JP3365307B2 - 台紙レスラベルプリンタ - Google Patents

台紙レスラベルプリンタ

Info

Publication number
JP3365307B2
JP3365307B2 JP12142898A JP12142898A JP3365307B2 JP 3365307 B2 JP3365307 B2 JP 3365307B2 JP 12142898 A JP12142898 A JP 12142898A JP 12142898 A JP12142898 A JP 12142898A JP 3365307 B2 JP3365307 B2 JP 3365307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
thermal head
heat
paper
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12142898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11311945A (ja
Inventor
待夫 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teraoka Seiko Co Ltd
Original Assignee
Teraoka Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teraoka Seiko Co Ltd filed Critical Teraoka Seiko Co Ltd
Priority to JP12142898A priority Critical patent/JP3365307B2/ja
Publication of JPH11311945A publication Critical patent/JPH11311945A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3365307B2 publication Critical patent/JP3365307B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品に貼付するラ
ベルを印字発行するラベルプリンタに係わり、特に用紙
を加熱することによって粘着性を活性化させることで台
紙を不要にした台紙レスラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の台紙レスラベルプリンタは、ラベ
ルの用紙の一面に感熱シール層を形成しておき、このラ
ベル用紙に印字した後に用紙を切断し、感熱シール層を
加熱して活性化させて粘着性を生じさせることによって
ラベルを発行していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
台紙レスラベルプリンタにあっては、印字する面の裏の
面全体が粘着面になっており、表面のみが印字可能であ
るために、より多くの文字等をラベルに印字する場合に
は、用紙の長さを長くして、印字面積を広くしなければ
ならないという問題がある。また、ラベルを貼付する対
象の物品が小さい場合は、希望する印字ができないとい
う問題もある。本発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、ラベルの両面に印字することができる台紙
レスラベルプリンタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基紙の表または裏の面のどちらか一方の面に発色温
度への加熱によって発色する感熱記録層を設け、さらに
前記感熱記録層の上に前記発色温度と異なる所定温度へ
加熱によって糊が活性化する感熱粘着層を設けたラベ
ル用紙と、前記ラベル用紙の前記感熱記録層及び感熱粘
着層を設けた面に接し、前記ラベル用紙を加熱するサー
マルヘッドと、前記サーマルヘッドに対向配置されて前
記ラベル用紙を圧接して搬送するプラテンローラと、
記ラベル用紙に印字するデータと、どの印字項目をどこ
に印字するか及びどの部分を加熱して粘着部分にするか
を指定する印字フォーマットとを格納する格納手段と、
前記格納手段のデータ及び印字フォーマットに基づい
て、前記サーマルヘッドによって加熱する温度と加熱す
る位置とを加熱制御し、前記ラベル用紙に印字部と糊活
性部を形成させる制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0005】請求項2に記載の発明は、基紙の表及び裏
