JP2023092574A - 電子機器、印刷装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

電子機器、印刷装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の印刷済みの被印刷媒体を重ね合わせたラベルを作成する際の印刷の失敗を抑制する。【解決手段】電子機器は、複数種の被印刷媒体を用いて、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、印刷データに基づいて複数種の被印刷媒体のうちの積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する制御部を備える。電子機器は、印刷装置、又は印刷装置と通信可能であって印刷データを作成可能な情報処理装置であり得る。【選択図】図4

Description

本発明は、電子機器、印刷装置、制御方法、及びプログラムに関する。
テープ状の被印刷媒体に印刷を行う印刷装置には、熱転写方式と呼ばれる印刷方式で印刷を行うものがある。熱転写方式の印刷装置では、サーマルヘッドによりインクリボンのインクを加熱し、加熱したインクを被印刷媒体に転写することで被印刷媒体に文字や図形等の情報を印刷する。
熱転写方式の印刷装置には、テープ状の被印刷媒体とインクリボンとが収容されたカートリッジを装着し、そのカートリッジから供給される被印刷媒体とインクリボンとを使用して、被印刷媒体への印刷を行うものがある。この種の印刷装置に対しては、被印刷媒体の色と、印刷する文字や図形等の色との組み合わせが異なる複数種別のカートリッジが提供されている。
上述のカートリッジには、透明な被印刷媒体が収容されたものがある。透明な被印刷媒体は、例えば、印刷された情報の内容や色の組み合わせが異なる複数の印刷済みの被印刷媒体を重ね合わせたラベルの作成に利用することができる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010-017937号公報
上述した印刷装置を用いて複数の印刷済みの被印刷媒体を重ね合わせたラベルを作成する場合、利用者は、カートリッジを交換しながら、その印刷装置に被印刷媒体への印刷を複数回行わせる。すなわち、利用者は、被印刷媒体への印刷を行うたびに、印刷装置がこれから行う印刷に利用する被印刷媒体の色と印刷する情報の色との組み合わせに対応したカートリッジを選出して印刷装置に装着する。
しかしながら、従来の印刷装置では、重ね合わせる複数の印刷済みの被印刷媒体を得るために行う被印刷媒体への印刷の順序が、利用者が印刷データ作成時に想定した印刷の順序と一致していないことがある。このため、カートリッジを交換する際に、次の印刷に使用するカートリッジとは別のカートリッジを装着してしまい、被印刷媒体への印刷(すなわちラベルの作成)に失敗することがあった。
本発明の一側面に係る目的は、複数の印刷済みの被印刷媒体を重ね合わせたラベルを作成する際の印刷の失敗を抑制することが可能な技術を提供することである。
本発明の一態様に係る電子機器は、複数種の被印刷媒体を用いて、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、前記印刷データに基づいて前記複数種の被印刷媒体のうちの前記積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する制御部を備えることを特徴とする。
上記の態様によれば、複数の印刷済みの被印刷媒体を重ね合わせたラベルを作成する際の印刷の失敗を抑制することができる。
印刷装置の外観の一例を説明する斜視図である。 印刷装置に装着するカートリッジの構成例を説明する図である。 複数の印刷済みの被印刷媒体を重ね合わせたラベルの作成例を説明する図である。 一実施形態に係る印刷装置の構成例を説明するブロック図である。 一実施形態に係る印刷装置で行われる処理を説明するフローチャートである。 一実施形態に係る印刷装置が行う作成順序決定処理の一例を説明するフローチャートである。 作成順序の決定ルールの第1の例を説明する図である。 作成順序の決定ルールの第2の例を説明する図である。 作成順序の決定ルールの第3の例を説明する図である。 作成順序の決定ルールの第4の例を説明する図である。 一実施形態に係る印刷装置が行うカートリッジ確認処理の一例を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の説明では、本発明に係る印刷装置の一例として、熱転写方式でテープ状の被印刷媒体に印刷を行う印刷装置を挙げる。なお、以下の説明では、例示する印刷装置における構成、機能、及び動作のうち、既知の構成、機能、及び動作が適用されるものについての詳細な説明を省略する。
図1は、印刷装置の外観の一例を説明する斜視図である。図1に例示した印刷装置1は、カートリッジ装着部(図示せず)を有する装置筐体2の表面にキーボード部3及びディスプレイ4が配設されている。キーボード部3には、被印刷媒体に印刷する文字や図形等の情報の入力、及び被印刷媒体への印刷を実行する際の印刷装置の動作設定の確認や変更等に利用可能な複数のキーが配置されている。ディスプレイ4には、キーボード部3を操作して入力された情報や、印刷装置の状態を示す情報等が表示される。
装置筐体2のカートリッジ装着部には、図2を参照して後述する、被印刷媒体及びインクリボンを収容して支持するカートリッジが装着される。装置筐体2には、カートリッジ装着部を覆う状態と、カートリッジ装着部がカートリッジを着脱可能に開放された状態とに切り替え可能なカバー5が取り付けられている。
装置筐体2の内部空間には、カートリッジ装着部に装着されたカートリッジから供給される被印刷媒体を搬送する搬送ユニット、インクリボンのインクを被印刷媒体に転写するために加熱するサーマルヘッドを有する印刷ユニット、及び被印刷媒体をカットするカットユニットが配設されている。また、装置筐体2の内部空間には、キーボード部3、ディスプレイ4、並びに上述の搬送ユニット、印刷ユニット、及びカットユニット等の動作を制御する制御ユニットが配設されている。
印刷装置1は、カートリッジ装着部に装着されたカートリッジから供給される被印刷媒体を搬送しながら、被印刷媒体に印刷を行うことができる。この種の印刷装置1は、図1に例示したように、カートリッジから供給される被印刷媒体11を装置外部に排出するための排出口201が装置筐体2に設けられている。
図2は、印刷装置に装着するカートリッジの構成例を説明する図である。図2には、印刷装置1に装着されたカートリッジ10から供給される被印刷媒体11及びインクリボン12と、装置筐体2内の搬送ユニット及び印刷ユニットとの関係を例示するために、カートリッジ10の外形を二点鎖線で示している。
カートリッジ10には、被印刷媒体11のロール11R及びインクリボン12のロール12Rが収容されている。被印刷媒体11のロール11R及びインクリボン12のロール12Rの未使用の部分は、それぞれ、カートリッジ10に回転可能に支持されている。インクリボン12のロール12Rから供給されるインクリボン12の一端(先端)は、カートリッジ10に設けられた巻き取り軸1001に巻き付けられている。
