JP2005072767A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 LEDの寿命を適切に判断することにより、LEDの寿命を使い切ると共にLED交換保守の準備を行うこと、レンズ汚れ等、外的要因により画像処理の性能低下状態を即座に認識し、適切な保守を素早く行うことのできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 撮像画像を出力するカメラと該カメラの撮像対象物を照明する夜間照明用光源を含む撮像装置の撮像画像を処理する画像処理装置において、夜間照明用光源の点灯/消灯を制御する光源制御部と、光源制御部の制御により夜間照明用光源が夜間において点灯しているときの、カメラが撮像した撮像画像である明画像を取り込む明画像取込部と、光源制御部の制御により夜間照明用光源が夜間において消灯しているときの、カメラが撮像した撮像画像である暗画像を取り込む暗画像取込部と、明画像と暗画像の対応する所定領域の輝度差を計算する輝度差演算部と、所定領域の輝度差に基づいて、夜間照明用光源の寿命を判定する光源寿命判定部とを具備して構成する。
【選択図】図1


Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、LEDが正常に動作をしているかを判定するLED正常動作判定装置に関する。
車両等から車両番号などの特定文字/パターンを検出・認識する画像処理装置において、夜間等暗い環境下で画像処理する場合には、照明用としてLEDを用い、処理対象物へLEDにより光を照射して行っている。LEDには寿命があり、定期的に交換する必要がある。従来、主に三つの方式によりLEDの交換時期を判断していた。
(a) 製品スペックの寿命を参考にLEDの交換時期の判断を行う方式である。しかし、LEDの寿命には個体差があり、LEDの寿命前に交換されてしまうことがあった。
(b) LED点灯時間を積算し、積算時間が閾値時間を越えたときを交換時間と判断する方式である。しかし、これは、寿命判断をコンピュータが行っているだけで、LEDの個体の寿命を適切に判断することはできない。
(c) LEDから発光した光の濃度をCCD等の読み取りセンサで計測し、計測値と濃度閾値との比較で交換時期の判断を行う方式である。しかし、屋外等、明るさが環境に左右される場所では、適切にLEDの交換時期を判断することはできない。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報しては次の特許文献1がある。
特許文献1はバーコードリーダの読取口の周辺からの反射光を光学センサの異なる二つの領域における光度測定を行うことにより照明用赤色発光ダイオードが劣化により輝度が低下したことを検出することを開示している。
特開平10−334178号公報
上述のように、LEDのそれぞれに寿命があるが、上述した従来の方式では、LEDの寿命前に交換されてしまうことがある。また、従来、カメラ・レンズの汚れや故障等、LED以外の外的要因により正常に画像処理が行われていない場合、画像処理の不具合発見が遅れていた。
また、特許文献1は、バーコードリーダの読取口の反射光を測定するものであるため、車両番号等の認識に使用する照明用LEDの寿命の測定には使用することができず、使用範囲が限定される。
また、特許文献1は、環境光のよる影響がある場合、正確な寿命判定ができない。また、環境光の影響があった場合、各領域における環境光の影響度が不定であるので、同一の領域でなければ正確な寿命判定ができない。また、装置の微妙な変形により反射領域が変化した場合も正確な寿命判定ができない。
更に、カメラが外に配置される場合には、カメラのレンズ汚れにより輝度が低下することがあるが、レンズ汚れによるものであるか、照明用LEDの寿命によるものであるか判定することはできない。
本発明は、LEDの寿命を適切に判断することにより、LEDの寿命を使い切ると共にLED交換保守の準備を行うこと、レンズ汚れ等、外的要因により画像処理の性能低下状態を即座に認識し、適切な保守を素早く行うことのできる画像処理装置を提供することを目的とする。
