JP5835533B2 - はんだ付け装置及び真空はんだ付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表面実装用の部品等を基板上の所定の位置に載せて当該部品と基板とをはんだ付け処理する際に、真空溶融状態のはんだからボイドを脱泡・脱気する機能を備えた真空リフロー炉に適用可能なはんだ付け装置及び真空はんだ付け方法に関するものである。
従来から、パワーデバイスやパワーモジュール実装などの大電流素子のリフロー実装工程によれば、通常の熱風(大気)リフロー処理で発生するボイド(気泡)が問題視され、ボイド発生をより少なくする工法が要求されている。
図13A及び図13Bは、従来例に係る熱風リフロー例を示す工程図である。図13Aに示すクリームはんだ8は、基板5のパッド電極4の上に塗布されたものである。クリームはんだ8は、はんだの粉末にフラックスを加えて、適度な粘度にしたものであって、マスクを介してスクリーン印刷機(Screen Printer)により基板5のパッド電極4の上に塗布されるものである。
この従来の熱風リフローでは、クリームはんだ8が熱リフロー処理され、はんだが溶融状態になった際に、その内部にボイド2が発生する。このボイド2は溶融したはんだ(溶融はんだ7)が冷却されて固化する際にもその内部にそのまま残留してしまうという問題があった。
ボイド発生について、クリームはんだ8を基板5のパッド電極4の上に塗布し、電子部品を搭載しない状態で、熱風(大気)リフロー処理した状態を図13A,図13Bを用いて模式的に説明する。図13Bに示すはんだ3は、図13Aに示したクリームはんだ8を熱リフロー処理した後に、その溶融はんだ7が表面張力により球状に冷えて固まった状態である。図中の白抜き丸形状はボイド2の部分であり、溶融はんだ7内に不本意に生成され、冷えて固まった後もはんだ3内に残留したものである。ボイド2はパワーデバイス等において熱伝導効果を損ない、排熱の悪化を招く原因となる。
上述のボイド発生の低減に関して、特許文献1には真空排気機能を備えたはんだ付け装置(真空リフロー装置)が開示されている。このはんだ付け装置によれば、排気弁、真空ポンプ及び処理槽を備え、処理槽内に基板が搬入され、当該基板のパッド電極上のはんだが溶融状態で、排気弁を開いて真空引きポンプを駆動し処理槽の内部を一旦、真空排気するようになされる。このような真空状態にすると、はんだ溶融中にはんだ内に泡となって残存するボイドが脱泡効果により除去されるというものである。
特開平09−314322号公報
ところで、従来例に係る真空リフロー装置によれば、特許文献1に見られるように、はんだ付け工程を行う際にチャンバー(処理槽)内を真空状態としている。このとき、真空引きポンプを稼働させて真空状態を作り出すが、従来方式では真空処理時間を設定し、その設定された真空処理時間だけひたすらに真空引きポンプを稼働し続ける方法が採られている。
このため、真空引きにより、ボイドが脱泡・脱気されるものの連続的に真空度を変化させているので、脱気・脱泡が急激に行われる。その結果、溶融はんだ7中のボイド2が脱泡・脱気される過程において、はんだ表面に吸引されるにつれて他のボイド2と合体して徐々に大きくなる。大きく集結したボイド2がはち切れて(爆裂して)、フラックスの飛散やはんだ飛散が起こる原因となる。
上述の課題を解決するために、請求項1に記載のはんだ付け装置は、ワークを真空環境下ではんだ付け処理可能なチャンバーと、前記チャンバー内の複数の真空圧を入力し設定する操作部と、前記チャンバー内を真空引きするポンプと、前記チャンバー内の圧力を検出する検出部と、前記検出部から出力されるチャンバー内の圧力検出情報に基づいて前記操作部で設定された複数の真空圧調整して減圧開始から多段階に段階を踏んで減圧すると共に設定された各真空圧で所定時間保持するための制御部とを備えるものである。

請求項に記載のはんだ付け装置は、請求項1において、前記チャンバー内に不活性および活性の少なくともいずれか一方のガスを供給するガス供給部を備え、前記制御部は前記ガス供給部から前記チャンバー内へ供給される前記ガスの流入量を調整するようにしたものである。
請求項に記載のはんだ付け装置は、請求項において、前記制御部は、設定された前記複数の真空圧を所定時間保持する際に、前記検出部からのチャンバー内の圧力検出情報に基づき前記ポンプを所定の回転数に維持するように制御すると共に前記ガスの前記チャンバー内への流入量を制御し、設定された前記複数の真空圧を所定時間保持するようにしたものである。
請求項に記載のはんだ付け装置は、請求項において、前記制御部は、設定された前記複数の真空圧を所定時間保持する際に、前記検出部からのチャンバー内の圧力検出情報に基づき前記ガスの前記チャンバー内への流入量を一定となるように制御すると共に前記ポンプの回転数を制御し、設定された前記複数の真空圧を所定時間保持するようにしたものである。
請求項に記載のはんだ付け装置は、請求項1から請求項のいずれか1項において、前記ワークが前記チャンバー内に投入される前に、当該ワークを所定温度まで加熱する第1の加熱部を備えたものである。
請求項に記載のはんだ付け装置は、請求項において、前記ワークが前記チャンバー内に投入された際に、チャンバー内の投入前に所定温度まで加熱されたワークを所定温度に保持する第2の加熱部を備えたものである。
請求項に記載の真空はんだ付け方法は、ワークを真空環境下ではんだ付け処理可能なチャンバー内の真空圧を複数入力し設定する工程と、前記複数の真空圧を設定された前記チャンバー内を真空引きする工程と、当該チャンバー内の圧力を検出する工程と、前記チャンバー内の圧力検出情報及び設定された複数の真空圧に基づいて当該チャンバー内の複数の真空圧を調整して減圧開始から多段階に段階を踏んで減圧する工程と、設定された各真空圧で所定時間保持する工程と、前記複数の真空圧が調整された前記チャンバー内ではんだ付け処理をする工程とを有するものである。
請求項に記載の真空はんだ付け方法は、請求項において、前記ワークが前記チャンバー内に投入される前にワークを所定温度まで加熱する工程を有するものである。
請求項に記載の真空はんだ付け方法は、請求項において、前記ワークが前記チャンバー内に投入された際に、チャンバー内の投入前に所定温度まで加熱されたワークを所定温度に保持する加熱工程を有するものである。
本発明に係るはんだ付け装置及び真空はんだ付け方法によれば、チャンバー内の圧力検出情報に基づいて設定された複数の真空圧に向けてチャンバー内の真空圧を調整して減圧開始から多段階に段階を踏んで減圧すると共に設定された各真空圧で所定時間保持するための制御部を備えるものである。
この構成によって、チャンバー内を指定された真空圧に維持できるので、真空圧が最適に調整されたチャンバー内ではんだ付け処理をすることができる。目標圧に到達した溶融状態のはんだのボイド2は一定圧の真空引きによって徐々に脱泡・脱気され、これにより、フラックス飛沫や、はんだ飛散等を防止できるようになり、設定された真空圧下でボイドの少ない高品質の真空はんだ付け処理を行うことができる。しかも、真空処理時間=ワーク・単位タクト待機時間という設定により、真空引きの途中段階に目標とする真空圧(以下目標圧という)を指定しての減圧を行うことができ、最適な真空圧での真空はんだ付けを行うことができる。ここにワーク・単位タクト待機時間とはワークを単位搬送距離(ピッチ)だけタクト搬送された場所で、ワークが停留している時間をいう。
本発明に係る実施の形態としての真空リフロー炉100の構成例を示す断面図である。 チャンバー40の構成例を示す斜視図である。 はんだ3の真空脱気例(その1)示す断面の工程図である。 はんだ3の真空脱気例(その2)を示す断面の工程図である。 真空リフロー炉100の制御系の構成例を示すブロック図である。 搬送部13の構成例を示す断面図である。 ワーク1の搬送例(その1)を示す断面図である。 ワーク1の搬送例(その2)を示す断面図である。 ワーク1の搬送例(その3)を示す断面図である。 ワーク1の搬送例(その4)を示す断面図である。 ワーク1の搬送例(その5)を示す断面図である。 ワーク1の搬送例(その6)を示す断面図である。 チャンバー40の制御例を示すグラフ図である。 真空リフロー炉100の温度プロファイルを示すグラフ図である。 真空リフロー炉100の制御例(その1)を示すフローチャートである。 真空リフロー炉100の制御例(その2)を示すフローチャートである。 従来例に係る熱風リフロー例(その1)を示す工程図である。 従来例に係る熱風リフロー例(その2)を示す工程図である。
本発明はこのような課題を解決したものであって、チャンバー内を指定された真空圧に所定時間維持できるようにすると共に、真空圧が最適に調整されたチャンバー内ではんだ付け処理できるようにしたはんだ付け装置及び真空はんだ付け方法を提供することを目的とする。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態としてのはんだ付け装置及び真空はんだ付け方法について説明する。図1に示す真空リフロー炉100は、はんだ付け装置の一例を構成するものであり、例えば、パワーデバイスやパワーモジュール実装等の表面実装用の部品をプリント基板上の所定の位置に載せて当該部品とプリント基板とをはんだ付け処理する際に、真空中で脱泡・脱気処理するようになされる。はんだ付け処理の対象はプリント基板や、はんだコート部品、その他、半導体ウエハ等であり、以下総称してワーク1という。
真空リフロー炉100は本体部10を有している。本体部10はマッフル炉を構成し、例えば、本体部10は中間層に搬送路16を有し、この搬送路16を基準にして、本体部10は図示しないマッフル上部及びマッフル下部に分割され、奥の側にヒンジ機構を有して、マッフル上部が開蓋し、搬送路16を見開き点検できるようになっている。
本体部10の一方の側には搬入口11が設けられ、その他方の側には搬出口12が設けられている。搬入口11と搬出口12との間の搬送路16には搬送部13が設けられ、搬送部13には、本例の場合、ウォーキングビーム式の搬送機構70(図5〜図8B参照)が使用される。この搬送機構70によれば、ワーク1を所定の搬送速度でタクト送り可能なものである。
本体部10内には、搬入口11から順に予備加熱部20、本加熱部30、チャンバー40及び冷却部50が配置され、ワーク1はこれらを通過して搬出口12に到達するようにタクト搬送される。
予備加熱部20及び本加熱部30は加熱部の一例を構成し、加熱部は熱風循環加熱方式を採用している。予備加熱部20は4つの予備加熱ゾーンI〜IVを有しており、ワーク1を所定温度(例えば260℃)に到達させるために徐々に加熱(150−160−170−180℃程度)するようになされる。予備加熱ゾーンI〜IVは搬送路16の上下に配置されている。予備加熱部20に隣接した位置には第1の加熱部としての本加熱部30が配設され、ワーク1がチャンバー40内に投入される前に当該ワーク1を260℃程度に加熱するようになされる。
本加熱部30に隣接した位置にはチャンバー40が配設され、チャンバー40は、ワーク1へのはんだ付け処理時、真空環境下で脱泡・脱気処理を行うものである。図2に示すチャンバー40は、容器41、基台42及び昇降機構43を有しており、容器41が基台42から離れて上方の所定の位置で停止している状態を示している。以下でこの容器41の停止位置をホームポジションHpという。ホームポジションHpは容器41が基台42で基準となる位置から高さhだけ上方の位置である。高さhは、本加熱部30から基台42上へワーク1を搬入する際に支障を来さない高さであればよい。
容器41は底面開放型の筐体構造を有しており、例えば、ステンレス製の箱状体を逆さまにして蓋状に配置したものである。容器41の内部は空洞(空間)である。容器41は昇降機構43によって上下移動するようになされる。ここで、ワーク1の搬送方向をx方向とし、この搬送方向に直交する方向をy方向とし、x,y方向と直交する方向をz方向としたとき、真空処理時、容器41はz方向で上下動するようになる。
容器41の下方には基台42が配置され、この基台42の下方には昇降機構43が配置されている。昇降機構43には油圧駆動式のシリンダーや、エアー駆動式のシリンダー等が使用される。
基台42は、容器41の底面の大きさよりも広い平面及び所定の厚みを有している。基台42は、容器41の底面端部が当接する位置に気密用のシール部材48を有している。シール部材48には耐熱性が要求されることから、例えばフッ素系のパッキンが使用される。
基台42の上面のほぼ中央部には排気口201が設けられている。基台42の内部には一方が排気口201に接続され、他方が排気用の接続口202に連通される排気管(図示せず)が配設されている。接続口202は例えばワーク1の搬送方向を基準にして、その左又は右側の一方となる基台42の側面に取り付けられる。接続口202は図4に示す電磁弁22に接続される。
また、基台42の上面の所定の位置にはガス供給口203が設けられる。基台42の内部には一方がガス供給口203に接続され、他方が、ガス供給用の接続口204に連通されるガス管(図示せず)が配設されている。接続口204は例えば、基台42の接続口204と直交する、基台42の他の側面に取り付けられる。接続口204は図4に示す開放弁25に接続される。
また、容器41の天井面にはパネルヒーター44が設けられる。パネルヒーター44は第2の加熱部の一例を構成し、ワーク1を所定温度(260℃付近)に加熱し保持するようになされる。この加熱は、ワーク1がチャンバー40内に投入された後も、当該チャンバー40内への投入前の本加熱部30よる所定温度を維持するためである。パネルヒーター44の加熱方式は、遠赤外線輻射パネル方式である。パネルヒーター44は、容器41の天井面に限られることはなく、基台42の側に設けてもよい。
基台42の上面の両側の所定の位置には一対の固定ビーム45,46が設けられている。固定ビーム45,46は搬送部13の一例を構成し、例えば、固定ビーム45は基台42の上面の左側端に、固定ビーム46はその右側端に配設されており、チャンバー40内でワーク1の両側を支持するようになされる。固定ビーム45,46は板状ブロック体から成り、板状ブロック体の上面には円錐頭部状の複数のピン47が設けられる。この例で、ピン47は4個ずつグループを成し、所定の配置ピッチで並んでいる。所定の配置ピッチで並べたのは、複数の長さのワーク1に対応して、当該ワーク1を支障無く支持できるようにするためである。
ここで、図3A及び図3Bを参照して、はんだ3の真空脱気例について説明する。この例では、ワーク1として、プリント配線板や半導体ウエハ等、特にパワーデバイス用途の基板5にパッド電極4を形成し、このパッド電極4にはんだ3を形成する場合である。基板5のサイズは、例えば幅×長さ=250mm×300mm程度である。なお、本例のパッド電極4のサイズは5mm×5mm程度である。
図3Aは、はんだ3が固まっておらず溶融はんだ7の状態である。図中の白抜き形状(円形や楕円形等)はボイド2の部分であり、溶融はんだ7内に不本意に生成された空気の溜まりである。ボイド2はチャンバー40内の真空圧が低くなる(真空度が高くなる)につれて、溶融はんだ7内の空気が集まり、その形状が大きく成長してくる。
ボイド2は真空引き処理において、外部に引っ張られ、当該ボイド2とはんだ境界面に圧力差が生じるような状態となる。溶融はんだ7内のボイド2は外部へ抜ける(脱泡・脱気される)ようになる。
図3Bに示すはんだ3は、容器41内の圧力が目標圧に到達した溶融状態である。本発明では、後述するように予め設定された目標圧に到達後、この目標圧を所定時間維持する制御を行うようにしたものである。このように目標圧に到達した溶融状態のはんだのボイド2は一定圧の真空引きによって徐々に脱泡・脱気されるので、従来発生していたボイド2がはち切れて(爆裂して)、フラックスの飛散やはんだ飛散が起こることを回避できる。外面付近では小さな形状のボイドのみが残留する。この状態でワーク1を冷却するようになされる。これにより、パッド電極4上にボイド2が低減されたはんだ3を形成できるようになる。
続いて、図4を参照して、真空リフロー炉100の制御系の構成例について説明する。図4に示す真空リフロー炉100の制御系によれば、予備加熱部20、本加熱部30、チャンバー40、冷却部50及び搬送機構70を制御するために、操作部21、電磁弁22、ポンプ23、圧力センサ24、開放弁25、到達センサ26、昇降機構43、パネルヒーター44及び制御ユニット60を備えている。制御ユニット60は、制御部61や、メモリ部62及びタイミング発生部63等を有している。
操作部21は制御ユニット60に接続され、チャンバー40内の真空圧や、真空圧維持時間等を入力し制御部61に設定するものである。操作部21は、液晶表示パネルやテンキー等が使用される。操作部21によって入力し設定される真空圧は1つ又は複数である。例えば、真空脱泡・脱気処理時の第1目標圧P1や、第2目標圧P2が設定される。第1目標圧P1や、第2目標圧P2の設定は真空圧を設定して真空はんだ付け処理を行うためである。第1目標圧P1や第2目標圧P2は操作データD21となって制御部61へ出力される。もちろん、操作部21には図示ない”スタートボタン”が設けられ、制御部61へ”スタート”の指示がなされる。
搬送機構70は搬送部13に設けられる共に制御ユニット60に接続される。制御ユニット60から搬送機構70には搬送制御信号S13が出力される。搬送制御信号S13は移動ビーム18,28を動作させて、ワーク1をタクト送り(図5〜図8参照)する信号である。
予備加熱部20は制御ユニット60に接続される。制御ユニット60から予備加熱部20には予備加熱制御信号S20が出力される。予備加熱制御信号S20は予備加熱部20のヒーターや、ファン等を動作させて、ワーク1を所定温度(例えば260℃)に到達させるために4つの予備加熱ゾーンI〜IVを制御する信号である。
本加熱部30は制御ユニット60に接続される。制御ユニット60から本加熱部30には本加熱制御信号S30が出力される。本加熱制御信号S30は本加熱部30のヒーターや、ファン等を動作させて、ワーク1を260℃に加熱する信号である。
昇降機構43は制御ユニット60に接続される。制御ユニット60から昇降機構43には昇降制御信号S43が出力される。昇降制御信号S43は容器41を昇降するための信号である。
パネルヒーター44は制御ユニット60に接続される。制御ユニット60からパネルヒーター44にはヒーター制御信号S44が出力される。ヒーター制御信号S44は密閉状態の容器41内を所定の温度に維持するための信号である。
電磁弁22は制御ユニット60に接続される。電磁弁22には真空制御用のスロットルバルブが使用される。制御ユニット60から電磁弁22には電磁弁制御信号S22が出力される。電磁弁制御信号S22は電磁弁22の弁開度を制御するための信号である。
ポンプ23は制御ユニット60に接続される。ポンプ23には、ロータリー式(ブロア)や、往復式(ピストン)等の真空ポンプが使用される。制御ユニット60からポンプ23にはポンプ制御信号S23が出力される。ポンプ制御信号S23はポンプ23の出力を制御するための信号である。
制御ユニット60には到達センサ26が接続される。到達センサ26は、脱泡・脱気処理時、到達検出信号S26を発生する。到達検出信号S26はチャンバー40内へのワーク1の到達有無を示す信号であり、到達センサ26から制御ユニット60へ出力される。到達センサ26には反射型又は透過型の光学センサが使用される。
制御ユニット60には圧力センサ24が接続される。圧力センサ24は検出部の一例を構成し、脱泡・脱気処理時、圧力検出信号S24を発生する。圧力検出信号S24はチャンバー40内の圧力を示す信号であり、圧力センサ24から制御ユニット60へ出力される。圧力センサ24には隔膜真空計や、熱電対真空計、ピラニ真空計、ベニング真空計等が使用される。
開放弁25の一方は、図2に示した基台42の接続口204に接続され、他方は図示しないN(窒素)ボンベや、H(水素)ボンベ等のガス供給部29に接続される。ガス供給部29は図示しない比例電磁弁を有している。ガス供給部29はチャンバー40内にNガス(不活性ガス)及びHガス(還元用の活性ガス)の少なくともいずれか一方のガスを供給できるものであればよい。比例電磁弁はNガスやHガス等の流入量を調整するようになされる。制御ユニット60から開放弁25には開放弁制御信号S25が出力される。開放弁制御信号S25は開放弁25を制御するための信号である。
開放弁25は、例えば、初期開放弁及び主開放弁を有したものが使用される。初期開放弁は所定の口径を有しており、その口径は主開放弁よりも小さい。初期開放弁はチャンバー40へのガスの流入量を少なく抑える場合や主開放弁の前段(プリ)動作で使用される。主開放弁は初期開放弁の口径に比べて大きく、初期開放弁に比べてガスの流入量を多く通過させる。開放弁25を制御することで、チャンバー40内を真空減圧中に多段階の狙い圧力(Pa)に調整できるようになる。
冷却部50は制御ユニット60に接続される。制御ユニット60から冷却部50には冷却制御信号S50が出力される。冷却制御信号S50は熱交換器や、ファン等を制御するための信号である。冷却部50の冷却方式はターボファン(窒素雰囲気)である。
制御ユニット60は、制御部61、メモリ部62及びタイミング発生部63を有している。制御ユニット60は図示しないアナログ・デジタル変換器や発振器等も備えている。制御部61にはメモリ部62が接続され、制御データD62が記憶される。制御データD62は予備加熱部20、電磁弁22、ポンプ23、開放弁25、本加熱部30、昇降機構43、パネルヒーター44、冷却部50及び搬送機構70を制御するためのデータである。メモリ部62には読み出し専用メモリ(Read Only Memory:ROM)、随時書き込み読み出しメモリ(Random Access Memory:RAM)や固定ディスクメモリ(Hard Disk Drive:HDD)等が使用される。
制御部61は、圧力検出信号S24に基づいて真空圧を調整すると共に真空圧を所定時間保持するように電磁弁22、ポンプ23、開放弁25を制御する。制御部61には中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)が使用される。
例えば、制御部61は設定された真空圧を所定時間保持する際に、圧力検出信号S24に基づきポンプ23を所定の回転数に維持するように制御すると共にチャンバー40内へのガスの流入量を制御し、設定された真空圧を所定時間保持するようになされる。その際に、制御部61はガスの流入量を調整するように開放弁25を制御する。チャンバー40内を設定された真空圧で所定時間保持するためである。この制御によって、チャンバー40内を指定された真空圧に維持することができる。これにより、溶融はんだ7内のボイド2を徐々に脱気・脱泡させることができる。従って、ボイド2がはち切れて(爆裂して)、フラックス飛沫や、はんだ飛散等を防止できるようになる。
また、制御部61は設定された真空圧を所定時間保持する際に、圧力検出信号S24に基づきガスのチャンバー40内への流入量を一定となるように制御すると共にポンプ23の回転数を制御し、設定された真空圧を所定時間保持するようになされる。この制御によっても、チャンバー40内を指定された真空圧に維持できるようになる。これによって、溶融はんだ7内のボイド2を徐々に脱気・脱泡させることができる。ボイド2の少ない高品質の真空はんだ付け処理を行うことができる。
制御部61にはメモリ部62の他にタイミング発生部63が接続される。タイミング発生部63は図示しない発振器から得られる基準クロック信号及び制御部61から制御命令を入力して、上述の予備加熱制御信号S20、電磁弁制御信号S22、開放弁制御信号S25、本加熱制御信号S30、昇降制御信号S43、ヒーター制御信号S44、冷却制御信号S50及び搬送制御信号S70を発生する。
続いて、図5〜図9を参照して、搬送機構70の構成例、ワーク1の搬送例(その1〜6)及び、チャンバー40の制御例について説明をする。図5において、ウォーキングビーム式の搬送機構70は固定ビーム17,27及び移動ビーム18,28を有している。移動ビーム18,28の送りピッチは、例えば400mm程度である。ここで、チャンバー40を基準にして、ワーク1が搬入されてくる側を搬入側とし、ワーク1が搬出されていく側を搬出側とする。搬入側の固定ビーム17は、図1に示した予備加熱部20及び本加熱部30に設けられ、搬出側の固定ビーム27は冷却部50に設けられる。
固定ビーム17,27はワーク1の搬送路16の両側に一対づつ設けられている。移動ビーム18、28は両側の固定ビーム17、27に対してそれぞれ上下及び左右に移動するように動作(図中の(1)〜(4)参照:ウォーキング)する。図中、符号aは移動ビーム18,28の各々のホームポジションHpである。移動ビーム18,28は搬入側及び搬出側でそれぞれ独立に駆動するようになされる。
例えば、搬入側の移動ビーム18は軌跡(1)で垂直方向(a→b)へ上昇し、固定ビーム17(固定ビーム45)からワーク1を受け取る。次に、ワーク1を載置した状態で軌跡(2)で水平方向(b→c)に移動し、軌跡(3)で垂直方向(c→d)へ降下し、ワーク1を固定ビーム17(固定ビーム45)上に載置させた後に移動ビーム18は軌跡(4)で水平方向(d→a)に移動してホームポジションHpに戻ってくる。このようにして、ワーク1を順次タクト送りする。
また、搬出側の移動ビーム28は軌跡(1)で水平方向(a→b)に移動する。次に、軌跡(2)で垂直方向(b→c)へ上昇する。これにより、移動ビーム28は固定ビーム45(固定ビーム27)からワーク1を受け取る。そして、ワーク1を載置した状態で軌跡(3)で水平方向(c→d)に移動する。その後、軌跡(4)で垂直方向(d→a)へ降下し、ワーク1を固定ビーム27に載置させた後、ホームポジションHpに戻ってくる。このようにして、所定の搬送速度でワーク1を順次タクト送り(紙面上では右側から左側へ順にワーク1を搬送する)するようになる。
[ワーク搬出時の動作]
図5に示した固定ビーム45,(46:図2参照)上にはワーク1が載置され、容器41は搬送部13の搬送動作に支障をきたさない位置で停止している。この位置をチャンバー40のホームポジションHpとし、ここで容器41を待機させるようにしている。これらの動きを前提にして、図5に示した固定ビーム45上のワーク1をチャンバー40から搬出する場合、図6Aにおいて、移動ビーム28は軌跡(1)で水平方向(a→b)に移動し、その後、軌跡(2)で垂直方向(b→c)へ上昇し、基台42上の固定ビーム45からワーク1を受け取る。このとき、移動ビーム28は固定ビーム45の下方からワーク1を持ち上げるようにして受け止める。
その後、図6Bにおいて、移動ビーム28は軌跡(3)でワーク1を捧げるようにして水平方向(c→d)に移動し、軌跡(4)で垂直方向(d→a)へ降下する。これにより、チャンバー40から受け取ったワーク1を冷却部50へ渡すことができる。その後、移動ビーム28は搬出側のホームポジションHp=aで待機する。
[ワーク搬入時の動作]
そして、図7Aにおいて、搬入側では移動ビーム18は軌跡(1)で垂直方向(a→b)へ上昇し、当該移動ビーム18が上昇することで、本加熱部30の固定ビーム17からワーク1を受け取る。その後、移動ビーム18は軌跡(2)で水平方向(b→c)に移動し、そして、軌跡(3)で垂直方向(c→d)へ降下する。移動ビーム18が降下することで、基台42上の固定ビーム45へワーク1を載置するようになる。
その後、図7Bにおいて、移動ビーム18は軌跡(4)で水平方向(d→a)に移動し、搬入側のホームポジションHp=aに戻ってくる。これにより、移動ビーム18がチャンバー40の搬入側で待機し、次のワーク1の搬入に移行するようになる(タクト送り)。
一方、図8Aにおいて、移動ビーム18がチャンバー40から離れると、チャンバー40では昇降機構43が動作して、ホームポジションHpから容器41が降下する。図示しない昇降機構43による降下が終了し、容器41が基台42を押さえ込む状態となる。このとき、図2に示した容器41の底部端辺がシール部材48に当接する。これにより、容器41内は密室状態となされる。その後、チャンバー40を真空引きする。
[密室作成時の動作]
容器41内が密閉空間となされた後にポンプ23によって真空引き処理がなされる。ここで、図9を参照してチャンバー40の制御例について説明する。この例では第1目標圧P1及び第2目標圧P2を設定してチャンバー40を真空引き処理する場合を挙げる。図9において、縦軸は容器41内の真空圧[Pa](圧力)であり、横軸は真空脱泡・脱気処理に係る時間であり、真空リフロー処理の一連の動作時間の中の時刻t5〜t6[sec]を抽出して示している。図中の太線の折れグラフはチャンバー40の真空圧制御特性を示す曲線(真空圧制御曲線)である。
この例では、第1目標圧P1を設定し、図2に示した容器41内を時刻t51からt52で大気圧(約10万Pa)から第1目標圧P1に真空引き(減圧)する。P1は例えば5万Paである。時刻t51は減圧開始時刻であり、時刻t52は第1目標圧P1の達成時刻である。その後、時刻t52からt53で容器41内の真空圧を第1目標圧P1に維持する。図中のT1は第1の真空圧維持時間(期間:設定減圧時間)であり、時刻t53からt52を差し引いた時間である。
真空圧維持時間T1は例えば減圧開始から真空破壊までの指定時間を60[sec]とした場合に、T1=10[sec]程度である。そして、第2目標圧P2を設定し、時刻t53からt54で容器41内の真空圧を第2目標圧P2に真空引き(減圧)する。P2は例えば1000Paである。時刻t53は減圧再開時刻であり、時刻t54は第2目標圧P2の達成時刻である。その後、時刻t54からt55で容器41内の真空圧を第2目標圧P2に維持する。
図中のT2は第2の真空圧維持時間(設定減圧時間)であり、時刻t55からt54を差し引いた時間である。真空圧維持時間T2は例えばT2=15[sec]程度である。そして、時刻t55で容器41の真空状態の破壊を開始し、時刻t55からt56で容器41内を大気圧に復帰する。時刻t55は真空破壊時刻であり、時刻t56は真空破壊完了時刻である。
これらにより、指定時間内の減圧中に任意の真空圧維持時間T1,T2を設定し、及びチャンバー40の真空圧を多段階の第1目標圧P1、第2目標圧P2に調整して減圧することができる。
なお、本発明の設定された真空圧を所定時間保持するための制御を真空破壊から大気圧へ戻す過程においても行うことができる。例えば、真空破壊移行時の第2目標圧P2から第1目標圧P1に高圧する際に、中間圧P12を設定してもよい。例えば、時刻t551で中間圧P12を設定し、時刻t552に至るまで、当該中間圧P12を維持する。時刻t552からt551を差し引いた時間は、真空破壊時の真空圧維持時間T3となる。その後、時刻t552で第1目標圧P1を再設定し、時刻t556で第1目標圧P1を維持する。真空破壊時の第1目標圧P1の真空圧維持時間はT4となる。真空圧維持時間T4は時刻t56からt553を差し引いた時間である。真空圧維持時間T4の経過後、すなわち、時刻t56からt6で容器41内を大気圧に復帰するようにしてもよい。
これらにより、真空破壊時も、多段階に目標圧P12、P1等を設定して高圧することができる。従って、真空構成時も、真空破壊時も、ワーク1を所望の温度及び目標の真空圧で真空脱気はんだ付け処理できるようになる。このように段階を踏んで減圧・高圧を行うことで、フラックス飛沫・はんだ飛散を防止できるようになる。
[密室開放時の動作]
真空脱泡・脱気処理が終了すると、昇降機構43を動作させて、図8の(A)に示した基台42から容器41を離間する。このとき、基台42に押さえ込まれていた状態の容器41の底部端辺がシール部材48から分離する。図8の(B)に示すように容器41が基台42から離間することで、容器41内が開放空間となされる。これらにより、真空リフロー炉100を構成し、それぞれの段階の目標圧P1,P2,P12等を維持する時間が設定できて、その真空圧維持時間を調整できる真空はんだ付けシステムを構築できるようになる。
