JP2004233883A - 台紙なしラベルおよび台紙なしラベルの印字方法 - Google Patents

台紙なしラベルおよび台紙なしラベルの印字方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基材裏面の粘着剤層として乾燥糊を用いる簡単な構成により基材表面に離型剤を不要とし、かつ、表面側からのサーマルヘッドの熱により糊の活性化を図る台紙なしラベルおよび台紙なしラベルの印字方法を提供することを課題とする。
【解決手段】ラベル基材2と、ラベル基材2の裏面に、熱にて活性化する乾燥糊が塗布された乾燥糊層4と、ラベル基材2の表面に、感熱剤が塗布された感熱発色層3と、よりなる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、台紙なしラベルやシールなどに印字を施し、カッタ装置にて単葉のラベルやシールを得る台紙なしラベルおよび台紙なしラベルの印字方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、省資源とゴミの減量を目的とし、台紙を不要とした台紙なしラベルが広く用いられるようになってきた。
台紙なしラベルは、表面に感熱発色剤層(サーマル層)が形成され、裏面に例えば、ホットメルトタイプの熱活性型接着剤が使用された感熱タイプと、裏面に感圧性接着剤が使用された感圧タイプとに大別される。
【0003】
感熱タイプの台紙なしラベルは、例えば、貼付装置によって貼り付ける際に、ラベルとなるラベル原紙の裏面に形成されたホットメルト型(熱活性型)接着剤層を熱融解させて被貼付物表面に貼付するように構成されている。
しかしながら、ラベル原紙の接着剤層を熱融解するため、その表面に形成された感熱発色剤層が熱により発色してしまうという問題があった。
これに対処するため、感熱発色剤層と熱活性型接着剤層との間にコーティングされた断熱層を形成し、ラベル原紙に形成された熱活性型接着剤層を加熱しても感熱発色剤層に悪影響を及ぼすことのないラベル原紙(台紙なしラベル)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述台紙なしラベルは、断熱層を形成する必要があるため、コストが高くなり、かつ、加熱装置を必要とするという問題がある。
【0004】
一方、感圧タイプの台紙なしラベルは、貼付装置によって貼り付ける際に、ラベルに対し圧力を加えて被貼付物に貼付するようになっており、ラベルの裏面に常温でも粘着性のある感圧性粘着剤が施されている関係上、これをロール状に巻回すると、その粘着面がラベルの表面に接する。従ってその粘着作用によりラベル連続体はスムーズに繰り出しができないという問題点を有する。
この問題点を解決するため、例えば、特許文献2に示すように、ラベル基材の裏面の感圧性粘着剤層の長手方向に少なくとも一条の非粘着層を印刷し、ロール状に巻回されても感圧性粘着剤層の一部を非粘着層とした構成とすることにより、感圧性粘着剤層が基材表面へ接着するのを回避できるようにした台紙なしラベル(台紙なし感圧性ラベル連続体)が開発されている。
しかしながら、このような台紙なしラベルにあっては、基材表面に対する感圧性粘着剤層の接着が部分的には避けられるものの、商品に貼り付け・表示するという役目があるため、感圧性粘着剤層の一部は残す必要があり、基材表面への感圧性粘着剤層の部分的な接着は避けられないという問題がある。
このため、基材表面には通常、離型剤が施されている(例えば、特許文献2の図2参照)が、離型剤を塗布する工程を必要とするという問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−27883号公報(従来技術、図2)
【特許文献2】
特開平9−106251号公報(従来技術、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであって、基材裏面の粘着剤層として乾燥糊を用いる簡単な構成により基材表面に離型剤を不要とし、かつ、表面側からのサーマルヘッドの熱により糊の活性化を図る台紙なしラベルおよび台紙なしラベルの印字方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明に係る台紙なしラベルは、ラベル基材と、このラベル基材の裏面に、熱にて活性化する乾燥糊が塗布された乾燥糊層と、上記ラベル基材の表面に、感熱剤が塗布された感熱発色層と、よりなることを特徴とする。
