして用いることにより、電気的なスイッチを必要とせず、簡単な構成でエンジン38の停止機構を実現することができる。
また、先端工具部32の角度を、ワイヤ310を介して角度可変レバー314で変更できるようにしたため、ポールヘッジトリマ31を作業状態と収納状態とに容易に切り換えることができ、作業効率が更に向上する。
本実施形態においては、係止穴の個数、配置は限定せず、作業に好適な個数、配置にするようにしてもよい。更には、本実施形態の構成とは逆に、端子(第2の突起)60を第2ギヤケース462に設け、係止穴600,602(第2の係止穴)を第1ギヤケース422に設けるようにしてもよい。
また、端子60、及び係止穴600,602からなる上述のエンジン38の停止機構は、先端工具部32と本体33の摺動面に設けたが、先端工具部32を回転させるための角度可変レバー314の根元に同様のエンジン停止機構を実現する角度範囲を設け、角度可変レバー314の動作によって先端工具部32が収納状態にあることを判断し、エンジン停止機構が作動するようにしてもよい。
また、第1実施形態においては、接続端子52と当接板50、第2実施形態においては、端子60と金属部63が電気的に接続されることで、エンジン発電機380がアースに接続されるようにしたが、一方をON/OFFスイッチとして、先端工具部32の取付位置に応じてこれが動作するようにしてもよく、更に、ON/OFFスイッチを先端工具部32から離れた位置に設け、操作部材を介してこれを操作するようにしてもよい。
また、エンジン38の停止機構と、第1ギヤケース422と第2ギヤケース462の回転を係止する機構とを端子60、及び係止穴600,602によって担うようにしたが、別々の機構によって、別々の場所に設けるようにしてもよい。
上記実施形態に係るポールヘッジトリマは、先端工具部が収納状態のときには、エンジンの点火装置への電力供給を遮断されるように構成されているため、刃部が動作することが防がれる。このため、収納状態から作業状態に変更するためにエンジンを停止するという、不要な作業を省くことができ作業性が向上する。
また、第1実施形態において、操作棹に接続端子を設け、先端工具部の収納状態時に接続端子に当接する当接部を先端工具部に設けるようにし、収納状態時には、先端工具部の刃を介してアースに接続することで、簡単な構成でエンジンへの電力供給を防ぐことができる。
また、第2実施形態において、第2ギヤケースにワイヤを繋ぎ、更にそのワイヤがレバーに接続されているという構成によれば、レバーを操作するという簡単な操作で、収納状態と作業状態とが切り換わるように先端工具部の角度を変更することができ、作業性が向上する。
また、先端工具部が収納状態のときに、発電機に接続された端子が第2ギヤケースに接触し、刃を介してアースに接続されることで、先端工具部の収納時には、発電機からエンジンへの電力供給を遮断することができる。
また、本体に設けられた端子が係止する係止穴を複数設けることで、先端工具部が所定の角度ではエンジンを作動させないようにすることができる。更には、先端工具部が所望の角度に係止された状態で刈払作業を行うことができ、作業性が向上する。
上記実施形態において、ポールヘッジトリマを用いて説明したが、作業状態と、未作業状態とで部品の配置が異なるものであれば、本発明に係るエンジン工具はこれに限定せず、例えば、チェーンソー又は他の刈払機等に適用するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、先端工具部の回動位置によって収納状態と、作業状態とを切り換える構成を用いて説明したが、例えば、本体部を伸縮可能な構成とし、本体部が所定の長さに縮められたときに、エンジンの点火装置への電力供給を遮断する構成としてもよい。
第2実施形態に説明したポールヘッジトリマであれば、先端工具部の形状の差異によらず、角度の違いによってエンジンの停止維持動作を制御するため、先端の工具を種々のもの(チェーンソー等)に切換可能な着脱タイプの切削工具であっても容易に機能させることができる。
また、第1実施形態において説明した接続端子及び当接板を含む構成に第2実施形態において説明した係止機構やワイヤを組み合わせるようにしてもよい。
30,31:ポールヘッジトリマ
310:(角度調整用)ワイヤ
314:角度可変レバー
32:先端工具部(刃部)
320:刃
33:本体
34:操作棹
366:ストップスイッチ
38:エンジン
380:エンジン発電機
386:点火プラグ(点火装置)
422:第1ギヤケース
462:第2ギヤケース
50:当接板(制御部、当接部)
52:接続端子(制御部、電極部)
60:端子(制御部、電極部、第1の突起)
600:係止穴
602:係止穴
604:樹脂プレート(絶縁部)
62:スプリング(弾性部材)
63:金属部
64:リード線
SW:スイッチ
X:回転軸

Claims (12)

  1. 本体と、
    前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
    点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
    前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
    前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記本体と前記刃部との何れか一方に設けられた当接部と、
    前記本体と前記刃部との他方に設けられた電極部と、を有し、
    前記当接部と前記電極部とが接触することによって、前記発電機がアースに接続され、
    前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
    前記制御部は、
    前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
    前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
    ことを特徴とするエンジン工具。
  2. 前記刃部は、前記本体に対して回動可能又は摺動可能に取り付けられ、前記本体に対して回動又は摺動することで、前記第1の取付位置と前記第2の取付位置とに取付位置が変更される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン工具。
  3. 前記刃部は、前記本体に回動及び摺動可能に取り付けられ、摺動面に金属部及び絶縁部を有し、
    前記制御部は、
    前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
    前記金属部及び前記絶縁部と、
    から構成され、
    前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記金属部とが接触し、前記発電機から前記金属部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を遮断し、
    前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記絶縁部とが接触し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を許容する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン工具。
  4. 前記本体は作業者が本体を把持するためのハンドルを備え、
    前記本体の前記ハンドル近傍に設けられたレバーと、
    前記レバーと前記刃部とに接続されたワイヤと、を更に備え、
    前記レバーを操作すると、前記ワイヤを介して前記刃部の前記取付位置が変更される、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のエンジン工具。
  5. 前記本体は、突起と、
    記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
    前記刃部は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のエンジン工具。
  6. 前記刃部は、突起と、
