JP2023051015A - 印刷装置、印刷データ生成プログラム、及びラベル作成方法 - Google Patents

印刷装置、印刷データ生成プログラム、及びラベル作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基材と剥離材とを有する同一のテープを使用して、所望の箇所で基材を分離したり、所望の箇所で剥離材を基材から剥がしたりできるラベルを作成可能な印刷装置、印刷データ生成プログラム、及びラベル作成方法を提供すること。【解決手段】印刷装置の制御部は対象の外周長さを取得し(S2)、画像を取得し(S3)、外周長さに応じ、印刷領域、アンカー領域、及び貼着領域を設定する(S5からS7)。制御部は印刷領域に画像を印刷する(S25)。制御部は印刷領域とアンカー領域との境界で厚み方向において剥離材から基材の一部までハーフカットを行う(S27)。制御部は印刷領域と貼着領域との境界で厚み方向で少なくとも剥離材を切断するハーフカットを行う(S27)。制御部はアンカー領域の搬送方向の一端部、又は貼着領域の搬送方向の他端部でテープの幅方向にわたってフルカットを行う(S29)。【選択図】図2

Description

本発明は、印刷装置、印刷データ生成プログラム、及びラベル作成方法に関する。
従来、あらかじめミシン目が形成されたラベルが知られている。例えば、特許文献1で開示されているラベルは、第1接着領域、非接着性平坦領域、及び第2接着領域を有する透明フィルムで構成される。第1接着領域と、非接着性平坦領域との境界には、ミシン目が透明フィルムを横断して形成される。透明フィルムが、第1接着領域、非接着性平坦領域、及び第2接着領域の順にケーブルの周囲に巻き付けられると、第1接着領域がケーブルの周方向の一部に貼着する。非接着性平坦領域は、ケーブルには貼着せず、ケーブルの周囲を一周する。第2接着領域は、非接着性平坦領域には貼着し、ケーブルの周囲を一周する。ケーブルの周囲に巻き付けられた透明フィルムが回転されると、ミシン目が裂け、第1接着領域が、非接着性平坦領域及び第2接着領域から分離される。これにより非接着性平坦領域及び第2接着領域を含むラベルは、ケーブルの周囲で回転できる。
特表2011-524154号公報
特許文献1で開示されるラベルは、特定の径のケーブルに適したラベルである。ユーザは、複数種類の径について、対象の周囲で回転可能なラベルを作成する場合、ケーブルの径に応じて異なる種類のラベルを用意する必要がある。
本発明の目的は、基材と剥離材とを有する同一のテープを使用して、所望の箇所で基材を分離したり、所望の箇所で剥離材を基材から剥がしたりできるラベルを作成可能な印刷装置、印刷データ生成プログラム、及びラベル作成方法を提供することである。
第一態様の印刷装置は、基材に画像を印刷する印刷部と、前記印刷部によって前記画像が印刷された前記基材と剥離材とが貼り合わされたテープを搬送方向に搬送する搬送部と、前記剥離材側から前記テープの厚み方向の一部を切断するハーフカットと、前記基材と前記剥離材とを切断するフルカットとを行う切断部と、前記搬送部、前記印刷部、前記切断部を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記テープを切断したラベルを巻き付ける対象の外周長さを取得する長さ取得処理と、印刷領域に印刷する前記画像を取得する画像取得処理と、前記搬送方向の長さが前記外周長さ以上である前記印刷領域と、前記搬送方向の一方側において前記印刷領域と隣接するアンカー領域と、前記搬送方向の他方側において前記印刷領域と隣接する貼着領域とを設定する領域設定処理と、前記印刷部を制御して、前記印刷領域に前記画像を印刷する印刷処理と、前記切断部を制御して、前記印刷領域と前記アンカー領域との境界で、前記テープの幅方向にわたって、前記厚み方向において前記剥離材から前記基材の一部まで前記ハーフカットを行う第一ハーフカット処理と、前記切断部を制御して、前記印刷領域と前記貼着領域との境界で、前記テープの前記幅方向にわたって、前記厚み方向において少なくとも前記剥離材を切断する前記ハーフカットを行う第二ハーフカット処理と、前記切断部を制御して、前記アンカー領域の前記搬送方向の前記一方側の端部又は前記貼着領域の前記搬送方向の前記他方側の端部で、前記テープの前記幅方向にわたって前記フルカットを行うフルカット処理とを実行可能である。
第一態様の印刷装置は、印刷領域とアンカー領域との境界及び印刷領域と貼着領域との境界で剥離材が切断されたラベルを作成できる。故に、印刷装置は、基材と剥離材とを有する同一のテープを使用して、第一ハーフカット位置で基材を分離したり、第一ハーフカット位置で剥離材を基材から剥がしたりできるラベルを作成できる。ユーザは、例えば、基材が透明フィルムであるテープを用いて、ラベルを作成し、アンカー領域の剥離材と、貼着領域の剥離材とを基材から剥がし、印刷領域の剥離材は基材に貼着された状態で、アンカー領域、印刷領域、及び貼着領域の順にラベルを対象に巻き付ける。アンカー領域は、対象に貼着される。印刷領域は、剥離材が貼着された状態であるので、対象には貼着されない。貼着領域は、印刷領域に貼着される。ユーザは、対象に巻き付けられたラベルを、巻き付け方向に回転させる。基材は、アンカー領域と印刷領域との間で、厚み方向に一部切込みが入れられているので、当該箇所で裂けやすく、ラベルの回転により、アンカー領域が印刷領域及び貼着領域から分離される。分離により、印刷領域及び貼着領域を含むラベルは、対象に対し回転できる。故に、印刷装置は、対象の外周の長さによらず、同一のテープを使用して、対象に巻き付けて、対象の周囲で回転できるラベルを作成できる。
第二態様の印刷データ生成プログラムは、基材に画像を印刷する印刷部と、前記印刷部によって前記画像が印刷された前記基材と剥離材とが貼り合わされたテープを搬送方向に搬送する搬送部と、前記剥離材側から前記テープの厚み方向の一部を切断するハーフカットと前記基材と前記剥離材とを切断するフルカットとを行う切断部とを有する印刷装置により印刷される印刷データを生成する印刷データ生成装置の制御部により実行される印刷データ生成プログラムであって、前記制御部に、前記テープを切断したラベルを巻き付ける対象の外周長さを取得する長さ取得処理と、印刷領域に印刷する前記画像を取得する画像取得処理と、前記搬送方向の長さが前記外周長さ以上である前記印刷領域と、前記搬送方向の一方側において前記印刷領域と隣接するアンカー領域と、前記搬送方向の他方側において前記印刷領域と隣接する貼着領域とを設定する領域設定処理と、前記印刷領域と前記アンカー領域との境界で、前記テープの幅方向にわたって、前記厚み方向において前記剥離材から前記基材の一部まで前記ハーフカットを行うことを指示する第一ハーフカット位置を設定する第一ハーフカット設定処理と、前記印刷領域と前記貼着領域との境界で、前記テープの前記幅方向にわたって、前記厚み方向において少なくとも前記剥離材を切断する前記ハーフカットを行うことを指示する第二ハーフカット位置を設定する第二ハーフカット設定処理と、前記アンカー領域の前記搬送方向の前記一方側の端部又は前記貼着領域の前記搬送方向の前記他方側の端部で、前記テープの前記幅方向にわたって前記フルカットを行うフルカット位置を設定するフルカット設定処理と、前記画像を前記印刷領域に印刷するデータと、前記第一ハーフカット位置と、前記第二ハーフカット位置と、前記フルカット位置とを含む前記印刷データを生成する生成処理とを実行させるための指示を含む。第二態様の印刷データ生成プログラムに従って生成された印刷データに従って印刷装置が印刷することで、第一態様の印刷装置と同様のラベルを作成できる。故に、第二態様の印刷データ生成プログラムは、第一態様と同様の効果を奏することができる。