図1は本発明の原理図である。図1に示すように、画像処理装置は、明画像取込部10、暗画像取込部12、光源制御部14、輝度差演算部16及び光源寿命判定部18を具備する。
光源制御部14は、夜間照明用光源24の点灯/消灯を制御する。明画像取込部12は、光源制御部14の制御により夜間照明用光源24が点灯しているときの、撮像装置20内のカメラ22が撮像した撮像画像である明画像を取り込む。
暗画像取込部12は、光源制御部14の制御により夜間照明用光源24が夜間において消灯しているときの、カメラ22が撮像した撮像画像である暗画像を取り込む。輝度素演算部16は、明画像と暗画像の対応する所定領域の輝度差を計算する。
このとき、環境光があっても、明画像及び暗画像の双方に同じだけ環境光により輝度が上昇するので、輝度差によりその環境光による影響がキャンセルされ、輝度差が夜間照明用光源24の性能を示すものとなる。光源寿命判定部18は、所定領域の輝度差に基づいて、夜間照明用光源22の寿命を判定する。
本発明によれば、明画像と暗画像の所定領域の輝度差に基づいて、夜間照明用光源の寿命を判断するので、寿命を無駄なく判断することができる。また、環境光の影響を受けることなく寿命を判断できる。更に、夜間照明用光源の個体差に関係なく正確に寿命を判断することができる。
第1実施形態
図2は本発明の第1実施形態による画像処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、画像処理システムは、撮像装置50、画像処理装置52及びセンタ装置54を具備する。
撮像装置50は、車両番号を認識するために、車両番号が撮像されるように、野外の特定の位置に配置されものであり、撮像装置50は、内部クロック100、カメラ102及び夜間照明用LED104を有する。
内部クロック100は、夜間照明用LED104の点灯/消灯及びカメラ102のシャッタスピードを制御するためのクロックである。カメラ102は、画像処理装置52により制御される、シャッタスピード、ズーム、撮像開始/停止に従って、撮像画像を所定のインタフェース、例えば、アナログカメラの場合はNTSC信号、デジタルカメラの場合はREC600などにより出力する。
夜間照明用LED104は、処理対象物が暗いとき、車両の車両番号等、移動体の特定領域の特定文字やパターン部分を照射するためのものであり、画像処理装置52により点灯/消灯が制御される。
画像処理装置52は、明画像取込部150、暗画像取込部152、LED制御部154、撮像装置制御部156、領域選択部158、輝度差演算部160及びLED寿命判定部162を有する。
明画像取込部150は、夜間照明用LED104が点灯しているときのカメラ100の出力撮像画像(明画像)を取り込む。暗画像取込部152は、夜間照明用LED104が消灯しているときのカメラ100の出力撮像画像(暗画像)を取り込む。
明画像取込部150は、夜間照明用LED104の点灯に同期して、カメラ102の出力画像を取り込み、暗画像取込部152は、夜間照明用LED104の消灯に同期して、カメラ102の出力画像を取り込む必要があることから、例えば、明画像取込部150が明画像を取り込む際にLED制御部154に点灯を指示する。
明画像取込部150は、明画像を夜間に取り込む必要があることから、夜間である、例えば、暗画像の所定領域の輝度の平均値が一定以下であるとき、夜間照明用LED104の点灯をLED制御部154に指示して、明画像を取り込み、バッファメモリに格納してから、輝度差演算部160に出力する。
暗画像取込部152は、夜間以外又は夜間においては夜間照明用LED104を消灯して暗画像を取り込むとき、夜間照明用LED104の消灯をLED制御部154に指示してから、夜間における暗画像を取り込み、バッファメモリに格納してから、輝度差演算部160に出力する。
夜間照明用LED104の消灯は運用中に行われることから、夜間の消灯により車両番号が認識できない場合も有りうることから、その認識に支障を来たさすことのないよう、例えば、1フレーム画像の時間だけ消灯を行い、これを一定の周期で行うようにする。一定の周期は、LED寿命判定をリアルタイムに行いその判定結果を迅速に通知して、最適に交換時期を判定するためである。