続いて、本発明に係る真空はんだ付け方法に関して、上述のワーク1のタクト送り、及び図10〜図12を参照して、真空リフロー炉100の制御例について説明する。図10は真空リフロー炉100の温度プロファイルである。図10において、縦軸は予備加熱ゾーンI〜IV、本加熱ゾーンV、真空脱気ゾーンVI及び冷却ゾーンVIIの温度[℃]であり、横軸は経過時刻t1〜t6[sec]を示している。図中の太線の曲線は真空リフロー炉100の炉内温度特性である。
図11及び図12に示すフローチャートは、ワーク1を基準した制御例であり、チャンバー40の搬入側と搬送側で他のワーク1の処理も同時に進行しているが、説明を分かり易くするため、当該チャンバー40の前後の1つのワーク1の動きを注目して説明をする。
この例の真空はんだ付け方法よれば、ワーク1を真空環境下ではんだ付け処理する場合であって、次の制御条件を設定する。
i.操作部21で複数の真空圧(目標圧P1やP2等)及びそれぞれの真空圧を保持する所定の時間(真空圧維持時間T1やT2等)を設定する。
ii.ワーク1がチャンバー40内に投入される前に、ワーク1を所定温度まで加熱する。
iii.ワーク1がチャンバー40内に投入された際に、チャンバー40内への投入前のワーク1の所定温度を保持する。
これらを真空はんだ付け処理の制御条件にして、図11に示すステップST1(工程)で制御部61は初期設定を実行する。この初期設定では、操作部21を使用して、制御部61に対してチャンバー40内の真空圧の値を入力し、第1目標圧P1及び第2目標圧P2を設定する。また、真空圧維持時間T1及びT2も設定するようになされる。なお、チャンバー40内の真空圧の設定については、第1目標圧P1及び第2目標圧P2の2つに限られることなく、複数の目標値を入力してもよいし、目標圧は1つであっても良い。第1目標圧P1や第2目標圧P2等は操作データD21となって制御部61へ出力される。
ステップST2で制御部61はスタートを待機する。スタートの指示は、操作者が操作部21に設けられたスタートボタンの押下等することにより行われる。ステップST2で制御部61はスタートが指示されると、ステップST3に移行して制御部61は搬送機構70の駆動制御を実行する。このとき、搬送機構70は制御ユニット60から搬送制御信号S13を入力し、当該搬送制御信号S13に基づいて移動ビーム18,28を動作させて、ワーク1をタクト送りする(図6A〜図8B参照)。
ステップST4で制御部61はワーク1に対して予備加熱処理を実行する。このとき、予備加熱部20は制御ユニット60から予備加熱制御信号S20を入力し、当該予備加熱制御信号S20に基づいて4つの予備加熱ゾーンI〜IVを動作させ、ワーク1を所定温度(例えば260℃)に到達させるために徐々に加熱(150℃→160℃→170℃→180℃程度)する。
例えば、予備加熱ゾーンIでは図10に示した温度プロファイルにおいて炉内を時刻t0からt1で常温から温度130℃付近に加熱する。予備加熱ゾーンIIは炉内を時刻t1からt2で温度130℃から温度160℃付近に加熱する。予備加熱ゾーンIIIは炉内を時刻t2からt3で温度160℃〜170℃付近に加熱する。予備加熱ゾーンVIは炉内を時刻t3からt4で温度170℃〜180℃付近に加熱する。
ステップST5で制御部61はワーク1に対して本加熱処理を実行する。このとき、本加熱部30は、制御ユニット60から本加熱制御信号S30を入力し、当該本加熱制御信号S30に基づいて本加熱部30のヒーターや、ファン等を動作させて、ワーク1を260℃に加熱する。図10に示した温度プロファイルによれば、本加熱ゾーンVは炉内を時刻t4からt5で温度180℃〜240℃付近に加熱する。
ステップST6で制御部61はワーク1に対して真空脱泡・脱気処理を実行する。このとき、搬送機構70によって、ワーク1が基台42上に搬入(図7B参照)されると、到達センサ26は、チャンバー40内へのワーク1の到達を検出して到達検出信号S26を制御ユニット60に出力する。
この例の真空脱泡・脱気処理によれば、図12に示すサブルーチンに移行して、ステップST61で制御部61はワーク1を基台42上に受け入れた否かを判別する。このとき、制御部61は、到達センサ26から到達検出信号S26を入力し、ワーク1の到達有無を判別する。ワーク1の到達を示す到達検出信号S26が得られない場合はそのまま待機する。
ワーク1の到達を示す到達検出信号S26が得られた場合は、ステップST62に移行して制御部61は、チャンバー40の降下制御を実行する。昇降機構43は制御ユニット60から昇降制御信号S43を入力し、図示しないシリンダー等を動作させて容器41を密閉状態にする。
また、パネルヒーター44は制御ユニット60からヒーター制御信号S44を入力し、当該ヒーター制御信号S44に基づいてワーク1の温度を260℃に維持するようになされる。この例では図10に示した真空脱気ゾーンVIにおいて、容器41内を時刻t5からt6で温度235℃〜240℃付近に維持する。
その後、ステップST63で制御部61はチャンバー40内の真空引き処理を開始する。この真空引き処理では、開放弁25が制御ユニット60から開放弁制御信号S25を入力し、初期開放弁及び主開放弁も「全閉」となされる。また、電磁弁22が制御ユニット60から電磁弁制御信号S22を入力し、当該電磁弁制御信号S22に基づいて弁開度=「全開」となるように弁を駆動する。
そして、ステップST64で制御部61はチャンバー40内を設定された第1目標圧P1にすべく電磁弁22及びポンプ23を制御してチャンバー40内の真空引き処理する。ポンプ23は、弁開度=「全開」と前後して、制御ユニット60からポンプ制御信号S23を入力し、当該ポンプ制御信号S23に基づいてチャンバー40内を真空引きする。例えば、ポンプ23は一定の吸込み量で容器41内のエアーを引き抜くように動作する。
その後、ステップST65で制御部61はチャンバー40内の真空圧が第1目標圧P1に到達した否かを判別する。このとき、圧力センサ24は、チャンバー40内の圧力を検出して圧力検出信号S24(圧力検出情報)を制御ユニット60に出力する。制御ユニット60では制御部61が圧力検出信号S24からチャンバー40内の真空圧を検出(検証)する。例えば、信号強度(電流値や電圧値等を二値化した情報)から圧力を演算したり、又は、信号強度と検出圧力の関係を予めROM等に記述したテーブルを参照する。
真空圧が第1目標圧P1に到達していない場合は、ステップST66に移行して制御部61はチャンバー40内の真空引き処理を継続する。この真空引き継続処理では、チャンバー40内の圧力検出信号S24及び設定された真空圧に基づいて当該チャンバー40内の真空圧を調整する。例えば、信号強度に基づく演算圧力値と検出圧力の差分を無くすように電磁弁22や開放弁25を制御する。
