JP5841587B2 - 撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、撮像システムに関する。
カメラ等の撮像手段で被写体を撮像する際には、自然光のみでなく、蛍光灯やLEDなどの光源から照射された光を用いて撮像することが多々ある。しかし、光源から照射される光を用いて撮像を行った場合、原稿の材質によっては照射光が原稿の表面で正反射し、画像の品質が低下することがある。このため、従来の画像読取装置の中には、原稿で反射した正反射光が、撮像手段に入射しない方向に向かう位置に光源を配置しているものがある(例えば、特許文献1、2)。また、原稿での正反射に起因する画像の品質の低下を抑制する他の手法として、光源を2つ設けると共に、2つの光源を時分割で発光させて、それぞれの光源の発光時に撮像手段によって被写体を撮像し、この2つの画像を合成しているものがある(例えば、特許文献3)。
特開平7−7605号公報 特許第3759887号公報 特開2001−268323号公報
しかながら、被写体である原稿が湾曲している場合、原稿上での正反射をする位置は、平坦な原稿上で正反射をする位置とは異なることがある。このため、光源の位置を、平坦な原稿で反射した正反射光が、撮像手段以外の方向に向かう位置に配置した際において、撮像する原稿が湾曲している場合、原稿での正反射光が撮像手段に向かって撮像手段に入射する虞がある。
また、正反射は、原稿の材質によって異なるため、光源からの照射光は原稿で正反射しない場合があり、この場合、光源を2つ設けたとしても、2つの光源を時分割で発光させて、2つの画像を合成する必要が無い場合がある。これらのため、原稿の形態に関わらず、原稿からの正反射光に起因する画像品質の低下を、適切に低減するのは、大変困難なものとなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高画質な画像を適切に得ることのできる撮像システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る撮像システムは、読取対象の媒体を設置する媒体設置面に配設されるベース部と、前記ベース部から上方に延在するアーム部と、前記アーム部から前記媒体設置面に対向して延在するトップ部と、前記媒体を撮像する撮像手段と、前記トップ部に設けられ、前記媒体設置面を照射する照明と、前記照明を駆動制御する照明制御手段と、前記撮像手段で前記媒体を撮像し、前記媒体に対応する画像データを生成するスキャンの指示を行うスキャン指示部と、前記スキャンの指示後、前記画像データの生成前に、前記照明の点灯状態における撮像により取得した前記媒体に対応する画像に基づいて、前記媒体での前記照明の反射光により前記撮像手段で前記媒体の情報が読み取れない読取不可領域があるか否かを判定する読取不可領域判定部と、を備え、前記読取不可領域があると前記読取不可領域判定部で判定した場合には、前記照明制御手段により前記照明が点灯状態であれば消灯状態として、前記スキャンを行い、前記読取不可領域がないと前記読取不可領域判定部で判定した場合には、前記点灯状態で、前記スキャンを行う。
本発明に係る撮像システムは、高画質な画像を適切に得ることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る撮像システムの概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示す撮像システムの側面図である。 図3は、図1に示す撮像システムの平面図である。 図4は、図1に示す照明装置の斜視図である。 図5は、図1に示す撮像システムの機能ブロック図である。 図6は、照明LEDの点灯時に媒体上に読取不可領域が発生していない状態の画像を示す説明図である。 図7は、照明LEDの点灯時に媒体上に読取不可領域が発生している状態の画像を示す説明図である。 図8は、照明LEDの点灯時と消灯時における撮像部での照度についての説明図である。 図9は、図1に示す撮像システムでの媒体のスキャン時における制御手順を示すフロー図である。 図10は、読取不可領域の有無の判定を行う際の手順を示すフロー図である。 図11は、実施形態2に係る撮像システムでの媒体のスキャン時における制御手順を示すフロー図である。 図12は、実施形態3に係る撮像システムでの媒体のスキャン時における制御手順を示すフロー図である。 図13は、実施形態1に係る撮像システムの変形例であり、撮像を複数回行う場合における制御手順を示すフロー図である。 図14は、実施形態1に係る撮像システムの変形例であり、報知手段を備える場合の機能ブロック図である。 図15は、実施形態1に係る撮像システムの変形例であり、読取不可領域の発生を報知する場合における制御手順を示すフロー図である。 図16は、光量ムラ部がある画像の説明図である。 図17は、撮像した画像より取得した光量の説明図である。 図18は、照明LEDを消灯した場合における画像の説明図である。
以下に、本発明に係る撮像システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係る撮像システムの概略構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す撮像システムの側面図である。図3は、図1に示す撮像システムの平面図である。図1〜図3に示す撮像システム1は、媒体設置面5上に設置された読取対象の媒体6に対して、所定の撮像手段により上方から撮像して、媒体6の画像データを生成するスキャン動作を行うスキャナシステムである。本実施形態1では、撮像手段の一例として、カメラ機能を有するスマートフォン2を挙げて説明する。なお、ここでいう画像データの生成とは、スマートフォン2で常時撮像している画像ではなく、スキャン動作による成果物として取得する画像データの生成を示している。
本実施形態1に係る撮像システム1は、スマートフォン2と、スマートフォン2で撮像することによってスキャンを行う際に、このスマートフォン2を載置することができる照明装置3とを備える。撮像システム1は、スマートフォン2が照明装置3の所定位置(後述する載置面34上)に載置されたときに、スマートフォン2を一意に位置決めすることができ、スマートフォン2により所定の撮影領域7のスキャン画像を取得することができる。なお、以下の説明では、図1の上下方向を撮像システム1及び照明装置3の上下方向、図1の手前側を撮像システム1及び照明装置3の前方向、図1の奥側を撮像システム1及び照明装置3の後方向とする。
スマートフォン2は、その背面にカメラ機能に係る撮像部21が設けられている。撮像部21は、スマートフォン2のCPU28(図5参照)からの操作指令に応じて、スキャン動作を実行することができる。撮像部21は、スマートフォン2が照明装置3の載置面34に載置された状態では、所定の撮影領域7の全体を撮像することができ、撮影領域7の全体を含むスキャン画像を生成することができる。
照明装置3は、ベース部31、アーム部32及びトップ部33の3つの部材を備えている。このうちベース部31は、媒体設置面5上に配置される。アーム部32は、ベース部31の上面に接続され、ベース部31から上方に延在する。なお、アーム部32の延在方向は、図1〜図3に示すように鉛直上方でもよいし、鉛直上方から前方向(媒体6が設置される側)または後方向(媒体6が設置される側の反対側)へ傾斜する方向でもよい。
トップ部33は、アーム部32に接続され、アーム部32から媒体設置面5に対向して延在する。本実施形態1では、図2に示すように、トップ部33は、アーム部32の上端部に接続され、アーム部32と接続する高さ位置から前方に延在し、且つ、水平より斜め上方に向かって延在している。
照明装置3のベース部31、アーム部32及びトップ部33は、相互に一体的に固定されている。言い換えると、ベース部31とアーム部32との接続部分と、アーム部32とトップ部33との接続部分は、回転、脱着、移動などの変形ができないよう固設されている。
図4は、図1に示す照明装置の斜視図である。照明装置3のトップ部33の上面33aには、媒体設置面5に設置された媒体6を撮像可能な位置にスマートフォン2を載置するための載置面34が設けられている。
