JP5999410B2 - 印刷装置 - Google Patents

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本発明は、ラベルを作成する印刷装置に関するものである。
今日、キーボードなどの入力手段から入力され、あるいは、他の機器から受けた文字データに基づいてテープ部材に文字列を印刷することによりラベルを作成する印刷装置が広く使用されている。また、近年の印刷装置は、種々の幅のテープ部材に印刷が可能とされ、ファイル等に貼り付けるインデックスラベルやショーウィンドウ等に貼り付けるPOP用のラベル等、多種多様な用途のラベルを作成するのに用いられている。
また、今日では、ラベルを作成してインデックスとするに際し、ラベルを添付する対象物のグループを視覚的に明瞭に区別できるようにするため、テープの地色として白色のみでなく、ピンクやグリーン、イエロー、ブルーなどの着色されたテープ部材とし、色分けされたラベルを作成可能とするラベル用テープも用いられている。
更に、ラベルの表面に保護コーティングを施し、耐久性のあるラベルとすることも行われているも、より耐久性のあるラベルとして、ラベルの上から無色透明な保護シートをラベルに重ねて貼り付けることも行われている。
そして、2枚のラベルを重ね合わせ、表面のラベルよりも小さな裏面のラベルの非印字面を表面のラベルの粘着剤の塗布面に張り付けた両面印刷ラベルを作成する印刷装置の提案もなされている(例えば特許文献1)。
特開2006−181991号公報
前述のラベルの色により資料等のグループの区別を明瞭に分けるラベルは、ラベルを作成するに際してラベル用テープを所要の色のテープに取り換えなければならず、手数を要してラベル作成の準備が煩雑となる欠点があった。
また、保護シートをラベルの上に添付する場合、ラベルの大きさに合わせた保護シートを作成することは煩雑となることが多かった。
本発明は、この様な欠点を排し、必要に応じて使用条件に合わせたラベルを作成することのできる印刷装置を提供するものである。
本発明に係る印刷装置は、第一搬送経路に沿って搬送される印刷用テープと前記第一搬送経路とは交わらない第二搬送経路に沿って搬送される透光性テープとを装填するテープ装填部と、前記第一搬送経路上に設けられ、前記印刷用テープに印刷を行う印刷機構と、前記第一搬送経路上の前記印刷機構よりも下流側に位置する第一開口部付近に設けられ、前記印刷用テープの切断を行う第一切断機構と、前記第二搬送経路上の第2開口部付近に設けられ、前記透光性テープの切断を行う第二切断機構と、印刷された前記印刷用テープを前記第一切断機構により切断されてなる印刷ラベルに、前記透光性テープを前記第二切断機構により切断されてなる透光性ラベルを貼り付けることを要すると判断した場合、前記印刷ラベル用に前記印刷用テープを印刷するとともに、前記印刷ラベルに貼り付ける前記透光性テープを前記印刷ラベルの長さに応じて繰り出し、前記印刷ラベルに前記透光性ラベルを貼り付けることを要しないと判断した場合、前記印刷ラベル用に前記印刷用テープを印刷し且つ前記透光性テープを繰り出さない制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る印刷装置は、印刷用テープと透光性テープとを装填し、必要に応じて透光性テープを繰り出して透光性ラベルを作成することができるため、印刷作成したラベルに透光性ラベルを重ねて貼り付け、耐久性のあるラベル又は着色により注意を喚起するラベルを容易に作成することができる。
本発明に係る印刷装置の外観の一例を示す図。 本発明に係る印刷装置のテープ収納部及びラベル用テープの一例を示す図。 本発明に係る印刷装置のテープ収納部にテープを収納した状態を示す図。 本発明に係る印刷装置の機能ブロック図。 本発明に係る印刷装置によるラベルの使用状態を示す図。 本発明に係るラベルの他の使用状態を示す図。 本発明に係る印刷装置の他のラベル用テープを用いた図。
本発明に係る印刷装置は、図1に示すように、筐体11の上面に、入力部12としての各種のキーやボタンを備え、また表示部13としての液晶表示装置を備えた印刷装置10である。また、印刷装置10は、筐体11の側面に印刷されたラベル用テープ70(印刷用テープ71)が筐体11外に排出されるテープ排出口15や透光性テープ77が排出される透光テープ用開口部16を備えている。
なお、図示しないが、印刷装置10は、パーソナルコンピュータなどの外部機器と接続するための入力端子、電源コードが接続される電源端子、メモリーカードなどの記憶媒体が挿入される挿入口あるいはUSB端子なども備えている。
