JP2010219965A - 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 読取対象物に届く光の量の低下をともなわずにハレーション現象の発生を防止することが可能な画像読取装置、及びそれを備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 所定の読取領域毎に読取対象物を読取って、画像データを入力する画像読取装置であって、第1の方向及び第2の方向から前記読取対象物に光を照射する光照射手段と、前記第1の方向から照射された光の反射光である第1の反射光、及び前記第2の方向から照射された光の反射光である第2の反射光を読取って、前記反射光毎に第1の画像及び第2の画像を生成する画像生成手段と、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較し、前記第1の画像に存在する異常画像領域を検知する異常画像検知手段と、前記第1の画像と、前記異常画像領域に対応する前記第2画像の領域との合成を行う画像合成手段と、を有することを要件とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 所定の読取領域毎に読取対象物を読取って、画像データを入力する画像読取装置であって、第1の方向及び第2の方向から前記読取対象物に光を照射する光照射手段と、前記第1の方向から照射された光の反射光である第1の反射光、及び前記第2の方向から照射された光の反射光である第2の反射光を読取って、前記反射光毎に第1の画像及び第2の画像を生成する画像生成手段と、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較し、前記第1の画像に存在する異常画像領域を検知する異常画像検知手段と、前記第1の画像と、前記異常画像領域に対応する前記第2画像の領域との合成を行う画像合成手段と、を有することを要件とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、読取対象物に光を照射して画像を読取る画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
近年、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に用いられる画像読取装置において、発光素子としてLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を採用した照明装置を有するものが多くなりつつある。このような照明装置は、例えば複数のLEDを所定の配列とし読取対象物に照射する構成とされているが、このような構成では特定の画像読取対象を照明した場合にハレーション現象が生じる場合がある。ここでハレーション現象とは、照明装置が、書籍等の特定の読取対象物を照射して読取画像を得る際に、読取画像上に間欠的に周辺とは異なる部分が現われる現象である。
ハレーション現象の発生を防止するために、例えば、透明体上に載置された読取対象物を、透明体を介して照射する発光素子を備え、発光素子から発した光のうち、異常な画像部分の発生要因となる一部の光を、透明体によって反射させた構成とするか、遮光部材を設けて所定の部分に到達させない構成とするか、のいずれかの構成にし、かつ、少なくとも、透明体によって全面反射された光を、透明体を透過して読取対象物に向かわせるように反射する反射部材を設けた照明装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、ハレーション現象の発生を防止するために、不要な光が読取対象物に届かないようにするか、又は、入射しないようにしているため、読取対象物に届く光の量が低下するという問題があった。
上記の点に鑑みて、読取対象物に届く光の量の低下をともなわずにハレーション現象の発生を防止することが可能な画像読取装置、及びそれを備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
本画像読取装置は、所定の読取領域毎に読取対象物を読取って、画像データを入力する画像読取装置であって、第1の方向及び第2の方向から前記読取対象物に光を照射する光照射手段と、前記第1の方向から照射された光の反射光である第1の反射光、及び前記第2の方向から照射された光の反射光である第2の反射光を読取って、前記反射光毎に第1の画像及び第2の画像を生成する画像生成手段と、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較し、前記第1の画像に存在する異常画像領域を検知する異常画像検知手段と、前記第1の画像と、前記異常画像領域に対応する前記第2画像の領域との合成を行う画像合成手段と、を有することを要件とする。
開示の技術によれば、読取対象物に届く光の量の低下をともなわずにハレーション現象の発生を防止することが可能な画像読取装置、及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、実施の形態の説明を行う。
〈第1の実施の形態〉
[第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の構造]
始めに、第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の構造について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の構造を簡略化して模式的に例示する図である。図1を参照するに、画像読取装置10は、スキャナ筐体20と、コンタクトガラス30と、第1走行体40と、第2走行体50と、結像レンズ60と、受光素子70と、画像読取部80とを有する。図1において、Xは主走査方向を、Yは副走査方向を示している。
[第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の構造]
