JP3350723B2 - 読み取り情報通信端末及びそれを用いた通信システム - Google Patents
読み取り情報通信端末及びそれを用いた通信システムInfo
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- JP3350723B2 JP3350723B2 JP16309997A JP16309997A JP3350723B2 JP 3350723 B2 JP3350723 B2 JP 3350723B2 JP 16309997 A JP16309997 A JP 16309997A JP 16309997 A JP16309997 A JP 16309997A JP 3350723 B2 JP3350723 B2 JP 3350723B2
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Description
ス業務等に使用される通信システムとこの通信システム
に用いられる端末装置に関し、特に、この端末装置が読
み取る書面類がオリジナルなものであるか否かを識別す
る技術に関するものである。
用したオンラインによる通信教育その他のビジネス商取
引の通信システムがある。いま、通信教育システムを例
にとって説明すると、同システムにおけるセンター側の
教育機関は、受講生に受講票(身分証明書に相当)を発
行すると共に問題や回答用紙(マークシート)を送り、
受講生は、問題を解き、解答を所定の回答用紙に記入
し、回答用紙及び受講票を受講生の自宅等に置かれた端
末装置の文字認識装置(以下、OCRと記す)により読
み取らせ、この読み取らせたデータを教育機関のホスト
装置に送信する。ホスト装置では、受信したデータによ
り正規の受講者からのものであるか否かの照合を行い、
正規なものである場合、採点処理を行い、受講生に採点
結果を送信する。また、受講生が質問をする場合には、
所定の質問用紙に質問を書き込み、この質問用紙及び受
講票をOCRに読み取らせ、読み取りデータを教育機関
に送信する。教育機関の講師は、質問に対する回答を作
成し、この回答をファックス等により受講生に送信す
る。
うな従来の通信教育システム及びこの通信教育システム
に用いられる端末装置においては、受講票、回答用紙、
質問用紙等の書面類がオリジナルなものであるか否かを
識別することができない場合があり、正規の受講生以外
の人が受講票と回答用紙をコピーし、不正に解答を行
い、採点結果を受け取るといった不都合が起こり得る。
また、正規の受講生以外の人が受講票や質問用紙をコピ
ーして不正に質問を行い、教育機関が無料奉仕という被
害を被るといった不都合が起こり得る。本発明は、上述
した問題点を解決するためになされたものであり、書面
類がオリジナルなものであるか否かを迅速かつ正確に識
別することができるようにして、不正にシステムが使用
されることを防止することができる通信システムと、こ
の通信システムに用いられる端末装置を提供することを
目的とする。
に、本発明は、読み取りと同時に、書面類がオリジナル
で書面類に記録された文字や記号を読み取り、この読み
取った情報を外部装置に送信する端末装置であって、書
面類に記録された文字等を読み取ると同時に、この書面
類がオリジナルなものであるか否かを識別するものであ
る。この構成においては、文字や記号の読み取りと同時
に、書面類がオリジナルなものであるか否かが識別さ
れ、書面類が不正なものである場合には、所期の動作が
得られないようにすることができる。
のではないと識別されたとき、読み取った情報を送信し
ないものである。この構成においては、オリジナルでは
ないと識別された書面類から読み取られた情報は、送信
されず、不正使用を阻止することができる。
ための読み取り部に書面類を押圧している間に、読み取
りとオリジナル識別を行うものである。この構成におい
ては、押圧により書面類と読取り部との距離を一定に保
つことができるので、読取り不良や誤識別の発生が抑え
られ、安定して読取りとオリジナル識別を行うことがで
きる。
や記号を読み取り、この読み取った情報を送信する通信
端末と、この通信端末から送信された情報を受信し、こ
の情報を処理する受信端末からなる通信システムであっ
て、通信端末は、書面類に記録された文字や記号を読み
取る読み取り手段と、この書面類がオリジナルなもので
あるか否かを識別する識別手段と、読み取り手段により
読み取られた読み取り情報と識別手段による識別結果を
送信する送信手段とを備え、受信端末は、送信手段によ
り送信された読み取り情報と識別結果を受信する受信手
段と、この識別結果を報知する報知手段とを備えたもの
である。