また、ラベル基材は、帯状に連続するようにできる。
更に、感熱発色層は、異なる二色以上の単色発色層が積層されて形成されるようにできる。
また、本発明に係る台紙なしラベルの印字方法は、ラベル基材の裏面に熱にて活性化する乾燥糊が塗布された乾燥糊層およびラベル基材の表面に感熱剤が塗布された感熱発色層を備えた台紙なしラベルをラベル供給部より印字部に繰り出しながら、上記印字部に備えられたサーマルヘッドにてラベルに所望の情報を印字する台紙なしラベルの印字方法であって、上記サーマルヘッドを発熱制御してラベル基材の表面側よりラベルの周縁部に所定の熱を加え、ラベル基材を介してラベル基材裏面の上記乾燥糊層を活性化させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図5を参照して、本発明に係る台紙なしラベルおよび台紙なしラベルの印字方法の好適な一実施の形態について説明する。
図1は、台紙なしラベル1の斜視図であり、図2は、図1中、矢示II−II断面図である。
台紙なしラベル1はロール状に巻回されており、ラベル基材2の表面に、熱を加えると発色するサーマル印字に適する感熱発色層3が施され、かつラベル基材2の裏面に、例えば、水溶性の乾燥糊が施された乾燥糊層4が形成されている。
乾燥糊層4は、その塗布時、水に溶いてラベル基材2に塗布される。水溶性であるため、ホットメルト型(熱活性型)接着剤を塗布するときに比べ、常温での塗布が可能であり、かつ、乾燥が早く、しかも、一旦乾燥すると感圧タイプのように常温で粘着性を帯びることもない。したがって、図1のように、ロール状に巻回しても乾燥糊層4の乾燥糊が感熱発色層3に接着することがないので、従来、感熱発色層3の表面に必要とされた離型剤が不要となる。
【0009】
更に、台紙なしラベル1の長手方向に等間隔に、ミシン目5が幅方向一杯に施してあり、また、ミシン目5に対応する乾燥糊層4側には、図示省略の識別マークが印字されている。そして、指先などでミシン目5より切断すればラベル1枚分が単葉ラベルとして得られるようになっている。
なお、ミシン目5が施されていない台紙なしラベルもあり、この場合は、前記図示省略の識別マークを検出して搬送制御などを行い、後述のカッタ装置などにより切断して単葉ラベルとする。
【0010】
図3は、本発明における台紙なしラベル1の印字方法を実現するプリンタとしてのラベルプリンタ6の一実施形態を示す側面図である。同図に示すようにラベルプリンタ6は、主としてラベル供給部7、印字部8、カッタ装置9、位置検出センサ10、剥離検出センサ11および制御部12とで構成される。
【0011】
ラベル供給部7の供給軸13には、前述のロール状に巻回した台紙なしラベル1を装着しており、供給軸13より引き出された台紙なしラベル1はテンションローラ14及び位置検出センサ10を経て印字部8へ導かれる。
【0012】
位置検出センサ10は発光部および受光部から成る反射型のセンサであり、台紙なしラベル1裏面の識別マーク(図示せず)を検出することにより台紙なしラベル1に対する印字タイミングなどを検出している。
【0013】
印字部8は、サーマルヘッドとしての印字ヘッド15およびプラテンローラ(以下、適宜、単にプラテンと称す)16により構成されており、印字ヘッド15は前記位置検出センサ10からの信号により所定のタイミングで台紙なしラベル1へ印字を行うとともに、後述の制御部12の制御下、電圧が制御され高電圧が印加されるようになっており、印加された電圧により台紙なしラベル1の感熱発色層3およびラベル基材2を介して乾燥糊層4の乾燥糊を熱融解して活性化するようになっている。従って、印字ヘッド15は、幅方向に複数存在する図示省略の発熱体の1ドットごとに電圧制御が可能なようになっている。
また、プラテン16はベルトなどを介して伝達されるモータ(図示せず)の回転力によって回転し、印字ヘッド15とプラテン16間に台紙なしラベル1を挟み込むことによって台紙なしラベル1を搬送する。
なお、プラテン16の表面は、糊が付着し難いよう、例えばプラズマ加工などの処理がされている。
【0014】
カッタ装置9は、前記印字部8より下流に設けられており、印字部8にて所望の印字および乾燥糊層4の一部が熱融解されて活性化された後、搬送されてきた台紙なしラベル1を所定のタイミングでミシン目5より切断し、単葉ラベル1aを作製するようになっている。
【0015】