被印刷媒体11のロール11Rからほどかれた被印刷媒体11の部分、及びインクリボン12のロール12Rからほどかれインクリボン12の部分は、それぞれ、カートリッジ10の外部に引き出される。カートリッジ10の外部に引き出された被印刷媒体11及びインクリボン12の各部分は、被印刷媒体11の被印刷面とインクリボン12のインク層とが向かい合って重なった状態で、装置筐体2内に配設されたサーマルヘッド6とプラテンローラ7との間を通過する。被印刷媒体11への印刷を行うときには、例えば、プラテンローラ7を正転(図2の反時計方向に回転)させて被印刷媒体11を搬送しながら、印刷データに基づいてサーマルヘッド6の発熱素子の発熱(加熱)を制御する。このとき、被印刷媒体11とともにサーマルヘッド6を通過したインクリボン12の部分(使用済みの部分)は、カートリッジ10内に戻され、印刷装置1の回転伝達部材(図示せず)と係合して回転する巻き取り軸1001に巻き取られる。
サーマルヘッド6を通過して印刷が行われた被印刷媒体11は、被印刷媒体11の搬送経路に沿って設けられたカッター8によりカットされ、装置筐体2の排出口201(図1参照)から排出される。図2には、1つのカッター8のみが例示されているが、被印刷媒体11をカットするカッターは、例えば、フルカットと呼ばれるカットを行う第1のカッターと、ハーフカットと呼ばれるカットを行う第2のカッターとを含んでもよい。フルカットは、被印刷媒体11全体を2つに分離するカットである。ハーフカットは、被印刷媒体11の全体のうちの少なくとも一部分をカット(分離)しないように行うカットである。例えば、被印刷媒体11が複数の材料層を積層したものである場合、第2のカッターは、その複数の材料層のうちの少なくとも1つの層をカット(分離)しないように、残りの層をカットする。また、例えば、第2のカッターは、第2のカッターによるカットが行われる被印刷媒体11のカットラインに対して、カット(分離)された区間と、カット(分離)されていない区間とが生じるように(例えば、ミシン目になるように)カットを行うものであってもよい。
被印刷媒体11及びインクリボン12が収容されたカートリッジ10には、例えば、被印刷媒体11の種類(例えば、色、幅、材質、及び粘着層の有無等)が異なる、複数種別のカートリッジがある。また、被印刷媒体11及びインクリボン12が収容されたカートリッジ10には、被印刷媒体11の種類が同一であって、インクリボン12のインク色が異なる複数種別のカートリッジ10もある。印刷装置1の利用者は、例えば、利用目的に応じて、所望の被印刷媒体11に所望の色で文字や図形等の情報を印刷することが可能なカートリッジ10を選択して使い分けることができる。
また、カートリッジ10には、例えば、透明な被印刷媒体11が収容されたものがある。透明な被印刷媒体11が収容されたカートリッジ10が提供されている印刷装置1の利用者は、例えば、透明な被印刷媒体11に印刷して得られる複数のラベル(印刷済みの被印刷媒体11)を重ね張りして1枚のラベル(積層媒体)を作成することができる。
図3は、複数の印刷済みの被印刷媒体を重ね合わせたラベルの作成例を説明する図である。図3には、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる3枚一組のラベル(被印刷媒体)L1、L2、及びL3を重ね張りして1枚のラベル(積層媒体)13を作成する例を示している。
第1のラベルL1は、白色不透明の被印刷媒体1101Wに黒色の文字1501及び1502が印刷されたラベルである。第1のラベルL1は、白色不透明の被印刷媒体1101Wと、黒色インクのインク層を有するインクリボンとが収容されたカートリッジ10を装着して印刷を行うことにより作成される。カートリッジ10から供給される被印刷媒体1101は、例えば、黒色インクが転写される被印刷面とは反対側の面に、粘着層と、粘着層を保護する剥離紙1102とが積層されている。
第2のラベルL2は、無色透明の被印刷媒体1101Nに赤色の文字1503が印刷されたラベルである。第2のラベルL2は、無色透明の被印刷媒体1101Nと、赤色インクのインク層を有するインクリボンとが収容されたカートリッジ10を装着して印刷を行うことにより作成される。カートリッジ10から供給される被印刷媒体1101Nは、例えば、赤色インクが転写される被印刷面とは反対側の面に、粘着層と、粘着層を保護する剥離紙とが積層されている。
第3のラベルL3は、無色透明の被印刷媒体1101Nに青色の長方形(直線)16が印刷されたラベルである。第3のラベルL3は、無色透明の被印刷媒体1101Nと、青色インクのインク層を有するインクリボンとが収容されたカートリッジ10を装着して印刷を行うことにより作成される。カートリッジ10から供給される被印刷媒体1101Nは、例えば、青色インクが転写される被印刷面とは反対側の面に、粘着層と、粘着層を保護する剥離紙とが積層されている。
第2のラベルL2及び第3のラベルL3は、上述のように、無色透明の被印刷媒体1101Nに情報を印刷したものである。このため、第1のラベルL1の被印刷面上に第2のラベルL2及び第3のラベルL3を重ね張りすると、図3に例示したように、黒色の文字1501及び1502、赤色の文字1503、及び青色の長方形16がレイアウトされた、1枚のラベル13を作成することができる。
このように印刷された文字や図形等の情報の色が互いに異なる一組(複数枚)の印刷済みの被印刷媒体11を重ね張りして1枚のラベル13を作成することにより、視覚効果の高いラベル13を作成することが可能になる。
しかしながら、印刷された文字や図形等の情報の色が互いに異なる複数の印刷済みの被印刷媒体11を重ね張りして1枚のラベル13を作成する場合には、1つの被印刷媒体への印刷を行う毎に、カートリッジを交換しなければならない。カートリッジ10を交換する際の順序(すなわち、カートリッジ10の装着順序)は、重ね合わせる複数の印刷済みの被印刷媒体を得るために行う被印刷媒体への印刷の順序によって定まる。例えば、図3に例示した第1のラベルL1、第2のラベルL2、及び第3のラベルL3をこの順序で作成する場合、最初に白色不透明の被印刷媒体1101Wと黒色インクのインク層を有するインクリボン12とが収容されたカートリッジ10を印刷装置1に装着して印刷を行う。次に、無色透明の被印刷媒体1101Nと赤色インクのインク層を有するインクリボン12とが収容されたカートリッジ10を印刷装置1に装着して印刷を行う。そして最後に、無色透明の被印刷媒体1101Nと青色インクのインク層を有するインクリボン12とが収容されたカートリッジ10を印刷装置1に装着して印刷を行う。
ところが、従来の印刷装置1では、重ね合わせる複数の印刷済みの被印刷媒体を得るために行う被印刷媒体への印刷の順序が、利用者が印刷データ作成時に想定した印刷の順序と一致していないことがある。このため、カートリッジ10を交換する際に、次の印刷に使用するカートリッジ10とは別のカートリッジ10を装着してしまい、被印刷媒体11への印刷(すなわちラベルの作成)に失敗することがあった。例えば、従来の印刷装置1では、図3に例示した第1のラベルL1、第2のラベルL2、及び第3のラベルL3がこの順序で作成されるという利用者の想定に反し、第1のラベルL1、第3のラベルL3、第2のラベルL2の順で作成されることがある。このような場合、第1のラベルL1の作成が終了した後、利用者が第2のラベルL2の作成(印刷)に使用するカートリッジ10を装着してしまい、第3のラベルL3の作成に失敗することがあった。
