JP5933357B2 - オーバーヘッド型画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッド型画像読取装置に関する。
従来、上向きに載置された読取対象の媒体の画像を上方から読み取ることができる、所謂オーバーヘッド型の画像読取装置が知られている(例えば特許文献1)。このようなオーバーヘッド型画像読取装置では、媒体の読取動作の際には、媒体に対して上方の光源から光が照射される。
特開平10−327301号公報
このようなオーバーヘッド型画像読取装置において、読取面に光沢のある媒体を読み取る場合には、光源から照射された光が媒体で反射して装置前方にいるユーザに向かい、この結果、ユーザに対して嫌悪感、不快感、あるいは物の見えづらさを生じさせる眩しさ、所謂グレアを引き起こす虞があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、グレアの抑制を可能にするオーバーヘッド型画像読取装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るオーバーヘッド型画像読取装置は、載置面に載置された読取対象の媒体を上方から撮像する撮像手段と、前記撮像手段による撮像時に前記媒体に光を照射可能に配置される光源と、前記媒体から情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記媒体の情報に基づいて、前記媒体の光沢の有無を判別する光沢判別手段と、前記光沢判別手段が前記媒体に光沢が有ると判別したときに利用者に警告を発する警告手段と、前記撮像手段及び前記光源を制御して前記媒体を撮像する制御手段と、を備える。前記警告手段が警告を発した後に利用者が、前記載置面に載置された前記媒体の撮像を開始することに対して同意した場合、前記制御手段は、前記撮像手段及び前記光源の双方に対する制御について、前記光沢判別手段が前記媒体に光沢が無いと判定したときと同一の制御を行うことで前記撮像手段が前記媒体を撮像する。
また、上記のオーバーヘッド型画像読取装置では、前記情報取得手段は、前記載置面に載置された前記媒体に光を照射する少なくとも1つの発光手段と、前記発光手段から照射された光の前記媒体からの反射光を検出する受光手段と、を有し、前記光沢判別手段は、前記受光手段により取得された情報に基づき前記媒体の光沢の有無を判別することが好ましい。
また、上記のオーバーヘッド型画像読取装置では、前記受光手段がイメージセンサであり、前記イメージセンサの撮像領域内に白基準部を備え、前記光沢判別手段は、前記イメージセンサの撮像画像内の前記白基準部の階調を基準として前記媒体の光沢の有無を判別することが好ましい。
また、上記のオーバーヘッド型画像読取装置では、前記受光手段がイメージセンサであり、前記光沢判別手段は、前記発光手段が2種類の光量を出力する際の前記イメージセンサの撮像画像の差分画像に基づいて、前記媒体の光沢の有無を判別することが好ましい。
また、上記のオーバーヘッド型画像読取装置では、前記発光手段が赤外線LEDであり、前記赤外線LEDと前記受光手段との間の光線経路内に設けられ、一部または全部の可視光波長領域を遮断することができる光線波長カットフィルタを備えることが好ましい。
また、上記のオーバーヘッド型画像読取装置では、前記警告手段が利用者に対して警告を発した後に、利用者が、前記載置面に載置された前記媒体の撮像を開始することに対して同意しなかった場合、前記制御手段が、前記撮像手段による撮像動作を中断することが好ましい。
また、上記のオーバーヘッド型画像読取装置では、前記警告手段が利用者に対して警告を発した後に、利用者が、前記載置面に載置された前記媒体の撮像を開始することに対して同意しなかった場合、前記制御手段が、前記光源の光量を低減することが好ましい。
また、上記のオーバーヘッド型画像読取装置では、前記警告手段が利用者に対して警告を発した後に、利用者が、前記載置面に載置された前記媒体の撮像を開始することに対して同意しなかった場合、前記制御手段が、前記光源の照射範囲を縮小することが好ましい。
また、上記のオーバーヘッド型画像読取装置では、前記警告手段が利用者に対して警告を発した後に、利用者が、前記載置面に載置された前記媒体の撮像を開始することに対して同意しなかった場合、前記制御手段が、前記光源の照射時間を短縮することが好ましい。