そして入力部12は、文字データを入力する文字入力キー、印刷開始を指示する印刷キー、表示部13の表示画面上のカーソルを移動操作するカーソルキー、印刷モードの設定や各種設定処理を行う種々の制御キーによって構成されている。また、表示部13には、入力された文字データに基づく文字、各種の設定のための選択メニュー、各種の処理に関するメッセージなどが表示される。
また、印刷装置10は、図2に示すように、筐体11の底部にテープカセット31及び透光性テープ77を着脱するためのテープ装填部19を備えるとともに、このテープ装填部19の開口部を覆う蓋を備え、テープカセット31と合わせて透光性テープ77も収納するものである。更に、筐体11の底部のテープ装填部19に、テープカセット31と、透光性テープ77と、を収納した印刷装置10を、図3に示す。
そして、印刷装置10の筐体11の内部に形成されるテープカセット31を装填するためのテープ装填部19内には、ラベル用テープ70に印刷を行う印刷機構53と、ラベル用テープ70をテープ長方向に搬送するプラテンローラ23と、をラベル用テープ70(印刷用テープ71)の搬送経路である第一搬送経路上に備える。
さらに、印刷装置10のテープ装填部19内には、テープカセット31を所定の位置に支持するためのカセット受部25が形成され、テープ装填部19の一端部には、筐体11の外に通じるテープ排出口15(第一開口部)が形成されている。また、このテープ排出口15には、ラベル用テープ70とされた印刷用テープ71及び図7に示す剥離用台紙テープ73を同時に切断する切断機構(第一切断機構)54が組み込まれている。
印刷機構53は、印刷手段であるサーマルヘッド21と、ラベル用テープ70及びインクリボン39をサーマルヘッド21とで挟んで圧接するプラテンローラ23と、から構成される。また、テープカセット31は、カセットケースを備え、このカセットケースの内部には、ラベル用テープ70が巻装されたテープ部材用コア36、未使用のインクリボン39が巻装されたリボン供給コア37、使用済みのインクリボン39を巻き取るリボン巻取コア38が夫々収納されている。また、テープカセット31のカセットケースには、テープ装填部19内にテープカセット31を装填した場合にサーマルヘッド21が位置するヘッド配置部33が形成されている。
なお、ラベル用テープ70は印刷用テープ71と剥離用台紙テープ73とが積層されたものであり、この剥離用台紙テープ73は、合成紙または樹脂フィルム等で形成され、印刷用テープ71との接合面には剥離コート処理がされており、印刷用テープ71の再剥離可能な弱粘着性の接着剤が塗布された面との剥離を容易としているものである。
また、カセットケースの隅部には、テープ装填部19のカセット受部25と係合し、このカセット受部25によって支持される被係合部35が形成されている。また、このカセットケースの被係合部35には、図示しないがテープカセット31に収納されるラベル用テープ70の幅に応じて所定の形状に形成されたカセット識別部が形成されており、テープ装填部19のカセット受部25には、このカセット識別部に対応する複数個のカセット判別スイッチ27が設けられている。
そして、テープカセット31がテープ装填部19に装填されると、カセットケースの被係合部35に形成されたカセット識別部がテープ装填部19のカセット受部25に設けられた複数個のカセット判別スイッチ27に係合し、選択的にこのカセット判別スイッチ27がオンオフ動作することにより、テープカセット31に収納されるラベル用テープ70のテープ幅が判別される。
そして、このテープ装填部19には透光性テープ77も装填するものであり、この透光性テープ77は、可視光の一部を透過するカラーセロハン等の樹脂フィルムの片面に再剥離可能な弱粘着性の接着剤が塗布されたものであって、無色透明または、淡い赤色、淡い緑色、淡い青色、淡い黄色などの可視光の一部を透過する有色透明なテープとされるものである。なお、透光性テープ77の裏面側に、再剥離可能な剥離用台紙テープが仮着されている構成でも良い。
この透光性テープ77は、テープカセット31のカセットケースの幅に略等しい幅とされてカセットケース内に収納されているラベル用テープ70の幅よりも広い幅を有するテープであり、テープカセット31と対とするように、テープ装填部19のテープ軸41に回転可能に取り付けられるものである。
そして、この透光性テープ77は、透光性テープ77の搬送経路である第二搬送経路においてプラテンローラ23の近傍に配置される押圧ローラ45と駆動ローラ47とにより挟まれてロールから引き出され、テープ排出口15の直近に設けられた透光テープ用開口部16(第二開口部)から筐体11の外部に送り出されるものである。
