JPH11170624A - 印字媒体及びテープカセット - Google Patents

印字媒体及びテープカセット

Info

Publication number
JPH11170624A
JPH11170624A JP9339570A JP33957097A JPH11170624A JP H11170624 A JPH11170624 A JP H11170624A JP 9339570 A JP9339570 A JP 9339570A JP 33957097 A JP33957097 A JP 33957097A JP H11170624 A JPH11170624 A JP H11170624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
adhesive
release paper
printing
label
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9339570A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ikeda
雅行 池田
Kensaku Takeuchi
研策 竹内
Kenzo Ito
賢三 伊藤
Kenji Igarashi
健二 五十嵐
Kenji Kobayashi
健司 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP9339570A priority Critical patent/JPH11170624A/ja
Publication of JPH11170624A publication Critical patent/JPH11170624A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】固定前の仮固定の位置直しが利いて貼着位置の
位置決めが容易な印字媒体及びそのテープを収納したテ
ープカセットを提供する。 【解決手段】テープ本体24a、強い貼着力の第1の貼
着剤24b、剥離可能な第1の剥離紙24c、弱い貼着
力の第2の貼着剤24d、剥離可能な第2の剥離紙24
eとが積層されたラベル24″の第2の剥離紙24eを
剥離して取り除き、露出した第2の貼着剤24dにより
対象物35に仮止めし、駄目なら貼り直す等して正しく
位置決めし、ラベル24″の一端部X1を上から押圧し
て対象物35に強目に仮固定し、そのまま他端部X2を
持ち上げて第1の剥離紙24cをテープ本体24aから
剥離して内側に折り込み、この他端部X2を対象物35
に第1の貼着剤24bによって貼着し、一端部X1を持
ち上げて第1の剥離紙24cを徐々に剥離しながら第1
の貼着剤24bによりテープ本体24aを対象物35に
徐々に貼着し固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ印字装置に
よる印字後に物品に接着可能な印字媒体及びその印字媒
体を収納したテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印字媒体テープに任意の文字
データ(又は画像データ)を印字するとともに、必要な
長さに切断してラベルを作成するテープ印字装置があ
る。このようなテープ印字装置に用いられるテープは、
その印字面とは反対側の面つまりテープ裏面に、貼着剤
層が形成されており、この貼着剤層側に剥離可能に剥離
紙が積層されている。そして、この剥離紙を印字後のラ
ベルから剥離して貼着剤層を露出させ、この貼着剤層に
よってラベルを対象物に貼着させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のテー
プから作成したラベルを対処物に貼着する際に、対象物
に位置決するための目安がないと、所定の位置に正しい
姿勢で見た目よく貼着されないことがしばしばある。
【0004】図7(a) は、対象物1の下部中央にラベル
2を正しく貼着した場合の例を示す図であり、同図(b)
は、そのようにラベル2を対象物1に正しく貼り着ける
べく意図していたにも拘らず、対象物1の中心3から左
にラベル2の位置がずれ(同図(b) の距離α参照)、ま
た対象物1の下辺の線4に対してラベル2が斜めに傾い
た(同図(b) の角度β参照)例を示している。
【0005】このように一旦ラベル2が貼着されると、
元来このラベル2(つまり印字媒体としてのテープ本
体)に設けられる貼着剤は対象物1等に貼着されたラベ
ル2が剥がれることがないように極めて強い貼着力を有
して形成されているものであるから、貼着後のラベル2
の貼着位置を修正するために対象物1から剥がして再度
張り直すということができない。
【0006】このようなとき、ラベル2の貼り付けを行
いながら、しまったと思ったときにはもう遅く、位置の
歪んだラベル2を恨めしく見やりながら、対象物をこの
まま我慢して使用するか又は無理矢理はがして新たに作
ったラベルを貼り直すかを迷うことになる。しかし我慢
して使用するにしても見た目が悪く気分が落ち着かな
い。また、新しく作ったラベルを貼り直す場合は、前の
ラベルを剥がすとき、対象物がノート等の紙類であった
場合は、ラベルの貼着剤が強力なためノートの表紙を破
いたりする不都合がある。また対象物が筆箱等の作りの
