JP5812246B2 - ロータリエンコーダの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被検出物体の回転速度や回転角度等の回転情報を検出するロータリエンコーダの製造方法に関し、特に、被検出物体の回転角度原点を検出するのに好適なものである。
ロータリエンコーダとして被検出物体の回転情報のうち絶対位置情報を検出するようにした光学式のロータリエンコーダが知られている(特許文献1)。例えば、反射型のロータリエンコーダでは、検出ヘッドに具備されたLED等の発光素子から出た光がロータリスケールで反射し、戻る光をフォトトランジスタ等の光検出素子で受け、受光した光の明暗を数えることでロータリスケールの回転情報を計測している。
特開2006−214929号公報
絶対位置(原点位置)を検出する方式のロータリエンコーダは、多くの場合、ロータリスケールの回転角度の原点を回転体、例えば、ハブの所定の位置にあわせて目視などによる調整によって製作(製造)されている。同様にロータリスケールのパターン中心とハブの回転中心についても同様な調整が必要になる。このとき、スケールの穴とパターン中心とを精度良く加工し、ハブの嵌合部とのクリアランスを小さくして偏芯を抑え芯出し行っている。
反射型で、原点位置検出を備えたロータリスケールではパターン中心に対し、反射部パターンが放射状に等間隔に配置されている。そしてこのパターンの一部に反射部パターンが欠落している原点位置検出用の欠落部分が設けられている。この欠落部分を検出ヘッドで検出することで回転角度原点としている。しかしながら、円盤状で取り付け位相の決まらないロータリスケールの原点とハブとの角度原点方向を合わせて双方を組み立てるには調整に工数がかかると言った問題点が有った。また、ロータリスケールとハブとの芯出しする場合も同様に工数がかかるか、ロータリスケールの内径の精度を向上させねばならず、製作に多くの時間がかかるという問題があった。
本発明は、ロータリスケールとハブとの芯出しが容易に行なえ、更に双方の製造を高精度に容易に行なうことができるロータリエンコーダの製造方法の提供を目的とする。
本発明のロータリエンコーダの製造方法は、ウェハよりオリエンテーションフラットを参照して、パターン中心を基準に連続パターンと回転角度原点を含む所定のパターンが形成され、外形が多角形状で該回転角度原点が該多角形状の辺のうち少なくとも1つの辺を基準に定められたロータリスケールを切り取る工程と、前記切り取ったロータリスケールを、該ロータリスケールと共に回転するハブに設けた位置決め用の突起部に当接するように装着してロータリエンコーダを組み立てる工程とを備えるロータリエンコーダの製造方法であって、前記ハブに圧入され、前記ロータリスケールのパターン中心と同軸で回転する回転軸と該突起部との位置関係を測定する工程と、前記測定した位置関係を参照して前記ウェハより前記ロータリスケールの外形の該突起部と当接する2辺の寸法を決定して切り取る工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ロータリスケールとハブとの芯出しが容易に行なえ、更に双方の組み
立てを高精度に容易に行なうことができるロータリエンコーダの製造方法が得られる。
本発明の第1の実施例に係るロータリエンコーダの構成 本発明の第1の実施例に係るロータリエンコーダの組立のフローチャート 組立フローチャート26の工程を示す図 組立フローチャート27の工程を示す平面図 組立フローチャート27の工程を示す斜視図 組立フローチャート28の工程を示す斜視図 本発明の第2の実施例に係る回転体を示す図 本発明の第3の実施例に係る回転体を示す図 本発明の第4の実施例に係る回転体の構成を示す斜視図 本発明の第5の実施例に係る回転体の構成を示す斜視図
以下に、本発明の実施の形態を貼付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のロータリエンコーダは、パターン中心(回転中心)を基準に連続パターン12と不連続パターン(回転角度原点)15を含む所定のパターンが形成され、外形が多角形状のウェハ、例えばシリコンウェハより成るロータリスケール4を有する。
ロータリスケール4は、ウェハ、例えばシリコンウェハより切り取り形成されている。回転角度原点はロータリスケールの多角形状の辺のうち少なくとも1つの辺11aを基準に定められている。ロータリスケール4の外形のうち少なくとも2辺、例えば互いに非平行な2辺と当接し、ロータリスケール4と位置決めするための突起部19を備え、ロータリスケール4と同軸で回転するハブ17を有する。そしてハブ17に圧入され、回転情報を検出する検出対象物(回転体)と嵌合する回転軸18を有する。更にロータリスケール4に光を照射し、ロータリスケールを介した光を検出する光源部と受光部を含む検出手段を有する。回転軸18の検出対象物が嵌合される側には、ロータリスケールの回転角度原点と、回転位相決めされた溝20が形成されている。