始めに、第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の構造について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の構造を簡略化して模式的に例示する図である。図1を参照するに、画像読取装置10は、スキャナ筐体20と、コンタクトガラス30と、第1走行体40と、第2走行体50と、結像レンズ60と、受光素子70と、画像読取部80とを有する。図1において、Xは主走査方向を、Yは副走査方向を示している。
コンタクトガラス30は、スキャナ筐体20の開口部に設けられており、原稿等の読取対象物を載置する機能を有する。コンタクトガラス30は、第1走行体40から出射された光を透過する材料により構成されている透明体である。コンタクトガラス30の例えば左端部には、後述するシェーディング補正やAGC(オートゲインコントロール)に使用する白色基準板(図示せず)が設けられている。白色基準板(図示せず)は、画像読取装置10の白レベルの基準となるものである。
第1走行体40は、駆動機構(図示せず)によって、副走査方向であるY方向に走行可能に構成されている。第1走行体40は、光源ユニット41と、第1ミラー42とを有する。光源ユニット41は、コンタクトガラス30上に載置された読取対象物の読取対象面に対して、その下方位置から光を読取ライン毎に照射する光照射手段としての機能を有する。第1ミラー42は、光源ユニット41からコンタクトガラス30上に載置された読取対象物の読取対象面に照射された光の反射光を、第2走行体50の方向に反射する機能を有する。第1ミラー42としては、例えば表面が金属膜等でコーティングされた反射鏡等を用いることができる。
図2は、第1の実施の形態に係る光源ユニットの構成を例示する図である。図2において、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図2では、コンタクトガラス30上に読取対象物である書籍100が載置されている。図2を参照するに、光源ユニット41は、光源41aと、反射部材41b及び41cとを有する。光源ユニット41は、主走査方向であるX方向に平行な読取ライン単位で光を照射する。
光源41aは、矢印Aの方向に移動可能に構成されている。すなわち、光源41aは、反射部材41bのみに光を出射可能な第1の位置と、反射部材41cのみに光を出射可能な第2の位置との何れかに位置しており、適宜位置を変えることができる。光源41aから反射部材41b及び41cに同時に光が出射されることはない。
第1の位置において光源41aから反射部材41bに対して出射された光は、反射部材41bで反射されて第1の方向から読取対象物である書籍100に照射される。又、第2の位置において光源41aから反射部材41cに対して出射された光は、反射部材41cで反射されて第2の方向から読取対象物である書籍100に照射される。すなわち、光源ユニット41において、光源41aの位置を変えることによって、異なる2方向(第1の方向及び第2の方向)から読取対象物(例えば書籍100等)に読取ライン単位で光を照射することができる。光源41aとしては、例えばLEDやレーザ等を用いることができる。反射部材41b及び41cとしては、例えば表面が金属膜等でコーティングされた反射鏡等を用いることができる。
図1に戻って、第2走行体50は、駆動機構(図示せず)によって、副走査方向であるY方向に走行可能に構成されている。第2走行体50は、第2ミラー51と、第3ミラー52とを有する。第2ミラー51は、第1ミラー42からの反射光を、第3ミラー52の方向に反射する機能を有する。第3ミラー52は、第2ミラー51からの反射光を、結像レンズ60の方向に反射する機能を有する。第2ミラー51及び第3ミラー52としては、例えば表面が金属膜等でコーティングされた反射鏡等を用いることができる。
結像レンズ60は、第3ミラー52からの反射光を、各ミラー同士の相対位置の変化や、受光素子70に固有な焦点距離に応じて調整し、受光素子70に結像するために適宜変位する機能を有する。結像レンズ60としては、例えば平凸レンズや両凸レンズ等を用いることができる。
受光素子70は、結像レンズ60により結像された、主走査方向であるX方向に平行な読取ラインを一様に照射した光の反射光を電気信号に変換する機能を有する。すなわち、受光素子70は、読取ライン毎に読取対象物の画像データを読み取る機能を有する。受光素子70としては、例えばCCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、CIS(Contact Image Sensor)等を用いることができる。
画像読取部80は、受光素子70を駆動する駆動手段、受光素子70の出力する電気信号を処理する信号処理手段、シェーディング補正を行うシェーディング補正手段、CPU(中央算出装置)、記憶手段(メモリ)等を有する。信号処理手段は、例えば、受光素子70の出力する電気信号に、ノイズを低減するCDS(相関2重サンプリング)、信号を正規化するAGC(オートゲインコントロール)、アナログ−ディジタル変換(AD変換)、ディジタル信号処理(色空間変換、輪郭強調補正、ガンマ補正処理等)等の信号処理を施し画像を生成する機能等を有する。
このように、受光素子70と画像読取部80とは、本実施の形態における画像生成手段の代表的な一例を構成している。又、後述する異常画像の有無の判定や色レベルの補正、画像の合成等は、画像読取部80の信号処理手段、CPU(中央算出装置)、記憶手段(メモリ)等により実現することができる。すなわち、画像読取部80は、本実施の形態における異常画像検知手段、色レベル補正手段、及び画像合成手段の代表的な一例を構成している。以上が、第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の構造である。
[第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の動作]