剥離検出センサ11は、印字部8と発行口17との間に配設される透過型のセンサであり、印字部8で所望の印字が施されて発行口17側へ搬送され、カッタ装置9にて切断されて作製された単葉ラベル1aの有無を検出している。台紙なしラベル1が搬送され同センサ11を遮断すると、台紙なしラベル1「あり」が検出され、また、カッタ装置9にて切断された単葉ラベル1aが発行口17より指などにより取り去られると、同センサ11の発光部および受光部間に光が導通し単葉ラベル1a「なし」が検出されるようになっている。なお、18は、ラベル受け台であり、カッタ装置9にて切断されて作製された前記単葉ラベル1aを載置するために発行口17近辺に設けられている。
【0016】
図4は、図1の実施の形態に係るラベルプリンタ6の制御部12の構成を示すブロック図である。制御部12はROM(Read Only Memory)21に記憶されている所定の制御プログラムに従って動作すると共に各部を制御するCPU(Central Processing Unit)20と、印字データやコマンドなどを一時記憶するRAM(Random Access Memory)22と、プラテン16の駆動を制御する搬送制御部23と、位置検出センサ10の発光部を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出力される電気信号を受け取り、デジタルのデータに変換して位置検出データとしてCPU20に供給する位置センサ制御部24と、受信したコマンドや印字データに基づいて印字ヘッド15により印字を行う印字制御部25と、搬送速度などの設定を入力する操作部31を制御する操作制御部26と、操作部31より入力される入力項目などを表示する表示部32を制御する表示制御部27と、剥離検出センサ11の発光部を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出力される電気信号を受け取り、デジタルのデータに変換して剥離検出データとしてCPU20に供給する剥離センサ制御部28と、カッタ装置9を制御するカッタ制御部33を備えている。これら各部はデータバス19を介してCPU20に接続され、CPU20の管理下インタフェース29を介してコンピュータ30などの外部機器より印字データや電圧制御に関するコマンドなどを受信し、受信した印字データやコマンドに従って台紙なしラベル1に印字を行うとともに、印字ヘッド15を電圧制御して台紙なしラベル1の感熱発色層3およびラベル基材2を介して乾燥糊層4の乾燥糊を熱融解して活性化するようになっている。
【0017】
上述した台紙なしラベル1およびラベルプリンタ6の使用例につき説明する。
【0018】
上位装置であるコンピュータ30より、図示省略の印字データおよび電圧制御コマンドを受け取ると、インタフェース29を介して印字データおよび電圧制御コマンドはRAM22に一旦記憶される。
電圧制御コマンド(図示省略)は、台紙なしラベル1の、どの位置からどれだけの電圧値を印加するかなどの制御データも含んでおり、台紙なしラベル1に対峙する印字ヘッド15の幅方向に複数存在する発熱体(図示省略)の、所望の位置に対応する発熱体に対する所望の印加電圧が予め設定されている。従って、印字時、ラベルプリンタ1を作動させると、CPU20の制御下、RAM22の印字データおよび制御データを含んだ電圧制御コマンド(図示省略)が参照され、印字制御部25および印字ヘッド15を介して台紙なしラベル1に対し、所望の電圧値が印加され、この電圧による発熱制御により所望の印字、並びに感熱発色層3およびラベル基材2を介して乾燥糊層4に対する熱融解が実現するものである。
【0019】
図5は、印字ヘッド15にて所望の情報が印字され、かつ、ラベル基材2裏面の乾燥糊層4が熱融解された台紙なしラベル1の平面図である。
同図に示すように、台紙なしラベル1には、ミシン目5をカッタ装置9により切断することにより作製される「ラベル」としての単葉ラベル1aがミシン目5、5間に区画されている。
単葉ラベル1aには、所望の情報が印字された印字表示部40と、発熱溶解部41とが形成されている。
発熱溶解部41は、印字ヘッド15を介して電圧制御された電圧の印加がなされ、感熱発色層3およびラベル基材2を介して乾燥糊層4が熱融解されて活性化された部分であり、単葉ラベル1aの周縁部に形成されている。印字ヘッド15にて乾燥糊層4が熱融解されるに足る電圧を感熱発色層3側より印加しているため、発熱溶解部41の感熱発色層3側は発色しており、黒い枠にて発色された発熱溶解部41にて印字表示部40が囲まれた状態になっている。
なお、42は非発熱部であり、ミシン目5を挟んで一定幅設けられている。この非発熱部42は、ミシン目5の部分が所望の幅だけ熱融解されないよう、発熱溶解部41の電圧制御データの印加開始位置を設定することにより所望の幅、設けられるようになっている。
【0020】
印字部8の印字ヘッド15を介して、図5のように印字された台紙なしラベル1は、カッタ装置9にて所望のタイミングでミシン目5より切断され、単葉ラベル1aとして作製されるものである。
なお、図5に示すように、発熱溶解部41がミシン目5を避けて形成されており、ミシン目5部分は乾燥糊が融解していない状態の乾燥糊層4のため、カッタ装置9にて台紙なしラベル1を切断しても、糊がカッタ装置9に付着し難いものである。
【0021】
上述したように、台紙なしラベル1の表面側の感熱発色層3より、印字ヘッド15を介して制御電圧を印加することにより、感熱発色層3およびラベル基材2を介して、裏面に形成された乾燥糊層4が熱融解するため、従来のような発熱装置を別途設ける必要がなく、装置の小型化が図れるとともに、コスト削減が図れるものである。
また、常温では融解しない乾燥糊層4を備えた台紙なしラベル1を使用するため、乾燥糊層4が熱融解される印字ヘッド15に対応するプラテン16の表面は糊が付着し難い加工が必要なものの、ラベル供給部7から印字部8に至る台紙なしラベル1の「搬送路」の各種部品は糊の付着の心配がなく、従って加工の必要がない部品構成が採用できるため、部品コストの低減が図れるものである。
【0022】
また、単葉ラベル1aの周縁部が発熱溶解部41となっており、乾燥糊層4が熱融解されているため、これを被貼付物(図示省略)に貼り付けた場合、単葉ラベル1aが剥がれにくいものである。
なお、印字表示部40の文字やバーコードなどの印字データが印字・表示された部分は、発熱溶解部41のように、乾燥糊層4が熱融解されるに足るほどの電圧制御はされていないものの、印字のための電圧が印加されているため、乾燥糊層4は多少やわらかくなり、前記被貼付物(図示省略)への単葉ラベル1aの貼り付け時、貼り付け力の一助になっている。
【0023】
図6は、他の実施の形態に係る台紙なしラベル51を示す図5相当の平面図であり、図7は、図6中、矢示VII−VII断面図である。
なお、先の実施の形態と同様の部分は同一の符号を付すに止め、詳説を省略する。
【0024】
図7に示すように、ラベル基材2の表面側に形成される感熱発色層52は、例えば、黒色で形成された第1の単色発色層52aと、赤色で形成された第2の単色発色層52bとが積層された構成になっている。
そして、印字ヘッド15を介して台紙なしラベル51に対し、裏面の乾燥糊層4を熱融解するに足る電圧値が印加されると、黒色である第1の単色発色層52aを通過して第2の単色発色層52bの赤色が現れるようになっている。従って、発熱溶解部41は、赤色で形成されており、かつ、裏面の乾燥糊層4は、熱融解された状態となっている。
【0025】
このような、異なった色の単色発色層52a、52bが積層された発熱発色層52側より印字ヘッド15を介して、図6のような「お買い得」の販売促進表示53の印字データを、乾燥糊層4を熱融解するに足る電圧値で印加するよう制御することにより、ミシン目5、5間に区画形成された単葉ラベル51aの周縁部に形成された発熱溶解部41が赤色に発色し、かつ、販売促進表示53が赤色で表示されることになり、これを被貼付物(図示省略)に貼り付けると、先の単葉ラベル1aが黒枠で表示されたことに比し、見栄えも良く、販売促進が図れるものである。
他の構成、作用、効果は、先の実施の形態と同様につき、省略する。
【0026】
なお、上記実施の形態では説明の都合上、ロール状に巻回した台紙なしラベルを例に説明したが、これに限定されないことは勿論であり、例えば、折り畳まれて用いられる、いわゆる、ファンフォールド紙にも適用可能である。更に、水溶性の乾燥糊を施した乾燥糊層4が形成されており、常温で粘着性を帯びることがないため、重ねて用いられる単葉の伝票にも使用可能であり、また、保管や使用時の扱いが容易である。
【0027】
また、上記実施の形態では、説明の都合上、コンピュータ30より印字データおよび制御データを含む電圧制御コマンド(図示省略)を受信した例で説明したが、これに限定されないことは勿論であり、いわゆるスタンドアローンタイプのプリンタにも適応できる。
【0028】
また、上記実施の形態では説明の都合上、台紙なしラベル表面の感熱発色層に対し、サーマルヘッドとしての印字ヘッドにて直接印字する、いわゆるダイレクトサーマル方式で説明したが、これに限定されないことは勿論であり、熱転写リボンを介して印字する、いわゆる熱転写方式の印字にも適応できる。
【0029】
また、上記実施の形態では説明の都合上、電圧を制御することによる発熱制御を例に説明したが、これに限定されないことは勿論であり、電流値や印加時間などによる制御も可能である。
【0030】
【発明の効果】
この発明に係る台紙なしラベルは、以上説明したように、基材の裏面に、熱にて活性化する乾燥糊層を設けたので、常温で粘着性を帯びることがないため、表面の感熱発色層に離型剤などの処理が不要であり、かつ、保管や使用時の扱いが容易であるという効果がある。
【0031】
更に、請求項2によれば、ラベル基材が帯状に連続しているので、ロール状に巻回することができる。
【0032】
また、請求項3によれば、感熱発色層は、異なる二色以上の単色発熱層が積層されて形成されているので、異なった色の表示が可能となる。
【0033】
本発明に係る台紙なしラベルの印字方法は、ラベル基材の裏面に熱にて活性化する乾燥糊層が形成された台紙なしラベルを用い、サーマルヘッドを発熱制御してラベル基材の表面側よりラベルの周縁部に熱を加え、ラベル基材を介してラベル基材裏面の乾燥糊層を活性化させるようにしたので、従来のような発熱装置を別途設ける必要がなく、装置の小型化が図れると共に、コストの削減が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る台紙なしラベル1の斜視図である。
【図2】同、図1中、矢示II−II断面図である。
【図3】台紙なしラベル1の印字方法を実現するラベルプリンタ6の一実施の形態を示す側面図である。
【図4】図3の制御部12の構成を示すブロック図である。
【図5】乾燥糊層4が熱融解された台紙なしラベル1の平面図である。
【図6】他の実施の形態に係る台紙なしラベル51の平面図である。
【図7】図6中、矢示VII−VII断面図である。
【符号の説明】
1 台紙なしラベル
1a 単葉ラベル
2 ラベル基材
3 感熱発色層
4 乾燥糊層
5 ミシン目
6 プリンタ(ラベルプリンタ)
7 ラベル供給部
8 印字部
9 カッタ装置
10 位置検出センサ
11 剥離検出センサ
12 制御部
13 供給軸
14 テンションローラ
15 印字ヘッド
16 プラテンローラ(プラテン)
17 発行口
18 ラベル受け台
19 データバス
20 CPU
21 ROM
22 RAM
23 搬送制御部
24 位置センサ制御部
25 印字制御部
26 操作制御部
27 表示制御部
28 剥離センサ制御部
29 インタフェース
30 コンピュータ
31 操作部
32 表示部
40 印字表示部
41 発熱溶解部
42 非発熱部
51 台紙なしラベル(他の実施の形態)
52 感熱発色層
52a 第1の単色発色層(黒)
52b 第2の単色発色層(赤)
53 販売促進表示

Claims (4)

  1. ラベル基材と、
    このラベル基材の裏面に、熱にて活性化する乾燥糊が塗布された乾燥糊層と、
    前記ラベル基材の表面に、感熱剤が塗布された感熱発色層と、
    よりなることを特徴とする台紙なしラベル。
  2. 前記ラベル基材は、帯状に連続することを特徴とする請求項1に記載の台紙なしラベル。
  3. 前記感熱発色層は、異なる二色以上の単色発色層が積層されて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の台紙なしラベル。
  4. ラベル基材の裏面に熱にて活性化する乾燥糊が塗布された乾燥糊層およびラベル基材の表面に感熱剤が塗布された感熱発色層を備えた台紙なしラベルをラベル供給部より印字部に繰り出しながら、前記印字部に備えられたサーマルヘッドにてラベルに所望の情報を印字する台紙なしラベルの印字方法であって、
    前記サーマルヘッドを発熱制御してラベル基材の表面側よりラベルの周縁部に所定の熱を加え、ラベル基材を介してラベル基材裏面の前記乾燥糊層を活性化させることを特徴とする台紙なしラベルの印字方法。
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