の面に発色温度への加熱によって発色する感熱記録層を
設け、前記裏の面に設けた感熱記録層の上に前記発色温
度と異なる所定温度への加熱によって糊が活性化する感
熱粘着層を設けたラベル用紙と、前記ラベル用紙の表面
に接し、前記ラベル用紙を加熱する第1のサーマルヘッ
ドと、前記第1のサーマルヘッドに対向配置されて前記
ラベル用紙を圧接して搬送する第1のプラテンローラ
と、前記ラベル用紙の裏面に接し、前記ラベル用紙を加
熱する第2のサーマルヘッドと、前記第2のサーマルヘ
ッドに対向配置されて前記ラベル用紙を圧接して搬送す
る第2のプラテンローラと、前記ラベル用紙に印字する
データと、どの印字項目をどこに印字するか及びどの部
分を加熱して粘着部分にするかを指定する印字フォーマ
ットとを格納する格納手段と、前記格納手段のデータ及
び印字フォーマットに基づいて、前記第1または第2の
サーマルヘッドによって加熱する温度と加熱する位置と
を加熱制御し、前記ラベル用紙に印字部と糊活性部を形
成させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】請求項3に記載の発明は、前記制御手段
は、前記ラベル用紙に印字するデータが複数ある場合
は、前記データの一部を前記ラベル用紙の裏面に印字す
ることを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の発明は、前記印字フォー
マットは、表または裏のいずれかの印字面で行うかの指
定を含み、前記制御手段は、前記印字フォーマットで指
示する面のサーマルヘッドを駆動して印字させることを
特徴とする。
【0008】請求項5に記載の発明は、前記印字データ
に少なくとも商品の価格と店名とを含む場合は、店名は
裏面に印字することを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の発明は、前記ラベル用紙
において、感熱記録層及び感熱粘着層を有する面は、ラ
ベルの端部の近傍に印字を行い、粘着性を有する部分
は、前記印字を行ったエリアを除いたエリアに設けるこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施の形態の台
紙レスラベルプリンタの機構部の構成を、図1を参照し
て説明する。図1において、本実施形態の台紙レスラベ
ルプリンタ機構部1は、ラベルロール2から引き出した
帯状の台紙レスラベル用紙3(以下、「ラベル用紙3」
と略称する)の印字面4に印字する印字部5と、印字後
のラベル用紙3を目的の長さのラベル3aに切断するカ
ッタ6と、カットされたラベル3aの感熱型粘着面7を
加熱する粘着力活性部8とを備えている。
【0011】図2は、台紙レスラベルプリンタの制御部
のブロック図である。図2において、符号10は、CP
Uであり、制御部を統括する。符号11は、制御プログ
ラムを格納するROMであり、装置が起動されると同時
にCPU10によってプログラムがロードされる。符号
12は、印字データとして各種商品データや各種印字フ
ォーマットを格納するRAMであり、印字フォーマット
はどの印字項目をどこに印字するかだけでなく、どの部
分を加熱して粘着部分にするかということも指示できる
ようになっている。その各印字項目を表面あるいは裏面
のどちらに印字するかという指示も含むものである。
【0012】符号13は、商品番号等の印字するデータ
や印字フォーマットデータ等を入力、設定あるいは呼び
出すための操作部であり、14は、印字データ等を表示
する表示部である。作業者は、表示部14を参照しなが
ら、操作部13より発行するラベルに印字する文字列を
印字データとして入力、あるいは印字フォーマットを設
定して入力した印字データに対して、印字する面と位置
を指定する。符号15は、データの入出力を行うインタ
フェースである。符号16は、第1のサーマルヘッド5
aを駆動する駆動回路である。符号17は、第2のサー
マルヘッド8aを駆動する駆動回路である。符号18
は、ラベル用紙3を切断するカッタ6を駆動する駆動回
路である。符号19は、センサである。符号20は、プ
ラテンローラ5bを駆動する第1のステッピングモータ
である。符号21は、プラテンローラ8bを駆動する第
2のステッピングモータである。
【0013】次に、図1、2を参照して印字を行う動作
を説明する。ラベルロール2は、前記ラベル用紙3を巻
いたものである。ラベル用紙3は、基紙の印字面4(以
下、表面ともいう)及び感熱型粘着面7(以下、裏面と
もいう)の両面に感熱記録層を設け、感熱型粘着面7に