本発明の実施形態に係る印刷装置1は、このような複数のラベル(印刷済みの被印刷媒体)を重ね張りして1枚のラベルを作成するときに起こり得るラベル作成の失敗を抑制することができる。
図4は、一実施形態に係る印刷装置の構成例を説明するブロック図である。図4には、図1を参照して上述した印刷装置1を機能的な側面及びハードウェア的な側面でみた構成例を示している。
図4に例示した印刷装置1は、制御部100、記憶部110、入力部120、表示部130、カートリッジ検出部140、搬送部150、印刷部160、及びカット部170を含む。
制御部100は、印刷装置1の各種動作を制御する。記憶部110は、印刷装置1の動作に必要な各種情報を記憶する。制御部100の機能は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが記憶部110に記憶させたプログラムを実行することにより実現される。記憶部110は、RAM(Random Access Memory)及びROMを含む。記憶部110には、上述したプロセッサが実行するプログラム、プログラムの実行中に参照する情報等が記憶される。プログラムの実行中に参照する情報は、例えば、被印刷媒体11への印刷を行うために作成された印刷データ、及び後述するラベルの作成順序(カートリッジの装着順序)を示す情報を含む。制御部100は、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、印刷データに基づいて積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する機能を有する。
入力部120は、印刷装置1を動作させるための各種情報の入力を受け付ける。入力部120は、例えば、上述したキーボード部3を含むことができる。表示部130は、印刷装置1の動作に関する各種情報を表示する。表示部130は、例えば、上述したディスプレイ4を含むことができる。表示部130(ディスプレイ4)は、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、その積層媒体の作成に必要な被印刷媒体を示す情報を報知する報知部の一例であり得る。
カートリッジ検出部140は、上述した装置筐体2のカートリッジ装着部(図示せず)の状態を検出する。カートリッジ検出部140は、例えば、装着状態検出部141と、カートリッジ種別検出部142とを含む。装着状態検出部141は、装置筐体2のカートリッジ装着部にカートリッジ10が装着されているか否かを検出する。カートリッジ種別検出部142は、装置筐体2のカートリッジ装着部に装着されたカートリッジ10の種別を検出する。カートリッジ種別検出部142は、装着されたカートリッジ10に収容されている被印刷媒体11の種類(例えば、色、幅、媒体タイプ(材質、粘着層の有無等)等)と、インクリボン12のインク層の色との組み合わせを示す情報を検出する。カートリッジ種別検出部142が検出する情報は、被印刷媒体11の種類及びインクリボン12のインク層の色を直接的に示す情報であってもよいし、被印刷媒体11の種類及びインクリボン12のインク層の色の組み合わせと関連付けられた間接的な情報(例えば、カートリッジ10の型番)であってもよい。更に、カートリッジ検出部140は、カートリッジ種別検出部142が装着状態検出部141を兼ねる構成であってもよい。例えば、カートリッジ検出部140は、カートリッジ装着部に装着されたカートリッジ10の外面に設けられているカートリッジ10の識別パターンに応じた複数のスイッチのオン/オフのパターンを出力するものであってもよい。この場合、複数のスイッチが何らかのオン/オフのパターンを出力することでカートリッジ10が装着されていることを検出でき、出力されたオン/オフのパターンからカートリッジ10の種別を知ることができる。
搬送部150は、制御部100からの制御情報に基づいて被印刷媒体11を搬送する。搬送部150は、上述した搬送ユニットと対応し、プラテンローラ7及びインクリボン12の巻き取りに利用する回転伝達部材(図示せず)と、それらを回転させる回転機構とを含む。印刷部160は、制御部100からの制御情報に基づいて被印刷媒体11への印刷を行う。印刷部160は、上述した印刷ユニットと対応し、サーマルヘッド6と、サーマルヘッド6の複数の発熱素子の発熱(加熱)を制御する制御回路とを含む。カット部170は、制御部100からの制御情報に基づいて被印刷媒体11をカットする。カット部170は、上述したカットユニットと対応し、例えば、カッター8と、カッターを駆動させるカッター8の動作させる駆動機構とを含む。図2を参照して上述したように、フルカットを行う第1のカッターと、ハーフカットを行う第2のカッターとを含んでもよい。また、カット部170のカッターを動作させる駆動機構は、例えば、モータ等の動力を利用する電動式のカッターであってもよいし、利用者がボタンを押す等の方法で印加した外力によって動作する手動カッターを含むものであってもよい。
なお、本実施形態に係る印刷装置1の構成は、図4を参照して上述した構成に限らず、種々の変更が可能である。例えば、印刷装置1は、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を含む外部の電子機器と通信するための通信部(通信インタフェース)を含んでもよい。通信部は、例えば、Bluetooth Low Energy(登録商標)、及びWi-Fi(登録商標)等の、既知の近距離無線通信規格に従って無線通信を行う通信インタフェースであり得る。また、通信部は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の伝送ケーブルを介した有線での通信を行う通信インタフェースであってもよい。更に、通信部を含む印刷装置1は、図1に例示したような外観のものに限らず、例えば、キーボード部3やディスプレイ4が省略されたものであってもよい。また、印刷装置1は、例えば、積層媒体を作成する場合に、必要な被印刷媒体を示す情報を音声で利用者に報知する報知部を含んでもよい。
図5は、一実施形態に係る印刷装置で行われる処理を説明するフローチャートである。図5には、図1に例示したようなキーボード部3及びディスプレイ4を有する印刷装置1で被印刷媒体11に印刷を行ってラベルを作成するときに、印刷装置1で行われる処理の一例を示している。
印刷装置1は、利用者が行う入力操作を受け付けて被印刷媒体11に印刷する文字や図形等の情報を編集する編集処理を行う(ステップS1)。編集処理が行われている間、印刷装置1の利用者は、キーボード部3を利用して、例えば、単一種類の被印刷媒体11に単一の色の情報が印刷されたラベルを作成するための入力操作を行うことができる。また、編集処理が行われている間、印刷装置1の利用者は、例えば、被印刷媒体11の種類と印刷する情報の色との組み合わせが異なる複数のラベルを連続して作成するための入力操作を行うことができる。複数のラベルを連続して作成するための入力操作は、図3を参照して説明したような、重ね張りする一組(複数枚)の印刷済みの被印刷媒体を連続して作成するための入力操作を含む。
