JP5827925B2 - エリスリトールの水素化分解物の製造方法 - Google Patents
エリスリトールの水素化分解物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5827925B2 JP5827925B2 JP2012127866A JP2012127866A JP5827925B2 JP 5827925 B2 JP5827925 B2 JP 5827925B2 JP 2012127866 A JP2012127866 A JP 2012127866A JP 2012127866 A JP2012127866 A JP 2012127866A JP 5827925 B2 JP5827925 B2 JP 5827925B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- erythritol
- catalyst
- iridium
- supported
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Description
本発明の触媒としては、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、コバルト(Co)、パラジウム(Pd)、及びニッケル(Ni)からなる群より選択される少なくとも1種の金属成分(以後、「イリジウム等」と称する場合がある)を担体に担持した触媒を使用する。イリジウム等が担体に担持される状態としては、特に限定されることがなく、例えば、金属単体、金属塩、金属酸化物、金属水酸化物又は金属錯体の状態等を挙げることができる。
本発明に係るエリスリトールの水素化分解物の製造方法において用いられる原料液は、エリスリトールを必須成分として含有する。上記原料液は、エリスリトールの他に水や有機溶媒等の溶媒を含有してもよく、溶媒を実質的に含有しなくてもよい。上記有機溶媒としては、特に限定されることがなく、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール等を挙げることができる。本発明の原料液としては、なかでも、反応性に優れる点で、溶媒として水を含有することが好ましい。
本発明のエリスリトールの水素化分解物の製造方法において使用する水素(水素ガス)としては、実質的に水素のみの状態でもよく、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス等により希釈した状態でもよい。また、本発明のエリスリトールの水素化分解物の製造方法により得られた反応混合物から回収した水素を再利用することもできる。
本発明のエリスリトールの水素化分解物の製造方法において使用する反応器としては、特に限定されることがなく、例えば、流動床反応器、固定床反応器等を挙げることができる。本発明においては、なかでも、固定床反応器が好ましく、特にトリクルベッド反応器が好ましい。トリクルベッド反応器とは、固体触媒が充填された触媒充填層を内部に有し、該触媒充填層に対して液体(本発明では、原料液)と気体(本発明では、水素)とを共に、反応器の上方から下向流(気液下向並流)で流通する形式の反応器(固定床連続反応装置)である。
本発明のエリスリトールの水素化分解物の製造方法は、エリスリトール及び水素を触媒の存在下で反応させて、ブタン−モノ、ジ、及びトリオールから選択される少なくとも1種の化合物を生成させるエリスリトールの水素化分解物の製造方法であって、前記触媒としてイリジウム、白金、ロジウム、コバルト、パラジウム、及びニッケルからなる群より選択される少なくとも1種の金属成分を担体に担持した触媒を使用することを特徴とする。
担体としてシリカ(商品名「キャリアクトG−6」、平均粒径:10μm、比表面積:535m2/g、富士シリシア化学(株)製)に、Ir濃度が4.47wt%になるように調製した塩化イリジウム酸(H2IrCl6)水溶液を滴下して、前記担体全体を湿潤させ、110℃で乾燥した。その後、この滴下と乾燥を繰り返して、Ir担持量がシリカに対して4wt%になるように調整して、イリジウム担持シリカ(1)を得た。
調製例1で得られたイリジウム担持シリカ(1)に、Re濃度が3wt%になるように調製した過レニウム酸アンモニウム(NH4ReO4)水溶液を、前記と同様に滴下と乾燥を繰り返して、Re担持量とIrの担持量(Re/Ir:モル比)が1になるようにレニウムを担持し、空気雰囲気下で、500℃、3時間焼成して、イリジウム・レニウム担持シリカ(1)(Re/Ir=1)を得た。
