JP5866188B2 - 電子写真感光体、それを用いた画像形成装置および電子写真感光体の製造方法 - Google Patents
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Description
より具体的には、本発明は、オゾンおよびNOxなどの酸化性ガスによる画像欠陥を効果的に防ぐことができ、製造時の耐熱性に優れたヒンダードフェノール化合物を含有する電子写真感光体とそれを備えた画像形成装置に関する。
このような電子写真技術の応用範囲の拡大に伴い、感光体に対する要求は、高度で幅広いものになりつつある。
有機光導電性材料は、近年、幅広く研究開発され、感光体などの静電記録素子に利用されるだけでなく、センサ素子、有機エレクトロルミネセント(Organic Electro Luminescent;略称OEL)素子などに応用され始めている。
さらに、この機能分離型感光体は、有機感光体の有する前記の利点に加え、感光層を構成する材料の選択範囲が広く、任意の特性を有する感光体を比較的容易に作製できるという利点も有している。
上記のヒンダードフェノール系添加剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)が安価で広く用いられてきた。しかし、BHTは揮発性があり、変異原性も確認されたことから、例えばスミライザー(登録商標)MDP-SのようなBHTの2量体構造を有する添加剤が用いられつつある。
通常の電子写真感光体の製造方法としては、感光体製造用の各材料を溶媒に溶解または分散した塗布液を塗布し、溶媒を除去するために乾燥炉で高温に加熱して感光体を製造する。
この場合の加熱温度は、溶媒の沸点以上であればよく、通常最高でも130℃程度である。
一方、単に耐熱性だけを追求して融点が高すぎるヒンダードフェノール化合物を用いると、該化合物を含有する塗布液用溶媒に対する溶解性が低くなり、製造時において塗布膜液に不溶分が残留してしまう。
このような不溶分が残留した塗布液を用いて製造した電子写真感光体は、画像形成装置に搭載された場合に画像欠陥を生じさせてしまうことになる。
このため、極めて限られた好適な範囲の融点を有し、かつ高い耐オゾン性を有するヒンダードフェノール化合物が、求められている。
で表されるヒンダードフェノール化合物を含有する電子写真感光体が提供される。
で表されるヒンダードフェノール化合物を含有することを特徴とする。
に従って合成される。
上記の化合物の中でも、化合物1、2および3が、十分な耐酸化特性を有し、かつ原材料として安価な工業材料の酸化防止剤を使用できる観点から好ましく、化合物1が特に好ましい。
図1〜図4は、本発明の感光体における要部の構成を示す模式断面図である。
また、図1〜4は、感光層が電荷発生層と電荷輸送層とからなる積層型感光層(以下「機能分離型感光層」ともいう)である積層型感光体(以下「機能分離型感光体」ともいう)の要部の構成を示す模式断面図である。本発明の感光体は、電荷発生層と電荷輸送層とを逆順で形成した逆二層型積層構造であってもよいが、前記積層型が好ましい。
導電性支持体の構成材料は、当該分野で用いられる材料であれば特に限定されない。
具体的には、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス鋼、チタンなどの金属材料:ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエステル、ポリオキシメチレン、ポリスチレンなどの高分子材料、硬質紙、ガラスなどからなる基体表面に金属箔をラミネートしたもの、金属材料を蒸着したもの、導電性高分子、酸化スズ、酸化インジウムなどの導電性化合物の層を蒸着もしくは塗布したものなどが挙げられる。
導電性支持体1の表面には、必要に応じて、画質に影響のない範囲内で、陽極酸化皮膜処理、薬品、熱水などによる表面処理、着色処理、表面を粗面化するなどの乱反射処理を施されていてもよい。
積層型感光層は、電荷発生層3と電荷輸送層4とからなる。
電荷発生層3は、電荷発生物質とバインダ樹脂とを含有する。
電荷発生物質としては、当該分野で用いられる化合物を使用できる。
電荷発生物質は、増感染料と組み合せて使用することができる。
電荷輸送層4は、電荷輸送物質と本発明のヒンダードフェノール化合物とバインダ樹脂とを含有する。