本発明に係るオーバーヘッド型画像読取装置は、媒体に光沢が有ることを検知したときには防眩制御が実行されるので、媒体の撮像中に光源から照射される光が媒体でユーザ側に反射する場合でも、この媒体からの反射光がユーザに及ぼす影響を低減することが可能となり、この結果、スキャナの動作中にユーザに対してグレアを引き起こすことを抑制できるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係るオーバーヘッド型画像読取装置の一例としてのオーバーヘッド型スキャナの概略構成を示す側面図である。 図2は、図1に示すオーバーヘッド型スキャナを正面視し、光沢判別及び防眩制御に係る主要な構成を示す図である。 図3は、本実施形態に係るオーバーヘッド型スキャナにより実施される原稿読取処理のメインフローを示すフローチャートである。 図4は、図3のフローチャート中の光沢判別処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図5は、図3のフローチャート中の防眩制御処理の第一のサブルーチン(注意喚起)を示すフローチャートである。 図6は、図5の防眩制御処理の第一のサブルーチンにおける注意喚起を説明するための模式図である。 図7は、図3のフローチャート中の防眩制御処理の第二のサブルーチン(光量減)を示すフローチャートである。 図8は、図3のフローチャート中の防眩制御処理の第三のサブルーチン(照射範囲減)を示すフローチャートである。 図9は、図3のフローチャート中の防眩制御処理の第四のサブルーチン(走査時間減)を示すフローチャートである。 図10は、図9の防眩制御処理の第四のサブルーチンにおける光学解像度を落とす処理を説明するための模式図である。
以下に、本発明に係るオーバーヘッド型画像読取装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
以下の実施形態では、上向きに載置された読取対象の媒体の画像を上方から読み取ることができるオーバーヘッド型画像読取装置の一例としてオーバーヘッド型スキャナを挙げて説明する。まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るオーバーヘッド型スキャナの構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るオーバーヘッド型画像読取装置の一例としてのオーバーヘッド型スキャナの概略構成を示す側面図であり、図2は、図1に示すオーバーヘッド型スキャナを正面視し、光沢判別及び防眩制御に係る主要な構成を示す図である。
図1及び図2に示すように、オーバーヘッド型スキャナ1は、本体10及び光学ユニット20を有する。オーバーヘッド型スキャナ1は、光学ユニット20の鉛直方向下方の載置面2に載置された読取対象の媒体Sの画像を読み取ることができる。載置面2は、例えば、オーバーヘッド型スキャナ1が設置される台の上面等の平面である。
本体10は、台座部11、アーム部12及び支持部13を有する。台座部11は、載置面2等に載置されて本体10全体を支持するものであり、本体10の基部である。オーバーヘッド型スキャナ1の電源スイッチや画像読取開始スイッチ等の操作部材は、例えば台座部11に配置される。
媒体S(原稿Sとも記載する)は、台座部11の側方の4面の内の1つの面である前面11aに媒体Sの一辺を突き当てるようにして載置される。つまり、媒体Sは、矩形の一辺が台座部11の前面11aと平行となるようにして載置面2に載置される。本実施形態では、このように載置された媒体Sの台座部11の前面11aと平行な方向を「幅方向」あるいは「主走査方向」と記載する。また、媒体Sにおける前面11aと平行な一辺と直する辺に平行な方向を「奥行方向」あるいは「副走査方向」と記載する。つまり、奥行方向とは、ユーザが媒体Sを挟んでオーバーヘッド型スキャナ1と対向しているときのユーザとオーバーヘッド型スキャナ1とが向かい合う方向である。奥行方向において、台座部11から媒体Sに向かう方向を前方と記載し、媒体Sから台座部11へ向かう方向を後方と記載する。
アーム部12は、台座部11と接続されており、台座部11から鉛直方向上方に向けて延在している。アーム部12は、例えば、断面矩形の柱状もしくは煙突状に形成されている。アーム部12は、台座部11における幅方向の中央部に接続されている。
アーム部12の鉛直方向上方の端部には、支持部13が接続されている。支持部13は、アーム部12の上端から副走査方向の前方へ向けて突出している。また、支持部13は、アーム部12の上端から幅方向の両側へ突出している。すなわち、支持部13は、アーム部12から媒体Sが載置される載置側へ張り出しており、かつアーム部12から幅方向の両側に張り出している。