丈夫なものでは破損の虞はないが、いずれにしても剥が
した跡に残る貼着剤を清掃する必要がある。この清掃に
は特殊な溶剤が必要であって極めて手数がかかる。しか
しこの清掃を怠ると、折角あとから正しい位置に貼り直
したラベルが、周囲に残った貼着剤とこれに付着したゴ
ミ等で汚れてしまい、何のためにわざわざラベルを貼り
換えたのか訳の分からないことになってしまう。
【0007】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
固定前の位置直しが利いて貼着位置の位置決めが容易な
印字媒体及びそのテープを収納したテープカセットを提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明の印字媒
体及びそのテープを収納したテープカセットの構成を述
べる。
【0009】先ず、請求項1記載の発明の印字媒体は、
印字装置に用いられる印字媒体であって、上記印字装置
により印字される文字又は画像を見る面とは反対側の面
に固定のための第1の貼着剤が塗布された印字媒体本体
と、該印字媒体本体の上記第1の貼着剤の塗布面側に剥
離可能に積層されるとともに、上記印字媒体本体への積
層面とは反対の面に上記第1の貼着剤よりも弱い貼着力
を有する第2の貼着剤が塗布された第1の剥離紙と、該
第1の剥離紙の上記第2の貼着剤の塗布面側に剥離可能
に積層される第2の剥離紙とから構成される。
【0010】上記第1の剥離紙は、例えば請求項2記載
のように、複数に分割して上記印字媒体本体から剥離す
るための切込みを有して構成される。また、上記印字媒
体は、例えば請求項3記載のように、所定の幅を有する
長尺状の印字媒体テープで構成される。
【0011】次に、請求項4記載の発明のテープカセッ
トは、テープ印字装置に着脱自在に装着されるととも
に、上記テープ印字装置により印字される印字媒体テー
プが巻回されて収納されるテープカセットであって、上
記印字媒体テープは、上記テープ印字装置により印字さ
れる文字又は画像を見る面とは反対の面に第1の貼着剤
が塗布されたテープ本体と、該テープ本体の上記第1の
貼着剤の塗布面側に剥離可能に積層されるとともに、上
記テープ本体への積層面とは反対の面に上記第1の貼着
剤より弱い貼着力を有する第2の粘着剤が塗布された剥
離紙とで構成されている。
【0012】上記印字媒体テープは、例えば請求項5記
載のように、上記剥離紙の第2の貼着剤塗布面側に剥離
可能に積層される第2の剥離紙を更に備えて構成され
る。また、上記剥離紙は、例えば請求項6記載のよう
に、複数に分割して上記テープ本体から剥離するための
切込みを有して構成される。そして、上記のテープカセ
ットは、例えば請求項7記載のように、上記印字媒体テ
ープに熱転写印字するインクリボンを更に収納して構成
される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
るテープ印字装置及びテープカセットの斜視図である。
同図に示すように、テープ印字装置本体10は、上面下
方にキーボード11を備え、このキーボード11には、
電源キー、印字する文字データを入力し編集するための
文字入カキー、印字開始の指示を行なう印字キー等の複
数の操作キー12が設けられている。テープ印字装置本
体10の上面左上方には、入力された文字データや印字
に必要な操作画面データ等を表示する液晶表示部13が
配設されている。その右方には、確認窓14を備えた蓋
15が開閉自在に配設され、蓋15を図のように開成す
ると、内部のカセット収容部16が露出する。
【0014】カセット収容部16には、プラテンローラ
17、印字ヘッド18、インクリボン巻取軸19等から
なるサーマルプリンタ機構が設けられるとともに、テー
プカセット20が着脱自在に装着される。カセット収容
部16右方の外部との隔壁には、印字されたテープを外
部に排出する排出口21が設けられ、隔壁の外側にはこ
こには図示していないカッターの操作レバー22が配設
されている。
【0015】テープカセット20は、カセット本体23
の内部に、テープ24を巻着したテープスプール25、
未使用のインクリボン26を巻着したリボン供給スプー
ル27、使用されたインクリボン26(使用中部分2
6′、使用済み部分26″)を巻き取るリボン巻取スプ
ール28等を配設されている。テープカセット20の右
上には、カセット本体23が一部切り欠かれて断面が上
向きコの字形の凹部29が形成されている。この凹部2
9のコの字形の開口部には、テープ24の印字中部分2
4′及びインクリボン26の使用中部分26′がカセッ
ト本体23内部から引き出されて差し渡され、外部に露
出する。この凹部(29)には、テープカセット20が
テープ印字装置本体10のカセット収容部16に装着さ
れたときテープ印字装置本体10側から印字ヘッド18
が挿入されて配置される。
【0016】図2は、カセット収容部16内のサーマル
プリンタ機構とテープカセット20の関係を示す図であ
る。尚、図2には、図1と同一構成部分には図1と同一
の番号を付与して示している。図2に示すように、テー
プカセット20がテープ印字装置本体10のカセット収
容部16に装着されると、印字ヘッド18が凹部29に
挿入されて配置される。印字ヘッド18は、その先端部
に最大テープ幅に対応する発熱素子31を備え、後端部
を支持軸32に支持されて、先端部が上下に回動する。
【0017】テープ24に印字するときは、印字ヘッド
18が図2に示すように上方の印字位置に回動し、発熱
素子31がテープ24の印字中部分24′とインクリボ
ン26の使用中部分26′とを重ねてプラテンローラ1
7に押圧して、印字部を形成する。この印字部におい
て、発熱素子31は、操作キー12から入力された印字
情報に基づいて発熱し、テープ24(24′)にインク
リボン26(26′)のインクを熱転写して印字する。
プラテンローラ17は、同図の矢印Aで示すように反時
計回り方向に回転してテープ24の印字済み部分24″
及びインクリボン26の使用済み部分26″を下流側
(図の右方)へ移送する。
【0018】この移送により、テープ24の未使用部分
がテープスプール25から引き出され、印字中部分2
4′として印字部に供給される。また、この移送に同期
してインクリボン巻取軸19が同図の矢印Bで示すよう
に時計回り方向に回転し、これにより、リボン巻取スプ
ール28が同方向に回転駆動されてインクリボン使用済
み部分26″を巻き取る。この巻き取りにより、リボン
供給スプール27から未使用のインクリボン26が引き
出され、使用中部分26′として印字部に供給される。
【0019】リボン巻取スプール28に巻き取られるイ
ンクリボン使用済み部分26″と分離したテープ印字済
み部分24″は、排出口21から装置外部に排出され
る。その排出路の中間には、排出路を上下に挟んでカッ
ターの固定刃33aと可動刃33bが配設されている。
可動刃33bは、図1に示した操作レバー22により上
下に回動駆動され、上に回動することによって固定刃3
3aに摺接して、テープ印字済み部分24″(印字ラベ
ル)を剪断する。
【0020】図3(a) は、上記のように印字されるテー
プ24の斜視図、同図(b) は、その側断面拡大図であ
る。同図(a),(b) に示すテープ24は、テープ本体24
aと、このテープ本体24aに塗布された強い貼着力を
有する第1の貼着剤24bと、その第1の貼着剤24b
の上に剥離可能に積層された第1の剥離紙24cと、こ
の第1の剥離紙24cのテープ本体24a側とは反対側
の面に塗布された上記第1の貼着剤よりも弱い貼着力を
有する第2の貼着剤24dと、この第2の貼着剤24d
上に剥離可能に積層された第2の剥離紙24eとで形成
されている。
【0021】上記第1の貼着剤24bは、アクリル系樹
脂からなる貼着力の強い貼着剤であり、第2の貼着剤2
4dは、感圧性の貼着力の弱い貼着剤である。この感圧
接着剤(第2の貼着剤24d)は、公知の素材からな
り、例えば天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジ
ェンゴム、ポリイソブチレン等の合成ゴム、アクリル樹
脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂等の結
晶性の低い高分子に、ロジン、ポリテルペン樹脂、石油
樹脂等の粘着付与樹脂剤を添加したり、あるいはガラス
転移点が低く、軟らかい高粘着性成分の共重合等によっ
て粘着性を付与して構成される。
【0022】尚、上記成分には更にパラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワッ
クス等のワックス類、ステアリン酸、ラウリル酸等の高
級樹脂酸、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド等
の樹脂酸の如き滑剤やシリカ、カオリン、タルク、炭酸
カルシウム、ゼオライト等の無機充填剤を配合すること
もある。これらの成分を、水系又は有機溶剤系の溶媒に
分散または溶解させ、公知のバーコータ、ロールコー
タ、エアナイフコータ等の塗工機やフレキソ、グラビ
ア、シルクスクリーン等の印刷機によって数μmの厚さ
にコーティングして形成する。一方、第1の剥離紙24
c及び第2の剥離紙24eの剥離面には、シリコン樹脂
等が塗布されて、貼着剤からの剥離が図られている。
【0023】図4(a) 〜(f) は、上記テープ24に印字
して作成されたラベル24″を貼着対象物に貼着する手
順を説明する図である。尚、これらの図4(a) 〜(f)
は、いずれもテープ24(24″)に対する図3(a) の
C矢視図として示している。
【0024】上記の図4(a) は、図3(a),(b) に示した
第2の剥離紙24eを剥離して取り除き、露出した第2
の貼着剤24dにより対象物35に仮止め(仮貼付)し
た状態を示している。この状態で、ラベル24″は、対
象物35から容易に剥がして貼り直すことができ、これ
によって、適宜にラベル24″の位置を調整して最終的
に貼着位置を正しく決めることができる。
【0025】続いて、図4(b) に示すように、ラベル2
4″の一端部X1を上から指等で押圧してラベル24″
を対象物35に対して強目に仮固定するとともに、この
仮固定を維持したまま他端部X2を持ち上げ、この他端
部X2から第1の剥離紙24cをテープ本体24aから
剥離して内側に折り込む。
【0026】次に、図4(c) に示すように、ラベル2
4″の他端部X2を対象物35に、第1の貼着剤24b
によって貼着する。すなわち、一端部X1が第2の貼着