続いて、第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の動作について説明する。画像読取装置10において、コンタクトガラス30上には、原稿等の読取対象物が載置される。コンタクトガラス30上に載置された読取対象物を読取る場合、まず、第1走行体40中の光源ユニット41を発光させる。光源ユニット41から出射される光は、主走査方向であるX方向に平行な読取ラインを一様に照射する。そして、読取対象物の読取対象面に照射された光の反射光を第1ミラー42、第2ミラー51、及び第3ミラー52で順次反射し、結像レンズ60により受光素子70に結像する。そして、画像読取部80において、所定の処理が施される。
続いて、第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の動作について説明する。画像読取装置10において、コンタクトガラス30上には、原稿等の読取対象物が載置される。コンタクトガラス30上に載置された読取対象物を読取る場合、まず、第1走行体40中の光源ユニット41を発光させる。光源ユニット41から出射される光は、主走査方向であるX方向に平行な読取ラインを一様に照射する。そして、読取対象物の読取対象面に照射された光の反射光を第1ミラー42、第2ミラー51、及び第3ミラー52で順次反射し、結像レンズ60により受光素子70に結像する。そして、画像読取部80において、所定の処理が施される。
続いて、第1走行体40及び第2走行体50を副走査方向であるY方向に走行(移動)させ、読取対象物の読取対象面の有する情報を読取ライン毎に読取る。第1走行体40と第2走行体50とは、駆動機構(図示せず)によって連係して走行(移動)する。すなわち、第1走行体40が走行すると第2走行体50はそれに連係して同一方向に走行する。その結果、読取対象物の読取対象面から受光素子70に至る光路の長さは所定値に維持される。
このように、第1走行体40及び第2走行体50は、読取対象物の読取対象面の有する情報を読取ライン毎に読取りながら、副走査方向であるY方向に走行(移動)することにより、読取対象物の読取対象面の有する情報を全て読取ることができる。なお、コンタクトガラス30のガラス面のほぼ全範囲が走査対象となる。
続いて、図3及び図4を参照しながら、画像読取装置10の動作について、更に詳しく説明する。図3は、第1の実施の形態に係る画像読取装置の動作に関するブロック図の例である。図4は、第1の実施の形態に係る画像読取装置の動作に関するフローチャートの例である。以下に説明する動作は、画像読取部80の信号処理手段や、CPU(中央算出装置)や、記憶手段(メモリ)等により実現することができる。
始めに、図3に示すようにコンタクトガラス30上に読取対象物である書籍100等を載置する。次いで、光源ユニット41の光源41aを点灯させる。次いで、図4に示すステップ100において、光源ユニット41の光源41aを、反射部材41bのみに光を照射可能な第1の位置に移動させる(S100)。次いで、ステップ101において、読取対象物である書籍100からの反射光を受光素子70で読取る(S101)。次いで、ステップ102において、受光素子70は、読取った反射光に応じた画像データを生成し、生成した画像データを画像データAとして、メモリ等の記憶手段90(図3参照)に入力する(S102)。
次いで、ステップ103において、光源ユニット41の光源41aを、反射部材41cのみに光を照射可能な第2の位置に移動させる(S103)。次いで、ステップ104において、読取対象物である書籍100からの反射光を受光素子70で読取る(S104)。次いで、ステップ105において、受光素子70で生成された画像データを画像データBとして、メモリ等の記憶手段90(図3参照)に入力する(S105)。以上ステップ100〜105により、読取対象物である書籍100を2方向から読取り、画像データA及びBの2つの画像データが採取された。
次いで、ステップ106において、画像データA及びBを副走査方向に相対比較する(S106)。ここでは、一例として、シェーディング補正を行った画像データで比較を行う。なお、シェーディング補正とは、受光素子70の感度のバラツキや光学系の周辺減光による信号の歪み等を黒レベル基準データ及び白レベル基準データに基づいて補正することである。黒レベル基準データとは、遮光した状態(光源41aを消灯した状態)における受光素子70の画像データ(黒一色の画像データ)であり、白レベル基準データとは、白色基準板を読取ることにより得られたデータである。
式(数1)は、画像データAにおけるシューディング補正式の例である。画像データBにおけるシューディング補正式も同様である。
次いで、ステップ107において、2画像において異常画像が発生しているか否かを所定の読取領域毎に判定する(S107)。ここでは、一例として、シェーディング補正後の画像データA及びBが、式(数2)の何れをも満たしているか否かにより判定する。なお、読取領域は、読取ライン毎であってもよいし、複数の読取ラインを読取範囲としてもよい。
図5は、異常画像の例を示す図である。図5(a)は、所定の領域におけるシェーディング補正後の画像データAを示している。図5(b)は、図5(a)と同様の領域におけるシェーディング補正後の画像データBを示している。図5(c)は、図5(a)と図5(b)の差分を示している。図5(a)及び図5(c)において、丸で囲まれた部分は予め定めた閾値を超えているため(すなわち、式(数2)の何れをも満たしているため)、シェーディング補正後の画像データAの異常画像領域(ハレーション発生箇所)であると判定される。このように、判別式である式(数2)により、異常画像が発生しているか否かを判定することができる。
図4に戻り、ステップ107において異常画像が発生していると判定した場合(Yesの場合)には、ステップ108に移行し、2つの画像を合成する(S108)。
