JP2019014081A - テープカセット、及び、印刷装置、テープ貼り付け方法 - Google Patents

テープカセット、及び、印刷装置、テープ貼り付け方法 Download PDF

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俊明 金村
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Naoteru Ogawa
直輝 小川
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Yasushi Murai
靖 村井
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Abstract

【課題】所望の文字や画像等を印刷することができて、凹凸を有する貼付面に密着して貼り付け可能な伸縮性を有する部材により形成されているラベルの作成を支援する。
【解決手段】テープカセット100は、印刷が行われる被印刷面F11を有し、被印刷面F11と反対側に粘着剤が塗布されている基材B1と、粘着剤を介して基材B1に剥離可能に貼り付けられているセパレータSP2と、を有する被印刷媒体M1を収納する。基材B1は、対象物における凹凸を有する貼付面の凸部に粘着剤を介して貼り付けられた後、基材B1を貼付面側に押す押圧力が基材B1に加えられた場合に、凹凸に沿って基材B1が伸びて、貼付面に密着するように貼り付けられる伸縮性を有する部材により形成されている。
【選択図】図3

Description

本明細書の開示は、テープカセット、及び、印刷装置に関する。
従来から、長尺状のテープに文字、図形等を印刷してラベルを作成するラベルプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。ラベルプリンタで作成されたラベルには、基材からセパレータである剥離紙を剥がすことで基材の裏面に塗布されている粘着剤が露出するように構成されているものがある。このタイプのラベルでは、利用者は、露出した粘着剤の粘着力を用いることで、ラベルを様々なものに容易に貼り付けることができる。
特開2014−028448号公報
ところで、ラベルの基材としては、特許文献1に記載されるように、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂が一般的に使用される。基材として使用されるPET樹脂はある程度の厚さを有し且つ伸縮性も乏しい。従って、このようなラベルを、凹凸を有する貼付面、特に形状が一定でない人間の肌や皺がよりやすい布地からなる衣類等に貼り付けると、基材と貼付面との間に隙間が生じやすく、そのため、剥がれ易い。
一方で、人の肌に貼り付けることができるシールも知られている。
しかしながら、このようなシールは印刷済となっており、利用者がシールに所望の文字や画像等を印刷することはできなかった。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、所望の文字や画像等を印刷することができて、凹凸を有する貼付面に密着して貼り付け可能な伸縮性を有する部材により形成されているラベルの作成を支援する技術を提供することである。
本発明の一態様に係るテープカセットは、印刷が行われる被印刷面を有し、前記被印刷面と反対側に粘着剤が塗布されている基材と、前記粘着剤を介して前記基材に剥離可能に貼り付けられているセパレータと、を有する被印刷媒体を収納し、前記基材は、対象物における凹凸を有する貼付面の凸部に前記粘着剤を介して貼り付けられた後、前記基材を前記貼付面側に押す押圧力が前記基材に加えられた場合に、前記凹凸に沿って前記基材が伸びて、前記貼付面に密着するように貼り付けられる伸縮性を有する部材により形成されている。
本発明の一態様に係る印刷装置は、印刷が行われる被印刷面を有し、前記被印刷面と反対側に第1粘着剤が塗布されている基材と、前記第1粘着剤を介して前記基材に剥離可能に貼り付けられているセパレータと、を有する被印刷媒体を収納し、前記基材は、対象物における凹凸を有する貼付面の凸部に前記第1粘着剤を介して貼り付けられた後、前記基材を前記貼付面側に押す押圧力が前記基材に加えられた場合に、前記凹凸に沿って前記基材が伸びて、前記貼付面に密着するように貼り付けられる伸縮性を有する部材により形成されているテープカセットを収容するカセット収容部と、前記被印刷媒体を搬送可能な搬送ローラと、前記被印刷媒体の前記被印刷面に前記印刷を行う印刷ヘッドと、前記被印刷媒体を切断する切断部と、を備える。