編集処理が終了すると、印刷装置1は、次に、編集処理で編集された情報から作成される印刷データに基づいてラベルを作成するために、複数種別のカートリッジが必要であるか否かを判定する(ステップS2)。印刷装置1は、印刷データにおける被印刷媒体11の種類と印刷する情報(文字や図形等)の色との組み合わせに基づいて、複数種別のカートリッジが必要であるか否かを判定する。例えば、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、印刷装置1は、複数種別のカートリッジが必要であると判定する。複数種別のカートリッジが必要である場合(ステップS2;YES)、印刷装置1は、作成順序決定処理(ステップS3)を行った後、カートリッジ確認処理(ステップS4)を行う。複数種別のカートリッジが必要ではない場合(ステップS2;NO)、印刷装置1は、作成順序決定処理(ステップS3)を省略して、カートリッジ確認処理(ステップS4)を行う。なお、ステップS2では、印刷データに基づいて作成するラベルが、印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体であるか否かを判定し、積層媒体である場合に(ステップS2;YES)、ステップS3の作成順序決定処理を行ってもよい。
作成順序決定処理(ステップS3)は、例えば、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、印刷データに基づいて複数種類の被印刷媒体のうちの積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する処理である。ステップS3において、印刷装置1は、例えば、印刷データにおける被印刷媒体11の種類と印刷する情報の色との複数の組み合わせに基づいて、複数の印刷済みの被印刷媒体の作成順序を決定する。ステップS3で決定した作成順序は、重ね張りをする複数の印刷済みの被印刷媒体を連続して作成するときのカートリッジの装着順序と対応する。作成順序決定処理(ステップS3)の具体例は、図6~図10を参照して後述する。
カートリッジ確認処理(ステップS4)は、印刷装置1に装着されたカートリッジ10が、印刷データに基づいてこれから(次に)作成するラベルに関連付けられている被印刷媒体11の種類と印刷する情報の色との組み合わせのカートリッジと一致していることを確認する処理である。ステップS4において、印刷装置1の制御部100は、カートリッジ検出部140の装着状態検出部141の検出信号に基づいて、カートリッジ10が装着されているか否かを確認する。また、ステップS4において、制御部100は、カートリッジ検出部140のカートリッジ種別検出部142の検出信号に基づいて、装着されたカートリッジ10に収容されている被印刷媒体11の種類及びインクリボンのインク層の色(インク色)を識別する。カートリッジ確認処理(ステップS4)の具体例は、図11を参照して後述する。
ステップS4で、印刷装置1に装着されたカートリッジ10が、これから(次に)行う印刷に関連付けられている被印刷媒体11の種類と印刷する情報の色との組み合わせのカートリッジであることを確認した後、印刷装置1は、印刷データに基づくラベルの作成を実行する(ステップS5)。ステップS5において、印刷装置1の制御部100は、印刷データに基づいて搬送部150、印刷部160、及びカット部170の動作を制御し、現在装着されているカートリッジ10を利用して作成することが可能なラベルを作成する。例えば、現在装着されているカートリッジ10を利用して2枚以上のラベルを連続して作成することを示す情報が印刷データに含まれる場合、印刷装置1は、一度のステップS5の処理において、その2枚以上のラベルを連続して作成する。印刷データに被印刷媒体11をカットする情報が含まれる場合、ステップS5において、印刷装置1は、被印刷媒体11のカットも行う。
現在装着されているカートリッジ10を利用したラベルの作成が終了すると、印刷装置1は、印刷データに基づくラベルの作成が完了したか否かを判定する(ステップS6)。例えば、ステップS3で決定した作成順序に従ってラベル(複数の印刷済みの被印刷媒体)を作成している途中であり、まだ作成していないラベルがある場合、印刷装置1は、ラベルの作成が完了していないと判定する。ラベルの作成が完了していない場合(ステップS6;NO)、印刷装置1が行う処理は、ステップS4に戻る。
ラベルの作成が完了した場合、(ステップS6;YES)、印刷装置1は、例えば、図5に例示したように、電源がオフにされたか否かを判定する(ステップS7)。電源がオフにされていない場合(ステップS7;NO)、印刷装置1が行う処理は、例えば、ステップS1に戻る。電源がオフにされた場合(ステップS7;YES)、印刷装置1は、図5に例示した処理を終了する。
このように、本実施形態に係る印刷装置1は、編集処理(ステップS1)において複数の印刷済みの被印刷媒体11を重ね張りした1枚のラベル(積層媒体)を作成するための編集(印刷データの作成)が行われた場合に、作成順序決定処理(ステップS3)を行う。本実施形態に係る印刷装置1は、作成順序決定処理として、例えば、図6のフローチャートに沿った処理を行う。
図6は、一実施形態に係る印刷装置が行う作成順序決定処理の一例を説明するフローチャートである。
作成順序決定処理では、印刷装置1は、まず、下地(被印刷媒体の色)が不透明なラベルがあるか否かを判定する(ステップS301)。ステップS301において、印刷装置1の制御部100は、例えば、印刷データにおける被印刷媒体11の色と印刷する情報の色との組み合わせの中に、被印刷媒体11の色が不透明である組み合わせが存在するか否かを判定する。下地(色)が不透明なラベルがある場合(ステップS301;YES)、制御部100は、その下地が不透明なラベルの作成順序を1番目に決定する(ステップS302)。その後、制御部100は、所定の決定ルールに従って、下地が透明である残りのラベルの作成順序を決定する(ステップS303)。
一方、下地が不透明なラベルがない場合(ステップS301;NO)、制御部100は、ステップS302の処理を省略し、所定の決定ルールに従って、下地が透明である各ラベルの作成順序を決定する(ステップS303)。
ステップS303の後、印刷装置1の制御部100は、決定したラベルの作成順序に基づいて、重ね張りする複数のラベル(印刷済みの被印刷媒体)を連続して作成するときのカートリッジの装着順序を表示し(ステップS304)、作成順序決定処理を終了する。ステップS304では、例えば、液晶ディスプレイ等の表示部130(図1の印刷装置1におけるディスプレイ4)に、ラベルの作成順序と対応するカートリッジの装着順序が表示される。なお、ステップS304は、カートリッジの装着順序の代わりに、重ね張りする複数のラベルの作成に必要なカートリッジの種別のみを示す情報を表示する処理であってもよい。このように、重ね張りする複数のラベルを作成する前に、その複数のラベルの作成に必要なカートリッジを示す情報を表示部130(ディスプレイ4)に表示して利用者に報知することにより、利用者は、印刷装置1にラベルの作成を実行させる前に、必要なカートリッジを用意して被印刷媒体11の残量等を確認することができる。また、ラベルの作成順序と対応するカートリッジの装着順序を表示して利用者に報知することにより、利用者は、用意したカートリッジを装着順に並べるなどの方法により、カートリッジの交換作業を効率よく行うことができ、誤ったカートリッジの装着を防ぐこともできる。
複数のラベル(印刷済みの被印刷媒体)を重ね張りして1枚のラベル(積層媒体)を作成する場合、例えば、その複数のラベルを重ね合わせる順番で作成すると、作成されたラベルを重ね張りしながら次のラベルが作成されるのを待つことができる。この場合、複数のラベルのうちの1番目に作成するラベルは、最も下の層にするラベル、又は最も上の層(最表面)にするラベルのいずれかにすることになる。図6に例示したフローチャートでは、下地が不透明なラベルの作成順序を1番目に決定しているので、その下地が不透明なラベルが最も下の層になるように、作成されたラベルを順次重ね張りすることで、複数のラベルを重ね張りした1枚のラベルを効率よく作成することができる。
ステップS303での下地が透明なラベルの作成順序の決定に適用する決定ルールは、特定のルールに限定されない。例えば、下地が透明なラベルの作成順序は、利用者が各ラベルの作成に用いるレイアウトデータを編集して作成した複数のレイアウトデータを含む印刷データにおけるレイアウトデータの重なり順であってもよい。利用者が決めた重なり順でラベルを作成すれば、誤ったカートリッジ10を装着するミスは起こりにくい。また、重ね張りする複数のラベルの作成順序は、被印刷媒体11に印刷する情報の色や情報の内容(例えば、文字なのか図形なのか等)に基づいて定義された決定ルールに従って決定してもよい。決定ルールのいくつかの例を、図7~図10を参照して説明する。
図7は、作成順序の決定ルールの第1の例を説明する図である。図8は、作成順序の決定ルールの第2の例を説明する図である。図9は、作成順序の決定ルールの第3の例を説明する図である。図10は、作成順序の決定ルールの第4の例を説明する図である。
図7には、被印刷媒体11に印刷する情報(文字や図形等)を示す領域の色に基づいて作成順序を決定する場合の概略的なルール20を例示している。複数の被印刷媒体11を重ね張りする場合、下層の被印刷媒体11に印刷された情報を示す領域の色は、その上に積層された被印刷媒体11や粘着層等の色や光の透過率の影響を受ける。このため、下層の被印刷媒体11に印刷された情報を示す領域の色が、例えば、黄色や水色等の薄い(明るい)色であると、その情報の視認性が低くなる可能性がある。したがって、ステップS303で下地が透明なラベルの作成順序を決定する場合には、印刷する情報を示す領域の色が薄い(明るい)色であるラベルほど重ねたときに上になるようにしてもよい。すなわち、図6に例示したフローチャートのように下地が不透明なラベルの作成順序を1番目にした場合、図7のルール20を適用して、一組の被印刷媒体11のそれぞれに印刷する予定の、印刷する情報を示す領域の色が濃い(暗い)ラベルから順に作成するように作成順序を決定してもよい。このようにすると、利用者が重ねる順序を意識することなく、作成された順にラベルを重ね張りするだけで、視認性の高いラベルを作成することができる。
また、印刷する情報を示す領域の色に基づく作成順序の決定ルールは、例えば、互いに重ねる被印刷媒体11における情報が印刷された領域同士が重なる場合に適用することもできる。例えば、第1の被印刷媒体11に印刷される黒色又は濃い青色の領域と、第2の被印刷媒体11に印刷される水色(薄い青色)の領域とが重なる場合には、第1の被印刷媒体11の上に第2の被印刷媒体11を重ねるように作成順序を決定する。図7には概略的なルール20を例示しているが、印刷する情報を示す領域の色に基づく作成順序の決定ルールは、例えば、重なる組み合わせ毎にどちらの色を上にするか(例えば、水色と濃い青色が重なる場合には水色を上にする等)を定めたテーブル形式のもの等であってもよい。
図8には、被印刷媒体11に印刷する情報の文字サイズに基づいて作成順序を決定する場合の概略的なルール21を例示している。複数の被印刷媒体11を重ね張りする場合、下層の被印刷媒体11に印刷された情報(文字)の読みやすさは、その上に積層された被印刷媒体11や粘着層等の色や光の透過率の影響を受ける。このため、下層の被印刷媒体11に印刷された情報(文字サイズ)が小さいと、その情報の視認性が低くなる可能性がある。したがって、ステップS303で下地が透明なラベルの作成順序を決定する場合には、印刷する情報(文字サイズ)が小さいラベルほど重ねたときに上になるようにしてもよい。すなわち、図6に例示したフローチャートのように下地が不透明なラベルの作成順序を1番目にした場合、図8のルール21を適用して、一組の被印刷媒体11のそれぞれに印刷する予定の、印刷する情報(文字サイズ)が大きいラベルから順に作成するように作成順序を決定してもよい。このようにすると、利用者が重ねる順序を意識することなく、作成された順にラベルを重ね張りするだけで、視認性の高いラベルを作成することができる。なお、図8のルール21では文字サイズを例に挙げているが、これに限らず、印刷する図形の解像度(精細度)等に基づいて、又は文字サイズ及び図形の解像度等に基づいて作成順序を決定するルールであってもよい。更に、文字サイズや図形の解像度等に限らず、一組の被印刷媒体のそれぞれに印刷する予定の、印刷する情報の内容に基づいて、ラベルの積層順序を決定してもよい。
図9には、被印刷媒体11に印刷する情報の保存性の優先度に基づいて作成順序を決定する場合の概略的なルール22を例示している。ラベルに印刷された文字や図形等の情報は、そのラベルの使用中に、インクの剥がれや退色等によって次第に読み取りにくくなっていく。複数のラベルを重ね合わせて1枚のラベルを作成する場合、上に別のラベルが重なっているラベルに印刷された情報は、その重なっている別のラベルによって保護される。このため、複数の被印刷媒体11を重ね張りする場合、図9のルール22を適用し、保存性(インクの剥がれや退色等による劣化を防ぐこと)に対する優先度が高い情報を印刷した被印刷媒体11の上に、保存性に対する優先度が低い情報を印刷した被印刷媒体11を重ねるようにしてもよい。このようにすると、利用者が重ねる順序を意識することなく、作成された順にラベルを重ね張りするだけで、情報の保存性が高いラベルを作成することができる。また、例えば、複数の印刷済みの被印刷媒体11を重ねた上に更に別の透明な保護テープを張ること等によるテープの消費を抑制することができる。
保存性の優先度は、印刷される情報の内容に基づいて予め定められていてもよいし、編集時等に利用者が決定してもよい。例えば、それぞれ文字が印刷される複数の被印刷媒体11を重ねる場合、文字数が多いほど、又は文字が小さいほど優先度が高くなる(下の層になる)ようにしてもよい。また、例えば、色の属性(要素)に基づいて薄い(淡い)色に分類される色の優先度が、他の色の優先度よりも高くなる(下の層になる)ようにしてもよい。
なお、ラベルの作成順序は、図7~図9を参照して上述したようなルール20~22に限らず、他のルールに従って決定してもよい。例えば、ラベルの作成順序は、複数のラベルのそれぞれと対応する複数のレイアウトデータに基づいて導出される、ラベル全体に占める印刷が行われる領域の割合が大きいラベルほど下の層になるように決定してもよい。また、図7~図9を参照して上述したようなルール20~22は、各ルールを単独で適用するだけなく、2つ以上のルールを組み合わせて、又はルール20~22のうちの1つのルールと他の別のルールと組み合わせて適用してもよい。例えば、互いに重ねる被印刷媒体11における情報が印刷された領域同士が重なる場合には、各被印刷媒体11における情報が印刷された領域がどのように重なるかに応じて、作成順序が変更されてもよい。例えば、第1の被印刷媒体11に印刷される黒色又は濃い青色の領域と、第2の被印刷媒体11に印刷される水色(薄い青色)の領域とが重なり、かつ水色の領域内に黒色又は濃い青色の領域全体が内包される場合には、第2の被印刷媒体11の上に第1の被印刷媒体11を重ねるように作成順序を変更すると、黒色又は濃い青色の領域が水色の領域で覆われて色が薄くなって見えることを抑制できる。
図10には、作成順序の決定ルールの第4の例として、第1のラベルL1、第2のラベルL2、第3のラベルL3、及び第4のラベルL4を重ね合わせて1枚のラベル(積層媒体)13を作成する場合の、各ラベルL1~L4の例と、重ね合わせる順序の例を示している。
第1のラベルL1は、白色不透明の被印刷媒体1101Wに黒色の文字1504が印刷されたラベルである。第1のラベルL1は、白色不透明の被印刷媒体1101Wと、黒色インクのインク層を有するインクリボンとが収容されたカートリッジ10を装着して印刷を行うことにより作成される。カートリッジ10から供給される被印刷媒体1101Wは、例えば、黒色インクが転写される被印刷面とは反対側の面に、粘着層と、粘着層を保護する剥離紙1102とが積層されている。
第2のラベルL2は、無色透明の被印刷媒体1101Nに赤色の太線18が印刷されたラベルである。赤色の太線18は、重ね張りしたラベル13において、第1のラベルL1に印刷された黒色の文字1504のうちの「持出厳禁」という文字列を強調する下線となる。第2のラベルL2は、無色透明の被印刷媒体1101Nと、赤色インクのインク層を有するインクリボンとが収容されたカートリッジ10を装着して印刷を行うことにより作成される。カートリッジ10から供給される被印刷媒体1101Nは、例えば、赤色インクが転写される被印刷面とは反対側の面に、粘着層と、粘着層を保護する剥離紙1102とが積層されている。
第3のラベルL3は、無色透明の被印刷媒体1101Nに(濃い)青色の四角形17が印刷されたラベルである。青色の四角形17は、重ね張りしたラベル13において、第1のラベルL1に印刷された黒色の文字1504の右方に位置し、後述する水色の文字1504の下地色となる。第3のラベルL3は、無色透明の被印刷媒体1101Nと、青色インクのインク層を有するインクリボンとが収容されたカートリッジ10を装着して印刷を行うことにより作成される。カートリッジ10から供給される被印刷媒体1101Nは、例えば、青色インクが転写される被印刷面とは反対側の面に、粘着層と、粘着層を保護する剥離紙1102とが積層されている。
第4のラベルL4は、無色透明の被印刷媒体1101Nに水色の文字1506が印刷されたラベルである。水色の文字1506は、重ね張りしたラベル13において、第1のラベルL1に印刷された黒色の文字1504の右方であって、第3のラベルL3の青色の四角形17の領域内にある。第4のラベルL4は、無色透明の被印刷媒体1101Nと、水色インクのインク層を有するインクリボンとが収容されたカートリッジ10を装着して印刷を行うことにより作成される。カートリッジ10から供給される被印刷媒体1101Nは、例えば、水色インクが転写される被印刷面とは反対側の面に、粘着層と、粘着層を保護する剥離紙1102とが積層されている。
図10に例示したラベル13は、そのラベル13を貼り付けた物品が企業や学校等の施設における「○○部」で管理されるものであり、かつ「持出厳禁」であることを示している。また、図10のラベル13における、青色の四角形17の領域内に表示された「A01」という水色の文字1506は、例えば、そのラベル13が貼り付けられた物品を識別する番号(管理番号)である。
図10に例示したようなラベル13を作成する場合、印刷装置1の利用者は、例えば、第1のラベルL1を作成するための第1のレイアウトデータ、第2のラベルL2を作成するための第2のレイアウトデータ、第3のラベルL3を作成するための第3のレイアウトデータ、及び第4のラベルL4を作成するための第4のレイアウトデータを含む印刷データを編集して作成する。このとき、利用者が第1のレイアウトデータ、第2のレイアウトデータ、第3のレイアウトデータ、及び第4のレイアウトデータの順で編集した場合、印刷装置1は、例えば、レイアウトデータの編集順に従って第1のラベルL1、第2のラベルL2、第3のラベルL3、及び第4のラベルL4を作成することができる。また、印刷装置1は、レイアウトデータの作成順とは別の決定ルールに従って、第1のラベルL1、第2のラベルL2、第3のラベルL3、及び第4のラベルL4を作成することもできる。
図6のフローチャートに沿った作成順序決定処理を行う場合、印刷装置1の制御部100は、白色不透明の被印刷媒体1101Wに黒色の文字1504を印刷する第1のラベルL1の作成順序を1番目にする。その後、印刷装置1の制御部100は、ステップS303において、例えば、保存性の優先度に基づいて、無色透明な被印刷媒体1101Nに水色の文字1506を印刷する第4のラベルL4の作成順序が最後(4番目)にならないようにする。保存性の優先度は、例えば、利用者が各レイアウトデータに対して設定してもよいし、例えば、制御部100が、各レイアウトデータにおける印刷する情報に基づいて、文字を印刷するレイアウトデータの保存性の優先度を高くするようにしてもよい。
しかも、図10に示した例では、第4のラベルL4の水色の文字1504が第3のラベルL3の青色の四角形17の上に重なるようにする必要がある。そのため、上述したようなラベルを重ね張りする作業の効率性を考慮すると、第4のラベルL4の作成順序は、第3のラベルL3を作成した後であることが好ましい。このため、第4のラベルL4の水色の文字1506の保存性も考慮すると、図10のラベル13のように、第1のラベルL1、第3のラベルL3、第4のラベルL4、及び第2のラベルL2の順に積層されるように各ラベルを作成することがこのましい。このような作成順序にすることで、ラベルが作成される毎に、次のラベルが作成するまでの期間(待ち時間)を利用して作成されたラベルを重ね張りすることができ、複数のラベル(印刷済みの被印刷媒体)を重ね張りして1枚のラベルを作成する作業を効率よく行うことができる。また、文字情報が印刷された第4のラベルL4の上に、図形の情報が印刷された第2のラベルL2を重ね張りすることにより、インクの剥がれや退色等による第4のラベルL4の文字情報の劣化を抑制することができる。
なお、印刷データにおける各レイアウトデータの重なり順に基づいて、または図7~図10を参照して上述したような決定ルールに基づいて、重ね張りする複数のラベルの作成順序を決定した場合、複数のラベルを作成するときのカートリッジの交換順序を誤ってしまい、ラベルの作成に失敗する可能性がある。このため、本実施形態の印刷装置1では、図5を参照して上述したように、重ね張りする複数のラベルの作成順序を決定して各ラベルの作成を行うときに、適切なカートリッジ10が装着されているかを確認するカートリッジ確認処理(ステップS4)を行う。本実施形態に係る印刷装置1は、カートリッジ確認処理として、例えば、図11のフローチャートに沿った処理を行う。