剤24dにより正しいに位置に仮固定されている状態
で、他端部X2が第1の貼着剤24bによって恒久固定
される。
【0027】上記に続いて、図4(d) に示すように、ラ
ベル24″の仮固定していた一端部X1を剥がして持ち
上げ、第1の剥離紙24cをテープ本体24aから徐々
に剥離していき、図4(d),(e) に示すように、上記剥離
部に沿ってテープ本体24aを第1の貼着剤24bによ
って対象物35に徐々に貼着していく。
【0028】そして、図4(f) に示すように、第1の剥
離紙24cがテープ本体24aから完全に剥離されて取
り除かれ、テープ本体24aが全面にわたって第1の貼
着剤24bにより対象物35に恒久固定される。この固
定位置は、図4(a) に示した仮止めにより位置決めした
状態と同一位置である。
【0029】このように、図1及び図2に示したテープ
カセット20に収容されている図3(a),(b) に示したテ
ープ24は、図1に示したテープ印字装置10により印
字が行われて機外に切り出されると、対象物35の所望
の位置に常に正しい姿勢で貼着して恒久固定のできる貼
りつけラベル24″として用いることができる。
【0030】図5は、テープの他の形態を示す図であ
り、同図(a) はテープの斜視図、同図(b) は同図(a) の
A−A′矢視断面拡大図、同図(c) はその剥離紙の1つ
を剥離したテープの斜視図である。同図(a),(b),(c) に
は図3(a),(b) と同一構成部分には図3(a),(b) と同一
の番号を付与して示している。
【0031】図5において、切り込み付きテープ37
は、テープ本体24a、第1の貼着剤24b、第2の貼
着剤24d、及び第2の剥離紙24eの構成が図3(a),
(b) の場合と同一であり、第1の剥離紙24cのみが長
手方向に切り込み38を形成されている。図5(c) は、
第2の剥離紙24eを剥離して取り除き、裏返してその
剥離面(第2の貼着剤24dの塗布面)を上に見せてい
る図である。
【0032】図6(a),(b),(c),(d) は、切り込み付きテ
ープ37に印字して作成されたラベル37″を貼着対象
物に貼着する手順を説明する図である。尚、これらの図
6(a) 〜(d) は、いずれも切り込み付きテープ37(3
7″)に対する図5(a) のD矢視図として示している。
【0033】上記の図6(a) は、図5(a) に示した切り
込み付きテープ37に印字して切り出したラベル37″
を、図5(c) のように第2の剥離紙24eを剥離して取
り除き、露出した第2の貼着剤24dにより対象物39
に仮止め(仮貼付)した状態を示している。この場合
も、ラベル37″は、対象物39から容易に剥がして貼
り直すことができ、これによって、適宜にラベル37″
の位置を調整して最終的に貼着位置を正しく決めること
ができる。
【0034】このように貼着位置を決め後、図5(b) に
示すように、ラベル37″の一端部Y1を上から押圧し
てラベル37″を対象物39に対して強く仮固定すると
ともに、仮止めしてあった他端部Y2を剥離して持ち上
げて、第1の剥離紙24cの切り込み38部分を外側に
煽って(やや屈曲させて)取り掛かりのための縁を形成
させ、これを指先に引っ掛けて端部Y2から第1の剥離
紙24cの一部を取り除く。
【0035】これにより、第1の貼着剤24bが露出し
たラベル37″の他端部Y2を、図6(c) に示すよう
に、対象物39に押し付けてラベル37″を第1の貼着
剤24bによって対象物39に恒久貼着するとともに、
ラベル37″の仮止めされていた一端部Y1を対象物3
9から剥離させて持ち上げて第1の剥離紙24cをラベ
ル本体24aから徐々に剥離する。
【0036】そして、図6(d) に示すように、第1の剥
離紙24cを全部剥離したならば、ラベル本体24aの
端部Y1を対象物39に貼着して貼着作業が完了する。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、貼着力の弱い第2の貼着剤により対象物に対して
仮止めができるので、貼着するラベルの位置を正しく調
整してから貼着力の強い第1の貼着剤で貼着して恒久的
な固定ができ、したがって、ラベルを常に対象物の所望
の位置に正しい姿勢で見た目よく貼着することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるテープ印字装置及びテー
プカセットの斜視図である。
【図2】カセット収容部内のサーマルプリンタ機構とテ
ープカセットの関係を示す図である。
【図3】(a) はテープ(字媒体テープ)の斜視図、(b)
はその側断面拡大図である。
【図4】(a) 〜(f) はテープに印字して作成されたラベ
ルを貼着対象物に貼着する手順を説明する図である。
【図5】テープの他の形態を示す図であり、(a) は切り
込み付きテープの斜視図、(b)は(a) のA−A′矢視断
面拡大図、(c) はその剥離紙の1つを剥離したテープの
斜視図である。
【図6】(a) 〜(d) は切り込み付きテープに印字して作
成されたラベルを貼着対象物に貼着する手順を説明する
図である。
【図7】(a) は対象物に正しく貼着されたラベルの例を
示す図、(b) は正しく貼着すべく意図されたにも拘らず
位置がずれて貼着されたラベルの例を示す図である。
【符号の説明】