本発明のヒンダードフェノール化合物の1種または2種以上を使用できる。
具体的には、カルバゾール誘導体、ピレン誘導体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミダゾロン誘導体、イミダゾリジン誘導体、ビスイミダゾリジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、多環芳香族化合物、インドール誘導体、ピラゾリン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、アミノスチルベン誘導体、トリアリールアミン誘導体、トリアリールメタン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、スチルベン誘導体、エナミン誘導体、ベンジジン誘導体、これらの化合物から誘導される基を主鎖または側鎖に有するポリマー(ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ−1−ビニルピレン、エチルカルバゾール−ホルムアルデヒド樹脂、トリフェニルメタンポリマー、ポリ−9−ビニルアントラセンなど)などが挙げられる。
具体的には、ベンゾキノン誘導体、テトラシアノエチレン誘導体、テトラシアノキノジメタン誘導体、フルオレノン誘導体、キサントン誘導体、フェナントラキノン誘導体、無水フタール酸誘導体、ジフェノキノン誘導体などが挙げられる。これらの電荷輸送物質は1種を単独でまたは2種以上を組み合せて使用することができる。
電荷輸送層は、前記3種の必須成分のほかに、必要に応じて、電荷発生層に含まれるものと同様の酸化防止剤などの添加剤を含むことができる。
その他の工程およびその条件は、電荷発生層の形成に準ずる。
電荷輸送物質に対する本発明のヒンダードフェノール化合物の使用量が0.1重量%未満であると、効果がきわめて小さいことがある。
一方、電荷輸送物質に対する本発明のヒンダードフェノール化合物の使用量が20重量%を超えると、電荷輸送物質に対するヒンダードフェノール化合物の相対量比が高くなり、感度が低下するなどの現象を呈することがある。
酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードアミン化合物などが挙げられる。
表面保護層5は、感光体の耐久性を向上させる機能を有し、電荷輸送物質とバインダ樹脂とを含有させるか、電荷輸送能をもつバインダ樹脂を用いる。
電荷輸送物質は、積層型感光層に含まれるものと同様の電荷輸送物質の1種または2種以上を使用できる。
バインダ樹脂は、熱硬化型樹脂の1種または2種以上を使用できる。
140℃より低温であると熱硬化が不十分となりやすく、160℃より高温であると電荷輸送物質の劣化を引き起こすからである。
本発明の感光体は、導電性支持体と積層型感光層との間に中間層を有するのが好ましい。
中間層は、導電性支持体から積層型感光層への電荷の注入を防止する機能を有する。すなわち、積層型感光層の帯電性の低下が抑制され、露光によって消去されるべき部分以外の表面電荷の減少が抑えられ、かぶりなどの画像欠陥の発生が防止される。特に、反転現像プロセスによる画像形成の際に、白地部分にトナーからなる微小な黒点が形成される黒ポチと呼ばれる画像かぶりが発生するのが防止される。
中間層は、例えば、樹脂材料を適当な溶剤に溶解させて中間層形成用塗布液を調製し、この塗布液を導電性支持体の表面に塗布し、乾燥により有機溶剤を除去することによって形成できる。
樹脂材料を溶解または分散させる溶剤としては、例えば、水、メタノール、エタノール、ブタノールなどのアルコール類、メチルカルビトール、ブチルカルビトールなどのグライム類、これらの溶剤を2種以上混合した混合溶剤などが挙げられる。
その他の工程およびその条件は、積層型感光層の形成に準ずる。
金属酸化物粒子は、中間層の体積抵抗値を容易に調節でき、積層型感光層への電荷の注入をさらに抑制できると共に、各種環境下において感光体の電気特性を維持できる。
本発明の画像形成装置は、本発明の感光体、前記感光体を帯電させる帯電手段、帯電された前記感光体に対して露光を施す露光手段、露光によって形成される静電潜像を現像する現像手段、トナー像を媒体に転写させる転写手段、感光体に残留するトナーを除去し回収するクリーニング手段、前記トナー像を媒体に定着させる定着手段および感光体に残留する表面電荷を除電する除電手段とを備えることを特徴とする。