載置面34は、トップ部33の上面33aから掘り下げて形成されている。載置面34は、スマートフォン2を載置する際に、スマートフォン2の背面の長手方向の一部がトップ部33の先端から突出するよう設けられている。換言すると、載置面34は、トップ部33の前方端から後方(アーム部32の方向)にかけて形成されており、載置面34の面積は、スマートフォン2の背面の面積より小さい。また、載置面34の前後方向の長さは、スマートフォン2の長手方向の長さより短い。これにより、スマートフォン2の背面に設けられた撮像部21が載置面34で隠されることなく、スマートフォン2が載置面34に載置可能となる。つまり、スマートフォン2が載置面34に載置されると、撮像部21は媒体設置面5と直接対面するよう位置決めされるので、媒体設置面5上の媒体6を撮像可能となる。また、このように載置面34を形成することで、スマートフォン2を載置面34へ載置したり取り外したりすること(挿抜)が容易となる。
トップ部33の上面33aと、載置面34との間には段差が形成されている。より詳細には、スマートフォン2の長手方向下部と当接する段差35aと、スマートフォン2の左右側面と当接する段差35b,35cとの3方向の段差が設けられる。段差35aと段差35bは略直角に接続され、段差35aと段差35cは略直角に接続され、段差35bと段差35cは前後方向に平行に配置される。これらの段差35a,35b,35cが、スマートフォン2と当接することにより、スマートフォン2を所定位置に位置決めすることができる。すなわち、トップ部33の上面33aと、載置面34との間に形成された段差35a,35b,35cが、スマートフォン2を載置面34上の所定位置に位置決めするための位置決め手段として機能する。
これにより、スマートフォン2を載置面34に載置する際には、スマートフォン2の長手方向下部を段差35aに突き当てるだけで、スマートフォン2を載置面34の所定位置に容易に位置決めして載置することができる。また、上述のように、トップ部33が傾斜しているため、載置面34はトップ部33の前方側から後方側へ水平方向下向きに傾斜して設けられている。このため、スマートフォン2を段差35aに突き当てやすい。
スマートフォン2を載置面34に載置したときに、スマートフォン2の撮像部21が、下方の所定の撮影領域7の全体を撮影できる程度に媒体設置面5との間に距離がとれるように、載置面34の設置位置が設定されている。詳しくは、載置面34は、載置面34に載置されたスマートフォン2の撮影領域7が、照明装置3のベース部31の前方向に隣接する媒体6を配置する領域と、ベース部31における前方上面部分とを含むよう構成されている。
また、照明装置3のベース部31の上面には、スキャンスイッチ36、照明スイッチ37、電源スイッチ38が設けられている。また、照明装置3のトップ部33の媒体設置面5と対向する下面には、媒体設置面5を照射する照明として照明LED(Light Emitting Diode)39が設けられている。これらのスキャンスイッチ36、照明スイッチ37、電源スイッチ38、照明LED39は、照明装置3の内部に備えられている制御部40(図5参照)に電気的に接続されている。なお、これらのスイッチ類は、ベース部31の上面以外の位置に設けてもよい。例えば、電源スイッチ38は、ベース部31の背面に設けてもよい。また、照明装置3には電源スイッチ38を設けず、照明装置3が有する差込プラグをコンセントに抜き差しすることにより、照明装置3に通電させてもよい。
スキャンスイッチ36は、スマートフォン2にスキャン動作を実行させるスキャン操作の指示をユーザから受け付ける入力手段である。即ち、スキャンスイッチ36は、スマートフォン2で媒体6を撮像し、媒体6に対応する画像データを生成するスキャンの指示を行うスキャン指示部になっている。また、照明スイッチ37は、照明LED39の点灯と消灯とを切り替える際の入力手段になっている。また、電源スイッチ38は、ACアダプタ50(図5参照)によって接続される外部電源と照明装置3との間の通電と遮断とを切り替えるスイッチになっている。また、照明LED39は、発光時の照射範囲8が、スマートフォン2の撮影領域7と概ね等しく、撮影領域7を満遍なく明るくできるように、トップ部33の下面に配設されている。
図5は、図1に示す撮像システムの機能ブロック図である。照明装置3と共に撮像システム1を構成するスマートフォン2は、撮像部21と、通信部22と、画像処理部23と、記録部24と、読取不可領域判定部25と、CPU(Central Processing Unit)28とを備える。撮像部21と、通信部22と、画像処理部23と、記録部24と、読取不可領域判定部25は、CPU28に電気的に接続されている。
通信部22は、照明装置3との間で通信を行うことが可能になっており、例えば、Bluetooth(登録商標)によって無線通信を行う。照明装置3との間の通信は、Bluetooth以外の手法によって行ってもよく、NFC(Near Field Communication)や赤外線通信等、載置面34に載置されたスマートフォン2と照明装置3との間で、無線で通信を行うことができる手法であれば、その手法は問わない。
画像処理部23は、撮像部21で撮像した画像に対して、任意の画像処理を行う部分である。画像処理部23は、例えば、傾斜しているトップ部33の載置面34に載置されたスマートフォン2の撮像部21によって、媒体設置面5の媒体6を斜め上方から撮像した媒体6の画像を、垂直方向上方から媒体6を撮像した画像になるように、画像処理を行う。記録部24は、撮像部21により取得された読取データや、画像処理部23で画像処理を行った画像データを保存する記憶装置である。
読取不可領域判定部25は、媒体6での照明LED39の反射光によりスマートフォン2で媒体6の情報が読み取れない読取不可領域があるか否かを判定する。詳しくは、被写体となる媒体6が、表面の平滑度が高く、表面に光沢を有して形成されている場合は、照明LED39からの照射光が媒体6に照射された際に、照射光は媒体6の表面で正反射することがある。この正反射した反射光が、スマートフォン2の撮像部21に向かって撮像部21に入射した場合、媒体6においてこの反射光が反射した部分の輝度が、反射光によって高くなり過ぎ、スマートフォン2では、媒体6におけるこの部分の情報を読み取ることができなくなることがある。即ち、照明LED39からの照射光が媒体6の表面で正反射した場合、媒体6上において、反射光によってスマートフォン2で媒体6の情報が読み取れない領域である読取不可領域が発生することがある。読取不可領域判定部25は、スキャンスイッチ36に対して入力操作を行うことによるスキャンの指示後、画像データの生成前に、照明LED39の点灯状態における撮像により取得した媒体6に対応する画像に基づいて、読取不可領域があるか否かを判定する。
CPU28は、通信部22での照明装置3との通信時や、撮像部21での撮像時、画像処理部23での画像処理時、読取不可領域判定部25での読取不可領域の有無の判定時等に、各種の演算処理を行う。
一方、照明装置3は、通信部45と、照明LED39と、スキャンスイッチ36と、照明スイッチ37と、電源スイッチ38と、制御部40とを備えている。通信部45と、照明LED39と、スキャンスイッチ36と、照明スイッチ37と、電源スイッチ38は、制御部40に電気的に接続されている。
通信部45は、スマートフォン2の通信部22との間で、Bluetooth等によって通信を行うことが可能になっている。スマートフォン2と照明装置3は、双方の通信部22、45により、無線通信で通信を行うことが可能になっている。
制御部40は、LEDドライバ41とMPU(Micro Processing Unit)42を有している。このうち、LEDドライバ41は、照明LED39に供給する電力を調節して照明LED39を発光させることが可能になっている。このため、LEDドライバ41を備える制御部40は、照明LED39を駆動制御する照明制御手段としても設けられている。また、MPU42は、スキャンスイッチ36や照明スイッチ37への入力操作に応じてLEDドライバ41や通信部45に制御信号を送信することにより、照明LED39の発光制御や、照明装置3とスマートフォン2との間での通信制御を行うことができるように設けられている。
また、電源スイッチ38は、外部電源に接続されるACアダプタ50と制御部40との間に介在しており、入力操作によって制御部40と外部電源との間の通電(ON)と遮断(OFF)とを切り替えることにより、照明装置3の作動と停止を切り替えることができるようになっている。