また、この透光テープ用開口部16である第二開口部には透光性テープ77を切断する第二切断機構55が設けられている。
そして、透光性テープ77の接着剤層が設けられる面に接する押圧ローラ45は、その外周面に剥離コート処理が行われ、固定軸46に対して回転自在とされて駆動ローラ47の回転に合わせて回転及び停止するものである。
この印刷装置10では、印刷の指示がなされると、プラテンローラ23が駆動され、ラベル用テープ70及びインクリボン39がテープカセット31から重ねられた状態で繰り出されてサーマルヘッド21の印刷位置に搬送される。そして、印刷位置では、印刷データに基づいてサーマルヘッド21が発熱駆動され、インクリボン39のインクがラベル用テープ70に熱転写されてラベル用テープ70の印刷用テープ71に印刷が行われる。
そして、印刷用テープ71に印刷が完了すると、プラテンローラ23の駆動によってラベル用テープ70がさらに搬送されて印刷済の部分がテープ排出口15から外部に排出され、切断機構54によって印刷用テープ71と剥離用台紙テープ73とが同時に幅方向に切断されて印刷ラベル75が作成される。
また、透光性テープ77は、図3に示されたように、印刷用テープ71の搬送経路である第一搬送経路とは別の第二搬送経路に沿って搬送されるように、駆動ローラ47の回転により引き出され、透光テープ用開口部16から送り出されて所定の長さで第二切断機構55により切断されて透光性ラベル79が作成される。
このようにラベルを作成する印刷装置10は、図4に示すように、制御手段としての制御部50を備える。そして、この制御部50には、ROM51、RAM52、入力部12や、表示部13を駆動する表示部駆動回路57が接続されている。
また、制御部50には、サーマルヘッド21を駆動するヘッド駆動回路59と、プラテンローラ23を駆動するための搬送用モータ63を駆動する搬送用モータ駆動回路61と、駆動ローラ47を駆動するための第二搬送用モータ64を駆動する第二搬送用モータ駆動回路62と、カセット判別スイッチ27とが接続されている。
さらに、制御部50には、切断機構54を稼働するカッターモータ67を駆動するカッターモータ駆動回路65及び第二切断機構55を稼働する第二カッターモータ68を駆動する第二カッターモータ駆動回路66が接続されている。
この制御部50は、CPUであって、入力部12からのキー操作信号に応じて、又は、自動でROM51に予め記憶されているシステムプログラム、メモリーカードに記憶された制御プログラム、外部機器から読み込まれた制御プログラムなどを起動させ、RAM52をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。
ROM51は、入力部12から入力された文字等を印刷するためのプログラムや文字フォント、後述する切断位置マークや位置合わせマークのパターン、所定のキーワードなどが記憶され、制御部50で読み取り可能なプログラムが記憶された記憶媒体としても機能する。このROM51としては、EPROMなどの書込みが可能なROM51が使用される場合もあり、EPROMが使用された場合にはROM51が補助記憶装置としても機能する。
RAM52は、キー入力された文字や文字間隔、縦書き、横書きなどの書式情報等を記憶する入力データメモリ、入力された印刷情報が展開された印刷データが記憶される印刷データメモリ、表示部13に表示される表示データが記憶される表示データメモリ、後述するキーワード記憶部などの各領域が確保され、印刷処理などに必要なデータを一時的に記憶するレジスタやカウンタなどが設けられている。また、RAM52は、ラベルに印刷する文字列のデータや、書式データ、ラベル長のデータ、切断位置マークのデータ等が記憶される。
カッターモータ駆動回路65は、切断機構54を稼働させるカッターモータ67を駆動する。カセット判別スイッチ27は、上述したテープ装填部19に装填されたテープカセット31の種別からラベル用テープ70の幅を判別するスイッチであり、装填されたテープカセット31の判別結果の信号を制御部50に送出する。
更に、この制御部50は、透光テープ駆動制御部としても機能する。
この透光テープ駆動制御部は、ROM51内に形成されたキーワード記憶部又はRAM52内に形成されたキーワード記憶部に記憶された、例えば「重要」などの所定の文字又は特定の記号を含むラベルを作成するとき、作成するラベルに印字する文字や記号とキーワード記憶部に記憶された文字や記号との一致判断を行うものである。