第三態様のラベル作成方法は、基材と剥離材とが貼り合わされたテープを切断したラベルを巻き付ける対象の外周長さを取得する長さ取得処理と、前記基材の印刷領域に印刷する画像を取得する画像取得処理と、前記テープが搬送される搬送方向の長さが前記外周長さ以上である前記印刷領域と、前記搬送方向の一方側において前記印刷領域と隣接するアンカー領域と、前記搬送方向の他方側において前記印刷領域と隣接する貼着領域とを設定する領域設定処理と、前記印刷領域と前記アンカー領域との境界で、前記テープの幅方向にわたって、前記テープの厚み方向において前記剥離材側からハーフカットを行う第一ハーフカット位置を設定する第一ハーフカット設定処理と、前記印刷領域と前記貼着領域との境界で、前記テープの前記幅方向にわたって、前記厚み方向において前記剥離材側からハーフカットを行う第二ハーフカット位置を設定する第二ハーフカット設定処理と、前記アンカー領域の前記搬送方向の前記一方側の端部又は前記貼着領域の前記搬送方向の前記他方側の端部で、前記テープの前記幅方向にわたってフルカットを行うフルカット位置を設定するフルカット設定処理と、前記第一ハーフカット位置で、前記剥離材と基材の一部を切断する第一ハーフカット処理と、前記画像を印刷する印刷処理と、前記第二ハーフカット位置で、少なくとも前記剥離材を切断する第二ハーフカット処理と、前記フルカット位置で、前記基材と前記剥離材とを切断するフルカット処理とを実行する。第三態様のラベル作成方法は、第一態様の印刷装置と同様のラベルを作成できる。故に、第三態様のラベル作成方法は、第一態様と同様の効果を奏することができる。
第四態様の印刷装置は、基材に画像を印刷する印刷部と、前記印刷部によって前記画像が印刷された前記基材と剥離材とが貼り合わされたテープを搬送方向に搬送する搬送部と、前記剥離材側から前記テープの厚み方向の一部を切断するハーフカットを行う切断部と、を有し、前記切断部は、前記テープの幅方向にわたって、前記厚み方向において前記剥離材から前記基材の一部まで前記ハーフカットを行う。第四態様の印刷装置は、テープの厚み方向に剥離材から基材の一部まで切込みが入れられているので、当該箇所で基材が裂けやすく、分離可能なラベルを作成可能である。故に、印刷装置は、基材と剥離材とを有する同一のテープを使用して、所望の箇所で基材を分離したり、所望の箇所で剥離材を基材から剥がしたりできるラベルを作成できる。
印刷装置1の説明図である。 印刷処理のフローチャートである。 カセットの種類が第一種である場合の、アンカー領域RA、印刷領域RP、及び貼着領域RGを設定する処理の説明図である。 カセットの種類が第二種である場合の、アンカー領域RA、及び印刷領域RPを設定する処理の説明図である。 印刷データに従って作成されたラベルFをケーブルCに巻き付ける操作の説明図である。 印刷データに従って作成されたラベルEをケーブルCに巻き付ける操作の説明図である。
図面を参照して、本発明の一実施形態に係る印刷装置1を説明する。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられる。すなわち、図面に記載されている装置の構成及び制御は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1に示すように、印刷装置1は、長尺状の印刷媒体であるテープに、キャラクタ(文字、記号、数字、及び図形等のオブジェクト)を印刷可能な熱転写型プリンタである。印刷装置1は、印刷装置1で作成された印刷データ又は外部装置Bから取得された印刷データに基づき、長尺状のテープへの印刷を実行可能である。印刷装置1は、制御部2、記憶部3、通信部5、装着部21、センサ4、搬送部9、印刷部8、切断部16、入力部6、及び表示部7を備える。記憶部3、通信部5、センサ4、搬送部9、印刷部8、切断部16、入力部6、及び表示部7は、各々制御部2に電気的に接続されている。
記憶部3は、例えば、ROM、RAM、及びフラッシュメモリ等を含む。記憶部3には、印刷装置1の制御上必要な各種のプログラム等が記憶されている。制御部2は、これらのプログラムに基づいて各種演算を行う。記憶部3には、各種キャラクタを印刷するための印刷用ドットパターンデータが、書式及びサイズ毎に分類され、コードデータに対応させて記憶されている。記憶部3には、テキストメモリ、及びプリントバッファ等、複数の記憶エリアが設けられている。テキストメモリには、印刷対象のデータが格納される。プリントバッファには、印刷対象の印刷用ドットパターンが格納される。記憶部3のその他の記憶エリアには、各種演算データ等が記憶される。通信部5は、公衆回線網に接続するための通信モジュールを含む。印刷装置1は、通信部5を介して外部装置Bとの間でデータの送受信ができる。外部装置Bは、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、及びタブレット端末等の情報処理装置である。
装着部21は、少なくとも基材を収容するカセットが着脱可能に装着される。装着部21は、カセット80、90を含む複数種類のカセットから選択された一つが着脱可能に装着される凹部である。カセットの種類は、内部に収容されるテープの幅方向Wの長さ、基材又は剥離材の色、印刷色、及びテープの材質等に応じて分類される。カセット80は、第一種のカセットであり、テープ81及びインクリボン(図示略)等を収容する。テープ81は、スプール82に巻回された無定長のテープ状の印刷媒体である。テープ81は、透明な基材85の印刷面86の裏面87に粘着剤層を介して剥離材88が貼着されている。つまり、テープ81は、基材85の片面にのみ粘着剤層が形成されている片面粘着テープである。透明とは、基材85の厚み方向Tの一方側から他方側が視認可能であることをいう。基材85は、無色透明でもよいし、有色透明でもよい。剥離材88は、粘着剤層に貼り合わされている。第一種のテープ81の印刷面86は、他のテープにより保護されず、テープ81を切断して作成されたラベルは、印刷面86が外部に露出した状態で、カセット80から排出される。
カセット90は、第二種のカセットであり、基材91、テープ93及びインクリボン(図示略)等を収容する。基材91は、長尺状の透明フィルムテープであり、印刷後にカセット90内で、印刷面95に、粘着剤層を介してテープ93が貼着される。テープ93は、スプール94に巻回された長尺状である。テープ93は、基材98と剥離材99とを有し、基材98の両面に粘着剤層が形成され、一方の粘着剤層を介して剥離材99が基材98に貼着されている。つまり、テープ93は、両面粘着テープである。第二種の基材98は、透明又は非透明である。非透明とは、基材98の厚み方向Tの一方側から他方側が視認できないことをいう。第二種の基材91の印刷面95は、印刷後にテープ93に貼り合わされ、テープ100を切断して作成されたラベルは、基材91により印刷面95が保護された状態で、カセット90から排出される。