本実施形態1に係る撮像システム1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。撮像システム1を構成する照明装置3は、通常は照明スタンドとして利用される。照明装置3を照明スタンドとして利用する際には、電源スイッチ38をONの状態で、照明スイッチ37に対して押圧操作を行う等の入力操作を行う。この照明スイッチ37に対する入力は、明確に押すこと以外でもよく、照明スイッチ37の形態に応じて、照明スイッチ37をタップしたり、照明スイッチ37に触れたり(タッチしたり)するようにしてもよい。照明スイッチ37が押されたことを認識したMPU42は、LEDドライバ41を介して照明LED39を点灯させる。これにより、照明LED39は照射範囲8に照射を行い、照明装置3は、照明LED39からの照射光によって、トップ部33の下方を明るくすることができる。点灯状態の照明LED39を消灯する際には、照明LED39が点灯している状態で、照明スイッチ37に対して押圧操作を行う等の入力操作を行う。これにより、MPU42は、LEDドライバ41を介して照明LED39を消灯させる。
また、本実施形態1に係る撮像システム1は、照明装置3を照明スタンドとして使用するのみでなく、照明装置3にスマートフォン2をセットすることにより、媒体設置面5に設置された媒体6をスマートフォン2で読み取り、媒体6のスキャンを行うことが可能になっている。この媒体6のスキャンは、本実施形態1に係る画像データ生成方法により、画像データの生成を行い、媒体6の画像を取得する。撮像システム1での媒体6のスキャンについて説明すると、媒体6のスキャンを行う際には、スマートフォン2の撮像部21が下面側になり、且つ、撮像部21がトップ部33から露出する向きで、スマートフォン2をトップ部33の載置面34に載置する。
スマートフォン2と照明装置3とは、スマートフォン2の通信部22と照明装置3の通信部45で通信を行うことにより、互いに情報の送受信を行うことが可能になっている。また、スマートフォン2は、照明装置3から送信される制御信号を受信することにより、撮像動作を行うことが可能になっている。また、撮像システム1は、スキャンスイッチ36の押下が、スキャンの開始トリガになっている。即ち、スキャンスイッチ36のONが、撮像システム1によるスキャンの開始トリガになっており、撮像システム1に対するスキャンの開始の指示になっている。このため、照明装置3のトップ部33に載置されたスマートフォン2は、照明装置3からのスキャン開始トリガを、通信部22で受信するまで、待機を続ける。
この状態で、ユーザによって照明装置3のスキャンスイッチ36が押下されると、照明装置3からスマートフォン2に対してスキャン開始トリガが発信される。このスキャン開始トリガは、照明装置3の通信部45から発信し、スマートフォン2の通信部22で受信する。スキャン開始トリガを受信したスマートフォン2は、照明装置3が有する照明LED39の点灯指示を行う。スマートフォン2からの点灯指示を受けた照明装置3は、点灯指示の受信時に照明LED39が点灯状態であった場合には、照明LED39の点灯を維持し、照明LED39が消灯状態であった場合には、照明LED39を点灯させる。
スマートフォン2は、このように照明LED39を点灯させた状態で、媒体6の画像データを生成して保存する前に、照明LED39の点灯状態における撮像により取得した媒体6に対応する画像データに基づいて、読取不可領域の有無を判定する。図6は、照明LEDの点灯時に媒体上に読取不可領域が発生していない状態の画像を示す説明図である。図7は、照明LEDの点灯時に媒体上に読取不可領域が発生している状態の画像を示す説明図である。照明LED39の点灯時には、媒体6の材質によっては、照明LED39からの照射光が媒体6で正反射し、正反射光がスマートフォン2の撮像部21に入射することによって媒体6の情報をスマートフォン2で読み取れない読取不可領域62が発生することがある。撮像システム1は、この読取不可領域62が発生しているか否かを、撮像部21で常時撮像している撮影領域7の画像データ60に基づいて、スマートフォン2の読取不可領域判定部25によって判定する。
つまり、スマートフォン2は、スキャンスイッチ36が押下された後は、媒体6の読み取りを行って画像データ60を保存する前でも、撮像部21によって常時撮影領域7を撮像した状態で待機している。このため、読取不可領域判定部25は、撮像部21で撮像することにより取得した媒体6の画像データ60に基づいて、読取不可領域62の有無を判定する。スマートフォン2は、この読取不可領域62の有無に応じて、媒体6の撮像時の処理を異ならせる。
まず、画像データ60に読取不可領域62が無いと判定されたとき(図6参照)には、照明LED39が点灯している状態で、媒体設置面5における撮影領域7の画像を撮像部21で撮像することにより、撮影領域7内の媒体6を撮像して、画像データ60をスマートフォン2の記録部24に保存する。これにより、撮像システム1は、自らの照明である照明LED39によって作り出した最適な環境下で、媒体6の画像の全ての領域が媒体6の情報を読み取ることができる読取可能領域61となる状態で媒体6を撮像し、媒体6のスキャンを行う。このスキャンによって得られた画像データ60を記録部24に保存する際には、スマートフォン2が有する画像処理部23での画像処理によって適切な画質に調整することにより、適切な画像データ60を生成した後、記録部24に記録して保存する。
これに対し、照明LED39からの光によって媒体6上に読取不可領域62があると判定されたら(図7参照)、点灯している照明LED39を消灯させ、その状態で媒体6の撮像を行う。照明LED39を消灯させた場合、媒体6には照明LED39からの照射光が照射されないため、照明LED39からの照射光が媒体6で反射することはなく、照明LED39からの照射光が媒体6で反射することに起因する読取不可領域62は発生しなくなる(図6参照)。
この状態で、媒体設置面5における撮影領域7の画像を撮像部21で撮像することにより、読取不可領域62が発生していない媒体6を撮像し、画像データ60をスマートフォン2の記録部24に保存する。これにより、撮像システム1は、読取不可領域62が発生しておらず、撮像する媒体6の画像の全ての領域が読取可能領域61となる状態で媒体6を撮像し、媒体6のスキャンを行う。このスキャンによって得られた画像データ60を記録部24に保存する際には、スマートフォン2が有する画像処理部23での画像処理によって適切な画質に調整することにより、照明LED39の消灯状態において適切な画像データ60を生成した後、記録部24に記録して保存する。
次に、照明LED39からの光が媒体6の表面で正反射することによって読取不可領域62が発生する原因について説明する。図8は、照明LEDの点灯時と消灯時における撮像部での照度についての説明図である。スマートフォン2は、撮像部21に入射する光を電気信号に変換することによって被写体の撮像を行うため、媒体6を撮像する際には、媒体6の表面で反射する光を受光することにより、撮像を行う。ここで、一般的に物体に光が照射された場合には、多くの場合は拡散反射を行い、撮像部21も、拡散反射した光を受光することにより、媒体6等の物体の情報を撮像する。しかし、媒体6の表面の平滑度が高く、光沢を有している場合は、媒体6に到達した光の一部は、媒体6の表面で正反射する。
媒体6のスキャン時に、照明LED39を点灯させた場合には、照明LED39からの光は媒体6を含む撮影領域7全体に照射されるため、撮影領域7に照射される光の光量は、照明LED39の消灯時の光量よりも多くなる。このため、撮影領域7の物体に拡散反射をしてから撮像部21に向かう光の光量も多くなり、撮像部21での照度は、照明LED39の消灯時よりも全体的に高くなる。
また、その際に、光を正反射する媒体6が撮影領域7に設置されている場合は、照明LED39からの光も、媒体6で正反射する。このように、照明LED39からの光が媒体6で正反射する際に、照明LED39と撮像部21との位置関係により、媒体6で正反射した光の光路上に撮像部21が位置している場合は、正反射した光は、撮像部21に入射する。
撮像部21では、撮影領域7からの光を受光するが、照明LED39からの光が媒体6で正反射した際の正反射光は、撮影領域7における他の部分からの光よりも光量が大幅に多くなる。このため、媒体6からの正反射光を撮像部21で受光した際の撮像部21での照度は、撮影領域7の他の領域の照度よりも大幅に高くなる。これにより、媒体6における、照明LED39からの光を撮像部21の方向に正反射する部分は、照度が高過ぎて媒体6の情報を読み取れない読取不可領域62になる。
このように、撮像する媒体6の表面の平滑度が高く、表面に光沢を有して形成されている場合は、媒体6上の正反射する位置と撮像部21との位置関係により、場合によっては画像データ60に読取不可領域62が発生する。このため、本実施形態1に係る撮像システム1では、照明LED39の点灯時に画像データ60に読取不可領域62が発生する場合には、照明LED39を消灯させて読取不可領域62が発生しない状態で媒体6を撮像し、画像データ60を生成する。