図6を参照しながら、ステップ108で行う画像の合成について説明する。図6は、2つの画像を合成する例を示す図である。図6において、画像Aはシェーディング補正後の画像データAに対応する画像であり、画像Bはシェーディング補正後の画像データBに対応する画像であり、画像A2は画像Aと画像Bとを合成した画像である。(a1、a2)は副走査方向(Y方向)における領域raの端の座標を示しており、(b1、b2)は副走査方向における領域rbの端の座標を示している。
領域raは、シェーディング補正後の画像データAにおいて、ステップ107で異常画像が発生していると判定された領域の副走査方向前後2n−4ドット分を含めた領域である。なお、前後2n−4ドットという値は特にこの値に限定されず、異常画像が発生していると判定された領域を包含する範囲であればよく、異常画像が発生していると判定された領域の副走査方向前後の領域を適宜定めることができる。
領域rbは、シェーディング補正後の画像データBの領域raに対応する領域である。図6において、画像Bの領域rbを補正して領域ra2とし、画像Aに合成する。これにより、異常画像が発生していない画像A2が得られる。
図7を参照しながら、画像Bの領域rbを補正して領域ra2とするための具体的な方法について説明する。図7は、図5の一部を拡大した図である。図7において、(a1、a2)は副走査方向(Y方向)における領域raの端の座標を示しており、(b1、b2)は副走査方向における領域rbの端の座標を示している。領域raと領域rbとは対応する領域なので、(a1、a2)≒(b1、b2)である。
式(数3)を用いて補正することにより、座標(b1、b2)の色レベルを座標(a1、a2)の色レベルと一致させることができる。
このように、画像Bの領域rbを式(数3)に基づいてra2に補正する。そして、画像Aのraを削除し、削除した部分にra2を合成する。つまり、画像Aを、異なる方向から読取った画像Bにより補完することで、画像Aにおける異常画像を軽減させる。なお補完の際に境界部の色レベルを一致させているため、画像A2においては、元の画像と、置き換えた画像(ra2)との境界部(a1、a2)における色レベルの連続性が向上し、境界部を見分け難くすることができる(境界部が目立たなくなる)。
図4に戻り、ステップ107において異常画像が発生していないと判定した場合(Noの場合)、又は、ステップ108の処理が終了した場合には、ステップ109に移行する。ステップ109において、主走査方向の全領域に対して異常画像の有無の判定及び補正が実行されたか否かを判定する(S109)。ステップ109において主走査方向の全領域に対して異常画像の有無の判定及び補正が実行されたと判定した場合(Yesの場合)には、全ての処理は終了する。ステップ109において主走査方向の全領域に対して異常画像の有無の判定及び補正が実行されていないと判定した場合(Noの場合)には、ステップ106に移行し前述の処理を繰り返す。以上が、第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略の動作である。
このように、第1の実施の形態に係る画像読取装置によれば、1つの光源と2つの反射部材とを用いて、読取対象物に対して2方向から順次光を照射することにより、異常画像の発生する位置が異なる2つの画像を取得する。そして、取得した一方の画像における異常画像の発生している部分を削除し、削除した部分に取得した他方の画像における異常画像の発生していない部分(削除した部分に対応する画像)を合成する。その結果、書籍等の特定の読取対象物に対しても、読取対象物に届く光の量の低下をともなわずにハレーション現象の発生を防止することができる。
又、取得した一方の画像と他方の画像とを合成する際に、他方の画像の色レベルを補正してから一方の画像と合成する。その結果、合成後の画像において、元の画像と置き換えた画像との境界部における色レベルの連続性が向上し、境界部を見分け難くすることができる。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、第1の実施の形態で用いた光源ユニット41に代えて、光源ユニット45を用いる例を示す。光源ユニット45以外については、第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態で用いた光源ユニット41に代えて、光源ユニット45を用いる例を示す。光源ユニット45以外については、第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
図8は、第2の実施の形態に係る光源ユニットの構成を例示する図である。図8において、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図8を参照するに、光源ユニット45は、光源45aと、反射部材45b及び45cと、遮光部材45d及び45eとを有する。光源45aは固定されている。反射部材45b及び45cは、第1の実施の形態における反射部材41b及び41cと同様な機能を有する。
遮光部材45d及び45eは、矢印Bの方向に移動可能に構成されている。すなわち、遮光部材45d又は45eは、光源45aから反射部材45b及び45cに対して出射され、反射部材45cで反射された反射光を遮り、反射部材45bで反射された反射光を第1の方向から読取対象物である書籍100の読取ラインに照射できる第3の位置と、反射部材45bで反射された反射光を遮り、反射部材45cで反射された反射光を第2の方向から読取対象物である書籍100の読取ラインに照射できる第4の位置と、を移動可能に構成されている。
光源45aから反射部材45b及び45cに照射された光は、反射部材45b及び45cで反射されて読取対象物である書籍100の方向に進む。しかし、反射部材45b及び45cで反射された光の一方は、必ず遮光部材45d又は45eに遮光されるため、反射部材45b及び45cで反射された光の一方のみが読取対象物である書籍100に照射される。反射部材45b及び45cで反射された光の両方が同時に読取対象物である書籍100に照射されることはない。すなわち、光源ユニット45において、遮光部材45d又は45eの位置を変えることによって、異なる2方向(第1の方向及び第2の方向)から読取対象物(例えば書籍100等)の同一の読取ラインに光を照射することができる。
光源45aとしては、例えばLEDやレーザ等を用いることができる。反射部材45b及び45cとしては、例えば表面が金属膜等でコーティングされた反射鏡等を用いることができる。遮光部材45d及び45eとしては、例えば光を透過しない材料で構成された板状部材等を用いることができる。
このように、第2の実施の形態に係る画像読取装置によれば、1つの光源と2つの反射部材と2つの遮光部材を用いて、読取対象物に対して2方向から順次光を照射することにより、異常画像の発生する位置が異なる2つの画像を取得する。そして、取得した一方の画像における異常画像の発生している部分を削除し、削除した部分に取得した他方の画像における異常画像の発生していない部分(削除した部分に対応する画像)を合成する。その結果、書籍等の特定の読取対象物に対しても、読取対象物に届く光の量の低下をともなわずにハレーション現象の発生を防止することができる。
又、取得した一方の画像と他方の画像とを合成する際に、他方の画像の色レベルを補正してから一方の画像と合成する。その結果、合成後の画像において、元の画像と置き換えた画像との境界部における色レベルの連続性が向上し、境界部を見分け難くすることができる。
〈第3の実施の形態〉
第3の実施の形態では、第1の実施の形態で用いた光源ユニット41に代えて、光源ユニット46を用いる例を示す。光源ユニット46以外については、第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態で用いた光源ユニット41に代えて、光源ユニット46を用いる例を示す。光源ユニット46以外については、第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
図9は、第3の実施の形態に係る光源ユニットの構成を例示する図である。図9において、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図9を参照するに、光源ユニット46は、光源46aを有する。
光源46aは、矢印Cの方向に移動可能に構成されている。すなわち、光源46a自身が所定の位置に移動することにより、反射部材や遮光部材等を用いることなく読取対象物に対して第1の方向及び第2の方向から順次光を照射することができる。光源46aとしては、例えばLEDやレーザ等を用いることができる。このように、光源ユニット46は、第1の方向及び第2の方向から読取対象物(例えば書籍100等)に光を照射することができる。なお、光源46aは、第1の方向及び第2の方向を含む複数の方向から読取対象物(例えば書籍100等)に光を照射しても構わない。
このように、第3の実施の形態に係る画像読取装置によれば、所定の位置に移動可能な1つの光源を用いて、読取対象物に対して2方向から順次光を照射することにより、異常画像の発生する位置が異なる2つの画像を取得する。そして、取得した一方の画像における異常画像の発生している部分を削除し、削除した部分に取得した他方の画像における異常画像の発生していない部分(削除した部分に対応する画像)を合成する。その結果、書籍等の特定の読取対象物に対しても、読取対象物に届く光の量の低下をともなわずにハレーション現象の発生を防止することができる。
又、取得した一方の画像と他方の画像とを合成する際に、他方の画像の色レベルを補正してから一方の画像と合成する。その結果、合成後の画像において、元の画像と置き換えた画像との境界部における色レベルの連続性が向上し、境界部を見分け難くすることができる。
〈第4の実施の形態〉
第4の実施の形態では、第1の実施の形態で用いた光源ユニット41に代えて、光源ユニット47を用いる例を示す。光源ユニット47以外については、第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
第4の実施の形態では、第1の実施の形態で用いた光源ユニット41に代えて、光源ユニット47を用いる例を示す。光源ユニット47以外については、第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
図10は、第4の実施の形態に係る光源ユニットの構成を例示する図である。図10において、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図10を参照するに、光源ユニット47は、光源47a及び47bを有する。
光源47aは第1の方向から読取対象物に対して光を照射できる位置に、光源47bは第2の方向から読取対象物に対して光を照射できる位置に固定されている。すなわち、光源47a及び47bを順次発光させることにより、反射部材や遮光部材等を用いることなく読取対象物に対して2つの方向から順次光を照射することができる。光源47a及び47bとしては、例えばLEDやレーザ等を用いることができる。このように、光源ユニット47は、2つの方向から読取対象物(例えば書籍100等)に光を照射することができる。なお、光源は3個以上設けても構わない。
このように、第4の実施の形態に係る画像読取装置によれば2つの光源を用いて、読取対象物に対して2つの方向から順次光を照射することにより、異常画像の発生する位置が異なる2つの画像を取得する。そして、取得した一方の画像における異常画像の発生している部分を削除し、削除した部分に取得した他方の画像における異常画像の発生していない部分(削除した部分に対応する画像)を合成する。その結果、書籍等の特定の読取対象物に対しても、読取対象物に届く光の量の低下をともなわずにハレーション現象の発生を防止することができる。
又、取得した一方の画像と他方の画像とを合成する際に、他方の画像の色レベルを補正してから一方の画像と合成する。その結果、合成後の画像において、元の画像と置き換えた画像との境界部における色レベルの連続性が向上し、境界部を見分け難くすることができる。
〈第5の実施の形態〉
第5の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なる方法で2つの画像を合成する例を示す。第5の実施の形態に係る画像読取装置及び光源ユニットの構造は、第1の実施の形態の図1及び図2と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
第5の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なる方法で2つの画像を合成する例を示す。第5の実施の形態に係る画像読取装置及び光源ユニットの構造は、第1の実施の形態の図1及び図2と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる部分を中心に説明をする。
図11は、第5の実施の形態に係る画像読取装置の動作に関するフローチャートの例である。図11において、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。以下に説明する動作は、画像読取部80の信号処理手段や、CPU(中央算出装置)や、記憶手段(メモリ)等により実現することができる。
始めに、ステップ100〜106を実行する(S100〜S106)。ステップ100〜106については、図4に示すフローチャートにおいて説明した通りである。
次いで、ステップ207において、相対比較した画像データA及びBに差があるか否かを判定する(S207)。画像データA及びBに差があるか否かは、例えば、画像データAと画像データBの差の絶対値「|画像データA−画像データB|」を算出し、算出した「|画像データA−画像データB|」が予め定めた所定の閾値を超えているか否かにより判定することができる。
ステップ207において画像データA及びBに差があると判定した場合(Yesの場合)には、ステップ208に移行し、画像データAに対応する画像Aが画像データBに対応する画像Bよりも薄いか否かを判定する(S208)。ステップ208において、画像Aの方が画像Bよりも薄いと判定した場合(Yesの場合)には、ステップ209に移行し、2つの画像を合成する(S209)。ステップ207で画像データA及びBに差があると判定され、更にステップ208で画像Aの方が画像Bよりも薄いと判定された領域では、ハレーションが発生していると考えられる。
図12を参照しながら、ステップ209で行う画像の合成について説明する。図12は、2つの画像を合成する他の例を示す図である。図12において、画像Aは画像データAに対応する画像であり、画像Bは画像データBに対応する画像であり、画像A3は画像Aと画像Bとを合成した画像である。
領域raは、画像データAにおいて、ステップ207で画像データA及びBに差があると判定され、更にステップ208で画像Aの方が画像Bよりも薄いと判定された領域(ハレーション発生箇所)である。領域rbは、画像データBの領域raに対応する領域(ハレーションは発生していない)である。図12において、画像Aのraを削除し、削除した部分に画像Bのrbを合成する。これにより、ハレーションが発生していない画像A3が得られる。
図12に戻り、ステップ207において画像データA及びBに差がないと判定した場合(Noの場合)、ステップ208において画像Aの方が画像Bよりも濃いと判定した場合(Noの場合)、又は、ステップ209の処理が終了した場合には、全ての処理は終了する。
なお、画像の合成は、シューディング補正前の画像データを用いても、シューディング補正後の画像データを用いても構わない。
このように、第5の実施の形態に係る画像読取装置によれば、1つの光源と2つの反射部材とを用いて、読取対象物に対して2方向から順次光を照射することにより、異常画像(ハレーション)の発生する位置が異なる2つの画像を取得する。そして、取得した一方の画像における異常画像の発生している部分を削除し、削除した部分に取得した他方の画像における異常画像の発生していない部分(削除した部分に対応する画像)を合成する。その結果、書籍等の特定の読取対象物に対しても、読取対象物に届く光の量の低下をともなわずにハレーション現象の発生を防止することができる。
〈第6の実施の形態〉
第6の実施の形態では、第1の実施の形態に係る画像読取装置10を備えた画像形成装置の例を示す。第6の実施の形態で例示する画像形成装置は、読取対象物の読取対象面から画像を読取り、読み取った画像に所定のディジタル処理を施して複写画像を形成し、形成した複写画像を各種の記録媒体(用紙等)に定着するディジタル複写機である。
第6の実施の形態では、第1の実施の形態に係る画像読取装置10を備えた画像形成装置の例を示す。第6の実施の形態で例示する画像形成装置は、読取対象物の読取対象面から画像を読取り、読み取った画像に所定のディジタル処理を施して複写画像を形成し、形成した複写画像を各種の記録媒体(用紙等)に定着するディジタル複写機である。
図13は、第6の実施の形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の概略の構造を簡略化して模式的に例示する図である。図13を参照するに、画像形成装置200は、画像読取装置10と、画像形成装置本体210と、給紙装置220と、原稿読取装置230と、表示部240と、操作入力部250とを有する。画像形成装置本体210は、排紙トレイ211を有する。
画像形成装置本体210は、読取対象物から取得した画像情報に基づいて所定の画像形成処理を行う機能を有する。給紙装置220は、画像形成装置本体210を載置し、画像形成装置本体210に記録用シート・OHPフィルム等の記録媒体を1枚ずつ供給する機能を有する。原稿読取装置230は、画像形成装置本体210上に配置されており、読取対象物から画像を読取り、ディジタル化した画像情報にして画像形成装置本体210に送出する機能を有する。
表示部240及び操作入力部250は、原稿読取装置230に延在された部分に配置されている。表示部240は例えば液晶ディスプレイ等であり、画像形成装置200に関する各種の情報を表示し、使用者に通知する機能を有する。操作入力部250は、スタートボタンや各種の入力ボタン等を有し、使用者等が入力ボタン操作等によって画像形成装置200に各種の設定を入力して指示できるように構成されている。操作入力部250に、使用者が前述の画像合成を行うか否かを指示できる入力ボタンを設けてもよい。これにより、使用者が操作入力部250から画像合成を指示した場合のみ、画像合成を実行することができる。
排紙トレイ211は、複写画像が定着され排出された記録媒体を載置するとともに、適宜の枚数の記録媒体を積層して収納する機能を有する。
画像形成装置200は、図示しない読取対象物保持機構を有する。読取対象物保持機構は、画像読取装置10のコンタクトガラス30をカバーする閉止位置と、コンタクトガラス30から離れて開放した開放位置とを任意に選択可能に開閉するように構成されている。読取対象物保持機構は、コンタクトガラス30上に載置された読取対象物を、コンタクトガラス30に押し付けて位置決め保持する機能を有する。
すなわち、読取対象物は、読取対象となる文字や図像などの画像が記された読取対象面を下向きにしてコンタクトガラス30に載置され、読取対象物保持機構によってコンタクトガラス30に押し付けて位置決め保持される。その結果、コンタクトガラス30に読取対象面が平坦に押し広げられて、読取対象面の画像を歪むことなく、適正かつ正確に読み取ることができる。
読取対象物保持機構は、読取対象物を位置決め保持しているか否かを検知する検知手段を有する。検知手段としては、例えばタッチスイッチや光センサ等を用いることができる。又、検知手段が読取対象物保持機構が読取対象物を位置決め保持していないことを検知した状態(読取対象物保持機構が開放位置にある状態)で、読取対象物の読み取りが開始された場合には、自動的に(使用者が入力しなくても)画像合成を実行するようにしても構わない。例えば、読取対象物が図2に示すような書籍100である場合に、読取対象物保持機構を閉止位置にある状態にすることはできない。このような場合に読み取りが開始されると、自動的に(使用者が入力しなくても)画像合成を実行するため、ハレーション現象の発生を防止することができる。
画像読取装置10は、原稿読取装置230の一部を構成している。画像読取装置10の詳細については、第1の実施の形態で説明したとおりである。画像形成装置200において、画像読取装置10が第1の実施の形態で説明したように動作することによって、読取対象物の読取りや画像合成を行うことができる。
このように、第6の実施の形態に係る画像形成装置によれば、第1の実施の形態に係る画像読取装置を搭載することにより、1つの光源と2つの反射部材とを用いて、読取対象物に対して2方向から順次光を照射することにより、異常画像の発生する位置が異なる2つの画像を取得する。そして、取得した一方の画像における異常画像の発生している部分を削除し、削除した部分に取得した他方の画像における異常画像の発生していない部分(削除した部分に対応する画像)を合成する。その結果、書籍等の特定の読取対象物に対しても、読取対象物に届く光の量の低下をともなわずにハレーション現象の発生を防止することができる。
又、取得した一方の画像と他方の画像とを合成する際に、他方の画像の色レベルを補正してから一方の画像と合成する。その結果、合成後の画像において、元の画像と置き換えた画像との境界部における色レベルの連続性が向上し、境界部を見分け難くすることができる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、画像読取装置10において採用可能な光学系の構成としては、縮小光学系か等倍光学系に制約されることなく、適宜、これらの何れかを選択することができる。
又、第5の実施の形態において、第2〜第4の実施の形態において説明した光源ユニット45〜47を用いることも可能である。その場合にも第5の実施の形態と同様の効果を奏する。
又、第6の実施の形態において、第2〜第4の実施の形態において説明した光源ユニット45〜47を用いることも可能である。その場合にも第6の実施の形態と同様の効果を奏する。又、第6の実施の形態において、第5の実施の形態と同様の処理を実行しても構わない。
又、各実施の形態において、光源は、主走査方向であるX方向に平行な読取ラインに沿って複数個設けても構わない。
又、第6の実施の形態において、画像読取装置10を備えた画像形成装置としてディジタル複写機を例示したが、画像読取装置10を備えた画像形成装置の他の例としては、ファクシミリやプリンタ、複写機、ファクシミリ、プリンタのいくつかを組み合わせた複合機等を挙げることができる。
10 画像読取装置
20 スキャナ筐体
30 コンタクトガラス
40 第1走行体
41、45,46,47 光源ユニット
41a,45a,46a,47a,47b 光源
41b,41c 反射部材
42 第1ミラー
45d,45e 遮光部材
50 第2走行体
51 第2ミラー
52 第3ミラー
60 結像レンズ
70 受光素子
80 画像読取部
90 記憶手段
91 画像合成手段
100 書籍
200 画像形成装置
210 画像形成装置本体
220 給紙装置
230 原稿読取装置
240 表示部
250 操作入力部
20 スキャナ筐体
30 コンタクトガラス
40 第1走行体
41、45,46,47 光源ユニット
41a,45a,46a,47a,47b 光源
41b,41c 反射部材
42 第1ミラー
45d,45e 遮光部材
50 第2走行体
51 第2ミラー
52 第3ミラー
60 結像レンズ
70 受光素子
80 画像読取部
90 記憶手段
91 画像合成手段
100 書籍
200 画像形成装置
210 画像形成装置本体
220 給紙装置
230 原稿読取装置
240 表示部
250 操作入力部
Claims (10)
- 所定の読取領域毎に読取対象物を読取って、画像データを入力する画像読取装置であって、
第1の方向及び第2の方向から前記読取対象物に光を照射する光照射手段と、
前記第1の方向から照射された光の反射光である第1の反射光、及び前記第2の方向から照射された光の反射光である第2の反射光を読取って、前記反射光毎に第1の画像及び第2の画像を生成する画像生成手段と、
前記第1の画像と前記第2の画像とを比較し、前記第1の画像に存在する異常画像領域を検知する異常画像検知手段と、
前記第1の画像と、前記異常画像領域に対応する前記第2画像の領域との合成を行う画像合成手段と、を有する画像読取装置。 - 前記第2の画像の色レベルを補正する色レベル補正手段を有し、
前記異常画像検知手段は、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較し、前記第1の画像に存在する異常画像と判別された読取範囲を包含する所定の領域を検知し、
前記画像合成手段は、前記第1の画像と、前記色レベル補正手段により色レベルが変更された前記所定の領域との合成を行う請求項1記載の画像読取装置。 - 前記光照射手段は、光を出射する光源と、前記光源から出射された前記光を反射する第1の反射部材及び第2の反射部材と、を有し、
前記光源は、前記第1の反射部材に対して光を出射できる第1の位置と、前記第2の反射部材に対して光を出射できる第2の位置とを移動可能に構成されており、
前記第1の位置において前記光源から前記第1の反射部材に対して出射された光は、前記第1の反射部材で反射されることにより前記第1の方向から前記読取対象物に照射され、
前記第2の位置において前記光源から前記第2の反射部材に対して出射された光は、前記第2の反射部材で反射されることにより前記第2の方向から前記読取対象物に照射される請求項1又は2記載の画像読取装置。 - 前記光照射手段は、光を出射する光源と、前記光源から出射された前記光を反射する第1の反射部材及び第2の反射部材と、前記第1の反射部材及び前記第2の反射部材で反射された前記光を遮る第1の遮光部材及び第2の遮光部材と、を有し、
前記第1の遮光部材及び前記第2の遮光部材は、前記光源から前記第1の反射部材及び前記第2の反射部材に対して出射され、前記第2の反射部材で反射された第2の反射光を遮り、前記第1の反射部材で反射された第1の反射光を前記第1の方向から前記読取ラインに照射できる第3の位置と、前記第1の反射部材で反射された第1の反射光を遮り、前記第2の反射部材で反射された第2の反射光を前記第2の方向から前記読取ラインに照射できる第4の位置と、を移動可能に構成されている請求項1又は2記載の画像読取装置。 - 前記光照射手段は、光を出射する光源を有し、
前記光源は、前記第1の方向及び前記第2の方向を含む複数の方向から前記読取ラインに光を照射できる位置に移動可能に構成されている請求項1又は2記載の画像読取装置。 - 前記光照射手段は、前記第1の方向及び前記第2の方向を含む複数の方向から前記読取ラインに光を照射する複数の光源を有する請求項1又は2記載の画像読取装置。
- 前記光照射手段は、往路において、前記第1の方向又は前記第2の方向の一方から前記読取対象物に光を照射して、前記画像生成手段は、前記第1の画像又は前記第2の画像の一方を生成し、
前記光照射手段は、復路において、前記第1の方向又は前記第2の方向の他方から前記読取対象物に光を照射して、前記画像生成手段は、前記第1の画像又は前記第2の画像の他方を生成する請求項1乃至6の何れか一項記載の画像読取装置。 - 前請求項1乃至7の何れか一項記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。
- 使用者が所定の指示を入力するための操作入力部を有し、
前記操作入力部を通じて入力された指示に応じて、前記画像合成を実行する請求項8記載の画像形成装置。 - 前記読取対象物を位置決め保持する読取対象物保持手段と、
前記読取対象物保持手段が前記読取対象物を位置決め保持しているか否かを検知する検知手段と、を有し、
前記検知手段が、前記読取対象物保持手段が前記読取対象物を位置決め保持していないことを検知した状態で前記読取対象物の読取りが開始された場合には、画像合成を実行する請求項8又は9記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009065298A JP2010219965A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009065298A Pending JP2010219965A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置 |
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JP (1) | JP2010219965A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012151743A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Ricoh Co Ltd | 原稿読取装置、および画像形成装置 |
US10063744B2 (en) | 2015-10-19 | 2018-08-28 | Ricoh Company, Ltd | Image reading device, image forming apparatus, and shading data processing method |
-
2009
- 2009-03-17 JP JP2009065298A patent/JP2010219965A/ja active Pending
Cited By (2)
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JP2012151743A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Ricoh Co Ltd | 原稿読取装置、および画像形成装置 |
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