基材85、91、98は、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、塩化ビニルフィルム等のプラスチックフィルムで形成される。ラベルが対象に巻き付けられ、対象に沿って湾曲した状態となることを考慮すると、基材85、91、98は、ビニル系フィルムで形成されることが好ましい。基材85、91、98の厚みは、例えば、50から100μmの範囲にあり、例えば、80μmである。剥離材88、99は、非透明であり、例えば、グラシン紙、上質紙又はポリエチレンテレフタレート(PET)にシリコン及びポリエチレン等の剥離剤がコートされて形成される。剥離材88、99の厚みは、例えば、10から50μmの範囲にあり、例えば、20μmである。基材85、91、98の厚みは、剥離材88、99の厚みよりも厚い。
センサ4は、印刷装置1に装着されたカセットの種類を機械的に検出し、制御部2に出力する公知のセンサである。印刷部8は、カセットが収容する基材に画像を印刷する。ローラ10は、印刷部8に基材の印刷面を押し付ける。印刷部8は、発熱体を備えるサーマルヘッドであり、基材に対しインクを熱転写することにより、基材に画像を印刷する。印刷部8は、基材が感熱紙である場合、感熱印刷を行う。搬送部9は、テープを挟持する搬送ローラ11、12を回動することで、印刷部8によって画像が印刷された基材と、剥離材とが貼り合わされたテープを搬送方向Qに搬送する。搬送部9は、例えば、ステッピングモータである。
切断部16は、剥離材側からテープの厚み方向Tの一部を切断するハーフカットと、基材と剥離材とを切断するフルカットとを行う。本実施形態の切断部16は、ハーフカットを行うハーフカッタ14、15と、フルカットを行うフルカッタ13とを備える。ハーフカッタ14、15及びフルカッタ13は各々、搬送ローラ11、12よりも、搬送方向Qの下流側に設けられる。ハーフカッタ14は、テープに対しローラ10側から、ローラ10から印刷部8に向かう方向に切込みを入れる。ハーフカッタ15は、テープに対し印刷部8側から、印刷部8からローラ10に向かう方向に切込みを入れる。ハーフカッタ14、15により、テープの剥離材が切断された場合、搬送方向Qに複数に分断された剥離材が、粘着剤層を介して基材に貼着された状態となる。これによりユーザは、ラベルから任意に選択された部分の剥離材を引き剥がすことで、基材の粘着剤層が露出した粘着部分と、剥離材を引き剥がしていない非粘着部分とを形成できる。フルカッタ13によりテープを切断することにより作成されたラベルは、排出口18より印刷装置1の外部に排出される。
図2から図6を参照して、印刷装置1の印刷処理を具体例1及び2を用いて説明する。具体例1は、直径がKmmの円状の外周を有するケーブルCに巻き付けて用いるセルフラミネート用回転ラベルFを、第一種のカセット80を用いて作成する場合である。具体例2は、ケーブルCに巻き付けて用いるラミネート回転ラベルEを、第二種のカセット90を用いて作成する場合である。印刷処理は、カセット80又はカセット90が印刷装置1に装着されている状態で実行される。具体例1及び2の印刷処理は各々、互いに異なるタイミングで実行されるが、説明を簡単にするために、以下では並列に説明する。制御部2は、入力部6を介して印刷処理を開始する指示を検出した時に、印刷処理を実行するための印刷データ生成プログラムを記憶部3から読み出す。制御部2は、読み出した印刷データ生成プログラムに含まれる指示に従って、以下のステップを有する印刷処理を実行する。印刷処理の過程で得られた各種データは、適宜記憶部3に記憶される。以下、ステップをSと略記する。ケーブルCの直径Kmmは、印刷処理により作成されるラベルの厚みに比べ十分に大きいので、本実施形態では、ラベルをケーブルCに巻き付ける場合のラベルの厚みの影響は考慮せずに印刷処理を行う。
図2に示すように、制御部2は、センサ4の検出結果に基づき、装着部21に装着されているカセットの種類を取得する(S1)。制御部2は、カセットの種類として、具体例1では、第一種を取得し、具体例2では、第二種を取得する。制御部2は、テープを切断したラベルを巻き付ける対象であるケーブルCの外周長さMを取得する(S2)。ケーブルCの外周の長さMの取得方法は適宜定められてよい。例えば、制御部2は、入力部6を介してユーザが入力した値を、外周の長さMとして取得してもよいし、ユーザが入力部6を介して入力した直径Kを用いた計算結果を外周の長さMとして取得してもよい。記憶部3が、ケーブルCの品名、型番等のケーブルCの種類と、ケーブルCの外周の長さMとの関係を記憶している場合には、制御部2は、ユーザが入力部6を介して入力したケーブルCの種類に対応する外周の長さMを、記憶部3から取得してもよい。制御部2は、後述の印刷領域RPに印刷する画像Gを取得する(S3)。図3から図5に示すように、具体例1から3の画像Gは、アルファベット文字のABCDが、搬送方向Qの下流側から上流側に向かって等間隔で配置された画像である。制御部2は、画像Gの搬送方向Qの長さLCを取得する。
制御部2は、S1で取得されたカセットの種類が、第一種であるかを判断する(S4)。具体例1では、カセット80の種類が第一種であると判断され(S4:YES)、制御部2は、ケーブルCに巻き付けて用いる、図3に示すセルフラミネート用回転ラベルFを作成する処理を実行する。具体的には、制御部2は、図3に示すように、S1で取得されたカセット80の種類と、S2で取得された外周の長さMとに基づき、印刷領域RPを設定する(S5)。印刷領域RPの幅方向Wの長さLWは、カセット80の種類によって規定される。制御部2は、印刷領域RPの搬送方向Qの長さLPを、S2で取得された外周長さM以上に設定する。印刷領域RPの搬送方向Qの長さLPは、画像Gの搬送方向Qの長さLC以上である。制御部2は、印刷領域RPの所定位置にS3で取得された画像Gを配置する。具体例1では、印刷領域RPの搬送方向Qの下流側の端部P1から、画像Gの搬送方向Qの下流側の端部P7までの距離が、距離D1であり、印刷領域RPの搬送方向Qの上流側の端部P2から、画像Gの搬送方向Qの上流側の端部P8までの距離が、距離D2である位置に、画像Gが配置される。制御部2は、画像Gを印刷領域RPの搬送方向Qの一方側の端部P1又は他方側の端部P2に寄せて配置する等、印刷領域RPに対する画像Gの配置を適宜設定してもよい。
制御部2は、アンカー領域RAを設定する(S6)。アンカー領域RAは、搬送方向Qの一方側において印刷領域RPと隣接する領域である。本実施形態では、搬送方向Qの下流側を、搬送方向Qの一方側とし、搬送方向Qの上流側を搬送方向Qの他方側とする。本実施形態の制御部2は、アンカー領域RAに画像を配置したり、印刷したりしない。アンカー領域RAの幅方向Wの長さはLA、カセット80の種類によって規定され、印刷領域RPの幅方向Wの長さLWと互い同じである。アンカー領域RAは搬送方向Qの長さLAは、長さLPよりも短い。本実施形態の長さLAは、S2で取得された外周長さMの半分よりも短い。