次に、これらのように読取不可領域62の発生時には照明LED39を消灯させた状態で媒体6を撮像し、媒体6のスキャンを行う撮像システム1の制御手順について説明する。図9は、図1に示す撮像システムでの媒体のスキャン時における制御手順を示すフロー図である。撮像システム1で媒体6のスキャンを行う際には、電源スイッチ38がONになっている状態で、スキャンスイッチ36を押下することによりONにする(ステップST101)。スキャンスイッチ36の状態は、制御部40で取得し、スキャンスイッチ36がONになったことを制御部40で認識したら、照明装置3の通信部45とスマートフォン2の通信部22との間で通信を行うことにより、照明装置3からスマートフォン2に対して、スキャンの開始指示を行う。スキャンの開始指示を受けたスマートフォン2は、撮像部21を作動させ、撮像を開始する。
また、スキャンスイッチ36がONになったら、照明装置3では、照明LED39はONであるか否かを判定する(ステップST102)。照明LED39は、制御部40のLEDドライバ41で点灯状態が制御されるため、制御部40は、LEDドライバ41での照明LED39の制御状態に基づいて、照明LED39はONであるか否かの判定をする。
この判定により、照明LED39はONではないと判定された場合(ステップST102、No判定)は、照明LED39をONにする(ステップST103)。つまり、制御部40のLEDドライバ41で照明LED39を制御することにより、消灯状態の照明LED39を点灯させる。
これに対し、照明LED39はONであると判定された場合(ステップST102、Yes判定)は、読取不可領域62はあるか否かを判定する(ステップST104)。つまり、撮像を開始しているスマートフォン2によって取得した画像データ60に基づいて、読取不可領域62の有無を判定する。この読取不可領域62の有無の判定は、スマートフォン2の読取不可領域判定部25で行う。
図10は、読取不可領域の有無の判定を行う際の手順を示すフロー図である。読取不可領域判定部25で、読取不可領域62の有無の判定を行う際の一例として、画像データ60をYCbCr変換して判定する場合の手順について説明する。読取不可領域62の有無の判定を行う場合には、撮像部21で撮像した画像データ60を、画像情報を輝度と色相とを用いて表すYCbCrの形態に変換する(ステップST151)。このYCbCrでは、画像データ60中の画像輝度成分(Y)を、0〜255の数値で表すことができ、輝度が低い場合は数値が小さく、輝度が高い場合は数値が大きくなる。このため、読取不可領域62がある場合、読取不可領域62では、画像輝度成分(Y)が高くなる。なお、このように画像データ60をYCbCr変換する場合は、処理速度を上げるために、画像データ60を低解像度に変換してから行ってもよい。
画像データ60のYCbCr変換を行ったら、読取不可領域判定部25は、所定の画素領域中で、Y=255がα%以上になる領域があるか否かを判定する(ステップST152)。つまり、変換したY(輝度)成分と、Cb(青系統色相)成分と、Cr(赤系統色相)成分とのうち、Y=255になる画素が、画像データ60中の任意の領域においてα%以上になる領域があるか否かを判定する。この判定に用いる任意の領域と、閾値となるαは、予め設定されて記憶されている。読取不可領域判定部25は、画像データ60中の画素ごとのYを検出し、Y=255になる画素がα%以上あるか否かを判定する。
スマートフォン2で被写体を撮像する場合、通常はY(輝度)成分が0〜255の範囲内に収まるように撮像するため、読取可能領域61では、Y(輝度)成分が0〜255の範囲内になり、媒体6の情報を読み取ることができる。これに対し、読取不可領域62は、同じ画像中の他の画素に対して、Y(輝度)成分が高過ぎて被写体の情報を得ることができない画素が多数集まることにより、媒体6の情報を読み取ることができなくなっている領域になっている。このため、読取不可領域判定部25は、Y=255になる画素がα%以上あるか否かを判定することにより、読取不可領域62の有無を判定する。
この判定により、Y=255がα%以上あると判定された場合(ステップST152、Yes判定)は、読取不可領域判定部25は、読取不可領域62はあると判定する(ステップST153)。これに対し、Y=255がα%以上はないと判定された場合(ステップST152、No判定)は、読取不可領域判定部25は、読取不可領域62はないと判定する(ステップST154)。
この読取不可領域判定部25での判定により、読取不可領域62はないと判定された場合(ステップST104、No判定)は、照明LED39を点灯させた状態で、スマートフォン2で撮影領域7を撮像する(ステップST105)。これにより、撮影領域7に設置されている媒体6を読み取り、読取不可領域62が発生していない状態の媒体6の画像データ60を読み取る。
これに対し、読取不可領域62はあると判定された場合(ステップST104、Yes判定)は、制御部40のLEDドライバ41で照明LED39を制御することにより、照明LED39をOFFにする(ステップST106)。つまり、スマートフォン2の通信部22と照明装置3の通信部45とを介して、スマートフォン2から照明装置3に対して、照明LED39をOFFにする指示を行う。照明装置3は、この指示に基づいて照明LED39を消灯する。
照明LED39を消灯したら、照明装置3からスマートフォン2に対して、消灯完了の信号を送信し、この信号を受けたスマートフォン2は、その状態で、撮影領域7を撮像する(ステップST107)。これにより、照明LED39が消灯して読取不可領域62が発生していない状態の媒体6の画像データ60を読み取る。
撮像を行ったら、照明LED39を元に戻す(ステップST108)。つまり、媒体6の画像データ60を読み取ったら、スマートフォン2は、読み取り完了の信号を、照明装置3に送信する。この信号を受けた照明装置3は、スキャン開始時に照明LED39がOFFであった場合には、OFFの状態を維持し、スキャン開始時に照明LED39がONであった場合には、照明LED39をONにする。
照明LED39を元に戻したら、撮像した画像を、スマートフォン2の記録部24に保存する(ステップST109)。また、読取不可領域62はないと判定された後(ステップST104、No判定)、撮影領域7を撮像(ステップST105)することにより、媒体6の画像を取得した場合も、この画像をスマートフォン2の記録部24に保存する(ステップST109)。画像の保存を行ったら、制御手順における1つのサイクルから抜け出る。
撮像システム1は、スマートフォン2と照明装置3との間で通信を行いながら、これらの制御手順のサイクルを繰り返すことにより、スマートフォン2と照明装置3とで連繋して作動する。これにより、撮像システム1は、媒体設置面5に設置されている媒体6のスキャンを行い、スマートフォン2に保存する。
以上の実施形態1に係る撮像システム1は、スキャンの指示後、画像データ60の生成前に、照明LED39の点灯時の画像に読取不可領域62があると判定した場合には、照明LED39を消灯状態にしてスキャンを行い、照明LED39の点灯時の画像に読取不可領域62がないと判定した場合には、照明LED39を点灯状態にしてスキャンを行う。これにより、読取不可領域62が発生しない場合には、照明LED39を点灯させた通常の撮像を行って画像を保存し、媒体6での正反射によって読取不可領域62が発生する場合には、照明LED39を消灯して読取不可領域62を除去した状態の画像を保存することができる。この結果、高画質な画像を適切に得ることができる。
また、このように照明LED39を点灯させた状態での読取不可領域62の有無を判定し、照明LED39の照明状態を切り替えてスキャンをすることにより、媒体6上において読取不可領域62の位置が変化する場合でも、読取不可領域62を除去した画像を保存することができる。例えば、平坦な媒体6と湾曲した媒体6とでは、光の反射状態が異なるため、双方の媒体6で読取不可領域62が発生する場合は、その位置はそれぞれ異なる位置になる。このような場合でも、照明LED39の照明状態を異ならせて撮像を行い、媒体6の画像データ60を生成することにより、いずれのタイプの媒体6でも、読取不可領域62の無い画像を得ることができる。この結果、媒体6の形態に関わらず、高画質な画像を得ることができる。
また、制御部40は、スマートフォン2で媒体6を撮像することによってスキャンを行った後に、照明LED39の照明状態をスキャン前の照明状態に戻すため、撮像システム1を照明スタンドとして利用する際の利便性を向上させることができる。この結果、照明スタンドとしての利便性を確保しつつ、媒体6の撮像時には高画質な画像を得ることができる。
〔実施形態2〕