図3は夜間照明用LED104の消灯/点灯の一例を示すタイムチャートである。図3に示すように、夜間以外の日中において、夜間照明用LED104は消灯されており、夜間において、一定の周期で一定時間だけ点灯される。
LED制御部154は、暗画像取込部152の指示に従って、夜間照明用LED104の点灯を撮像装置制御部156に通知し、明画像取込部150の指示に従って、夜間照明用LED104の点灯を撮像装置制御部156に通知する。即ち、LED制御部154は、夜間以外は常に消灯、夜間においては、暗画像を取り込む場合に点灯、それ以外は点灯するように、撮像装置制御部156に通知する。
撮像装置制御部156は、LED制御部154の通知に従って、夜間照明用LED104の点灯/消灯の制御を行うとともに、カメラ102のシャッタスピード、フォーカス及びズームの制御をする。
領域選択部158は、入力部54やセンタ装置56から、輝度差を算出するべき領域(選択領域)を入力して、輝度差演算部160に出力する。ここでは、輝度差を算出するべき画像領域は、明画像と暗画像の輝度差が顕著である夜間照明用LED104の照射の中心部分の領域、例えば、車両番号が撮像されるべき領域とする。
輝度差演算部160は、次の処理を行う。
(1) 領域選択部158により画像の選択領域を入力して、明画像取込部150より出力される明画像及び暗画像取込部152より出力される、この明画像の直後に出力される暗画像に対して、選択領域内の明画像の各画素の輝度と該明画像の画素に対応する暗画像の画素の輝度との輝度差を算出する。
(2) 選択領域について輝度差の平均値を算出して、LED寿命判定部162に出力する。
(3) LE寿命判定部162よりログ退避の通知を受けると、選択領域内の明画像及び暗画像の画素の輝度、輝度差の平均値及び現在時刻等のログを退避する。
LED寿命判定部162は、次の処理をする。
(1) 輝度差演算部160より出力される輝度差の平均値が寿命閾値(第1閾値)よりも小さいとき、夜間照明用LED104が寿命であると判断する。
(2) 輝度差の平均値が寿命閾値よりも小さく且つ間近閾値(第2閾値)よりも小さいとき、夜間照明用LED104が寿命間近であると判断する。尚、寿命間近である判断を選択領域の明画像の輝度値の平均値が一定値以上且つ輝度差の平均値が寿命閾値よりも小さく且つ間近閾値よりも小さい場合としても良い。
(3) 輝度差の平均値が間近閾値よりも大きいとき、夜間照明用LED104が正常であると判断する。例えば、輝度の範囲を0〜256であるとき、寿命閾値を20、間近閾値を50とする。即ち、0≦輝度差平均値≦20であるとき、夜間照明用LED104が寿命、20<輝度差平均値≦50であるとき、夜間照明用LED104が寿命間近、50<輝度差平均値≦256であるとき、夜間照明用LED104が正常であると判断する。
(4) 誤差による影響を考慮して、数枚についての輝度差の平均値に対する上記判定により最終判定を行う。
(5) 判定結果通知、例えば、LED寿命又はLED寿命間近並びに性能低下をセンタ装置56に通知する。
(6) LEDの寿命/寿命間近であると判定される場合には、輝度差演算部160にログ退避を通知する又は画像処理装置52側でアラームを上げるようにする。
画像処理装置52は、図示しないが、明画像取込部150により取り込まれてバッファメモリに格納されている明画像(夜間以外の画像も含む)を読み出し、車両番号を認識し、認識結果をセンタ装置56に通知する、画像認識部を有する。
本実施形態では、画像処理装置52における夜間照明用LED104の点灯/消灯の制御や寿命判定に関わる処理などはプロセッサ上を動作するソフトウェアにより実現するものとする。
入力部54は、画像処理装置52への選択領域の入力をオペレータにより行うものであり、例えば、画像処理装置52に接続されたキーボート等である。センタ装置56はネットワーク回線を通して画像処理装置52に接続されており、入力部200、通知取り込み部202及び通知表示部204を有する。
入力部200は入力部54と実質的に同一である。通知取り込み部202は、画像処理装置52より送信されたLED寿命判定結果及び車両番号等の認識通知を通信回線より受信する。