図5の画像形成装置20は、本発明の感光体21(例えば、図1〜4の感光体15〜18のいずれか1つ)と、帯電手段(帯電器)24と、露光手段28と、現像手段(現像器)25と、転写器26と、クリーナ27と、定着器31とを含んで構成される。図番30は転写紙を示す。
したがって、本発明の画像形成装置においては、帯電手段は接触帯電であるのが好ましい。
分子量測定装置:LC−MS(サーモクエスト社製、フィネガン LCQ Deca
マススペクトロメーターシステム)
LCカラム GL-Sciences Inertsil ODS-3 2.1×100mm
カラム温度 40℃
溶離液 メタノール:水=90:10
サンプル注入量 5μl
検出器 UV254nmおよびMS ESI
4−[2−(トリエトキシシリル)エチル]トリフェニルアミンの合成
4−(N,N−ジフェニルアミノ)ベンズアルデヒドの合成
三つ口フラスコにトリフェニルアミン101.4gとDMF35.5mlを入れ、氷水で冷却下、撹拌しながらオキシ塩化リン84.4mlを滴下し、温度を95℃に上げて5時間反応させた。反応液を4Lの温水へ注ぎ1時間撹拌した。その後、沈殿物をろ取し、エタノール/水(1:1)の混合溶液で洗浄し、4−(N,N−ジフェニルアミノ)ベンズアルデヒドを得た。収量91.5g(収率81.0%)。
水酸化ナトリウム14.6g、1,2−ジメトキシエタン700mlを3つ口フラスコに入れ、室温で撹拌しながらトリメチルホスフォニウムブロマイド130.8gを加えた。次に無水エタノールを一滴加えた後、70℃で4時間反応させた。これに4−(N,N−ジフェニルアミノ)ベンズアルデヒド100gを加え、70℃に温度を上げ5時間反応させた。反応液をろ過し、ろ液と沈澱物のエーテル抽出液を一緒にして水洗した。ついで、エーテル液を塩化カルシウムで脱水後、ろ過しエーテルを除去し、反応混合物を得た。これをエタノールから再結晶を行い、針状、淡黄色のビニルトリフェニルアミンを得た。収量83.4g(収率84.0%)。
トルエン40ml、トリエトキシシラン9.9g(60mmol)及びトリス(テトラメチルジビニルジシロキサン)二白金(O)のトルエン溶液0.018mmolを三つ口フラスコに取り、室温で撹拌しながら4−ビニルトリフェニルアミン8.2gのトルエン溶液20mlを滴下した。滴下終了後、70℃で3時間撹拌を行った後、溶媒を減圧下で除去し、淡黄色油状の4−[2−(トリエトキシシリル)エチル]トリフェニルアミンを得た。収量12.1g(収率91.7%)。
化合物1の製造
温度計、滴下漏斗、還流冷却器及び攪拌機を備えた100ml容量の4つ口フラスコに2,4-ジ-tert-ブチルフェノール41.26g(0.2モル)、水0.99g、75%リン酸水溶液0.05gを仕込み、温度を20℃とし、攪拌下に、反応系内を窒素ガスで置換した後、塩化水素ガスを導入した。反応容器内のガス組成を分析して、塩化水素ガスの容積濃度を80%に調整した。
また、LC−MSの分析結果から、得られた化合物1の純度は98.5%であることが判った。
融点は160℃であった。
化合物2の製造
上記製造例1と同様な反応条件により、アセトアルデヒドの代わりに、プロピオンアルデヒドを用いて、化合物2を合成した。
収量は19.24gであった。
化合物2(分子量の理論値:452.71)からプロトンが取れた分子イオン[M-H]-に相当するピークが451.2に観測され、
LC−MSの分析による、得られた化合物2の純度は98.0%であった。
化合物3の製造
また、上記製造例1で使用したアセトアルデヒドの代わりに、アセトンを用いる事により化合物3を合成した。
収量は20.37gであった。
化合物3(分子量の理論値:452.71)からプロトンが取れた分子イオン[M-H]-に相当するピークが451.4に観測され、
LC−MSの分析による、得られた化合物3の純度は98.0%であった。
化合物4の製造
また、上記製造例1で使用したアセトアルデヒドの代わりに、ブチルアルデヒドを用いる事により化合物4を合成した。
化合物5の製造
また、上記製造例1で使用したアセトアルデヒドの代わりに、メチルエチルケトンを用いる事により化合物5を合成した。
化合物6の製造