図11は、一実施形態に係る印刷装置が行うカートリッジ確認処理の一例を説明するフローチャートである。
カートリッジ確認処理では、印刷装置1の制御部100は、まず、次の印刷(ラベルの作成)に使用するカートリッジの種別を示す情報を読み出して表示する(ステップS401)。制御部100は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示部130(図1の印刷装置1におけるディスプレイ4)に、装着するカートリッジの種別を示す情報(例えば、カートリッジに収容された被印刷媒体11の種類及びインクリボンのインク層の色)を表示させる。
ステップS401の後、又はステップS401と並列に、印刷装置1は、現在装着されているカートリッジ10の種別を検出する(ステップS402)。ステップS402では、カートリッジ検出部140の装着状態検出部141により装置筐体2のカートリッジ装着部にカートリッジ10が装着されているか否かを検出する。カートリッジ10が装着されている場合、カートリッジ検出部140のカートリッジ種別検出部142により、装着されているカートリッジ10の種別(収容されている被印刷媒体11の種類、及びインクリボンのインク層の色)を検出する。
ステップS401及びS402の後、印刷装置1は、ステップS401で読み出したカートリッジ10の種別と、ステップS402で検出したカートリッジ10の種別とが一致するか否かを判定する(ステップS403)。カートリッジ10の種別が一致した場合(ステップS403;YES)、印刷装置1は、カートリッジ確認処理を終了し、図5に例示したフローチャートに戻ってラベルの作成を実行する。カートリッジ10の種別が一致しない場合(ステップS403;NO)、印刷装置1は、カートリッジの交換を促す情報を表示し(ステップS404)、ステップS402の処理に戻る。なお、カートリッジ10の種別が一致しない場合には、カートリッジ10が装着されていない場合や、被印刷媒体11を使い切った空のカートリッジ10が装着されている場合も含む。
このように、本実施形態の印刷装置1では、複数種類の被印刷媒体11を用いて、印刷データに基づいて印刷される情報(文字や図形等)を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、印刷データに基づいて複数種類の被印刷媒体のうちの積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する。また、本実施形態の印刷装置1では、一組の被印刷媒体に含まれる各被印刷媒体の作成順序に従って装着するカートリッジの種別を示す情報を表示する。本実施形態のような熱転写方式の印刷装置1の場合、カートリッジの種別を示す情報は、被印刷媒体の種類(例えば、色、幅、媒体タイプ(材質、粘着層の有無等))を示す情報と、インクリボン12のインクの層の色を示す情報とを含む。また、印刷装置1は、装着されたカートリッジ10の種別が、ラベルの作成順序に従って特定される、次の印刷(ラベルの作成)に用いるカートリッジの種別と一致することを確認してから、次の印刷(ラベルの作成)を開始する。このため、誤ったカートリッジ10が装着された状態で次の印刷を開始してしまい、ラベルの作成に失敗することを防げる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎない。すなわち、本発明に係る電子機器、印刷制御方法、及びプログラムは、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、様々な変形、変更が可能である。
例えば、1枚のラベル(積層媒体)を作成するために重ね張りする複数のラベル(被印刷媒体11)は、図3及び図11を参照して説明したように全てのラベルの寸法が同一である必要はなく、例えば、幅が異なる複数のラベルであってもよい。幅が異なる複数のラベルを重ね張りする場合、例えば、幅が細い(狭い)ラベルほど上の層になるようにラベルの作成順序を決定することができる。
また、上述した実施形態では、被印刷媒体11のロール11Rとインクリボン12のロール12Rとが収容されたカートリッジ10を装着してラベルを作成する熱転写方式の印刷装置1を例示している。しかしながら、本発明に係る印刷装置1は、特定の印刷方式のものに限定されない。本発明に係る印刷装置1は、熱転写方式のものに限らず、例えば、サーマルヘッド6から印加される熱によって被印刷媒体11を発色又は変色させる感熱式のものであってもよい。更に、本発明に係る印刷装置1は、装着されたカートリッジから供給される被印刷媒体11に対して1色で印刷を行う他の印刷方式のものであってもよい。感熱式の印刷装置では、例えば、単一のカートリッジ(容器)が被印刷媒体11を交換可能に構成されていてもよい。このような印刷装置では、例えば、被印刷媒体11のロール11Rに被印刷媒体11の種類を示す情報を含むICタグシール又はバーコード等が貼り付けられており、図4を参照して説明したカートリッジ検出部140がICタグシール又はバーコードを読み取る読取部を備えていてもよい。また、印刷装置は、例えば、装置筐体2に複数種の被印刷媒体11を装着可能なものであって、装着された複数種の被印刷媒体11を印刷装置自身が自動で交換しながら印刷を行うようなものであってもよい。
また、上述の実施形態では、被印刷媒体11に印刷する情報や色を編集する機能を有する印刷装置1を例示したが、印刷する情報や色の編集、及びラベルの作成順序(カートリッジ10の装着順序)の決定等の処理は、例えば、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等の、印刷装置1と通信可能な電子機器で行われてもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
複数種の被印刷媒体を用いて、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、前記印刷データに基づいて前記複数種の被印刷媒体のうちの前記積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する制御部
を備えることを特徴とする電子機器。
[付記2]
報知部をさらに備え、
前記制御部は、前記積層順序に従って、前記必要な被印刷媒体のそれぞれの使用前に、前記必要な被印刷媒体を示す情報を前記報知部に報知させる、
ことを特徴とする付記1に記載の電子機器。
[付記3]
使用可能な被印刷媒体を示す情報を検出する検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記報知部に報知させた前記必要な被印刷媒体を示す情報と、前記検出部によって検出された前記使用可能な被印刷媒体を示す情報と、が一致した場合に、前記一組の被印刷媒体の作成を開始する、
ことを特徴とする付記2に記載の電子機器。
[付記4]
前記積層順序は、利用者が前記印刷データを作成したときに設定される、
ことを特徴とする付記1~3のいずれか一項に記載の電子機器。
[付記5]
前記制御部は、
互いに重なる被印刷媒体に印刷される情報を示す領域が重なる場合、前記重なる領域が濃い色のほうの被印刷媒体が下層になるように前記積層順序を決定する