実施形態2に係る撮像システム1は、実施形態1に係る撮像システム1と略同様の構成であるが、スキャンの指示が行われた際に照明LED39が消灯状態である場合は、消灯状態を維持したままスキャンを行う点に特徴がある。他の構成は実施形態1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。
本実施形態2に係る撮像システム1は、実施形態1に係る撮像システム1と同様に、スマートフォン2と、スマートフォン2を載置することができる照明装置3とを備えており、照明装置3は、ベース部31、アーム部32及びトップ部33の3つの部材を備えている。本実施形態2に係る撮像システム1でも、トップ部33における媒体設置面5と対向する下面には、媒体設置面5を照射する照明LED39が配設されている。
また、本実施形態2に係る撮像システム1においても、スマートフォン2は、撮像部21と、通信部22と、画像処理部23と、記録部24と、読取不可領域判定部25と、CPU28とを備えている。また、照明装置3は、通信部45と、スキャンスイッチ36と、照明スイッチ37と、電源スイッチ38と、制御部40とを備えており、電源スイッチ38には、外部電源に接続されるACアダプタ50が接続されている。照明装置3のトップ部33に配設される照明LED39は、制御部40に電気的に接続されており、照明LED39に供給する電力を、制御部40が有するLEDドライバ41で調節することにより、照明LED39を点灯させたり消灯させたりすることが可能になっている。
本実施形態2に係る撮像システム1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。撮像システム1を構成する照明装置3は、実施形態1に係る撮像システム1の照明装置3と同様に、通常は照明スタンドとして利用することができる。照明装置3を照明スタンドとして利用する際には、電源スイッチ38をONの状態で、照明スイッチ37に対して押圧操作を行う等の入力操作を行うことにより、照明LED39の点灯や消灯を切り替える。
この撮像システム1で、媒体設置面5に設置された媒体6のスキャンを行う場合は、媒体6を媒体設置面5に設置した状態で、スキャンスイッチ36を押下することにより、スキャンを開始する。このスキャンは、スマートフォン2と照明装置3との間で通信を行い、双方が連繋して作動することにより、媒体6のスキャンを行う。
スキャンを開始する際には、まず、照明LED39の照明状態を確認し、スキャンの開始指示があった際に、照明LED39が消灯状態であるときは、照明LED39の消灯状態を維持したまま、媒体6をスキャンする。
一方、スキャンの開始指示があった際に、照明LED39が点灯状態であるときは、保存する画像データ60を生成する前に、照明LED39を点灯させた状態での撮像により取得した媒体6に対応する画像に基づいて、読取不可領域62の有無を判定する。照明LED39を点灯させた状態で、読取不可領域62は無いと判定されたときには、照明LED39が点灯している状態で撮影領域7内の媒体6を撮像して、画像データ60をスマートフォン2の記録部24に保存する。これにより、撮像システム1は、照明LED39によって作り出した最適な環境下で、媒体6を撮像して保存し、媒体6のスキャンを行う。
これに対し、照明LED39を点灯させた状態で、読取不可領域62があると判定された場合は、照明LED39を消灯状態にしてから媒体6を撮像する。これにより、読取不可領域62が発生していない媒体6を撮像して保存し、媒体6のスキャンを行う。
次に、これらのように、スキャンの指示が行われた際に照明LED39が消灯状態である場合は、消灯状態を維持したままスキャンを行う撮像システム1の制御手順について説明する。図11は、実施形態2に係る撮像システムでの媒体のスキャン時における制御手順を示すフロー図である。撮像システム1で媒体6のスキャンを行う際には、電源スイッチ38がONになっている状態で、スキャンスイッチ36を押下することによりONにする(ステップST201)。スキャンスイッチ36がONになったことを制御部40で認識したら、照明装置3の通信部45とスマートフォン2の通信部22との間で通信を行うことにより、照明装置3からスマートフォン2に対して、スキャンの開始指示を行う。スキャンの開始指示を受けたスマートフォン2は、撮像部21を作動させ、撮像を開始する。
また、スキャンスイッチ36がONになったら、照明装置3では、LEDドライバ41での照明LED39の制御状態に基づいて、照明LED39がONであるか否かを判定する(ステップST202)。この判定により、照明LED39はONではないと判定された場合(ステップST202、No判定)は、照明LED39を消灯させた状態で、スマートフォン2で撮影領域7を撮像する(ステップST203)。これにより、撮影領域7に設置されている媒体6を、照明LED39が消灯状態のまま読み取り、読取不可領域62が発生していない状態の媒体6の画像データ60を読み取る。
これに対し、照明LED39はONであると判定された場合(ステップST202、Yes判定)は、読取不可領域62はあるか否かを判定する(ステップST204)。つまり、撮像を開始しているスマートフォン2によって取得した画像データ60に基づいて、読取不可領域判定部25によって、読取不可領域62の有無を判定する。
この判定により、読取不可領域はないと判定された場合(ステップST204、No判定)は、照明LED39を点灯させた状態で、スマートフォン2で撮影領域7を撮像する(ステップST203)。これにより、照明LED39からの照射光が照射され、且つ、読取不可領域62が発生していない状態の媒体6の画像データ60を読み取る。
これに対し、読取不可領域62はあると判定された場合(ステップST204、Yes判定)は、照明LED39をOFFにし(ステップST205)、照明LED39を消灯した状態で、撮影領域7を撮像する(ステップST206)。これにより、照明LED39が消灯して読取不可領域62が発生していない状態の媒体6の画像データ60を読み取る。
撮像を行ったら、照明LED39の照明状態を、スキャン開始時の元の状態に戻す(ステップST207)。照明LED39を元に戻したら、撮像した画像を、スマートフォン2の記録部24に保存する(ステップST208)。また、照明LED39はONではないと判定されることにより(ステップST202、No判定)、照明LED39が消灯状態で撮影領域7を撮像することにより(ステップST203)、媒体6の画像を取得した場合も、この画像をスマートフォン2の記録部24に保存する(ステップST208)。さらに、読取不可領域62はないと判定された後(ステップST204、No判定)、撮影領域7を撮像することにより(ステップST203)、媒体6の画像を取得した場合も、この画像をスマートフォン2の記録部24に保存する(ステップST208)。画像の保存を行ったら、制御手順における1つのサイクルから抜け出る。
撮像システム1は、スマートフォン2と照明装置3との間で通信を行いながら、これらの制御手順のサイクルを繰り返すことにより、スマートフォン2と照明装置3とで連繋して作動する。これにより、撮像システム1は、媒体設置面5に設置されている媒体6のスキャンを行い、スマートフォン2に保存する。
以上の実施形態2に係る撮像システム1は、スキャンの指示が行われた際に、照明LED39が消灯状態である場合は、照明LED39の消灯状態を維持したままスキャンを行うため、撮像システム1のユーザが、照明LED39を消灯した状態でスキャンを行いたいとの意思があった場合に、意思に沿ったスキャンを行うことができる。この結果、ユーザの意図を反映しつつ、高画質な画像を適切に得ることができる。
〔実施形態3〕
実施形態3に係る撮像システム1は、実施形態2に係る撮像システム1と略同様の構成であるが、照明LED39の点灯時に読取不可領域62はないと判定された場合には、照明LED39の光量を最大にしてスキャンを行う点に特徴がある。他の構成は実施形態2と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。
本実施形態3に係る撮像システム1は、実施形態2に係る撮像システム1と同様に、スマートフォン2と、スマートフォン2を載置することができる照明装置3とを備えており、照明装置3には、媒体設置面5を照射する照明LED39が配設されている。撮像システム1を構成するスマートフォン2は、撮像部21と、通信部22と、画像処理部23と、記録部24と、読取不可領域判定部25と、CPU28とを備えている。また、照明装置3は、通信部45と、スキャンスイッチ36と、照明スイッチ37と、電源スイッチ38と、制御部40とを備えており、電源スイッチ38には、外部電源に接続されるACアダプタ50が接続されている。