    記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
    前記本体は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のエンジン工具。
  7. 前記制御部は、
    前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
    前記刃部に設けられ、前記電極部に当接する金属製の当接部と、
    から構成され、
    前記刃部が回動し、前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記当接部とが当接し、前記発電機から前記当接部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を遮断し、
    前記刃部が回動し、前記第2の取付位置に配置されたときに、前記当接部と前記電極部とが離間し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のエンジン工具。
  8. 本体と、
    前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
    点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
    前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
    前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記刃部は、前記本体に回動及び摺動可能に取り付けられ、摺動面に金属部及び絶縁部を有し、
    前記制御部は、
    前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
    前記金属部及び前記絶縁部と、
    から構成され、
    前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
    前記制御部は、
    前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記金属部とが接触し、前記発電機から前記金属部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に点火用電力の供給を遮断し、
    前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記絶縁部とが接触し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置に前記点火用電力の供給を許容する、
    ことを特徴とするエンジン工具。
  9. 本体と、
    前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
    点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
    前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
    前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記本体は作業者が本体を把持するためのハンドルを備え、
    前記本体の前記ハンドル近傍に設けられたレバーと、
    前記レバーと前記刃部とに接続されたワイヤと、を更に備え、
    前記レバーを操作すると、前記ワイヤを介して前記刃部の前記取付位置が変更され、
    前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
    前記制御部は、
    前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
    前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
    ことを特徴とするエンジン工具。
  10. 本体と、
    前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
    点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
    前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
    前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記本体は、突起と、
    前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
    前記刃部は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有し、
    前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
    前記制御部は、
    前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
    前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
    ことを特徴とするエンジン工具。
  11. 本体と、
    前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
    点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
    前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
    前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記刃部は、突起と、
    前記突起を付勢する弾性部材と、を更に備え、
    前記本体は、前記弾性部材の付勢により、前記刃部の前記本体の所定の取付位置に応じて前記突起が係止される複数の係止穴を有し、
    前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
    前記制御部は、
    前記刃部が前記第1の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
    前記刃部が前記第2の取付位置に配置されたときに、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
    ことを特徴とするエンジン工具。
  12. 本体と、
    前記本体に、取付位置を変更可能に取り付けられた刃部と、
    点火装置を有し、前記本体に支持され、前記刃部を駆動するエンジンと、
    前記エンジンの点火装置に電力を供給する発電機と、
    前記発電機から前記点火装置への電力の供給路中に配置され、前記電力の供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記本体の前記刃部に対向する位置に取り付けられ、前記発電機に電気的に接続された電極部と、
    前記刃部に設けられ、前記電極部に当接する金属製の当接部と、
    から構成され、
    前記刃部の前記本体における所定の前記取付位置を基準として、第1の取付位置と第2の取付位置とに分けた場合、
    前記制御部は、
    前記刃部が回動し、前記第1の取付位置に配置されたときに、前記電極部と前記当接部とが当接し、前記発電機から前記当接部を介してアースに接続され、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への点火用電力の供給を遮断し、
    前記刃部が回動し、前記第2の取付位置に配置されたときに、前記当接部と前記電極部とが離間し、前記発電機から前記エンジンの前記点火装置への前記点火用電力の供給を許容する、
    ことを特徴とするエンジン工具。
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