JP5970413B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置に関する。
従来より、原稿画像を読取る画像読取装置として、原稿画像に光を照射する光源と、原稿画像からの反射光を読取って光電変換するCCDセンサと、該CCDセンサから出力されるアナログ電気信号を基に、原稿画像のデジタル画像データを生成するデータ生成手段と、を備えたものが知られている。
この種の画像読取装置では、原稿画像に例えば鏡面反射部が存在すると、該鏡面反射部からCCDセンサの撮像素子に入射する反射光の光量が過大になる。そして、この過大な光量の反射光が入射した撮像素子からは過大な振幅のアナログ電気信号が出力される。このため、データ生成手段にて生成される画像データの当該撮像素子に対応する画素の画素値が上限値に達してしまう。延いては、画像データを用紙に印刷した際に画像の一部が白抜けした画像不良を引き起こすという問題がある。
これに対して、特許文献1に示す画像読取装置では、互いに照明方向の異なる複数の照明手段を備えていて、画像読取手段により読取った原稿画像の画像データが鏡面反射に起因した異常画像領域(異常画像データ)を含む場合には、現在使用している照明手段を他の照明手段に切替えることで、原稿画像の照明方向を切替えるように構成されている。そして、上記画像読取装置は、照明方向の切換え前に取得した原稿画像の画像データを、照明方向の切替え後に取得した原稿画像の画像データにより補うように構成されている。
特開平11−120284号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す画像読取装置では、互いに照明方向が異なる複数の照明手段を必要とするため、一方向のみから照明を行う場合に比べてコストが高くなるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、装置全体のコストを抑制しながら、読取った原稿画像の画像データに反射光の光量が過大になることに起因した異常画像データが含まれるのを防止することにある。
本発明に係る画像読取装置は、原稿画像に光を照射する光源と、該原稿画像を光学的に読取って光電変換する画像読取手段と、画像読取手段にて光電変換された電気信号を基に上記原稿画像の画像データを生成するデータ生成手段と、を備えている。
そして、上記光源の光量を第1光量に制御しつつ上記画像読取手段により上記原稿画像を読取らせることにより、上記データ生成手段によって生成される該原稿画像の画像データを第1画像データとして取得する第1制御手段を備え上記第1画像データは、主走査方向に並ぶ複数の画素からなるラインを副走査方向に複数個配列してなり、上記第1画像データの各ラインのそれぞれが、上記原稿画像からの光の反射量が所定閾値を上回ることに起因した異常画像データであるか否かを判定する判定手段と、上記第1画像データのうち上記判定手段が上記異常画像データであると判定した異常ラインの位置を記憶しておく記憶手段と、上記第1画像データが上記異常画像データを含む場合に、上記光源の光量を第1光量よりも小さい第2光量に制御し、上記原稿画像のうち上記記憶手段に記憶された上記異常ラインの位置に対応する部分の画像のみ上記画像読取手段により再度読取らせることにより、上記データ生成手段によって生成される当該部分の画像データを第2画像データとして取得する第2制御手段と、上記第1画像データと上記第2画像データとを合成する合成手段と、をさらに備え、上記画像読取手段は、複数の光電変換素子からなる撮像部を有し、上記撮像部は、上記原稿画像からの反射光が入射する有効撮像領域と、上記原稿画像からの反射光の入射が遮断された光学的黒領域と、を含み、上記第1画像データの各ラインは、上記撮像部の有効撮像領域内の光電変換素子に対応する有効画素と、上記光学的黒領域内の光電変換素子に対応する光学的黒画素とを含み、上記判定手段は、上記第1画像データの各ラインの上記光学的黒画素の画素値に基づいて、該各ラインが上記異常画像データであるか否かを判定するように構成されている
これによれば、先ず、第1制御手段により上記光源の光量が第1光量に制御される。そしてこの状態で、第1制御手段が画像読取手段により原稿画像の読取りを実行させることで、データ生成手段にて当該原稿画像の画像データが生成される。第1制御手段は、該生成された画像データを第1画像データとして取得する。
ここで、原稿画像に光を反射し易い高反射部(例えば鏡面反射部)が存在すると、この高反射部から画像読取手段に入射する反射光の光量が所定閾値を上回る場合がある。この場合、画像読取手段にて光電変換された電気信号の大きさも過大になる。この結果、データ生成手段にて生成される原稿画像の画像データに異常画像データ(例えば、原稿画像とは無関係に画素値が上限値に達する領域)が含まれて、延いては画像の白抜けが生じるという問題がある。