また、この実施形態3に係る撮像システム1では、制御部40が有するMPU42は、制御部40が有するLEDドライバ41を介して、照明LED39の光量を調整する駆動制御を行うことが可能になっている。このように照明LED39の光量を調整する制御部40は、PWM(Pulse Width Modulation)制御によって光量を調整することが可能になっている。
詳しくは、制御部40は、所定の周波数の周期における、照明LED39に対する給電回路中のスイッチ(図示省略)の断続状態の割合を変化させることにより、照明LED39の光量を変化させることが可能になっている。つまり、1つの周期に対するスイッチを閉じる時間の割合であるデューティ比を変化させることにより、照明LED39の光量を変化させることができる。
例えば、1つの周期でスイッチを開き続けて、照明LED39への電流を遮断し続ける場合は、デューティ比は0%になり、1つの周期でスイッチを閉じ続けて、照明LED39に電流を流し続ける場合は、デューティ比は100%になる。このように、PWM制御では、1つの周期におけるスイッチの開閉時間を変化させることによりデューティ比を変化させて、1つの周期において照明LED39に電流が流れる時間を変化させる。これにより、1つの周期における照明LED39の発光時間を、デューティ比に応じて変化させる。
一方、ACアダプタ50を介して外部電源から入力される電気は、時間の経過に関わらず、一定の電圧で電気回路に対して入力される。PWM制御を行った場合におけるPWM出力は、この外部電源からの入力に対して、PWM制御での周期ごとの時間の経過に対して、デューティ比に応じた時間だけ出力される。このため、照明LED39は、時間あたりの発光時間がデューティ比に応じて変化するため、時間あたりの光量が変化する。実施形態3に係る撮像システム1では、このようにPWM制御によって、照明LED39の光量を調整する駆動制御を行う。
本実施形態3に係る撮像システム1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。撮像システム1を構成する照明装置3は、実施形態2に係る撮像システム1の照明装置3と同様に、通常は照明スタンドとして利用することができる。この撮像システム1で、媒体設置面5に設置された媒体6のスキャンを行う場合は、媒体6を媒体設置面5に設置した状態で、スキャンスイッチ36を押下することにより、スキャンを開始する。
スキャンを開始する際には、実施形態2に係る撮像システム1と同様に照明LED39の照明状態を確認し、照明LED39が消灯状態であるときは、照明LED39の消灯状態を維持したまま媒体6をスキャンし、照明LED39が点灯状態であるときは、読取不可領域62の有無を判定する。
照明LED39を点灯させた状態で、読取不可領域62は無いと判定されたときには、照明LED39を点灯させる際のPWM制御におけるデューティ比を100%にし、照明LED39の点灯時の光量を最大光量にしてスキャンを行う。読取不可領域62は無いと判定されたときには、このように照明LED39が最大光量で点灯している状態で撮影領域7内の媒体6を撮像し、画像データ60をスマートフォン2の記録部24に保存することにより、照明LED39によって作り出した最適な環境下で、媒体6のスキャンを行う。
これに対し、照明LED39を点灯させた状態で、読取不可領域62があると判定された場合は、照明LED39を消灯状態にしてから媒体6を撮像する。これにより、読取不可領域62が発生していない媒体6を撮像して保存し、媒体6のスキャンを行う。
次に、これらのように、読取不可領域62は無いと判定されたときに、照明LED39の光量を最大光量にしてスキャンを行う撮像システム1の制御手順について説明する。図12は、実施形態3に係る撮像システムでの媒体のスキャン時における制御手順を示すフロー図である。撮像システム1で媒体6のスキャンを行う際には、電源スイッチ38がONになっている状態で、スキャンスイッチ36を押下することによりONにする(ステップST301)。スキャンスイッチ36がONになったことを制御部40で認識したら、照明装置3の通信部45とスマートフォン2の通信部22との間で通信を行うことにより、照明装置3からスマートフォン2に対して、スキャンの開始指示を行う。スキャンの開始指示を受けたスマートフォン2は、撮像部21を作動させ、撮像を開始する。
また、スキャンスイッチ36がONになったら、照明装置3では、LEDドライバ41での照明LED39の制御状態に基づいて、照明LED39がONであるか否かを判定する(ステップST302)。この判定により、照明LED39はONではないと判定された場合(ステップST302、No判定)は、照明LED39を消灯させた状態で、スマートフォン2で撮影領域7を撮像し(ステップST303)、読取不可領域62が発生していない状態の媒体6の画像データ60を読み取る。
これに対し、照明LED39はONであると判定された場合(ステップST302、Yes判定)は、撮像を開始しているスマートフォン2によって取得した画像データ60に基づいて、読取不可領域62はあるか否かを、読取不可領域判定部25によって判定する(ステップST304)。
この判定により、読取不可領域62はあると判定された場合(ステップST304、Yes判定)は、照明LED39をOFFにし(ステップST305)、照明LED39を消灯した状態で、撮影領域7を撮像する(ステップST306)。これにより、照明LED39が消灯して読取不可領域62が発生していない状態の媒体6の画像データ60を読み取る。
この判定により、読取不可領域62はないと判定された場合(ステップST304、No判定)は、照明LED39の光量を最大光量にする(ステップST307)。つまり、スマートフォン2の通信部22と照明装置3の通信部45との間の無線通信によって、スマートフォン2から照明装置3に対して、点灯中の照明LED39の光量を最大にする旨の指示信号を送信する。この指示信号を受信した照明装置3は、LEDドライバ41により、PWM制御におけるデューティ比を100%にして照明LED39の駆動制御を行う。これにより、照明LED39は、最大光量で点灯する。
照明LED39を最大光量にしたら、撮影領域7に対して最大光量で照射されている状態で、撮影領域7を撮像する(ステップST306)。これにより、媒体6の画像データ60に読取不可領域62が発生しておらず、且つ、照明LED39から最大光量の照射光が照射されている状態の媒体6の画像データ60を読み取る。
これらのように撮像を行ったら、照明LED39の照明状態を、読取不可領域62の有無の判定(ステップST304)を行った時の元の状態に戻す(ステップST308)。つまり、照明LED39が消灯されている時(ステップST305)は、消灯前の光量で照明LED39を点灯させ、照明LED39の光量が最大光量になっている時(ステップST307)は、照明LED39の光量を、この光量の調節を行う前の光量にする。
照明LED39を元に戻したら、撮像した画像を、スマートフォン2の記録部24に保存する(ステップST309)。また、照明LED39はONではないと判定されることにより(ステップST302、No判定)、照明LED39が消灯状態で撮影領域7を撮像することにより(ステップST303)、媒体6の画像を取得した場合も、この画像をスマートフォン2の記録部24に保存する(ステップST309)。画像の保存を行ったら、制御手順における1つのサイクルから抜け出る。
撮像システム1は、スマートフォン2と照明装置3との間で通信を行いながら、これらの制御手順のサイクルを繰り返すことにより、スマートフォン2と照明装置3とで連繋して作動する。これにより、撮像システム1は、媒体設置面5に設置されている媒体6のスキャンを行い、スマートフォン2に保存する。
以上の実施形態3に係る撮像システム1は、照明LED39の点灯状態時に読取不可領域62がないと判定した場合には、照明LED39の点灯時におけるPWM制御のデューティ比を100%にしてスキャンを行うため、読取不可領域62がない時には、より適切な撮像状態でスキャンすることができる。この結果、より確実に、高画質な画像を適切に得ることができる。
〔変形例〕
なお、上述した撮像システム1では、スキャン時に保存をする画像データ60を生成するための撮像は、1回のスキャンで1回行っているのみであるが、1回のスキャンで複数回撮像を行ってもよい。図13は、実施形態1に係る撮像システムの変形例であり、撮像を複数回行う場合における制御手順を示すフロー図である。1回のスキャンで複数回撮像を行う手順としては、例えば、図13に示すように、照明LED39の点灯状態における読取不可領域判定部25での判定により、読取不可領域62はあると判定された場合に(ステップST104、Yes判定)、照明LED39を点灯させた状態で、スマートフォン2によって撮影領域7を撮像する(ステップST401)。これにより、照明LED39からの光が正反射することによって、読取不可領域62が発生している状態の媒体6の画像データ60を読み取る。