はさらに感熱記録層の発色温度より高い温度で粘着性が
活性化する感熱粘着層が設けられている。図1におい
て、ラベル用紙3は、感熱型粘着面7が外側となるよう
にしてラベルロール2に巻いている。ラベル用紙3は、
印字面4が外側となるようにしてラベルロール2に巻く
ことも可能であるが、但し、この場合には、印字部5に
備えた第1サーマルヘッド5aはラベル用紙3の印字面
4に当接し、粘着力活性部8に備えた第2サーマルヘッ
ド8aはラベル用紙3の感熱型粘着面7に当接する必要
から、図1に示したものとは上下の位置関係が逆にな
る。
【0014】印字部5は、ラベルロール2から引き出し
たラベル用紙3を、第1サーマルヘッド5aと第1プラ
テンローラ5bとの間に挟み込み、第1プラテンローラ
5bの回転駆動によってラベル用紙3を移動させながら
印字面4に所定の印字を行う。この第1のプラテンロー
ラ5bの駆動は、ステッピングモータ20により行う。
【0015】ラベル3aの1枚分の印字が終了し、ラベ
ル用紙3の先端が粘着力活性部8に到達したら、粘着力
活性部8の第2プラテンローラ8bを回転駆動してラベ
ル用紙3を移動させる。そして、カッタ6により、ラベ
ル用紙3を切断して、ラベル3aを形成する。カッタ6
は、カッタ駆動部18によって駆動される。次に、第1
プラテンローラ5bを逆転させて、印字部5にて、ラベ
ル用紙3の印字面4の目的の印字位置を第1サーマルヘ
ッド5aに対して位置決めする。これにより、次のラベ
ル3a一枚分の印字領域に、印字部5の駆動制御を対応
させることができ、前記印字領域に正確に印字できる。
【0016】粘着力活性部8の第2プラテンローラ8b
の駆動は、ステッピングモータ21により行う。第2サ
ーマルヘッド8aに対する感熱型粘着面7の当接位置
は、センサ19によって検出し識別する。また、粘着力
活性部8では、印字部5側から供給されるラベル用紙3
またはラベル3aを第2サーマルヘッド8aと第2プラ
テンローラ8bとの間に誘い込むガイド8cを備え、こ
のガイド8cのラベル用紙3またはラベル3aの移動方
向下流側の端部と第2プラテンローラ8bとの間にラベ
ル用紙3またはラベル3aを強く挟み込んで、ラベル用
紙3またはラベル3aを確実に搬送できるようになって
いる。
【0017】また、粘着力活性部8は、第2プラテンロ
ーラ8bの回転駆動によるラベル3aの移動中に、第2
サーマルヘッド8aの各発熱素子8d(図3参照)に通
電して、ラベル3aの感熱型粘着面7を加熱する。第2
プラテンローラ8bを回転駆動するステッピングモータ
21の駆動のステップ間では、ラベル3aの移動を停止
して発熱素子8dによる感熱型粘着面7の加熱を行って
いる。この時、感熱記録層が発色する温度で加熱するこ
とによって、RAM12に格納されているデータを印字
し、感熱記録層が発色する温度より高い温度で加熱する
ことによって粘着層が活性化する。感熱粘着層を活性化
させる温度を得るためには、感熱記録層を加熱する温度
によって用紙の同じ位置に対して、複数回加熱を行う
か、または、加熱時間を長くして加熱する。このよう
に、第2プラテンローラ8bによるラベル3aの移動中
は、ラベル3aの移動と停止とを繰り返しつつ感熱型粘
着面7の加熱・活性化がなされ、印字部と糊活性部が形
成される。
【0018】図3は、第2サーマルヘッド8aを示す平
面図である。図3おいて、発熱素子8dは、約0.1m
m四方の薄膜からなる薄膜発熱素子であり、ラベル3a
の移動方向に対して垂直な直線状に多数列設し(図3中
では列設した発熱素子8dを直線で示している)、ラベ
ル3aの幅(図3中上下)全体に亘って当接可能になっ
ており、第2プラテンローラ8bに向けて付勢されてい
る。この第2サーマルヘッド8aは、いわゆる縦型サー
マルヘッドであり、印字用に安価に市販されているもの
を用いる。
【0019】列設された発熱素子8dと感熱型粘着面7
とのラベル3a移動方向の接触面積は非常に短く、縦型
サーマルヘッドである第2サーマルヘッド8a自体もラ
ベル3aの移動方向の寸法が非常に小さいので、発熱素
子8dによって感熱型粘着面7の加熱された部分は加熱
後に瞬時に活性化され移動することになり、感熱型粘着
面7の加熱により活性化された接着剤は第2サーマルヘ
ッド8aに付着しない。希に僅かに付着することがあっ
ても、後の非活性部によって擦られて取り除かれる。こ
のため、粘着力活性部8でのラベル3aの移動は、常に
滑らかに行うことができる。また、感熱粘着層への加熱
効率が高いので発熱量が少なくて済み、表面の感熱記録
層を活性化させてしまう虞れが少ない。
【0020】第2サーマルヘッド8aの加熱を断続的に