手段は書面類(特に受講票)に記録された文字や記号を
読み取り、識別手段はこの書面類がオリジナルなもので
あるか否かを識別し、送信手段は読み取り手段による読
み取り情報と識別手段による識別結果を受信端末に向け
て送信する。受信端末の受信手段は読み取り情報と識別
結果を受信し、報知手段は識別結果を報知する。これに
より、通信端末は文字や記号の読み取りと同時に、書面
類がオリジナルであるか否かが識別するので、受信端末
側はこの書面類がオリジナルであるか否かを迅速かつ正
確に知ることができ、不正にシステムが使用されること
を防ぐことができる。
は、識別手段により書面類がオリジナルなものではない
と識別されたとき、読み取り手段による読み取り情報を
受信端末に送信しないものであってもよい。
は、書面類の読み取りを行うための読み取り手段の読み
取り部にこの書面類を押圧する押圧手段を備え、この押
圧手段により書面類を読みとり部に押圧している間に、
読み取り手段により読み取りと識別手段によりオリジナ
ル識別を行うものであってもよい。
形態を図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は本実施形態による端末装置を
用いた通信教育システムの処理系を示すブロック図であ
る。通信教育システム1(通信システム)は、端末側の
受講生の自宅や塾等に置かれた端末装置2(読み取り情
報通信端末)と、センタ側の教育機関に置かれたホスト
装置3(受信端末)とから成るものであり、これら端末
装置2とホスト装置3との間で電話回線等を介したオン
ライン又は無線回線により、解答情報や採点結果情報等
の送受信を行うものである。
(以下、CPUと記す)には、受講票、回答用紙、質問
用紙等の書面類(文書、帳票を含む)に記録された文
字、記号、模様、図等を読み取るイメージセンサを備え
たスキャナ11(読み取り手段)、書面類が教育機関が
発行したオリジナルなものであるか否かを識別し、この
オリジナル識別結果を出力する識別センサ12(識別手
段)、端末装置2の制御プログラム等を格納するROM
13、スキャナ11による読み取りデータや識別センサ
12によるオリジナル識別結果等を格納するRAM14
が接続されている。さらに、CPU10には、採点結果
が記録された採点票(カード)を発行するカード発行機
15、ホスト装置3から送られてきた質問に対する回答
をプリントアウトするプリンタ16、採点結果等を表示
する表示機能と入力操作面として操作機能とを兼ね備え
たタッチパネル17、ホスト装置3との間で各種データ
の送受信を行うための通信処理回路18(送信手段)が
接続されている。なお、ここでいうオリジナルなものと
は、正規の書面類、すなわち、カラーコピー等したもの
ではない、正規に発行された受講票(身分証明書)など
の原本をいう。また、オリジナル識別とは、正規の書面
類を識別センサ12でセンシングした時の出力結果と
(基準出力)、検出対象書面を同様に識別センサ12で
センシングした時の出力結果とを比較して、一致するか
否か(比較による差異が許容値内にあるか否か)を識別
することをいう。
きた各種データを処理するホストコンピュータ20を備
えており、このホストコンピュータ20には、受講者名
やテストの採点結果等を入力するための受講者データ入
力装置21、模擬テストの解答データを入力するための
模擬テスト解答データ入力装置22、端末装置2から送
られてきたデータが受講票、回答用紙、質問用紙のいず
れのものであるかを識別するための条件照合回路23が
接続されている。また、ホストコンピュータ20には、
簡易な質問に対して返答を行う質問返答システム24、
質問用紙に書かれた質問を出力回路25を介して出力す
るプリンタ26、端末装置2との間で各種データの送受
信を行うための通信処理回路27(受信手段)、受信し
た読み取りデータや識別結果等を表示する表示部28
(報知手段)が接続されている。なお、ホストコンピュ
ータ20の採点部20aは模擬テスト解答データ入力装
置22からの入力データに基づいて、マークシートに記
録された解答等の採点を行うものである。
ついて、図2のフローチャートを参照して説明する。受
講生により端末装置2の読み取り部に受講票がセットさ
れると、スキャナ11は受講票に記録された受講番号や
受講者名を読み取り、また、識別センサ12は受講票が
オリジナルであるか否か識別し(S1)、通信処理回路
18は読み取りデータと識別結果を教育機関に置かれた
ホスト装置3に送信する。ホスト装置3では、受信した
読み取りデータとオリジナル識別結果に基づいて受講生
を確認し(S11)、オリジナル識別結果がOKであれ
ば、端末装置2は、スキャナ11により回答用紙の読み
