JP3601814B2 - ラベルプリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙上にラベルを重ねて貼付するラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、流通業などでは、運送される荷物の送り主や宛先を示すために荷物に添付される荷札が用いられているが、そのような荷札としては、送り主や運送業者、荷受人などにそれぞれ宛てられた複数枚の伝票が綴られて一組にされたものが普及している。このような荷札は、裏面に糊が塗布された台紙とともに伝票が綴られていて、台紙の裏面を荷物に貼り付けて用いられている。
【0003】
ここで、荷札を構成する伝票としては、従来、感圧複写紙が用いられており、こういった荷札への記入は、依頼人や運送業者による手書きで行われたり、或いは、運送業者の元で、複写印字が容易に可能であるドットインパクトプリンタによる印字で行われたりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、ドットインパクトプリンタは、印字の騒音を発生する等といった問題が多いため、騒音が発生しないサーマルプリンタを用いることが望まれている。
【0005】
しかし、サーマルプリンタでの複写印字はまだ難しい。サーマルプリンタでの複写印字の際には荷札を構成する各伝票として感熱紙を用いることとなるが、サーマルヘッドに直接には接触せず上位紙を介して熱せられる伝票では字が薄くなりやすい。この現象は、3枚以上の伝票が重ねられている場合には、サーマルヘッドから遠い方の伝票ほど顕著で、全く印字されないこともある。この不都合を解決するために、感熱紙の裏面にワックスを塗布して熱の伝導をよくした特殊な感熱紙を用いた伝票もあるが、価格が高い。
【0006】
そこで、複数枚の伝票をサーマルヘッドで1枚ずつ印字した後に綴るということが考えられており、その具体案の一つとして、裏面に粘着性を有して表面に所定事項を印字したラベルを台紙に重ねて貼付した荷札を作製し、使用時にはラベルを一枚ずつ剥離するというものがある。
【0007】
このような荷札を印字・発行することを可能とするラベルプリンタとしては、図8に示すように、印字機構1の下流側に図示しないラベル貼付機構を配設したラベルプリンタが考えられている。このようなラベルプリンタでは、カット後に台紙となる用紙Yの所定領域に印字機構1が備えるラインサーマルヘッド2によって印字した後、用紙Yをフィードして用紙Yの所定領域をラベル貼付機構のラベル貼付位置に位置させ、用紙Yの所定領域へラベルLを貼付し、用紙Yをバックフィードして印字機構1の印字位置へ戻し、ラベルLへ印字し、用紙Yをフィードして印字後のラベルLの上に別のラベルLを重ねて貼付し、再度用紙Yをバックフィードして印字機構1へ戻してラベルLへ印字する、という動作を繰り返すことにより、用紙Y上に所定事項が印字された複数枚のラベルLが重ねて貼付される。
【0008】
ここで、図8に示すように、複数枚のラベルLが同じ位置に重ねて貼付されたとすると、用紙Yから最上位のラベルLまで、高さの差が生じ、ラインサーマルヘッド2に対向する側の面(以後、印字面と記載する)に段差ができ、このままで用紙Yがバックフィードされると、段差がラインサーマルヘッド2に引っかかってしまう。このため、ラインサーマルヘッド2を印字面に対して接離可能とするヘッドアップ機構(図示せず)を設けて、ヘッドアップの状態でバックフィードさせれば、ラベルLにラインサーマルヘッド2が引っかかることがなくなる。
【0009】
またここで、ヘッドアップ機構を設けることでラベルプリンタの価格が上がってしまうので、安価なプリンタには設けられていないものがある。
【0010】
しかし、複数枚のラベルを重ねたところへさらに印字を行うプリンタの場合には、ヘッドアップ機構なしであると、図8に示すように、台紙と重ねられたラベルとの段差に、ラインサーマルヘッドが引っかかってしまう。そうなると、ジャムが発生したり、ラベルが剥がれたりしてしまう可能性があって、その場合には、適正な印字を行えなくなってしまう。
【0011】
本発明は、サーマルヘッドで印字した複数枚のラベルが重ねられた荷札を作製可能なラベルプリンタを提供することを目的とする。
【0012】
本発明は、ヘッドアップ機構がなくても、重ねられたラベルにラインサーマルヘッドが引っかかることがないラベルプリンタを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のラベルプリンタは、用紙搬送路を搬送される用紙上又はこの用紙上に貼付されたラベル上に他のラベルを重ねて貼付するラベル貼付機構と、前記ラベル貼付機構よりも用紙搬送方向上流側に配設されて、ホストからの印字命令に従って前記用紙搬送路を搬送される前記ラベルにラインサーマルヘッドによって印字する印字機構と、前記用紙搬送路内で用紙を用紙搬送方向に沿って順方向及び逆方向に移動させる用紙搬送機構と、指定された前記ラベルの貼付枚数分の回数だけ、前記用紙を往復移動させてこの用紙の所定領域が前記ラベル貼付機構及び前記印字機構との間を往復移動するように前記用紙搬送機構を駆動制御する用紙往復手段と、前記用紙搬送機構と前記ラベル貼付機構との少なくとも一方を制御して、先に貼付されたラベルの貼付位置に対してその上に貼付されるラベルの貼付位置を用紙搬送方向上流側に所定距離ずらすように制御する貼付位置調節手段とを備える。
【0014】
したがって、用紙に複数枚のラベルが重ねて貼付される場合には、各ラベルはその前に貼付されたラベルの貼付位置よりも所定距離だけラインサーマルヘッドに近付けた位置に貼付される。これにより、その時々で最上位になっているラベルがその下位の全ラベルのラインサーマルヘッド寄りの端部を覆うので、ラベルが多数枚重ねられても、ラベルの端部で大きな段差ができてラインサーマルヘッドに突き当たるというような不都合が生じない。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のラベルプリンタの実施の一形態について、図1〜図7に基づいて説明する。まず、図1は、本実施の形態のラベルプリンタ11の概略的構造を示す右側面図である。ラベルプリンタ11は、プリンタ部12と、ラベル貼付機構13とを有している。
【0016】
ここで、本実施の形態では、裏面に糊が塗布された台紙DとラベルLとを用い、ラベルプリンタ11が、図示しないホストから受ける印字命令に従って、台紙Dの表面に印字し、ここへラベルLを貼付してこれに印字することを所定回数繰り返して、印字された台紙Dに複数枚のラベルLが重ねて貼付されて、台紙Dが所定の長さにカットされた荷札Nを発行する場合を例として説明するが、本発明の実施にあたっては、台紙Dの裏面に糊が塗布されていなくても良いし、また、台紙Dに印字を行わなくても良い。一方、ラベルLは、荷札Nの使用時に、適宜荷札Nから分離される都合上、例えば、下流側の1辺を除く裏面の外周部分3辺に線状に糊を塗布しておき、その内周にミシン目状に切り目を入れて切り取り易くしておいたり、或いは、裏面の全面に糊を塗布しておくのであれば、台紙D及びラベルLとして、糊が剥がれやすい性質の紙か、表面に糊を剥がれ易くする加工を施された紙を使用する。
【0017】
プリンタ部12は、台紙Dとなる長尺状の用紙Yがロール状に巻かれたロール紙R1を保持するロール紙保持部14と、ロール紙保持部14で保持されたロール紙R1から引き出された用紙Yが搬送される経路である用紙搬送路15と、この用紙搬送路15上に設けられた印字機構16と、この印字機構16の用紙搬送方向上流側に設けられていて用紙Yの有無を検知する用紙検知センサ17とを有している。
【0018】
印字機構16は、図示しない駆動機構により回転駆動されるプラテンローラ18と、このプラテンローラ18に圧接するラインサーマルヘッド19とからなる。ここで、駆動機構及びプラテンローラ18によって、用紙Yを用紙搬送方向に沿って順方向及び逆方向に送る用紙搬送機構が実現されている。
【0019】
ラベル貼付機構13が用紙Yに貼付するラベルLは、印字面の裏面に糊が塗布されていて、この糊が剥がれ易いように加工された長尺状の裏紙Sに所定間隔で貼付されていて、この裏紙Sごとロール状に巻かれたラベルロールR2の状態で、ラベルロール支持部20に支持されている。ラベル貼付機構13は、ラベルロール支持部20の他に、ラベルLが剥がされた後の裏紙Sを巻き取る巻取コア21を有している。ラベルロール支持部20から巻取コア21まで裏紙Sが搬送される経路である裏紙搬送路22は、複数組のローラ対23,24と、剥離板25とで形成されている。剥離板25の先端部分によって、裏紙搬送路22が鋭角に屈曲されており、この位置で、裏紙搬送路22の一部が、用紙搬送路15に近接している。ここで、本実施の形態では、裏紙搬送路22は、印字機構16の用紙搬送方向下流側で用紙搬送路15に近接している。
【0020】
裏紙搬送路22におけるローラ対23の下流側で剥離板25の上流側には、ラベルLの有無を検知するラベルセンサ26が設けられている。
【0021】
用紙搬送路15における裏紙搬送路22との合流位置の下流側には、用紙Yに貼付されたラベルLをその厚さ方向に押圧して用紙Yに圧着させる圧着ローラ27が配設されている。そして、用紙搬送路15の終点には、用紙Yをカットして台紙Dの状態にするカッタ28が配設されている。
【0022】
図2に示すように、用紙搬送路15と裏紙搬送路22とは、剥離板25の先端で裏紙Sから剥がれたラベルLの糊面と用紙Yの表面との間の角度が鋭角になるように配設されている。また、用紙搬送路15におけるラインサーマルヘッド19と剥離板25との間には、用紙Yを案内する案内板29,30が設けられていて、これらによって、フィードバックの際に用紙YからラベルLが剥がれることが防止される。そして、ラインサーマルヘッド19と案内板30との間には、用紙Yの垂れを防ぐ用紙支え31が設けられている。
【0023】
本実施の形態のラベルプリンタ11は、図示しないが、各種の演算処理を実行し各部を集中的に制御するCPUを有しており、このCPUには、ROM及びRAMがシステムバスを介してバス接続されている。ROMは、図3及び図4のフローチャートで示されるような各種の動作プログラムを格納した媒体であり、この動作プログラムに従ってCPUが各部を制御する。RAMは、各種の可変情報を一時的に格納する。また、RAMの一部領域は、印字バッファとして利用されたり、各種のカウンタ領域として利用されたりする。本実施の形態では、ラベルLを貼り付ける際の枚数をカウントするラベルカウンタとして用いられている。
【0024】
図3に示すフローチャートを用い、ROMに格納されたプログラムに従って実行されるプリンタ部12の制御について説明する。ここで、本実施の形態のラベルプリンタ11は、図示しないホストからの印字命令を受信して、その印字命令の内容に従って用紙Y及びラベルLに印字を行う。印字命令には、印字する内容のデータと、印字命令のコマンドとが含まれ、ラベルLを貼付する場合には、更にラベル貼付を指定するコマンドが含まれる。ラベル貼付を指定するコマンドには、ラベルLの枚数の指定も含まれている。
【0025】
まず、プリンタ部12では、用紙検知センサ17の検知結果を用いて、用紙Yの印字位置を検出し(S1)、用紙Yへの印字を開始する(S2)。用紙Yへの印字を終了する(S3)と、ホストからの印字命令によりラベルLを貼付するように指定されているかどうかを判断する(S4)。ここで、ラベルLを貼付するように指定されていた場合(S4のY)、用紙Yへの印字開始(S2)後からここまでの間で、用紙Yが搬送されるとともにラベル貼付機構13により用紙Y上の所定位置にラベルLが貼付されている。そして、ラベルLを貼付するように指定されていれば(S4のY)、ラベルカウンタのカウント数nをn=1とし(S5)、S1で検出した印字位置まで用紙Yをバックフィードし(S6)、その後所定距離a[mm]のn倍分、正転フィードする(S7)。ここではラベルLは1枚目であるので、これにより、ラベルLへの印字位置が、用紙Yへの印字位置に対して、所定距離a[mm]だけ上流側へずれる。なお、所定距離a[mm]は、例えば1[mm]程度の微小な距離でよい。
【0026】
ここで、ステップS4〜S6を実行する手段により用紙往復手段が実現され、ステップS7を実行する手段により貼付位置調節手段が実現される。
【0027】
次に、用紙Yに貼付されたラベルLへの印字を開始する(S8)。このラベルLへの印字を終了する(S9)と、ホストからの印字命令により指定されていたラベルLがまだあるかどうかを判断する(S10)。ここで、貼付するラベルLがまだあった場合(S10のY)、ラベルLへの印字開始(S8)後からここまでの間で、用紙Yが搬送されるとともにラベル貼付機構13により用紙Y上及びラベルL上の所定位置に次のラベルLが貼付されている。そして、貼付するラベルLがまだあれば(S10のY)、ラベルカウンタのカウント数nをn=n+1とし(S11)、ステップS6へ戻る。
【0028】
ここで、ステップS10からステップS11を経てステップS6に至るまでを実行する手段により、用紙往復手段が実現される。
【0029】
ステップS4でラベルLを貼付するように指定されていないと判断された場合(S4のN)と、ステップS10で貼付するラベルLがないと判断された、つまり全てのラベルLを貼り終えたと判断された場合(S10のN)とには、ステップS12へ進み、カッタ28まで用紙Yをフィードして、カッタ28により用紙Yをカットして(S13)、一連の動作を終了する。
【0030】
次に、図4に示すフローチャートを用い、ROMに格納されたプログラムに従って実行されるラベル貼付機構13の制御について説明する。まず、ラベルLの位置を検出し(S21)、ホストからの印字命令によりラベルLを貼付するように指定されているかどうかを判断する(S22)。そして、ラベルLを貼付するように指定されていれば(S22のY)、プリンタ部12での印字動作の開始(S2)を待って(S23)、開始されたら(S23のY)、所定のタイミングでラベルLを貼付し始める(S24)。ラベルLを貼付し終えたら(S25)、ホストからの印字命令により指定されていたラベルLがまだあるかどうかを判断する(S26)。そして、貼付するラベルLがまだあれば(S26のY)、まずn枚目のラベルLへの印字が開始されてから(S27のY)、用紙搬送機構が用紙Yを所定距離a[mm]のn倍分だけフィードするまで待機して、ステップS24へ戻り、貼付を開始する。
【0031】
このような構成において、ラベルプリンタ11は、ホストから印字命令を受けると、用紙検知センサ17で用紙Yの裏面の黒マークを検知した結果に基づいて、黒マークの間の用紙印字範囲をラインサーマルヘッド19に対して位置決めし、印字命令に含まれている印字内容のデータに基づいて用紙Yに所定内容を印字する。印字命令にラベルLを貼付する旨の指定が含まれている場合には、用紙Yを搬送して、黒マークから所定距離a[mm]上流側にラベルLの下流側端部が位置するようなタイミングでラベル貼付機構13を駆動させて、用紙Yに一枚目のラベルLを貼付する。一枚目のラベルLの貼付後、用紙Yをバックフィードさせる。その際、用紙Yへの印字時の位置決め位置よりもa[mm]だけ上流側に位置決めする。そして、ホストからの印字命令に含まれている印字内容のデータに基づいてラベルLに所定内容を印字する。
【0032】
貼付するように指定されたラベルLの枚数が複数枚であれば、その指定枚数分だけ、上記のラベル貼付及び印字の動作を繰り返す。その際、一枚目のラベルL上に貼付される二枚目のラベルLは、一枚目のラベルLの貼付位置よりa[mm]だけ上流側に貼付される(図5参照)。同様に、各ラベルLは、上流側へa[mm]ずつずらして貼付される。
【0033】
これにより、各ラベルLの上流側の端部は用紙Yに接し、さらに、最上位のラベルLで下位のラベルLの上流側端部が覆われるので、図6に示すように、各ラベルLの貼付後にそのラベルLへ印字するために用紙Yをバックフィードする際、ラベルLが多数枚重ねられていて厚くなっていても、ラインサーマルヘッド19の下流側端部にラベルLの上流側端部が突き当たるという不都合が起こりにくい。
【0034】
ここで、図7に、ラベルLの貼付位置を上記の実施の形態とは逆に用紙搬送方向下流側へずらした場合のラベルLの貼付状態の例を示す。この図に示すようにラベルの貼付位置のずらし方を逆にしてしまうと、用紙Yをバックフィードさせる際に、ラベルLの上流側端部がラインサーマルヘッド19の下流側端部に突き当たり易くなってしまうという不都合がある。
【0035】
そして、用紙Y上に所定枚数のラベルLを貼付し終えたら、カッタ28で用紙Yをカットして、荷札Nとする。このように作製された荷札Nは、台紙Dの裏面に塗布された糊によって荷物に貼付され、必要に応じてラベルLが剥離されて用いられる。
【0036】
本実施の形態によれば、ヘッドアップ機構を有しない安価なラベルプリンタでラベルの重ね貼り及び印字ができる。
【0037】
なお、本実施の形態では、用紙Yには裏面に糊剤が塗布されたものを用い、台紙Dとなる用紙Yにも印字を行って、台紙Dごと荷物に貼付して用いられる場合を例として説明したが、実施にあたっては、用紙Yとして裏面に糊が塗布されていないものを用い、用紙Yには印字を行わないように制御して、台紙DはラベルLを重ねて貼付するための裏紙として用いるものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ラインサーマルヘッドによる印字で複数枚の伝票からなる荷札を作製可能であって、用紙に複数枚のラベルが貼付される場合には、各ラベルはその前に貼付されたラベルの貼付位置よりも所定距離だけ印字機構に近付けた位置に貼付されるため、その時々で最上位になっているラベルがその下位の全ラベルの印字機構寄りの端部を覆うので、ラベルが多数枚重ねられても、ラベルの端部で大きな段差ができて用紙を戻す際にラインサーマルヘッドに突き当たって用紙を戻せなくなるというような不都合が生じないため、ヘッドアップ機構を有しない安価なラベルプリンタであっても、ラベルの重ね貼りが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のラベルプリンタの概略的構造を示す右側面図である。
【図2】ラベルプリンタが備えるラベル貼付機構の裏紙搬送路と用紙搬送路との近接部分及びその周辺を部分的に抜き出して拡大して示す右側面図である。
【図3】ROMに格納された貼付位置調節手段を含むプログラムに従って実行されるプリンタ部の制御の流れを示すフローチャートである。
【図4】ROMに格納されたプログラムに従って実行されるラベル貼付機構の制御の流れを示すフローチャートである。
【図5】複数枚のラベルが貼付された用紙の右側面図である。
【図6】複数枚のラベルが貼付された用紙をバックフィードする状態を示す右側面図である。
【図7】図6の比較対象として示すラベルの貼付位置を実施の形態とは逆に用紙搬送方向下流側へずらした場合のラベルの貼付状態の右側面図である。
【図8】従来のラベルプリンタにより用紙Y上に貼付されたラベルLの状態を示す側面図である。
【符号の説明】
11…ラベルプリンタ
13…ラベル貼付機構
15…用紙搬送路
16…印字機構
19…ラインサーマルヘッド
L…ラベル
Y…用紙
a…所定距離
S4〜S6,S10〜S11〜S6…用紙往復手段
S7…貼付位置調節手段
Claims (1)
- 用紙搬送路を搬送される用紙上又はこの用紙上に貼付されたラベル上に他のラベルを重ねて貼付するラベル貼付機構と、
前記ラベル貼付機構よりも用紙搬送方向上流側に配設されて、ホストからの印字命令に従って前記用紙搬送路を搬送される前記ラベルにラインサーマルヘッドによって印字する印字機構と、
前記用紙搬送路内で用紙を用紙搬送方向に沿って順方向及び逆方向に移動させる用紙搬送機構と、
指定された前記ラベルの貼付枚数分の回数だけ、前記用紙を往復移動させてこの用紙の所定領域が前記ラベル貼付機構及び前記印字機構との間を往復移動するように前記用紙搬送機構を駆動制御する用紙往復手段と、
前記用紙搬送機構と前記ラベル貼付機構との少なくとも一方を制御して、先に貼付されたラベルの貼付位置に対してその上に貼付されるラベルの貼付位置を用紙搬送方向上流側に所定距離ずらすように制御する貼付位置調節手段と、
を備えるラベルプリンタ。
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