通知表示部204はLED寿命判定結果通知をディスプレイなどの表示装置に表示する。尚、複数の画像処理装置52からLED寿命判定結果通知がなされる場合には、画像処理装置52よりその固有番号、例えば、IPアドレスなどの画像処理装置52を特定する情報、例えば、どこに設置されている撮像装置50についての通知であるかを示す情報とともにLED寿命判定結果通知を表示する。
図4は画像処理システムの一例を示す図である。図4に示す画像処理システムは、高速道路を通行する車両250の車両番号を認識して、料金自動支払い等の場合のシステムの構成例を示しており、撮像装置50が外部に配置され、夜間照明用LED104が車両の前面を照射し、カメラ102が車両番号を撮像するように配置されている。撮像装置50には画像処理装置52がケーブルにより接続されている。画像処理装置52はネットワーク回線60を通して、センタ装置56に接続される。
図5は明画像の取込みを示す図であり、同図(a)は夜間照明用LED104が点灯している状態を示す図、同図(b)は明画像を示す図である。図6は暗画像の取込みを示す図であり、同図(a)は夜間照明用LED104が消灯している状態を示す図、同図(b)は暗画像を示す図である。図7は明画像及び暗画像の取り込みを示すフローチャートである。図8はLED寿命判定処理フローチャートである。図9は選択領域の輝度差を示す図である。
(a) 明画像及び暗画像の取込み
明画像取込部150は、夜間、LED制御部154を通して、夜間照明用LED104を点灯する。図5(a)に示すように、カメラ102は夜間照明用LED104が照射している部分を撮像して、図5(b)に示す明画像を出力する。
図7中のステップS10において、明画像取込部150は、カメラ102より出力される明画像を取り込み、バッファメモリに格納する。暗画像取込部152は、夜間以外常時、LED制御部154を通して、夜間照明用LED104を消灯する。
また、ステップS12において、夜間において、車両番号の認識に支障のでないように、一定周期で一定時間、夜間照明用LED104を消灯する。図6(a)に示すように、カメラ102は撮像して、カメラ102は夜間照明用LED104が消灯しているとき、図6(b)に示す暗画像を出力する。
ステップS14において、暗画像取込部152はカメラ102より出力される明画像を取り込み、バッファメモリに格納する。ステップS16において、明画像取込部150及び暗画像取込部152は、輝度差演算部160に明画像及び暗画像をバッファメモリから読み出して渡す。ステップS18において、夜間照明用LED104を点灯する。ステップS10〜ステップS18を定期的に繰り返す。
(b) 寿命判定
図8中のステップS30において、領域選択部158は、入力部54,200より領域選択、例えば、図5(b)及び図6(b)に示すように、車両番号が撮像されると予想される画像領域Aを示す矩形領域((223,17),(241,17),(223,88),(241,88))の指示を受けると、輝度差演算部160に通知する。
ステップS32において、輝度差演算部160は、明画像取込部150より出力される図5(b)に示す明画像データ、暗画像取込部152より出力される暗画像データを受け取る。
ステップS34において、輝度差演算部160は、領域選択部158により領域選択された画像領域Aに含まれる各画素の輝度差を算出してから、その平均値を求める。例えば、図9に示すように、夜間照明用LED104が正常である場合には、輝度差は間近閾値、例えば、50よりも大きな値、例えば、69となる。
このとき、輝度差の平均値を算出しているので、夜間照明用LED104の撮像対象物への照射角度の違い等による誤差を平均化できるので、より精度よく輝度差を算出することができる。
また、撮像装置50が環境光の下に配置されることがあるが、この環境光により輝度値が上昇するが、明画像・暗画像ともに同じ値だけ輝度値が上昇するので、輝度差にはこの環境光による影響分がキャンセルされることとなり、輝度差が夜間照明用LED104の照明によるものだけとなり、環境光の影響を受けない。同様に天候にも影響を受けない。
