JP5831507B2 - テープ印刷装置、重ね貼りを行うラベルを作成する方法及び重ね貼り用ラベルの作成プログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

テープ印刷装置、重ね貼りを行うラベルを作成する方法及び重ね貼り用ラベルの作成プログラムが記憶された記憶媒体 Download PDF

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本発明は、2枚のラベルを重ねて貼る重ね貼り用のラベルを作成するテープ印刷装置と
、該テープ印刷装置を用いて重ね貼り用ラベルを作成する方法と、この重ね貼り用ラベル
の作成をテープ印刷装置に実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体に関する。
テープカセット内に印刷層と剥離層とを積層してなる印刷テープを収納し、このテープ
カセットを印刷装置にセットして、キーボード等の入力手段から入力された或いは他の機
器から出力された文字、記号、ロゴ、キャラクタ、マーク等を任意に印刷することで、固
有のラベルを作成できる装置としてテープ印刷装置がある。
このようなテープ印刷装置の普及も進み、ラベルの用途が拡大されてきている。その結
果、テープ印刷装置には、ラベルの用途などを考慮した、他のプリンタには存在しない印
刷種類や、印刷時の処理なども種々採用されている。例えば、幅広の印刷テープを使用可
能なテープ印刷装置を用いて、大きな文字で目立つ内容を記載し、併せて注意書きなどを
小さな文字で記載した幅広の印刷テープによるラベルを作成し、誰もが目にする場所に貼
っておくことができるものがある。
また、下記に示す特許文献1には千社札作成モードにより、テープの長さ方向に縦書きで比較的大きな第1文字列を印刷させ、続いて比較的小さな第2文字列をテープの幅方向に縦書きで印刷させて夫々を切断することにより、テープの所定幅をラベル幅としてラベル長さをテープ幅よりも長くした大きな第1ラベルと、テープの所定幅を長さ方向としてラベル幅をテープ幅よりも小さくした小さな第2ラベルと、からなるような2枚の単独ラベルを作成し、第1文字列を印刷した大きな第1ラベル上に第2文字列を印刷した小さな第2ラベルを斜めに重ね貼りすることにより、千社札等の短冊シールを作成することができるテープ印刷装置が開示されている。
特開2001−277601号公報
しかしながら、上述の幅広の印刷テープを使用可能なテープ印刷装置で、大きな文字と小さな注意書きを印刷した場合、一部の注意書きなどの表示を変更する場合に新たにラベルを作成して貼り付ける等の作業が必要であった。しかも、ラベルを剥がした時に、貼り付けた対象物に糊残りが生じたり、貼り付けた対象物が紙等であれば破ける等の問題があった。
また、上述の特許文献1の千社札等の短冊シールを作成できるテープ印刷装置では、同
一の印刷テープにより第1ラベルと第2ラベルとを作成することから、印刷テープが剥が
れることがないように極めて強い接着力を有して形成されているものであれば、第2ラベ
ルを付け替える場合に第1ラベル上に重ねて貼られた第2ラベルのみを剥がすことは容易
ではない。このため、あらためて第2ラベルのみを作成して第2ラベルを貼り替えること
ができず、第1ラベルとともに作り直しとなり印刷テープが無駄になる。
本発明は、上述したような従来技術の問題点に鑑みてなされており、2枚のラベルを重
ねて貼る重ね貼り用のラベルにおいて、上面ラベルを容易に付けたり剥がしたりすること
ができる重ね貼りを行うラベルを作成することができるテープ印刷装置を提供することを
目的とする。
前記目的を果たすため、本発明のテープ印刷装置の一態様は、印字面の裏面側が強接着性を有する第1の印刷テープに印刷して第1のラベルを作成し、印字面の裏面側が弱接着性を有する第2の印刷テープに印刷して第2のラベルを作成する印刷手段と、前記第1のラベルを作成するための少なくとも1種類の第1のフォーマットと、当該少なくとも1種類の第1のフォーマットと関連付けされ前記第2のラベルを作成するための少なくとも1種類の第2のフォーマットと、を格納するフォーマット格納手段と、前記フォーマット格納手段に格納された前記少なくとも1種類の第1のフォーマット及び前記少なくとも1種類の第2のフォーマットの中から第1のフォーマット及び/又は第2のフォーマットを操作者に選択させるフォーマット選択手段と、前記第1の印刷テープに印刷する文字や記号の第1の印刷データ及び/又は前記第2の印刷テープに印刷する文字や記号の第2の印刷データを操作者に入力させる印刷データ入力手段と、前記フォーマット選択手段によって選択された前記第1のフォーマットに基づいて、前記印刷データ入力手段によって入力された前記第1の印刷データを前記第1の印刷テープに印刷するように制御し、前記フォーマット選択手段によって選択された前記第2のフォーマットに基づいて、前記印刷データ入力手段によって入力された前記第2の印刷データを前記第2の印刷テープに印刷するように制御する、制御手段と、を備え、前記第1のラベルは、対象物に貼着するラベルであり、前記第2のラベルは、前記第1のラベルの上又は関連する周辺位置に貼着する引き剥がし可能なラベルである、ことを特徴とする。