行うと、感熱型粘着面7の、加熱によって活性化され粘
着性が発生された部分を、図4(a)に示すように、ラ
ベル3aの移動方向(図4(a)中矢印)に断続的な縞
状にしたり、図4(b)に示すように、斜めの縞状等に
形成することができる。感熱型粘着面7の粘着性が発生
された部分がラベル3aの面積の半分程度であっても、
殆どの場合、ラベル3aの接着力は十分である。また、
この場合、発熱素子8dの発熱に係る消費電力が連続通
電の場合に比べて半分程度になり、電気代を節約するこ
とができる。また、連続通電でないので発熱素子の高温
化を防ぎ、第2サーマルヘッド8aの寿命を延ばすこと
ができる。なお、図4(a)のラベル3aの移動方向両
端や、図4(b)の長方形のラベル3aの4隅は、感熱
型粘着面7を活性化して粘着性を発生させることが好ま
しく、これにより、商品に貼付後のラベル3aの捲れを
防止することができる。
【0021】図5は第2プラテンローラ8bを示す。図
5において、第2プラテンローラ8bは、印字用である
第1プラテンローラ5bと同様に、外周表面が凹凸の無
いゴム等の弾性部材8fで覆われている。そして、この
第2プラテンローラ8bは、付勢された第2サーマルヘ
ッド8aに列設した発熱素子8dと、この第2プラテン
ローラ8bの回転軸とを平行に保つことで、ラベル3a
の幅方向全体にわたって均等に圧接できるようになって
いる。
【0022】図1に示すように、第2プラテンローラ8
bによって移動されたラベル3aが、第2サーマルヘッ
ド8aと第2プラテンローラ8bとの間を通過した後、
2本のローラからなるラベル受け8e上に乗ると、第2
プラテンローラ8bの回転駆動が停止される。作業者
は、ラベル受け8eからラベル3aを取って商品に貼付
する。第2プラテンローラ8bは、移動方向へのラベル
3aの寸法に若干プラスした長さだけラベル3aを移動
することが好ましく、ラベル3aに対して押圧と移動さ
せることを兼ねたことにより、台紙レスラベルプリンタ
機構部1全体の小型化が可能になる。
【0023】図6及び図7に印字した一例を示す。図6
に示した印字例は、店名の印字を表面に行わず、裏面の
最下段に印字を行った商品ラベルの例である。商店にお
いて、商品を買おうとしている人にとって、店名はラベ
ルに表示されている必要はなく、持ち帰った後に必要に
応じて見ることができればよいので、店名は裏面に印字
した例である。このようにすることで、ラベルを商品に
貼った状態では、店名はラベルの下部をめくることによ
って見ることができる。また、裏面の印字は文字の向き
を上下逆にしたために、ラベルの下部をめくった状態の
文字の向きを正しくすることができる。
【0024】図7に示した印字例は、裏面に商品につい
ての説明文を印字した例である。このようにすること
で、表面に印字することが必須ではなく、しかも商品価
値に強く結びつかない項目(例えば、食品の食べ方や調
理方法、注意事項など)を裏面に印字することができる
ため、ラベルを極力小さくして商品がよく見えるように
することが可能になる。
【0025】なお、表面の空いているエリアに”裏面に
調理方法の記載あり”というように裏面の印字内容を示
唆する印字を行ってもよい。
【0026】また、サーマルヘッド8aに印可する電圧
を変化させて、加熱温度の差を得てもよい。
【0027】また、用紙の粘着層は裏面の全面に設ける
のではなく、用紙の搬送方向に平行に複数のエリアに分
割して、分割したいずれかのエリアを印字エリアと定
め、印字エリアを除くエリアに粘着層を設けてもよい。
この場合は粘着層と記録層の設定温度を同じにでき、加
熱制御を簡素化できる。また、透明な包装フィルム等に
ラベルを貼り付ける場合には印字部分が貼り付いてしま
ってもフィルム等を通して印字内容を見ることができる
ために、粘着層が記録層よりも高い温度で活性化するよ
うにする必要がない。むしろ、粘着層の方の設定温度が
低い方が必要な部分のみを発色させることで見やすくす
ることができる。
【0028】さらに、サーマルヘッド8aを用紙の搬送
方向に平行なエリアの幅に合わせて、加熱温度を変化さ
せて加熱することによって印字及び粘着層の活性化を行
ってもよい。このようにすることで、粘着層を複数回加
熱する必要がなく、用紙の送り速度を一定にできるの
で、長さの長いラベルを発行する場合でも構成を変える
ことなく高速に印字することができる。
【0029】また、裏面の印字内容は、くじ引きができ
るように”隠し文字”等であってもよい。
【0030】また、発行するラベルは、商品ラベルに限
らず、空港等において、旅行者のスーツケースやバッグ
等に貼付して、仕分けを行うためのタグに用いてもよ
