JP5780734B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、インクを吐出する複数のノズルを備える複数のチップを前記ノズルの配列方向に沿って配置した記録ヘッドを用いて画像を記録するためのデータを処理する画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
インクジェット記録装置は、一定方向に多数のインクジェット記録素子、吐出口およびこれに連通する液路などからなる吐出部(以下、この吐出部をノズルとも称す)を配列した記録ヘッドが用いられる。また、インクジェット記録装置には、この記録ヘッドを記録装置本体に固定し、記録ヘッドの長手方向と交差する方向へと記録媒体を搬送することによって記録動作を行う所謂フルラインタイプのインクジェット記録装置が知られている。フルラインタイプのインクジェット記録装置では、長尺な記録ヘッドで一括して1ライン分の画像を記録すると共に、記録媒体を連続して搬送することにより、記録媒体全域に対して高速に画像を形成することが可能である。
このようなフルラインタイプのインクジェット記録装置に用いられる記録ヘッドとしては、比較的安価に製造可能な短尺なチップを高精度に複数個配列することにより長尺化した、所謂つなぎヘッドが用いられている(特許文献1参照)。このようなつなぎヘッドを用いてカラーの画像形成を実現するためには、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)などの複数色のインクに対応して、複数個のつなぎヘッドを並べることで可能となる。
ところで、インクジェット方式の記録装置で用いられる記録ヘッドは、その製造上の誤差などによって複数のノズル間で吐出量にばらつきを持つことがある。そして、このような吐出量のばらつきがあると、記録される画像に濃度むらが生じ易くなる。
従来、このような濃度むらを低減する処理として、特許文献2に記載されるようなヘッドシェーディング(HS)技術を用いることが知られている。このヘッドシェーディング技術は、ノズル個々の吐出量に関する情報に応じて、画像データを補正するものである。この補正によって最終的に記録されるインクドットの数を増加または減少させ、記録画像における濃度の調整を行うことができる。
特開2006−264152号公報 特開平10−13674号公報
しかしながら、特許文献2に示すようなヘッドシェーディング技術を長尺で多数のノズルを有する記録ヘッドに適用した場合、個々のノズルに対応して画像データの補正処理が行われるため、補正処理に多くの時間を要するという課題がある。また、ヘッドシェーディングを用いて画像を補正する際に多くのメモリ容量が必要になり、コスト増大を招くという課題もある。さらに、記録ヘッドにおけるノズルの高解像度化に伴って、各ノズルの吐出量を検出する検出装置も高解像度を要求されることとなり、これも装置コストを増大させる要因となる。
本発明は、インクジェット記録装置において、メモリと処理時間の増大を抑制しつつ、ノズルの吐出性能のばらつきに起因する画像劣化を軽減するために行う画像データの補正を可能にすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
本願発明の第1の形態は、複数のノズルが所定方向に配列された、同じ色のインクを吐出するための第1ノズル列と第2ノズル列とが、前記第1ノズル列の一部の複数のノズルと前記第2ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、記録媒体と、の相対的な走査を行いながら前記記録ヘッドから前記記録媒体にインクを吐出することにより画像の記録を行い、前記記録媒体の第1領域に前記第2ノズル列によって記録を行なわず、前記第1ノズル列によって記録を行い、前記記録媒体の前記第1領域と前記所定方向に隣接する前記記録媒体の第2領域に前記重複部の前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とのノズルを所定の使用率で用いて記録を行うための画像処理装置であって、前記第1ノズル列の前記重複部および非重複部それぞれを複数に分割した分割部それぞれの連続する複数のノズル毎にそれぞれ対応し、前記各分割部により記録される記録媒体の領域間の色差を低減するように色信号の入力値に応じた出力値を決定するための補正パラメータそれぞれにより前記第1ノズル列によって前記記録媒体の第1、第2領域に記録を行うための色信号の入力値を補正する補正手段を有し、前記第1ノズル列における前記複数の分割部のうちの、第1の前記補正パラメータが対応する第1の前記分割部と、前記第1の補正パラメータと別の第2の前記補正パラメータが対応し、前記第1の分割部と前記所定方向に隣接する第2の前記分割部との境界は、前記第1ノズル列における前記重複部と前記非重複部との境界と対応し、前記重複部おいて、それぞれ、前記重複部の前記所定方向におけるノズル数の2以上の約数のノズル数で構成される複数の分割部毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする。
また、本発明の第2の形態は、複数のノズルが所定方向に配列された、同じ色のインクを吐出するための第1ノズル列と第2ノズル列とが、前記第1ノズル列の一部の複数のノズルと前記第2ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、記録媒体と、の相対的な走査を行いながら前記記録ヘッドから前記記録媒体にインクを吐出することにより画像の記録を行い、前記記録媒体の第1領域に前記第2ノズル列によって記録を行なわず、前記第1ノズル列によって記録を行い、前記記録媒体の前記第1領域と前記所定方向に隣接する前記記録媒体の第2領域に前記重複部の前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とのノズルを所定の使用率で用いて記録を行うための画像処理方法であって、前記第1ノズル列の前記重複部および非重複部それぞれを複数に分割した分割部を設定する設定工程と、前記設定工程によって設定した複数の分割部それぞれの連続する複数のノズル毎にそれぞれ対応し、前記各分割部により記録される記録媒体の領域間の色差を低減するように色信号の入力値に応じた出力値を決定するための補正パラメータそれぞれにより前記第1ノズル列によって前記記録媒体の第1、第2の領域に記録を行うための色信号の入力値を補正する補正工程と、を有し、前記設定工程は、前記第1ノズル列における前記複数の分割部のうちの、第1の前記補正パラメータが対応する第1の前記分割部と、前記第1の補正パラメータと別の第2の前記補正パラメータが対応し前記第1の分割部と前記所定方向に隣接する第2の前記分割部との境界を、前記第1ノズル列における前記重複部と前記非重複部との境界と対応して定め、前記重複部おいて、それぞれ、前記重複部の前記所定方向におけるノズル数の2以上の約数のノズル数で構成される複数の分割部毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする。
本発明によれば、メモリと処理時間の増大を抑制しつつ、ノズルの吐出性能のばらつきに起因する画像劣化を軽減するために行う画像データの補正が可能になる。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタを模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る記録システムを示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる、インクジェットプリンタにおける画像処理部の構成を示すブロック図である。 本実施形態で使用する記録ヘッドの構成を示す説明図である。 図4に示す記録ヘッドのつなぎ部と非つなぎ部におけるノズル使用率を示す図である。 視感度を説明する図である。 図4に示す記録ヘッドのつなぎ部と非つなぎ部における輝度を示す図である。 第1の実施形態における検出パターンを示す図である。 HS処理を示すフローチャートである。 マルチカラーシェーディング(MCS)処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態において使用する記録ヘッドの構成を示す説明図である。 第2の実施形態における記録ヘッドのつなぎ部と非つなぎ部における輝度を示す図である。 第5の実施形態における処理単位を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置であるプリンタを模式的に示す図である。図1に示すように、プリンタ100は、プリンタの構造材をなすフレーム上に記録ヘッド101〜104を備える。記録ヘッド101〜104はそれぞれ、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の複数のインクを吐出するための複数のノズルを記録用紙106の幅に対応した範囲に所定方向に沿って配列した、所謂フルラインタイプのものである。それぞれのノズル列のノズル配置の解像度は1200dpiである。また、プリンタ100には、記録ヘッド101〜104などによって記録された画像の色情報を取得するスキャナ(色情報取得手段)107が記録ヘッド104と並行して設けられている。なお、本実施形態におけるスキャナ107は1200dpiの解像度を有している。