ステップS36において、LED寿命判定部162は、輝度差平均値が寿命閾値、例えば、輝度を256としたとき、30以下であるか否かを判定する。寿命閾値以下であれば、夜間照明用LED104が寿命であると判断して、ステップS40に進む。輝度差平均値が寿命閾値よりも大きければ、ステップS38に進む。
ステップS40において、LED寿命判定部162は、LED寿命、性能低下通知を通知取り込み部202に通知すると共に輝度差演算部160にログ退避を通知する又は画像処理装置52側でアラームを上げるようにする。輝度差演算部160は明画像及び暗画像の選択領域の輝度及び輝度差並びに輝度差の平均値等のログを退避する。
ステップS38において、LED寿命判定部162は、輝度差平均値が間近閾値、例えば、輝度を200としたとき、50以下であるか否かを判定する。輝度差平均値が間近閾値以下であれば、夜間照明用LED104が寿命間近であると判断して、ステップS50に進む。
輝度差平均値が間近閾値よりも大であれば、夜間照明用LED104が正常であると判断して、ステップS32に戻る。ステップS50において、LED寿命判定部162は、LED寿命間近、性能低下通知を通知取り込み部202に通知すると共に輝度差演算部160にログ退避を通知する又は画像処理装置52側でアラームを上げる。
輝度差演算部160は、明画像及び暗画像の選択領域の輝度及び輝度差並びに輝度差の平均値を退避する。図示しない画像認識部は、明画像(夜間以外の画像も含む)より、例えば、車両番号を認識して、センタ装置56に通知する。
以上説明した本実施形態によれば、リアルタイムなデータを用いて寿命判定を行うので、LED個体それぞれの正確な交換時期を特定することができる。LEDの寿命判定を行う際に、対象LEDそれぞれの適切な交換時期を特定することができる。
LEDの寿命判定を行う際に、対象LEDが存在する環境下で、明画像と暗画像の輝度差により判断するので、天候条件や外灯の有無などの環境条件に左右されることなく、LEDそれぞれの適切な交換時期を特定することができる。
撮像装置やLED内に設けた受光センサ等のハードウェアにより寿命を判定するのではなく、画像処理を行うプロセッサに搭載したソフトウェアにより寿命を判定するので、ハードウェアが壊れた時も即座に交換時期を特定することができる。LED寿命間近となった場合には警告をするので、LEDの交換の準備ができて、突然寿命になることがないので運用に支障を来たすことがない。
第2実施形態
図10は本発明の第2実施形態による画像処理システムの構成図であり、図2中の構成要素と実質的に同一の構成要素には同一の符号を付している。カメラ102は、奇数フィールドの画像と偶数フィールドの画像を交互に出力するものとして、画像処理装置300は、これに同期して、夜間照明LED104の寿命を判定する際に、点灯/消灯の制御を行うものとする。
また、この点灯/消灯の時間は、1フレームの半分、例えば、1/60秒とする。これは、明画像と暗画像のタイムラグをできるだけ少なくして、天候等の同一撮像環境下で同一撮像対象物を撮像するためである。
明画像取込部350は、夜間において、夜間照明用LED104を点灯するようLED制御部154に指示する。暗画像取込部352は、昼間は常時、夜間はLED寿命を判定する際に、奇数フィールド又は偶数フィールドに暗画像が撮像される、例えば、偶数フィールドに暗画像が撮像されるように、カメラ102より出力される同期信号、例えば、1ラインの区切りを示す垂直同期信号、偶数・奇数フィールドの区切りを示す水平同期信号及び各画素の区切りを示すクロック信号に同期して、LED104を消灯するようLED制御部154に指示する。
夜間におけるLEDの消灯の制御は、暗画像取込部350が有するカメラ102の出力とインタフェースするインタフェース部(ハードウェア)が司るものとする。
図11は夜間照明用LED104の点灯/消灯のタイムチャートである。図11に示すように、夜間以外の日中において、夜間照明用LED104は消灯されており、夜間において、一定の周期で、一定時間、例えば、偶数フィールドの暗画像が出力されるように、偶数フィールドの画像の転送時間だけ点灯される。