読取不可領域62が発生している状態の媒体6を撮像したら、撮像した画像データ60を、スマートフォン2の記録部24に保存する(ステップST402)。その後、照明LED39をOFFにして(ステップST106)、読取不可領域62が発生していない状態の媒体6を撮像する(ステップST107)。読取不可領域62が発生していない状態の媒体6を撮像した画像データ60は、照明LED39の照明状態を、スキャン開始時の元の状態に戻した後に(ステップST108)、スマートフォン2の記録部24に保存する(ステップST109)。
1回のスキャンで複数回撮像を行う場合は、このように、読取不可領域62があると読取不可領域判定部25で判定した場合に、照明LED39の点灯状態と照明LED39の消灯状態とでスキャンを行い、双方の状態の画像データ60を保存してもよい。これにより、読取不可領域62が発生している場合に、ユーザは、照明LED39の点灯状態と照明LED39の消灯状態との双方の画像を得ることができ、媒体6の画像をユーザの意思で選択して用いることができる。この結果、読取不可領域62が発生している場合に、ユーザの好みに応じた画像を適切に得ることができる。
また、上述した撮像システム1では、照明LED39からの照射光によって読取不可領域62が発生している場合には、照明LED39を消灯状態にし、読取不可領域62が発生しない状態で撮像をしているが、読取不可領域62が発生している場合は、読取不可領域62が発生していることを報知して、撮像時の照明状態についてユーザに確認してもよい。
図14は、実施形態1に係る撮像システムの変形例であり、報知手段を備える場合の機能ブロック図である。スマートフォン2での撮像により取得した媒体6に対応する画像に読取不可領域62があることをユーザに報知する報知手段として、例えば、スマートフォン2に備えられているディスプレイ85を用いてもよい。ディスプレイ85は、CPU28に接続されており、画像データ60に読取不可領域62があると読取不可領域判定部26で判定した場合には、CPU28からの信号に基づいて、読取不可領域62があることを報知する表示を行うことが可能になっている。
また、スマートフォン2には、読取不可領域62があることをユーザに対して報知した際に、撮像時の照明状態についてユーザに確認する確認手段として、照明要求判定部80が設けられている。照明要求判定部80は、読取不可領域62があることの報知後に、撮像時に照明LED39を消灯するか否かのユーザの希望を、ディスプレイ85に併設されるタッチパネル86への入力に基づいて判定することが可能になっている。これらの照明要求判定部80やタッチパネル86は、CPU28に接続されており、タッチパネル86への入力に応じた入力信号や、照明LED39に対するユーザの要求の情報を、CPU28との間で通信することが可能になっている。
図15は、実施形態1に係る撮像システムの変形例であり、読取不可領域の発生を報知する場合における制御手順を示すフロー図である。読取不可領域62が発生している場合に、読取不可領域62が発生していることを報知する際の手順としては、例えば、図15に示すように、照明LED39の点灯状態における読取不可領域判定部25での判定により、読取不可領域62はあると判定された場合に(ステップST104、Yes判定)、ダイアログ表示を行う(ステップST451)。つまり、照明LED39の点灯状態で撮像部21によって撮像した画像に、読取不可領域62が発生していることを示すダイアログをディスプレイ85に表示することにより、ユーザに報知する。
また、このダイアログでは、読取不可領域62が発生していることを報知するのみでなく、照明LED39を消灯して撮影するか否かの確認も行う。照明LED39を消灯して撮影するか否かの確認のダイアログを表示したスマートフォン2は、照明LED39を消灯させるか否かについてのユーザの選択待ちの状態になる。照明LED39を消灯させるか否かの選択は、ディスプレイ85に併設されるタッチパネル86への入力操作によって行われる。
ディスプレイ85でダイアログを表示し、タッチパネル86に対して入力操作が行われたら、ユーザは消灯撮影を希望しているか否かを判定する(ステップST452)。この判定は、タッチパネル86への入力情報に基づいて、スマートフォン2が有する照明要求判定部80で行う。即ち、照明要求判定部80は、タッチパネル86への入力情報に基づいて、タッチパネル86への入力は、照明LED39を消灯して撮影することを選択しているか否かの判定を行う。
照明要求判定部80での判定により、ユーザは消灯撮影を希望していると判定された場合(ステップST452、Yes判定)は、照明LED39をOFFにして(ステップST106)、読取不可領域62が発生していない状態の媒体6を撮像する(ステップST107)。
これに対し、照明要求判定部80での判定により、ユーザは消灯撮影を希望していないと判定された場合(ステップST452、No判定)は、照明LED39が点灯し、照明LED39からの光が正反射することによって読取不可領域62が発生している状態で、スマートフォン2によって撮影領域7を撮像する(ステップST105)。これらのように、照明LED39の消灯状態で撮像した画像データ60、または照明LED39の点灯状態で撮像した画像データ60は、照明LED39の照明状態を、スキャン開始時の元の状態に戻した後に(ステップST108)、スマートフォン2の記録部24に保存する(ステップST109)。
このように、読取不可領域62があると読取不可領域判定部25で判定した場合には、照明LED39の点灯状態における撮像により取得した媒体6に対応する画像に読取不可領域62があることをディスプレイ85で報知することにより、読取不可領域62が発生している際の撮像時に、照明LED39の照明状態をユーザが選択することができる。
これにより、例えば画像データ60中に読取不可領域62が発生している場合でも、読取不可領域62が位置する部分が、ユーザにとって必要のない情報が記載されている部分である場合には、照明LED39の点灯状態のまま撮像することにより、読取不可領域62以外の部分の情報を、鮮明な画質で得ることができる。
また、読取不可領域62は、媒体6で発生するとは限らず、例えば、媒体6を設置する媒体設置面5が光沢を有している場合は、読取不可領域62は、媒体設置面5で発生することがある。このような場合も、照明LED39の点灯状態のまま撮像することにより、媒体6の画像を鮮明な画質で得ることができる。
なお、スマートフォン2での撮像により取得した画像に読取不可領域62があることを報知する報知手段は、ディスプレイ85以外のものでもよく、例えば、スマートフォン2が有するスピーカを報知手段とし、スピーカから音声や警告音等により、読取不可領域62があることを報知してもよい。
また、報知手段は、照明装置3側に設けられていてもよい。この場合、読取不可領域62があることをスマートフォン2の読取不可領域判定部25で判定したら、その旨の信号を無線通信によってスマートフォン2から照明装置3に伝達し、照明装置3の報知手段によって報知を行う。また、照明要求判定部80も同様に、照明装置3側に設けられていてもよい。スマートフォン2と照明装置3とは、無線通信によって互いに情報の伝達を行うことができるので、これらは、撮像システム1の使用形態に応じて、ユーザが使い易いように適宜設置するのが好ましい。
また、上述した撮像システム1では、読取不可領域62があるか否かの判定は、スマートフォン2によって取得した画像データ60をYCbCr変換し、画像データ60中にY=255になる画素がα%以上あるか否かに基づいて行っているが、これ以外の手法で行ってもよい。例えば、Y=255になっている部分の大きさに基づいて、読取不可領域62があるか否かの判定を行ってもよい。
具体的には、照明LED39を点灯させた状態で撮像した画像データ60について、輝度Y=255を閾値にして2値化して、ラベリング処理し、輝度Y=255になる複数の画素からなる領域を区画する。ラベリング処理をしたら、予め設定された画素数以上のラベル(領域)を、読取不可領域62と判定し、画像データ60中に、読取不可領域62と判定された領域がある場合は、読取不可領域62が発生していると判定する。このように、輝度Y=255になる複数の画素からなる領域の大きさに基づいて、読取不可領域62の有無を判定することにより、照明LED39からの照射光によって発生している読取不可領域62があるか否かの判定を、より精度よく行うことができる。