Re担持量とIrの担持量(Re/Ir:モル比)が0.25になるように調整した以外は調製例2と同様にして、イリジウム・レニウム担持シリカ(2)(Re/Ir=0.25)を得た。
Re担持量とIrの担持量(Re/Ir:モル比)が2になるように調整した以外は調製例2と同様にして、イリジウム・レニウム担持シリカ(3)(Re/Ir=2)を得た。
担体として、シリカ(商品名「キャリアクトG−6」、平均粒径:10μm、比表面積:535m2/g、富士シリシア化学(株)製)に代えて、シリカ(商品名「キャリアクトQ−6」、平均粒径:1mm〜3mm、比表面積:535m2/g、富士シリシア化学(株)製)を使用した以外は調製例1と同様にして、イリジウム担持シリカ(2)を得た。
調製例1で得られたイリジウム担持シリカ(1)に、Mo濃度が3wt%になるように調製したモリブデン酸アンモニウム水溶液((NH4)6Mo7O24・4H2O、和光純薬工業(株)製)を、前記と同様に滴下と乾燥を繰り返して、Mo担持量とIrの担持量(Mo/Ir:モル比)が0.25になるようにモリブデンを担持し、空気雰囲気下で、500℃、3時間焼成して、イリジウム・モリブデン担持シリカ(Mo/Ir=0.25)を得た。
調製例1で得られたイリジウム担持シリカ(1)に、W濃度が3wt%になるように調製したタングステン酸アンモニウム水溶液((NH4)10W12O41・5H2O、和光純薬工業(株)製)を、前記と同様に滴下と乾燥を繰り返して、W担持量とIrの担持量(W/Ir:モル比)が0.25になるようにタングステンを担持し、空気雰囲気下で、500℃、3時間焼成して、イリジウム・タングステン担持シリカ(W/Ir=0.25)を得た。
担体としてシリカ(商品名「キャリアクトG−6」、平均粒径:10μm、比表面積:535m2/g、富士シリシア化学(株)製)に、Rh濃度が3wt%になるように調製した塩化ロジウム三水和物(RhCl3・3H2O)水溶液を滴下して、前記担体全体を湿潤させ、110℃で乾燥した。その後、この滴下と乾燥を繰り返して、Rh担持量がシリカに対して4wt%になるように調整して、ロジウム担持シリカを得た。
調製例8で得られたロジウム担持シリカに、Re濃度が3wt%になるように調製した過レニウム酸アンモニウム(NH4ReO4)水溶液を、前記と同様に滴下と乾燥を繰り返して、Re担持量とRhの担持量(Re/Rh:モル比)が0.5になるようにレニウムを担持し、空気雰囲気下で、500℃、3時間焼成して、ロジウム・レニウム担持シリカ(Re/Rh=0.5)を得た。
調製例8で得られたロジウム担持シリカに、Mo濃度が3wt%になるように調製したモリブデン酸アンモニウム水溶液((NH4)6Mo7O24・4H2O、和光純薬工業(株)製)を、前記と同様に滴下と乾燥を繰り返して、Mo担持量とRhの担持量(Mo/Rh:モル比)が0.13になるようにモリブデンを担持し、空気雰囲気下で、500℃、3時間焼成して、ロジウム・モリブデン担持シリカ(Mo/Rh=0.13)を得た。
調製例8で得られたロジウム担持シリカに、W濃度が3wt%になるように調製したタングステン酸アンモニウム水溶液((NH4)10W12O41・5H2O、和光純薬工業(株)製)を、前記と同様に滴下と乾燥を繰り返して、W担持量とRhの担持量(W/Rh:モル比)が0.13になるようにタングステンを担持し、空気雰囲気下で、500℃、3時間焼成して、ロジウム・タングステン担持シリカ(W/Rh=0.13)を得た。
触媒として、調製例2で得られたイリジウム・レニウム担持シリカ(1)(Re/Ir=1)を150mg使用した。水1g、エリスリトール4g、添加物として1%硫酸150mg(イリジウムに対して0.5モル倍、1当量)を加え、反応温度80℃、水素圧力8MPaで、24時間反応を行った。
エリスリトールの転化率は28.5%で、1,2,3−ブタントリオールが21.1%、1,2,4−ブタントリオールが29.5%、1,4ブタンジオールが25.2%、1,3−ブタンジオールが7.5%、1,2−ブタンジオールが2.5%、2,3−ブタンジオールが2.3%、1−ブタノールが5.9%、2−ブタノールが5.3%得られた。
反応時間を24時間から48時間に変更した以外は実施例1と同様にした。
エリスリトールの転化率は39.0%で、1,2,3−ブタントリオールが21.1%、1,2,4−ブタントリオールが21.7%、1,4ブタンジオールが26.9%、1,3−ブタンジオールが7.0%、1,2−ブタンジオールが1.5%、2,3−ブタンジオールが0.3%、1−ブタノールが15.7%、2−ブタノールが5.1%得られた。