記録媒体としての記録用紙106は、搬送ローラ105(および他の不図示のローラ)がモータ(不図示)の駆動力によって回転することにより、図中矢印方向に搬送される。そして、記録用紙106が搬送される間に、記録ヘッド101〜104それぞれの複数のノズルから記録データに応じてインクが吐出されることにより、それぞれの記録ヘッドのノズル列に対応した1ラスタ分の画像が順次記録される。このような、搬送される記録用紙に対する各記録ヘッドからのインク吐出動作を繰り返すことにより、例えば、一頁分の画像を記録することができる。なお、本発明を適用可能な記録装置は、以上説明したフルラインタイプの装置に限られない。例えば、記録ヘッドを記録用紙の搬送方向と交差する方向に走査して記録を行う、所謂シリアルタイプの記録装置にも本発明を適用できることは、以下の説明からも明らかである。
図2は、本発明の一実施形態に係る記録システムを示すブロック図である。同図に示すように、この記録システムは、図1に示したプリンタ100と、そのホスト装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)300を有して構成されるものである。
ホストPC300は、主に以下の要素を有して構成されるものである。CPU301は、記憶手段であるHDD303やRAM302に保持されているプログラムに従って後述の処理を実行する。例えば、CPUは、後述の変換データの生成工程、テーブルの切替工程などを実行する変換データ生成手段および切替手段として機能する。RAM302は、揮発性のストレージであり、プログラムやデータを一時的に保持する。また、HDD303は、不揮発性のストレージであり、同じくプログラムやデータを保持する。データ転送I/F(インターフェース)304はプリンタ100との間におけるデータの送受信を制御する。このデータ送受信の接続方式としては、USB、IEEE1394、LAN等を用いることができる。キーボード・マウスI/F305は、キーボードやマウス等のHID(Human Interface Device)を制御するI/Fであり、ユーザは、このI/Fを介して入力をすることができる。ディスプレイI/F306は、ディスプレイ(不図示)における表示を制御する。また、スキャナコントローラ317は、CPU311の制御信号に基づいて前述のスキャナ107の駆動を制御する。
一方、プリンタ100は、主に以下の要素を有して構成されるものである。CPU311は、ROM313やRAM312に保持されているプログラムに従い、図3以降で後述する各実施形態の処理を実行する。RAM312は、揮発性のストレージであり、プログラムやデータを一時的に保持する。また、ROM313は不揮発性のストレージであり、図3以降で後述する各実施形態の処理で生成されるテーブルデータやプログラムを保持することができる。
データ転送I/F314はPC300との間におけるデータの送受信を制御する。ヘッドコントローラ315は、図1に示したそれぞれの記録ヘッド101〜104に対して記録データを供給するとともに、記録ヘッドの吐出動作を制御する。具体的には、ヘッドコントローラ315は、RAM312の所定のアドレスから制御パラメータと記録データを読み込む構成とすることができる。そして、CPU311が、制御パラメータと記録データをRAM312の上記所定のアドレスに書き込むと、ヘッドコントローラ315により処理が起動され、記録ヘッドからのインク吐出が行われる。画像処理アクセラレータ316は、ハードウェアによって構成され、CPU311よりも高速に画像処理を実行するものである。具体的には、画像処理アクセラレータ316は、RAM312の所定のアドレスから画像処理に必要なパラメータとデータを読み込む構成とすることができる。そして、CPU311が上記パラメータとデータをRAM312の上記所定のアドレスに書き込むと、画像処理アクセラレータ316が起動され、所定の画像処理が行われる。本実施形態では、図4以降の各実施形態で後述されるMCS処理部で用いるテーブルのパラメータ(変換データ)を生成する処理をCPU311によるソフトウェアによって行う。一方、MCS処理部の処理を含む記録の際の画像処理を画像処理アクセラレータ316によるハードウェア処理によって行う。なお、画像処理アクセラレータ316は必ずしも必要な要素ではく、プリンタの仕様などに応じて、CPU311による処理のみで上記のテーブルパラメータの生成処理および画像処理を実行してもよい。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態にかかる、インクジェットプリンタにおける画像処理部の構成を示すブロック図である。本実施形態では、図2に示したプリンタ100の制御、処理のための各要素によって画像処理部を構成する。なお、本発明の適用はこの形態に限られない。例えば、図2に示したPC300において画像処理部が構成されてもよく、あるいは画像処理部の一部がPC300において構成され、その他の部分がプリンタ100において構成されてもよい。
図3に示すように、入力部401はホストPC300から受信した画像データを、画像処理部402へ出力する。画像処理部402は、入力色変換処理部403、MCS処理部404、インク色変換処理部405、HS処理部406、TRC処理部407、量子化処理部408を有して構成される。
画像処理部402において、先ず、入力色変換処理部403は、入力部401から受信した入力画像データを、プリンタの色再現域に対応した画像データに変換する。入力する画像データは、本実施形態では、モニタの表現色であるsRGB等の色空間座標中の色座標(R,G,B)を示すデータである。入力色変換処理部403は、各8ビットの入力画像データR,G,Bを、マトリクス演算処理や三次元LUTを用いた処理等の既知の手法によって、3要素から構成される色信号であるプリンタの色再現域の各10ビットの画像データ(R´、G´、B´)に変換する。本実施形態では、三次元ルックアップテーブル(LUT)を用い、これに補間演算を併用して変換処理を行う。なお、本実施形態において、画像処理部402において扱われる画像データの解像度は600dpiであり、出力部409の解像度は後述のように1200dpiである。
MCS(Multi Color Shading)処理部404は、本実施形態の第1変換手段として、入力色変換処理部403によって変換された画像データに対して色味の差を補正する変換処理を行う。この処理も三次元ルックアップテーブルからなる変換テーブル(パラメータ生成手段)を用いて行う。この変換処理によって、出力部409における記録ヘッドの同じ領域を記録するノズル間で吐出特性にばらつきがあっても、それによって生じる単色または複数色のインクによる色差を低減することができる。本実施形態では、周知のマトリクス演算処理や三次元ルックアップテーブル処理等の手法によって、3要素から構成される色信号である各12ビットデバイス色画像データに変換する。
インク色変換処理部405は、本実施形態の第2変換手段としてMCS処理部404によって処理されたR、G、B各12ビットの画像データをプリンタで用いるインクの色信号データによる画像データに変換する。本実施形態のプリンタ100はブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを用いることから、RGB信号の画像データは、K、C、M、Yの各14ビットの色信号からなる画像データに変換される。この色変換処理も、上述の入力色変換処理部と同様、三次元ルックアップテーブルに補間演算を併用して行う。なお、他の変換の手法として、上述と同様、マトリクス演算処理等の手法を用いることもできる。
HS(Head Shading)処理部406は、インク色信号の画像データを入力して、インク色ごとにそれぞれ14ビットデータを、記録ヘッドを構成する各ノズルの吐出量に応じた16ビットのインク色信号の画像データに変換する処理を行う。すなわち、HS処理部406は、従来のヘッドシェーディング処理と同様の処理を行う。本実施形態では、一次元ルックアップテーブルを用いて本HS処理を行う。
TRC(Tone Reproduction Curve)処理部407は、HS処理された各16ビットのインク色信号からなる画像データに対して、インク色毎に、出力部409で記録されるドットの数を調整するための補正を行う。一般に、記録媒体に記録されるドットの数と、その数のドットによって記録媒体で実現される光学濃度は線形関係にない。よって、TRC処理部407は、この関係を線形にすべく各16ビットの画像データを各18ビットに補正して記録媒体に記録されるドットの数を調整する。具体的には、一次元ルックアップテーブルを用いて、本処理が行われる。