制御部2は、搬送方向Qの他方側において印刷領域RPと隣接する貼着領域RGを設定する(S7)。貼着領域RGは、搬送方向Qの他方側において印刷領域RPと隣接する。本実施形態の制御部2は、貼着領域RGに画像を配置したり、印刷したりしない。貼着領域RGの幅方向Wの長さLWは、カセット80の種類によって規定され、印刷領域RPの幅方向Wの長さLWと互い同じである。図3及び図5に示すように、制御部2は、カセット80の種類が第一種である場合に、貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGを、外周長さMから印刷領域RPの搬送方向Qの長さLPを差し引いた値Nと、印刷領域RPの搬送方向Qの一方側の端部P1から画像Gの搬送方向Qの他方側の端部P8までの長さとの和H以上のラミネート長さに設定する。長さLPは、外周長さM以上であるので、値Nは、0以下の値である。ラミネート長さは、印刷領域RPの搬送方向Qの長さLP又は外周長さMであってもよい。長さLPが外周長さMと等しい条件で、ラベルFがケーブルCに巻き付けられた場合、印刷領域RPは、ケーブルCの外周を一周し、印刷領域RPの搬送方向Qの他端部P2は、印刷領域RPの搬送方向Qの一端部P1と接する。長さLPが外周長さMより大きい条件で、ラベルFがケーブルCに巻き付けられた場合、印刷領域RPの搬送方向Qの両端部は値Nの長さだけ重なる。長さLGが和Hと等しい条件で、ラベルFがケーブルCに巻き付けられた場合、貼着領域RGの、搬送方向Qの他方側の端部P6は、画像Gの搬送方向Qの他方側の端部P8と重なる。つまり、印刷領域RPに印刷された画像Gは全体が貼着領域RGに覆われる。印刷領域RPの搬送方向Qの他方側の端部P2と、画像Gの搬送方向Qの他方側の端部P8との間の領域は、貼着領域RGに覆われない。貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGは、外周長さMであってもよい。長さLGが外周長さMと等しい条件で、ラベルFがケーブルCに巻き付けられた場合、貼着領域RGの、搬送方向Qの他方側の端部P6は、印刷領域RPの搬送方向Qの他方側の端部P2と重なる。つまり、印刷領域RPの全体が貼着領域RGに覆われる。
図3に示すように、制御部2は、第一ハーフカット位置HC1を設定する(S8)。第一ハーフカット位置HC1は、切断部16を制御して、S5で設定された印刷領域RPと、S6で設定されたアンカー領域RAとの境界で、テープ81の幅方向Wにわたってハーフカットを行う位置である。制御部2は、第二ハーフカット位置HC2を設定する(S9)。第二ハーフカット位置HC2は、切断部16を制御して、S5で設定された印刷領域RPと、S7で設定された貼着領域RGとの境界で、テープの幅方向Wにわたってハーフカットを行う位置である。制御部2は、S8、S9において、切込み量及び切込み方向を設定してもよい。具体例1では、制御部2は、切込み量として、剥離材88の厚みに、0より大きく基材85の厚みの半分よりも小さい値を加えた値を設定し、切込み方向として、ローラ10から印刷部8に向かう方向が設定される。基材85の厚みの半分よりも小さい値は、基材85の種類、厚み等に応じて適宜設定されればよく、例えば、基材85の厚みが20μmのとき、1μmである。
制御部2は、フルカット位置FCを設定する(S10)。フルカット位置FCは、切断部16を制御して、アンカー領域RAの搬送方向Qの一方側の端部P3、又は貼着領域RGの搬送方向Qの他方側の端部P6で、テープの幅方向Wにわたってフルカットを行う位置である。本実施形態の制御部2は、貼着領域RGの搬送方向Qの他方側の端部P6にフルカット位置FCを設定する。本実施形態の第一ハーフカット位置HC1、第二ハーフカット位置HC2、及びフルカット位置FCは各々、アンカー領域RAの搬送方向Qの一方側の端部P3からの距離で表される。つまり、第一ハーフカット位置HC1は、長さLAで表され、第二ハーフカット位置HC2は、長さLAと、長さLPとの和で表され、フルカット位置FCは、長さLAと、長さLPと、長さLGとの和である長さLTで表される。
制御部2は、S3で取得された画像Gを、S5で設定された印刷領域RPに印刷するデータと、S8で設定された第一ハーフカット位置HC1と、S9で設定された第二ハーフカット位置HC2と、S10で設定されたフルカット位置FCとを含む印刷データを生成する(S11)。
具体例2では、S1で取得されたカセットの種類が第一種ではないと判断され(S4:NO)、制御部2は、S5からS11を含むメイン処理を実行する実行指示を検出したかを判断する(S12)。ユーザは、メイン処理を実行する場合に、入力部6を介して、実行指示を入力する。実行指示が検出された場合(S12:YES)、制御部2は、カセットが第一種と判断された場合と同様のS5からS11を含むメイン処理を実行する。実行指示が検出されない場合(S12:NO)、制御部2は、図4に示すように、カセット90の種類が第二種である場合の印刷領域RP、アンカー領域RA、及び貼着領域RGを設定する(S13からS15)。具体的には制御部2は、S5と同様に、印刷領域RPを設定し(S13)、印刷領域RPの所定位置にS3で取得された画像Gを配置する。制御部2は、S6と同様に、アンカー領域RAを設定する(S14)。
制御部2は、貼着領域RGを設定する(S15)。制御部2は、センサ4により検出された種類が、透明でない基材98に粘着剤層を介して剥離材99が貼着されたテープ93を収容する第二種である場合に、貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGを、印刷領域RPの搬送方向Qの一方側の端部P1から、画像Gの搬送方向Qの一方側の端部P7までの長さD1以下の貼着長さに設定する。制御部2は、貼着長さを長さD1から値Nを差し引いた値に設定してもよい。貼着長さが長さD1から値Nを差し引いた値に設定された場合、基材98が非透明である条件のラベルがアンカー領域RA、印刷領域RP、及び貼着領域RGの順にケーブルCに巻き付けられた場合にも、印刷領域RPに印刷された画像Gの少なくとも一部が、貼着領域RGに覆われ、視認できなくなることを確実に回避できる。
制御部2は、S13で設定された印刷領域RPと、S14で設定されたアンカー領域RAとの境界に、第一ハーフカット位置HC1を設定し(S8)、S13で設定された印刷領域RPと、S15で設定された貼着領域RGとの境界に、第二ハーフカット位置HC2を設定する(S9)。具体例2では、制御部2は、切込み量として、剥離材99の厚みに、基材91の厚みより大きく基材98の厚みの半分よりも小さい値を加えた値を設定し、切込み方向として、印刷部8からローラ10に向かう方向が設定される。基材91の厚みより大きく基材98の厚みの半分よりも小さい値は、基材98の種類、厚み等に応じて適宜設定されればよい。
制御部2は、S15で設定された貼着領域RGの搬送方向Qの上流側の端部P6をフルカット位置FCに設定する(S10)。制御部2は、S3で取得された画像Gを、S13で設定された印刷領域RPに印刷するデータと、S8で設定された第一ハーフカット位置HC1と、S9で設定された第二ハーフカット位置HC2と、S10で設定されたフルカット位置FCとを含む印刷データを生成する(S11)。