反応時間を24時間から72時間に変更した以外は実施例1と同様にした。
エリスリトールの転化率は46.3%で、1,2,3−ブタントリオールが22.2%、1,2,4−ブタントリオールが14.8%、1,4ブタンジオールが31.9%、1,3−ブタンジオールが9.2%、1,2−ブタンジオールが1.5%、2,3−ブタンジオールが1.5%、1−ブタノールが13.5%、2−ブタノールが4.4%得られた。
反応時間を24時間から96時間に変更した以外は実施例1と同様にした。
エリスリトールの転化率は55.0%で、1,2,3−ブタントリオールが19.8%、1,2,4−ブタントリオールが11.2%、1,4ブタンジオールが35.5%、1,3−ブタンジオールが10.6%、1,2−ブタンジオールが1.5%、2,3−ブタンジオールが1.0%、1−ブタノールが15.6%、2−ブタノールが3.9%得られた。
触媒として、調製例3で得られたイリジウム・レニウム担持シリカ(2)(Re/Ir=0.25)を300mg使用した。水1g、エリスリトール4g、添加物として1%硫酸300mg(イリジウムに対して0.5モル倍、1当量)を加え、反応温度100℃、水素圧力8MPaで、48時間反応を行った。
エリスリトールの転化率は72.7%で、1,2,3−ブタントリオールが17.7%、1,2,4−ブタントリオールが2.6%、1,4ブタンジオールが23.5%、1,3−ブタンジオールが16.4%、1,2−ブタンジオールが2.8%、2,3−ブタンジオールが3.4%、1−ブタノールが22.1%、2−ブタノールが7.3%得られた。
触媒量を150mgから300mgへ、添加物として1%硫酸を150mgから300mg(イリジウムに対して0.5モル倍、1当量)へ、反応温度を80℃から100℃へ変更した以外は実施例1と同様にした。
エリスリトールの転化率は62.8%で、1,2,3−ブタントリオールが18.4%、1,2,4−ブタントリオールが5.3%、1,4ブタンジオールが33.2%、1,3−ブタンジオールが12.0%、1,2−ブタンジオールが1.3%、2,3−ブタンジオールが1.5%、1−ブタノールが20.5%、2−ブタノールが5.9%得られた。
触媒として、調製例4で得られたイリジウム・レニウム担持シリカ(3)(Re/Ir=2)を300mg使用し、反応温度を80℃から100℃へ、反応時間を24時間から16時間に変更した以外は実施例1と同様にした。
エリスリトールの転化率は70.4%で、1,2,3−ブタントリオールが20.9%、1,2,4−ブタントリオールが7.5%、1,4ブタンジオールが33.2%、1,3−ブタンジオールが12.0%、1,2−ブタンジオールが1.3%、2,3−ブタンジオールが2.3%、1−ブタノールが18.5%、2−ブタノールが5.6%得られた。
触媒として、調製例5で得られたイリジウム・レニウム担持シリカ(4)(Re/Ir=2)4gを触媒籠に入れ用いた。水110g、エリスリトール20gを加え、反応温度120℃、水素圧力12MPaで、6時間反応を行った。
エリスリトールの転化率は13.6%で、1,2,3−ブタントリオールが49.0%、1,2,4−ブタントリオールが15.0%、1,4ブタンジオールが6.9%、1,3−ブタンジオールが7.2%、1,2−ブタンジオールが8.6%、2,3−ブタンジオールが2.0%、1−ブタノールが6.0%、2−ブタノールが4.9%得られた。
下記表に記載の通りの条件下でエリスリトールの水素化分解反応を行った。結果を下記表にまとめて示す。
ガラス製内缶のあるSUS 316製190mLオートクレーブ及びテフロン(登録商標)コーティングをされたマグネチックスターラーチップで構成された反応器と、マグネチックスターラーと電気炉からなる加熱・撹拌装置を用いた。
所定量の触媒及び水をいれ、1MPaの水素を張り込み、常圧まで排気する水素置換作業を三回繰り返したのち、缶内が200℃になった時に、全圧が8MPaになるように水素を張り込み、200℃で1時間触媒を還元した。
還元後、オートクレーブを冷却、開圧し、所定量のエリスリトール、水、および所定の添加物を加えて、再度1MPa水素で3回水素置換を行った。所定の温度で、所定の圧力になるように水素を張り込み、撹拌回転数250rpmにて所定の時間反応を行った。
反応後、オートクレーブを室温まで冷却後、開圧し、排気ガスおよび反応液をガスクロマトフィーにて分析した。
触媒固定用のチタン製網籠と撹拌翼のついた電磁式撹拌装置を装着したガラス製内缶のあるSUS 316製500mLオートクレーブとオイルバスからなる加熱装置を用いた。