また、読取不可領域62があるか否かの判定は、輝度Y=255になる画素に基づいて行う以外の手法によって行ってもよい。例えば、照明LED39を点灯させた場合に、明らかな正反射が発生するのではなく、媒体6上における照明LED39の光軸付近の輝度だけがぼんやりと大きくなって光量のムラが発生することがあるが、この場合は、輝度Y=255にはならない。このため、このような光量のムラが発生する可能性がある場合は、輝度Y以外を用いて読取不可領域62の有無を判定してもよく、例えば、照明LED39からの照射光のみの画像を抽出し、この照射光のみの画像に基づいて、読取不可領域62の有無を判定してもよい。
図16は、光量ムラ部がある画像の説明図である。図17は、撮像した画像より取得した光量の説明図である。照明LED39からの照射光の画像を抽出する場合には、照明LED39を点灯させた状態で撮像した画像のデータである点灯時画像データ90中における所定の走査位置92で、点灯時画像データ90に基づいて光量を取得する。この場合における光量は、照明LED39からの照射光と、撮像システム1の周囲から撮影領域7に対して入射する環境光96とが合わさった全光95の光量になっている。この全光95は、照明LED39からの照射光に基づいて発生する光量ムラが、点灯時画像データ90の走査位置92上に光量ムラ部91として発生している場合は、光量ムラ部91に応じて光量が変化する。つまり、全光95の光量は、光量ムラ部91の位置での光量が、走査位置92上の他の位置での光量よりも高くなっている。
図18は、照明LEDを消灯した場合における画像の説明図である。照明LED39を点灯させた状態での全光95の光量を取得したら、次に、照明LED39を消灯させた状態で撮像した画像のデータである消灯時画像データ94中における走査位置92で、消灯時画像データ94に基づいて光量を取得する。この走査位置92は、全光95の光量を取得した時の点灯時画像データ90中における位置と同じ位置になっている。消灯時画像データ94に基づいて取得した光量は、照明LED39からの照射光による光量が含まれていないため、撮像システム1の周囲から撮影領域7に対して入射する環境光96のみの光量になっている。この環境光96の光量には、光量ムラ部91の光量は含まれておらず、また、環境光96の光量は、全体的に全光95の光量よりも低くなっている。
これらのように、全光95の光量と環境光96の光量とを取得したら、双方の光量の差分を取得する。この差分の光量は、照明LED39からの照射光と、環境光96とが合わさった全光95と、環境光96との差分の光量になるため、照明LED39からの照射光である自照明光97の光量になる。即ち、自照明光97の光量は、照明LED39の点灯時に、走査位置92に照射される光の光量になっている。照明LED39の点灯時に発生する光量ムラ部91は、この自照明光97の光量の大きさ、或いは、光量の分布に起因して発生する。このため、読取不可領域62の有無の判定は、これらのようにして取得する自照明光97に基づいて判定する。
例えば、自照明光97の光量が、予め設定された閾値以内に収まるか否かに基づいて判定し、自照明光97の光量のうち、この閾値を超える部分がある場合は、光量ムラ部91があると判定し、読取不可領域62が発生していると判定する。
また、読取不可領域62が発生しているか否かの判定を、自照明光97の光量に基づいて行う別の手法としては、自照明光97の光量のピーク間の幅が、予め設定された閾値内に収まるか否かに基づいて行ってもよい。つまり、自照明光97の光量の一番高い所の値と、一番低い所の値との差が、予め設定された閾値を超える場合は、光量ムラ部91があると判定し、読取不可領域62が発生していると判定してもよい。
これらのように、照明LED39の点灯時と消灯時との画像データ90、94に基づいて、自照明光97の光量を求め、この自照明光97の光量に基づいて、読取不可領域62が発生しているか否かを判定してもよい。このような手法で判定を行うことにより、照明LED39の点灯時に局部的に輝度が大幅に高くならず、半光沢のように、光量ムラ部91が発生するような材質の媒体6をスキャンする際でも、照明LED39の点灯時に読取不可領域62が発生しているか否かを、適切に判定することができる。
また、上述した撮像システム1では、スマートフォン2で撮像した画像データ60は、スマートフォン2の記録部24に保存しているが、画像データ60は、スマートフォン2以外に保存してもよい。例えば、スマートフォン2で撮像を行ったら、画像データ60を照明装置3に転送して照明装置3で保存してもよく、または、外部のサーバに転送し、この外部のサーバで保存してもよい。
また、上述した撮像システム1では、媒体設置面5に設置された媒体6を撮像する撮像手段としてスマートフォン2を用いているが、撮像手段はスマートフォン2以外のものを用いてもよい。撮像手段は、例えば、照明装置3との間で通信をする機能を有するデジタルカメラを用いてもよい。撮像手段は、照明装置3との間で通信をすることにより、照明装置3から送信されるスキャン・トリガに基づいて撮像をすることができるものであれば、その形態は問わない。
1 撮像システム
2 スマートフォン(撮像手段)
3 照明装置
5 媒体設置面
6 媒体
7 撮影領域
8 照射範囲
21 撮像部
22 通信部
23 画像処理部
24 記録部
25 読取不可領域判定部
28 CPU
31 ベース部
32 アーム部
33 トップ部
34 載置面
36 スキャンスイッチ(スキャン指示部)
37 照明スイッチ
38 電源スイッチ
39 照明LED(照明)
40 制御部(照明制御手段)
45 通信部
60 画像データ
62 読取不可領域
80 照明要求判定部
85 ディスプレイ(報知手段)
90 点灯時画像データ
91 光量ムラ部
94 消灯時画像データ
95 全光
96 環境光
97 自照明光

Claims (5)

  1. 読取対象の媒体を設置する媒体設置面に配設されるベース部と、
    前記ベース部から上方に延在するアーム部と、
    前記アーム部から前記媒体設置面に対向して延在するトップ部と、
    前記媒体を撮像する撮像手段と、
    前記トップ部に設けられ、前記媒体設置面を照射する照明と、
    前記照明をPWM制御によって駆動制御する照明制御手段と、
    前記撮像手段で前記媒体を撮像し、前記媒体に対応する画像データを生成するスキャンの指示を行うスキャン指示部と、
    前記スキャンの指示後、前記画像データの生成前に、前記照明の点灯状態における撮像により取得した前記媒体に対応する画像に基づいて、前記媒体での前記照明の反射光により前記撮像手段で前記媒体の情報が読み取れない読取不可領域があるか否かを判定する読取不可領域判定部と、
    を備え、
    前記読取不可領域があると前記読取不可領域判定部で判定した場合には、前記照明制御手段により前記照明が点灯状態であれば消灯状態として、前記スキャンを行い、
    前記読取不可領域がないと前記読取不可領域判定部で判定した場合には、前記照明を点灯させる際の前記PWM制御におけるデューティ比を100%にした前記点灯状態で、前記スキャンを行う、
    ことを特徴とする撮像システム。
  2. 請求項1に記載の撮像システムにおいて、
    前記スキャンの指示が行われた際に、前記照明が消灯状態である場合は、前記消灯状態を維持したまま前記スキャンを行う、
    撮像システム。
  3. 請求項1または2に記載の撮像システムにおいて、
    前記照明制御手段は、前記スキャンを行った後に、前記照明の照明状態をスキャン前の照明状態に戻す、
    撮像システム。
  4. 請求項1〜のうちいずれか1項に記載の撮像システムにおいて、
    前記撮像手段での撮像により取得した前記媒体に対応する画像に前記読取不可領域があることを報知する報知手段を備え、
    前記読取不可領域があると前記読取不可領域判定部で判定した場合には、前記照明の点灯状態における撮像により取得した前記媒体に対応する画像に前記読取不可領域があることを前記報知手段で報知する、
    撮像システム。
  5. 請求項1〜のうちいずれか1項に記載の撮像システムにおいて、
    前記読取不可領域があると前記読取不可領域判定部で判定した場合には、前記照明の点灯状態と前記照明の消灯状態とで前記スキャンを行い、双方の状態の前記画像データを保存する、
    撮像システム。
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