また、前記目的を果たすため、本発明のラベル作成方法の一態様は、印字面の裏面側が強接着性を有する第1の印刷テープに印刷して第1のラベルを作成し、印字面の裏面側が弱接着性を有する第2の印刷テープに印刷して第2のラベルを作成する印刷処理と、前記第1のラベルを作成するための少なくとも1種類の第1のフォーマットと、当該少なくとも1種類の第1のフォーマットと関連付けされ前記第2のラベルを作成するための少なくとも1種類の第2のフォーマットと、から選択された第1のフォーマット及び/又は第2のフォーマットを設定するフォーマット設定処理と、前記第1の印刷テープに印刷する文字や記号の第1の印刷データ及び/又は前記第2の印刷テープに印刷する文字や記号の第2の印刷データを設定する印刷データ設定処理と、前記フォーマット設定処理によって設定された前記第1のフォーマットに基づいて、前記印刷データ設定処理によって設定された前記第1の印刷データを前記第1の印刷テープに印刷するように制御し、前記フォーマット設定処理によって設定された前記第2のフォーマットに基づいて、前記印刷データ設定処理によって設定された前記第2の印刷データを前記第2の印刷テープに印刷するように制御する、制御処理と、を行い、前記第1のラベルを対象物に貼着するラベルとし、前記第2のラベルを前記第1のラベルの上又は関連する周辺位置に貼着する引き剥がし可能なラベルとする、ことを特徴とする。
また、前記目的を果たすため、本発明の記憶媒体の一態様は、印字面の裏面側が強接着性を有する第1の印刷テープに印刷して第1のラベルを作成し、印字面の裏面側が弱接着性を有する第2の印刷テープに印刷して第2のラベルを作成する印刷処理と、前記第1のラベルを作成するための少なくとも1種類の第1のフォーマットと、当該少なくとも1種類の第1のフォーマットと関連付けされ前記第2のラベルを作成するための少なくとも1種類の第2のフォーマットと、から選択された第1のフォーマット及び/又は第2のフォーマットを設定するフォーマット設定処理と、前記第1の印刷テープに印刷する文字や記号の第1の印刷データ及び/又は前記第2の印刷テープに印刷する文字や記号の第2の印刷データを設定する印刷データ設定処理と、前記フォーマット設定処理によって設定された前記第1のフォーマットに基づいて、前記印刷データ設定処理によって設定された前記第1の印刷データを前記第1の印刷テープに印刷するように制御し、前記フォーマット設定処理によって設定された前記第2のフォーマットに基づいて、前記印刷データ設定処理によって設定された前記第2の印刷データを前記第2の印刷テープに印刷するように制御する、制御処理と、前記第1のラベルを対象物に貼着するラベルとすることと、前記第2のラベルを前記第1のラベルの上又は関連する周辺位置に貼着する引き剥がし可能なラベルとすることと、を実現するためのプログラムが記憶された、ことを特徴とする。
本発明によれば、2枚のラベルを重ねて貼る重ね貼り用のラベルにおいて、上面ラベル
を容易に付けたり剥がしたりすることができる重ね貼りを行うラベルを作成することがで
きるテープ印刷装置を提供することができる。
本発明の実施例に係るテープ印刷装置の平面図である。 本発明の実施例に係るテープ印刷装置の内部拡大図及びテープカセットの斜視図である。 本発明の実施例に係るテープ印刷装置の機能ブロック図である。 本発明の実施例に係る重ね貼り用ラベルのフォーマットデータの一例を示す説明図である。 本発明の実施例に係るテープ印刷装置による重ね貼り用ラベル作成の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る重ね貼りを行うラベルとして下地ラベルと上面ラベルの具体例を示す説明図である。 本発明の実施例に係る重ね貼りを行うラベルとして下地ラベルと上面ラベルとのその他の具体例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について述べる。本発明のテープ印刷装置1は、第
1の印刷テープに印刷して第1のラベルを作成するための複数の第1のフォーマットデー
タと、上記複数の第1のフォーマットデータと関連付けされ第2の印刷テープに印刷して
第2のラベルを作成するための複数の第2のフォーマットデータと、を格納するフォーマ
ットデータ格納手段とされるROM41を備える。また、テープ印刷装置1は、ROM41に
格納された複数のフォーマットデータから所望の第1のフォーマットデータ及び/又は第
2のフォーマットデータを選択するフォーマット選択手段を備える。
更に、テープ印刷装置1は、上記第1の印刷テープに印刷する文字や記号等の第1のデータ及び/又は上記第2の印刷テープに印刷する文字や記号等の第2のデータを入力するデータ入力手段とされる入力部3と、上記印刷テープの種別を検出するテープ種別検出手段とされるテープ種別検出スイッチ16とを備える。
そして、テープ印刷装置1は、上記フォーマット選択手段によって選択された第1のフ
ォーマットデータ及び/又は第2のフォーマットデータに基づいて、入力部3によって入
力された第1のデータ及び/又は第2のデータを上記第1の印刷テープ及び/又は第2の
印刷テープに印刷して、上記第1のラベル及び/又は第2のラベルを作成する制御手段と
される制御部40、を備える。
制御部40は、テープ種別検出スイッチ16により上記第2の印刷テープが弱接着性の接着
剤が塗布されたテープ又は自己粘着テープであることを検出して上記第2ラベルの印刷を
実行する。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。図1は、本発明の実施例に係るテープ
印刷装置1の平面図であり、図2は、このテープ印刷装置1に使用するテープカセット21の
外観及びテープ印刷装置1の内部構造の一部を示す斜視図である。テープ印刷装置1は、表
面に印刷面を備え裏面が粘着面とされた印刷テープ層と、粘着面に貼付される剥離テープ
層と、が積層されて形成された印刷テープ31に文字や模様等を印刷する装置である。
このテープ印刷装置1は、図1に示すように、筐体2の上面に入力部3、表示部4及びカセ
ット収容部8を塞ぐ開閉蓋5が形成されている。また、図示しないが、筐体2には、パーソ
ナルコンピュータ等の外部機器と接続するための入力端子、電源コードが接続される電源
端子、メモリーカード等の記憶媒体が挿入される挿入口等も形成されている。
入力部3は、文字データを入力する文字入力キー、印刷開始を指示する印刷キー、表示