そして、印刷機構53によりラベル用テープ70の印刷用テープ71に印刷する文字にキーワード記憶部に記憶された文字または記号を含むとき、制御部50は、一致信号を形成し、このキーワード一致信号により第二搬送用モータ64や第二カッターモータ68の制御を行うものである。
即ち、第二搬送用モータ駆動回路62により第二搬送用モータ64を駆動し、第二カッターモータ駆動回路66により第二カッターモータ68を駆動して第二切断機構55を作動させ、印字を行ったラベル用テープ70による印刷ラベル75の長さよりも僅かに長くするように透光性テープ77を切断し、透光性ラベル79を印刷ラベル75と合わせて作成するものである。
なお、切断機構54や第二切断機構55による切断は自動でなく手動で行っても良い。
このように、制御部50は、印刷された印刷用テープ71を切断されてなる印刷ラベル75に、透光性テープ77を切断されてなる透光性ラベル79を貼り付けることを要すると判断した場合、印刷ラベル75用としてラベル用テープ70の印刷用テープ71に印刷するとともに、印刷ラベル75に貼り付ける透光性テープ77を繰り出し、印刷ラベル75に透光性ラベル79を貼り付けることを要しないと判断した場合、印刷ラベル75用として印刷用テープ71に印刷し且つ透光性テープ77を繰り出さないようにする。
従って、図5に示すように、所要の文字や記号などの印刷を行った印刷ラベル75と透光性ラベル79を作成したときは、印刷ラベル75の剥離紙を剥がして添付対象物に印刷ラベル75を添着し、この印刷ラベル75を覆うように透光性ラベル79を添着して透光性ラベル79により印刷ラベル75の耐久性を高めようにすることができ、また、透光性ラベル79による着色によって注意をひきつけるラベルとすることができる。
尚、図5に示した印刷ラベル75は、印刷用テープ71の幅が剥離用台紙テープ73の幅よりも細いものであるも、テープカセット31に収納されるラベル用テープ70としては、印刷用テープ71の幅と剥離用台紙テープ73の幅とは同一幅とされるものもある。
また、透光性ラベル79は、印刷ラベル75よりも長く切断することが印刷ラベル75全体を覆って保護することに適しているも、図6に示すように、印刷ラベル75と透光性ラベル79の長さを同じとして透光性ラベル79を切断することもできる。或いは、印刷ラベル75に記された文字や記号、絵等の印刷された内容を覆い、印刷部分を保護するとができれば、透光性ラベル79の長さが、印刷ラベル75の長さより短くても良い。
そして、透光テープ駆動制御部は、ROM51に記憶される所定の用語を含むラベルを作成する場合のほか、使用者が入力した所定の用語をRAM52内のキーワード記憶部に記憶させておき、このキーワードの用語や記号を含む文章を印刷する場合に第二搬送用モータ駆動回路62を介して第二搬送用モータ64を駆動し、且つ、第二切断機構55を作動させることもある。
更には、所要のラベルを作成するとき、使用者の各種のキーやボタンを備えた入力部12への直接操作またはタッチパネル等の表示部13への直接操作により、制御部50に入力信号を入力して透光性ラベル79を印刷ラベル75に合わせて作成することもある。
そして、ラベル用テープ70としては、印刷用テープ71にインクリボン39を用いて印刷を行うものに限ることなく、感熱紙テープを印刷用テープ71とし、感熱紙テープと剥離用台紙テープ73とを積層したラベル用テープ70とすることもあり、このラベル用テープ70は、剥離用台紙テープ73と感熱紙である印刷用テープ71とを積層したまま印刷装置10から排出切断することもあり、図7に示すように、感熱紙を含む印刷用テープ71と剥離用台紙テープ73を積層したテープをリールから引き出し、サーマルヘッド21により印字した後、剥離用台紙テープ73をテープカセット31内で台紙巻取軸74に巻き取り、印刷用テープ71のみを印刷装置10のテープ排出口15から排出するようにすることもある。
この場合、印刷用テープ71は、表面の印刷面には独特の鈍い光沢があり、ここに熱により化学反応を起こして変色する物質である色素前駆体のロイコ色素と、ロイコ色素と反応する顕色剤を塗布してある。印刷面に文字や図形の形に合わせて熱するとそれらを浮かび上がさせることができる。温度が高いほど濃く、低いほど淡くなるが、常温では短時間で変色しない。色は黒色に変化するが、紺色やセピア色でも良い。裏面が剥離用台紙テープ73と仮着されている。また、反応温度を変えた複数の物質を使い2色に対応した印刷用テープ71とすることで、高温で黒色に、低温で他の色に変色するようにしても良い。