量子化処理部408は、TRC処理部407で処理された各18ビットのインク色の画像データに対して量子化処理を行い、記録「1」または非記録「0」を表す1ビットの2値データを生成する。本発明を適用する上で、量子化408の形態は特に限定されない。例えば、8ビットの画像データを、直接2値データ(ドットデータ)に変換する形態であってもよいし、一度数ビットの多値データに量子化してから、最終的に2値データに変換する形態であっても良い。また量子化処理方法も、誤差拡散法を用いてもよいし、ディザ法など他の疑似中間調処理を用いてもよい。
出力部409は、量子化によって得られた2値データ(ドットデータ)に基づいて、記録ヘッドを駆動し記録媒体に各色のインクを吐出して記録を行う。本実施形態において、出力部409とは、図1に示した記録ヘッド101〜104を備えた記録機構によって構成される。
次に本実施形態で使用する記録ヘッド101〜104を、図4に基づいて説明する。本実施形態における記録ヘッド101〜104はいずれも複数のノズルを配列した少なくとも一つのノズル列を有する複数のチップをつなぎ、各チップのノズル列を互いに連結することで構成されている。例えば、図4のシアンインクを吐出する記録ヘッド102を例に採り説明すると、ヘッドチップC_CH0とC_CH1とは、それぞれの端部から一定の領域C_T(つなぎ部)を、ノズルと直交する方向において互いにオーバーラップさせた構成となっている。すなわち、ヘッドチップC_CH0のつなぎ部と、ヘッドチップC_CH1のつなぎ部とが記録ヘッド102の長手方向(x方向)において同一の位置となるように配置されている。但し、隣接するヘッドチップはy方向にずれた位置にあり、全体として千鳥状に配置されている。図4に示す領域C_A0,C_A1は、チップ内のつなぎ部以外の部分である非つなぎ部を示している。なお、以上の構成は、他の記録ヘッド101,103,104も同様である。
非つなぎ部C_A0、非つなぎ部C_A1のx方向における単位長さ当たりのノズル数に対して、つなぎ部C_T0のx方向における単位長さ当たりのノズル数は多い。このため、非つなぎ部におけるノズル使用率と、つなぎ部のおけるノズル使用率とが同一であった場合、つなぎ部によって形成される単位面積当たりのドット数が非つなぎ部によって記録される単位面積当たりのドット数より多くなる。その結果、非つなぎ部によって記録された画像の濃度の方が、つなぎ部によって記録された画像の濃度よりも高濃度になる。そこで図5に示すようにつなぎ部と非つなぎ部とではノズル使用率を異ならせる。図5(A)は、図4に示すチップのつなぎ部においてC_CH0のノズル使用率(実線にて示す)とつなぎ部C_CH1のノズル使用率(点線にて示す)とが切り替わる例を示している。図5(B)はつなぎ部においてC_CH0のノズル使用率(実線にて示す)とC_CH1のノズル使用率(点線にて示す)が1回交差する例を示している。図5(C)はつなぎ部においてC_CH0のノズル使用率(実線にて示す)とC_CH1のノズル使用率(点線にて示す)が複数回交差する例を示している。なお、つなぎ部のノズル使用率は図5に示す例に限定されるものではなく、その他の使用率に設定することも可能である。
次に記録ヘッドの製造ばらつきによる色ムラの低減について説明する。
一般に、HS処理ではノズル毎にその吐出量を検出し、その検出結果に基づいて画像データの補正処理を行う。従って、ノズル解像度が1200dpi、A4短手幅(210mm)の記録に対応した長尺ヘッドの場合、ノズル数は9900以上となる。このため、処理速度、メモリに対しては高いスペックが求められることとなる。また1200dpiの解像度の万線画像は、1インチ当たり600本の万線を有することとなるが、図6が示す視感度からすれば、このような画像における色ムラの認識は困難である。つまり、色ムラを低減する目的において、ノズル毎にHS処理とMCS処理を適用することは、記録ヘッドが高解像度になるに従い、オーバースペックになる。よって、HS処理とMCS処理を適用する画像データの処理単位は、各ノズルに対応した画素データではなく、複数のノズルからなるノズル領域に対応した画像データとすることが好ましい。
次にHS処理およびMCS処理などの画像を向上させるための補正処理に好適な処理単位の設定について説明する。前述のように図1に示す記録ヘッドは複数のチップをつないで、つなぎ部と非つなぎ部とで構成されている。製造ばらつきは、同一チップ内よりも異なるチップ間の方が大きいことが多い。よって、記録ヘッドの製造ばらつきによって画像に生じる色ムラは、複数チップで構成されるつなぎ部で記録された部分の方が、非つなぎ部で記録された部分よりも認識され易い。
図7は、図4(A)に示す記録ヘッドの各チップのノズル数を512、つなぎ部のノズル数を128とした場合において、製造ばらつきによって画像に輝度の差があることを示している。いま、図4(A)に示すC_A0のように、チップの一方のみがつなぎ部である場合の非つなぎ部のノズル数が384であり、C_A1のように、チップの両側がつなぎ部である場合の非つなぎ部のノズル数が256であるように設計されているとする。また、説明の簡単化のため、チップCH0の吐出量<チップCH1の吐出量であり、いずれのチップC_CH0,C_CH1も、それぞれのチップ内でのノズルの吐出量は一定であるとする。さらにノズル使用率は、図5(B)に示すようにチップC_CH0のノズル使用率とチップC_CH1のノズル使用率とが1回交差するものとする。
図7(A)は、HS処理とMCS処理を適用しない場合を示している。図7(B)は、80ノズル毎にHS処理とMCS処理を適用した場合を示している。図7(C)は、つなぎ部C_Tの128と非つなぎ部C_A0のノズル数384と非つなぎ部C_A1のノズル数256の公約数である64ノズル毎にHS処理とMCS処理を適用した場合を示している。図7(D)は、つなぎ部のノズル数である40ノズル毎にHS処理とMCS処理を適用した場合を示している。図7(E)は、つなぎ部C_Tの128と非つなぎ部C_A0のノズル数384と非つなぎ部C_A1のノズル数256の公約数である32ノズル毎にHS処理とMCS処理を適用した場合を示している。本実施例では図示の都合上理解し易い図7のノズル数で説明したが、本発明はこれに限るものではない。
図7(B)と(D)に示すようにHS処置とMCS処理の処理単位に対応するノズル領域のノズル数を、つなぎ部と非つなぎ部の公約数以外の数とした場合、非つなぎ部の補正に対して比較的製造ばらつきが大きいつなぎ部の影響を大きく受けることとなる。一方、図7(C)と(E)に示すようにHS処置とMCS処理の処理単位に対応するノズル領域のノズル数を、つなぎ部のノズル数と非つなぎ部のノズル数の公約数とすると、つなぎ部からの影響を少なくして非つなぎ部を補正することができる。HS処置とMCS処理の処理単位に対応するノズル領域のノズル数をつなぎ部のノズル数と非つなぎ部のノズル数の公約数とすることで、つなぎ部と非つなぎ部それぞれの色差に適した補正を実施できる。なお、つなぎ部と非つなぎ部の製造ばらつきによる色差の程度によって、HS処理とMCS処理が視覚的に効果が高くなるように公約数の中からより小さい値を処理単位として採用することも有効である。
また、つなぎ部のノズル数や非つなぎ部のノズル数に製造ばらつきによって増減が生じたり、異なる色のヘッド間でつなぎ部と非つなぎ部にズレが生じたりする場合があり、1つの処理単位に対応するノズル領域の中につなぎ部と非つなぎ部が存在することとなる。この場合、非つなぎ部に対するつなぎ部の影響が視覚的に認識できないのであれば、処理単位の変更は必要ない。しかし、非つなぎ部に対するつなぎ部の影響が視覚的に認識される場合は、つなぎ部のノズル数と非つなぎ部のノズル数の公約数の中から、視覚的に認識されない、より小さいノズル数の領域を処理単位に対応したノズル領域として採用すればよい。
本実施例では図示の都合上理解し易い図7のノズル数で説明したが、前述したようにより小さいノズル数を処理単位にすることは有効である。本実施例のヘッド構成の場合、つなぎ部C_Tの128と非つなぎ部C_A0のノズル数384と非つなぎ部C_A1のノズル数256の公約数である例えば8ノズル毎にHS処理とMCS処理を適用すると効果が高い。
次にHS処理とMCS処理の処理単位に対する設定について説明する。図8はヘッドの製造ばらつきによる色ムラを検出するためのパターンを示している。図8(A)に示すパターン900は、一次色(例えば、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー))のパターンである。また、図8(B)に示すパターン910は、一次色だけでなく、複数のインクも使った二次色以上のパターン(例えば、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー))も含んでいる。また、901は処理単位を検出するためのパターンである。ここでは、前述した好例である8ノズルを処理単位とした例で説明する。