1 対象物 2 ラベル 3 対象物の中心 4 対象物の下辺の線 10 テープ印字装置本体 11 キーボード 12 操作キー 13 液晶表示部 14 確認窓 15 蓋 16 カセット収容部 17 プラテンローラ 18 印字ヘッド 19 インクリボン巻取軸 20 テープカセット 21 排出口 22 操作レバー 23 カセット本体 24 テープ(未使用テープ) 24′ 印字中部分 24″ 印字済み部分(ラベル) 24a テープ本体 24b 第1の貼着剤 24c 第1の剥離紙 24d 第2の貼着剤 24e 第2の剥離紙 25 テープスプール 26 未使用インクリボン 26′ 使用中部分 26″ 使用済み部分 27 リボン供給スプール 28 リボン巻取スプール 29 凹部 31 発熱素子 32 支持軸 33a カッター固定刃 33b カッター可動刃 35 対象物 37 切り込み付きテープ 37″ ラベル(剥離紙切り込み付き) 38 切り込み 39 対象物
フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 健二 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 小林 健司 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字装置に用いられる印字媒体であっ
    て、 前記印字装置により印字される文字又は画像を見る面と
    は反対側の面に固定のための第1の貼着剤が塗布された
    印字媒体本体と、 該印字媒体本体の前記第1の貼着剤の塗布面側に剥離可
    能に積層されるとともに、前記印字媒体本体への積層面
    とは反対の面に前記第1の貼着剤よりも弱い貼着力を有
    する第2の貼着剤が塗布された第1の剥離紙と、 該第1の剥離紙の前記第2の貼着剤の塗布面側に剥離可
    能に積層される第2の剥離紙とから構成されることを特
    徴とする印字媒体。
  2. 【請求項2】 前記第1の剥離紙は、複数に分割して前
    記印字媒体本体から剥離するための切込みを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の印字媒体。
  3. 【請求項3】 前記印字媒体は、所定の幅を有する長尺
    状の印字媒体テープであることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の印字媒体。
  4. 【請求項4】 テープ印字装置に着脱自在に装着される
    とともに、前記テープ印字装置により印字される印字媒
    体テープが巻回されて収納されるテープカセットであっ
    て、 前記印字媒体テープは、 前記テープ印字装置により印字される文字又は画像を見
    る面とは反対の面に第1の貼着剤が塗布されたテープ本
    体と、 該テープ本体の前記第1の貼着剤の塗布面側に剥離可能
    に積層されるとともに、前記テープ本体への積層面とは
    反対の面に前記第1の貼着剤より弱い貼着力を有する第
    2の粘着剤が塗布された剥離紙と、 から成ることを特徴とするテープカセット。
  5. 【請求項5】 前記印字媒体テープは、前記剥離紙の第
    2の貼着剤塗布面側に剥離可能に積層される第2の剥離
    紙を更に備えることを特徴とする請求項4記載のテープ
    カセット。
  6. 【請求項6】 前記剥離紙は、複数に分割して前記テー
    プ本体から剥離するための切込みを有することを特徴と
    する請求項4又は5記載のテープカセット。
  7. 【請求項7】 前記印字媒体テープに熱転写印字するイ
    ンクリボンを更に収納することを特徴とする請求項4、
    5又は6記載のテープカセット。
JP9339570A 1997-12-10 1997-12-10 印字媒体及びテープカセット Withdrawn JPH11170624A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9339570A JPH11170624A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 印字媒体及びテープカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9339570A JPH11170624A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 印字媒体及びテープカセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11170624A true JPH11170624A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18328732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9339570A Withdrawn JPH11170624A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 印字媒体及びテープカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11170624A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002100649A1 (fr) * 2001-06-11 2002-12-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Imprimante et cartouche de supports d'impression destinee a cette imprimante