また、上記製造例1で使用したアセトアルデヒドの代わりに、メチルプロピルケトンを用いる事により化合物6を合成した。
化合物7の製造
また、上記製造例1で使用したアセトアルデヒドの代わりに、ジエチルケトンを用いる事により化合物7を合成した。
化合物8の製造
また、上記製造例1で使用したアセトアルデヒドの代わりに、エチルプロピルケトンを用いる事により化合物8を合成した。
化合物9の製造
また、上記製造例1で使用したアセトアルデヒドの代わりに、ジプロピルケトンを用いる事により化合物9を合成した。
以下のようにして、合成例1で製造した本発明によるヒンダードフェノール化合物である化合物1を電荷輸送層に含有させた感光体を作製した。
このようにして、図4に示す導電性支持体に中間層、電荷発生層、電荷輸送層および表面保護層が順次積層された積層構造を有する本発明による積層型感光体18を作製した。
本発明によるヒンダードフェノール化合物である化合物1に代えて化合物2を用いたこと以外は実施例1と同様にして導電性支持体に中間層、電荷発生層、電荷輸送層、および表面保護層が順次積層された積層構造を有する本発明による積層型感光体を作製した。
本発明によるヒンダードフェノール化合物である化合物1に代えて化合物3を用いたこと以外は実施例1と同様にして導電性支持体に中間層、電荷発生層、電荷輸送層、および表面保護層が順次積層された積層構造を有する本発明による積層型感光体を作製した。
本発明のヒンダードフェノール化合物に替えて、以下の構造:
以上のようにして作製した実施例1〜3および比較例1〜3の各感光体について、以下のようにして(a)耐オゾンガス性および(b)電気特性の安定性を評価し、さらに(c)感光体性能の総合判定を行なった。
評価装置による評価
実施例1〜3および比較例1〜3の感光体を試験用複写機にそれぞれ搭載し、温度25℃、相対湿度50%の常温/常湿(N/N:Normal Temperature/Normal Humidity)環境下において、帯電直後の感光体の表面電位V1(V)および帯電から3秒間経過後の感光体の表面電位V2(V)を測定した。試験用複写機には、感光体の帯電手段としてコロナ放電帯電器を備える市販の複写機(商品名:AR−450S、シャープ株式会社製)の内部に、画像形成過程における感光体の表面電位を測定できるように表面電位計(商品名:CATE751、ジェンテック社製)を設けたものを用いた。測定された帯電直後の表面電位V1(V)および帯電から3秒間経過後の表面電位V2(V)を下記式(I)に代入し、電荷保持率DD(%)を算出し、これを初期電荷保持率DD0とした。
実施例1〜3および比較例1〜3の各実機評価用感光体を、感光体の帯電手段としてコロナ放電帯電器を備える市販の複写機(商品名:AR−450S シャープ株式会社製)にそれぞれ搭載し、温度25℃、相対湿度50%の常温/常湿(N/N)環境下において、所定のパターンのテスト画像を記録用紙5万枚に実写させた。5万枚の実写が終了した時点から1時間複写機の動作を停止させた後、記録用紙にハーフトーン画像を複写させ、これを第1評価用画像とした。次いで、再び温度25℃、相対湿度50%のN/N環境下において所定のパターンのテスト画像を記録用紙5万枚に実写させ、5万枚の実写が終了した時点から1時間複写機の動作を停止させた後、記録用紙にハーフトーン画像を複写させ、これを第2評価用画像とした。
G(good):第1評価用画像および第2評価用画像のいずれか一方または両方に若干の画像欠陥が発生しているけれども、無視できる程度である;
NB(not bad):第1評価用画像および第2評価用画像のいずれか一方または両方に若干の画像欠陥が発生しているけれども、実使用上問題がない程度である;
B(bad):第1評価用画像および第2評価用画像のいずれか一方または両方に多数の画像欠陥が発生し、実使用不可
以上の電荷保持率変化量ΔDDの値と画質の判定結果とを合わせて、感光体の耐オゾンガス性を評価した。耐オゾンガス性の評価基準を以下に示す。
G(good):ΔDDが3.0%以上7.0%未満かつ画質がVG、またはΔDDが7.0%未満かつ画質がG;
NB(not bad):実使用上問題なし(ΔDDが7.0%未満かつ画質がNB;
B(bad):良(ΔDDが7.0%以上、または画質がB。
