JP2004150873A - 印刷物測定装置、画像データ補正方法、およびプログラム - Google Patents

印刷物測定装置、画像データ補正方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置全体を遮光せずとも正確な測定が可能な印刷物測定装置を提供する。
【解決手段】閃光光源により照明した状態での印刷物の撮像と、照明をしない状態での印刷物の撮像とを連続して行い、前者の画像データから後者の画像データを差し引き、閃光光源のみに起因した画像データを取得する。さらに、白シェーディング補正を行い、閃光光源の照度ばらつきや撮像手段の受光ばらつきの影響を補正する。これにより、装置全体を遮光せずとも、印刷物の信頼性の高い色管理用データを取得することができる。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば比較的広範囲なテーブル上に印刷物を載置して撮像を行う印刷物測定装置における画像データ補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷物の印刷色や色濃度などを測定して、この測定結果を印刷装置へフイードパックする印刷物測定装置として、例えばラインCCDを測定手段として用い、印刷物上を1次元的に順次測定していく態様の装置が、従来より周知である。
【0003】
一方、テーブル上に載置した印刷物を、例えばデジタルカメラなどの2次元撮像手段により2次元的に一括撮像して画像データを読み取り、この画像データを画像処理して印刷物の色濃度測定などを行うことができる装置が開発されている。このような印刷物測定装置では、2次元撮像手段と同期して発光する閃光光源により印刷物を照明して撮像を行うようにしている。こうした装置は、印刷物全体に関するデータを一括して取得することができるので、例えば菊全判以上の大きなサイズの印刷物について測定を行う場合に、ラインCCDを用いた装置よりも、迅速に測定を行うことができるという利点を有している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−353852号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前者のようにラインCCDを用いた印刷物測定装置の場合、ラインCCD等の温度変動等により暗電流値が変化する影響を除外するために、撮像部全体を遮光して測定が行われる。
【0006】
一方、後者のように2次元撮像手段を用いた印刷物測定装置を用いて測定を行う場合、特にサイズの大きな印刷物を測定する装置において、前者と同様に遮光を行うとすると、装置が大がかりなものとなり、また操作性も損なわれることから、特開2001−353852号公報に示された印刷物測定装置のように、閃光光源にて照明しつつ撮像を行うとともに、上部に遮光部材を設けて、例えば印刷物測定装置の設置場所の天井に備わる光源等からの影響を排除する態様がとられている。
【0007】
しかしながら、印刷物測定装置はその性質上、非常に高精度な測定が要求される装置であり、上述のような態様のみでは、装置外部の不特定の光源に起因し、時間的に変化する外乱光やあるいはその反射光などが測定に対して与える影響を、十分に排除することができないという問題がある。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、装置全体を遮光せずとも正確な測定が行える印刷物測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、印刷物の測定に用いる印刷物測定装置であって、印刷物を載置可能であって、かつ少なくとも一部が装置外部に対して光学的に露出したテーブルと、前記テーブルに載置された印刷物に対し照明光を照射する照明手段と、前記テーブルに載置された印刷物を2次元的に撮像し、画像データをデジタルデータとして取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得された第1画像データと第2画像データとの差分画像データを生成する差分処理手段、を備える制御手段と、を備え、前記第1画像データは前記照明光が前記印刷物に照射された状態で取得され、前記第2画像データは、前記第1画像データの取得の前後のいずれかにおいて前記第1画像データの取得と連続して、前記照明光が前記印刷物に照射されない状態で取得されることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の印刷物測定装置であって、前記制御手段は、前記照明手段を制御する照明制御手段と、前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、をさらに備え、かつ、前記照明制御手段と前記撮像制御手段とは、前記第1画像データを取得するための撮像タイミングと、前記照明手段が前記印刷物に光を照射するタイミングとを同期させることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の印刷物測定装置であって、前記照明手段が閃光を発する閃光光源であることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の印刷物測定装置であって、前記制御手段が、前記差分画像データに対し白シェーディング補正を行うシェーディング処理手段をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