処理単位検出パターン901,911の幅Wは1200dpiの8ノズル分の幅であり、幅Wで濃淡が交互に切り換わる濃淡パターンとなっている。この濃淡パターンをスキャナ107や測色器で読み取り、幅Wを検出する。処理単位検出パターン901,911を使って処理単位Pを検出し、この処理単位Pの幅Wに相当する一次色パターン900の検出領域902または二次色以上のパターン910の検出領域912をスキャナや測色器で読み取る。読み取った結果に応じて、処理単位P毎に後述のHS処理とMCS処理のための処理内容を設定する。
図9(A)は、図3に示したHS処理部406で用いるHS処理パラメータを生成するためのプロセスs1010を示すフローチャートである。このプロセスは、ステップs1011〜s1014の各工程を有する。また、図9(B)は、HS処理実施プロセスs1020を示すフローチャートであり、このプロセスは、ステップs1021およびs1022の工程を有する。
まず、HS処理パラメータ生成プロセスs1010の処理フローを説明する。ステップs1011で記録媒体上に図9(A)のパターンを記録する。このパターン記録時に実施する画像処理は一様であり、記録位置によってパラメータの変更はしない。ステップs1012では記録したパターンをスキャナ107や測色器で読み取る。以下ではスキャナ107でRGB値を色情報として読み取った例で説明する。ここでは処理単位を1200dpiの8ノズルとするため、1200dpiの8ノズル分以上の高解像度で読み取る。ステップS1013では、ステップs1012で読み取った結果から処理単位検出パターンを検出し、一次色パターンの8ノズル分の領域を決定する。ステップs1014では、先に決定した領域のRGB値に応じて、予め設けられているHS処理のための複数の一次元ルックアップテーブルの中から適当な一次元ルックアップテーブルを選択する。この一次元ルックアップテーブルの選択は、目標RGB値とスキャナで読み取ったRGB値との差分と、一次元ルックアップテーブルとの対応表を予め設けて置き、この対応表を使って行う。以上の8ノズル毎の領域決定と一次元ルックアップテーブルの選択とを長尺ヘッド幅分実施する。
次に、HS処理実施プロセスs1020の処理を説明する。ステップs1021では、処理対象の画素がどの処理単位に相当するかを検出する。このとき入力される画素の解像度が600dpiである場合には、1つの入力画素に対して1200dpiの2画素が出力画素に相当する。よって、4個の入力画素データ毎に処理が切り替わるように処理単位を検出する。ステップs1022で検出した処理単位に対して選択された一次元ルックアップテーブルを処理対象の入力画素データに適用する。処理対象となる入力画素に対する処理単位の検出と一次元ルックアップテーブルの適用とを入力される画素データ分実施する。
図10(A)は、図3に示したMCS処理部404で用いるMCS処理パラメータを生成するためのプロセスs1120を示すフローチャートであり、このプロセスは、ステップs1111〜s1114の工程を有する。また、図10(B)は、MCS処理実施プロセスs1120を示すフローチャートであり、このプロセスは、ステップs1121およびs1122の工程を有する。
まず、MCS処理パラメータ生成プロセスs1110の処理フローを説明する。ステップs1111で記録媒体上に図8(B)に示すパターンを記録する。このパターン記録時に実施する画像処理において、入力色変換処理部403で処理した画像データは、図3の破線410にて示すバイパス経路を経てインク色変換処理部405に入力させる。従って、この場合には、MCS処理を実施しない。ステップs1112では、ステップs1111で記録したパターンをスキャナ107によってRGB値で読み取る。ここでは処理単位を1200dpiの8ノズルとするため、1200dpiの8ノズル分以上の高解像度で読み取る。ステップs1113で読み取った結果から処理単位検出パターンを検出し、一次色や二次色以上のパターンについて8ノズル分の領域を決定する。ステップs1114では、前記決定した領域のRGB値に応じて、MCS処理に使用する三次元ルックアップテーブルを例えば次のように生成する。
まず、MCS処理の三次元ルックアップテーブルの入力デバイス色Rd,Gd,Bdにおける目標色Rt,Gt,Btに近いパターン色Rp,Gp,Bpを読み取ったRGB値をもとに推定する。次に推定したパターン色Rp,Gp,Bpに対応するデバイス色Rn,Gn,Bnを推定する。目標色とは、例えば吐出量が基準値である記録ヘッドによって記録する場合のデバイス色Rd,Gd,Bdに対するパターン色のRGB値(スキャナで読み取った値)である。そして、パターンを記録する際の図4の入力色変換処理部403に入力されたデバイス色Rd,Gd,BdをRn,Gn,Bnに変換するテーブルを生成する。この変換するテーブルを複数のパターンに対して実施することでMCS処理の三次元ルックアップテーブルを生成する。8ノズル毎のノズル領域の決定と三次元ルックアップテーブル生成を長尺ヘッド幅分実施する。
次に、図10(B)に示すMCS処理実施プロセスs1120の処理を説明する。ステップs1121で処理対象の画素がどの処理単位に相当するかを検出する。このとき入力される画素の解像度が600dpiである場合には、1つの入力画素は、1200dpiの2つの出力画素に相当する。よって、4個の入力画素毎にMCS処理を切り替え得るように処理単位を検出する。ステップs1122では検出した処理単位に対して生成された三次元ルックアップテーブルを処理対象の入力画素データに適用する。この三次元ルックアップテーブル適用は入力画素分だけ実施する。
以上説明したようにこの第1の実施形態では、HS処理およびMCS処理を、つなぎ部におけるノズル数と非つなぎ部におけるノズル数との2以上の公約数を有するノズル領域に対応する画像データを処理単位としてHS処理およびMCS処理を実施している。これにより、処理単位の入力画像データに対応するノズル領域の境界は、つなぎ部と非つなぎ部との境界に一致して定められることとなる。このため、1つの処理単位内につなぎ部に属するノズルと非つなぎ部に属するノズルとが混在することがなくなり、非つなぎ部による影響が非つなぎ部に及ぶことはなくなる。このため、製造ばらつきによって生じた色むらや濃度むらなどの色差による画像劣化を適正に低減することができる。さらに、ヘッドの長さに変更がなければ、記録ヘッドが高解像度化されている場合にも、パラメータを切り替える処理単位の個数に変更はないため、画像処理に要する負荷やコストの増大を抑えることができる。また、記録ヘッドが高解像度化してもスキャナ等の検出用デバイスの高解像度化を必要としない。つまり、製造ばらつきによる色差を記録ヘッドの解像度に拘わりなく軽減することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図11はこの第2の実施形態において使用する記録ヘッド501〜504を示す図であり、この第2の実施形態で使用する記録ヘッドは、図4に示した上記第1の実施形態において使用した記録ヘッドと次の点で異なる。すなわち、上記第1の実施形態において使用した記録ヘッドは、各色の記録ヘッドのつなぎ部が記録媒体の搬送方向(y方向)において重なる(ノズルの配列方向(x方向)において同一の位置に存在する)構成となっている。これに対し、第2の実施形態における記録ヘッドは、図11に示すように各色の記録ヘッドのつなぎ部K_T,C_T,M_T,Y_Tが記録媒体の搬送方向(y方向)において重ならないように配置された構成となっている。
いま、図11に示す各記録ヘッドにおいて、ノズルの解像度が1200dpi、各チップのノズル数が704、つなぎ部のノズル数が128、各色記録ヘッドのつなぎ部とつなぎ部との間に位置する部分のノズル数が16となるように構成されているとする。以下、各色記録ヘッドのつなぎ部とつなぎ部との間に位置する部分をオフセット部と称す。ここでKヘッドを基準に第1の実施形態の図7(C)と同様に64ノズル毎にHS処理を実施すると、Kヘッドによって記録された画像、即ちモノクロ画像については図12(A)に示すように第1実施形態と同等の色差(濃度むら)低減効果を発揮することができる。