実施例1〜3および比較例1〜3の感光体を試験用複写機にそれぞれ搭載し、温度25℃、相対湿度50%の常温/常湿(N/N)環境下において、以下のようにして電気特性の安定性を評価した。試験用複写機には、感光体の帯電手段としてコロナ放電帯電器を備える市販の複写機(商品名:AR−450S、シャープ株式会社製)の内部に、画像形成過程における感光体の表面電位を測定できるように表面電位計(商品名:CATE751、ジェンテック社製)を設けたものを用いた。なお、複写機AR−450Sは、感光体表面を負に帯電して電子写真プロセスを行なう負帯電型の画像形成装置である。
G(good):ΔV0が35V以下かつΔVrが55Vを超え80V以下、またはΔV0が35Vを超え75V以下かつΔVrが55V以下;
NB(not bad):実使用上問題なし。ΔV0が35Vを超え75V以下かつΔVrが55Vを超え80V以下;
B(bad):ΔV0が75Vを超える、またはΔVrが80Vを超える。
耐オゾンガス性の評価結果と電気特性の安定性の総合評価結果とを合わせて、感光体性能の総合判定を行なった。総合判定の判定基準は以下のようである
VG(very good):耐オゾンガス性および電気特性の安定性がいずれもVG;
G(good):耐オゾンガス性および電気特性の安定性のいずれかがGかつ他方がVGまたはG;
NB(not bad):実使用上問題なし(耐オゾンガス性および電気特性の安定性のいずれかが実使用上問題なし(NB)かつ他方がBでない)
B(bad):耐オゾンガス性および電気特性の安定性のいずれか一方または両方がB。
3 電荷発生層
4 電荷輸送層
5 表面保護層
6 中間層
7 積層型感光層
15〜18、21 感光体
20 画像形成装置
22 回転軸線
23、29 矢符
24 帯電手段(帯電器)
24a 帯電ローラ
24b バイアス電源
25 現像手段(現像器)
25a 現像ローラ
25b ケーシング
26 転写器
27 クリーナ
27a クリーニングブレード
27b 回収用ケーシング
28 露光手段
28a 光
30 転写紙
31 定着器
31a 加熱ローラ
31b 加圧ローラ
Claims (9)
- 前記一般式(I)におけるR1およびR2が、互いに独立して水素原子またはメチル、エチル、プロピルもしくはイソプロピル基である、請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(I)におけるR1およびR2が、互いに独立して水素原子またはメチル、エチルもしくはプロピル基である、請求項1または2に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(I)において、R1が水素原子であるとき、R2がメチル、エチルまたはプロピル基であり、R1がメチル基であるとき、R2がメチル、エチルまたはプロピル基であり、R1がエチル基であるとき、R2がエチルまたはプロピル基であり、R1がプロピル基であるとき、R2がプロピル基である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の電子写真感光体。
- 前記ヒンダードフェノール化合物が、電荷移動物質に対して0.1〜20重量%含有されている、請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子写真感光体。
- 前記電荷移動層が、熱硬化型電荷輸送層である、請求項1〜5のいずれか1つに記載の電子写真感光体。
- 前記電荷発生物質が、チタニルフタロシアニンである、請求項1〜6のいずれか1つに記載の電子写真感光体
- 請求項1〜7のいずれか1つに記載の電子写真感光体が、140〜160℃で熱硬化処理されていることを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか1つに記載の電子写真感光体、前記電子写真感光体を帯電させる帯電手段、帯電された前記電子写真感光体に対して露光を施す露光手段、露光によって形成される静電潜像を現像する現像手段、トナー像を媒体に転写させる転写手段、感光体に残留するトナーを除去し回収するクリーニング手段、前記トナー像を媒体に定着させる定着手段および感光体に残留する表面電荷を除電する除電手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
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