また、請求項5の発明は、印刷物の測定に用いる印刷物測定装置における画像データの補正方法であって、少なくとも一部が装置外部に対して光学的に露出したテーブルに印刷物を載置する載置工程と、前記印刷物測定装置に備わる照明手段により前記印刷物に対し照明光を照射する照明工程と、前記印刷物測定装置に備わり、前記テーブルに載置された印刷物を2次元的に撮像し、画像データをデジタルデータとして取得する撮像手段により、前記印刷物を前記照明光が前記印刷物に照射された状態で撮像することにより第1画像データを取得する第1撮像工程と、前記第1撮像工程の前後のいずれかにおいて前記第1撮像工程と連続して行われ、前記照明光が前記印刷物に照射されない状態で前記印刷物を撮像することにより第2画像データを取得する第2撮像工程と、前記第1画像データと前記第2画像データとの差分画像データを生成する差分処理工程、を備える制御工程と、を備えることを特徴とする。
【0014】
また、請求項6の発明は、請求項5に記載の画像データ補正方法であって、前記制御工程は、前記照明手段を制御する照明制御工程と、前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、をさらに備え、かつ、前記制御工程はそれぞれ、前記第1画像データを取得するための撮像タイミングと、前記照明手段が前記印刷物に光を照射するタイミングとを同期させる工程であることを特徴とする。
【0015】
また、請求項7の発明は、請求項5または請求項6に記載の画像データ補正方法であって、前記照明手段が閃光を発する閃光光源であることを特徴とする。
【0016】
また、請求項8の発明は、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の画像データ補正方法であって、前記制御工程が、前記差分画像データに対し白シェーディング補正を行うシェーディング処理工程をさらに備えることを特徴とする。
【0017】
また、請求項9の発明は、コンピュータにより実行されることにより、前記コンピュータを請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の印刷物測定装置の制御手段として機能させることをことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
<印刷物測定装置の構成>
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る印刷物測定装置100を示す斜視図、図2は印刷物測定装置100の側面図である。
【0019】
印刷物測定装置100は、印刷物(印刷用紙)を載置するテーブル1と、テーブル1に載置された印刷物を吸着固定するための吸着手段2(図2)と、テーブル1を支持する架台3と、テーブル1の左右に設けられた照明手段4と、支柱10aによって支持されてテーブル1の上方に設けられた2次元撮像手段5と、1対の支柱10bによって支持された上部遮光部材6aならびに後部遮光部材6bと、印刷物測定装置100を制御するための制御部7と、この印刷物測定装置100を操作するためのタッチパネル8と、を備える。図1および図2に示すように、本実施の形態に係る印刷物測定装置100は、テーブル1が装置外部に対して露出して備わる構造を有している。
【0020】
テーブル1は、A3サイズ以上の比較的大きなサイズの印刷物を載置可能な面積を有し、水平から0度乃至20度程度傾斜した平台状のテーブル部材である。テーブル1上には、印刷物を吸着保持するための吸着プレート1aが設けられている。すなわち、吸着プレート1aは、吸着手段2の構成要素の一つである。なお、テーブル1と吸着プレート1aとは、両面印刷物などを載置した場合に裏面が透けることがないように暗色の部材にて構成し、かつ、不要な反射光を生じないように、つや消しや梨地処理などの微小な凹凸表面処理を施しておくのが好ましい。吸着プレート1a上には、印刷物を位置決めするための2つの位置決め部材11、12が固定されている。
【0021】
次に、吸着手段2による印刷物の吸着固定について、図3および図4を用いて説明する。図3はテーブル1の上面図であり、図4は吸着手段2の各部と、それらをつなぐ配管経路を示す図である。
【0022】
図3に示すように、吸着プレート1aの面上には、複数の吸着溝14が刻設され、それぞれの吸着溝14に沿って複数の吸着孔13が穿孔されている。ただし、図示を明瞭にするために一部の吸着孔13と吸着溝14とに対してのみ符号を付している。なお、印刷物は、テーブル1の左下側を位置決め原点Oとして、位置決め部材11、12により位置決めされる。この位置決め部材11、12は、後述する白基準物としての役割を兼ね備えていてもよい。
【0023】
印刷物の吸着固定に際しては、点線で示された3つの領域a〜cに対応する吸着孔13を組み合わせて使い分けることで、印刷物の大きさに応じた吸着領域を設定することができる。なお、領域aのサイズは、測定対象となる印刷物の最小サイズを越えないように設定されている。また、領域a〜cに含まれる吸着孔にはそれぞれ、13a〜13cと符号を付している。図4に示すように、吸着孔13a〜13cは各々、電磁弁15〜電磁弁17を介して真空ポンプ18に接続されている。真空ポンプ18と電磁弁15〜17とつなぐ配管の途中には、所定の真空度に達した時にonになる真空スイッチ19が接続されている。本実施の形態では、電磁弁15〜17を適宜組み合わせて開閉し、真空排気する吸着孔13の組合せを切り替えることで、印刷物のサイズに応じた吸着領域の設定を行える。これにより、さまざまな大きさの印刷物を、それぞれに効果的に吸着することができる。
【0024】
吸着溝14は、それぞれ、吸着孔13のいずれかと連通するように吸着プレート1a上に刻設されている。また吸着溝14は、吸着プレート1aのほぼ対角線上に沿って形成されたメイン吸着溝14a(図3では太線で明示)と、このメイン吸着溝14aから枝分かれした複数のサブ吸着溝14bとで溝成されている。なお、メイン吸着溝14aから直接に枝分かれせずに、サブ吸着溝14bからさらに枝分かれするように構成されている吸着溝14も、ここでは同じサブ吸着溝14bとして区分する。
【0025】
メイン吸着溝14aは、印刷物の対角線と沿うように、吸着プレート1aの位置決め原点0のある隅部から対角上の隅部にまで刻設されている。これに対し、サブ吸着溝14bは、メイン吸着溝14aに対して60度から20度程度の広がりをもって枝分かれしている。これは真空排気される領域が対角線を中心にして左右に拡大するようにするためである。また各サブ吸着溝14b同士の間隔は、エアー溜まりが生じにくいように約100mm以下に設定されているのが好ましい。また各吸着溝14は、テーブル1の右側辺または上側辺まで達しており、それそれ吸着プレート1aの端辺に対し開口した状態になっている。
【0026】
なお、本実施の形態においては、テーブル1上に吸着プレート1aを備えているが、テーブル1自体に吸着溝14などを加工するようにしてもよい。
【0027】
図1に戻って、架台3は、テーブル1を支持する筐体であって、その内部には制御部7をはじめとする電装部品や真空ポンプ18などを格納する。また架台3の手前側には、各種の予備部材を収納可能な引出し(図示せず)を有する。
【0028】
次に照明手段4の構成について、図5および図6を用いて説明する。図5は照明手段4を装置正面から見た断面を示す概要図であり、図6は一方の照明手段4をテーブル1の斜め上方から見た斜視図である。図5および図6のいずれも、わかりやすいように部分的に透視および省略がなされている。
【0029】
図5に示すように、照明手段4はテーブル1の下方側部に設けられた閃光光源20と、閃光光源20の発した照明光のうち、余分な光をカットするためのスリット部材21と、照明光を反射して、テーブル1の面上に折り返して照射するための放物面鏡22と、これらの各構成要素を外部から遮蔽するカバー23とを備える。
【0030】
閃光光源20は、テーブル1の下面に2個設けられており、それそれ発光方向をテーブル1の外側に向けて配置されている。なお閃光光源20は、発光部の形状に起因して照度分布が不均一になるという間題がある。例えば閃光光源20としてU字型の発光管を内蔵している場合であれば、当該U字管の設置方向により照射される光分布に偏りが生じる。本発明では、上記発光部の形状に起因する照度分布の不均一さを是正するため、閃光光源20の発光部を半円筒形状の散光部材24により覆っている。散光部材24は、例えば光を散乱させる散乱層を備えた透過樹脂材料などで形成される。
【0031】
スリット部材21はその略中央部に開口部21sを備える光遮蔽板であって、閃光光源20から発する余分な光、特に散光部材24により不必要な方向に反射された光を遮断するものである。すなわちスリット部材21は、開口部21sを通過する光に対し所望の指向性を与えることができる。なお、この実施の形態では、照度分布を均一にするために、開口部21sは装置前後方向に平行な2辺を有する細長い台形状の形状を有している(図6)。
【0032】
放物面鏡22は、湾曲した放物面を備える鏡部材であって、閃光光源20の発する照明光が、テーブル1の面上に均一に照射されるように導光する手段である。放物面鏡22は、テーブル1に照射される照明光がテーブルに対して浅い角度で照射されるように、その高さと角度とが設定がされている。例えば放物面鏡22からテーブル1の中心に向かう照明光の光線軸(図の矢印)とテーブル1に対する垂線とでなす入射角αは、2次元撮像手段5の画角をβとすると、2α>>βとなるように十分に大きい角度で設定される。
【0033】
放物面鏡22は、図6に示すように、印刷物測定装置100の前後方向に治って湾曲した放物面を備えた鏡面支持体22aと、この鏡面支持体22aの放物面に接着された鏡面22bと、鏡面支持体22aをカバー23内で保持する一対の保持手段22cとからなる。
【0034】
鏡面支持体22aは、例えば加工が容易な発泡スチロールなどから構成された立体物であり、鏡面22bは、反射率の良い金属テープなどを放物面に貼り付けて構成される。もちろん可撓性のある1枚の反射鏡を湾曲させて保持するようにしてもよいが、上記の構成の方が、任意形状の放物面を容易に作成することができる点で有利である。
【0035】
カバー23は、閃光光源20の発する照明光が装置外に漏れないようにするための遮光カバーである。カバー23には、テーブル1に対向する位置にだけ透光板25が設けらている。この透光板25には照度舟布を均一にするための光量調整用としてNDフィルタ26が貼着されている。
【0036】
図7(a)は、NDフィルタ26の構造を模式的に示す図であり、図7(b)は、NDフィルタ26における高さ位置と光の透過率との関係を模式的に示す図である。NDフィルタ26は、上から下に向かって暫時または段階的に透過率が減少するよう構成されたフィルタ板である。NDフィルタ26が透光板25に対し貼着されることにより、透光板25から遠隔にあるテーブル1の中央部が受ける光量と、透光板25の近傍にあるテーブル1端部が受ける光量とが均一になる。なお、NDフィルタ26を透光板25に貼着させる代わりに、例えばスリット部材21の開口部21s等に設けられてもよい。
【0037】
2次元撮像手段5は、入射した光をダイクロイックミラーによりRGBの三原色に分割して、それぞれを個別のCCDアレイで受光するように構成したデジタルカメラである。すなわち、被写体を撮影することにより、RGBの各色プレーン毎の画像データを得ることができる。この2次元撮像手段5は、架台3に立設された支柱10aに固設されており、そのレンズ5Lがテーブル1と対向するように、上部遮光部材6aに設けられた開口部に嵌合されている。
【0038】
上部遮光部材6aは、架台3に支設され上端が湾曲しながらテーブル1上に延びる2つの支柱10bにより支持された遮光部材であり、装置の前後方向に湾曲した形状を有する。この上部遮光部材6aは、テーブル1を傘状ないしは屋根状に覆うことにより、テーブル1において正反射してレンズ5Lに入射するような照明、例えば部屋の天井に設置された照明を遮光するように設けられている。一方、支柱10b間に支持された後部遮光部材6bは、印刷物測定装置100の後部からの光を遮光するためのものである。なお、後部遮光部材6bには、補助光源9が付設されている。この補助光源9は例えば蛍光灯等であり、上部遮光部材6aおよび後部遮光部材6bの作用により、テーブル1上が暗くなることで、テーブル1上で諸作業を行う際の不便を解消するためのものである。2次元撮像手段5によって印刷物の撮影を行う際には、消灯するように構成されている。印刷物測定装置100においては、上部遮光部材6aおよび後部遮光部材6bとによって、部分的に遮光された部分遮光状態、換言すれば、不完全に遮光された不完全遮光状態が実現されている。
【0039】
制御部7は、コンピュータによって実現されるものであり、架台3内に格納されている。この制御部7は印刷物測定装置100全体の制御と、2次元撮像手段5により得られた画像データの処理に用いられるものであり、図示しないケーブルにより印刷物測定装置100の各部と接続されている。
【0040】
タッチパネル8は感圧入力機能を有する液晶モニタであって、印刷物測定装置100の操作を行うための入力手段として、および、制御部7における種々の演算処理の結果を示す表示手段として機能する。もちろんタッチパネル8のかわりに、CRTなどの表示手段と、キーボードなどの入力手段とを組み合わせて使用してもよい。
【0041】
図8は、制御部7の主要な構成を示すブロック図である。制御部7は、装置の制御に必要なプログラム31Pが格納されたROM31と、制御時にデータ等が一時的にストアされるRAM32と、論理演算を実行するCPU33と、画像メモリ34とを備える。この制御部7は、インターフェース35を介して上述したタッチパネル8、照明手段4および2次元撮像手段5と接続されている。また、この制御部7は、補正後の画像データを格納するハードディスクや、画像処理装置等の画像データ供給部36とも接続されている。
【0042】
図9は、制御部7においてプログラム31Pが実行されることにより、制御部7において実現される画像補正処理に係る各部と、処理されるデータの関係とを示す図である。
【0043】