取りを行い、この読み取りデータをホスト装置3に送信
し(S2)、採点待ち状態となる(S3)。ホスト装置
3では、端末装置2から送られてきた解答内容を確認す
ると、ホスト装置3は確認信号を端末装置2に送信し
(S12)、採点を行う(S13)。ここで、マークシ
ート等に記入された部分は、ホストコンピュータ20の
採点部20aにより採点が行われる。採点結果は端末装
置2に送信される(S14)。採点結果が出た場合には
(S4でYES)、タッチパネル17に採点結果が表示
され(S5)、採点票が採点票発行機15から発行され
る(S6)。また、ホスト装置3において、全ての受講
生の採点結果が集計され、平均点等や順位が算出される
と、これらの情報は、端末装置2側に送られ、採点票が
発行され(S6)、動作を終了する。また、採点に時間
がかかる等の理由で採点結果が出されなかった場合には
(S4でNO)、端末装置2は動作を終了する。
行われる受講票のオリジナル識別動作等について図3及
び図4のフローチャートを参照して説明する。端末装置
2は、まず読み取り用紙が何であるかの選択動作に入り
(S20)、ユーザによって受講票が選択されると(S
21でYES)、タッチパネル17により受講票のセッ
ト位置を案内表示する(S22)。この案内表示に従っ
て受講票がセットされ、確認キーが押し下げられると
(S23)、スキャナ11により受講票の画像をスキャ
ンし(S24)、受講票に記録された受講番号や受講者
名を読み取り、この画像を切り出す(S25)。同時的
に、並行して識別センサ12によるセンシングを行い
(S26)、演算処理を行い、この受講票がオリジナル
なものであるか否かを識別する(S27)。切り出され
た画像が正常であり、しかも、受講票がオリジナルであ
ると識別された場合には(S28でYES)、スキャナ
11による画像データと識別センサ12による識別結果
をホスト装置3に送信し(S29)、指示待ち状態とな
る(S30)。なお、S20の読み取り用紙選択動作に
おいて、受講票が選択されなかった場合には(S21で
NO)、タッチパネル17により回答用紙又は質問用紙
の読み取り領域のセット位置を案内表示し(S32)、
スキャナ11により回答用紙と質問用紙の画像をスキャ
ンし(S24)、画像を切り出す(S25)。受講票の
読み取りと回答用紙等の読み取りとは、同時的ではな
く、時系列的に行うものであっても構わない。スキャナ
11により読み取られた画像が正常でなかったり、識別
センサ12により受講票がオリジナルではないと識別さ
れた場合には(S28でNO)、識別センサ12からの
出力の演算結果を無効とし(S34)、再読み取りを案
内する(S33)。
ル識別結果の受信待ち状態となっており(S41)、そ
の状態からデータを受信すると、受信したデータに文字
データとオリジナル識別結果が含まれていることを確認
し(S42,S43,S44)、画像データとこの画像
データから認識された受講番号や受講者名といった文
字、及びオリジナル識別結果を表示部28に表示出力す
る(S44)。教育機関の係員は、誤認識データの有無
を確認し、誤認識データがあれば修正を行う(S4
5)。次に、受講票の適否判断がなされ、識別センサ1
2により受講票がオリジナルではないと識別されていた
り、受講番号や受講者名等が適正ではなく、本人と確認
できない場合には、再度の受講票の読み取り動作が必要
であるという指示を端末装置に送信し(S46,S47
でYES)、受信待ち状態に戻る(S41)。端末装置
2はホスト装置3からの指示を受けて、再確認が必要で
ある旨を画面に表示案内し(S31でYES,S3
5)、受講者本人を確認するための操作を再操作させ
る。一方、識別センサ12により受講票がオリジナルで
あると識別され、受講番号や受講者名等が適正であると
判断された場合には、その旨の信号が端末装置2に送信
され、端末装置2は読み取り用紙の再確認を行わずに
(S31でNO)、上記の読み取りと識別処理を終了
し、採点結果待ちに移行する。
ナルなものであるか否かを識別する識別センサ12を備
えることにより、受講票がオリジナルなものであるか否
かを迅速かつ正確に知ることができるので、複写等によ
り作成された不正な受講票が使用されるといったことを
防ぐことが可能となる。また、受講票等がオリジナルな
ものではないと識別されると、スキャナ11により読み
取られた読み取りデータを教育機関側のホスト装置3に
送信しないように構成されたものであってもよく、この
場合には、教育機関側が画像データを処理する必要がな
くなると共に、回線をその都度接続する必要がないの
で、接続操作の手間やコストを削減することができる。