制御部2は、印刷指示を検出したかを判断する(S22)。ユーザは、S11で生成された印刷データに基づく印刷を開始させる場合に、入力部6を介して印刷指示を入力する。印刷指示が検出されない場合(S22:NO)、制御部2は、印刷指示を検出するまで待機する。印刷指示が検出された場合(S22:YES)、制御部2は、搬送部9を駆動して、テープの搬送を開始する(S23)。制御部2は、搬送部9の駆動量に基づき、テープが印刷位置にあるかを判断する(S24)。テープが印刷位置にある場合(S24:YES)、制御部2は、印刷データに従い印刷部8を駆動し、テープの基材に印刷を行う(S25)。
テープが印刷位置にはない場合(S24:NO)、制御部2は、搬送部9の駆動量に基づき、テープが第一ハーフカット位置HC1又は第二ハーフカット位置HC2にあるかを判断する(S26)。具体例1において、テープ81が第一ハーフカット位置HC1又は第二ハーフカット位置HC2にある場合(S26:YES)、制御部2は、印刷データに含まれる切込み量及び切込み方向に基づき、切断部16のハーフカッタ14を切込み量に応じた量駆動し、テープ81を剥離材88側からハーフカットする(S27)。ハーフカットにより、剥離材88は剥離材88側から幅方向Wにわたって切断され、基材85は幅方向Wにわたって厚み方向Tの一部に切込みが入れられる。
具体例2において、テープ100が第一ハーフカット位置HC1又は第二ハーフカット位置HC2にある場合(S26:YES)、制御部2は、印刷データに含まれる切込み量及び切込み方向に基づき、切断部16のハーフカッタ15を切込み量に応じた量駆動し、テープ100を剥離材99側からハーフカットする(S27)。ハーフカットにより、剥離材99及び基材98は剥離材99側から幅方向Wにわたって切断され、基材91は幅方向Wにわたって厚み方向Tの一部に切込みが入れられる。制御部2は、第二ハーフカット位置HC2に関するS27の処理で、切断部16を制御して、印刷領域RPと貼着領域RGとの境界で、テープ100の幅方向Wにわたって、厚み方向Tにおいて剥離材99から、第一ハーフカット位置HC1に関するS27の処理と同じ基材91の一部までハーフカットを行う。
テープが第一ハーフカット位置HC1又は第二ハーフカット位置HC2にはない場合(S26:NO)、制御部2は、搬送部9の駆動量に基づき、テープがフルカット位置FCにあるかを判断する(S28)。テープがフルカット位置FCにある場合(S28:YES)、制御部2は、切断部16のフルカッタ13を駆動し、テープをフルカットする(S29)。S25、S27、又はS29の次に、制御部2は、S30の処理を行う。
テープがフルカット位置FCにはない場合(S28:NO)、制御部2は、印刷が終了したかを判断する(S30)。制御部2は、搬送部9の駆動量に基づき、S29のフルカット処理後、所定量テープを搬送した場合に、印刷が終了したと判断する。印刷が終了していない場合(S30:NO)、制御部2は、処理をS23に戻す。印刷が終了した場合(S30:YES)、制御部2は、搬送部9の駆動を停止し(S31)、以上で印刷処理を終了する。印刷処理により、具体例1では図3のラベルFが作成され、具体例2では図4のラベルEが作成される。
図5を参照して、具体例1に関する印刷処理で作成されたセルフラミネート用回転ラベルFをケーブルCに巻き付ける操作について説明する。ユーザは、ハーフカット位置HC1、HC2に形成された切込みを利用して、ラベルFの剥離材88のうち、アンカー領域RAの剥離材88と、貼着領域RGの剥離材88とを剥がす。ユーザは、ラベルFの幅方向WをケーブルCの延設方向とし、粘着剤層が露出している側をケーブルC側とし、アンカー領域RA、印刷領域RP、及び貼着領域RGの順に、ラベルFをケーブルCに巻き付け方向V周りに巻き付ける。アンカー領域RAは、ケーブルCに貼着される。印刷領域RPは、ケーブルCと、アンカー領域RAの一部に接触する。貼着領域RGは、印刷領域RPに貼着される。印刷領域RPの基材85は、貼着領域RGの基材85によって覆われ、保護される。基材85は透明であるので、ユーザは、印刷領域RPに印刷された画像Gを視認できる。ユーザは、ケーブルCに巻き付けられたラベルFを、巻き付け方向Vに回転させる。基材85は、アンカー領域RAと印刷領域RPとの間で、厚み方向Tに一部切込みが入れられているので、当該箇所で裂けやすく、ラベルFの回転により、アンカー領域RAが印刷領域RP及び貼着領域RGから分離される。分離により、印刷領域RP及び貼着領域RGを含むラベルFは、ケーブルCに対し回転できる。ラベルFは、ケーブルCに対しケーブルCの延設方向に移動できる。アンカー領域RAは、ケーブルCに貼着されたままである。ユーザは、アンカー領域RAをケーブルCから剥がしてもよい。
図6を参照して、具体例2に関する印刷処理で作成された、ラミネート回転ラベルEをケーブルCに巻き付ける操作について説明する。ユーザは、ハーフカット位置HC1、HC2に形成された切込みを利用して、ラベルFの剥離材99のうち、アンカー領域RAの剥離材99と、貼着領域RGの剥離材99とを剥がす。ユーザは、ラベルEの幅方向WをケーブルCの延設方向とし、粘着剤層が露出している側をケーブルC側とし、アンカー領域RA、印刷領域RP、及び貼着領域RGの順に、ラベルEをケーブルCに巻き付け方向V周りに巻き付ける。アンカー領域RAは、ケーブルCに貼着される。印刷領域RPの剥離材99は、ケーブルCと、アンカー領域RAと、印刷領域RPの一部とに接触する。貼着領域RGは、印刷領域RPの一部に貼着される。印刷領域RPの基材91の印刷面95は、基材98に貼着されているので、基材91によって保護される。基材91は、透明であるので、ユーザは、印刷領域RPに印刷された画像Gを視認できる。基材98が透明である場合には、印刷領域RPの剥離材99が印刷領域RPの背景となる。基材98が非透明である場合には、基材98が印刷領域RPの背景となる。ユーザは、ケーブルCに巻き付けられたラベルEを、巻き付け方向Vに回転させる。基材91は、アンカー領域RAと印刷領域RPとの間で、厚み方向Tに一部切込みが入れられているので、当該箇所で裂けやすく、ラベルEの回転により、アンカー領域RAが印刷領域RP及び貼着領域RGから分離される。分離により、印刷領域RP及び貼着領域RGを含むラベルEは、ケーブルCに対し回転できる。アンカー領域RAは、ケーブルCに貼着されたままである。ユーザは、アンカー領域RAをケーブルCから剥がしてもよい。
上記実施形態において、印刷装置1、制御部2、センサ4、入力部6、搬送部9、切断部16、及び装着部21は各々、本発明の印刷装置、制御部、検出部、入力部、印刷部、搬送部、切断部、及び装着部の一例である。S2の処理は、本発明の長さ取得処理の一例である。S3の処理は、画像取得処理の一例である。S5からS7の処理及びS13からS15の処理は、本発明の領域設定処理の一例である。S25の処理は、本発明の印刷処理の一例である。S27の処理は、本発明の第一ハーフカット処理の一例であるS27の処理は、本発明の第二ハーフカット処理の一例である。S29の処理は、本発明のフルカット処理の一例である。S8の処理は、本発明の第一ハーフカット設定処理の一例である。S9の処理は、本発明の第二ハーフカット設定処理の一例である。S10の処理は、本発明のフルカット設定処理の一例である。S11の処理は本発明の生成処理の一例である。
上記実施形態において、印刷装置1は、印刷部8、搬送部9、切断部16、及び制御部2を備える。印刷部8は、基材に画像Gを印刷する。搬送部9は、印刷部8によって画像Gが印刷された基材と、剥離材とが貼り合わされたテープを搬送方向Qに搬送する。切断部16は、基材を切断せずに、剥離材を切断するハーフカットと、基材と剥離材とを切断するフルカットとを行う。制御部2は、搬送部9、印刷部8、及び切断部16を制御する。制御部2は、メイン処理として、以下の処理を行う。制御部2は、テープを切断したラベルを巻き付けるケーブルCの外周長さMを取得する(S2)。制御部2は、印刷領域RPに印刷する画像Gを取得する(S3)。制御部2は、取得された外周長さMに応じて、搬送方向Qの長さLPが外周長さM以上である印刷領域RPと、搬送方向Qの一方側において印刷領域RPと隣接するアンカー領域RAと、搬送方向Qの他方側において印刷領域RPと隣接する貼着領域RGを設定する(S5からS7、S13からS15)。制御部2は、印刷部8を制御して、印刷領域RPに画像Gを印刷する印刷処理(S25)。制御部2は、切断部16を制御して、印刷領域RPとアンカー領域RAとの境界で、テープの幅方向Wにわたって、厚み方向Tにおいて剥離材から、基材の一部までハーフカットを行う(S27)。制御部2は、切断部16を制御して、印刷領域RPと貼着領域RGとの境界で、テープの幅方向Wにわたって、厚み方向Tにおいて、少なくとも剥離材を切断するハーフカットを行う(S27)。制御部2は、切断部16を制御して、アンカー領域RAの搬送方向Qの一方側の端部P3、又は貼着領域RGの搬送方向Qの他方側の端部P6で、テープの幅方向Wにわたってフルカットを行い、ラベルを切り落とす(S29)。
印刷装置1は、印刷領域RPとアンカー領域RAとの境界及び印刷領域RPと貼着領域RGとの境界で剥離材が切断されたラベルを作成できる。印刷装置1は、基材85と剥離材88とを有する同一のテープ81を使用して、第一ハーフカット位置HC1で基材85を分離したり、第一ハーフカット位置HC1で剥離材88を基材85から剥がしたりできるラベルFを作成できる。基材85は、アンカー領域RAと印刷領域RPとの間で、厚み方向Tに一部切込みが入れられているので、当該箇所で裂けやすく、ユーザが手で引っ張ることで、アンカー領域RAと、印刷領域RP及び貼着領域RGとに分離することができる。ユーザは、例えば、基材85が透明フィルムであるテープ81を用いて、ラベルFを作成し、アンカー領域RAの剥離材88と、貼着領域RGの剥離材88とを基材85から剥がし、印刷領域RPの剥離材88は基材85に貼着された状態で、アンカー領域RA、印刷領域RP、及び貼着領域RGの順にラベルをケーブルCに巻き付ける。アンカー領域RAは、ケーブルCに貼着される。印刷領域RPは、剥離材88が貼着された状態であるので、ケーブルCには貼着されない。貼着領域RGは、印刷領域RPに貼着される。アンカー領域RAがケーブルCに貼着されることでケーブルCに対するラベルFの位置が固定されるので、アンカー領域RAがない場合に比べ、ユーザは印刷領域RP及び貼着領域RGをケーブルCに巻き付けやすい。ユーザは、ケーブルCに巻き付けられたラベルFを、巻き付け方向Vに回転させる。基材85は、アンカー領域RAと印刷領域RPとの間で、厚み方向Tに一部切込みが入れられているので、当該箇所で裂けやすく、ラベルFの回転により、アンカー領域RAが印刷領域RP及び貼着領域RGから分離される。分離により、印刷領域RP及び貼着領域RGを含むラベルFは、ケーブルCに対し回転できる。故に、印刷装置1は、ケーブルCの外周の長さMによらず、同一のテープを使用して、ケーブルCに巻き付けて、ケーブルCの周囲で回転できるラベルFを作成できる。
制御部2は、第二ハーフカット位置HC2に関するS27の処理で、切断部16を制御して、印刷領域RPと貼着領域RGとの境界で、テープの幅方向Wにわたって、厚み方向Tにおいて剥離材から、第一ハーフカット位置HC1に関するS27の処理と同じ基材の一部までハーフカットを行う。故に、印刷装置1は、一枚のラベルを作成する際に、第一ハーフカット位置HC1に関するS27と、第二ハーフカット位置HC2に関するS27とで、テープの厚み方向Tの切断長さを同じにできる。印刷装置1は、第一ハーフカット位置HC1に関するS27と、第二ハーフカット位置HC2に関するS27とで、切断長さが互いに異なる場合に比べ、S27における切断長さ調整を簡単にできる。
制御部2は、S7で、貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGを、外周長さMから印刷領域RPの搬送方向Qの長さLPを差し引いた値Nと、印刷領域RPの搬送方向Qの一方側の端部P1から画像Gの搬送方向Qの他方側の端部P8までの長さとの和H以上のラミネート長さに設定する。基材85が透明フィルムであるテープ81を用いて作成されたラベルFが、アンカー領域RA、印刷領域RP、及び貼着領域RGの順にケーブルCに巻き付けられる場合、貼着領域RGは、印刷領域RPに貼着され、印刷領域RPに印刷された画像Gの全体を覆い、画像Gを保護する。故に、印刷装置1は、ケーブルCの外周長さMによらず、同一のテープを使用して、ケーブルCに巻き付けられ、ケーブルCの周囲を回転できるセルフラミネート用回転ラベルFを作成できる。
制御部2は、S7で、貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGを、印刷領域RPの搬送方向Qの長さLP以上のラミネート長さに設定する。印刷装置1は、基材85が透明フィルムであるラベルFが、アンカー領域RA、印刷領域RP、及び貼着領域RGの順にケーブルCの外周に巻き付けられた場合に、貼着領域RGが印刷領域RPの全体を覆うので、印刷領域RPに対する画像Gの配置によらず、確実に画像Gを貼着領域RGで覆うことができる。
印刷装置1は、少なくとも基材を収容するカセットが着脱可能に装着される装着部21と、装着部21に装着されたカセットの種類を検出するセンサ4とを備える。制御部2は、センサ4により検出された種類が、透明な基材85の印刷面86の裏面87に粘着剤層を介して剥離材88が貼着されたテープ81を収容する第一種である場合に(S4:YES)、S7の処理で、貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGをラミネート長さに設定する。印刷装置1は、センサ4によって検出されたれ種類が第一種である場合に、貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGをラミネート長さに設定できる。印刷装置1は、基材が透明フィルムではないテープを用いて貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGをラミネート長さに設定される場合の不具合を回避できる。更にラベルFをケーブルCに巻き付けた場合に、基材85の印刷面86を基材85の貼着領域RGで覆うことができ、画像Gを保護することができる。
印刷装置1は、入力部6を備える。制御部2は、入力部6を介して、指示が検出された場合に、S7で貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGをラミネート長さに設定する。印刷装置1は、指示が検出された場合に貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGをラミネート長さに設定を実行できる。印刷装置1は、セルフラミネート用回転ラベルFを作成する際のユーザの利便性を向上できる。
制御部2は、S15の処理で、貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGを、印刷領域RPの搬送方向Qの一方側の端部P1から、画像Gの搬送方向Qの一方側の端部P7までの長さ以下の貼着長さに設定する。印刷装置1は、ラベルEがケーブルCに巻き付けられた場合に、貼着領域RGにより印刷領域RPの画像Gの少なくとも一部が覆われる場合に生じる不具合を確実に回避できる。
制御部2は、センサ4により、検出された種類が、透明でない基材に粘着剤層を介して剥離材が貼着されたテープを収容する第二種である場合に(S4:NO)、S15の処理で、貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGを、貼着長さに設定する(S15)。印刷装置1は、センサ4によって検出されたれ種類が第二種である場合に(S4:NO)、貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGを貼着長さに設定できる。印刷装置1は、ラベルEがケーブルCに巻き付けられた場合に、貼着領域RGにより印刷領域RPの画像Gの少なくとも一部が覆われることを確実に回避できる。
本発明の印刷装置、印刷データ生成プログラム、及びラベル作成方法は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更が加えられてもよい。例えば、以下の変形が適宜加えられてもよい。本発明は種々の態様で実行可能であり、例えば、印刷データ生成プログラムを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体等の形態で実現されてもよい。印刷装置1の構成は適宜変更してよい。印刷装置1は、センサ4、通信部5、入力部6、及び表示部7の少なくとも何れかを備えなくてもよい。入力部6は、タッチパネルの他、キーボード、マウス、及びジョイスティック等でもよい。印刷装置1は、ハーフカッタ14、15の一方のみを備えてもよい。切断部16は、ハーフカットと、フルカットとの双方を実行可能な一つのカッタでもよい。
図2の処理を実行させるための指令を含むプログラムは、制御部2が、対応するプログラムを実行するまでに、印刷装置1の記憶機器に記憶されればよい。従って、プログラムの取得方法、取得経路及びプログラムを記憶する機器の各々は、適宜変更してもよい。印刷装置1が実行するプログラムは、ケーブル又は無線通信を介して、他の装置から受信し、記憶部等の記憶装置に記憶されてもよい。他の装置は、例えば、PC、及びネットワーク網を介して接続されるサーバを含む。
印刷処理の各ステップは、制御部2によって実行される例に限定されず、一部又は全部が他の電子機器(例えば、ASIC)によって実行されてもよい。印刷処理の各ステップは、複数の電子機器(例えば、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。印刷処理の各ステップは、必要に応じて順序の変更、ステップの省略、及び追加が可能である。印刷処理に、以下の変更が適宜加えられてもよい。
ラベルを巻き付ける対象はケーブルに限らない。また、ラベルを巻き付ける対象の外周は、円状の他、楕円状、多角形状等、任意の形状でよい。ラベルは、対象の径の外周に巻き付けて用いられなくてもよい。制御部2は、カセットの種類に応じて、印刷領域RPが設定された後に、画像Gを取得してもよい。制御部2は、ラベルの厚みの影響は考慮して、長さLA、LP、LGの少なくとも何れかを設定してもよい。搬送方向Qの一方側が、搬送方向Qの上流側であり、搬送方向Qの他方側が、搬送方向Qの下流側であってもよい。印刷装置1は、第一種のカセット80を用いてラベルFを作成する処理及び第二種のカセット90を用いてラベルEを作成する処理の一方のみを実行可能であってもよい。印刷装置1は、カセットの種類によらず、同一の処理でラベルF又はラベルEを作成してもよい。印刷データ生成するS1からS15の処理は、外部装置Bで実行されてもよい。その場合、S1では、ユーザの入力結果に基づき、カセットの種類を取得してもよく、印刷装置1は、外部装置Bで生成された印刷データに基づき、S22からS31の処理を行うことで、ラベルを作成してもよい。制御部2は、S12の処理で、指示を受け付けなくてもよい。記憶部3は、印刷装置1に装着可能なカセットの種類と、ラベルを貼り付ける対象であるケーブルCの外周の長さMとに応じたテンプレートを複数記憶してもよい。各テンプレートは、ラベルの幅方向Wの長さLW、アンカー領域RAの搬送方向Qの長さLA、印刷領域RPの搬送方向Qの長さLP、及び貼着領域RGの搬送方向Qの長さLGを表す情報を含んでもよい。制御部2は、記憶部3に記憶された、テンプレートを読み出すことによりS5からS7の処理、S13からS15の処理の少なくとも一部を実行してもよい。S27での切込み量は、適宜変更されてよい。第一ハーフカット位置HC1での切込み量と、第二ハーフカット位置HC2での切込み量とは、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。S27での切込み量は、ユーザが手動で機械的に設定してもよい。制御部2は、アンカー領域RAに、画像を配置したり、印刷したりしてもよい。上記変形例は、矛盾のない範囲で適宜組み合わされてもよい。
1:印刷装置、2:制御部、3:記憶部、4:センサ、5:通信部、6:入力部、7:表示部、8:印刷部8:搬送部、13:フルカッタ、14、15:ハーフカッタ、16:切断部、FC:フルカット位置、G:画像、HC1:第一ハーフカット位置、HC2:第二ハーフカット位置、Q:搬送方向、RA:アンカー領域、RG:貼着領域、RP:印刷領域、W:幅方向

Claims (11)

  1. 基材に画像を印刷する印刷部と、
    前記印刷部によって前記画像が印刷された前記基材と剥離材とが貼り合わされたテープを搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記剥離材側から前記テープの厚み方向の一部を切断するハーフカットと、前記基材と前記剥離材とを切断するフルカットとを行う切断部と、
    前記搬送部、前記印刷部、前記切断部を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記テープを切断したラベルを巻き付ける対象の外周長さを取得する長さ取得処理と、
    印刷領域に印刷する前記画像を取得する画像取得処理と、
    前記搬送方向の長さが前記外周長さ以上である前記印刷領域と、前記搬送方向の一方側において前記印刷領域と隣接するアンカー領域と、前記搬送方向の他方側において前記印刷領域と隣接する貼着領域とを設定する領域設定処理と、
    前記印刷部を制御して、前記印刷領域に前記画像を印刷する印刷処理と、
    前記切断部を制御して、前記印刷領域と前記アンカー領域との境界で、前記テープの幅方向にわたって、前記厚み方向において前記剥離材から前記基材の一部まで前記ハーフカットを行う第一ハーフカット処理と、
    前記切断部を制御して、前記印刷領域と前記貼着領域との境界で、前記テープの前記幅方向にわたって、前記厚み方向において少なくとも前記剥離材を切断する前記ハーフカットを行う第二ハーフカット処理と、
    前記切断部を制御して、前記アンカー領域の前記搬送方向の前記一方側の端部又は前記貼着領域の前記搬送方向の前記他方側の端部で、前記テープの前記幅方向にわたって前記フルカットを行うフルカット処理と
    を実行可能であることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第二ハーフカット処理で、前記切断部を制御して、前記印刷領域と前記貼着領域との境界で、前記テープの幅方向にわたって、前記厚み方向において前記剥離材から、前記第一ハーフカット処理と同じ前記基材の前記一部まで前記ハーフカットを行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、
    前記領域設定処理で、前記貼着領域の前記搬送方向の長さを、前記外周長さから前記印刷領域の前記搬送方向の長さを差し引いた値と、前記印刷領域の前記搬送方向の前記一方側の端部から前記画像の前記搬送方向の前記他方側の端部までの長さとの和以上のラミネート長さに設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、
    前記領域設定処理で、前記貼着領域の前記搬送方向の長さを、前記印刷領域の前記搬送方向の長さ以上のラミネート長さに設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  5. 少なくとも前記基材を収容するカセットが着脱可能に装着される装着部と、
    前記装着部に装着された前記カセットの種類を検出する検出部とを更に備え、
    前記制御部は、
    検出された前記種類が、透明な前記基材の印刷面の裏面に粘着剤層を介して前記剥離材が貼着された前記テープを収容する第一種である場合に、前記領域設定処理で、前記貼着領域の前記搬送方向の長さを前記ラミネート長さに設定することを特徴とする請求項3又は4に記載の印刷装置。
  6. 入力部を更に備え、
    前記入力部を介して、指示が検出された場合に、前記貼着領域の前記搬送方向の長さを前記ラミネート長さに設定することを特徴とする請求項3又は4に記載の印刷装置。
  7. 前記制御部は、
    前記領域設定処理で、前記貼着領域の前記搬送方向の長さを、前記印刷領域の前記搬送方向の前記一方側の端部から、前記画像の前記搬送方向の前記一方側の端部までの長さ以下の貼着長さに設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  8. 少なくとも前記基材を収容するカセットが着脱可能に装着される装着部と、
    前記装着部に装着された前記カセットの種類を検出する検出部とを更に備え、
    前記制御部は、
    前記検出された種類が、透明でない前記基材に粘着剤層を介して前記剥離材が貼着された前記テープを収容する第二種である場合に、前記領域設定処理で、前記貼着領域の前記搬送方向の長さを、前記貼着長さに設定することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
  9. 基材に画像を印刷する印刷部と、前記印刷部によって前記画像が印刷された前記基材と剥離材とが貼り合わされたテープを搬送方向に搬送する搬送部と、前記剥離材側から前記テープの厚み方向の一部を切断するハーフカットと前記基材と前記剥離材とを切断するフルカットとを行う切断部とを有する印刷装置により印刷される印刷データを生成する印刷データ生成装置の制御部により実行される印刷データ生成プログラムであって、
    前記制御部に、
    前記テープを切断したラベルを巻き付ける対象の外周長さを取得する長さ取得処理と、
    印刷領域に印刷する前記画像を取得する画像取得処理と、
    前記搬送方向の長さが前記外周長さ以上である前記印刷領域と、前記搬送方向の一方側において前記印刷領域と隣接するアンカー領域と、前記搬送方向の他方側において前記印刷領域と隣接する貼着領域とを設定する領域設定処理と、
    前記印刷領域と前記アンカー領域との境界で、前記テープの幅方向にわたって、前記厚み方向において前記剥離材から前記基材の一部まで前記ハーフカットを行うことを指示する第一ハーフカット位置を設定する第一ハーフカット設定処理と、
    前記印刷領域と前記貼着領域との境界で、前記テープの前記幅方向にわたって、前記厚み方向において少なくとも前記剥離材を切断する前記ハーフカットを行うことを指示する第二ハーフカット位置を設定する第二ハーフカット設定処理と、
    前記アンカー領域の前記搬送方向の前記一方側の端部又は前記貼着領域の前記搬送方向の前記他方側の端部で、前記テープの前記幅方向にわたって前記フルカットを行うフルカット位置を設定するフルカット設定処理と、
    前記画像を前記印刷領域に印刷するデータと、前記第一ハーフカット位置と、前記第二ハーフカット位置と、前記フルカット位置とを含む前記印刷データを生成する生成処理と
    を実行させるための指示を含むことを特徴とする印刷データ生成プログラム。
  10. 基材と剥離材とが貼り合わされたテープを切断したラベルを巻き付ける対象の外周長さを取得する長さ取得処理と、
    前記基材の印刷領域に印刷する画像を取得する画像取得処理と、
    前記テープが搬送される搬送方向の長さが前記外周長さ以上である前記印刷領域と、前記搬送方向の一方側において前記印刷領域と隣接するアンカー領域と、前記搬送方向の他方側において前記印刷領域と隣接する貼着領域とを設定する領域設定処理と、
    前記印刷領域と前記アンカー領域との境界で、前記テープの幅方向にわたって、前記テープの厚み方向において前記剥離材側からハーフカットを行う第一ハーフカット位置を設定する第一ハーフカット設定処理と、
    前記印刷領域と前記貼着領域との境界で、前記テープの前記幅方向にわたって、前記厚み方向において前記剥離材側からハーフカットを行う第二ハーフカット位置を設定する第二ハーフカット設定処理と、
    前記アンカー領域の前記搬送方向の前記一方側の端部又は前記貼着領域の前記搬送方向の前記他方側の端部で、前記テープの前記幅方向にわたってフルカットを行うフルカット位置を設定するフルカット設定処理と、
    前記第一ハーフカット位置で、前記剥離材と基材の一部を切断する第一ハーフカット処理と、
    前記画像を印刷する印刷処理と、
    前記第二ハーフカット位置で、少なくとも前記剥離材を切断する第二ハーフカット処理と、
    前記フルカット位置で、前記基材と前記剥離材とを切断するフルカット処理と
    を実行するラベル作成方法。
  11. 基材に画像を印刷する印刷部と、
    前記印刷部によって前記画像が印刷された前記基材と剥離材とが貼り合わされたテープを搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記剥離材側から前記テープの厚み方向の一部を切断するハーフカットを行う切断部と、を有し、
    前記切断部は、前記テープの幅方向にわたって、前記厚み方向において前記剥離材から前記基材の一部まで前記ハーフカットを行うことを特徴とする印刷装置。
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