い。このようなタグに用いた場合、例えば、表面に搭乗
する航空機の便名を目立つように大きく印字して、裏面
には行き先名や経由地名等の詳細な項目を印字すること
によって、見やすく分かりやすいタグとすることができ
る。
【0031】また、使用する用紙は予めミシン目が入っ
たものやカット紙のように発行されるラベルの長さが固
定のものであってもよい。
【0032】また、表面の印字エリアに印字できるデー
タ量を予め定めておき、この所定のデータ量を超えたか
否かを判断して、超えた場合には、一部の印字データを
裏面に印字するようにしてもよい。このようにすること
で、発行するラベルの長さや大きさを制限することがで
きる。
【0033】また、用紙の表面に対しても、裏面と同様
に印字するエリアと粘着部の両方を設けてもよい。
【0034】また、予めラベル表面に印字されてある用
紙を用いる場合は、プラテンローラ5b及びサーマルヘ
ッド5aを設けなくてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2に
記載の発明によれば、用紙の裏面への印字を感熱粘着層
を活性化させるためのサーマルヘッドを利用することに
より簡単な構成でラベルの裏面に印字することができる
という効果が得られる。
【0036】また、請求項3に記載の発明によれば、商
品ラベルに印字する商品データの内表面印字の必要性が
比較的低い項目をラベルの裏面に印字することによって
大きい面積を有したラベルを使用することなくより多く
の情報を商品の購入者等に提供できるという効果が得ら
れる。
【0037】また、請求項4に記載の発明によれば、印
字項目に対して印字フォーマットを変更するだけで印字
する面を変更することができるという効果が得られる。
【0038】また、請求項5に記載の発明によれば、商
店において買い物をする際はその店名は分かっておりラ
ベル表面に印字されている必要はないために、表面に印
字する印字データを少なくできるために結果的にラベル
の面積を小さくできるという効果が得られる。
【0039】また、請求項6に記載の発明によれば、ラ
ベルを商品に貼付した場合でも、ラベルの裏面の印字部
をめくって見ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の台紙レスラベルプリンタの実施の形
態の機構部1を示す図である。
【図2】 本発明の台紙レスラベルプリンタの実施の形
態の制御を示すブロック図である。
【図3】 図1の台紙レスラベルプリンタの第2サーマ
ルヘッドをラベル側から見た平面図である。
【図4】 図1の台紙レスラベルプリンタによって感熱
型粘着面が活性化され、粘着力が発生された台紙レスラ
ベル用紙を感熱型粘着面側から見た図であって、(a)
は感熱型粘着面の粘着力が発生された部分が台紙レスラ
ベル用紙の移動方向に断続的な縞状になっている状態、
(b)は感熱型粘着面の粘着力が発生された部分が台紙
レスラベル用紙の移動方向に斜めの縞状になっている状
態を示す。
【図5】 図1の台紙レスラベルプリンタの第2プラテ
ンローラを示す斜視図である。
【図6】 図1、2に示す実施形態において発行したラ
ベルの印字例である。
【図7】 図1、2に示す実施形態において発行したラ
ベルの他の印字例である。
【符号の説明】
1・・・台紙レスラベルプリンタ機構部、3・・・台紙
レスラベル用紙、3a・・・台紙レスラベル用紙(ラベ
ル)、4・・・印字面、7・・・感熱型粘着面、8a・
・・サーマルヘッド(第2サーマルヘッド)、8b・・
・ローラ(第2プラテンローラ)、8d・・・発熱素
子、8f・・・弾性部材。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基紙の表または裏の面のどちらか一方の
    面に発色温度への加熱によって発色する感熱記録層を設
    け、さらに前記感熱記録層の上に前記発色温度と異なる
    所定温度への加熱によって糊が活性化する感熱粘着層を
    設けたラベル用紙と、 前記ラベル用紙の前記感熱記録層及び感熱粘着層を設け
    た面に接し、前記ラベル用紙を加熱するサーマルヘッド
    と、 前記サーマルヘッドに対向配置されて前記ラベル用紙を
    圧接して搬送するプラテンローラと、前記ラベル用紙に印字するデータと、どの印字項目をど
    こに印字するか及びどの部分を加熱して粘着部分にする
    かを指定する印字フォーマットとを格納する格納手段
    と、 前記格納手段のデータ及び印字フォーマットに基づい
    て、前記サーマルヘッドによって加熱する温度と加熱す
    る位置とを加熱制御し、前記ラベル用紙に印字部と糊活
    性部を形成させる制御手段と、 を具備してなる台紙レスラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 基紙の表及び裏の面に発色温度への加熱
    によって発色する感熱記録層を設け、前記裏の面に設け
    た感熱記録層の上に前記発色温度と異なる所定温度への
    加熱によって糊が活性化する感熱粘着層を設けたラベル
    用紙と、 前記ラベル用紙の表面に接し、前記ラベル用紙を加熱す
    る第1のサーマルヘッドと、 前記第1のサーマルヘッドに対向配置されて前記ラベル
    用紙を圧接して搬送する第1のプラテンローラと、 前記ラベル用紙の裏面に接し、前記ラベル用紙を加熱す
    る第2のサーマルヘッドと、 前記第2のサーマルヘッドに対向配置されて前記ラベル
    用紙を圧接して搬送する第2のプラテンローラと、前記ラベル用紙に印字するデータと、どの印字項目をど
    こに印字するか及びどの部分を加熱して粘着部分にする
    かを指定する印字フォーマットとを格納する格 納手段
    と、 前記格納手段のデータ及び印字フォーマットに基づい
    て、前記第1または第2のサーマルヘッドによって加熱
    する温度と加熱する位置とを加熱制御し、前記ラベル用
    紙に印字部と糊活性部を形成させる制御手段と、 を具備してなる台紙レスラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 前記ラベル用紙に印字するデータが複数ある場合は、前
    記データの一部を前記ラベル用紙の裏面に印字すること
    を特徴とする請求項2に記載の台紙レスラベルプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 前記印字フォーマットは、表または裏の
    いずれかの印字面で行うかの指定を含み、前記制御手段
    は、前記印字フォーマットで指示する面のサーマルヘッ
    ドを駆動して印字させることを特徴とする請求項3に記
    載の台紙レスラベルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記印字データに少なくとも商品の価格
    と店名とを含む場合は、店名は裏面に印字することを特
    徴とする請求項3または4に記載の台紙レスラベルプリ
    ンタ。
  6. 【請求項6】 前記ラベル用紙において、感熱記録層及
    び感熱粘着層を有する面は、ラベルの端部の近傍に印字
    を行い、粘着性を有する部分は、前記印字を行ったエリ
    アを除いたエリアに設けることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載の台紙レスラベルプリンタ。
JP12142898A 1998-04-30 1998-04-30 台紙レスラベルプリンタ Expired - Lifetime JP3365307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12142898A JP3365307B2 (ja) 1998-04-30 1998-04-30 台紙レスラベルプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12142898A JP3365307B2 (ja) 1998-04-30 1998-04-30 台紙レスラベルプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11311945A JPH11311945A (ja) 1999-11-09
JP3365307B2 true JP3365307B2 (ja) 2003-01-08

Family

ID=14810911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12142898A Expired - Lifetime JP3365307B2 (ja) 1998-04-30 1998-04-30 台紙レスラベルプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3365307B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4201246B2 (ja) * 2002-07-17 2008-12-24 セイコーインスツル株式会社 感熱性粘着シートの熱活性化装置およびプリンタ装置