み取り部の構成について、図5乃至図7を参照して説明
する。図5は端末装置2の原稿台31の外観図、図6は
この原稿台31の上面図、図7はこの原稿台31に書面
類を押圧する押圧ホルダ32を説明するための断面図で
ある。端末装置2の前面パネルには、受講票41(図6
参照)や回答用紙等の書面類の読み取りを行う原稿台3
1(読み取り部)が設けられている。受講票41など
は、文字等が記載されている表面を原稿台31上にふせ
てセットされる。原稿台31の表面は、ユーザがその表
面を直接触れることにより所望の情報を入力することが
できると共に、操作方法や案内等を表示するタッチパネ
ル17となっている。また、端末装置2内部には、原稿
台31に設置された受講票41等を下方より読み取るス
キャナ11(図7参照)が設けられている。また、原稿
台31の近傍には、受講票41や回答用紙を原稿台31
に押圧する押圧ホルダ32(押圧手段)が設けられてい
る。この押圧ホルダ32は2本の支持棒33により支持
されており、これら支持棒33の一端は押圧ホルダ32
に、他端は台座部34に連結され、これらの連結部は連
結軸35a,35bを中心として、回動自在な構成とな
っている。押圧ホルダ32の筐体32a内には受講票4
1等がオリジナルなものであるか否かを受講票41の裏
面側から読み取って識別する識別センサ12が収納され
ている。また、押圧ホルダ32を台座部34上に収納し
た時に、識別センサ12に対向する部位には、白色セラ
ミックのような拡散部材から成る基準媒体36が埋設さ
れている。また、押圧ホルダ32の上面には、ユーザが
押圧ホルダ32を移動させる時に掴むための凹部37が
設けられている。
ると、タッチパネル17は選択された書面類に対応する
セット位置を案内表示する。例えば、回答用紙や質問用
紙が選択された場合には、領域42をセット位置として
表示案内する。ユーザはこの表示案内に従って、書面類
を原稿台31にセットし、押圧ホルダ32を押し下げて
書面類を原稿台31に押圧する。これにより、書面類を
安定に原稿台31に押圧し、書面類とスキャナ11との
距離を一定に保つことができるので、安定して画像デー
タを得ることができる。また、書面類と識別センサ12
との距離も一定に保たれるので、安定してオリジナル識
別を行うことができる。また、スキャナ11による受講
票の表面側の読み取りと、識別センサ12での受講票の
裏面側検知によるオリジナル識別を略同時に行うため、
正確な読み取り及びオリジナル識別が可能となると共
に、それらの時間短縮、機構の簡略化を図ることができ
る。また、スキャナ11による読み取りは、書面類のバ
ラツキや、スキャナ11周辺のメカ的なバラツキ、いた
ずら等といった各種要因の変動に対して非常に敏感であ
り、このような要因変動があると、安定した画像データ
を得ることができない。従って、スキャナ11の画像デ
ータの読み取り状態から書面類を安定して検出できたか
否かを判別することができる。このため、スキャナ11
による読み取りと、識別センサ12によるオリジナル識
別を同時に行い、スキャナ11による画像データの読み
取り状態が安定した時に、オリジナル識別結果を受け入
れるような構成にすることで、より一層正確にオリジナ
ル識別を行うことができる。
に基準媒体36をセンシングし、この基準媒体36に対
する出力(以下、基準媒体出力と記す)と、書面類に対
する出力(書面出力と記す)とを利用してオリジナル識
別を行うような構成となっている。具体的には、(書面
出力/基準媒体出力)や(書面出力−基準媒体出力)の
演算値を予め設定されたしきい値と比較することによ
り、この書面類がオリジナルなものであるか否かを識別
する。これにより、温度変化等により投受光出力や信号
出力が変動し、識別センサ12が誤検出を起こすことを
防ぐことができ、微妙な検出が可能となる。また、識別
センサ12の出力値を基準媒体出力と比較することで、
押圧ホルダ32の状態(押圧ホルダが台座部34上にあ
るか否か)を知ることができる。さらに、センサに組み
込まれた発光ダイオード(以下、LEDと記す)の出力
を知ることができるので、センサの寿命を診断すること
が可能となる。
図8を参照して説明する。この例による識別センサ12
は、受講票等の書面類の光沢度を識別することにより、
この書面類がオリジナルなものであるか否かを識別する
光沢センサである。光沢センサ51(識別センサ12に
相当)は、赤外LED52から偏光フィルタ53を介し
て入射面に垂直な偏光成分(S偏光成分)を持った光を
書面類54(受講票41に相当)に照射し、この書面類
54において反射された光を、可視光カットフィルタを
介して偏光ビームスプリッタ(PBS)56により、S