図1(A)、(B)は本発明のロータリエンコーダの実施例1の要部平面図と要部断面図である。本実施例において、ロータリスケール4は外形が正方形でSi(シリコン)製である。ロータリスケール4はシリコンを基材とし、反射膜にアルミニウムを使用し、成膜、露光、エッチング等の半導体製造プロセスを用いて作成された反射型より成っている。正方形のロータリスケール4は回転体である樹脂製のハブ17の上に設けられた3つの高さの高い突起部19に突き当てられ位置合わせされた状態で接着されている。金属製の軸(回転軸)18はハブ17に圧入されている。
ロータリスケール4は回転情報検出用の連続パターン12と不連続部(不連続パターン)15が備えられ、不連続部15はロータリスケール4の回転角度原点を示し図1において上方に形成されている。軸18の先端には溝20が設けられ、検出対象体(被検出物体)(不図示)と位相決めされて嵌合する。本実施形態では溝20の形成方向はロータリスケール4の角度原点を示す不連続部15と平行でロータリスケール4のハブ17に対する回転角度が決定されている。
ロータリエンコーダによる被検出物体の回転情報の検出動作に関して説明する。プリント基板1には制御部3とともに検出手段(光IC)2も実装されている。検出手段2のLED等の発光素子(光源部)から出た光はロータリスケール4で反射し検出手段2の受光部で受光される。受光部からの受光パターンの変化から制御部3はロータリスケール4の回転数と方向をカウントすることで角度計測を行う。動作の詳細は本出願人が先に出願した特開2006−214929号公報に開示されている。
即ち、本実施例の反射型のロータリエンコーダにおけるロータリスケール4は回転中心Oを中心として回転し、連続パターン12が放射状に等間隔に配置されている。ロータリスケール4からの反射光を検出して、ロータリスケール4の位置情報を得る第1及び第2の検出手段2a、2bがロータリスケール4に関して相互に180度の位置に設けられている。そしてロータリスケール4の連続パターン12の一部には回転角度原点15が不連続パターンとして形成され、この回転角度原点15を検出することにより原点位置を求めている。
不連続部パターンより成る回転角度原点15は、例えば連続パターン12の1個欠落させるか、数個のパターンを連続して欠落させることによって形成している。第1及び第2の検出手段2a、2bは同等の構成を有しており、それぞれ種々のロータリエンコーダ信号、即ちA相、B相、A’相、B’相の信号のそれぞれを検出するために、例えば4個1組で複数の受光センサが配列されている。第1の検出手段2aを回転角度原点15が通過するときの出力信号のアンバランスを検出することにより、第1の検出手段2aによって回転角度原点15を検出し、これに基づいて原点を決定している。
尚、本実施例のロータリエンコーダにおいて、ロータリスケール4は連続パターン12のみで、不連続パターン(回転角度原点)15を有していなくても良い。
本実施例のロータリエンコーダにおけるロータリスケール4は、パターン中心を基準に連続パターン12を含む所定のパターンが形成される。そして、外形が多角形状で連続パターン12の回転角度位相が多角形状の辺のうち少なくとも1つの辺11aを基準に定められたシリコンウェハにより成っていれば良い。
そしてハブ17はロータリスケール4の外形のうち少なくとも2辺11a、11bと当接し、ロータリスケール4と位置決めするための突起部16、19を備えている。回転軸18はハブ17に圧入され、ロータリスケール4のパターン中心と同軸で回転する。検出手段2はロータリスケール4に光を照射し、ロータリスケール4を介した光を検出する。
また、他の実施例として回転軸18は、ロータリスケール4とともに回転するハブ17に圧入されている。そして回転軸18は、回転情報を検出する検出対象物と嵌合しロータリスケール4と同軸で回転する。そして検出手段2はロータリスケール4に光を照射し、ロータリスケール4を介した光を検出する。
図7は本発明のロータリエンコーダの実施例2の要部説明図である。基本構成と動作は実施例1と同一である。本発明はロータリスケール4の外形状が矩形(長方形)である。突起部のうち高さの高い突起部19の位置をロータリスケール4の形状に合わせており、その他の構成は実施例1と同じである。