所定量の触媒及び水をいれ、1MPaの水素を張り込んで、常圧まで排気する水素置換作業を三回繰り返したのち、缶内が200℃になった時に、全圧8MPaになるように水素を張り込み、200℃で1時間触媒を還元した。
還元後、オートクレーブを冷却、開圧し、所定量のエリスリトール、水、および所定の添加物を加えて、再度1MPa水素で3回水素置換を行った。所定の温度で、所定の圧力になるように水素を張り込み、撹拌回転数500rpmにて所定の時間反応を行った。
反応後、オートクレーブを室温まで冷却後、開圧し、排気ガスおよび反応液をガスクロマトフィーにて分析した。
尚、実施例29では、実施例23で使用したイリジウム・レニウム担持シリカ(1)(Re/Ir=1)を水で洗浄し110℃程度の温度で1時間程度加熱して乾燥し、空気中で500℃程度の温度で焼成することにより再生して得られたイリジウム・レニウム担持シリカ(1-1)(Re/Ir=1)を使用した。実施例30では実施例29で使用したイリジウム・レニウム担持シリカ(1-1)(Re/Ir=1)を水で洗浄し110℃程度の温度で1時間程度加熱して乾燥し、空気中で500℃程度の温度で焼成することにより再生して得られたイリジウム・レニウム担持シリカ(1-2)(Re/Ir=1)を使用した。実施例31では実施例30で使用したイリジウム・レニウム担持シリカ(1-2)(Re/Ir=1)を水で洗浄し110℃程度の温度で1時間程度加熱して乾燥し、空気中で500℃程度の温度で焼成することにより再生して得られたイリジウム・レニウム担持シリカ(1-3)(Re/Ir=1)を使用した。
Irを含む触媒は、予め、ガラス製内缶のあるSUS製190mLオートクレーブに適量の水と共に仕込み、200℃、水素圧8MPaで1時間還元処理を行った。
オートクレーブに20重量%エリスリトール水溶液5g、3.1mgH2SO4(イリジウム、若しくはロジウムに対して1モル倍)を加えて、1MPa水素で3回水素置換を行った。その後、所定の温度で、初期水素圧が8MPaになるように水素を張り込み、撹拌回転数250rpmにて所定の時間反応を行った。
反応後、オートクレーブを室温まで冷却後、開圧し、排気ガスおよび反応液をFID付きガスクロマトグラフィー(商品名「GC−2014」、島津製作所製)と、示差屈折率検出器を備えたクロマトグラフィー(商品名「LC−10A」、島津製作所製)を使用して測定した。キャピラリーカラム(商品名「Rtx−200」、内径:0.25mm、長さ:30m)、カラム(商品名「Aminex HPX−87C」、内径:7.8mm、長さ:300mm)を使用した。更に、反応物の同定にはGC−MS(商品名「QP5050」、島津製作所製)も使用した。
2:原料液供給ライン
3:水素供給ライン
4:反応混合物取り出しライン
5:高圧気液分離器
6:水素リサイクルライン
Claims (9)
- エリスリトール及び水素を触媒の存在下で反応させて、ブタン−モノ、ジ、及びトリオールから選択される少なくとも1種の化合物を生成させるエリスリトールの水素化分解物の製造方法であって、前記触媒としてイリジウム、白金、ロジウム、コバルト、パラジウム、及びニッケルからなる群より選択される少なくとも1種の金属成分を担体に担持した触媒を使用することを特徴とするエリスリトールの水素化分解物の製造方法。
- 触媒として、イリジウム、白金、ロジウム、コバルト、パラジウム、及びニッケルからなる群より選択される少なくとも1種の金属成分を担体に担持した触媒と共に、レニウム、モリブデン、タングステン、及びマンガンからなる群より選択される少なくとも1種の金属成分を併用する請求項1に記載のエリスリトールの水素化分解物の製造方法。
- レニウム、モリブデン、タングステン、及びマンガンからなる群より選択される少なくとも1種の金属成分を担体に担持した状態で使用する請求項2に記載のエリスリトールの水素化分解物の製造方法。
- 触媒として、少なくともイリジウム又はロジウムを担体に担持した触媒を使用する請求項1〜3の何れか1項に記載のエリスリトールの水素化分解物の製造方法。
- レニウム、モリブデン、タングステン、及びマンガンからなる群より選択される少なくとも1種の金属成分と、イリジウム、白金、ロジウム、コバルト、パラジウム、及びニッケルからなる群より選択される少なくとも1種の金属成分を1/50〜6/1[前者/後者(モル比)]の割合で含有する請求項2〜4の何れか1項に記載のエリスリトールの水素化分解物の製造方法。
- イリジウム、白金、ロジウム、コバルト、パラジウム、及びニッケルからなる群より選択される少なくとも1種の金属成分を担持する担体が無機酸化物である請求項1〜5の何れか1項に記載のエリスリトールの水素化分解物の製造方法。