輝度差演算部354は、暗画像取込部352より出力される偶数又は奇数フィールドの暗画像とその直前又は直後の奇数又は偶数フィールドの明画像に対して、領域選択部158により選択された画像領域において、対応する画素同士の輝度差を求め、その平均値を算出して、LED寿命判定部162に出力する。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果がある上に、比較する明画像と暗画像の撮像時刻のタイムラグを小さくして、同一環境下での及び同一対象物の明画像及び暗画像によりLEDの寿命を判定するので、より正確にLEDの寿命を判断することができる。
第3実施形態
図12は本発明の第3実施形態による画像処理システムの構成図であり、図2中の構成要素と実質的に同一の構成要素には同一の符号を付している。本実施形態では、入力部54,200より、領域選択部452は、複数の選択領域を入力する。
複数の領域を選択するのは、例えば、選択領域が1個のみであるとき、選択領域を撮像したカメラ102のレンズがゴミの付着により汚れていた場合、木などの障害物が撮像対象物の手前に立ってした場合(以下これらを外的要因と呼ぶ)などには、明画像と暗画像の輝度値が低下することによりその輝度差が小さくなって、夜間照明用LED104が正常であるにもかかわらず、寿命間近や寿命であると誤って判断される恐れがある。
そこで、選択領域を複数個として、複数の選択領域についての輝度値の差に基づいて、寿命判断することにより誤判断の防止と外的要因による性能劣化が検出された場合はその旨を通知するようにしている。
図13は明画像の取込みを示す図であり、同図(a)は夜間照明用LED104が点灯している状態を示す図、同図(b)は明画像を示す図である。図14は暗画像の取込みを示す図であり、同図(a)は夜間照明用LED104が消灯している状態を示す図、同図(b)は暗画像を示す図である。
図13(b)及び図14(b)及び示すように、複数の選択領域、例えば、画像の上の左UL,右UR,中央UCに3個、画像の下のDL,右DR,中央DCに3個選択されている。
このとき、例えば、夜間照明用LED104が正常であるにもかかわらず、カメラ102の外的要因により選択領域ULの明画像と暗画像の輝度差の平均値が寿命閾値や間近閾値より小さくなっても、他の選択UR,UC,DL,DR,DCにカメラ102の外的要因の影響がない場合には、これらの領域の輝度差の平均値が間近閾値よりも大きな値となり、夜間照明用LED104が正常であると判断することが可能となるとともに外的要因による性能劣化も判断することが可能となる。
輝度差演算部454は、領域選択部452により選択された複数の選択領域について、明画像と暗画像の輝度差を算出する。このとき、複数の選択領域の輝度差を同一の明画像及び暗画像に対して求めても良いし、異なる明画像及び暗画像に対して求めても良い。次に、輝度値の平均値を算出する。平均値は、複数の選択領域についてのもの及び各選択領域についてのものを求めて、LED寿命判定部456に出力する。
LED寿命判定部456は、複数の選択領域の輝度差の平均値と寿命閾値及び間近閾値とを比較して、夜間照明用LED104が正常/寿命間近/寿命のいずれであるかを判断する。
更に、外的要因による性能劣化の有無を判断して、外的要因による性能劣化していると判断される場合には、外的要因による性能劣化を通知する。外的要因による性能劣化と判断される場合には、次の場合がある。
(1)夜間照明用LED104が正常であると判断されるにも関わらず、ある選択領域についての輝度差の平均値が第3閾値、例えば、寿命閾値や間近閾値よりも小さい場合、(2)選択領域の明画像の輝度値の平均値が一定以下の場合、(3)輝度差の平均値が第3閾値よりも小さく且つ明画像の輝度値の平均値が一定(第4閾値)以下である場合などである。
図15は、図13(b)及び図14(b)に示す複数の選択領域の暗画像及び明画像の輝度値及び輝度差を示す図である。図15中の(223,10),(223,11)は選択領域DR,(114,178)は選択領域UC,(45,155),(45,156)は選択領域UL,(231,59),(231,60)は選択領域DRである。図15では、輝度値の平均値は、暗画像の平均値が66,明画像の平均値が77,輝度差の平均値が10となり、夜間照明用LED104が寿命であると判断される。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果がある上に、選択領域を複数としたので、より正確にLEDの寿命を判断できるとともに、外的要因による性能劣化を判別することができ、迅速に対処できる。