これに対して、本発明では、上記判定手段により上記第1画像データに原稿画像からの反射光の光量が所定閾値を上回ることに起因した異常画像データが含まれると判定された場合には、第2制御手段により上記光源の光量が第1光量よりも小さい第2光量に低減(制御)される。この結果、原稿画像の高反射部における光の反射が抑制される。そしてこの状態で、第2制御手段が上記画像読取手段により原稿画像における上記異常画像データに対応する部分の画像を読取らせる。これによりデータ生成手段にて当該部分の画像データが生成される。第2制御手段は、該生成された画像データを第2画像データとして取得する。この第2画像データは、原稿画像の高反射部における光の反射を抑制した上で(光源の光量を第2光量に低下させた上で)画像読取手段により読取った画像を基にしているので、異常画像データを含まない正常な画像データとなる。そうして生成された第2画像データは合成手段により上記第1画像データに合成される。
尚、本明細書において、所定閾値とは、例えば画像の白抜けを生じさせない反射光の光量範囲の上限値とされる。
このように、第1画像データの異常画像データを光源の光量を第2光量に低下させた後に取得した第2画像データにより置換することで、異常画像データを含まない原稿画像の画像データを得ることができる。
また、本発明では、上述の如く、光源の光量を第1光量と第2光量とで切替える構成を採用したので、原稿画像の照明方向を切替える構成を採用した場合に比べて、光源の数を減らしてコストを低減することができる。
また、原稿画像に高反射部が存在する場合に、光源の光量を第1光量から第2光量に低下させた後、画像読取手段により原稿画像全体を再度読取らせることも考えられるが、この場合、光源の光量が低下している分、原稿画像における高反射部以外の部分の画像データの画素値(輝度値)が必要以上に低下する。これに対して、本発明では、第2制御手段により光源の光量を第2光量に低下させた後は、画像読取手段により原稿画像の高反射部(異常画像データに対応する部分)の画像のみを読取らせるようにして、原稿画像の高反射部以外の画像については、光源の光量が第2光量に低下する前に取得した第1画像データを充てるようにしたので、かかる問題を回避することができる。
また上記構成によれば、第1画像データが上記異常画像データを含むか否かを精度良く判定することができる。
すなわち、上記撮像部の光学的黒領域内の光電変換素子から出力される電気信号の大きさは、通常、原稿画像からの反射光とは無関係に略一定になる。しかし、例えば、原稿画像に高反射部が存在すると、該高反射部で反射した過大な光量の反射光が上記有効撮像領域内の光電変換素子に入射されて、その影響が光学的黒領域内の光電変換素子にまで及ぶ。この結果、データ生成手段により生成される画像データの光学的黒画素(上記撮像部の光学的黒領域内の光電変換素子に対応する画素)の画素値が、原稿画像に高反射部が存在しない場合に比べて大きく変化する。上記構成においては、このことに着目して、上記第1画像データにおける上記光学的黒画素の画素値に基づいて、上記第1画像データが上記異常画像データを含んでいるか否かを判定するようにした。これにより、第1画像データに上記異常画像データが含まれるか否かを判定する際に、単なる原稿画像の白色部分の画像データと上記異常画像データとを区別して、当該判定を精度良く行うことができる。尚、本明細書において、画像データの画素の画素値とは、画像の濃淡(明暗)に関連する値であって輝度値ともいう。
上記画像読取装置は、上記第1制御手段により上記光源の光量が第1光量に制御された状態で上記画像読取手段により白基準板の画像を読取らせることにより、上記データ生成手段にて生成される画像データを第1基準データとして取得する第1基準データ取得手段と、上記データ生成手段による上記第1画像データの生成に際して、上記第1基準データに基づくシェーディング補正処理を実行する第1補正手段と、上記第2制御手段により上記光源の光量が第2光量に制御された状態で上記画像読取手段により上記白基準板の画像を読取らせることにより、上記データ生成手段にて生成される画像データを第2基準データとして取得する第2基準データ取得手段と、上記データ生成手段による上記第2画像データの生成に際して、上記第2基準データに基づくシェーディング補正処理を実行する第2補正手段と、をさらに備えていることが好ましい。
これによれば、第1制御手段により光源の光量が第1光量に制御された状態で、第1基準データ取得手段によりシェーディング補正用の第1基準データが取得される。そして、上記データ生成手段による第1画像データの生成に際しては、上記第1補正手段により上記第1基準データに基づくシェーディング補正処理が実行される。また、第2制御手段により光源の光量が第2光量に制御された状態で、第2基準データ取得手段によりシェーディング補正用の第2基準データが取得される。そして、上記データ生成手段による第2画像データの生成に際しては、上記第2補正手段により上記第2基準データに基づくシェーディング補正処理が実行される。
これにより、第1画像データと第2画像データとの双方の濃度基準を、光源の光量に拘わらず上記白基準板の白色基準に一致させることができる。したがって、上記合成手段により第1画像データと第2画像データとを合成した際に、両画像データの境界部において各画素の濃度(画素値)が不連続に(不自然に)変化するのを防止することができる。