光学ユニット20は、支持部13によって回転軸X周りに回転自在に支持されている。回転軸Xは、支持部13内、すなわちアーム部12の鉛直方向上方端部から載置側に突出した位置にて幅方向に延在して配置されている。光学ユニット20は、支持部13内に配置された駆動装置(図示せず)から出力される回転軸X周りの駆動力により、回転軸X周りに揺動することができる。
光学ユニット20は、光源21及び撮像部22(撮像手段)を有する。光源21は、LED等の発光部を有しており、媒体Sに対して鉛直上方から光を照射することができる。光源21は、媒体Sにおける読取対象ライン上の画像、すなわち読取画像に対して光を照射する。
撮像部22は、例えばCCD(Charge Coupled Device)を有するイメージセンサであり、光学ユニット20の鉛直方向下方の載置面2に載置された読取媒体Sを撮像することができる。撮像部22は、例えば画像を読み取る複数の画素が主走査方向に配列されたラインセンサであり、読取対象ライン上の読取画像によって反射された反射光を光電変換により電子データに変換して読取対象ラインの画像データを生成する。撮像部22は、光学ユニット20の回転軸X周りの揺動によって、媒体S全体を撮像することができる。
図1には、オーバーヘッド型スキャナ1の光学ユニット20が読取可能範囲における最も後方側を撮像するときの回転位置(最後方読取位置)にある状態が実線で示されている。また、光学ユニット20が読取可能範囲の最も前方側を撮像するときの回転位置(最前方読取位置)にある状態が二点鎖線で図示されている。オーバーヘッド型スキャナ1は、最後方読取位置を、画像読取を開始するときの初期位置としている。そして、光学ユニット20の光源21及び撮像部22を前方に移動するように、光学ユニット20を送り出し方向Y1に回転させる。この動作によって、オーバーヘッド型スキャナ1は、撮像部22による読取対象ラインを前方へ移動し、後方から前方へ順次媒体Sを読み取ることができる。
このように、オーバーヘッド型スキャナ1は、媒体Sの読取動作において、撮像部22による読取対象ラインを後方から前方へ移動する。この間、光源21の光軸Aは、図1に示すように、鉛直方向下方へ向かうに従い前方へ向かう傾斜を常に有する。また、読取対象ラインが前方に移動するにつれて、光軸Aの傾斜角度は連続的に変化する。このため、媒体Sが光沢を有する場合には、光源21からの光が媒体Sで反射し、オーバーヘッド型スキャナ1に対するユーザの位置関係に応じて、その反射光が装置前方にいるユーザに向かう状況が起こりうるので、ユーザに対して嫌悪感、不快感、あるいは物の見えづらさを生じさせる眩しさ、所謂グレアを生じる虞がある。
そこで、本実施形態のオーバーヘッド型スキャナ1は、載置面2に載置された媒体Sに光沢が有るか否かを判別する光沢判別機能と、媒体Sに光沢が有る場合にユーザがスキャン動作中に感じる眩しさ(グレア)を抑制するための防眩制御機能とを実施可能に構成されている。オーバーヘッド型スキャナ1は、これらの機能に関する要素として、赤外線LED31(発光手段)と、USBカメラ32(受光手段)と、白基準部33と、制御装置40とを備える。
赤外線LED31は、光沢検出用の赤外線を媒体Sに照射する。赤外線LED31は、本体10の支持部13内に、下方の載置面2に向かって赤外光を照射可能に配置されている。赤外線LED31は、媒体Sの光沢検出用の光を発光するが、可視光ではない赤外光を発光させるため、画像読取用の光源21とは異なる要素の発光によってユーザに違和感を与えることを防止することができる。
USBカメラ32は、赤外線LED31から照射された赤外光の媒体Sからの反射光を検出する。USBカメラ32は、載置面2に載置された媒体Sを上方から撮像するイメージセンサである。USBカメラ32も、赤外線LED31と同様に本体10の支持部13内に、載置面2に対向して設けられ、少なくとも赤外線LED31の載置面2への照射位置を含む領域を撮像可能に配置されている。
また、USBカメラ32は、光線波長カットフィルタ(図示せず)を有し、一部または全部の可視光波長領域を遮断して受光可能であり、赤外線LED31から照射された赤外線の反射光を精度良く検出できるよう構成されている。なお、光線波長カットフィルタは、赤外線LED31とUSBカメラ32との間の光線経路であれば、USBカメラ32以外の位置に設置してもよい。本実施形態では、赤外線LED31とUSBカメラ32とが、媒体Sから情報を取得する情報取得手段として機能する。
白基準部33は、USBカメラ32の撮像領域内に設けられ、USBカメラ32と対向する面が白色の要素である。白基準部33は、USBカメラ32により載置面2上の媒体Sが撮像されるときに併せて撮像され、撮像画像を解析する際に白基準部33の色を基準色として利用される。本実施形態では、白基準部33は本体10の台座部11の上面に配置されている。
なお、本実施形態では、USBカメラ32により赤外線LED31の反射光の検出の信頼性を向上すべく、図2に示すように赤外線LED31を2個設けているが、1個でもよいし、2個より多くてもよい。
赤外線LED31とUSBカメラ32との位置関係は、媒体Sが光沢紙である場合に、赤外線LED31からの光が光沢紙で反射した反射光を、USBカメラ32が受光できるよう、相互の位置が調整されている。例えば図2に示すように、支持部13内において、USBカメラ32を幅方向中央に配置し、USBカメラ32から幅方向の左右側方に赤外線LED31を1個ずつ配置することができる。なお、赤外線LED31とUSBカメラ32の配置は、USBカメラ32が各赤外線LED31の反射光を受光できる位置に配置されていればよく、図2の例以外の配置で支持部13内に設けてもよいし、アーム部12など他の箇所に設けてもよい。
制御装置40は、オーバーヘッド型スキャナ1の各部の動作を制御する。本実施形態では、制御装置40は、赤外線LED31及びUSBカメラ32を制御して、USBカメラ32による撮像画像に基づいて、載置面2の媒体Sが光沢紙であるか否かを判別する。また、制御装置40は、載置面2に載置された媒体が光沢紙である場合には、光学ユニット20、光源21、撮像部22などを制御して防眩制御を行う。
具体的には、制御装置40は、図2に示すように、以下に説明する光沢判別部41、防眩制御部42、画像読取制御部43の各機能を実現するよう構成されている。
光沢判別部41は、赤外線LED31及びUSBカメラ32の動作を制御して、USBカメラ32による撮像画像に基づいて、載置面2の媒体Sが光沢紙であるか否かを判別する。なお、本実施形態における「光沢紙」とは、表面が滑らかなグロス度の高い媒体、すなわちアート紙やコート紙といった塗光紙や、光沢フィルムを添付したラミネート紙、あるいはガラス、樹脂などを含むものとする。光沢判別部41による光沢判別処理の詳細は、図4を参照して後述する。
防眩制御部42は、光沢判別部41により載置面2に載置された媒体Sが光沢紙であると判別された場合に、光学ユニット20、光源21、撮像部22などの動作を制御して、防眩制御を行う。防眩制御とは、ユーザがスキャン動作中に感じる眩しさ(グレア)を抑制するためのオーバーヘッド型スキャナ1の各種要素の動作制御であり、その詳細は、図5〜10を参照して後述する。
画像読取制御部43は、光学ユニット20、光源21、撮像部22などの動作を制御して、載置面2上の媒体Sの画像読取動作を制御する。
制御装置40は、物理的には、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などを有するコンピュータである。上述した制御装置40の各機能の全部または一部は、ROMに保持されるアプリケーションプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することによって、RAMやROMにおけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。また、制御装置40は、キーボートやマウスなどの入力装置、ディスプレイなどの表示装置(図6の符号44を参照)、入出力ポートなどの通信装置を備えており、CPUで実行されるアプリケーションプログラムがこれらの装置を利用して、ユーザによる指示操作の入力、ユーザへのメッセージや光沢判定結果の表示、オーバーヘッド型スキャナ1の本体10や光学ユニット20との通信を行うことで、上述した制御装置40の各機能の全部または一部が実現される。
また、上記のアプリケーションプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USBメモリ、SDカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD、及びBlu−ray Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。また、アプリケーションプログラムは、制御装置40に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
なお、制御装置40は、オーバーヘッド型スキャナ1の外部機器として接続される構成(図6参照)としてもよいし、オーバーヘッド型スキャナ1の内部に設置される構成としてもよい。
次に、図3〜10を参照して、本実施形態に係るオーバーヘッド型スキャナの動作について説明する。図3は、本実施形態に係るオーバーヘッド型スキャナにより実施される原稿読取処理のメインフローを示すフローチャートであり、図4は、図3のフローチャート中の光沢判別処理のサブルーチンを示すフローチャートであり、図5は、図3のフローチャート中の防眩制御処理の第一のサブルーチン(注意喚起)を示すフローチャートであり、図6は、図5の防眩制御処理の第一のサブルーチンにおける注意喚起を説明するための模式図であり、図7は、図3のフローチャート中の防眩制御処理の第二のサブルーチン(光量減)を示すフローチャートであり、図8は、図3のフローチャート中の防眩制御処理の第三のサブルーチン(照射範囲減)を示すフローチャートであり、図9は、図3のフローチャート中の防眩制御処理の第四のサブルーチン(走査時間減)を示すフローチャートであり、図10は、図9の防眩制御処理の第四のサブルーチンにおける光学解像度を落とす処理を説明するための模式図である。
図3のメインフローに示すように、まず、ユーザにより原稿Sが載置面2にセットされ(S101)、原稿Sの読取動作の開始操作が入力されると(S102)、光沢判別部41により、原稿Sが光沢紙か否かを振り分けるための光沢判別処理が行われる(S103)。
ステップS103の光沢判別処理では、図4に示すサブルーチンの処理が実施される。
まず、赤外線LED31の点灯が制御されて、赤外線LED31が消灯している時の原稿Sの撮像画像PaがUSBカメラ32から取得され(S201)、続いて赤外線LED31が点灯している時の原稿Sの撮像画像PbがUSBカメラ32から取得される(S202)。ここで、USBカメラ32から取得される画像Pa,Pbは、USBカメラ32の各画素の階調値を含む情報である。
ステップS201で取得された原稿Sの撮像画像Paと、ステップS202で取得された原稿Sの撮像画像Pbとを用いて、PaとPbの差分画像Pmが算出される(S203)。差分画像Pmは、PaとPbの各画素の階調値の差分を含む情報である。
ステップS203で算出された差分画像Pmにおいて、白基準部33の設置位置に対応する領域の各画素の階調値が抽出され、これらの階調値の平均をとることで、白基準部33の平均階調値Tが算出される(S204)。
差分画像Pmの指定範囲において、階調値T+k以上のピクセル数Cが計数される(S205)。ここで「指定範囲」とは、赤外線LED31が点灯した際に反射光によって媒体S上に発生する輝点の位置を含む範囲である。kは、任意の定数であり、白基準部33の平均階調値からの差異の度合いを示し、kが大きいほど該当ピクセルが明るいことを示す。
そして、ステップS205にて計数されたピクセル数Cが所定の閾値(例えば100ピクセル)以内か否かが確認される(S206)。
差分画像Pmの指定範囲において、階調値T+k以上のピクセル数Cが閾値より大きい場合(S206のNo)には、差分画像Pmの指定範囲に色調が明るいピクセルが多く、指定範囲内で反射光が発生しているものとして、原稿Sは光沢紙であると判別して(S207)、メインフローに戻る。
一方、階調値T+k以上のピクセル数Cが閾値以内である場合(S206のYes)には、差分画像Pmの指定範囲に色調が明るいピクセルが少なく、指定範囲内で反射光が発生していないものとして、原稿は光沢紙でないと判別して(S208)、メインフローに戻る。
すなわち、図4に示す光沢判別処理では、USBカメラ32の撮像画像内の白基準部33の階調を基準として、媒体Sの光沢の有無が判別される。また、赤外線LED31消灯時及び点灯時のUSBカメラ32の撮像画像Pa,Pbの差分画像Pmに基づいて、媒体Sの光沢の有無が判別される。言い換えると、まず、赤外線LED31消灯時及び点灯時のUSBカメラ32の撮像画像Pa,Pbの差分画像Pmが算出され、さらに、この差分画像Pmの各ピクセルの階調値と白基準部33の平均階調値Tとの差分が算出され、この差分値に基づき撮像画像の指定範囲に輝点があるか否かが判別される。このように算出された差分値は、赤外線LED31点灯時のUSBカメラ32の撮像画像Pbの情報を、消灯時の撮像画像Pa及び白基準部33により正規化したものである。このように正規化された情報を用いることにより、室内照明や外光などの外環境の影響を低減させることができ、媒体Sの光沢判別を精度良く行うことができる。
なお、上記の光沢判別処理において、ステップS203の差分画像Pmの算出処理を行わなくてもよい。この場合、ステップS204では、ステップS202で取得された、赤外線LED31が点灯している時の撮像画像Pbにおいて、白基準部33の平均階調値Tが算出され、ステップS205では、撮像画像Pbの指定範囲において、階調値T+k以上のピクセル数Cが計数される。
また、上記の光沢判別処理において、ステップS204の白基準部33の平均階調値Tの算出処理を行わなくてもよい。この場合、ステップS205では、差分画像Pmの指定範囲において、所定の階調値K(「T+k」に相当する任意の定数)以上のピクセル数Cが計数される。
また、上記の光沢判別処理では、差分画像Pmは、赤外線LED31の消灯時の撮像画像Paと、点灯時の撮像画像Pbとの差分としたが、消灯/点灯時に限らず赤外線LED31が2種類の異なる光量を出力した際の読取画像の差分としてもよい。この場合、赤外線LED31は、消灯/点灯以外にも光量調節可能に構成されている。
再び図3のメインフローに戻り、ステップS103の光沢判別処理の結果、原稿が光沢紙か否かが確認される(S104)。原稿Sが光沢紙である場合には(S104のYes)、反射光がユーザに影響を与えるのを回避すべく、防眩制御部42により防眩制御が実施され(S105)、処理を終了する。一方、原稿Sが光沢紙でない場合には(S104のNo)、反射光は発生せず読取動作を行ってもユーザに悪影響はないものとして、そのまま画像読取制御部43により原稿Sの読取が開始され(S106)、処理を終了する。
図5〜10を参照して、図4のメインフローのステップS105において実行される防眩制御のサブルーチン処理について説明する。本実施形態では、ステップS105の防眩制御処理において、以下の4種類の手法のうち少なくとも1つを選択して実施することができる。また、複数の手法を組み合わせて実施してもよい。また、個々の手法について、ユーザが任意に有効化または無効化できるよう構成してもよい。
(1)ユーザへ注意喚起し、ユーザからの同意を得るまで読取動作を中断する(図5の防眩制御1)。
(2)光源21の光量を低減する(図7の防眩制御2)。
(3)光源21の照射範囲を縮小する(図8の防眩制御3)。
(4)撮像部22の走査速度を高速化し、光源21の照射時間を短縮する(図9の防眩制御4)。
図5,6を参照して防眩制御1(注意喚起)について説明する。
まず、ユーザに対して、原稿Sが光沢紙であり、グレアが発生する虞があることが警告される(S301)。具体的には、例えば、図6に示すように、防眩制御部42は、制御装置40のディスプレイ等の表示装置44上に、原稿Sが光沢紙であること、及びグレア発生を警告する旨の通知メッセージを、ポップアップダイアログやバルーンなどで表示する。さらに、オーバーヘッド型スキャナ1の本体10などに設けられた報知ランプ34の明滅や点灯状態を変化させたり、本体10または制御装置40に付与されたスピーカー等を用いて警報音を鳴らすことで、ユーザの注意を喚起する。また、防眩制御部42は、ユーザへの警告に伴い、画像読取制御部43による原稿Sの読取動作を一旦中断させ、待機状態に入る。
次に、読取を開始する同意をユーザから得られたか否かが確認される(S302)。ユーザの同意は、例えば、ステップS301の通知メッセージをユーザが画面上で消去したこと、またはユーザが再度読取動作の開始指令を入力したことなど、ユーザによる何らかの動作を検知することで確認することができる。ユーザの同意が得られた場合には(S302のYes)、原稿Sの読取動作の中断状態が解消され、画像読取制御部43により原稿Sの読取が開始され(S303)、メインフローに戻る。一方、ユーザの同意が得られなかった場合には(S302のNo)、原稿Sの読取動作を中断したまま、メインフローに戻る。すなわち、ユーザの同意を得られなかった場合には、今回の処理では原稿Sの読取は行われない。
次に図7を参照して防眩制御2(光量減)について説明する。
まず、光源21の光量を下げるよう設定される(S401)。例えば、防眩制御部42が光源21の輝度やデューティ比を下げる設定を行うことで、光源21の光量を下げることができる。
ステップS401にて光源21の光量を下げたことに伴って、画像品質の劣化(粒状の増大や階調性の低下)を回避すべく、撮像部22が単位時間当たりに受け取る光量を増やすよう設定される(S402)。具体的には、防眩制御部42が、例えばFナンバーを明るくする、露光時間や走査時間を長くするよう撮像部22の各種設定を変更する。
そして、このように光源21の光量が下がり、撮像部22の設定が変更された状態で、画像読取制御部43により原稿Sの読取が開始され(S403)、メインフローに戻る。
次に、図8を参照して、防眩制御3(照射範囲減)について説明する。
一般的な照明のグレアの評価指数であるUGR(Unified Glare Rating)では、UGRを算出するためのパラメータとして「照明の発光面の面積」が含まれる。発光面の面積が大きいほど、UGRが増大し、ユーザの不快感が増大する。そこで、例えば、光学ユニット20の撮像部22の読取範囲をA3用紙相当からA4用紙相当に短縮するなど、防眩制御部42により撮像部22の読取可能範囲を縮小することによって、光源21の照射範囲を狭めるよう設定される(S501)。
そして、このように照明の照射範囲が縮小された状態で、画像読取制御部43により原稿Sの読取が開始され(S502)、メインフローに戻る。
次に、図9,10を参照して、防眩制御4(走査時間減)について説明する。
光源21の発光時間の短縮によって、光エネルギの総量が抑えられ、人間の眼に与える負荷を減らすことが期待できる。光源21は、撮像部22による媒体Sの撮像動作中に点灯される。そこで、防眩制御部42により撮像部22及び光学ユニット20による走査時間を短縮し、すなわち撮像部22の読取速度を高速化するよう設定変更することにより、光源21の照射時間を短縮するよう設定される(S601)。
ステップS601において撮像部22の読取速度を高速化することによって、撮像部22の各画素が受け取る光量が低減する。このような光量の低下を抑えるべく、防眩制御部42により、撮像部22の光学解像度を落とすよう設定される(S602)。具体的には、図10に示すように、撮像部22の複数画素を1画素として扱うよう設定を変更する。図10の例では、1次元センサの300dpiの光学解像度を、2画素分を1画素として扱うことで、半分の150dpiに落としている。これにより、1画素当たりの光量が倍になるため、半分の照射時間で同等の光量が得られる。なお、1画素当たりの光量を維持することができれば、他の手法を用いてもよい。
そして、撮像部22の走査時間と光源21の照射時間が短縮され、光学解像度が落とされた状態で、画像読取制御部43により原稿Sの読取が開始され(S603)、メインフローに戻る。
本実施形態のオーバーヘッド型スキャナ1は、載置面2に載置された読取対象の媒体Sを上方から撮像する撮像部22と、撮像部22による撮像時に媒体Sに光を照射可能に配置される光源21と、を備える。オーバーヘッド型スキャナ1の制御装置40は、媒体Sに光沢が有ることを検知したときに防眩制御を実行する。
この構成により、媒体Sに光沢が有ることを検知したときには防眩制御が実行されるので、媒体Sの撮像中に光源21から照射された光が媒体Sの光沢によってユーザ側に反射する状況であっても、媒体Sからの反射光がユーザに及ぼす影響を低減することが可能となり、オーバーヘッド型スキャナ1の動作中にユーザに対してグレアを引き起こすことを抑制できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記の実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上記の実施形態では、制御装置40の光沢判別部41が、USBカメラ32の撮像画像に基づいて、載置面2に載置された媒体Sが光沢紙か否かを判定する構成としたが、この代わりに、ユーザからの選択指令に基づき、媒体Sに光沢が有ることを検知する構成でもよい。例えば、媒体Sが光沢紙か非光沢紙であるか、あるいは原稿種別に対応する選択ボタンを本体10上に設けて、ユーザがどの選択ボタンを押下したかを検知することや、あるいはこの選択ボタンに相当するGUIを制御装置40の表示装置44を介してユーザに提示し、ユーザの選択操作入力を検出することで、媒体Sの光沢の有無を判別することができる。
上記の実施形態では、上向きに載置された読取対象の媒体Sの画像を上方から読み取ることができるオーバーヘッド型画像読取装置の一例としてオーバーヘッド型スキャナ1を挙げて説明したが、本発明は、複写機、ファクシミリ、文字認識装置など他のオーバーヘッド型の画像読取装置にも適用可能である。
また、上記の実施形態において、赤外線LED31は、載置面2に載置された媒体Sに光を照射できる他の発光手段と置換可能であり、また、USBカメラ32は、発光手段から照射された光の媒体Sからの反射光を検出できる他のイメージセンサを含む受光手段と置換可能である。
1 オーバーヘッド型スキャナ装置(オーバーヘッド型画像読取装置)
21 光源
22 撮像部(撮像手段)
31 赤外線LED(情報取得手段、発光手段)
32 USBカメラ(情報取得手段、受光手段、イメージセンサ)
33 白基準部
40 制御装置

Claims (9)

  1. 載置面に載置された読取対象の媒体を上方から撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段による撮像時に前記媒体に光を照射可能に配置される光源と、
    前記媒体から情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された前記媒体の情報に基づいて、前記媒体の光沢の有無を判別する光沢判別手段と、
    前記光沢判別手段が前記媒体に光沢が有ると判別したときに利用者に警告を発する警告手段と、
    前記撮像手段及び前記光源を制御する制御手段と、を備え、
    前記警告手段が警告を発した後に利用者が、前記載置面に載置された前記媒体の撮像を開始することに対して同意した場合、前記制御手段は、前記撮像手段及び前記光源の双方に対する制御について、前記光沢判別手段が前記媒体に光沢が無いと判定したときと同一の制御を行うことで前記撮像手段が前記媒体を撮像する、オーバーヘッド型画像読取装置。
  2. 前記情報取得手段は、
    前記載置面に載置された前記媒体に光を照射する少なくとも1つの発光手段と、
    前記発光手段から照射された光の前記媒体からの反射光を検出する受光手段と、を有し、
    前記光沢判別手段は、前記受光手段により取得された前記媒体の情報に基づき前記媒体の光沢の有無を判別する、請求項1に記載のオーバーヘッド型画像読取装置。
  3. 前記受光手段がイメージセンサであり、
    前記イメージセンサの撮像領域内に白基準部を備え、
    前記光沢判別手段は、前記イメージセンサの撮像画像内の前記白基準部の階調を基準として前記媒体の光沢の有無を判別する、請求項2に記載のオーバーヘッド型画像読取装置。
  4. 前記受光手段がイメージセンサであり、
    前記光沢判別手段は、前記発光手段が2種類の光量を出力する際の前記イメージセンサの撮像画像の差分画像に基づいて、前記媒体の光沢の有無を判別する、請求項2または3に記載のオーバーヘッド型画像読取装置。
  5. 前記発光手段が赤外線LEDであり、
    前記赤外線LEDと前記受光手段との間の光線経路内に設けられ、一部または全部の可視光波長領域を遮断することができる光線波長カットフィルタを備える、請求項2〜4のいずれか1項に記載のオーバーヘッド型画像読取装置。
  6. 前記制御手段は、前記警告手段が利用者に対して警告を発した後に、利用者が、前記載置面に載置された前記媒体の撮像を開始することに対して同意しなかった場合、前記撮像手段による撮像動作を中断する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のオーバーヘッド型画像読取装置。
  7. 前記制御手段は、前記警告手段が利用者に対して警告を発した後に、利用者が、前記載置面に載置された前記媒体の撮像を開始することに対して同意しなかった場合、前記光源の光量を低減する、請求項1〜のいずれか1項に記載のオーバーヘッド型画像読取装置。
  8. 前記制御手段は、前記警告手段が利用者に対して警告を発した後に、利用者が、前記載置面に載置された前記媒体の撮像を開始することに対して同意しなかった場合、前記光源の照射範囲を縮小する、請求項1〜のいずれか1項に記載のオーバーヘッド型画像読取装置。
  9. 前記制御手段は、前記警告手段が利用者に対して警告を発した後に、利用者が、前記載置面に載置された前記媒体の撮像を開始することに対して同意しなかった場合、前記光源の照射時間を短縮する、請求項1〜のいずれか1項に記載のオーバーヘッド型画像読取装置。
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