CN100337836C (zh) * 2004-01-20 2007-09-19 精工爱普生株式会社 印刷带以及具有该印刷带的带盒
JP2007279162A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Shimizu Sangyo Kk 床貼付用広告シートおよび床貼付用広告シートの作成方法
JP2011143652A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Casio Computer Co Ltd ラベル作成装置及びラベル作成方法、ラベル作成方法に関するプログラムが記憶された記憶媒体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002100649A1 (fr) * 2001-06-11 2002-12-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Imprimante et cartouche de supports d'impression destinee a cette imprimante
US7244071B2 (en) 2001-06-11 2007-07-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printer, and print medium cartridge used for the printer
CN100337836C (zh) * 2004-01-20 2007-09-19 精工爱普生株式会社 印刷带以及具有该印刷带的带盒
JP2007279162A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Shimizu Sangyo Kk 床貼付用広告シートおよび床貼付用広告シートの作成方法
JP2011143652A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Casio Computer Co Ltd ラベル作成装置及びラベル作成方法、ラベル作成方法に関するプログラムが記憶された記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8333408B2 (en) Label assembly for applying a label to electronic devices
US6386774B1 (en) Tape cartridge and printing device
JP4998103B2 (ja) レタリングテープ及びテープカセット
JPH11105351A (ja) 印字用テープ及びそれを収納したカセット
JP2008221553A (ja) レタリングテープ及び印字装置
JP6331774B2 (ja) セルフラミネート用テープカセットとテープ印刷装置、及びテープ印刷装置
JP5321902B2 (ja) テープ印刷装置、重ね貼りを行うラベルを作成する方法及び重ね貼り用ラベルの作成プログラムが記憶された記憶媒体
JPH10244710A (ja) 印字装置及び印字用連続シート媒体
JP2002337831A (ja) マーク転写具およびマーク転写テープ
JP2002337830A (ja) マーク転写具およびマーク転写テープ
JPH11170624A (ja) 印字媒体及びテープカセット
JP2002264596A (ja) マーク転写具およびマーク転写テープ
JP2004045812A (ja) 印字媒体およびこれを収納したテープカセット
JP2004114550A (ja) テープ印字装置
JP5831507B2 (ja) テープ印刷装置、重ね貼りを行うラベルを作成する方法及び重ね貼り用ラベルの作成プログラムが記憶された記憶媒体
JP3112047U (ja) ラベル帳票及びラベルシート
JP2009073135A (ja) テープカセット
JP2009090497A (ja) テープカセット及びテープ印字装置
JP2004537741A (ja) ラベル供給方法および装置
JP2004333740A (ja) ライナーレスラベル
JP3651101B2 (ja) テープ状ラベル作成装置
JP5910861B2 (ja) テープカセット
JP2019012213A (ja) ラベル媒体及びカセット
JP6922817B2 (ja) テープ、テープロール、テープカセット、及び複数の媒体を貼り合わせる方法
JP2904142B2 (ja) レタリングペン

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301