これに対し、他のヘッドについては、図12(B)に示すようにつなぎ部と非つなぎ部の両方を含むようにMCS処理単位が設定される場合があり、これによって色むら補正効果が低減する場合がある。すなわち、図12(B)に示す記録ヘッドにおいて、第1の実施形態の図7(C)と同様にMCS処理の処理単位を64ノズルとした場合、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各記録ヘッドのつなぎ部の間には、前述のオフセット部が存在する。このため、複数の記録ヘッドを用いて多次色の画像を形成する場合、その画像の形成に使用する複数の記録ヘッドのMCS処理の処理単位内につなぎ部と非つなぎ部の両方が含まれることがある。この場合、同一処理単位内に存在するオフセット部とそれ以外の部分で形成される画像の画像データが、同一の補正値(パラメータ)で補正処理されることとなる。このため、上記第1の実施形態のように、つなぎ部と非つなぎ部とを切り替えて各別にMCS処理を行う場合に比べて、色ムラ低減効果が低下する可能性がある。図12(B)はこの状態を示しており、図中、V1,V2に示す部分がMCS処理が適正に行われていない部分を示している。
そこで、この第2の実施形態では、つなぎ部のノズル数128と、オフセット部のノズル数16との公約数である16ノズルを、処理単位に対応するノズル領域として設定する。これにより、第1実施形態と同様につなぎ部で記録される画像と非つなぎ部で記録される画像との切り替えに応じて、処理単位も切り替えることができ、それぞれの画像データを各別に補正することができる。図12(C)は、この第2の実施形態で行われた補正処理の状態の一例を示している。本実施例では図示の都合上理解し易い図12のノズル数で説明したが、本発明はこれに限るものではない。
なお、HS処理は単色毎に補正が可能であるため、記録ヘッド毎につなぎ部と非つなぎ部のノズル数の公約数を有するノズル領域に対応する画像データを処理単位として設定することも有効である。一方、MCS処理は複数色のインクにより形成される画像の画像データを使用する。このため、上述のような各記録ヘッドのつなぎ部とつなぎ部との間の部分であるオフセット部のノズル数と、つなぎ部のノズル数との公約数のノズルをノズル領域として設定し、これに対応する画像データを処理単位とすることが有効である。
なお、つなぎ部と非つなぎ部、オフセット部の製造ばらつきによる色差の程度によって、HS処理とMCS処理が視覚的に効果が高くなるように公約数の中からより小さい値を処理単位として採用することも有効である。また、図11に示す各記録ヘッドにおけるつなぎ部のノズル数やオフセット部のノズル数に、製造のばらつきによる位置ずれが生じる場合もある。この場合には、上述の公約数の中からより小さい値を採用することで色差の低減効果を高めることができる。
本実施例では図示の都合上理解し易い図7のノズル数で説明したが、前述したようにより小さいノズル数を処理単位にすることは有効である。本実施例のヘッド構成の場合、つなぎ部のノズル数128と、オフセット部のノズル数16との公約数である8ノズル毎にHS処理とMCS処理を適用すると効果が高い。
以上説明したように第2の実施形態によれば、HS処理またはMCS処理、あるいは両処理の実施において、つなぎ部のノズル数とオフセット部のノズル数の公約数を有するノズル領域に対応する画像データを処理単位とする。これにより、処理単位の入力画像データに対応するノズル領域の境界は、つなぎ部と非つなぎ部との境界に一致して定められることとなる。このため、本実施形態においても、1つの処理単位内につなぎ部に属するノズルと非つなぎ部に属するノズルとが混在することはなくなり、非つなぎ部による影響が非つなぎ部に及ぶことはなくなる。このため、製造ばらつきによって生じた色差の低減効果を高めることができる。さらに、この第2の実施形態においても、上記第1の実施形態と同様に複数個のノズルによる処理を実施するため、個々のノズル毎に処理を行う場合に比べて大幅にHS処理およびMCS処理の処理速度を高めることが可能になる。また、処理に要するメモリ容量も低減することができる。
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態を説明する。
上記第1、第2の実施形態では、記録ヘッドのノズルに対応する画像データのHS処理およびMCS処理に対し、1つの処理単位を設定する例を説明した。これに対し、この第3の実施形態では、記録ヘッドのノズルに対応する画像データの処理単位として異なる複数の処理単位を設定するものとなっている。
いま、図4(A)に示す各色の記録ヘッドが、各チップのノズル数を512、つなぎ部のノズル数を128とする構成に設計されているとする。ここで、この第3の実施形態では、つなぎ部に対してはそのノズル数128の約数である8ノズル毎にHS処理とMCS処理を実施する。また、非つなぎ部に対しては、記録ヘッドの端部に位置するチップの非つなぎ部のノズル数384と、端部に位置しないチップの非つなぎ部のノズル数256との公約数である16ノズルをノズル領域として設定する。そして、このノズル領域に対応した画像データ毎にHS処理とMCS処理を実施する。これによれば、第1の実施形態と同様に、つなぎ部と非つなぎ部の切り替えに対応して処理単位も切り替えることが可能になり、第1の実施形態と同様の色差低減効果を得ることができる。
また、製造ばらつきにより、つなぎ部のノズル数の設計に対して実際のノズル数に誤差が生じている場合は、つなぎ部のノズル数の約数の中から、より小さいノズル数を採用することで色ムラ低減効果を高めることができる。非つなぎ部についても同様に、製造ばらつきがある場合は、非つなぎ部の公約数の中から、より小さいノズル数を採用し、これを処理単位に対応するノズル領域とすることで色ムラ低減効果を高めることができる。
以上説明したように、この第3の実施形態では、つなぎ部におけるノズル数の2以上の約数とそれとは異なる別の数をそれぞれノズル領域とし、それぞれのノズル領域に対応する画像データを処理単位としてHS処理およびMCS処理を行う。このとき、少なくともつなぎ部に対しては、つなぎ部のノズル数の約数をノズル領域として設定し、そのノズル領域に対応した画像データを処理単位としてHS処理およびMCS処理を実施する。これによれば、製造ばらつきによって生じた色差の低減効果を高めることができる。また、上記のような記録ヘッドの構成以外にも、つなぎ部と非つなぎ部との切り替えに応じてHS処理およびMCS処理の処理単位を切り替えることができるように異なる複数の処理単位を設定することも可能である。このとき、少なくともつなぎ部に対しては、つなぎ部のノズル数の約数のノズルをノズル領域として設定し、そのノズル領域に対応した画像データを処理単位としてHS処理およびMCS処理を実施すればよい。さらに、第1の実施形態で説明した通り、つなぎ部は非つなぎ部に比べて比較的製造ばらつきが大きい。そこで、前述の例のようにつなぎ部の処理単位に対応するノズル数を非つなぎ部の処理単位に対応するノズル数より小さくするとよい。これにより、比較的ばらつきが小さい非つなぎ部はHS処理およびMCS処理に使うテーブル数を減らすことができ、メモリと処理速度の増大を抑えることができる。
(第4の実施形態)
上記の第1〜第3実施形態では、少なくともつなぎ部のノズルに対応する画像データのHS処理あるいはMCS処理において、つなぎ部のノズル数の約数のノズルを有するノズル領域に対応した画像データを処理単位として設定する例を示した。これに対しこの第4の実施形態では、処理単位に対応するノズル領域の設定に際し、つなぎ部のノズル数の約数を使用せず、異なる複数のノズルを有するノズル領域を設定している。
いま、図4(A)の記録ヘッドが、各チップのノズル数を512、つなぎ部のノズル数を128とする構成で設計されているとする。この記録ヘッドのつなぎ部に対しては、合計するとつなぎ部のノズル数128と一致する数のノズル数、例えば、9ノズルと7ノズルを処理単位とし、それぞれ8個処理単位を設けてHS処理とMCS処理を実施する。一方、非つなぎ部に対しては、非つなぎ部のノズル数384と256との公約数である16ノズルのノズルを有するノズル領域に対応した画像データ毎にHS処理とMCS処理を実施する。これにより、第1実施形態と同様につなぎ部と非つなぎ部の切り替えに応じて、画像データの処理単位も切り替えることができる。
この他、非つなぎ部についても、前述のつなぎ部と同様に、合計ノズル数が非つなぎ部のノズル数と一致する異なる複数のノズル数をノズル領域とし、各ノズル領域に対応した画像データを処理単位としてもよい。なお、製造ばらつきにより、つなぎ部のノズル数の設計に対して実際のノズル数に誤差が生じている場合は、上記の例とは異なる数のノズルからなるノズル領域を設定し、これに対応する画像データを処理単位として設定してもよい。
以上説明したように、つなぎ部については、ノズル数の異なる複数の処理単位を用いてつなぎ部の画像処理を実施する。このとき、異なる数のノズルに対応した処理単位を並べることによってつなぎ部のノズル数と一致するようにすることで、製造のばらつきによって生じた色むらの低減効果を高めることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。
第1〜第4実施形態では、つなぎ部と非つなぎ部の切り替えに応じて画像データのHS処理およびMCHの処理単位を切り替える場合を例に採り説明した。これに対し、この第5実施形態では、つなぎ部と非つなぎ部の切り替えと、処理単位の切り替えが一致しない構成を採るものとなっている。
いま、記録ヘッドが、図4(A)に示すような記録ヘッドであり、各チップのノズル数を512、つなぎ部のノズル数を128とする構成で設計されているとする。この場合、本実施形態では、つなぎ部に対応する画像データの処理単位を、図13に示すように設定する。
図13は、この実施形態における処理単位の設定の一例を示す図である。図中の四角内の数値は処理単位のノズル数を示している。C_A0とC_Tにおいて、C_A0は16ノズルの処理単位を23個設定し、C_Tは9ノズルの処理単位を14個設定する。そして、C_A0とC_Tの境界を含むように17ノズルの処理単位を1個設定する。また、C_TとC_A1において、C_TとC_A1の境界を含むように17ノズルの処理単位を1個設定し、C_A1は16ノズルの処理単位を6個設定する。また、C_TとC_A2において、C_TとC_A2の境界を含むように17ノズルの処理単位を1個設定し、C_A2は16ノズルの処理単位を23個設定する。
なお、製造ばらつきにより、つなぎ部のノズル数の設計に対して実際のノズル数に誤差が生じている場合は、上記例とは別のノズル数を処理単位として適宜採用すればよい。
以上説明したようにこの第5の実施形態では、1つの処理単位中につなぎ部と非つなぎ部が存在する。このため、非つなぎ部の補正に対して、比較的製造ばらつきが大きいつなぎ部の影響が及び、これが色むら、濃度むらなどの色差を生じさせることも懸念される。しかし、この第5の実施形態では、上述した他の実施形態のノズル数に近い値を処理単位として使用している為、1つの処理単位中につなぎ部と非つなぎ部とが存在することによる色差は視覚的に目立ちにくい。従って、この第5の実施形態においても、各処理単位で画像データを補正することにより製造ばらつきに起因する色差を低減することが可能となる。
なお、以上の第1ないし第5の実施形態において、HS処理とMCS処理を実施する場合を説明してきたが、それぞれの処理内容についてはあくまで一例であり、色差の低減を実現する処理であればその他の処理にも適用可能である。また、MCS処理は画像データのRGB値を別のRGB値に補正する例で説明したが、RGB値をCMYK値に補正したり、CMYK値を別のCMYK値に補正する方法であってもよい。
100 プリンタ
101 ブラック記録ヘッド
102 シアン記録ヘッド
103 マゼンタ記録ヘッド
104 イエロー記録ヘッド
300 ホストPC
301 ホストPCのCPU
311 プリンタ本体のCPU
316 画像処理アクセラレータ
402 画像処理部
403 入力色変換処理部
404 MCS処理部
406 HS処理部
901 処理単位検出パターン
K_CH0、K_CH1、・・・ ブラックの記録ヘッドのヘッドチップ
C_CH0、C_CH1、・・・ シアンの記録ヘッドのヘッドチップ
M_CH0、M_CH1、・・・ マゼンタの記録ヘッドのヘッドチップ
Y_CH0、Y_CH1、・・・ イエローの記録ヘッドのヘッドチップ
K_T ブラックの記録ヘッドのつなぎ部
C_T シアンの記録ヘッドのつなぎ部
M_T マゼンタの記録ヘッドのつなぎ部
Y_T イエローの記録ヘッドのつなぎ部

Claims (29)

  1. 複数のノズルが所定方向に配列された、同じ色のインクを吐出するための第1ノズル列と第2ノズル列とが、前記第1ノズル列の一部の複数のノズルと前記第2ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、記録媒体と、の相対的な走査を行いながら前記記録ヘッドから前記記録媒体にインクを吐出することにより画像の記録を行い、前記記録媒体の第1領域に前記第2ノズル列によって記録を行なわず、前記第1ノズル列によって記録を行い、前記記録媒体の前記第1領域と前記所定方向に隣接する前記記録媒体の第2領域に前記重複部の前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とのノズルを所定の使用率で用いて記録を行うための画像処理装置であって、
    前記第1ノズル列の前記重複部および非重複部それぞれを複数に分割した分割部それぞれの連続する複数のノズル毎にそれぞれ対応し、前記各分割部により記録される記録媒体の領域間の色差を低減するように色信号の入力値に応じた出力値を決定するための補正パラメータそれぞれにより前記第1ノズル列によって前記記録媒体の第1、第2領域に記録を行うための色信号の入力値を補正する補正手段を有し、
    前記第1ノズル列における前記複数の分割部のうちの、第1の前記補正パラメータが対応する第1の前記分割部と、前記第1の補正パラメータと別の第2の前記補正パラメータが対応し、前記第1の分割部と前記所定方向に隣接する第2の前記分割部との境界は、前記第1ノズル列における前記重複部と前記非重複部との境界と対応し、
    前記重複部おいて、それぞれ、前記重複部の前記所定方向におけるノズル数の2以上の約数のノズル数で構成される複数の分割部毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正手段は、前記第1ノズル列および前記第2ノズル列の前記重複部および非重複部それぞれを複数に分割した分割部それぞれの連続する複数のノズル毎にそれぞれ対応し、前記各分割部により記録される記録媒体の領域間の色差を低減するように色信号の入力値に応じた出力値を決定するための補正パラメータそれぞれにより前記第1ノズル列および前記第2ノズル列によって前記記録媒体に記録を行うための色信号の入力値を補正し、前記第2ノズル列における前記複数の分割部のうちの、第3の前記補正パラメータが対応する第3の前記分割部と、前記第3の分割部と前記所定方向に隣接し、前記第3のパラメータと別の第4の前記補正パラメータが対応する第4の前記分割部と、の境界は、前記第2ノズル列における前記重複部と前記非重複部との境界と対応することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1ノズル列および前記第2ノズル列の前記重複部および非重複部における複数の前記分割部は互いに同じ数のノズルで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1ノズル列の前記重複部における複数の前記分割部それぞれを構成するノズル数は、前記第1ノズル列の前記非重複部における複数の前記分割部を構成するノズル数より少ないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とは互いに異なるチップに設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正パラメータは1つの色要素の色信号の入力値に応じた1つの色要素の出力値を決定するための補正パラメータであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記補正パラメータは複数の色要素の色信号の入力値に応じた複数の色要素の出力値を決定するための補正パラメータであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記重複部の前記所定方向におけるノズル数と前記非重複部のノズル数との2以上の公約数のノズル数のノズルで構成される分割部毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記記録ヘッドには、前記第1ノズル列から吐出されるインクの色と異なる色のインクを吐出するための第3ノズル列と第4ノズル列とが、前記第ノズル列の一部の複数のノズルと前記第ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における第2重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置され、
    前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との第1前記重複部と前記第3ノズル列と前記第4ノズル列との第2前記重複部とが前記所定方向に離れており、
    前記第1重複部と前記第2重複部とそれぞれの前記所定方向におけるノズル数それぞれと前記所定方向における前記第1重複部と前記第2重複部との間のノズル数との2以上の公約数のノズル数のノズルで構成される分割部毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1ノズル列の複数のノズルの吐出特性に関する吐出特性情報を取得する取得手段と、
    前記補正パラメータそれぞれを、前記吐出特性情報が示す前記吐出特性に基づき決定する決定手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 前記記録ヘッドに、前記記録媒体の第1領域に前記第2ノズル列によって記録を行なわず、前記第1ノズル列によって記録を行い、前記記録媒体の前記第1領域と前記所定方向に隣接する前記記録媒体の第2領域に前記重複部の前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とのノズルを所定の使用率で用いて記録を行うことによりテストパターン形成させるパターン形成手段を有し、
    前記決定手段は前記補正パラメータそれぞれを前記テストパターンに基づいて決定することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記パターン形成手段は前記記録ヘッドに前記第1および第2領域に前記第1ノズル列から吐出されるインクの色と異なる色のインクをさらに吐出することにより混色のテストパターンを形成させ、
    前記決定手段は前記補正パラメータそれぞれを前記混色のテストパターンに基づいて決定することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 複数のノズルが所定方向に配列された、同じ色のインクを吐出するための第1ノズル列と第2ノズル列とが、前記第1ノズル列の一部の複数のノズルと前記第2ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、記録媒体と、の相対的な走査を行いながら前記記録ヘッドから前記記録媒体にインクを吐出することにより画像の記録を行い、前記記録媒体の第1領域に前記第2ノズル列によって記録を行なわず、前記第1ノズル列によって記録を行い、前記記録媒体の前記第1領域と前記所定方向に隣接する前記記録媒体の第2領域に前記重複部の前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とのノズルを所定の使用率で用いて記録を行うための画像処理装置であって、
    前記第1ノズル列の前記重複部および非重複部それぞれを複数に分割した分割部それぞれの連続する複数のノズル毎にそれぞれ対応し、前記各分割部により記録される記録媒体の領域間の色差を低減するように色信号の入力値に応じた出力値を決定するための補正パラメータそれぞれにより前記第1ノズル列によって前記記録媒体の第1、第2領域に記録を行うための色信号の入力値を補正する補正手段を有し、
    前記第1ノズル列における前記複数の分割部のうちの、第1の前記補正パラメータが対応する第1の前記分割部と、前記第1の補正パラメータと別の第2の前記補正パラメータが対応し、前記第1の分割部と前記所定方向に隣接する第2の前記分割部との境界は、前記第1ノズル列における前記重複部と前記非重複部との境界と対応し、
    前記重複部の前記所定方向におけるノズル数と前記非重複部のノズル数との2以上の公約数のノズル数のノズル毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする画像処理装置。
  14. 複数のノズルが所定方向に配列された、同じ色のインクを吐出するための第1ノズル列と第2ノズル列とが、前記第1ノズル列の一部の複数のノズルと前記第2ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、記録媒体と、の相対的な走査を行いながら前記記録ヘッドから前記記録媒体にインクを吐出することにより画像の記録を行い、前記記録媒体の第1領域に前記第2ノズル列によって記録を行なわず、前記第1ノズル列によって記録を行い、前記記録媒体の前記第1領域と前記所定方向に隣接する前記記録媒体の第2領域に前記重複部の前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とのノズルを所定の使用率で用いて記録を行うための画像処理装置であって、
    前記第1ノズル列の前記重複部および非重複部それぞれを複数に分割した分割部それぞれの連続する複数のノズル毎にそれぞれ対応し、前記各分割部により記録される記録媒体の領域間の色差を低減するように色信号の入力値に応じた出力値を決定するための補正パラメータそれぞれにより前記第1ノズル列によって前記記録媒体の第1、第2領域に記録を行うための色信号の入力値を補正する補正手段を有し、
    前記第1ノズル列における前記複数の分割部のうちの、第1の前記補正パラメータが対応する第1の前記分割部と、前記第1の補正パラメータと別の第2の前記補正パラメータが対応し、前記第1の分割部と前記所定方向に隣接する第2の前記分割部との境界は、前記第1ノズル列における前記重複部と前記非重複部との境界と対応し、
    前記記録ヘッドには、前記第1ノズル列から吐出されるインクの色と異なる色のインクを吐出するための第3ノズル列と第4ノズル列とが、前記第ノズル列の一部の複数のノズルと前記第ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における第2重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置され、
    前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との第1前記重複部と前記第3ノズル列と前記第4ノズル列との前記第2重複部とが前記所定方向に離れており、
    前記第1重複部と前記第2重複部とそれぞれの前記所定方向におけるノズル数それぞれと前記所定方向における前記第1重複部と前記第2重複部との間のノズル数との2以上の公約数のノズル数のノズル毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする画像処理装置。
  15. 複数のノズルが所定方向に配列された、同じ色のインクを吐出するための第1ノズル列と第2ノズル列とが、前記第1ノズル列の一部の複数のノズルと前記第2ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、記録媒体と、の相対的な走査を行いながら前記記録ヘッドから前記記録媒体にインクを吐出することにより画像の記録を行い、前記記録媒体の第1領域に前記第2ノズル列によって記録を行なわず、前記第1ノズル列によって記録を行い、前記記録媒体の前記第1領域と前記所定方向に隣接する前記記録媒体の第2領域に前記重複部の前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とのノズルを所定の使用率で用いて記録を行うための画像処理方法であって、
    前記第1ノズル列の前記重複部および非重複部それぞれを複数に分割した分割部を設定する設定工程と、
    前記設定工程によって設定した複数の分割部それぞれの連続する複数のノズル毎にそれぞれ対応し、前記各分割部により記録される記録媒体の領域間の色差を低減するように色信号の入力値に応じた出力値を決定するための補正パラメータそれぞれにより前記第1ノズル列によって前記記録媒体の第1、第2領域に記録を行うための色信号の入力値を補正する補正工程と、を有し、
    前記設定工程は、前記第1ノズル列における前記複数の分割部のうちの、第1の前記補正パラメータが対応する第1の前記分割部と、前記第1の補正パラメータと別の第2の前記補正パラメータが対応し前記第1の分割部と前記所定方向に隣接する第2の前記分割部との境界を、前記第1ノズル列における前記重複部と前記非重複部との境界と対応して定め、前記重複部おいて、それぞれ、前記重複部の前記所定方向におけるノズル数の2以上の約数のノズル数で構成される複数の分割部毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする画像処理方法。
  16. 前記補正工程は、前記第1ノズル列および前記第2ノズル列の前記重複部および非重複部それぞれを複数に分割した分割部それぞれの連続する複数のノズル毎にそれぞれ対応し、前記各分割部により記録される記録媒体の領域間の色差を低減するように色信号の入力値に応じた出力値を決定するための補正パラメータそれぞれにより前記第1ノズル列および前記第2ノズル列によって前記記録媒体に記録を行うための色信号の入力値を補正し、前記第2ノズル列における前記複数の分割部のうちの、第3の前記補正パラメータが対応する第3の前記分割部と、前記第3の分割部と前記所定方向に隣接し、前記第3のパラメータと別の第4の前記補正パラメータが対応する第4の前記分割部と、の境界は、前記第2ノズル列における前記重複部と前記非重複部との境界と対応することを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  17. 前記第1のノズル列および前記第2のノズル列の前記重複部および非重複部における複数の前記分割部は互いに同じ数のノズルで構成されることを特徴とする請求項15または16に記載の画像処理方法。