チャンバー40内の真空圧が低くなる場合、開放弁25は、開放弁制御信号S25を入力し、開放弁制御信号S25に基づいて初期開放弁や主開放弁等を動作させて、Nガスや、Hガス等をチャンバー40内に供給するようになされる。
真空圧が第1目標圧P1に到達した場合は、ステップST67で制御部61は、第1目標圧P1を所定の時間(真空圧維持時間T1等)だけ維持する。ここで制御部61は、電磁弁22を弁開度=「全閉」としたり、開放弁25を閉じて真空圧維持時間T1かつ第1目標圧P1でチャンバー40内の真空圧を保持する。真空圧維持時間T1の経過の有無は、例えば、時刻t52でタイマーを起動し、タイム情報の比較一致等を行ってタイムアップを検出することで判断する。チャンバー40内の真空圧が下回る場合は、弁開度=「全開」として真空引きする。
その後、真空圧維持時間T1が経過すると、ステップST68で制御部61は第2目標圧P2を電磁弁22、ポンプ23及び開放弁25に設定してチャンバー40内の真空引き処理を再開する。開放弁25は初期開放弁及び主開放弁も「全閉」となされる。
そして、ステップST69で制御部61はチャンバー40内の真空圧が第2目標圧P2に到達した否かを判別する。このとき、圧力センサ24はチャンバー40内の圧力を検出し、圧力検出信号S24を制御ユニット60に出力する。制御ユニット60では制御部61が圧力検出信号S24からチャンバー40内の真空圧を検出する。判断基準はステップST65で説明した通りである。
真空圧が第2目標圧P2に到達していない場合は、ステップST70に移行して制御部61はチャンバー40内の真空引き処理を継続する。この真空引き継続処理では、チャンバー40内の圧力検出信号S24及び設定された真空圧に基づいて当該チャンバー40内の真空圧を調整する。この際の調整方法については、ステップST67で説明した通りである。
真空圧が第2目標圧P2に到達した場合は、ステップST71で制御部61は、第2目標圧P2を所定の時間(真空圧維持時間T2等)維持する。ここで制御部61は、電磁弁22及び開放弁25を調整して真空圧維持時間T2かつ第2目標圧P2でチャンバー40内の真空圧を保持する。真空圧維持時間T2は、真空処理時間=ワーク・単位タクト待機時間という設定において、タクト搬送に支障無く真空処理時間内で第2目標圧P2を維持できる最大限設定可能な時間である。ワーク・単位タクト待機時間が短ければ、当該真空リフロー炉のスループットが向上する。
そして、ステップST72で制御部61は真空脱気を終了したか否かを判別する。その際の判断基準は、真空圧が第2目標圧P2に到達したと同時に起動されるタイマー(図示せず)から出力される経過時間値Txと真空圧維持時間T2とを比較し、Tx=T2となったか否かを検出することで行う。Tx<T2の場合は監視を継続する。この監視によって、チャンバー40内の真空圧を指定時間内及び一定気圧に保持したはんだ付け(ボイド除去)処理することができる(真空脱泡・脱気処理)。
Tx=T2の場合は監視を終了してステップST73に移行して制御部61はチャンバー40内の真空破壊を開始する。この真空破壊では、例えば、ポンプ23を停止して開放弁25を動作させ、Nガスをチャンバー40内に供給して容器41内の真空圧を上げて行く。もちろん、多段階に目標圧P12、P1等を設定して高圧してもよい(図9の波線特性参照)。
チャンバー40内の真空圧が大気圧になった場合は、ステップST74に移行して制御部61が容器41を上昇するように昇降機構43を制御する。昇降機構43では、制御ユニット60から昇降制御信号S43を入力し、当該昇降制御信号S43に基づいて図示しないシリンダー等を動作させて容器41を開放状態にする。
そして、ステップST75で制御部61はワーク搬出処理を実行する。搬送機構70は制御ユニット60から搬送制御信号S70を入力し、当該搬送制御信号S70に基づいて移動ビーム28を動作させて、ワーク1をタクト送り(図6A参照)する。
その後、ステップST76で制御部61は基台42上から冷却部50へワーク1を搬送したか否かに対応して制御を分岐する。ワーク1が基台42上から冷却部50へ移動されていない場合は、ステップST75に戻ってワーク1の搬出処理を継続する。搬送機構70によって、ワーク1が基台42上から搬出されると、次のワーク1が基台42上へ搬入されるようになる。
ワーク1を冷却部50へ送り渡した場合は、メインルーチンのステップST6に戻り、ステップST6からステップST7に移行する。ステップST7で制御部61はワーク1の冷却処理を実行する。このとき、冷却部50は制御ユニット60から冷却制御信号S50を入力し、当該冷却制御信号S50に基づいて熱交換器や、ファン等を動作させて、ワーク1を常温付近になるまで冷却する。図10に示した冷却ゾーンVIIでは、炉内を時刻t6からt7で温度235℃〜常温付近に冷却する。これにより、ワーク1を所望の温度、この例では260℃で真空脱気はんだ付け処理することができる。
そして、ステップST8で制御部61はワーク1を冷却部50から外部へ搬出するように搬送機構70を制御する(図6A,図6B参照)。その後、ステップST9で制御部61は全てのワーク1の真空はんだ付け処理を終了したか否かの判断を実行する。全てのワーク1の真空はんだ付け処理を終了していない場合は、ステップST3に戻ってワーク1の搬入処理、その加熱処理、その真空脱泡・脱気処理及びその冷却処理を継続する。全てのワーク1の真空はんだ付け処理を終了した場合は制御を終了する。
このように実施の形態としての真空リフロー炉100によれば、チャンバー40内の圧力検出信号S24に基づいて、設定された真空圧に向けてチャンバー40内の真空圧を調整すると共に、設定された真空圧を所定時間保持するための制御部61を備えるものである。
この構成によって、チャンバー40内を指定された真空圧に多段階、かつ、任意時間内だけ定圧維持できるので、真空圧が最適に調整されたチャンバー40内ではんだ付け処理をすることができる。
本発明に係る真空はんだ付け方法によれば、真空はんだ付け工程において、チャンバー40をポンプ23で減圧しながら、随時、チャンバー40内の圧力を監視し、状況に応じてN等の不活性ガスを適量混入するというフィードバック制御によって、チャンバー40内に一定の真空圧を実現できるようになる(圧力一定調整機構)。これにより、フラックス飛沫や、はんだ飛散等を防止できるようになり、設定された真空圧下でボイド2の少ない高品質の真空はんだ付け処理を行うことができる。
なお、サブルーチンのステップST75とメインルーチンのステップST8の制御を連動させる場合は、当該ステップST8の制御を省略してもよい。制御部61におけるワーク1の搬送制御を軽減化することができる。
上述した例では、チャンバー40内の真空圧を多段階に調整する際に、チャンバー40内の圧力検出信号S24に基づいて指定された真空圧に向け、開放弁25をフィードバック制御する方法について説明したが、これに限られることはない。圧力検出信号S24に基づいてポンプ23の回転量を制限して一定の真空圧を達成するフィードバック制御方法を採ってもよい。
また、チャンバー40内を一定の速度で減圧するのではなく、減圧速度を任意に変更(可変)してフラックスやはんだ等の飛沫を防止する方法を採ってもよい。更に、N以外の気体を混入して一定の真空圧を達成する方法を採ってもよい。これらによっても、チャンバー40内を指定した真空圧(気圧)に維持できるようになる。
このように実装するワーク1や、諸条件に基づいて、真空圧の設定、設定された真空圧を保持する時間等、適宜設定可能である。例えば、ワーク1が単位タクト待機時間に基づいて予備加熱ゾーンI,II,III,IVに滞在する時間、及び本加熱ゾーンVに滞在する時間を各々TAとし、チャンバー40における真空脱気ゾーンVIに滞在する時間をTBとし、冷却ゾーンVIIに滞在する時間をTCとしたとき、TC≦TB≦TAの関係に設定される(図9参照)。この関係を保つと、ワーク・タクト搬送及び真空脱泡・脱気処理において、衝突等の制御破綻を伴うことなく真空脱泡・脱気処理を行うことができる。
なお、制御部61に補正演算機能を持たせて、操作部21によって設定されたチャンバー40内の真空圧や、真空圧維持時間等に対して、ワーク1の単位タクト待機時間等に補正演算を施して上述の制御破綻を回避するようにしてもよい。
また、図9において、実線に示した真空圧制御特性において、θ1,θ2は真空構成時の真空圧制御曲線の傾きであり、θ3〜θ5は真空破壊時の真空圧制御曲線の傾きである。これらの傾きθ1〜θ5はポンプ23の出力や開放弁25の弁開度を制御することによって調整(変化させる)することができる。従って、ワーク・タクト搬送及び真空脱泡・脱気処理に関して最適な条件を設定できるので、当該真空リフロー炉のスループットを向上できるようになる。
本発明は、表面実装用の部品等を基板上の所定の位置に載せて当該部品と基板とをはんだ付け処理する際に、真空溶融状態のはんだを脱気する機能を備えた真空リフロー炉に適用して極めて好適である。
10 本体部
11 搬入口
12 搬出口
13 搬送部
16 搬送路
17,27 固定ビーム
18,28 移動ビーム
20 予備加熱部(加熱部)
21 操作部
23 ポンプ
24 圧力センサ
25 開放弁
26 到達センサ
29 ガス供給部
30 本加熱部(第1の加熱部)
40 チャンバー
41 容器
42 基台
43 昇降機構
44 パネルヒーター(第2の加熱部)
45,46 固定ビーム(支持部)
47 ピン
48 シール部材
50 冷却部
100 真空リフロー炉

Claims (9)

  1. ワークを真空環境下ではんだ付け処理可能なチャンバーと、
    前記チャンバー内の複数の真空圧を入力し設定する操作部と、
    前記チャンバー内を真空引きするポンプと、
    前記チャンバー内の圧力を検出する検出部と、
    前記検出部から出力されるチャンバー内の圧力検出情報に基づいて前記操作部で設定された複数の真空圧調整して減圧開始から多段階に段階を踏んで減圧すると共に設定された各真空圧で所定時間保持するための制御部とを備えるはんだ付け装置。
  2. 前記チャンバー内に不活性および活性の少なくともいずれか一方のガスを供給するガス供給部を備え、
    前記制御部は、
    前記ガス供給部から前記チャンバー内へ供給される前記ガスの流入量を調整するようにした請求項1に記載のはんだ付け装置。
  3. 前記制御部は、
    設定された前記複数の真空圧を所定時間保持する際に、
    前記検出部からのチャンバー内の圧力検出情報に基づき前記ポンプを所定の回転数に維持するように制御すると共に前記ガスの前記チャンバー内への流入量を制御し、
    設定された前記複数の真空圧を所定時間保持するようにした
    請求項2に記載のはんだ付け装置。
  4. 前記制御部は、
    設定された前記複数の真空圧を所定時間保持する際に、
    前記検出部からのチャンバー内の圧力検出情報に基づき前記ガスの前記チャンバー内への流入量を一定となるように制御すると共に前記ポンプの回転数を制御し、
    設定された前記複数の真空圧を所定時間保持するようにした
    請求項2に記載のはんだ付け装置。
  5. 前記ワークが前記チャンバー内に投入される前に当該ワークを所定温度まで加熱する第1の加熱部を備えた請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のはんだ付け装置。
  6. 前記ワークが前記チャンバー内に投入された際に、チャンバー内の投入前に所定温度まで加熱されたワークを所定温度に保持する第2の加熱部を備えた請求項5に記載のはんだ付け装置。
  7. ワークを真空環境下ではんだ付け処理可能なチャンバー内の真空圧を複数入力し設定する工程と、
    前記複数の真空圧を設定された前記チャンバー内を真空引きする工程と、
    当該チャンバー内の圧力を検出する工程と、
    前記チャンバー内の圧力検出情報及び設定された複数の真空圧に基づいて当該チャンバー内の複数の真空圧を調整して減圧開始から多段階に段階を踏んで減圧する工程と、
    設定された各真空圧で所定時間保持する工程と、
    前記複数の真空圧が調整された前記チャンバー内ではんだ付け処理をする工程とを有する真空はんだ付け方法。
  8. 前記ワークが前記チャンバー内に投入される前に、ワークを所定温度まで加熱する工程を有する請求項7に記載の真空はんだ付け方法。
  9. 前記ワークが前記チャンバー内に投入された際に、チャンバー内の投入前に所定温度まで加熱されたワークを所定温度に保持する加熱工程を有する請求項8に記載の真空はんだ付け方法。
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