図8は本発明のロータリエンコーダの実施例3の要部説明図である。基本構成と動作は実施例1と同一である。本発明はロータリスケール4の外形状が正六角形である。高さの低い突起部16および高さの高い突起部19の位置と形状をロータリスケール4の外形状に合わせており、その他の構成は実施例1と同じである。外形状が正六角形の場合、四角形に比べてハブ17の外形を小さくすることが出来る利点がある。
次に本発明の実施例1のロータリエンコーダの製造方法における組立について説明する。実施例1のロータリエンコーダの組立では、シリコンウェハよりオリエンテーションフラットを参照する。そして、パターン中心(回転中心)を基準に連続パターン12と不連続パターン(回転角度原点)15を含む所定のパターンが形成され、外形が多角形状のロータリスケールを切り取る。回転角度原点は、多角形状の辺のうち少なくとも1つの辺11aを基準に定められている。切り取ったロータリスケール4を、ロータリスケール4と同軸で回転するハブ17にハブ17に設けた位置決め用の突起部19に当接するように装着してロータリエンコーダを組み立てる。
ロータリスケール4の外形の突起部19と当接する2辺11a、11b、突起部19そしてハブ17に圧入され、回転情報を検出する検出対象物と嵌合する回転軸18との位置情報(位置関係)を測定する。そして、測定した位置情報を参照してシリコンウェハよりロータリスケール4を切り取っている。ここで2辺11a,11bは互いに非平行である。
次に、実施例1のロータリエンコーダの製造方法における組立に関して、更に図2のフローチャートと図3〜図6の説明図を用いて説明する。テープ貼り付け工程21では半導体プロセスにより製作された複数のロータリスケールが作りこまれたシリコンウェハがスケールサイズより大きい粘着テープの上に載せられる。ダイシング工程22ではダイサーによりウェハがダイシングされ、個々のシリコン製のロータリスケールに分割され切り取られる。ダイシング工程22ではシリコン製のロータリスケールは分断されるが、粘着テープはギリギリ分断されないように制御されている。
このときダイシングの位置はドーナツ状のスケールパターンの中心からの距離を正確に決められ精度良くダイシングされる。これによりロータリスケール4の直交する2辺から、パターン中心までの距離は例えば±10μm程度の値に精度良く加工される。UV照射工程(紫外線照射工程)23では、裏面からUV(紫外線)照射を行い、粘着テープの粘着力を低下させる。そして次のピックアップ工程24ではピンセットでスケールを摘み上げる。このとき粘着テープからロータリスケール4がはがれやすいように、粘着テープに張力をかけるのが一般的である。外観検査工程25では実体顕微鏡などで摘み上げたスケールの表裏面に欠陥が無いか目視により確認し欠陥品を排除する。
次に工程21〜25と並行して、ハブ圧入工程26を行う。ハブ圧入工程26では図3に示すようにハブ17に垂直に軸(回転軸)18に圧入する。次にロータリスケール17をハブ17に設置する設置工程27ではハブ17の中心部に速硬化性の接着剤29を塗布しておく。
図4に示すように、ハブ17の3箇所の高さの高い突起部19にロータリスケール4の2辺11a、11bが突き当たるように設置する。さらに図5に示すようにZ方向(回転軸18方向)にもロータリスケール4を押下しハブ17の3ヶ所に設けられた高さの低い低突起部16の全てに当たるように正確に設置する。突起部16は突起部19より高さが低いので突起部16の上に乗ったロータリスケール4の2辺11a、11bは突起部19に当接している。
接着剤塗布工程28では図6に示すようにハブ17の突起部19とロータリスケール4の接触部分を覆うようにUV硬化性接着剤30を塗布し、UV照射装置からのU光により硬化させる。その間にハブ17の中心部に塗布されていた速硬化性接着剤29もハブ17とロータリスケール4の間で硬化し、固定が完了しロータリエンコーダが完成する。
図9は本発明の実施例4のロータリエンコーダの製造方法における組立の説明図である。図9において、反射型のロータリスケール4が多数形成されたシリコンウェハ31は不図示のダイシングソーにてロータリスケール4の切り出しが行われる。ダイシングソーの切断線33はオリエンテーションフラット32に平行及び直角に保たれることにより、ロータリスケール4の原点を示す不連続部15は常に切断面の一辺の中心に来る。また軸18はハブ17の3つの高突起部19により形成されるスケール設置面の一辺の法線で原点を通る直線方向と、軸18の溝20とが合わせ込まれハブ17に圧入しておく。