- レニウム、モリブデン、タングステン、及びマンガンからなる群より選択される少なくとも1種の金属成分を担持する担体が無機酸化物である請求項3〜6の何れか1項に記載のエリスリトールの水素化分解物の製造方法。
- 無機酸化物が、シリカ、チタニア、ジルコニア、アルミナ、マグネシア、及びゼオライトから選択される少なくとも1種の化合物である請求項6又は7に記載のエリスリトールの水素化分解物の製造方法。
- 酸の共存下で反応させる請求項1〜8の何れか1項に記載のエリスリトールの水素化分解物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012127866A JP5827925B2 (ja) | 2011-06-06 | 2012-06-05 | エリスリトールの水素化分解物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011126050 | 2011-06-06 | ||
JP2011126050 | 2011-06-06 | ||
JP2012127866A JP5827925B2 (ja) | 2011-06-06 | 2012-06-05 | エリスリトールの水素化分解物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013014577A JP2013014577A (ja) | 2013-01-24 |
JP5827925B2 true JP5827925B2 (ja) | 2015-12-02 |
Family
ID=47687601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012127866A Active JP5827925B2 (ja) | 2011-06-06 | 2012-06-05 | エリスリトールの水素化分解物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5827925B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014200775A (ja) * | 2013-04-09 | 2014-10-27 | 株式会社ダイセル | 触媒の再生方法、及び多価アルコールの水素化物の製造方法 |
CN108043476A (zh) * | 2013-06-18 | 2018-05-18 | 株式会社大赛璐 | 氢化反应用催化剂的再生方法及多元醇的氢化物的制造方法 |
JP6176108B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2017-08-09 | 新日鐵住金株式会社 | 2−シアノピリジンの製造方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824530A (ja) * | 1981-07-22 | 1983-02-14 | イ−・アイ・デユポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニ− | ポリオ−ルのエチレングリコ−ルへの水素化分解法 |
US6479713B1 (en) * | 2001-10-23 | 2002-11-12 | Battelle Memorial Institute | Hydrogenolysis of 5-carbon sugars, sugar alcohols, and other methods and compositions for reactions involving hydrogen |
JP5035790B2 (ja) * | 2006-12-06 | 2012-09-26 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | プロパンジオールの製造方法 |
JP5305669B2 (ja) * | 2008-01-21 | 2013-10-02 | 花王株式会社 | 多価アルコールの水素化分解物の製造方法 |
JP2009275029A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-26 | Univ Of Tsukuba | グリセリンの還元方法、および触媒 |
JP5861024B2 (ja) * | 2011-01-13 | 2016-02-16 | Jnc株式会社 | 多価アルコールからのグリコールの製造方法 |
