JP2012148870A - ラベル剥離装置およびラベル剥離方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の剥離装置に大幅な変更を加えることなく、剥離部4におけるラベル片11の剥離性能を向上させるとともに、生産コストを上昇することなくラベル連続体9を生産可能なラベル剥離装置およびラベル剥離方法を提供すること。
【解決手段】剥離部4において台紙10をわずかに転向(初期転向)させることによりラベル片11の先端部11Aをわずかに剥離可能とした上で逆移送させ、再度の剥離操作を行うようにすることに着目したもので、剥離部4において台紙10を移送路18において下流側に移送して初期転向し、ラベル片11の先端部11Aのみを台紙10からわずかに初期剥離可能とし、さらに、ラベル連続体9を移送路18において上流側に逆移送した上で、剥離部4において台紙10を移送路18において下流側に移送して転向させ、ラベル片11を台紙10から剥離することを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】剥離部4において台紙10をわずかに転向(初期転向)させることによりラベル片11の先端部11Aをわずかに剥離可能とした上で逆移送させ、再度の剥離操作を行うようにすることに着目したもので、剥離部4において台紙10を移送路18において下流側に移送して初期転向し、ラベル片11の先端部11Aのみを台紙10からわずかに初期剥離可能とし、さらに、ラベル連続体9を移送路18において上流側に逆移送した上で、剥離部4において台紙10を移送路18において下流側に移送して転向させ、ラベル片11を台紙10から剥離することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明はラベル剥離装置およびラベル剥離方法にかかるもので、とくに台紙(剥離紙)からラベル片をより確実に剥離することができるラベル剥離装置およびラベル剥離方法に関するものである。
従来のラベル剥離装置1およびラベル剥離方法について図6ないし図8にもとづき概説する。
図6は、従来のラベル剥離装置1の概略側面図であって、ラベル剥離装置1は、制御部2と、印字部3と、剥離部4と、検出部5と、を有する。
図6は、従来のラベル剥離装置1の概略側面図であって、ラベル剥離装置1は、制御部2と、印字部3と、剥離部4と、検出部5と、を有する。
制御部2は、印字部3、剥離部4および検出部5をそれぞれ制御する。
印字部3は、これを剥離部4の上流側に設けているとともに、サーマルヘッド6およびプラテンローラー7を有し、制御部2からの駆動信号により駆動モーター(たとえばステッピングモーターなど、図示せず)を介してプラテンローラー7を間歇的に回転駆動するとともに、制御部2からの印字信号にもとづきサーマルヘッド6の発熱素子8の部分(印字部位)においてラベル連続体9に必要な情報を印字する。
なお、印字部3におけるプラテンローラー7は、サーマルヘッド6と協働してラベル連続体9を移送および逆移送可能である。
なお、印字部3におけるプラテンローラー7は、サーマルヘッド6と協働してラベル連続体9を移送および逆移送可能である。
ラベル連続体9は、帯状の台紙10と、台紙10に仮着した複数枚のラベル片11と、を有する。
台紙10は、図6に一部を拡大して示すように、その表面側に剥離剤層12を有して、ラベル片11の裏面側に設けた粘着剤層13に対向し、ラベル片11を剥離可能に仮着している。
ラベル片11は、その表面側に感熱発色剤層14を有し、サーマルヘッド6(発熱素子8)からの発熱信号により発色して必要な情報を印字して表示可能である。なおラベル片11に感熱発色剤層14を設けず、熱転写インキリボン(図示せず)などを用いてラベル片11上に印字する印字方式を採用することもできる。
台紙10は、図6に一部を拡大して示すように、その表面側に剥離剤層12を有して、ラベル片11の裏面側に設けた粘着剤層13に対向し、ラベル片11を剥離可能に仮着している。
ラベル片11は、その表面側に感熱発色剤層14を有し、サーマルヘッド6(発熱素子8)からの発熱信号により発色して必要な情報を印字して表示可能である。なおラベル片11に感熱発色剤層14を設けず、熱転写インキリボン(図示せず)などを用いてラベル片11上に印字する印字方式を採用することもできる。
剥離部4は、剥離板15と、台紙移送ローラー16(従動ローラー)と、を有し、剥離板15の先端部において台紙10のみを鋭角に転向してプラテンローラー7および台紙移送ローラー16により台紙10を挟持して下流側に引き、ラベル片11自体の剛性を利用してこれを台紙10から剥離可能とする。
検出部5は、ラベルセンサー17を有し、剥離部4において剥離されてきたラベル片11を検出可能である。
かくして、ラベル剥離装置1は、印字部3から剥離部4を含むその移送路18においてラベル連続体9を移送するとともに、必要であれば印字部3においてラベル片11に印字を行い、剥離部4において台紙10のみを転向してラベル片11を台紙10から剥離する。
こうした構成のラベル剥離装置1の動作について、図6とともに図7および図8も参照して説明する。
図6は、剥離部4において台紙10からラベル片11を剥離した状態を示す概略側面図、図7は、剥離されたラベル片11をたとえば指などにより取り除いた状態を示す概略側面図であって、剥離されたラベル片11は、所望の被貼付け体(図示せず)に貼り付けられることになる。
図6は、剥離部4において台紙10からラベル片11を剥離した状態を示す概略側面図、図7は、剥離されたラベル片11をたとえば指などにより取り除いた状態を示す概略側面図であって、剥離されたラベル片11は、所望の被貼付け体(図示せず)に貼り付けられることになる。
検出部5のラベルセンサー17は、ラベル片11が剥離部4(台紙10)から取り除かれたことを検出する。
図7に示す状態で、後続するラベル片11は印字部位(サーマルヘッド6の発熱素子8)を通過してしまっているので、制御部2は、ラベル連続体9をその停止位置から移送路18において上流側に逆移送(バックフィード)することにより、このラベル片11を印字開始位置(先頭印字部位)に位置させる必要がある。
すなわち図8は、後続するラベル連続体9(ラベル片11)を逆移送してその先頭部分を印字開始位置(サーマルヘッド6の発熱素子8)に位置させた状態を示す概略側面図であって、制御部2からの印字信号をサーマルヘッド6に供給するとともに、移送路18上にラベル連続体9を移送してつぎのラベル片11に印字情報を印字可能とする。
図7に示す状態で、後続するラベル片11は印字部位(サーマルヘッド6の発熱素子8)を通過してしまっているので、制御部2は、ラベル連続体9をその停止位置から移送路18において上流側に逆移送(バックフィード)することにより、このラベル片11を印字開始位置(先頭印字部位)に位置させる必要がある。
すなわち図8は、後続するラベル連続体9(ラベル片11)を逆移送してその先頭部分を印字開始位置(サーマルヘッド6の発熱素子8)に位置させた状態を示す概略側面図であって、制御部2からの印字信号をサーマルヘッド6に供給するとともに、移送路18上にラベル連続体9を移送してつぎのラベル片11に印字情報を印字可能とする。
しかしながら、ラベル連続体9の生産時に、その上方側(台紙10とは反対側のラベル基材側)から切断用のダイを押し付けてラベル片11を画成形成するが、このダイの刃先が台紙10側にわずかに食い込むため、間に設けられている粘着剤が台紙10側にわずかに入り込むことがあり、剥離部4におけるラベル片11の剥離作用を阻害する可能性があるという問題がある。
具体的には、ラベル片11が剥離板15の先端部で台紙10から分離剥離することなく台紙10とともに台紙移送ローラー16側に一緒に転向してしまうという剥離不全の問題がある。
具体的には、ラベル片11が剥離板15の先端部で台紙10から分離剥離することなく台紙10とともに台紙移送ローラー16側に一緒に転向してしまうという剥離不全の問題がある。
この剥離不全の問題を回避するために、台紙10の剥離剤層12とラベル片11の粘着剤層13の組み合わせを厳選したり、ダイの操作を慎重に行うなどの操作の工夫もあるがコスト高になることは否めないという問題がある。
さらに、ラベル片11全体を台紙10から一度完全に剥離するとともに、剥離されたラベル片11のみを台紙10に再度仮着するという剥離再度貼付け処理を行う場合もあるが、新たな装置を組み込む必要があるなど生産コストが上昇するという問題がある。
さらに、ラベル片11全体を台紙10から一度完全に剥離するとともに、剥離されたラベル片11のみを台紙10に再度仮着するという剥離再度貼付け処理を行う場合もあるが、新たな装置を組み込む必要があるなど生産コストが上昇するという問題がある。
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、剥離部において台紙からラベル片を確実に剥離することができるようにしたラベル剥離装置およびラベル剥離方法を提供することを課題とする。
また本発明は、生産コストを上昇することなくラベル連続体を生産可能なラベル剥離装置およびラベル剥離方法を提供することを課題とする。
また本発明は、従来の剥離装置に大幅な変更を加えることなく、剥離性能を向上させたラベル剥離装置およびラベル剥離方法を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、剥離部において台紙をわずかに転向(初期転向)させることによりラベル片の先端部をわずかに剥離可能とした上で逆移送させ、再度の剥離操作を行うようにすることに着目したもので、第一の発明は、帯状の台紙と、この台紙に仮着した複数枚のラベル片と、を有するラベル連続体を移送路において移送するとともに、剥離部において上記台紙のみを転向して上記ラベル片を上記台紙から剥離するラベル剥離装置であって、上記剥離部において上記台紙を上記移送路において下流側に移送して初期転向し、上記ラベル片の先端部のみを上記台紙からわずかに初期剥離可能とし、さらに、上記ラベル連続体を上記移送路において上流側に逆移送した上で、上記剥離部において上記台紙を上記移送路において下流側に移送して転向させ、上記ラベル片を上記台紙から剥離することを特徴とするラベル剥離装置である。
第二の発明は、帯状の台紙と、この台紙に仮着した複数枚のラベル片と、を有するラベル連続体を移送路において移送するとともに、剥離部において上記台紙のみを転向して上記ラベル片を上記台紙から剥離するラベル剥離方法であって、上記剥離部において上記台紙を上記移送路において下流側に移送して初期転向し、上記ラベル片の先端部のみを上記台紙からわずかに初期剥離可能とし、さらに、上記ラベル連続体を上記移送路において上流側に逆移送した上で、上記剥離部において上記台紙を再度上記移送路において下流側に移送して転向させ、上記ラベル片を上記台紙から剥離することを特徴とするラベル剥離方法である。
上記剥離部における上記ラベル片の上記初期剥離を検出可能な検出部を設けていることができる。
上記検出部は、上記ラベル片が上記台紙から取り除かれたことを検出可能であることができる。
上記ラベル片に印字を行う印字部を上記剥離部の上流側に設けるとともに、上記剥離部における上記ラベル片の上記初期剥離ののちに、この印字部における印字開始位置まで上記ラベル片を逆移送することができる。
上記剥離部において剥離された上記ラベル片が上記台紙から取り除かれたことを確認して、上記剥離部における上記ラベル片の上記初期剥離を行うことができる。
上記剥離部における上記ラベル片の上記初期剥離ののちに、上記印字部における上記ラベル片への印字を行うことができる。
上記印字部は、上記ラベル片に情報を印字可能なサーマルヘッドと、このサーマルヘッドと協働して上記ラベル連続体を移送および逆移送可能なプラテンローラーと、を有することができる。
上記剥離部における上記ラベル片の上記初期剥離を行う操作を、少なくとも二回以上行うことができる。
本発明によるラベル剥離装置およびラベル剥離方法においては、ラベル片の先頭部のみを一時的に剥離し、上流側にラベル連続体全体を逆移送し、ついで通常の剥離操作を行うようにしたので、予備的ないし初期的な剥離をまず行うことができ、剥離操作をより確実に行うことができる。
とくに第一の発明のラベル剥離装置によれば、剥離部における台紙の初期転向およびラベル片の先端部の初期剥離を行うようにしたので、台紙を転向させる通常の剥離操作をより確実に行うことができる。
とくに第二の発明のラベル剥離方法によれば、台紙を初期転向させるための順方向の移送およびラベル連続体全体の逆方向の移送、さらにはラベル片を正常に剥離するための順方向の移送を行うようにしたので、台紙からラベル片を確実に剥離することができる。
本発明は、通常の剥離操作の初期動作のみを行うようにした上で、ラベル連続体を移送路の上流側に逆移送し、ついで通常の剥離操作を行うようにしたので、従来より確実な剥離作用を実現するラベル剥離装置およびラベル剥離方法を実現した。
つぎに本発明の実施例によるラベル剥離装置20およびラベル剥離方法を図1ないし図5にもとづき説明する。ただし、図6ないし図8と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、ラベル剥離装置20の概略側面図であって、ラベル剥離装置20は、従来のラベル剥離装置1(図6)と同様に、前記制御部2、印字部3、剥離部4および検出部5を有するが、制御部2による移送ないし剥離操作の制御が異なる。
図1は、ラベル剥離装置20の概略側面図であって、ラベル剥離装置20は、従来のラベル剥離装置1(図6)と同様に、前記制御部2、印字部3、剥離部4および検出部5を有するが、制御部2による移送ないし剥離操作の制御が異なる。
すなわち、図1は、従来の剥離装置1における図6に示したと同様の、剥離部4において台紙10からラベル片11を剥離した状態を示す概略側面図、図2は、従来の剥離装置1における図7に示したと同様の、剥離されたラベル片11をたとえば指などにより取り除いた状態を示す概略側面図、図3は、とくに本発明による剥離装置20において台紙10を初期転向してラベル片11を初期剥離する状態を示す概略側面図、図4は、従来の剥離装置1における図8に示したと同様の、ラベル連続体9(ラベル片11)を逆移送してその先頭部分を印字開始位置(サーマルヘッド6の発熱素子8)に位置させた状態を示す概略側面図である。
さらに図5は、本発明のラベル剥離装置20による剥離方法の手順を示すフローチャート図である。
さらに図5は、本発明のラベル剥離装置20による剥離方法の手順を示すフローチャート図である。
図5に示すように、ステップS1において制御部2は、印字情報があるか否かを判断し、印字情報があればステップS2において、図3に示すように、剥離部4において台紙10を移送路18において順方向(下流側)に移送して初期転向し、ラベル片11の先端部11Aのみを台紙10からわずかに仮に初期剥離するようにする。
つぎのステップS3において検出部5のラベルセンサー17がラベル片11の先端部11Aを検出したか否かを判断する。すなわち、検出部5は、剥離部4におけるラベル片11の初期剥離を検出可能な位置にこれを配置しているものとする。
ラベル片11の先端部11Aが検出されなければ、ラベル片11の先端部11A自体が台紙10から剥離されず台紙10とともに剥離板15の先端部を転向したと考えられ、ステップS4において剥離が正常ではないとの警報を発する。
ラベル片11の先端部11Aが検出されなければ、ラベル片11の先端部11A自体が台紙10から剥離されず台紙10とともに剥離板15の先端部を転向したと考えられ、ステップS4において剥離が正常ではないとの警報を発する。
ステップS3においてラベル片11の先端部11Aが検出されれば、ラベル片11の初期剥離が正常に行われたと判断して、図4に示すように、つぎのステップS5においてラベル片11(ラベル連続体9)を移送路18において上流側に逆移送し、ラベル片11の先端部11Aを印字開始位置(先頭印字部位)すなわちサーマルヘッド6の発熱素子8の部分まで戻す。
剥離部4におけるラベル片11の初期剥離ののちに、印字部3におけるラベル片11への印字を行う。すなわち、ステップS6においてラベル片11の印字を開始するとともに、ラベル連続体9を順方向(下流方向)に移送しながら剥離部4において台紙10を剥離板15の部分で鋭角に転向し、剥離位置まで順方向への移送を行う。
正常にラベル片11の剥離が行われていれば、図1に示すように、ラベル片11が台紙10から剥離された状態となる。
正常にラベル片11の剥離が行われていれば、図1に示すように、ラベル片11が台紙10から剥離された状態となる。
ついで、ステップS7において、ラベル片11がラベルセンサー17に検出されたか否かを判断する。
ラベル片11が検出されなければ、ラベル片11自体が台紙10から剥離されず台紙10とともに剥離板15の先端部を転向したと考えられ、上記ステップS4において剥離が正常ではないとの警報を発する。
ラベル片11が検出されなければ、ラベル片11自体が台紙10から剥離されず台紙10とともに剥離板15の先端部を転向したと考えられ、上記ステップS4において剥離が正常ではないとの警報を発する。
ステップS7においてラベル片11が検出されれば、つぎのステップS8において、図2に示すように、この剥離されたラベル片11が指などにより取り除かれたか否かを判断し、ステップS1に戻る。すなわち、検出部5は、ラベル片11が台紙10から取り除かれたことも検出可能であって、剥離部4において剥離されたラベル片11が台紙10から取り除かれたことを確認して、剥離部4におけるラベル片11の初期剥離を行う。
かくして、とくに図3に示したような台紙10の初期転向およびこの初期転向にともなうラベル片11の初期剥離を行った上で、ラベル連続体9全体を移送路18において上流側に印字部3における印字開始位置まで逆移送し、ついで通常の印字操作および剥離操作を行うようにしたので、ラベル片11の剥離操作を二回に分けて行うことになり、この初期剥離という予備動作でラベル片11の先端部11Aがはがれやすくなっているため、二回目の通常の剥離操作でより確実に剥離可能である。
したがって、剥離することができるラベル連続体の種類を多くすることができるとともに、剥離性能が向上することで、台紙10の剥離剤層12およびラベル片11の粘着剤層13の組み合わせを厳選したり、ダイの操作を慎重に行うなどの操作や、前記剥離再度貼付け処理などを行う必要がなくなり、ラベル生産のコストを抑えることができる。
なお、ラベル片11の発行頻度が低く、あるいはラベル片11への印字に多くの時間をかけざるを得ないようなプリンターなどの場合には、上述のような二回の剥離操作を行って、ラベル片11の発行や貼付けなどとのタイミングを合わせることができる。
したがって、剥離することができるラベル連続体の種類を多くすることができるとともに、剥離性能が向上することで、台紙10の剥離剤層12およびラベル片11の粘着剤層13の組み合わせを厳選したり、ダイの操作を慎重に行うなどの操作や、前記剥離再度貼付け処理などを行う必要がなくなり、ラベル生産のコストを抑えることができる。
なお、ラベル片11の発行頻度が低く、あるいはラベル片11への印字に多くの時間をかけざるを得ないようなプリンターなどの場合には、上述のような二回の剥離操作を行って、ラベル片11の発行や貼付けなどとのタイミングを合わせることができる。
なお本発明においては、剥離部4におけるラベル片11の初期剥離を行う操作を少なくとも二回以上行うことにより、あるいは、ラベル片11を初期剥離の状態のままでラベル連続体9全体の移送を一時的に停止するなどすることにより、さらに剥離の確実性を向上することもできる。
1 ラベル剥離装置(従来、図6)
2 制御部
3 印字部
4 剥離部
5 検出部
6 印字部3のサーマルヘッド
7 印字部3のプラテンローラー
8 サーマルヘッド6の発熱素子
9 ラベル連続体
10 ラベル連続体9の台紙
11 ラベル連続体9のラベル片
11A ラベル片11の先端部(図3)
12 台紙10の剥離剤層
13 ラベル片11の粘着剤層
14 ラベル片11の感熱発色剤層
15 剥離部4の剥離板
16 剥離部4の台紙移送ローラー
17 検出部5のラベルセンサー
18 移送路
20 ラベル剥離装置(実施例、図1)
2 制御部
3 印字部
4 剥離部
5 検出部
6 印字部3のサーマルヘッド
7 印字部3のプラテンローラー
8 サーマルヘッド6の発熱素子
9 ラベル連続体
10 ラベル連続体9の台紙
11 ラベル連続体9のラベル片
11A ラベル片11の先端部(図3)
12 台紙10の剥離剤層
13 ラベル片11の粘着剤層
14 ラベル片11の感熱発色剤層
15 剥離部4の剥離板
16 剥離部4の台紙移送ローラー
17 検出部5のラベルセンサー
18 移送路
20 ラベル剥離装置(実施例、図1)
Claims (9)
- 帯状の台紙と、
この台紙に仮着した複数枚のラベル片と、を有するラベル連続体を移送路において移送するとともに、剥離部において前記台紙のみを転向して前記ラベル片を前記台紙から剥離するラベル剥離装置であって、
前記剥離部において前記台紙を前記移送路において下流側に移送して初期転向し、前記ラベル片の先端部のみを前記台紙からわずかに初期剥離可能とし、さらに、
前記ラベル連続体を前記移送路において上流側に逆移送した上で、
前記剥離部において前記台紙を前記移送路において下流側に移送して転向させ、前記ラベル片を前記台紙から剥離することを特徴とするラベル剥離装置。 - 前記剥離部における前記ラベル片の前記初期剥離を検出可能な検出部を設けていることを特徴とする請求項1記載のラベル剥離装置。
- 前記検出部は、前記ラベル片が前記台紙から取り除かれたことを検出可能であることを特徴とする請求項2記載のラベル剥離装置。
- 前記ラベル片に印字を行う印字部を前記剥離部の上流側に設けるとともに、
前記剥離部における前記ラベル片の前記初期剥離ののちに、この印字部における印字開始位置まで前記ラベル片を逆移送することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のラベル剥離装置。 - 前記剥離部において剥離された前記ラベル片が前記台紙から取り除かれたことを確認して、前記剥離部における前記ラベル片の前記初期剥離を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のラベル剥離装置。
- 前記剥離部における前記ラベル片の前記初期剥離ののちに、前記印字部における前記ラベル片への印字を行うことを特徴とする請求項4または5記載のラベル剥離装置。
- 前記印字部は、前記ラベル片に情報を印字可能なサーマルヘッドと、このサーマルヘッドと協働して前記ラベル連続体を移送および逆移送可能なプラテンローラーと、を有することを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載のラベル剥離装置。
- 前記剥離部における前記ラベル片の前記初期剥離を行う操作を、少なくとも二回以上行うことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のラベル剥離装置。
- 帯状の台紙と、
この台紙に仮着した複数枚のラベル片と、を有するラベル連続体を移送路において移送するとともに、剥離部において前記台紙のみを転向して前記ラベル片を前記台紙から剥離するラベル剥離方法であって、
前記剥離部において前記台紙を前記移送路において下流側に移送して初期転向し、前記ラベル片の先端部のみを前記台紙からわずかに初期剥離可能とし、さらに、
前記ラベル連続体を前記移送路において上流側に逆移送した上で、
前記剥離部において前記台紙を再度前記移送路において下流側に移送して転向させ、前記ラベル片を前記台紙から剥離することを特徴とするラベル剥離方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103253545A (zh) * | 2013-04-26 | 2013-08-21 | 吴江市博众精工科技有限公司 | 一种物料剥离机构 |
JP2018140582A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | サトーホールディングス株式会社 | プリンタ |
JPWO2020261445A1 (ja) * | 2019-06-26 | 2021-11-18 | 富士通フロンテック株式会社 | ラベル貼付け装置、ラベル貼付け装置の制御方法、及びプログラム |
-
2011
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