  18. 前記第1のノズル列の前記重複部における複数の前記分割部それぞれを構成するノズル数は、前記第1のノズル列の前記非重複部における複数の前記分割部を構成するノズル数より少ないことを特徴とする請求項15ないし17のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  19. 前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とは互いに異なるチップに設けられていることを特徴とする請求項15ないし18のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  20. 前記補正パラメータは1つの色要素の色信号の入力値に応じた1つの色要素の出力値を決定するための補正パラメータであることを特徴とする請求項15ないし19のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  21. 前記補正パラメータは複数の色要素の色信号の入力値に応じた複数の色要素の出力値を決定するための補正パラメータであることを特徴とする請求項15ないし19のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  22. 前記重複部の前記所定方向におけるノズル数と前記非重複部のノズル数との2以上の公約数のノズル数のノズルで構成される分割部毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする請求項15ないし21のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  23. 前記記録ヘッドには、前記第1ノズル列から吐出されるインクの色と異なる色のインクを吐出するための第3ノズル列と第4ノズル列とが、前記第ノズル列の一部の複数のノズルと前記第ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における第2重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置され、
    前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との第1前記重複部と前記第3ノズル列と前記第4ノズル列との前記第2重複部とが前記所定方向に離れており、
    前記第1重複部と前記第2重複部とそれぞれの前記所定方向におけるノズル数それぞれと前記所定方向における前記第1重複部と前記第2重複部との間のノズル数との2以上の公約数のノズル数のノズルで構成される分割部毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする請求項15ないし22のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  24. 前記第1ノズル列の複数のノズルの吐出特性に関する吐出特性情報を取得する取得工程と、
    前記補正パラメータそれぞれを、前記吐出特性情報が示す前記吐出特性に基づき決定する決定工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項15ないし23のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  25. 前記記録ヘッドに、前記記録媒体の第1領域に前記第2ノズル列によって記録を行なわず、前記第1ノズル列によって記録を行い、前記記録媒体の前記第1領域と前記所定方向に隣接する前記記録媒体の第2領域に前記重複部の前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とのノズルを所定の使用率で用いて記録を行うことによりテストパターン形成させるパターン形成工程を有し、
    前記決定工程において、前記補正パラメータそれぞれを前記テストパターンに基づいて決定することを特徴とする請求項24に記載の画像処理方法。
  26. 前記パターン形成工程において、前記記録ヘッドに、前記第1および第2領域に前記第1ノズル列から吐出されるインクの色と異なる色のインクをさらに吐出することにより混色のテストパターンを形成させ、
    前記決定工程は前記補正パラメータそれぞれを前記混色のテストパターンに基づいて決定することを特徴とする請求項24または25に記載の画像処理方法。
  27. 複数のノズルが所定方向に配列された、同じ色のインクを吐出するための第1ノズル列と第2ノズル列とが、前記第1ノズル列の一部の複数のノズルと前記第2ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、記録媒体と、の相対的な走査を行いながら前記記録ヘッドから前記記録媒体にインクを吐出することにより画像の記録を行い、前記記録媒体の第1領域に前記第2ノズル列によって記録を行なわず、前記第1ノズル列によって記録を行い、前記記録媒体の前記第1領域と前記所定方向に隣接する前記記録媒体の第2領域に前記重複部の前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とのノズルを所定の使用率で用いて記録を行うための画像処理方法であって、
    前記第1ノズル列の前記重複部および非重複部それぞれを複数に分割した分割部それぞれの連続する複数のノズル毎にそれぞれ対応し、前記各分割部により記録される記録媒体の領域間の色差を低減するように色信号の入力値に応じた出力値を決定するための補正パラメータそれぞれにより前記第1ノズル列によって前記記録媒体の第1、第2領域に記録を行うための色信号の入力値を補正する補正工程を有し、
    前記第1ノズル列における前記複数の分割部のうちの、第1の前記補正パラメータが対応する第1の前記分割部と、前記第1の補正パラメータと別の第2の前記補正パラメータが対応し、前記第1の分割部と前記所定方向に隣接する第2の前記分割部との境界は、前記第1ノズル列における前記重複部と前記非重複部との境界と対応し、
    前記重複部の前記所定方向におけるノズル数と前記非重複部のノズル数との2以上の公約数のノズル数のノズル毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする画像処理方法。
  28. 複数のノズルが所定方向に配列された、同じ色のインクを吐出するための第1ノズル列と第2ノズル列とが、前記第1ノズル列の一部の複数のノズルと前記第2ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、記録媒体と、の相対的な走査を行いながら前記記録ヘッドから前記記録媒体にインクを吐出することにより画像の記録を行い、前記記録媒体の第1領域に前記第2ノズル列によって記録を行なわず、前記第1ノズル列によって記録を行い、前記記録媒体の前記第1領域と前記所定方向に隣接する前記記録媒体の第2領域に前記重複部の前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とのノズルを所定の使用率で用いて記録を行うための画像処理方法であって、
    前記第1ノズル列の前記重複部および非重複部それぞれを複数に分割した分割部それぞれの連続する複数のノズル毎にそれぞれ対応し、前記各分割部により記録される記録媒体の領域間の色差を低減するように色信号の入力値に応じた出力値を決定するための補正パラメータそれぞれにより前記第1ノズル列によって前記記録媒体の第1、第2領域に記録を行うための色信号の入力値を補正する補正工程を有し、
    前記第1ノズル列における前記複数の分割部のうちの、第1の前記補正パラメータが対応する第1の前記分割部と、前記第1の補正パラメータと別の第2の前記補正パラメータが対応し、前記第1の分割部と前記所定方向に隣接する第2の前記分割部との境界は、前記第1ノズル列における前記重複部と前記非重複部との境界と対応し、
    前記記録ヘッドには、前記第1ノズル列から吐出されるインクの色と異なる色のインクを吐出するための第3ノズル列と第4ノズル列とが、前記第ノズル列の一部の複数のノズルと前記第ノズル列の一部の複数のノズルとの前記所定方向における第2重複部が同一領域に記録を行うように、前記所定方向にずれて配置され、
    前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との第1前記重複部と前記第3ノズル列と前記第4ノズル列との前記第2重複部とが前記所定方向に離れており、
    前記第1重複部と前記第2重複部とそれぞれの前記所定方向におけるノズル数それぞれと前記所定方向における前記第1重複部と前記第2重複部との間のノズル数との2以上の公約数のノズル数のノズル毎に別々の前記補正パラメータが対応することを特徴とする画像処理方法。
  29. 請求項15ないし28のいずれか一項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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