そして実施例1に開示したようにハブ17にロータリスケール4を設置、接着する。これにより、軸18の溝20と、ロータリスケール4の原点方向が揃ったロータリエンコーダが完成する。即ち、本実施例ではロータリスケール4のパターン中心と回転軸18と突起部19との位置関係を測定する。そして測定した位置関係を参照してシリコンウェハ31よりロータリスケール4の外形の突起部19と当接する2辺の寸法を決定して切り取っている。
本発明の実施例5のロータリエンコーダの製造方法における組立では、回転軸18とハブ17の軸中心に対するロータリスケールの突き当て用の突起部19の位置関係を測定する。そして、そのときのズレ量を相殺する方向にオフセットしてロータリスケールをシリコンウェハからカットし、組み立てている。
図10は本発明の実施例5のロータリエンコーダの製造方法における組立の説明図である。図10において、Xhはハブ17の中心と中心からX軸方向の突起部19の突き当て部までの距離であり、Yhは同Y軸方向の突起部19の突き当て部までの距離である。またXsはロータリスケール4の中心からX軸方向の突起部19の突き当て部までの距離であり、Ysは同Y軸方向の突起部19の突き当て部までの距離である。製造誤差が無ければX,Yを中心からハブ17及びロータリスケール4と突起部19の突き当て部までの設計値とすると、Xh=Xs=X,Yh=Ys=Yとなる。
しかしながら、モールド部品であるハブ17は誤差を持つのが一般的である。そこでダイシングソーでのカッティング工程で、Xs=Xh≠X,Ys=Yh≠Yと成るようにダイシングソーを設定すればハブ17の製造誤差をキャンセルすることができる。本製造方式を採用すれば、ハブ17の製造用の金型を作成し直したり、トリミングする必要が無くなり工数と費用の削減が可能となる。
以上のように各実施例によれば、外形が多角形状のロータリスケールを使用することで組立時(ロータリエンコーダの製造方法における組立時)に角度出しおよび芯出しを簡単に行うことができる。さらにはガラス製などのロータリスケールの外形を円形に加工、研磨する必要も無くロータリエンコーダの製造が容易になる。
また、各実施例のロータリエンコーダの製造方法における組立ではパターンを有するロータリスケールが装着され同軸で回転するハブに圧入固定され、方位性を持つ回転軸を有する。そして回転軸に対する位置決めを要するハブとシリコンウェハのオリエンテーションフラットまたはノッチにより回転軸を基準に、各部品を一貫した組立基準でロータリエンコーダを組み立てることができる。なお、上述した各実施例ではロータリエンコーダは反射型を用いているが、透過型であってもよく、検出手段(光IC)2も受光部と発光部が別体であっても構わない。また、ロータリスケールについてもエンコーダで広く使われるガラス製スケールでも多角形にすることにより同様の効果を得られる。
以上述べたように、本発明のロータリエンコーダの製造方法を採用すれば、ロータリエンコーダのロータリスケールの回転角度出しが容易に実現できるとともに容易に製造することができる。
1 プリント基板 2 光IC(検出手段) 3 制御部 4 ロータリスケール
5 反射部 6 欠落部分 12 反射部 13、14 検出ヘッド
15 不連続部 16 低突起部 17 ハブ 18 軸 19 突起部
20 溝 30 接着剤塗布部 31 Si(シリコン)ウェハ
32 オリエンテーションフラット 33 ダイシングソーの切断線

Claims (2)

  1. ウェハよりオリエンテーションフラットを参照して、パターン中心を基準に連続パターンと回転角度原点を含む所定のパターンが形成され、外形が多角形状で該回転角度原点が該多角形状の辺のうち少なくとも1つの辺を基準に定められたロータリスケールを切り取る工程と、
    前記切り取ったロータリスケールを、該ロータリスケールと共に回転するハブに設けた位置決め用の突起部に当接するように装着してロータリエンコーダを組み立てる工程とを備えるロータリエンコーダの製造方法であって、
    前記ハブに圧入され、前記ロータリスケールのパターン中心と同軸で回転する回転軸と該突起部との位置関係を測定する工程と、前記測定した位置関係を参照して前記ウェハより前記ロータリスケールの外形の該突起部と当接する2辺の寸法を決定して切り取る工程と、
    を備えることを特徴とするロータリエンコーダの製造方法。
  2. 前記回転軸の検出対象物が嵌合される側には、前記ロータリスケールの回転角度原点と回転位相決めされた溝が形成されていることを特徴とする請求項のロータリエンコーダの製造方法。
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