偏光成分の光と、P偏光成分の光に分離し、夫々の偏光
成分の光を第1及び第2の受光素子55a,55bによ
り受光するものである。偏光ビームスプリッタ56によ
る反射光(S偏光成分)は、第1の受光素子55aによ
り受光され、偏光ビームスプリッタ56による透過光
(P偏光成分)は第2の受光素子55bにより受光され
る。
の偏光状態が保たれ、書面類54からの反射光はS偏光
の光となる。このため、反射光は第1の受光素子55a
によってのみ受光される。一方、書面類54の表面が紙
等から成る場合には、紙表面の凹凸のため、反射光は多
重反射し、偏光方向が乱れ、反射光はS,P両偏光成分
が混ざったものとなる。このため、反射光は両受光素子
55a,55bによって受光される。このように、書面
類54の表面状態により、第1及び第2の受光素子55
a,55bの受光量が変化するので、例えば、第1の受
光素子55aの出力をS、第2の受光素子55bの出力
をPとすると、S/Pや、(S−P)/(S+P)の演
算を行うことにより、書面類54の光沢度を検出するこ
とができ、この光沢度の検出結果に基づいて、オリジナ
ル識別を行うことが可能となる。また、この光沢センサ
51により、受講票に貼った顔写真の有無や受講票の印
刷状態、受講票のラミネートの有無を識別することがで
き、この識別結果に基づいてオリジナル識別を行うこと
ができる。
検知する色センサであってもよい。色センサとは、例え
ば、赤、緑、青の3原色の光を時分割に書面類に向けて
投光し、それぞれのタイミングにおける書面類からの反
射光強度より、書面類の色の検出を行うものや、白色光
を書面類に向けて投光し、書面類からの反射光に含まれ
る赤、青、緑の3原色の光成分をそれぞれ抽出すること
により、書面類の色を検出するものである。この色セン
サにより、受講票等の色を検出し、この検出色がオリジ
ナルなものの色と同色であるか否かを識別することで、
オリジナル識別を行うことができる。
を判別する材料判別センサであってもよい。この材料判
別センサにより、受講票等の材料や、受講票に貼った写
真の材料がオリジナルなものと同じものであるか否かな
どを判別することで、オリジナル識別を行うことができ
る。
は、識別センサ12は押圧ホルダ32に収納されていた
が、識別センサ12がスキャナ11と同じように、端末
装置2の本体内に組み込まれているものであってもよ
い。以下、その場合の実施形態を図9乃至図11を参照
して説明する。図9はスキャナ11の外観図、図10は
このスキャナ11の側断面図、図11はこのスキャナ1
1の要部の斜視図であり、本実施形態においては、識別
センサ12は、スキャナ11を構成するイメージセンサ
60の側部に備えられている。イメージセンサ60は支
持板63に取り付けられ、この支持板63の一端は案内
板64に係合され、他端は不図示の支持部材に固定され
ているガイドバー65に摺動自在に支持され、この支持
板63はモータ66の動力が伝達されるギヤ67,68
間に架けられたベルト69に係合されている。これによ
り、イメージセンサ60及び識別センサ12はスライド
移動自在とされている。また、スキャナ11の上方には
タッチパネル17が、下方にはディスプレイ70が設け
られている。
識別センサ12がスキャン方向(矢印方向)に移動され
ることにより、読み取り動作がなされ、書面類がオリジ
ナルなものであるか否かを識別することができる。
ことなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施
形態では、通信教育システムにおいて、受講票や回答用
紙のオリジナル識別を行うものについて示したが、身分
証明書等の審査を行い、無人で現金を貸す手続きをする
無人契約システム、及び、この無人契約システムに用い
られる無人契約機(無人契約端末)に本発明の通信シス
テム及び端末装置を適用することも可能である。この場
合には、受講者が契約者(お金を借りる人)、受講票が
身分証明書、回答用紙が契約書、採点票カードがキャッ
シュカードにそれぞれ当てはまる。また、上記実施形態
では、スキャナ11により書面類の読み取りを行うもの
について示したが、ビデオカメラ、電子カメラ、パター
ンマッチング装置等の2次元画像読み取り装置により書
面類の読み取りを行い、画像データを得るものであって
もよい。また、マークシートからデータを読み取るもの
や、書面類に印刷された磁気インク文字を読み取るもの
であってもよい。また、上記実施形態では、受講票に対
してオリジナル識別を行うものについて示したが、回答
用紙や質問用紙に特定の印が付されており、この印を検
出することにより、オリジナル識別を行うものであって
もよい。また、回答用紙や質問用紙の色を検出し、この
色に基づいて、オリジナル識別を行うものであってもよ
い。さらに、受講票等に施されたホログラムを検出する
ものであってもよい。
記録された文字等を読み取ると同時に、この書面類がオ
リジナルなものであるか否かを識別するようにしている
ので、通信端末からの情報を受け取る側は、この書面類
がオリジナルであるか否かを迅速かつ正確に知ることが
でき、不正な書面類が使用されることを防ぐことができ
る。
のではないと識別されたとき、読み取った情報を送信し
ないようにしているので、この通信端末からの情報を受
け取る側は、この情報を処理する必要がない。
ための読み取り部に書面類を押圧している間に、読み取
りとオリジナル識別を行うようにしているので、書面類
と読み取り部の距離を一定に保つことができ、読み取り
不良や誤識別の発生を抑え、安定した読み取りとオリジ
ナル識別を行うことができる。
で読み取った書面類に記録された文字や記号と、識別手
段で識別したオリジナル識別結果を受信端末へ送信し、
受信端末側の報知手段にオリジナル識別結果が報知され
るようにしているので、この書面類がオリジナルなもの
であるか否かを受信端末側で迅速かつ正確に検知するこ
とができ、不正な書面類が使用されることを防ぐことが
できる。
ムを構成する端末装置とホスト装置の処理系を示すブロ
ック図である。
ャートである。
リジナルなものであるか否かを識別する識別動作を示す
フローチャートである。
オリジナルなものであるか否かを識別する識別動作を示
すフローチャートである。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 書面類に記録された文字や記号を読み取
り、この読み取った情報を外部装置に送信する端末装置
であって、 書面類に記録された文字等を読み取ると同時に、この書
面類がオリジナルなものであるか否かを識別することを
特徴とする読み取り情報通信端末。 - 【請求項2】 書面類がオリジナルなものではないと識
別されたとき、読み取った情報を送信しないことを特徴
とする請求項1に記載の読み取り情報通信端末。 - 【請求項3】 前記書面類の読み取りを行うための読み
取り部に該書面類を押圧している間に、読み取りとオリ
ジナル識別を行うことを特徴とする請求項1又は請求項
2に記載の読み取り情報通信端末。 - 【請求項4】 書面類に記録された文字や記号を読み取
り、この読み取った情報を送信する通信端末と、この通
信端末から送信された情報を受信し、この情報を処理す
る受信端末からなる通信システムであって、 前記通信端末は、書面類に記録された文字や記号を読み
取る読み取り手段と、この書面類がオリジナルなもので
あるか否かを識別する識別手段と、前記読み取り手段に
より読み取られた読み取り情報と前記識別手段による識
別結果を送信する送信手段とを備え、 前記受信端末は、前記送信手段により送信された読み取
り情報と識別結果を受信する受信手段と、この識別結果
を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする通信シ
ステム。 - 【請求項5】 前記通信端末は、前記識別手段により書
面類がオリジナルなものではないと識別されたとき、前
記読み取り手段による読み取り情報を前記受信端末に送
信しないものであることを特徴とする請求項4に記載の
通信システム。 - 【請求項6】 前記通信端末は、書面類の読み取りを行
うための読み取り手段の読み取り部に該書面類を押圧す
る押圧手段を備え、この押圧手段により書面類を読みと
り部に押圧している間に、前記読み取り手段により読み
取りと前記識別手段によりオリジナル識別を行うことを
特徴とする請求項4又は請求項5に記載の通信システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16309997A JP3350723B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 読み取り情報通信端末及びそれを用いた通信システム |
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JP5933357B2 (ja) | 2012-06-13 | 2016-06-08 | 株式会社Pfu | オーバーヘッド型画像読取装置 |
-
1997
- 1997-06-19 JP JP16309997A patent/JP3350723B2/ja not_active Expired - Lifetime
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