第4実施形態
図16は本発明の第4実施形態による画像処理システムの構成図であり、図2中の構成要素と実質的に同一の構成要素には同一の符号を付している。本実施形態では、明画像から画像認識部550により認識された車両番号の撮像領域を選択領域として領域選択552に入力する構成して、図2中の入力部54及びセンタ装置502から入力部を無くしている。
領域選択部552は、画像認識部550より入力された選択領域を輝度差演算部606に出力する。輝度差演算部554は領域選択部552により入力された選択領域について明画像と暗画像の輝度差の平均値を求める。
このように、目的とする画像認識対象領域を動的に求めて選択領域とすることにより、より効果的に夜間照明用LED104の寿命判定を行うことができる。以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果がある上に、より効果的にLEDの寿命判定を行うことができる。
本発明の付記として以下のものがある。
(付記1)
撮像画像を出力するカメラと該カメラの撮像対象物を照明する夜間照明用光源を含む撮像装置の前記撮像画像を処理する画像処理装置において、
前記夜間照明用光源の点灯/消灯を制御する光源制御部と、
前記光源制御部の制御により前記夜間照明用光源が夜間において点灯しているときの、前記カメラが撮像した撮像画像である明画像を取り込む明画像取込部と、
前記光源制御部の制御により前記夜間照明用光源が夜間において消灯しているときの、前記カメラが撮像した撮像画像である暗画像を取り込む暗画像取込部と、
前記明画像と前記暗画像の対応する所定領域の輝度差を計算する輝度差演算部と、
前記所定領域の前記輝度差に基づいて、前記夜間照明用光源の寿命を判定する光源寿命判定部と、
を具備したことを特徴とする画像処理装置。
(付記2)
前記光源寿命判定部は、前記輝度差の前記所定領域についての平均値が第1閾値よりも小さいとき前記光源の寿命であると判定し、前記平均値が前記第1閾値よりも大きく第2閾値よりも小さいときに、前記光源の寿命間近であると判断することを特徴とする付記1記載の画像処理装置。
(付記3)
前記輝度差演算部は、前記明画像及び前記暗画像の複数の所定領域の輝度差を算出し、前記光源寿命判定部は、前記輝度差の前記複数の所定領域についての平均値に基づいて、前記夜間照明用光源の寿命を判定することを特徴とする付記2記載の画像処理装置。
(付記4)
前記輝度差演算部は前記各所定領域の輝度差の平均値を算出し、前記光源寿命判定部は、前記夜間照明用光源が正常であると判断される場合に、前記各所定領域の輝度差の平均値が第3閾値よりも小さい場合は、当該所定領域の撮像に関わる前記夜間照明用光源以外の外的要因による性能劣化であると判断することを特徴とする付記3記載の画像処理装置。
(付記5)
前記明画像から車両番号を含む領域を認識する画像認識部を更に具備し、前記輝度差演算部は前記画像認識部が認識した領域を前記所定領域として前記輝度差を計算することを特徴とする付記1記載の画像処理装置。
(付記6)
前記カメラより奇数フィールドの画像と偶数フィールドの画像が交互に出力されるとき、前記光源制御部は前記カメラより出力される前記奇数フィールドの前記画像と前記偶数フィールドの前記画像が出力されるタイミングに同期して前記夜間照明用光源の点灯/消灯を制御することを特徴とする付記1記載の画像処理装置。
本発明の原理図である。 本発明の第1実施形態による画像処理システムの構成図である。 LEDの点灯/消灯の制御を示すタイムチャートである。 画像処理システムの一例を示す図である。 明画像の取り込みを示す図である。 暗画像の取り込みを示す図である。 明画像及び暗画像の取り込みのフローチャートである。 LED寿命判定のフローチャートである。 選択領域の輝度値及び輝度差を示す図である。 本発明の第2実施形態による画像処理システムの構成図である。 夜間照明用LEDの点灯/消灯の制御を示すタイムチャートである。 本発明の第3実施形態による画像処理システムの構成図である。 明画像の取り込みを示す図である。 暗画像の取り込みを示す図である。 複数の選択領域の輝度値及び輝度差を示す図である。 本発明の第4実施形態による画像処理システムの構成図である。