部4の表示画面上のカーソルを移動操作するカーソルキー、印刷モードの設定や各種設定
処理を行なう種々の制御キーによって構成されている。また、表示部4は、液晶表示装置
等であり、入力されたデータに関する画像、各種の設定のための選択メニュー、各種の処
理に関するメッセージ等が表示される。なお、テープ印刷装置1に、入力部3及び表示部4
の両機能を備えたタッチパネルを配置することもできる。
そして、開閉蓋5の内側には、図2に示すように、印刷テープ31及びインクリボン35を
収容したテープカセット21を装填するためのカセット収容部8が形成されている。また、
カセット収容部8内には、テープ印刷機構45と、テープカセット21を所定の位置に支持す
るためのカセット受部15と、が形成されている。このテープ印刷機構45は、縦方向に配列
された印刷素子と、印刷ヘッドとされるサーマルヘッド11と、サーマルヘッド11との間で
印刷テープ31及びインクリボン35を挟み込んでこれを搬送するプラテンローラ12と、印刷
に使用したインクリボン35をテープカセット21内に巻取るリボン巻取軸13と、を備える。
また、カセット収容部8の一端部に筐体2の外に通じるテープ繰出部7が形成されており
、このテープ繰出部7には、印刷テープ31の印刷テープ層及び剥離テープ層を幅方向にカ
ットするフルカット手段としてのフルカット機構18と、印刷テープ31の印刷テープのみを
カットするハーフカット手段としてのハーフカット機構17が組み込まれている。
更に、テープカセット21は、カセットケース22を備え、このカセットケース22の内部に
は、印刷テープ31が巻装されたテープコア23、未使用のインクリボン35が巻装されたリボ
ン供給コア24、使用済みのインクリボン35を巻取るリボン巻取コア25が夫々収納されてい
る。また、テープカセット21のカセットケース22には、カセット収容部8内にテープカセ
ット21を装填した場合にサーマルヘッド11が位置するヘッド配置部27が形成されている。
なお、本実施例の印刷テープ31は、その印字面の裏面側にアクリル系樹脂からなる接着
力の強い接着剤を有するもの(第1の印刷テープ)と、印字面の裏面側に弱接着性の接着
剤を有するもの、或いは、接着剤は使用しないがテープの素材自体が弱い接着性を有する
自己粘着テープ等のもの(第2の印刷テープ)がある。弱接着性の接着剤は、感圧性の貼
着力の弱い貼着剤である。この感圧接着剤は、公知の素材からなり、例えば天然ゴム、イ
ソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリイソブチレン等の合成ゴム、アクリル樹脂
、シリコン樹脂、エポキシ樹脂及びスチレン樹脂等の結晶性の低い高分子に、ロジン、ポ
リテルペン樹脂及び石油樹脂等の粘着付与樹脂剤を添加したり、或いはガラス転移点が低
く、軟らかい高粘着性成分の共重合等によって粘着性を付与して構成される。
なお、上記成分には更にパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエ
チレンワックス等のワックス類、ステアリン酸、ラウリル酸等の高級樹脂酸、ステアリン
酸アミド及びパルミチン酸アミド等の樹脂酸の如き滑剤や、シリカ、カオリン、タルク、
炭酸カルシウム及びゼオライト等の無機充填剤を配合することもある。これらの成分を、
水系又は有機溶剤系の溶媒に分散または溶解させ、公知のバーコータ、ロールコータ及び
エアナイフコータ等の塗工機や、フレキソ、グラビア及びシルクスクリーン等の印刷機に
よって数μmの厚さにコーティングして形成する。また、自己粘着テープは、特殊粘着剤
を使用してテープ自体に粘着性を有するフィルムテープである。
また、カセットケース22の隅部には、カセット収容部8のカセット受部15と係合し、このカセット受部15によって支持される被係合部29が形成されている。また、このカセットケース22の被係合部29には、図示しないがテープカセット21の種類に応じたカセット識別情報としての所定の凹凸が形成されており、カセット収容部8のカセット受部15には、テープカセット21が装填された場合にカセットケース22の被係合部29に形成された凹凸を判別するカセット種別検出手段である所定のテープ種別検出スイッチ16が形成されている。そして、テープ印刷装置1は、カセットケース22がカセット収容部8に装填されると、カセットケース22の被係合部29とカセット収容部8のカセット受部15に形成されたテープ種別検出スイッチ16の幾つか或いは全部が係合し、係合したテープ種別検出スイッチ16が押下されて、このオン状態となったテープ種別検出スイッチ16の組み合わせによってテープカセット21のテープ幅、テープ色及び上述の接着面の接着剤の強弱の種類を判別できるようになっている。
つまり、このテープ印刷装置1は、テープカセット21の種類が内蔵する印刷テープ31の
種類や印刷テープ31の幅によって異なるため、このテープカセット21の種類を判別するこ
とによって、印刷対象物であるテープの幅、テープ色及び接着面の接着剤の強弱の種類を
識別することができ、制御部40がテープ幅に適合した印刷データを作成することができる
ようになっている。
このテープ印刷装置1は、印刷の指示がされると、印刷テープ31及びインクリボン35がテープカセット21から繰り出され、プラテンローラ12とサーマルヘッド11の間にこれらの印刷テープ31及びインクリボン35が重ね合わされた状態で挟み込まれて搬送される。そして、サーマルヘッド11が印刷データに基づいて発熱駆動され、インクリボン35のインクが印刷テープ31に熱転写されて印刷テープ31に印刷が行なわれ、印刷が終了すると設定によりフルカット機構18又はハーフカット機構17が作動して印刷テープ31が幅方向に切断され、1枚のテープ状の印刷物が作成される。