本発明の画像読取装置によれば、装置全体のコストを抑制しながら、読取った原稿画像の画像データに反射光の光量が過大になることに起因した異常画像データが含まれるのを防止することができる。
実施形態における画像読取装置を示す概略図である。 CCDセンサの撮像部を示す概略の平面図である。 制御部の概略構成を示すブロック図である。 メイン制御部における画像読取制御処理の前半部を示すフローチャートである。 メイン制御部における画像読取制御処理の後半部を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1は、実施形態における画像読取装置としての複合機Xを示している。この複合機Xは、画像読取部1、ADF2、画像形成部3、制御部4,及び操作表示部(図示省略)などを備えている。
複合機Xは、画像読取部1で読み取られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて用紙に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置としても機能する。
上記画像形成部3は、給紙カセット30、感光体ドラム31、帯電装置32、現像装置33、トナーコンテナ34、転写ローラー35、除電装置36、定着ローラー37、加圧ローラー38、及び排紙トレイ39などを備えている。
そして、画像形成部3では、上記給紙カセット30から供給される用紙に以下の手順で画像が形成される。具体的には、先ず帯電装置32によって上記感光体ドラム31が所定の電位に一様に帯電される。次に、不図示のレーザースキャナーユニット(LSU)により上記感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に静電潜像が形成される。そして、上記感光体ドラム31上の静電潜像は上記現像装置33によってトナー像として現像される。尚、現像装置33には、上記トナーコンテナ34からトナーが補給される。続いて、上記感光体ドラム31に形成されたトナー像は上記転写ローラー35によって用紙に転写される。その後、用紙に転写されたトナー像は、その用紙が上記定着ローラー37及び上記加圧ローラー38の間を通過する際に上記定着ローラー37で加熱されて溶融定着する。尚、上記感光体ドラム31の電位は上記除電装置36で除電される。
上記画像読取部1は、コンタクトガラス11、読取ユニット12、ミラー13,14、光学レンズ15,及びCCDセンサ16を備えている。
上記コンタクトガラス11は、上記画像読取部1の上面に設けられていて、上記複合機Xの画像読取対象となる原稿Pが載置される透明な原稿台である。そして、上記画像読取部1は、上記制御部4によって制御されることにより、上記コンタクトガラス11上に載置された上記原稿Pの画像(原稿画像)を読取る。
上記読取ユニット12は、LED光源121及びミラー122を有している。読取ユニット12は、ステッピングモーター等の駆動モーターを用いた不図示の駆動機構によって図1における左右方向(副走査方向)へ移動可能に構成されている。そして、上記駆動モーターにより上記読取ユニット12が副走査方向に移動されると、上記LED光源121から上記コンタクトガラス11に照射される光が副走査方向に走査される。
上記LED光源121は、図1における奥行き方向(主操作方向)に並ぶ多数の白色LEDを備えていて、上記コンタクトガラス11上の読取位置12Aにある上記原稿Pに向けて主走査方向1ライン分(以下、単に1ライン分という)の白色光を照射する。上記読取位置12Aは、上記読取ユニット12の副走査方向への移動に伴って副走査方向に移動する。
上記ミラー122は、上記LED光源121から上記読取位置12Aにある上記原稿Pに光を照射したときの反射光を上記ミラー13に向けて反射させる。そして、上記ミラー122で反射した光は、上記ミラー13,14によって上記光学レンズ15に導かれる。上記光学レンズ15は、入射した光を集光して上記CCDセンサ16に入射させる。
図2に示すように、上記CCDセンサ16は、物理的に独立した1チップで構成された所謂一次元のイメージセンサである。CCDセンサ16は、主走査方向のライン状に配列された複数の光電変換素子(撮像素子)51を有する撮像部50を有している。撮像部50は、原稿画像からの反射光が入射する有効撮像領域50aと、原稿画像からの反射光の入射が不図示の遮光板により遮断された光学的黒領域50bとから構成されている。各光電変換素子51は、受光した光量に応じた電荷を蓄積して該蓄積した電荷に応じたアナログ電気(電圧)信号を出力する。そして、CCDセンサ16は、撮像部50に入射する1ライン分の反射光を上記複数の光電変換素子51で光電変換することにより、1ライン分のアナログ画像データを出力する。つまり、1ライン分のアナログ画像データは、当該複数の光電変換素子51のそれぞれから出力されるアナログ電気信号により構成されている。上記CCDセンサ16から出力されたアナログ画像データは上記制御部4に入力される。