符号の説明
10 明画像取込部
12 暗画像取込部
14 光源制御部
16 輝度差演算部
18 光源寿命判定部
20 撮像装置
22 カメラ
24 夜間照明用光源

Claims (5)

  1. 撮像画像を出力するカメラと該カメラの撮像対象物を照明する夜間照明用光源を含む撮像装置の前記撮像画像を処理する画像処理装置において、
    前記夜間照明用光源の点灯/消灯を制御する光源制御部と、
    前記光源制御部の制御により前記夜間照明用光源が夜間において点灯しているときの、前記カメラが撮像した撮像画像である明画像を取り込む明画像取込部と、
    前記光源制御部の制御により前記夜間照明用光源が夜間において消灯しているときの、前記カメラが撮像した撮像画像である暗画像を取り込む暗画像取込部と、
    前記明画像と前記暗画像の対応する所定領域の輝度差を計算する輝度差演算部と、
    前記所定領域の前記輝度差に基づいて、前記夜間照明用光源の寿命を判定する光源寿命判定部と、
    を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記光源寿命判定部は、前記輝度差の前記所定領域についての平均値が第1閾値よりも小さいとき前記光源の寿命であると判定し、前記平均値が前記第1閾値よりも大きく第2閾値よりも小さいときに、前記光源の寿命間近であると判断することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記輝度差演算部は、前記明画像及び前記暗画像の複数の所定領域の輝度差を算出し、前記光源寿命判定部は、前記輝度差の前記複数の所定領域についての平均値に基づいて、前記夜間照明用光源の寿命を判定することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記輝度差演算部は前記各所定領域の輝度差の平均値を算出し、前記光源寿命判定部は、前記夜間照明用光源が正常であると判断される場合に、前記各所定領域の輝度差の平均値が第3閾値よりも小さい場合は、当該所定領域の撮像に関わる前記夜間照明用光源以外の外的要因による性能劣化であると判断することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記カメラより奇数フィールドの画像と偶数フィールドの画像が交互に出力されるとき、前記光源制御部は前記カメラより出力される前記奇数フィールドの前記画像と前記偶数フィールドの前記画像が出力されるタイミングに同期して前記夜間照明用光源の点灯/消灯を制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009181544A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 道路交通用画像処理装置及び道路交通用画像処理方法
US8243166B2 (en) 2009-01-20 2012-08-14 Lockheed Martin Corporation Automatic detection of blocked field-of-view in camera systems
JP2019535149A (ja) * 2017-07-07 2019-12-05 トヨタ モーター ヨーロッパ 一連の画像における閉塞の原因を特定する方法、上記方法を行うためのコンピュータプログラム、斯かるコンピュータプログラムを含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体、上記方法を実行可能な運転支援システム
CN110718069A (zh) * 2019-10-10 2020-01-21 浙江大华技术股份有限公司 图像亮度调节方法、装置和存储介质

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