制御部7においては、プログラム31Pが実行されると、ROM31、RAM32、およびCPU33の機能によって、照明制御部41と、撮像制御部42と、差分処理部43と、シェーディング処理部44とが実現される。
【0044】
照明制御部41は、撮像制御部42と連係して機能し、撮像における照明手段4の点灯および消灯を制御する。
【0045】
撮像制御部42は、タッチパネル8を介したオペレータからの撮像指示に従って、照明を点灯した撮像と、照明を点灯しない撮像とを、いずれかを先後に連続して行うよう、照明制御部41と連携しつつ2次元撮像手段5を制御する。照明を点灯した状態の撮影においては、点灯タイミングと撮像タイミングとが同期するように、撮像制御部42および照明制御部41は、それぞれ2次元撮像手段5および照明手段4を制御する。前者の撮像により得られる2次元の第1画像データD1と、後者の撮像により得られる2次元の第2画像データD2とは、画像メモリ34(図8)に一時的に記憶される。
【0046】
差分処理部43は、第1画像データD1の各画素におけるCCD出力値、つまりは濃度値から、第2画像データD2の対応する画素の濃度値を差し引く差分処理を実行する。得られた2次元の差分画像データDDは、画像メモリ34に一時的に記憶される。
【0047】
シェーディング処理部44は、差分画像データDDに対して、白シェーディング補正処理を実行する。ここで、シェーディング補正処理とは、公知の色濃度補正処理であり、色濃度が既知の白基準物を撮像して得られる各画素ごとの色濃度実測値を、その既知である色濃度に補正する際の補正係数を求めて、印刷物の画像データを、ここでは差分画像データDDを補正する処理である。
【0048】
<処理の流れ>
図10は、印刷物測定装置100における処理の流れを示す図である。以下、図10に基づいて、印刷物測定装置100において行われる一連の処理について説明する。図11は、処理対象となる印刷物Pを例示的に示す図である。図11に示す印刷物Pは本来は「オウム」のフルカラー画像であるが、図示の都合により、図11においてはモノクロ画像にて示している。なお、議論の簡単のため、以下においては、「くちばし」領域R1は概ね「ベージュ」、「くち」領域R2は、概ね「黒褐色」、「頬」領域R3は概ね「ベージュ」、「からだ」領域R4は「赤」、「背景」領域R5は概ね「白」、という配色であるとして、以下の説明を行う。
【0049】
印刷物測定装置100では、まず、図11に示すように、印刷物Pがテーブル1の吸着プレート1a上に位置決め部材11、12により位置決めされつつ載置されて、吸着手段2の作用により吸着固定される(ステップS1)。なお、シェーディング補正のための白基準物は、ここでは、位置決め部材12が白基準物をを兼ね備えるものとして説明するが、テーブル1上であって2次元撮像手段5の画角内の所定の配置位置に、同時に保持されてもよいし、印刷物Pと置換して、所定の白基準版を撮像する態様であってもよい。
【0050】
印刷物Pが吸着固定されると、照明制御部41および撮像制御部42の作用により、閃光光源20の点灯タイミングと、2次元撮像手段5による撮像タイミングとを同期させつつ、照明を点灯した状態で2次元撮像手段5により印刷物Pの撮像を行い、第1画像データD1を取得する(ステップS2)。その後、連続して、照明を消灯した状態で印刷物Pの撮像を行い、第2画像データD2を取得する(ステップS3)。これらの画像が得られると、差分処理部43によって、第1画像データD1の各画素のCCD出力値から、第2画像データD2の対応する画素の出力値を差し引く差分処理が行われる(ステップS4)。例えば、図11において、横軸方向が左からm番目、縦軸方向が下からn番目の画素(m,n)における第1画像データD1および第2画像データD2のCCD出力値をそれぞれD1(m,n)、D2(m,n)とし、差分画像データDDの出力値をDD(m,n)とすると(m、nは整数)、
DD(m,n)=D1(m,n)−D2(m,n) (式1)
となる。
【0051】
図12は、図11の破線Lにて示す位置の第1画像データD1と第2画像データD2、さらには差分処理により得られる差分画像データDDを模式的に示す図である。なお、図12においては、横軸は画素位置を示し、縦軸はCCD出力値を示している。ここで、第2画像データD2は、印刷物測定装置100外から照射している外乱光のみを光源として取得されるデータであるが、その直前に、第1画像データD1を取得する際にも、ほぼ同一光量の外乱光が照射した状態で撮像がなされていると考えられる。よって、差分処理を行うことで得られる差分画像データDDこそが、真に閃光光源20のみを光源とした撮像により取得された、画像データとみなされることになる。なお、この差分処理をより実効的なものとするためには、外乱光の経時的変動の影響が極力生じないように、第1画像データD1と第2画像データD2との取得間隔を、できるだけ短くするのが好ましい。
【0052】