本発明の一態様に係るラベル貼り付け方法は、印刷が行われる被印刷面を有し、前記被印刷面と反対側に第1粘着剤が塗布されている基材と、前記第1粘着剤を介して前記基材に剥離可能に貼り付けられているセパレータと、を有する被印刷媒体を収納し、前記基材は、対象物における凹凸を有する貼付面の凸部に前記第1粘着剤を介して貼り付けられた後、前記基材を前記貼付面側に押す押圧力が前記基材に加えられた場合に、前記凹凸に沿って前記基材が伸びて、前記貼付面に密着するように貼り付けられる伸縮性を有する部材により形成されているテープカセットを収容するカセット収容部と、前記被印刷媒体を搬送可能な搬送ローラと、前記被印刷媒体の前記被印刷面に前記印刷を行う印刷ヘッドと、前記被印刷媒体を切断する切断部と、を備える印刷装置により、前記被印刷面に前記印刷が行われた後、前記切断部により切断された前記被印刷媒体により形成されるラベルの前記基材の前記被印刷面に、前記基材よりも硬い部材により形成され、前記基材の前記被印刷面に貼り付けられる側に第2粘着剤が塗布され、前記第2粘着剤が有する粘着力が、前記第1粘着剤が有する粘着力よりも弱い補助テープが貼り付けられた状態で前記セパレータが剥離され、前記補助テープが貼り付けられ前記セパレータが剥離された前記ラベルが前記対象物の前記凹凸を有する面に貼り付けられて、前記補助テープが剥がされる。
上記の態様によれば、所望の文字や画像等を印刷することができて、凹凸を有する貼付面に密着して貼り付け可能な伸縮性を有する部材により形成されているラベルの作成を支援することができる。
蓋3が閉じた状態の印刷装置1の斜視図である。 蓋3が開いた状態の印刷装置1の斜視図である。 印刷テープM1の構成を示す図である。 テープカセット100の斜視図である。 印刷装置1のカセット収容部11の斜視図である。 テープカセット100が収容された印刷装置1の構成を示した図である。 印刷装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 印刷装置1が行うラベル作成処理のフローチャートである。 テープカセット100に同梱された補助テープセットMSを示した図である。 補助テープM2の構成を示す図である。 印刷装置1が作成したラベルを貼り付ける手順を説明する図である。 印刷装置1aの斜視図である。
図1及び図2は、一実施形態に係る印刷装置1の斜視図である。図1は、筐体2に対して蓋3が閉じた状態の斜視図であり、図2は、筐体2に対して蓋3が開いた状態の斜視図である。図3は、印刷テープM1の構成を示す図である。
印刷装置1は、被印刷媒体である印刷テープM1に印刷を行う印刷ヘッドであるサーマルヘッド12を備える印刷装置であり、例えば、長尺状の印刷テープM1に、シングルパス方式で印刷を行うラベルプリンタである。以降では、インクリボンを使用する熱転写方式のラベルプリンタを例にして説明するが、印刷方式は特に限定されない。例えば、感熱紙を使用する感熱方式であってもよい。
印刷テープM1は、サーマルヘッド12により印刷が行われる被印刷面F11を有する第1媒体である。印刷テープM1の詳細については、後述する。
印刷装置1には、図1及び図2に示すように、キューブ形状の筐体2の上面に、蓋3と、複数のボタン(ボタン4、ボタン5、ボタン6、ボタン7、ボタン8)が設けられている。ボタン4は、蓋3の開閉ボタンである。ボタン5からボタン7は、それぞれカットボタン、フィードボタン、無線通信ボタンである。ボタン8は、電源ボタンである。また、図示しないが、筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子等が設けられている。
蓋3は、筐体2に対して開閉可能に設けられている。ボタン4を押下すると、蓋3が開き、図2に示すように、カセット収容部11に収容されたテープカセット100が露出する。蓋3には、蓋3が閉じた状態でもカセット収容部11にテープカセット100が収納されているか否かを目視で確認可能とするために、窓9が設けられている。
印刷装置1は、蓋3の開閉を蓋開閉センサ15により検出する。詳細には、蓋3を閉めることで、蓋開閉センサ15が蓋3に設けられた突起14を検出する。これにより、印刷装置1は、蓋が閉まっていることを検出する。また、蓋3を開くことで、蓋開閉センサ15が突起14を検出しない。これにより、印刷装置1は、蓋が開いていることを検出する。
筐体2の側面には、排出口10が形成されている。印刷装置1内で印刷が行われた印刷テープM1は、排出口10から装置外へ排出される。なお、排出口10は、印刷テープM1の被印刷面が、印刷装置1が載置された面と直交するように印刷テープM1を排出する。
印刷テープM1は、印刷テープローラ106(図4参照)に巻きつけられた第1媒体であり、図3に示すように、被印刷面F11を有する基材B1と、基材B1に剥離可能に貼り付けられたセパレータSP1と、を含んでいる。なお、印刷テープM1は、印刷テープローラ106にセパレータSP1が内側を向くようにロール状に巻かれている。
基材B1は、セパレータSP1よりも柔らかい部材からなり、セパレータSP1は基材B1より硬い部材により形成されている。さらに、基材B1は伸縮性を有する部材により形成されていることが望ましい。基材B1は、例えば、ウレタン樹脂により形成されたテープであり、厚さは5〜50μm程度である。セパレータSP1は、例えば、PET樹脂又は紙(クラフト紙、グラシン紙、上質紙等)により形成されたテープである。ここで、部材の硬さや伸びにくさを示す値として、例えば、応力と歪みの比であるヤング率を用いることができる。セパレータSP1は、PET樹脂により形成されている場合、ヤング率は1GPa以上で、例えば2〜5GPa程度であり、紙で形成されている場合、ヤング率は1GPa以上で、例えば1〜2GPa程度であり、いずれにおいても比較的硬くて伸び難く、印刷装置1により搬送したり大きく撓むことなく持ち運んだりするのに必要十分な硬さ及び伸び難さを有している。