US7811661B2 (en) 2004-09-13 2010-10-12 Ricoh Company, Ltd. Heat-sensitive adhesive material
EP1674543B1 (en) 2004-12-22 2011-08-17 Ricoh Company, Ltd. Heat-sensitive adhesive material
JP4589934B2 (ja) * 2007-01-31 2010-12-01 株式会社サトー 熱活性ラベル
JP2008152172A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Sato Corp 熱活性ラベルおよび熱活性ラベル用プリンター
WO2008075652A1 (ja) * 2006-12-20 2008-06-26 Kabushiki Kaisha Sato 熱活性ラベルおよび熱活性ラベル用プリンター
US8764323B2 (en) * 2007-12-31 2014-07-01 Ncr Corporation Heat-activated linerless label
JP5335597B2 (ja) * 2009-07-29 2013-11-06 エヌ・シー・アール・コーポレイション 感熱印刷用媒体
US8716178B2 (en) * 2009-12-22 2014-05-06 Ncr Corporation One-ply two-sided thermal imaging labels
JP2012001643A (ja) 2010-06-17 2012-01-05 Ricoh Co Ltd 感熱性粘着材料
JP6619972B2 (ja) * 2014-10-28 2019-12-11 株式会社イシダ ラベルプリンタ
JP2016128986A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 大日本印刷株式会社 印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11311945A (ja) 1999-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3365307B2 (ja) 台紙レスラベルプリンタ
JP4068472B2 (ja) 感熱性粘着シート用プリンタ
US7900675B2 (en) Label printer
JP2003316265A (ja) 感熱性粘着シートの搬送および切断方法並びに感熱性粘着シート用プリンタ
JP5034179B2 (ja) 台紙レスラベルプリンタ、及び台紙レスラベル用紙の切断方法
JP2022036217A (ja) 包装材の製造方法
JP4201246B2 (ja) 感熱性粘着シートの熱活性化装置およびプリンタ装置
JP5712638B2 (ja) 台紙レスラベルプリンタ
JP4655316B2 (ja) ラベル発行装置
KR20030094122A (ko) 감열성 점착 시트용 열 활성화 장치를 가지는 서멀 프린터
JP2002283633A (ja) 商品情報印字装置
JP3960272B2 (ja) タグ発行装置
JP2019177631A (ja) 印刷装置
JP3432794B2 (ja) 商品情報印字装置
JP2014008679A (ja) 印字装置および印字方法
JP3601814B2 (ja) ラベルプリンタ
JP5950148B2 (ja) 印字装置、印字方法、及び、印字制御プログラム
JP4563163B2 (ja) 感熱性粘着シートの熱活性化方法および装置と該装置を備えたプリンタ
JP4346918B2 (ja) 台紙なしラベルの印字方法
JP4538865B2 (ja) 手荷物預かり用タグ発行装置
JP2016153198A (ja) ラベル印字装置
JP5509928B2 (ja) 包装用フィルム及びその包装用フィルムを用いた包装装置
JP2001315386A (ja) 印刷装置および印刷媒体
JP2001219918A (ja) ラベル/レシート発行装置
JPS62135146A (ja) ラベル発行装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021001

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131101

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term