なお、この発明において、「第1画像データが取得された後に連続して第2画像データを取得する」とは、「第1画像データの取得が終了した後、その段階で実行する技術的必然性がない処理を行ったり、あるいは無用の待機時間を置くということなく、可及的速やかに第2画像データを取得すること」を言う。実際には、撮像関連処理が完了すれば印刷物をステージから取り外すのが通例であるから、「第1画像データが取得された後、印刷物をステージから取り外す前に第2画像データを取得する」と表現することもできる。ただし、第1画像データを取得するための撮像と、第2画像データを取得するための撮像は、その順序を入れ換えて実行してもよい。この場合も、本発明の効果は実現される。
【0053】
差分処理が行われると、引き続き白シェーディング処理が行われ、その結果補正画像データDCが得られる(ステップS5)。白シェーディング処理は、閃光光源20の照度やデジタルカメラのCCDアレイの感度のばらつき(受光ばらつき)を補正する処理である。白基準物の真の色濃度値をV、画素(m,n)に対応して取得される白基準物の出力値をDW(m、n)とすると、画素(m,n)における補正画像データDC(m,n)は、
DC(m,n)=DD(m,n)×V/DW(m,n) (式2)
により表される。なお、白基準物の出力値DW(m、k)は、印刷物Pと同様に差分処理を経た後の出力値を用いる。また、図11の例であれば、白基準物として位置決め部材12を用いるので、DW(m,n)はnを例えば固定値kとしたDW(n,k)として与えられることになる。
【0054】
このようにして得られる補正画像データDCは、印刷物Pの真の色情報に相当するデータである(ステップS6)。印刷物測定装置100においては、この補正画像データDCを用いて、印刷装置における色管理のための所定の処理が行われることになる。そして、その結果は印刷装置にフィードバックされ、印刷装置においては、その結果に基づいてインキ供給量や水供給量等がコントロールされることになる。
【0055】
以上、説明したように、本実施の形態によれば、外乱光のみを光源とする撮像を行い、閃光光源を用いた撮像データから前者の撮像データを差し引くことで、閃光光源のみによる撮像データを取得することができ、さらに、白シェーディング処理を行うことにより、閃光光源の照度ばらつきや撮像手段たるデジタルカメラの受光ばらつきを補正した撮像データを得ることができるので、装置全体を遮光せずとも、外乱光の影響が排除された、信頼性の高い色管理用データを得ることができる。遮光を行わないので、また遮光に伴う操作の煩雑さが解消されるとともに、大サイズの印刷物から色管理用の画像データを取得することが容易になる。
【0056】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1ないし請求項9の発明によれば、完全な遮光を行わずとも、外乱光の影響を排除した画像データを生成できるので、遮光に伴う操作の煩雑さが解消されるとともに、信頼性の高い画像データを印刷装置の色管理のために供することができる。
【0057】
また、請求項2ないし請求項4、および請求項6ないし請求項8の発明によれば、第1画像データの取得時にのみ確実に照明光を照射し、その前後に連続して行われる第2画像データの取得時には、確実に照明を消灯させることができるので、差分画像データの取得が確実に行える。
【0058】
また、請求項3、請求項4、請求項7、および請求項8の発明によれば、第1画像データを取得するに十分な光量の照明を、瞬時かつ均一に印刷物に照射でき、撮像後は直ちに消灯させることができるので、差分画像データの取得が確実に行える。
【0059】
また、請求項4および請求項8の発明によれば、照明手段の照度ばらつきや、撮像手段の受光ばらつきの影響を排除することができるので、より信頼性の高い画像データを印刷装置の色管理のために供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷物測定装置100を示す斜視図である。
【図2】印刷物測定装置100の側面図である。
【図3】テーブル1の上面図である。
【図4】吸着手段2の各部と、それらをつなぐ配管経路を示す図である。
【図5】照明手段4を装置正面から見た断面を示す概要図である。
【図6】一方の照明手段4をテーブル1の斜め上方から見た斜視図である。
【図7】NDフィルタ26を説明する図である。
【図8】制御部7の主要な構成を示すブロック図である。
【図9】プログラム31Pが実行されることにより、制御部7において実現される各部と、処理されるデータの関係とを示す図である。
【図10】印刷物測定装置100における処理の流れを示す図である。
【図11】処理対象となる印刷物Pを例示的に示す図である。
【図12】図11の破線Lにて示す位置のデータを模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 テーブル
1a 吸着プレート
2 吸着手段
13 吸着孔
14 吸着溝
15〜17 電磁弁
18 真空ポンプ
19 真空スイッチ
20 閃光光源
21 スリット部材
21s 開口部
22 放物面鏡
22a 鏡面支持体
22b 鏡面
22c 保持手段
24 散光部材
25 透光板
26 NDフィルタ
5L レンズ
100 印刷物測定装置
P 印刷物

Claims (9)

  1. 印刷物の測定に用いる印刷物測定装置であって、
    印刷物を載置可能であって、かつ少なくとも一部が装置外部に対して光学的に露出したテーブルと、
    前記テーブルに載置された印刷物に対し照明光を照射する照明手段と、
    前記テーブルに載置された印刷物を2次元的に撮像し、画像データをデジタルデータとして取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により取得された第1画像データと第2画像データとの差分画像データを生成する差分処理手段、を備える制御手段と、
    を備え、
    前記第1画像データは前記照明光が前記印刷物に照射された状態で取得され、
    前記第2画像データは、前記第1画像データの取得の前後のいずれかにおいて前記第1画像データの取得と連続して、前記照明光が前記印刷物に照射されない状態で取得されることを特徴とする印刷物測定装置。
  2. 請求項1に記載の印刷物測定装置であって、
    前記制御手段は、
    前記照明手段を制御する照明制御手段と、
    前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、
    をさらに備え、
    かつ、
    前記照明制御手段と前記撮像制御手段とは、前記第1画像データを取得するための撮像タイミングと、前記照明手段が前記印刷物に光を照射するタイミングとを同期させることを特徴とする印刷物測定装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の印刷物測定装置であって、
    前記照明手段が閃光を発する閃光光源であることを特徴とする印刷物測定装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の印刷物測定装置であって、
    前記制御手段が、
    前記差分画像データに対し白シェーディング補正を行うシェーディング処理手段をさらに備えることを特徴とする印刷物測定装置。
  5. 印刷物の測定に用いる印刷物測定装置における画像データの補正方法であって、
    少なくとも一部が装置外部に対して光学的に露出したテーブルに印刷物を載置する載置工程と、
    前記印刷物測定装置に備わる照明手段により前記印刷物に対し照明光を照射する照明工程と、
    前記印刷物測定装置に備わり、前記テーブルに載置された印刷物を2次元的に撮像し、画像データをデジタルデータとして取得する撮像手段により、前記印刷物を前記照明光が前記印刷物に照射された状態で撮像することにより第1画像データを取得する第1撮像工程と、
    前記第1撮像工程の前後のいずれかにおいて前記第1撮像工程と連続して行われ、前記照明光が前記印刷物に照射されない状態で前記印刷物を撮像することにより第2画像データを取得する第2撮像工程と、
    前記第1画像データと前記第2画像データとの差分画像データを生成する差分処理工程、を備える制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像データ補正方法。
  6. 請求項5に記載の画像データ補正方法であって、
    前記制御工程は、
    前記照明手段を制御する照明制御工程と、
    前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、
    をさらに備え、
    かつ、
    前記制御工程はそれぞれ、前記第1画像データを取得するための撮像タイミングと、前記照明手段が前記印刷物に光を照射するタイミングとを同期させる工程であることを特徴とする画像データ補正方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像データ補正方法であって、
    前記照明手段が閃光を発する閃光光源であることを特徴とする画像データ補正方法。
  8. 請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の画像データ補正方法であって、
    前記制御工程が、
    前記差分画像データに対し白シェーディング補正を行うシェーディング処理工程をさらに備えることを特徴とする画像データ補正方法。
  9. コンピュータにより実行されることにより、前記コンピュータを請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の印刷物測定装置の制御手段として機能させることをことを特徴とするプログラム。
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