これに対し、ウレタン樹脂により形成されたテープである基材B1は、ヤング率が1GPa未満で、例えば50〜700MPa程度であり、セパレータSP1に比べて柔らかくて伸び易い。また、ウレタン樹脂により形成されている基材B1の最大伸び率は100%以上であって、例えば100〜1000%程度である。一方、PET樹脂又は紙により形成されているセパレータSP1は殆ど伸びることはなく、最大伸び率は100%未満であって、実質的にはほぼ0%である。このため、この基材B1は、後述するように、貼り付ける対象物である人間の肌や布地等の凹凸を有する貼付面に密着するように貼り付けることができ、且つ、人間の肌や布地等が動いてその形状が変化しても、それに追従することにより、貼付面から剥がれ難い特性を有している。しかし、この基材B1単体では撓んだり皺がよったりし易く、これを単独で印刷装置1により搬送することや単独で撓まない状態で持ち運ぶことは困難である。しかしながら、基材B1にセパレータSP1が貼り付けられている状態では、セパレータSP1が上記のように必要十分な硬さを有しているため、印刷装置1で搬送することが可能となり、大きく撓むことなく持ち運ぶことも可能となる。基材B1及びセパレータSP1は、透明な部材であっても不透明な部材であってもよい。また、着色されていても着色されていなくてもよい。さらに、模様等がプレプリントされていてもされていなくてもよい。特に、被印刷面F11にプレプリントがなされた基材B1を用いることで、作成されるラベルの表現力を更に高めることができる。
基材B1には、被印刷面F11とは反対側の面であり、且つ、セパレータSP1と接する側に第1粘着剤が塗布されて第1粘着層B1aが形成されおり、第1粘着層B1aはセパレータSP1と接する側に第1粘着面である粘着面F12を有している。一方、セパレータSP1は、基材B1と接している面F13と、面F13とは反対側の面である面F14を有している。
図4は、テープカセット100の斜視図である。図5は、印刷装置1のカセット収容部11の斜視図である。図6は、テープカセット100が収容された印刷装置1の構成を示した図である。図4に示すテープカセット100は、図5に示すカセット収容部11に着脱自在に収容される。図6には、テープカセット100がカセット収容部11に収容された状態が示されている。
テープカセット100は、図4に示すように、サーマルヘッド被挿入部104及び係合部102が形成され、印刷テープM1とインクリボンRを収容するカセットケース101を有する。カセットケース101には、印刷テープローラ106とインクリボン供給ローラ108とインクリボン巻取りローラ109が設けられている。印刷テープM1は、カセットケース101内部の印刷テープローラ106にロール状に巻かれている。また、熱転写用のインクリボンRは、その先端がインクリボン巻取りローラ109に巻きつけられた状態で、カセットケース101内部のインクリボン供給ローラ108にロール状に巻かれている。
装置筐体2のカセット収容部11には、図5に示すように、テープカセット100を所定の位置で支持するための複数のカセット受け部11aが設けられている。また、カセット受け部11aには、テープカセット100が収容するテープ(印刷テープM1)の幅を検出するためのテープ幅検出センサ80が設けられている。この例では、テープ幅検出センサ80は、テープカセット100の立体的な形状に基づいて被印刷媒体Mの幅を検出する。ただし、テープ幅検出センサ80は、例えば、テープカセット100に付された識別マーク(例えば、バーコードなど)に基づいて被印刷媒体Mの幅を検出してもよい。
カセット収容部11には、さらに、複数の発熱素子を有し、印刷テープM1の被印刷面F11に印刷を行う印刷ヘッドであるサーマルヘッド12と、印刷テープM1を搬送する搬送ローラであるプラテンローラ13と、印刷テープローラ軸85と、インクリボン巻取りローラ軸83が設けられている。さらに、サーマルヘッド12には、温度センサ81が埋め込まれている。温度センサ81は、例えば、サーマルヘッド12の温度を測定するサーミスタである。
テープカセット100がカセット収容部11に収納された状態では、図6に示すように、カセットケース101に設けられた係合部102がカセット収容部11に設けられたカセット受け部11aに支持されて、サーマルヘッド12がカセットケース101に形成されたサーマルヘッド被挿入部104に挿入される。また、印刷テープローラ軸85には、テープカセット100の印刷テープローラ106が係合し、さらに、インクリボン巻取りローラ軸83には、インクリボン巻取りローラ109が係合する。
印刷装置1に印刷指示が入力されると、印刷テープM1は、プラテンローラ13の回転により印刷テープローラ106から繰り出される。この際、インクリボン巻取りローラ軸83がプラテンローラ13に同調して回転することで、印刷テープM1とともにインクリボンRがインクリボン供給ローラ108から繰り出される。これにより、印刷テープM1とインクリボンRは重なった状態で搬送される。そして、サーマルヘッド12とプラテンローラ13の間を通過する際にインクリボンRがサーマルヘッド12によって加熱されることで、インクが印刷テープM1に転写され、印刷が行われる。
サーマルヘッド12とプラテンローラ13の間を通過した使用済みのインクリボンRは、インクリボン巻取りローラ109に巻き取られる。一方、サーマルヘッド12とプラテンローラ13の間を通過した印刷済みの印刷テープM1は、ハーフカット機構16及びフルカット機構17で切断され、排出口10から排出される。
図7は、印刷装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。印刷装置1は、図7に示すように、制御装置50と駆動装置70とを含んでいる。制御装置50は、駆動装置70を制御するコンピュータである。制御装置50は、CPU51、ROM52、RAM53、操作部制御回路54、外部機器IF回路55、電源回路56、搬送用モータ制御回路61、昇降用モータ制御回路63、カッターモータ制御回路64、サーマルヘッド制御回路65、センサ入力回路66を含んでいる。
CPU51は、ROM52に記憶されているプログラムをRAM53に展開し実行することで、印刷装置1の各部の動作を制御する。ROM52には、システムプログラム、印刷テープM1に印刷を行う印刷プログラム、印刷プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント、通電テーブル等)が記憶されている。RAM53は、印刷用のパターンデータを記憶する印刷データメモリとして機能する。
操作部制御回路54は、利用者のボタン操作に応じた信号を受け付けて、CPU51等に出力する。外部機器IF回路55は、有線又は無線を通じてPC200などの外部装置との間でデータを授受する。電源回路56は、ACアダプタ300からの直流電圧から出力電圧を生成し、印刷装置1の各部に電力を供給する。
搬送用モータ制御回路61は、駆動装置70に含まれる搬送用モータ71の動作を制御する。搬送用モータ71は、例えば、ステッピングモータであり、プラテンローラ13及びインクリボン巻取りローラ軸83に接続されている。
プラテンローラ13は、図5及び図6に示すように、テープカセット100から排出される印刷テープM1を搬送する搬送ローラである。プラテンローラ13は、より詳細には、被印刷面を有する印刷テープM1を、インクリボンRを挟んで、サーマルヘッド12へ押し付けながら搬送する、印刷装置1に設けられた駆動ローラである。インクリボン巻取りローラ軸83は、図5及び図6に示すように、カセット収容部11に設けられた駆動軸であり、テープカセット100に設けられたインクリボン巻取りローラ109に係合する。
搬送用モータ制御回路61が搬送用モータ71を回転させることで生じた動力は、プラテンローラ13及びインクリボン巻取りローラ軸83に伝達される。これにより、プラテンローラ13が印刷テープM1とインクリボンRを搬送し、印刷テープM1とインクリボンRは互いに重なった状態でサーマルヘッド12とプラテンローラ13の間を通過する。その後、インクリボンRはインクリボン巻取りローラ109により巻き取られ、印刷テープM1は排出口10に到達する。
昇降用モータ制御回路63は、駆動装置70に含まれる昇降用モータ73の動作を制御する。昇降用モータ73は、例えば、ステッピングモータであり、プラテンユニット76に接続されている。プラテンユニット76は、プラテンローラ13と、プラテンローラ13を昇降する昇降部を有している。
昇降用モータ73が回転することで、プラテンローラ13が昇降する。プラテンローラ13が降下し低い位置にある状態では、プラテンローラ13は、サーマルヘッド12に印刷テープM1とインクリボンRを押し付ける。一方、プラテンローラ13が上昇し高い位置にある状態では、プラテンローラ13は、サーマルヘッド12から離間している。
カッターモータ制御回路64は、駆動装置70に含まれるカッターモータ74の動作を制御する。カッターモータ74は、例えば、ステッピングモータであり、フルカット用カッター77及びハーフカット用カッター78に接続されている。フルカット用カッター77、ハーフカット用カッター78は、印刷テープM1を切断する切断部の一例であり、カッターモータ74の動力で動作し、それぞれ、印刷テープM1をハーフカット又はフルカットする。なお、フルカットとは、印刷テープM1の基材をセパレータとともに幅方向に沿って切断する動作のことであり、ハーフカットは、印刷テープM1の基材部分を幅方向に沿って切断し、セパレータを切断しない動作のことである。
サーマルヘッド制御回路65は、サーマルヘッド12に接続されている。サーマルヘッド12は、主走査方向(搬送方向と直交する方向)に配列された複数の発熱素子を有している。サーマルヘッド制御回路65がサーマルヘッド12の発熱素子の発熱を制御することで、印刷テープM1の被印刷面に一印刷ラインずつ印刷が行われる。
センサ入力回路66は、テープ幅検出センサ80、蓋開閉センサ15、温度センサ81に接続されている。センサ入力回路66には、これらのセンサによる検出結果が入力される。テープ幅検出センサ80、蓋開閉センサ15、温度センサ81は、すでに述べたとおりである。
図8は、印刷装置1が行うラベル作成処理のフローチャートである。以下、図8を参照しながら、印刷装置1が行うラベル作成処理について具体的に説明する。
印刷装置1は、ボタン8が押下されて電源が投入されると、図8に示すラベル作成処理を開始し、プラテンローラ13を降下させる(ステップS1)。これにより、プラテンローラ13を印刷テープM1及びインクリボンRを介してサーマルヘッド12へ押圧する。
その後、印刷データがPC200から入力されると、印刷装置1は、搬送用モータ71を用いて印刷テープM1の搬送を開始する(ステップS2)。ここでは、搬送用モータ制御回路61が搬送用モータ71を制御することで、搬送用モータ71の回転力がプラテンローラ13及びインクリボン巻取りローラ軸83に伝達され、プラテンローラ13及びインクリボン巻取りローラ109が回転を開始する。これにより、印刷テープM1の搬送が開始される。
搬送を開始すると、印刷装置1は、ヘッド温度を取得し(ステップS3)、ヘッド温度に応じた通電時間を取得し(ステップS4)、一印刷ライン分の印刷を行う(ステップS5)。ここでは、印刷装置1は、温度センサ81で測定したサーマルヘッド12の温度を取得し、ROM52に格納されている通電テーブルを参照してサーマルヘッド12の温度に応じた通電時間を取得する。その後、印刷装置1は、RAM53から一ライン分の印刷データ(以降、印刷ラインデータと記す。)を読み出し、ステップS4で取得した通電時間に応じた制御信号と印刷ラインデータとを、サーマルヘッド制御回路65を介してサーマルヘッド12へ出力する。これにより、サーマルヘッド12の発熱素子が発熱し、一印刷ライン分の印刷が印刷テープM1の被印刷面に行われる。
その後、印刷装置1は、最終ラインまで印刷が終了したか否かを判定し(ステップS6)、最終ラインまで印刷が終了していない場合には、最終ラインの印刷が終了するまで、ステップS3からステップS6の処理を繰り返す。
そして、最終ラインの印刷が終了すると、印刷装置1は、印刷テープM1が切断位置まで搬送された後に、搬送用モータ71を停止する(ステップS7)。最後に、印刷装置1は、カッターモータ74を駆動してフルカット用カッター77で印刷テープM1を切断し(ステップS8)、ラベル作成処理を終了する。これにより、ラベルが作成される。なお、ラベルとは印刷テープM1を切断したものである。
図9は、テープカセット100に同梱された補助テープセットMSを示した図である。図10は、補助テープM2の構成を示す図である。図11は、印刷装置1が作成したラベルを貼り付ける手順を説明する図である。図9から図11を参照しながら、印刷装置1で作成されたラベルの貼り付け手順について詳細に説明する。
テープカセット100には、図9に示すような補助テープセットMSが同梱されている。利用者は、補助テープセットMSから取り出した補助テープM2を利用して、印刷装置1で作成したラベルを貼り付ける。
なお、補助テープセットMSには、図9に示すように、例えば、予め様々な所定の長さに切断された補助テープM2が長さ毎に重ねられている。利用者は、印刷装置1で作成したラベルの長さに応じて、利用する補助テープM2の長さを選択する。利用者は、例えば、ラベルの長さよりも長い補助テープM2の中から最も短い補助テープM2を選択してもよい。
補助テープM2は、図10に示すように、透明なテープであり、基材B1よりも硬い部材により形成されている。補助テープM2は、例えば、透明なPET樹脂により形成されたテープ部材TPを有する。補助テープM2は、基材B1に貼り付けられる側に、第2粘着剤が塗布されて第2粘着層TPaが形成されている。第2粘着層TPaは第2粘着面である粘着面F22を有し、補助テープM2は、粘着面F22とは反対の側の面に、テープ部材TPにより形成される面F21を有している。なお、補助テープM2は無色透明でなくともよく、被印刷面F11に印刷された文字や画像を補助テープM2を通して視認可能とする透過性を有していればよい。
補助テープM2に第2粘着剤により形成されている粘着面F22が有する粘着力は、基材B1に第1粘着剤により形成されている粘着面F12が有する粘着力よりも弱いことが望ましい。特に、基材B1(印刷テープM1)の第1粘着層B1aを形成する第1粘着剤は、人間の肌用、又は、布地用の粘着剤であることが望ましい。以降では、第1粘着層B1aを形成する第1粘着剤が、人間の肌用、又は、布地用の粘着剤である場合を例にして説明する。なお、印刷装置1が作成したラベルは、人間の肌や布地に限らず、凹凸を有する貼付面を有する物体を対象物として、その凹凸を有する貼付面に密着するように貼り付けることができる。特に、人間の肌や布地はその形状や凹凸が一定でなく適宜変形するが、印刷装置1が作成したラベルは例えばウレタン樹脂により形成されたテープであって、比較的柔らかくて伸び易く、この変形に追従して変形可能である。そのため、このラベルを人間の肌や布地に貼り付けた場合に、肌や布地が動いて変形してもそれに追従することができて、剥がれ難いようにすることができる。
印刷装置1では、印刷テープM1の被印刷面F11にサーマルヘッド12で印刷が行われる。その後、印刷テープM1をフルカット用カッター77が切断して、図11(a)に示すラベルL1を作成し、印刷装置1から排出する。なお、図11(a)の基材B1上のインクPは印刷により形成されたものである。
利用者は、まず、補助テープセットMSから補助テープM2を取り出して、図11(b)に示すように、補助テープM2の粘着面F22にラベルL1を貼り付けて、ラベルL2を作成する。
次に、利用者は、図11(c)に示すように、ラベルL2から印刷テープM1のセパレータSP1を剥がして粘着面F12を露出させたラベルL3を、図11(d)に示すように、布地や人間の肌(以降、布地等と記す)等の対象物OBの凹凸を有する貼付面OBa上に乗せて貼り付ける。このとき、基材B1には補助テープM2が貼り付けられているため、ラベルL3はほぼ平らな状態になっている。そのため、基材B1の粘着面F12は貼付面OBaの凸部に貼り付けられる状態になる。ここで、図11(c)に示す粘着面F12が露出したラベルL3では、補助テープM2が基材B1よりも硬い部材により形成されている。このため、基材B1が柔らかい部材により形成されている場合であっても、ラベルL3全体としては十分な硬さを有している。従って、図11(d)に示すようにラベルL3を布地等に貼り付ける際に、ラベルL3を利用者が手で持って運んだりしてもラベルL3の形状が大きく変形したり皺がよったりすることはない。このため、利用者はラベルL3を布地等の所望の位置に容易に貼り付けることができる。
次いで、利用者は、図11(e)に示すように、ラベルL3を布地等の貼付面OBaに密着させて貼り付けるために、補助テープM2側からラベルL3を布地等の対象物OBに向けて押さえ付けながら補助テープM2の表面を擦る。これにより、基材B1が貼付面OBaの凹凸形状に沿って伸び、人間の肌用、又は、布地用の第1粘着剤が塗布されている基材B1の粘着面F12が布地等に粘着し、凹凸を有する貼付面OBaに密着してしっかりと貼りつく。
最後に、利用者が、図11(f)に示すように、ラベルL3から補助テープM2を剥がすことで、補助テープM2及びセパレータSP1よりも柔らかい基材B1により形成されているラベルL4が凹凸を有する貼付面OBaに密着して貼り付けされる。なお、剥がした補助テープM2は再使用可能であり、剥がした補助テープM2を補助テープセットMSに戻すようにしてもよい。
印刷装置1で作成したラベル(ラベルL1、ラベルL2、ラベルL3、ラベルL4をまとめてラベルLと記す。)は、図11(d)から図11(f)に示すように、第1粘着剤の粘着力により布地等に貼りつけられる。このため、利用者は、アイロン等を使用することなく、容易に布地等にラベルLを貼り付けることができる。
また、最終的なラベルL3は、図11(f)に示すように、比較的柔らかい部材である基材B1からなり、比較的硬い部材であるセパレータSP1と補助テープM2を含まない。これにより、布地等の変形に合わせてラベルL4の形状も変化するようにすることができる。このため、ラベルL4と布地等の間に隙間が生じにくいため、布地等に貼り付けても剥がれにくいラベルL4を提供することができる。特に、基材B1に伸縮性を有する部材を用いることで、さらに剥がれにくいラベルL4を提供することができる。
さらに、ラベルL3は、基材B1に比べて硬い部材により形成されている補助テープM2を含んでいる。これにより、ラベルL3を布地等に貼り付ける際に補助テープM2がラベルL3の形状を維持するように働く。従って、基材B1が比較的柔らかい部材により形成されている場合であっても、ラベルL3の形状が安定せずに貼りづらいということがなく、ラベルL3を容易に布地等の所望の位置に貼り付けることができる。
さらに、ラベルL3は、補助テープM2が透過性を有する部材で構成されている。これにより、利用者は、ラベルL3を布地等に貼り付ける際に、補助テープM2を透かして、基材B1の被印刷面F11に形成された印刷パターン(インクP)を見ることができる。このため、ラベルL3の貼り付け時の位置調整を容易に行うことができる。
従って、印刷テープM1を収容したテープカセット100によれば、印刷装置1による布地等に容易に貼り付け可能なラベルの作成を支援することができる。
さらに、テープカセット100を収容した印刷装置1によれば、印刷データに応じて被印刷面に任意の文字や図形等を印刷することができる。このため、例えば名前など利用者によって異なる情報が印刷されたラベルを必要に応じて自由に作成し、衣類等に貼り付けることができる。
また、テープカセット100が交換自在に収容されているため、印刷装置1は、テープカセット100を異なる幅や色を有するテープを収容したテープカセットに交換することで、様々な幅や色のラベルを作成することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。テープカセット、及び、印刷装置は、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
印刷テープM1の基材B1は、例えばウレタン樹脂により形成されていて、比較的柔らかいものであるとしたが、その硬さは基材B1の厚さ方向で均等でなくともよい。被印刷面F11には印刷が行われるため、この印刷が良好に行われるようにするために被印刷面F11はある程度の硬さを有していることが好ましい。一方、基材B1の第1粘着剤が塗布されている側の面は第1粘着層B1aを介して対象物OBの凹凸を有する貼付面OBaに沿って伸縮して貼り付けられるために、比較的柔らかいことが好ましい。そこで、被印刷面F11側と第1粘着剤が塗布されている側とで硬さが異なり、被印刷面F11側の硬さが、第1粘着剤が塗布されている側の硬さより高くなっていてもよい。
上述した実施形態では、印刷装置1で作成されたラベルを補助テープセットMSから取り出した補助テープM2を用いて衣類等に貼り付ける例を示したが、補助テープM2は、印刷装置に設けられたテープ収容部に設けられていてもよい。図12は、補助テープM2を収容するテープ収容部20を有する印刷装置1aの斜視図である。印刷装置1aのテープ収容部20には、補助テープM2が重ねて収容されている。なお、補助テープM2は、上述したように、粘着面を有する予め所定の長さに切断された透過性を有するテープ部材であり、ラベルの基材B1よりも硬い部材からなっている。印刷装置1aによっても、印刷装置1と同様に、布地等に容易に貼り付け可能なラベルの作成を支援することができる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
印刷が行われる被印刷面を有し、前記被印刷面と反対側に粘着剤が塗布されている基材と、前記粘着剤を介して前記基材に剥離可能に貼り付けられているセパレータと、を有する被印刷媒体を収納し、
前記基材は、対象物における凹凸を有する貼付面の凸部に前記粘着剤を介して貼り付けられた後、前記基材を前記貼付面側に押す押圧力が前記基材に加えられた場合に、前記凹凸に沿って前記基材が伸びて、前記貼付面に密着するように貼り付けられる伸縮性を有する部材により形成されている、
ことを特徴とするテープカセット。
[付記2]
付記1に記載のテープカセットにおいて、
前記セパレータは前記基材より硬い部材により形成されている、
ことを特徴とするテープカセット。
[付記3]
付記1又は付記2に記載のテープカセットにおいて、
前記基材は、厚さ方向に沿って硬さが異なり、前記被印刷面側の硬さが、前記粘着剤が塗布されている側の硬さより高い、
ことを特徴とするテープカセット。
[付記4]
付記1乃至付記3のいずれか一項に記載のテープカセットにおいて、
前記基材は、ウレタン樹脂により形成されたテープであり、
前記セパレータは、PET樹脂又は紙により形成されたテープである、
ことを特徴とするテープカセット。
[付記5]
印刷が行われる被印刷面を有し、前記被印刷面と反対側に第1粘着剤が塗布されている基材と、前記第1粘着剤を介して前記基材に剥離可能に貼り付けられているセパレータと、を有する被印刷媒体を収納し、前記基材は、対象物における凹凸を有する貼付面の凸部に前記第1粘着剤を介して貼り付けられた後、前記基材を前記貼付面側に押す押圧力が前記基材に加えられた場合に、前記凹凸に沿って前記基材が伸びて、前記貼付面に密着するように貼り付けられる伸縮性を有する部材により形成されているテープカセットを収容するカセット収容部と、
前記被印刷媒体を搬送可能な搬送ローラと、
前記被印刷媒体の前記被印刷面に前記印刷を行う印刷ヘッドと、
前記被印刷媒体を切断する切断部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
[付記6]
付記5に記載の印刷装置は、
前記被印刷媒体における前記基材の前記被印刷面に剥離可能に貼り付けることが可能で、透明な補助テープを収容するテープ収容部を備え、
前記補助テープは、前記被印刷面に行われた前記印刷を、前記補助テープを通して視認可能とする透過性を有し、前記基材よりも硬い部材により形成されている、
ことを特徴とする印刷装置。
[付記7]
付記5又は付記6に記載の印刷装置において、
前記補助テープの前記基材の前記被印刷面に貼り付けられる側に第2粘着剤が塗布されており、
前記第2粘着剤が有する粘着力は、前記第1粘着層が有する粘着力よりも弱い、
ことを特徴とする印刷装置。
[付記8]
ラベル貼り付け方法であって、
印刷が行われる被印刷面を有し、前記被印刷面と反対側に第1粘着剤が塗布されている基材と、前記第1粘着剤を介して前記基材に剥離可能に貼り付けられているセパレータと、を有する被印刷媒体を収納し、前記基材は、対象物における凹凸を有する貼付面の凸部に前記第1粘着剤を介して貼り付けられた後、前記基材を前記貼付面側に押す押圧力が前記基材に加えられた場合に、前記凹凸に沿って前記基材が伸びて、前記貼付面に密着するように貼り付けられる伸縮性を有する部材により形成されているテープカセットを収容するカセット収容部と、前記被印刷媒体を搬送可能な搬送ローラと、前記被印刷媒体の前記被印刷面に前記印刷を行う印刷ヘッドと、前記被印刷媒体を切断する切断部と、を備える印刷装置により、前記被印刷面に前記印刷が行われた後、前記切断部により切断された前記被印刷媒体により形成されるラベルの前記基材の前記被印刷面に、前記基材よりも硬い部材により形成され、透過性を有し、前記基材の前記被印刷面に貼り付けられる側に第2粘着剤が塗布され、前記第2粘着剤が有する粘着力が、前記第1粘着剤が有する粘着力よりも弱い補助テープが貼り付けられた状態で前記セパレータが剥離され、
前記補助テープが貼り付けられ前記セパレータが剥離された前記ラベルが前記対象物の前記凹凸を有する面に貼り付けられて、前記補助テープが剥がされる、
ことを特徴とする貼り付け方法。
1、1a 印刷装置
11 カセット収容部
12 サーマルヘッド
13 プラテンローラ
20 テープ収容部
100 テープカセット
106 印刷テープローラ
108 インクリボン供給ローラ
109 インクリボン巻取りローラ
MS 補助テープセット
M1 印刷テープ
M2 補助テープ
B1 基材
SP1 セパレータ
F11 被印刷面
F12、F22 粘着面
P インク
R インクリボン

Claims (8)

  1. 印刷が行われる被印刷面を有し、前記被印刷面と反対側に粘着剤が塗布されている基材と、前記粘着剤を介して前記基材に剥離可能に貼り付けられているセパレータと、を有する被印刷媒体を収納し、
    前記基材は、対象物における凹凸を有する貼付面の凸部に前記粘着剤を介して貼り付けられた後、前記基材を前記貼付面側に押す押圧力が前記基材に加えられた場合に、前記凹凸に沿って前記基材が伸びて、前記貼付面に密着するように貼り付けられる伸縮性を有する部材により形成されている、
    ことを特徴とするテープカセット。
  2. 請求項1に記載のテープカセットにおいて、
    前記セパレータは前記基材より硬い部材により形成されている、
    ことを特徴とするテープカセット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のテープカセットにおいて、
    前記基材は、厚さ方向に沿って硬さが異なり、前記被印刷面側の硬さが、前記粘着剤が塗布されている側の硬さより高い、
    ことを特徴とするテープカセット。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のテープカセットにおいて、
    前記基材は、ウレタン樹脂により形成されたテープであり、
    前記セパレータは、PET樹脂又は紙により形成されたテープである、
    ことを特徴とするテープカセット。
  5. 印刷が行われる被印刷面を有し、前記被印刷面と反対側に第1粘着剤が塗布されている基材と、前記第1粘着剤を介して前記基材に剥離可能に貼り付けられているセパレータと、を有する被印刷媒体を収納し、前記基材は、対象物における凹凸を有する貼付面の凸部に前記第1粘着剤を介して貼り付けられた後、前記基材を前記貼付面側に押す押圧力が前記基材に加えられた場合に、前記凹凸に沿って前記基材が伸びて、前記貼付面に密着するように貼り付けられる伸縮性を有する部材により形成されているテープカセットを収容するカセット収容部と、
    前記被印刷媒体を搬送可能な搬送ローラと、
    前記被印刷媒体の前記被印刷面に前記印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記被印刷媒体を切断する切断部と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項5に記載の印刷装置は、
    前記被印刷媒体における前記基材の前記被印刷面に剥離可能に貼り付けることが可能な補助テープを収容するテープ収容部を備え、
    前記補助テープは、前記被印刷面に行われた前記印刷を、前記補助テープを通して視認可能とする透過性を有し、前記基材よりも硬い部材により形成されている、
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の印刷装置において、
    前記補助テープの前記基材の前記被印刷面に貼り付けられる側に第2粘着剤が塗布されており、
    前記第2粘着剤が有する粘着力は、前記第1粘着層が有する粘着力よりも弱い、
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. ラベル貼り付け方法であって、
    印刷が行われる被印刷面を有し、前記被印刷面と反対側に第1粘着剤が塗布されている基材と、前記第1粘着剤を介して前記基材に剥離可能に貼り付けられているセパレータと、を有する被印刷媒体を収納し、前記基材は、対象物における凹凸を有する貼付面の凸部に前記第1粘着剤を介して貼り付けられた後、前記基材を前記貼付面側に押す押圧力が前記基材に加えられた場合に、前記凹凸に沿って前記基材が伸びて、前記貼付面に密着するように貼り付けられる伸縮性を有する部材により形成されているテープカセットを収容するカセット収容部と、前記被印刷媒体を搬送可能な搬送ローラと、前記被印刷媒体の前記被印刷面に前記印刷を行う印刷ヘッドと、前記被印刷媒体を切断する切断部と、を備える印刷装置により、前記被印刷面に前記印刷が行われた後、前記切断部により切断された前記被印刷媒体により形成されるラベルの前記基材の前記被印刷面に、前記基材よりも硬い部材により形成され、透過性を有し、前記基材の前記被印刷面に貼り付けられる側に第2粘着剤が塗布され、前記第2粘着剤が有する粘着力が、前記第1粘着剤が有する粘着力よりも弱い補助テープが貼り付けられた状態で前記セパレータが剥離され、
    前記補助テープが貼り付けられ前記セパレータが剥離された前記ラベルが前記対象物の前記凹凸を有する面に貼り付けられて、前記補助テープが剥がされる、
    ことを特徴とする貼り付け方法。
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