更に、透光性テープ77も剥離用台紙テープ73を粘着面に有する二層構造のテープとし、駆動ローラ47と押圧ローラ45とにより二層構造の透光性テープ77をロールから引き出し、この二層構造の透光性テープ77を第二切断機構55で切断して透光性ラベル79を作成する場合や、又は、第二切断機構55で切断する直前に透光性テープ77から剥離用台紙テープ73を剥がして剥離用台紙テープ73を台紙巻取軸74に巻き取り、透光性テープ77のみを第二切断機構55で切断して透光性ラベル79を作成することもある。
なお、第二切断機構55を設けずに、切断機構54のみを設けるようにしても良い。この場合、切断機構54により、印刷用テープ71と剥離用台紙テープ73とが積層されたラベル用テープ70と、透光性テープ77と、の両方を切断する。構造としては、印刷用テープ71と剥離用台紙テープ73とが積層されたラベル用テープ70が排出されるテープ排出口15と、透光性テープ77が排出される透光テープ用開口部16と、の間の隔壁の厚さを薄くすることで、双方の切断が可能となる。この場合、ラベル用テープ70と、透光性テープ77と、の両方を同じ長さで切断する場合には、カット動作を1回で行えるというメリットがある。つまり、印刷ラベル75の長さと、透光性ラベル79の長さと、が同一である場合、切断機構54により同時に切断することができる。
このように、本実施の形態による印刷装置10は、ラベル用テープ70と共に透光性テープ77を内蔵し、透光性テープ77の要否、即ち透光性ラベル79を作成するか否かの判断を自動的に行って、必要なときは透光性ラベル79を印刷ラベル75に合わせて作成することができる。
そして、例えば、「重要」、「会議」等、文字や記号などのキーワードを登録しておくことにより、登録した文字や記号などのキーワードを含む印刷を行う場合、自動で透光性ラベル79を作成するようにしても良い。このように、ラベルに印字する文字や記号などのキーワードに合わせて、印刷ラベル75の作成時に透光性ラベル79を作成するものとすれば、所定の文字や記号を含む印刷ラベル75に透光性ラベル79を重ねて貼り付けすることにより、耐久性のある印刷ラベル75や注意を喚起することの容易な印刷ラベル75とすることができる。
また、透光性テープ77の幅をラベル用テープ70の幅よりも広くすることにより、透光性ラベル79の幅を印刷ラベル75の幅よりも広くすることができ、透光性ラベル79で印刷ラベル75の全体を覆うことが容易にできる。従って、印刷ラベル75上に透光性ラベル79を貼り付けた際、食み出すことがない。
更に、透光性テープ77を有色透明とすれば、特定の名称などの文字や記号を表示した印刷ラベル75に重ねて印刷ラベル75を有色とし、添付対象物のグループ化などの対象物の特徴化により、見やすくすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 印刷用テープと透光性テープとを装填するテープ装填部と、
前記印刷用テープに印刷を行う印刷機構と、
前記印刷用テープの切断及び前記透光性テープの切断を行う切断機構と、
印刷された前記印刷用テープを切断されてなる印刷ラベルに、前記透光性テープを切断されてなる透光性ラベルを貼り付けることを要すると判断した場合、前記印刷ラベル用に前記印刷用テープを印刷するとともに、前記印刷ラベルに貼り付ける前記透光性テープを繰り出し、前記印刷ラベルに前記透光性ラベルを貼り付けることを要しないと判断した場合、前記印刷ラベル用に前記印刷用テープを印刷し且つ前記透光性テープを繰り出さない制御部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
[2] 入力部及び表示部の少なくとも何れかを備え、
前記制御部は、前記入力部及び前記表示部の少なくとも何れかへ所定の操作があった場合、または、前記印刷用テープに印刷を行う内容がキーワード記憶部に記憶されたキーワードを含む場合、前記印刷ラベルに前記透光性ラベルを貼り付けることを要すると判断することを特徴とする前記[1]に記載した印刷装置。
[3] 前記入力部は、キー、ボタンの何れかを含み、前記表示部は、タッチパネルを含み、
前記透光性テープの幅は、前記印刷用テープの幅以上であることを特徴とする前記[2]に記載した印刷装置。
[4] 前記透光性テープは、有色であることを特徴とする前記[1]乃至前記[3]の何れか一項に記載した印刷装置。
[5] 前記制御部は、前記切断機構により、印刷された前記印刷用テープを切断するとともに、前記透光性テープを繰り出した場合、前記透光性テープを切断することを特徴とする前記[1]乃至前記[4]の何れか一項に記載した印刷装置。
[6] 前記切断機構は、前記印刷用テープを切断する第一切断機構と、前記透光性テープを切断する第二切断機構と、を含むことを特徴とする前記[1]乃至前記[5]の何れか一項に記載した印刷装置。
[7] 前記透光性テープと、前記印刷用テープと、を前記切断機構によって同時に切断することにより、前記透光性テープの長さと、前記印刷用テープの長さと、を同一にできることを特徴とする前記[1]乃至前記[6]の何れか一項に記載した印刷装置。
10 印刷装置
11 筐体 12 入力部
13 表示部 15 テープ排出口
16 透光テープ用開口部
19 テープ装填部 21 サーマルヘッド
23 プラテンローラ 25 カセット受け部
27 カセット判別スイッチ 31 テープカセット
33 ヘッド配置部 35 被係合部
36 テープ部材用コア 37 リボン供給コア
38 リボン巻取コア 39 インクリボン
41 テープ軸 45 押圧ローラ
46 固定軸 47 駆動ローラ
50 制御部 51 ROM
52 RAM 53 印刷機構
54 切断機構(第一切断機構) 55 第二切断機構
57 表示部駆動回路 59 ヘッド駆動回路
61 搬送用モータ駆動回路 62 第二搬送用モータ駆動回路
63 搬送用モータ 64 第二搬送用モータ
65 カッターモータ駆動回路 66 第二カッターモータ駆動回路
67 カッターモータ 68 第二カッターモータ
70 ラベル用テープ 71 印刷用テープ
73 剥離用台紙テープ 74 台紙巻取軸
75 印刷ラベル 77 透光性テープ
78 コア 79 透光性ラベル
80 添付対象物

Claims (7)

  1. 第一搬送経路に沿って搬送される印刷用テープと前記第一搬送経路とは交わらない第二搬送経路に沿って搬送される透光性テープとを装填するテープ装填部と、
    前記第一搬送経路上に設けられ、前記印刷用テープに印刷を行う印刷機構と、
    前記第一搬送経路上の前記印刷機構よりも下流側に位置する第一開口部付近に設けられ、前記印刷用テープの切断を行う第一切断機構と、
    前記第二搬送経路上の第二開口部付近に設けられ、前記透光性テープの切断を行う第二切断機構と、
    印刷された前記印刷用テープを前記第一切断機構により切断されてなる印刷ラベルに、前記透光性テープを前記第二切断機構により切断されてなる透光性ラベルを貼り付けることを要すると判断した場合、前記印刷ラベル用に前記印刷用テープを印刷するとともに、前記印刷ラベルに貼り付ける前記透光性テープを前記印刷ラベルの長さに応じて繰り出し、前記印刷ラベルに前記透光性ラベルを貼り付けることを要しないと判断した場合、前記印刷ラベル用に前記印刷用テープを印刷し且つ前記透光性テープを繰り出さない制御部と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、前記印刷用テープに印刷を行う内容の中に所定のキーワードを含む場合、前記印刷ラベルに前記透光性ラベルを貼り付けることを要すると判断することを特徴とする請求項1に記載した印刷装置。
  3. 入力部及び表示部の少なくとも何れかを備え、
    前記制御部は、前記入力部及び前記表示部の少なくとも何れかへ所定の操作があった場合、前記印刷ラベルに前記透光性ラベルを貼り付けることを要すると判断することを特徴とする請求項1に記載した印刷装置。
  4. 記透光性テープの幅は、前記印刷用テープの幅以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載した印刷装置。
  5. 前記透光性テープは、有色であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載した印刷装置。
  6. 前記透光性テープと、前記印刷用テープと、を前記第一切断機構及び前記第二切断機構によって同時に切断することにより、前記透光性テープの長さと、前記印刷用テープの長さと、を同一にできることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載した印刷装置。
  7. 前記印刷ラベルの長さよりも前記透光性ラベルの方が長くなるように前記第一切断機構及び前記第二切断機構により前記印刷用テープ及び前記透光性テープを切断することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載した印刷装置。
JP2012062019A 2012-03-19 2012-03-19 印刷装置 Active JP5999410B2 (ja)

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