図3は、このテープ印刷装置1の回路構成を示すブロック図である。このテープ印刷装
置1は、図3に示すように、制御手段とされる制御部40を備え、この制御部40に記憶手段
としてのROM41、RAM42及び補助記憶装置44、入力手段としての入力部3、表示手段
としての表示部4とが接続されている。更に、制御部40には、印刷手段駆動回路51、搬送
手段駆動回路52、切断手段駆動回路53が接続されている。
この制御部40は、CPUであって、入力部3からのキー操作信号に応じて、又は、自動
でROM41に予め記憶されているシステムプログラム、メモリーカードに記憶された制御
プログラム、外部機器から読み込まれた制御プログラム等を起動させ、RAM42をワーク
メモリとして回路各部の動作を制御する。
ROM41は、入力部3から入力された文字を印刷するためのプログラム、印刷フォント
、塗り潰しに使用される斜線や網目、ドット模様等が記憶され、制御部40で読取り可能な
プログラムが記憶された記憶媒体としても機能する。また、このROM41としては、EP
ROM等の書込みが可能なROMが使用される場合もあり、書込み可能なROMが使用さ
れる場合には、ROM41が補助記憶装置44としても機能する。
RAM42は、キー入力された文字や選択された模様、サイズや文字間隔等の印刷情報を
記憶する入力データメモリ、入力された印刷情報が展開された印刷パターンデータが記憶
される印刷データメモリ、表示部4に表示されるパターンデータが記憶される表示データ
メモリ等の各領域が確保され、印刷処理等に必要なデータを一時的に記憶するレジスタや
カウンタ等が設けられている。
補助記憶装置44は、テープ印刷装置1に内蔵されたハードディスクやテープ印刷装置1に
接続されるメモリーカード等によって構成されている。
印刷手段駆動回路51は、印刷情報や書式設定の情報に従って印刷手段であるサーマルヘ
ッド11を制御し、印刷テープ31に印刷を実行させる。搬送手段駆動回路52は、搬送手段を
駆動させる回路であって、プラテンローラ12やリボン巻取軸13を回転させるステッピング
モータ等の搬送モータ46を制御し、所定の速度で長手方向に印刷テープ31を搬送する。切
断手段駆動回路53は、フルカット手段及びハーフカット手段等の切断手段を制御する駆動
回路であり、フルカット機構18で使用されるカッターモータ48aとしてのステッピングモ
ータやハーフカット機構17で使用されるカッターモータ48bとしてのDCモータ等を制御
する。
ここで、本発明の重ね貼りラベル作成モードについて説明する。図4は、フォーマット
データ格納手段とするROM41の一部に格納される重ね貼りを行うラベル用のフォーマッ
トデータの一例を示す説明図である。
重ね貼りを行うラベルの作成における複数のフォーマットデータは、予めROM41に格
納されており、図4に示すように、ナンバー01のフォーマットデータには、下地ラベル
として第1ラベル「01−A」の識別情報が登録されている。第1ラベル「01−A」は
、長方形をなすラベル形状であり、ラベル上部の黒塗り部には文字列等の印刷領域が設定
されており、ラベル下部には第2ラベル「01−B」を貼付させる目印が印刷されるよう
に設定される。なお、目印は、図に示したように貼付部の枠部分を黒線で印刷させる以外
に点線等を印刷させたり四隅にマークを印刷させるようにしても構わない。
また、ナンバー01のフォーマットデータには、上面ラベルとして第2ラベル「01−
B」の識別情報が登録されている。第2ラベル「01−B」は、第1ラベル「01−A」
と比較してテープ幅の小さな長方形をなすラベル形状であり、長さが第1ラベルの長さ以
下とされ、中央のハッチ部に文字列等の印刷領域が設定されている。
なお、この上面ラベルの幅は、下地ラベルとする第1ラベル「01−A」の貼付目印の
幅と略等しい幅とされている。
一方、ナンバー02のフォーマットデータには、下地ラベルとしての第1ラベル「02
−A」の識別情報が登録されている。第1ラベル「02−A」は、長方形をなすラベル形
状であり、ラベル上部の黒塗り部に文字列等の印刷領域が設定されている。そして、第2
ラベル「02−B」は、第1ラベル「02−A」と同じサイズの形状をなし、透明の印刷
テープ31が設定される。また、第2ラベル「02−B」のラベル下部には、文字列等の印
刷領域が設定されている。つまり、ナンバー02のフォーマットデータによる重ね貼りを
行うラベルでは、第1ラベルの上から、重ねるように第2ラベルを貼ることにより重ね貼
りラベルが作成される。そして、第1ラベルの印刷領域と第2ラベルの印刷領域とが重な
らないように設定されている。
そして、フォーマットデータにおけるラベルサイズは、例えば「縦46mm横100m
m」、「縦36mm横100mm」、「縦46mm横70mm」等のように縦横サイズが
設定されており、縦のサイズが印刷テープ31のテープ幅を示す。また、印刷領域における
文字サイズは、領域内で最大となる文字サイズを選択されるようにしながら、文字数が増
加して領域内からはみ出す場合には、小さい文字サイズが自動で選択されるようにしても
構わない。また、フォーマットデータには、ラベルサイズを同様にして印刷領域を上付き
、中央等に位置を異なるようにしたり、ラベルサイズを同様にして印刷領域を狭くしたり
、太くするようにしたフォーマットデータも含まれるようにしても構わない。
重ね貼りラベル作成モードにより重ね貼りを行うラベルを作成するには、制御手段がフ
ォーマット選択手段として機能することにより、先ず予めROM41に格納されている重ね
貼りを行うラベルの複数のフォーマットデータを表示手段に表示して所定のフォーマット
データを選択させる。次に、第1ラベルである下地ラベルと第2ラベルである上面ラベル
とを連続的に作成するか、又は、下地ラベルと上面ラベルとの何れかのラベルを作成する
かを選択させる。そして、下地ラベル及び/又は上面ラベル用の文字列を入力させること
により、下地ラベル用の第1データ及び/又は上面ラベル用の第2データが生成される。
なお、ここで第2ラベルである上面ラベルには、弱接着性のテープ又は自己粘着テープ
を使用することとしている。
そして、制御部40は、印刷開始を指示する印刷キー押下により、下地ラベル及び/又は
上面ラベルに使用する夫々のテープカセット21を選択されたフォーマットデータから抽出
し、装着されたテープカセット21をテープ種別検出スイッチ16により検出することにより
、設定されたフォーマットデータに則って第1データにより下地ラベルを作成し、第2デ
ータにより上面ラベルを作成する。
なお、重ね貼りラベル作成モードにおいて、下地ラベルを作成するための第1のフォー
マットデータは、ラベルのサイズ、印刷を行う印刷領域及び第2のラベルを貼り付ける貼
付領域を定める情報を含む。また、上面ラベルを作成するための第2のフォーマットデー
タは、ラベルのサイズ、印刷を行う印刷領域を定める情報を含んでいる。
また、重ね貼りラベル作成モードにおける夫々のラベルには、下地ラベルと上面ラベル
とを組み合わせるための識別情報を記すために、各ラベルの隅部に、識別情報に基づく識
別記号が印刷される。
なお、フォーマットデータの選択にあたっては、予め登録されたラベルサイズ、印刷領
域等のフォーマットを選択させるものとしたが、例えば、フォーマットの選択においてラ
ベルサイズ及び印刷領域の縦横を数値で入力されるようにすることもあり、更に印刷領域
についても上付き、中央、下付きと自由に設定できるようにしても構わない。
以下、本実施例のテープ印刷装置1に係る重ね貼りを行うラベルの作成に関して述べる
。図5は、重ね貼り用ラベルの作成の制御フローを示すフローチャートである。
制御部40は、制御キーにより印刷モードが重ね貼りラベル作成モードにされることによ
り、ROM41に格納されている重ね貼りを行うラベル用の複数のフォーマットデータを選
択可能なように表示部4に表示させる。そして、制御部40は、操作者により下地ラベルの
フォーマットデータである第1フォーマットデータと、上面ラベルのフォーマットデータ
である第2フォーマットデータとからなるフォーマットデータが選択されることにより、
フォーマット設定処理(ステップS101)を実行する。制御部40は、フォーマット設定
処理(ステップS101)により選択された重ね貼りを行うラベル用のフォーマットデー
タと識別情報とを一旦RAM42の印刷データメモリに格納させる。
次に制御部40は、重ね貼りラベル作成モードにおける下地ラベルと上面ラベルの両方を作成するのか、又はどちらかのみを作成するのかを操作者に選択させるためにラベルの両方又は片側作成判定(ステップS105)として表示部4にメッセージを表示させる。操作者により下地ラベルと上面ラベルとの両方のラベル作成が選択されると、第1ラベル及び第2ラベルの文字列等の入力処理(ステップS110)に進み、操作者により下地ラベルか上面ラベルかのどちらかのラベル作成が選択されると、第1ラベル又は第2ラベルの文字列等の入力処理(ステップS150)に進む。
操作者により下地ラベルと上面ラベルとの両方のラベル作成が選択されると、制御部40は、第1ラベル及び第2ラベルの文字列等の入力処理(ステップS110)として、操作者に第1ラベル及び第2ラベルの文字列等を入力させるために表示部4に文字入力用の画面を表示させる。
操作者により下地ラベルと上面ラベルとの両方のラベル作成のために第1ラベル及び第2ラベルの文字列等の入力が完了し、印刷開始を指示する印刷キーが押下されると、制御部40は、印刷キー処理(ステップS115)として、入力された第1ラベル及び第2ラベルの文字列等の情報を第1データ及び第2データとして一旦RAM42の入力データメモリに格納させる。
次に、制御部40は、重ね貼りを行うラベルの内、先ず下地ラベルである第1ラベルを作成するためのテープカセット21を装着させるために、予めRAM42の印刷データメモリに格納された重ね貼りを行うラベル用のフォーマットデータからテープ幅の情報を抽出し、例えばテープ幅20mmとあれば、表示部4に「テープ幅20mmのテープを装着してください。」等の第1ラベル作成用のテープカセット21への交換を促すメッセージを表示させるメッセージ表示処理(ステップS120)を実行する。
制御部40は、メッセージ表示処理(ステップS120)実行後に、テープ種別検出スイ
ッチ16の状態を検出し、装着されているテープカセット21の種別を確認すべくテープカセ
ット種別判定(ステップS125)を実行する。
テープカセット種別判定(ステップS125)により、第1ラベル作成用のテープカセ
ット21の装着が検出されると第1ラベル印刷処理(ステップS130)に進み、第1ラベ
ル作成用のテープカセット21とは異なるテープカセット21の装着が検出されると再度メッ
セージ表示処理(ステップS120)に戻って、「テープ幅20mmのテープを装着して
ください。」等の第1ラベル作成用のテープカセット21への交換を促すメッセージを表示
させる。
制御部40は、第1ラベル作成用のテープカセット21の装着が検出されると第1ラベル印刷処理(ステップS130)として、RAM42の入力データメモリに格納された第1ラベルの文字列の情報である第1データと、RAM42の印刷データメモリに格納された重ね貼りを行うラベルのフォーマットデータ及び識別情報から印刷する文字サイズ、印刷位置、フォント等と、を抽出して印刷データを生成する。制御部40は、生成された印刷データにより装着されたテープカセット21の印刷テープ31に印刷を開始させる第1ラベル印刷処理(ステップS130)を実行する。
第1ラベルの作成用のテープカセット21の印刷テープ31への文字列及び識別情報の印刷が完了し、印刷テープ31を所定の位置で切断させると第1ラベルの作成完了となり、次に制御部40は、重ね貼りを行うラベルの内、残る上面ラベルである第2ラベルを作成するためのテープカセット21を装着させるために、予めRAM42の印刷データメモリに格納された重ね貼りを行うラベル用のフォーマットデータ及び識別情報から第2ラベル用のテープ幅、色、接着面の接着剤の強弱の情報を抽出し、例えばフォーマットデータにテープ幅8mmとあれば、表示部4に「テープ幅8mm、自己粘着テープを装着してください。」等の第2ラベル作成用のテープカセット21への交換を促すメッセージを表示させるメッセージ表示処理(ステップS135)を実行する。
制御部40は、メッセージ表示処理(ステップS135)実行後に、テープ種別検出スイ
ッチ16の状態を検出し、装着されているテープカセット21の種別を確認すべくテープカセ
ット種別判定(ステップS140)を実行する。
テープカセット種別判定(ステップS140)により、第2ラベル作成用のテープカセ
ット21の装着が検出されると第2ラベル印刷処理(ステップS145)に進み、第2ラベ
ル作成用のテープカセット21とは異なるテープカセット21の装着が検出されると再度メッ
セージ表示処理(ステップS135)に戻って、「テープ幅8mm、自己粘着テープを装
着してください。」等の第2ラベル作成用のテープカセット21への交換を促すメッセージ
を表示させる。
制御部40は、第2ラベル作成用のテープカセット21の装着が検出されると第2ラベル印
刷処理(ステップS145)として、RAM42の入力データメモリに格納された第2ラベ
ルの文字列の第2データと、RAM42の印刷データメモリに格納された重ね貼りを行うラ
ベルのフォーマットデータ及び識別情報から印刷する文字サイズ、印刷位置、フォント等
を抽出して印刷データを生成する。制御部40は、生成された印刷データにより装着された
テープカセット21の印刷テープ31への印刷を開始させる第2ラベル印刷処理(ステップS
145)を実行する。制御部40は、第2ラベルの作成用のテープカセット21の印刷テープ
31への文字列及び識別情報の印刷が完了し、印刷テープ31を所定の位置で切断させると第
2ラベルの作成完了となり、重ね貼りを行うラベルとしての第1ラベルと第2ラベルとを
夫々完成させることとなる。
一方、ラベル両方/片側作成判定(ステップS105)において、操作者により下地ラベルか上面ラベルかのどちらかのラベル作成が選択されると、次に制御部40は、操作者に第1ラベルである下地ラルと第2ラベルである上面ラベルとのどちらのラベルを作成するのかを選択させるように表示部4に「上面ラベルと下地ラベルのどちらを作成しますか?」等のメッセージを表示させる。そして制御部40は、操作者により第1ラベルか第2ラベルかどちらかの作成が選択されることにより選択ラベル判定処理(ステップS150)を実行する。制御部40は、選択された第1ラベル又は第2ラベルの文字列等の入力処理(ステップS155)として、操作者に第1ラベル又は第2ラベルの文字列等を入力させるために表示部4に文字入力用の画面を表示させる。
操作者により選択された下地ラベルか上面ラベルかの何れかのラベル作成のための文字列等の入力が完了して、印刷開始を指示する印刷キーが押下されると、制御部40は、印刷キー処理(ステップS160)として、入力された第1ラベル又は第2ラベルの文字列等の情報を第1データ又は第2データとして一旦RAM42の入力データメモリに格納させる。
次に、制御部40は、操作者に選択された下地ラベルか上面ラベルかの何れかのラベル作成のためのテープカセット21を装着させるために、予めRAM42の印刷データメモリに格納された重ね貼りを行うラベル用のフォーマットデータからテープ幅の情報を抽出し、例えばフォーマットデータに下地ラベル用のテープ幅20mmとあれば、表示部4に「テープ幅20mmのテープを装着してください。」等のラベル作成用のテープカセット21への交換を促すメッセージを表示させるメッセージ表示処理(ステップS165)を実行する。
制御部40は、メッセージ表示処理(ステップS165)実行後に、テープ種別検出スイ
ッチ16の状態を検出し、装着されているテープカセット21の種別を確認すべくテープカセ
ット種別判定(ステップS170)を実行する。
テープカセット種別判定(ステップS170)により、所定のラベル作成用のテープカ
セット21の装着が検出されると第1ラベル又は第2ラベル印刷処理(ステップS175)
に進み、所定のラベル作成用のテープカセット21とは異なるテープカセット21の装着が検
出されると再度メッセージ表示処理(ステップS165)に戻って、「テープ幅20mm
のテープを装着してください。」等の所定のラベル作成用のテープカセット21への交換を
促すメッセージを表示させる。
制御部40は、所定のラベル作成用のテープカセット21の装着が検出されるとラベル印刷処理(ステップS175)として、RAM42の入力データメモリに格納された所定のラベルの文字列の第1データ又は第2データと、RAM42の印刷データメモリに格納された重ね貼りを行うラベル用のフォーマットデータから印刷する文字サイズ、印刷位置、フォント等と、を抽出して印刷データを生成する。制御部40は、生成された印刷データにより装着されたテープカセット21の印刷テープ31への印刷を開始させるラベル印刷処理(ステップS175)を実行し、所定のラベル作成用のテープカセット21の印刷テープ31への印刷が完了し、印刷テープ31を所定の位置で切断させるとラベルを完成させることとなる。
次に、このような制御フローに従って作成される重ね貼りを行うラベルについて、具体例を挙げながら説明する。図6、図7は、重ね貼りを行うラベルとして下地ラベルと上面ラベルの具体例を示す説明図である。
重ね貼りを行うラベルの具体例である図6(a)は、上部に「本日のランチ」という文字列が印刷された下地ラベル(01−A)の一例である。図6(b)は、幅細で弱接着性の接着剤が塗布されたテープか又は自己粘着テープにより作成された「¥1,000」という文字列が印刷されている上面ラベル(01−B)の一例である。また、下地ラベル(01−A)と上面ラベル(01−B)の右隅には、小さな文字で夫々のフォーマットデータを示す識別情報である「01−A」「01−B」が印刷される。
上述の下地ラベルの下部に設けられ白抜き部に上面ラベルを貼ることにより図6(c)に示す重ね貼りを行うラベルが作成できる。また、図6(d)に示す「¥1,200」と印刷された上面ラベルに貼り換えることにより図6(e)に示す重ね貼りを行うラベルを作成することができる。これらの具体例は、食堂における「本日のランチ」の料金が「1000円」、「1200円」と変化する度に、下地ラベルの白抜き部に貼付された上面ラベルを貼り替えるだけで重ね貼りを行うラベルが完成することを示す。
そして、別の具体例として、オフィスにおける担当者を示す重ね貼りを行うラベルの場
合であれば、図7に示すように「今週の担当者」の下地ラベルに対して、担当者が変わる
度に例えば「ヤマダ」、「コジマ」といった透明で、しかも下地ラベルと同サイズの上面
ラベルを下地ラベルに重ねるようにして貼り替えるだけで、ラベル変更が可能であること
を示す。
以上のように本実施例によれば、重ね貼り用ラベルとしての下地ラベルと上面ラベルと
を作成するにあたって、予め用意されたフォーマットデータに則って、文字列を入力する
ことにより、所定の印刷テープ31における所定の位置に文字列を印刷させることができる
ことにより簡単に重ね貼りを行うラベルを作成することができるテープ印刷装置1を提供
することができる。
また、本実施例のテープ印刷装置1において上面ラベルは、弱接着性の接着剤が塗布さ
れているテープか又は自己粘着テープとしていることから上面ラベルを下地ラベルから剥
がすことが可能となり上面ラベルを容易に交換することができる。
更に、本実施例のテープ印刷装置1において上面ラベル、下地ラベルには、各ラベルの
フォーマットを示す識別情報が印刷されることから、同様のラベルを作成する際に、フォ
ーマットデータの選択が容易となり簡単にラベルを作成することができる。
そして、本実施例のテープ印刷装置1の重ね貼りを行うラベル作成のための前記第1のフォーマットデータには、ラベルのサイズ、印刷を行う印刷領域及び第2のラベルを貼り付ける貼付領域を定める情報を含み、第2のフォーマットデータには、ラベルのサイズ、印刷を行う印刷領域を定める情報を含んでいることから、フォーマットデータを選択することにより所望の大きさ、文字位置の重ね貼りを行うラベルを作成することできる。
更に、本実施例におけるフローチャートに示した処理は、コンピュータに実現させるこ
とのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記憶
媒体に書き込んだ状態で各種装置に適用する、或いは、通信媒体により伝送して各種装置
に適用することも可能である。このように所望の記憶媒体に本実施例で述べた各処理を記
憶させ、他のコンピュータ等でプログラムを実行させることにより、本実施例の装置を用
いた場合と同様の作用効果が得られる。なお、コンピュータは、本実施例で述べた装置に
内蔵されたコンピュータに限定されるわけではなく、記憶媒体に記憶されたプログラムを
読取り可能であって、読み取ったプログラムに従って制御動作を行なうCPU等の演算装
置を備えているあらゆるコンピュータを含む。
なお、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
1 テープ印刷装置 2 筐体
3 入力部 4 表示部
5 開閉蓋 7 テープ繰出部
8 カセット収容部 11 サーマルヘッド
12 プラテンローラ 13 リボン巻取軸
15 カセット受部 16 テープ種別検出スイッチ
17 ハーフカット機構 18 フルカット機構
21 テープカセット 22 カセットケース
23 テープコア 24 リボン供給コア
25 リボン巻取コア 27 ヘッド配置部
29 被係合部 31 印刷テープ
35 インクリボン 40 制御部
41 ROM 42 RAM
44 補助記憶装置 45 テープ印刷機構
46 搬送モータ 48a,48b カッターモータ
51 印刷手段駆動回路 52 搬送手段駆動回路
53 切断手段駆動回路

Claims (6)

  1. 印字面の裏面側が強接着性を有する第1の印刷テープに印刷して第1のラベルを作成し、印字面の裏面側が弱接着性を有する第2の印刷テープに印刷して第2のラベルを作成する印刷手段と、
    前記第1のラベルを作成するための少なくとも1種類の第1のフォーマットと、当該少なくとも1種類の第1のフォーマットと関連付けされ前記第2のラベルを作成するための少なくとも1種類の第2のフォーマットと、を格納するフォーマット格納手段と、
    前記フォーマット格納手段に格納された前記少なくとも1種類の第1のフォーマット及び前記少なくとも1種類の第2のフォーマットの中から第1のフォーマット及び/又は第2のフォーマットを操作者に選択させるフォーマット選択手段と、
    前記第1の印刷テープに印刷する文字や記号の第1の印刷データ及び/又は前記第2の印刷テープに印刷する文字や記号の第2の印刷データを操作者に入力させる印刷データ入力手段と、
    前記フォーマット選択手段によって選択された前記第1のフォーマットに基づいて、前記印刷データ入力手段によって入力された前記第1の印刷データを前記第1の印刷テープに印刷するように制御し、前記フォーマット選択手段によって選択された前記第2のフォーマットに基づいて、前記印刷データ入力手段によって入力された前記第2の印刷データを前記第2の印刷テープに印刷するように制御する、制御手段と、
    を備え、
    前記第1のラベルは、対象物に貼着するラベルであり、
    前記第2のラベルは、前記第1のラベルの上又は関連する周辺位置に貼着する引き剥がし可能なラベルである、
    ことを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 前記第1の印刷テープが収納され該印刷テープの幅、色、接着性の強弱の印刷テープ識別情報が付された第1のテープカセット及び前記第2の印刷テープが収納され当該印刷テープの幅、色、接着性の強弱の前記印刷テープ識別情報が付された第2のテープカセットが交換可能に装着されるカセット収容部と、
    前記カセット収容部に装着されたテープカセット内の印刷テープの種類を当該テープカセットに付された前記印刷テープ識別情報に基づいて検出する印刷テープ種別検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記印刷テープ種別検出手段によって検出された印刷テープが、前記フォーマット選択手段によって選択された前記第1のフォーマット或いは前記第2のフォーマットに対応する前記第1の印刷テープ或いは前記第2の印刷テープである場合は、前記第1の印刷データを前記第1の印刷テープに或いは前記第2の印刷データを前記第2の印刷テープに印刷を行い、
    前記印刷テープ種別検出手段によって検出された印刷テープが、前記フォーマット選択手段によって選択された前記第1のフォーマット或いは前記第2のフォーマットに対応する印刷テープではない場合は、前記フォーマット選択手段によって選択されたフォーマットに対応した印刷テープを収納しているテープカセットである前記第1のテープカセット或いは前記第2のテープカセットの装着を促す案内を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 前記第1のフォーマットは、ラベルのサイズ、印刷を行う印刷領域及び前記第2のラベルを貼り付ける貼付領域を定める情報を含み、
    前記第2のフォーマットは、ラベルのサイズ、印刷を行う印刷領域を定める情報を含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテープ印刷装置。
  4. 前記制御手段は、前記印刷手段によって前記第1の印刷テープ及び/又は前記第2の印刷テープに印刷させる際に、前記印刷データ入力手段から入力された前記第1の印刷データ及び/又は前記第2の印刷データと共に前記フォーマット選択手段によって選択されたフォーマットを表すフォーマット識別情報を併せて印刷させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテープ印刷装置。
  5. 印字面の裏面側が強接着性を有する第1の印刷テープに印刷して第1のラベルを作成し、印字面の裏面側が弱接着性を有する第2の印刷テープに印刷して第2のラベルを作成する印刷処理と、
    前記第1のラベルを作成するための少なくとも1種類の第1のフォーマットと、当該少なくとも1種類の第1のフォーマットと関連付けされ前記第2のラベルを作成するための少なくとも1種類の第2のフォーマットと、から選択された第1のフォーマット及び/又は第2のフォーマットを設定するフォーマット設定処理と、
    前記第1の印刷テープに印刷する文字や記号の第1の印刷データ及び/又は前記第2の印刷テープに印刷する文字や記号の第2の印刷データを設定する印刷データ設定処理と、
    前記フォーマット設定処理によって設定された前記第1のフォーマットに基づいて、前記印刷データ設定処理によって設定された前記第1の印刷データを前記第1の印刷テープに印刷するように制御し、前記フォーマット設定処理によって設定された前記第2のフォーマットに基づいて、前記印刷データ設定処理によって設定された前記第2の印刷データを前記第2の印刷テープに印刷するように制御する、制御処理と、
    を行い、
    前記第1のラベルを対象物に貼着するラベルとし、
    前記第2のラベルを前記第1のラベルの上又は関連する周辺位置に貼着する引き剥がし可能なラベルとする、
    ことを特徴とするラベル作成方法。
  6. 印字面の裏面側が強接着性を有する第1の印刷テープに印刷して第1のラベルを作成し、印字面の裏面側が弱接着性を有する第2の印刷テープに印刷して第2のラベルを作成する印刷処理と、
    前記第1のラベルを作成するための少なくとも1種類の第1のフォーマットと、当該少なくとも1種類の第1のフォーマットと関連付けされ前記第2のラベルを作成するための少なくとも1種類の第2のフォーマットと、から選択された第1のフォーマット及び/又は第2のフォーマットを設定するフォーマット設定処理と、
    前記第1の印刷テープに印刷する文字や記号の第1の印刷データ及び/又は前記第2の印刷テープに印刷する文字や記号の第2の印刷データを設定する印刷データ設定処理と、
    前記フォーマット設定処理によって設定された前記第1のフォーマットに基づいて、前記印刷データ設定処理によって設定された前記第1の印刷データを前記第1の印刷テープに印刷するように制御し、前記フォーマット設定処理によって設定された前記第2のフォーマットに基づいて、前記印刷データ設定処理によって設定された前記第2の印刷データを前記第2の印刷テープに印刷するように制御する、制御処理と、
    前記第1のラベルを対象物に貼着するラベルとすることと、
    前記第2のラベルを前記第1のラベルの上又は関連する周辺位置に貼着する引き剥がし可能なラベルとすることと、
    を実現するためのプログラムが記憶された、
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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