ここで、上記撮像部50の光学的黒領域50bは上述の如く遮光板により遮光されているため、上記光学的黒領域50b内の各光電変換素子53から出力されるアナログ電気信号の振幅は、通常、原稿画像からの反射光とは無関係に所定値以下(略一定)になる。ただし、上記撮像部50の有効撮像領域50aに過大な光量の反射光が入射した場合にはその影響が光学的黒領域50bにまで及ぶので、光学的黒領域50b内の光電変換素子53から出力されるアナログ電気信号の振幅は上記所定値を上回ることとなる。
上記ADF2は、原稿セット部21、複数の搬送ローラー22、原稿押さえ23、及び排紙部24などを備えた自動原稿送り装置である。また、上記ADF2は、上記原稿台1に対して開閉可能になっていて、上記原稿台11のカバーを兼ねている。
上記ADF2は、各搬送ローラー22をそれぞれ不図示のモーターで駆動させることにより、上記原稿セット部21にセットされた原稿Pを上記コンタクトガラス11上の上記読取位置12Aを通過させて上記排紙部24まで搬送させる。この際、上記画像読取部1によって上記読取位置12Aを通過する原稿Pの画像が読取られる。
上記原稿押さえ23は、上記コンタクトガラス11上の読取位置12Aの上方において原稿Pが通過できる間隔を隔てた位置に設けられている。上記原稿押さえ23は、主走査方向に長尺状をなしており、その下面(コンタクトガラス11側の面)には白基準板23aが貼り付けられている。この白基準板23aは、後述するシェーディング補正用の基準データの作成に使用される。
次に、図3を参照しながら、上記制御部4の概略構成を説明する。上記制御部4は、カップリングコンデンサ41、AFE42、ASIC43、SDRAM44,LEDドライバー45、及びメイン制御部46を備えている。尚、制御部4全体が集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されていてもよい。
上記カップリングコンデンサ41は、上記CCDセンサ16から入力されるアナログ画像データより直流成分を除去して交流成分のみを抽出する。上記CCDセンサ1からカップリングコンデンサ41に入力されるアナログ画像データには、例えば10V程度の直流成分と2V程度の交流成分とが含まれており、該カップリングコンデンサ41では、上記直流成分が除去された2V程度の交流成分のみを抽出して出力する。
上記AFE42は、CDS421、AGC422、ADC423、DSP424、及びタイミング制御回路425などの電子回路を備えるアナログフロントエンド回路である。
上記CDS421は、上記CCDセンサ16から入力されるアナログ電圧信号について、相関二重サンプリング法などに基づくノイズ除去処理を実行する。具体的には、上記CDS421は、タイミング制御回路425から入力されるクランプ信号に従ってアナログ電圧信号をクランプするクランプ回路で構成される。
上記タイミング制御回路425は、CCDセンサ16及び制御部4の各電子回路の動作クロック信号を出力する発信器を備えている。上記タイミング制御回路425は、この動作クロック信号に基づいてビット周期又はライン周期でクランプ信号をCDS421に入力する。CDS421は、タイミング制御回路425からビット(画素)周期でクランプ信号が入力されている場合には、上記アナログ画像データをビット周期でクランプするビットクランプを実行する。また、CDS421は、上記タイミング制御回路425からライン周期でクランプ信号が入力されている場合には、上記アナログ画像データをライン周期でクランプするラインクランプを実行する。上記タイミング制御回路425から上記CDS421に入力される上記クランプ信号の周期の初期値はライン周期であり、したがって、CDS421では通常、ラインクランプが実行される。ラインクランプは、ビットクランプよりも省電力化及び画像データの読取り速度の向上を図ることができて好適である。CDS421でノイズが除去されたアナログ画像データは、上記AGC422に入力される。
上記AGC422は、上記CDS421から入力されたアナログ画像データを予め設定された増幅率(ゲイン)に従って増幅させるゲインコントロールアンプである。上記AGC422による増幅後のアナログ画像データは上記ADC423に入力される。
上記ADC423は、上記AGC422から入力された上記アナログ画像データをデジタル画像データに変換するアナログデジタルコンバーターである。ADC423では、変換したデジタル画像データをDSP424に入力する。
DSP424は、上記ADC423から入力されたRGB形式の上記デジタル画像データをCMYK形式の画像データに変換する信号変換処理を実行する。上記DSP424で信号処理が施された後のデジタル画像データは、ASIC43に入力される。
上記ASIC43は、上記DSP424から入力された上記画像データに対してガンマ補正、スクリーン処理、及びシェーディング補正処理などの各種の画像処理を施す信号処理プロセッサーである。ASIC43で画像処理が施された後の上記デジタル画像データはSDRAM44に入力される。
上記ASIC43におけるシェーディング補正処理は、上記CCDセンサ16の複数の光電変換素子51間の受光感度のバラツキを補償するための周知の補正処理である。具体的には、上記ASIC43は、CCDセンサ16により原稿画像の読取りを実行した際、ADC423よりASIC43に入力される原稿画像のデジタル画像データに対して、基準データを基にシェーディング補正処理を実行する。
上記シェーディング補正用の基準データは、メイン制御部46によって、CCDセンサ16による原稿画像の読取り前に予め作成(取得)されてRAM463に記憶されている。具体的には、メイン制御部46は、基準データを作成する際には、先ず、読取ユニット12を白基準板23aの直下に移動させた後、CCDセンサ16により白基準板23aの画像の読取りを実行させることにより、該CCDセンサ16より出力される白基準板23aのアナログ画像データをADC423によりデジタル画像に変換して基準データとして取得する。本実施形態では、メイン制御部46は、後述するように、第1基準データと第2基準データとの2種類の基準データを取得する。
上記SDRAM44は、上記デジタル画像データが記憶される画像メモリーとして用いられる記憶手段である。上記SDRAM44に対するデータの書き込みは不図示のDMAC(ダイレクトメモリーアクセスコントローラー)等によって制御される。尚、上記SDRAM44に代えてハードディスクなどの記憶手段を使用することもできる。
上記LEDドライバー45は、上記LED光源121に供給される駆動電力の電流値を制御することにより、上記LED光源121から照射される光の量(光量)を制御する。具体的には、LEDドライバー45は、メイン制御部46から入力される制御信号に基づいて上記LED光源121の光量を制御する。
上記メイン制御部46は、CPU461、ROM462、及びRAM463などを有するマイクロコンピュータで構成されている。そして、メイン制御部46は、ROM462に記憶された所定の制御プログラムを上記CPU461にて実行させることにより、複合機Xを統括的に制御する。また、上記RAM463は、揮発性の記憶手段であって上記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリーとして使用される。尚、メイン制御部46は、集積回路(ASIC、DSP)などで構成されていてもよい。
また、ROM462には、CPU461に後述の読取制御処理を実行させるための読取制御プログラムが予め記憶されている。尚、上記読取制御プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどの記録媒体に記録されており、上記記録媒体から上記複合機Xに設けられる不図示のハードディスク等の記憶手段にインストールされるものであってもよい。
−読取制御処理−
次に、メイン制御部46における上記読取制御処理の前半部について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS1では、読取ユニット12のLED光源121の光量を第1光量に制御するべくLEDドライバー45に対して制御信号を出力する。
ステップS2では、CCDセンサ16により白基準板23aの画像を読取らせることにより、シェーディング補正用の基準データを取得(作成)して、該取得した基準データを第1基準データとしてRAM463に記憶させる。
ステップS3では、CCDセンサ16の撮像部50の作動領域を、有効撮像領域50a及び光学的黒領域50bを含む主走査方向の1ライン全体に設定した上で、CCDセンサ16により1ライン分の画像を読取らせる。
ステップS4では、CCDセンサ16より出力される1ライン分のアナログ画像データ(電気信号)に対してAD変換処理を実行するようAFE42に対して命令する。そうして、AFE42により1ライン分のデジタル画像データを生成させる。
ステップS5では、ステップS4で生成された1ライン分のデジタル画像データに対して上記第1基準データに基づくシェーディング補正処理を実行するようASIC43に対して命令する。
ステップS6では、ステップ5でシェーディング補正された1ライン分のデジタル画像データを取得して、取得したデジタル画像データのうち上記撮像部50の光学的黒領域50b内の光電変換素子に対応する全画素(以下、光学的黒画素という)の画素値を記憶する。
ステップS7では、ステップS6で記憶した光学的黒画素の画素値の全てが所定閾値以下であるか否かを判定し、この判定がNOである場合にはステップS11に進む一方、YESである場合にはステップS8に進む。
ステップS8では、ステップS6で取得した1ライン分のデジタル画像データをそのライン位置と共にRAM463に記憶させる。
ステップS9では、全ラインにおいてCCD16による原稿画像の読取りが終了したか否かを判定し、この判定がNOである場合にはステップS13に進む一方、YESである場合にはステップS10に進む。
ステップS10では、ステップS8で記憶した全ラインのそれぞれにおける1ライン分のデジタル画像データ(以下、第1画像データという)が、後述する異常画像データを含んでいるか否かを判定する。具体的には、後述するステップS11の処理が実行されたか否かを判定する。そして、この判定がNOである場合にはステップS12に進む一方、YESである場合にはステップS14(本読取制御処理の後半部)に進む。
ステップS7の判定がNOである場合に進むステップS11では、ステップS6で取得した1ライン分のデジタル画像データは原稿画像からの反射光の光量が所定閾値を上回ることに起因した異常画像データであると判断して、現時点のラインを異常ラインとしてRAM463に記憶させた後、ステップS8に進む。尚、この所定閾値とは、例えば、画像の白抜けを生じさせない反射光の光量範囲の上限値とされる。
ステップS10の判定がNOである場合に進むステップS12では、上記第1画像データを原稿画像の画像データとしてSDRAM44に記憶させ、しかる後にリターンする。
ステップS9の判定がNOである場合に進むステップS13では、読取ユニット12を副走査方向に駆動して、次のラインまで移動させた後、ステップS3に戻る。
次にメイン制御部46における読取制御処理の後半部について図5のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS14では、読取ユニット12のLED光源121の光量を第1光量よりも小さい第2光量に制御するべくLEDドライバー45に対して制御信号を出力する。
ステップS15では、CCDセンサ16により白基準板23aの画像を読取らせることにより、シェーディング補正用の基準データを取得(作成)して、該取得した基準データを第2基準データとしてRAM463に記憶させる。
ステップS16では、読取ユニット12をステップS11で記憶した異常ラインに移動させるべく、該読取ユニット12の駆動モーターに制御信号を出力する。
ステップS17では、CCDセンサ16により原稿画像の1ライン分の画像(反射光)を読取らせる。
ステップS18では、CCDセンサ16より出力される1ライン分のアナログ画像データ(電気信号)に対してAD変換処理を実行するようAFE42に対して命令する。そうして、AFE42により1ライン分のデジタル画像データを生成させる。
ステップS19では、ステップS18で取得した1ライン分のデジタル画像データに対して上記第2基準データに基づくシェーディング補正処理を実行するようASIC43に対して命令する。
ステップS20では、シェーディング補正後の1ライン分のデジタル画像データを第2画像データとして取得してRAM463に記憶させる。
ステップS21では、ステップS11でRAM463に記憶した全ての異常ラインにおいて、CCD16による原稿画像の読取りが終了したか否かを判定し、この判定がNOである場合にはステップS24に進む一方、YESである場合にはステップS22に進む。
ステップS22では、第1画像データに対して、ステップSC21で取得した第2画像データを上書き(合成)する。
ステップS23では、ステップS22で上書きされた画像データを原稿画像の画像データとしてSDRAM44に記憶させ、しかる後にリターンする。
ステップS21の判定がNOである場合に進むステップS24では、読取ユニット12を副走査方向に駆動して、次のラインまで移動させた後、ステップS16に戻る。
以上のように構成された画像読取装置(複合機X)において、メイン制御部46により上記読取制御処理が実行されると、先ず、LEDドライバー45によりLED光源121の光量が第1光量に制御される(ステップS1)。そしてこの状態で、CCD16により1ライン分の原稿画像の読取りが実行されることで、AFE42により当該原稿画像の1ライン分のデジタル画像データが生成される。そして、全ラインにおいてCCD16による原稿画像の読取りが終了することで、メイン制御部46により、全ラインのそれぞれにおける1ライン分のデジタル画像データが第1画像データとして取得される(ステップS3〜ステップS9)。
ここで、原稿画像に光を反射し易い高反射部(例えば、鏡面反射部)が存在すると、この高反射部からCCD16に入射する反射光の光量が所定閾値を上回る場合がある。この場合、CCD16にて光電変換されたアナログ電圧信号の振幅が過大になる。そうすると、AFE42の入力電圧が持ち上げられて、AFE42にて生成されるデジタル画像データの各画素の画素値が、原稿画像とは無関係に上限値に達する。この結果、デジタル画像データを用紙に印刷した際に印刷画像の一部が白抜けした画像不良を引き起こす。特に、上記クランプ回路(CDS421)におけるサンプリング方式がラインクランプである場合には、1ライン上の特定の画素で生じた過大振幅の影響が同一ライン上の全ての画素に影響するため、1ライン全体が白抜けした画像不良を引き起こす。
これに対して、上記実施形態では、上記メイン制御部46により第1画像データに原稿画像からの反射光の光量が所定閾値を上回ることに起因した異常画像データが含まれているか否かの判定がされて、含まれていると判定された場合には(ステップS10でYES)、LEDドライバー45によりLED光源121の光量が第1光量よりも小さい第2光量に低減(制御)される。この結果、原稿画像の高反射部における光の反射が抑制される。そしてこの状態で、読取ユニット12がステップS10で記憶された異常ラインに移動して、CCD16により原稿画像の1ライン分の画像の読取りが実行される(ステップS17)。そうして、AFE42により各異常ラインにおける1ライン分のデジタル画像データが生成されて、メイン制御部46により当該画像データが第2画像データとして取得される(ステップS20)。
この第2画像データは、原稿画像の高反射部での光の反射を抑制した上で(LED光源121の光量を第2光量に低下させた上で)CCD16により読取った画像を基にしているため、異常画像データを含まない正常な画像データとなる。この第2画像データはメイン制御部46により第1画像データに上書き(合成)され(ステップS22)、この上書きされた画像データが原稿画像の画像データとしてSDRAM44に記憶される(ステップS23)。
したがって、第1画像データに含まれる異常画像データを、LED光源121の光量を第2光量に低下させた後に取得した第2画像データにより置換して、異常画像データを含まない原稿画像の画像データを得ることができる。
また、上記実施形態では、LED光源121の光量を第1光量と第2光量とで切替える構成を採用したので、原稿画像の照明方向を切替える構成を採用した場合に比べて、光源121の数を減らしてコストを低減することができる。
ここで、原稿画像に高反射部が存在する場合に、LED光源121の光量を第1光量から第2光量に低下させた後、CCD16により原稿画像全体を再度読取らせることも考えられるが、この場合、LED光源121の光量が低下している分、原稿画像における高反射部以外の部分の画像データの画素値(輝度値)が必要以上に低下する。
これに対して、上記実施形態では、メイン制御部46によりLED光源121の光量を第2光量に低下させた後は(ステップS14の後は)、CCD16により原稿画像における上記異常画像データに対応する部分の画像のみを読取らせるようにして(ステップS16及びステップS17)、その他の部分の画像については、LED光源121の光量が第2光量に低下する前に取得した上記第1画像データを充てるようにしたので、かかる問題を回避することができる。
また、上記実施形態では、メイン制御部46は、上記第1画像データ及び第2画像データを生成するに際して、それぞれ第1基準データ及び第2基準データに基づいてシェーディング補正処理(ステップS5及びステップS19)を実行するように構成されている。ここで、第1基準データは、メイン制御部46によりLED光源121の光量を第1光量に制御した状態で取得され(ステップS2)、2基準データは、メイン制御部46によりLED光源121の光量を第2光量に制御した状態で取得される(ステップS15)。
したがって、上記第1画像データと第2画像データとの双方の濃度基準を、LED光源121の光源の光量に拘わらず上記白基準板23aの白色基準に一致させることができる。したがって、メイン制御部46により第1画像データと第2画像データとを合成した際に(ステップS22)、両画像データの境界部において各画素の濃度(画素値)が不連続に(不自然に)変化するのを防止することができる。
また、上記実施形態では、メイン制御部46は、上記第1画像データに上記異常画像データが含まれるか否かの判定を(ステップS10の判定を)、第1画像データにおける上記撮像部50の光学的黒領域50b内の光電変換素子53に対応する光学的黒画素の画素値に基づいて行うように構成されている。これによれば、第1画像データに異常画像データが含まれているか否かを容易に且つ精度良く判定することができる。
すなわち、CCD16の撮像部50の光学的黒領域50b内の光電変換素子53から出力されるアナログ電気信号の振幅は、通常、原稿画像からの反射光とは無関係に略一定になる。しかし、上述したように、原稿画像に高反射部が存在すると、該高反射部で反射した過大な光量の反射光が上記有効撮像領域50a内の光電変換素子52に入射されて、その影響が光学的黒領域50b内の光電変換素子53にまで及ぶ。この結果、AFE42の入力電圧が持ち上げられて、AFE42により生成される1ライン分のデジタル画像データの光学的黒画素(上記撮像部50の光学的黒領域50b内の光電変換素子53に対応する画素)の画素値が、原稿画像に高反射部がない場合に比べて高い値を示すことになる。
上記実施形態では、このことに着目して、メイン制御部46は、ステップS7でRAM463に記憶した一ライン分のデジタル画像データの光学的黒画素の画素値の少なくとも1つが所定閾値を超える場合には、上記1ライン分のデジタル画像データが異常画像データであると判断して(ステップS11)、上記第1画像データが上記異常画像データを含むものと判定するように構成されている(ステップS10)。
これにより、メイン制御部46において第1画像データが上記異常画像データを含むか否かを判定する際に、単なる原稿画像の白色部分の画像データと異常画像データを区別して、当該判定を精度良く行うことができる。
《その他の実施形態》
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、画像読取手段としてCCDセンサ16を採用するようにしているが、これに限ったものではなく、例えばCMOSセンサ等を採用するようにしてもよい。
上記実施形態では、画像読取装置の一例として、複合機Xについて説明したが、本発明に係る画像読取装置は、これに限らず、例えば、スキャナ装置、ファクシミリ装置又はコピー機等の他の画像形成装置としてもよい。
上記 実施形態では、CCDセンサ16により原稿画像を1ラインずつ読取るようにしているが、これに限ったものではなく、例えばCCDセンサ16により原稿画像全体を1回で読取るようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、画像読取装置に有用であり、特に、CCDセンサを備えた画像読取装置に有用である。
X 画像読取装置
16 CCDセンサ(画像読取手段)
42 AFE(データ生成手段)
46 メイン制御部(第1制御手段、第2制御手段、判定手段、合成手段、
第1基準データ取得手段、第2基準データ取得手段、第1補正手段、第2補正手段 )
50 撮像部
50a 有効撮像領域
50b 光学的黒領域
51 光電変換素子
52 光電変換素子(有効撮像領域内の光電変換素子)
53 光電変換素子(光学的黒領域内の光電変換素子)
121 LED光源

Claims (3)

  1. 原稿画像に光を照射する光源と、該原稿画像を光学的に読取って光電変換する画像読取手段と、該画像読取手段にて光電変換された電気信号を基に上記原稿画像の画像データを生成するデータ生成手段と、を備えた画像読取装置であって、
    上記光源の光量を第1光量に制御しつつ上記画像読取手段により上記原稿画像を読取らせることにより、上記データ生成手段によって生成される該原稿画像の画像データを第1画像データとして取得する第1制御手段を備え
    上記第1画像データは、主走査方向に並ぶ複数の画素からなるラインを副走査方向に複数個配列してなり、
    上記第1画像データの各ラインがそれぞれ、上記原稿画像からの光の反射量が所定閾値を上回ることに起因した異常画像データであるか否かを判定する判定手段と、
    上記第1画像データのうち上記判定手段が上記異常画像データであると判定した異常ラインの位置を記憶しておく記憶手段と、
    記第1画像データが上記異常画像データを含む場合に、上記光源の光量を第1光量よりも小さい第2光量に制御し、上記原稿画像のうち上記記憶手段に記憶された上記異常ラインの位置に対応する部分の画像のみ上記画像読取手段により再度読取らせることにより、上記データ生成手段によって生成される当該部分の画像データを第2画像データとして取得する第2制御手段と、
    上記第1画像データと上記第2画像データとを合成する合成手段と、をさらに備え
    上記画像読取手段は、複数の光電変換素子からなる撮像部を有し、
    上記撮像部は、上記原稿画像からの反射光が入射する有効撮像領域と、上記原稿画像からの反射光の入射が遮断された光学的黒領域と、を含み、
    上記第1画像データの各ラインは、上記撮像部の有効撮像領域内の光電変換素子に対応する有効画素と、上記光学的黒領域内の光電変換素子に対応する光学的黒画素とを含み、
    上記判定手段は、上記第1画像データの各ラインの上記光学的黒画素の画素値に基づいて、該各ラインが上記異常画像データであるか否かを判定するように構成されている、画像読取装置。
  2. 請求項1記載の画像読取装置において、
    上記第1制御手段により上記光源の光量が第1光量に制御された状態で上記画像読取手段により白基準板の画像を読取らせることにより、上記データ生成手段にて生成される画像データを第1基準データとして取得する第1基準データ取得手段と、
    上記データ生成手段による上記第1画像データの生成に際して、上記第1基準データに基づくシェーディング補正処理を実行する第1補正手段と、
    上記第2制御手段により上記光源の光量が第2光量に制御された状態で上記画像読取手段により上記白基準板の画像を読取らせることにより、上記データ生成手段にて生成される画像データを第2基準データとして取得する第2基準データ取得手段と、
    上記データ生成手段による上記第2画像データの生成に際して、上記第2基準データに基づくシェーディング補正処理を実行する第2補正手段と、を備えた画像読取装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像読取装置において、
    上記光学的黒画素は複数個であり、
    上記判定手段は、上記第1画像データの各ラインのそれぞれにおいて、上記複数の光学的黒画素の画素値の全てが所定閾値以下であるか否かを判定し、全てが所定閾値以下であると判定した場合には、当該ラインが上記異常画像データでないと判定し、上記複数の光学的黒画素の画素値のうち少なくとも一つが上記所定閾値を超える場合には、当該ラインが上記異常画像データであると判定するように構成されている、画像読取装置。
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