ことを特徴とする付記1~4のいずれか一項に記載の電子機器。
[付記6]
前記制御部は、
各被印刷媒体に印刷される情報についての保存性の優先度に基づいて、前記優先度の高い情報が印刷される被印刷媒体が下層になるように前記積層順序を決定する
ことを特徴とする付記1~5のいずれか一項に記載の電子機器。
[付記7]
前記被印刷媒体は、前記被印刷媒体に印刷を行うために前記被印刷媒体を支持するカートリッジに収容される、
ことを特徴とする付記1~6のいずれか一項に記載の電子機器。
[付記8]
前記カートリッジは、前記被印刷媒体に転写するためのインクの層を有するインクリボンを更に収容する、
ことを特徴とする付記7に記載の電子機器。
[付記9]
前記制御部は、
前記一組の被印刷媒体に透明な被印刷媒体が含まれる場合に、前記透明な被印刷媒体が少なくとも一方の最表面層になるように前記必要な被印刷媒体の積層順序を決定する
ことを特徴とする付記1~8のいずれか一項に記載の電子機器。
[付記10]
前記制御部は、決定した前記積層順序に従って前記一組の被印刷媒体への印刷順序を決定する、
ことを特徴とする付記1~9のいずれか一項に記載の電子機器。
[付記11]
付記1~10のいずれか一項に記載の電子機器と、
前記印刷データに基づいて前記被印刷媒体に印刷をする印刷手段と、
を含むことを特徴とする印刷装置。
[付記12]
電子機器が、
複数種の被印刷媒体を用いて、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、前記印刷データに基づいて前記複数種の被印刷媒体のうちの前記積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する
処理を実行することを特徴とする制御方法。
[付記13]
複数種の被印刷媒体を用いて、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、前記印刷データに基づいて前記複数種の被印刷媒体のうちの前記積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する
処理を電子機器に実行させるプログラム。
1 印刷装置
100 制御部
110 記憶部
120 入力部
130 表示部
140 カートリッジ検出部
141 装着状態検出部
142 カートリッジ種別検出部
150 搬送部
160 印刷部
170 カット部
2 装置筐体
201 排出口
3 キーボード部
4 表示部
5 蓋
6 サーマルヘッド
7 プラテンローラ
8 カッター
10 カートリッジ
1001 巻き取り軸
11 被印刷媒体
11R 被印刷媒体11のロール
1101W 白色不透明の被印刷媒体
1101N 無色透明の被印刷媒体
1102 剥離紙
12 インクリボン
12R インクリボン12のロール
13 ラベル
1501、1502、1504 黒色の文字
1503 赤色の文字
1506 水色の文字
16 青色の長方形
17 青色の四角形
18 赤色の太線
20、21、22 ルール

Claims (13)

  1. 複数種の被印刷媒体を用いて、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、前記印刷データに基づいて前記複数種の被印刷媒体のうちの前記積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する制御部
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記積層順序に従って、前記必要な被印刷媒体のそれぞれの使用前に、前記必要な被印刷媒体を示す情報を前記報知部に報知させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 使用可能な被印刷媒体を示す情報を検出する検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記報知部に報知させた前記必要な被印刷媒体を示す情報と、前記検出部によって検出された前記使用可能な被印刷媒体を示す情報と、が一致した場合に、前記一組の被印刷媒体の作成を開始する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記積層順序は、利用者が前記印刷データを作成したときに設定される、
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、
    互いに重なる被印刷媒体に印刷される情報を示す領域が重なる場合、前記重なる領域が濃い色のほうの被印刷媒体が下層になるように前記積層順序を決定する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記制御部は、
    各被印刷媒体に印刷される情報についての保存性の優先度に基づいて、前記優先度の高い情報が印刷される被印刷媒体が下層になるように前記積層順序を決定する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記被印刷媒体は、前記被印刷媒体に印刷を行うために前記被印刷媒体を支持するカートリッジに収容される、
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記カートリッジは、前記被印刷媒体に転写するためのインクの層を有するインクリボンを更に収容する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記制御部は、
    前記一組の被印刷媒体に透明な被印刷媒体が含まれる場合に、前記透明な被印刷媒体が少なくとも一方の最表面層になるように前記必要な被印刷媒体の積層順序を決定する
    ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の電子機器。
  10. 前記制御部は、決定した前記積層順序に従って前記一組の被印刷媒体への印刷順序を決定する、
    ことを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載の電子機器と、
    前記印刷データに基づいて前記被印刷媒体に印刷をする印刷手段と、
    を含むことを特徴とする印刷装置。
  12. 電子機器が、
    複数種の被印刷媒体を用いて、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、前記印刷データに基づいて前記複数種の被印刷媒体のうちの前記積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する
    処理を実行することを特徴とする制御方法。
  13. 複数種の被印刷媒体を用いて、印刷データに基づいて印刷される情報を示す領域の色が互いに異なる一組の被印刷媒体を重ねた積層媒体を作成する場合に、前記印刷データに基づいて前記複数種の被印刷媒体のうちの前記積層媒体の作成に必要な被印刷媒体の積層順序を決定する
    処理を電子機器に実行させるプログラム。
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