-
2012
- 2012-06-05 JP JP2012127866A patent/JP5827925B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013014577A (ja) | 2013-01-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2622106T5 (es) | Procedimiento para preparar etilenglicol a partir de compuestos polihídricos | |
US10751704B2 (en) | Hydrogenation reaction catalyst for 1,4-anhydroerythritol, method for producing 3-hydroxytetrahydrofuran, and method for producing 1,3-butane diol | |
JP6351589B2 (ja) | 水素化反応用触媒の再生方法、及び多価アルコールの水素化物の製造方法 | |
US8921616B2 (en) | Method for producing glycol from polyhydric alcohol | |
JP6345654B2 (ja) | テトラヒドロフランの製造方法 | |
US10597344B2 (en) | Method for preparing 1,3-cyclohexanedimethanol | |
JP5827925B2 (ja) | エリスリトールの水素化分解物の製造方法 | |
JP5654399B2 (ja) | グリセリンの水素化分解物の製造方法 | |
JP5797587B2 (ja) | 1,4−アンヒドロエリスリトールの水素化分解物の製造方法 | |
JP5736251B2 (ja) | エリスリトールの水素化分解物の製造方法 | |
JP5684657B2 (ja) | ポリオールの水素化分解物の製造方法 | |
WO2018146978A1 (ja) | 3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフランの還元反応用触媒及び3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン還元物の製造方法 | |
JP4424746B2 (ja) | 不飽和アルコールの製造方法及びそれに用いられる不飽和アルコール製造用触媒 | |
JP5914122B2 (ja) | プロパンジオールの製造方法 | |
JP6263434B2 (ja) | 1,3−プロパンジオールの製造方法 | |
JP2017051941A (ja) | オレフィン化反応用触媒及びオレフィンの製造方法 | |
JP5827832B2 (ja) | イリジウム−レニウム固体触媒 | |
JP2017014133A (ja) | ホモアリルアルコールの製造方法 | |
JP4608662B2 (ja) | 不飽和アルコール製造用触媒およびそれを用いた不飽和アルコール製造法 | |
JP4428530B2 (ja) | 不飽和アルコール製造用触媒及びそれを用いた不飽和アルコールの製造方法 | |
JP7372815B2 (ja) | C5+化合物の製造方法及びこれに用いられる触媒 | |
JP6462498B2 (ja) | 不飽和アルコールの製造方法及び触媒 | |
WO2022065152A1 (ja) | オレフィンの製造方法およびオレフィン化反応用触媒 | |
JP5599193B2 (ja) | グリコールの製造方法 | |
JP7404098B2 (ja) | 3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフランの還元反応用触媒 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150825 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151006 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151019 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5827925 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |