JP2014108549A - 記録制御装置および記録制御方法 - Google Patents

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裕充 山口
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仁 坪井
Ryuta Kato
龍太 加藤
Takayuki Ushiyama
崇幸 牛山
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Abstract

【課題】記録制御装置および記録制御方法において、つなぎヘッドを使用して記録を行う際、つなぎヘッドのつなぎ部に対応する記録媒体上における領域に生じる筋ムラを目立たなくし、画質の悪化を低減した画像を出力する。
【解決手段】隣接する二つの吐出口列35のそれぞれつなぎ部に配列された所定数の吐出口110,112のうち、あるカラムに記録を行う際、上流側に位置する吐出口列の上流側の吐出口と下流側に位置する吐出口列の下流側の吐出口を使用し、上流側または下流側の吐出口列から記録された画像が記録媒体上で入り組んで形成されるようにインクの吐出を行う。
【選択図】図7

Description

本発明は記録制御装置および記録制御方法に関する。
インクを吐出する複数の吐出口を所定の配列方向に沿って配列した複数の吐出口列を吐出口の配列方向と交差する方向に配列した記録ヘッドを、吐出口の配列方向と交差する方向に走査させながら記録媒体にインクを吐出することにより記録媒体に画像を完成させるための記録制御装置が知られている。
上述のような記録制御装置において、近年では記録速度の向上が求められており、それに伴って記録ヘッドの長尺化が進んでいる。この記録ヘッドの長尺化のための手段として、同一色のインクを吐出する吐出口の配列方向に隣接する二つの吐出口列の端部同士に配列された所定数の吐出口で記録媒体上の同一の配列方向と交差する方向に延在するラスタを記録する部分(以下、つなぎ部と称する)を設けて、複数の吐出口列を吐出口の配列方向に沿って順次配列した記録ヘッド(以下、つなぎヘッドと称する)を構成することが知られている。このつなぎヘッドによれば、従来の記録制御装置に用いられていた短尺な吐出口列を複数配列することで長尺化を達成することができる。
つなぎヘッドを用いて画像の記録を行う場合、つなぎ部に配列された吐出口から記録された部分にムラが発生し、画質の悪化を引き起こす場合があることが知られている。このムラとしては、吐出口列の取り付けの誤差や吐出口の製造の誤差に由来するムラや、つなぎ部を構成する吐出口列に配列されたそれぞれの吐出口からのインクの付与タイミングが異なることに由来するムラがある。特許文献1には上述のムラを抑制するため、つなぎ部の吐出口から吐出するインクの吐出量をつなぎ部以外の領域の吐出口から吐出するインクの吐出量よりも少なくすることが開示されている。
特開2009−12390号公報
しかしながら、近年では記録画像の画質への要求が高くなり、特許文献1に開示された方法では十分な画質が得られない場合が考えられる。
以下に、この課題について詳細に説明する。
図1(a)はつなぎヘッドの構成を示す模式図である。また、図1(b)はつなぎヘッドを用いて従来の技術に従って記録媒体上に記録された画像を示すための図である。
つなぎヘッドを構成する吐出口のうち、つなぎ部65以外の領域に配列された吐出口60は記録媒体上の領域62に記録を行う。また、つなぎ部65に配列された吐出口61は記録媒体上の領域63に記録を行う。なお、つなぎ部65の吐出口61に対応する記録媒体上の領域63は、二つの吐出口列の双方からのインクの吐出によって記録が行われるため、つなぎ部65の吐出口61におけるインクの吐出量はつなぎ部65以外の吐出口60におけるインクの吐出量に対して半分またはそれ以下である。
ここで、上述のムラが生じた場合、それらのムラは図1(b)に示すように、記録媒体上の領域63に記録走査方向に延びる直線状に形成される。このようにムラ発生部分が記録走査方向に沿って直線状で、記録走査方向に交差する方向における位置が変わらない場合、目立ちやすいので、記録画像の画質が不十分な部分が視認され易くなってしまう。
特許文献1の方法によりつなぎ部の吐出口のインク付与のタイミングに起因するムラが軽減されるとしても、吐出口列の取り付けや吐出口の製造のばらつきといったその他を要因とするムラまでを消し去ることは困難であり、ムラ発生の抑制もさることながら発生したムラが目立ってしまうことを回避することが望まれる。
本発明は上記の課題を鑑みて為されたものであり、記録画像に生じるムラが目立たない画像を記録することが可能な記録制御装置および記録制御方法を提供することを目的の一つとするものである。
そこで本発明は、同じインクを吐出する複数の吐出口が所定の配列方向に配列された第1および第2吐出口列が、前記配列方向と交差する交差方向に互いに異なる位置であり、前記第1吐出口列の前記配列方向における前記第2吐出口列側の所定数の前記吐出口と、前記第2吐出口列の前記配列方向における前記第1吐出口列側の所定数の前記吐出口とが、ともに記録媒体上の単位領域にN個のラスタを前記交差方向に形成することが可能なように前記配列方向にずれた位置に配置された記録ヘッドを用いて、前記記録ヘッドと前記記録媒体との前記交差方向への相対的な走査を行いながら、前記N個のラスタのうち前記配列方向における前記第1吐出口列側のM(0≦M≦N)個のラスタに対応するドットを前記第1吐出口列により前記単位領域に画像を記録し、前記配列方向における前記第2吐出口列側のK(0≦K≦N−M)個のラスタに対応するドットを前記第2吐出口列により前記単位領域に画像を記録するための記録制御装置であって、前記単位領域の前記交差方向における第1の位置を記録する場合と、前記交差方向における前記第1の位置と異なる第2の位置を記録する場合とで、前記Mおよび前記Kのうちの少なくとも一方の値を異ならせることを特徴とする。
本発明一例の記録制御装置によれば、つなぎヘッドのつなぎ部の吐出口によって記録された記録媒体上の画像に発生するムラが目立たない画像を記録することが可能である。
つなぎヘッドと、つなぎヘッドを使用して従来の記録制御方法に従って記録媒体に記録を行った際の記録媒体の状態を説明するための図である。 本発明の実施形態で適用する記録装置の斜視図である。 本発明の実施形態で適用する記録装置の内部の構成を示す側面図である。 本発明の第1および第2の実施形態で適用するつなぎヘッドを示すための図である。 本発明の実施形態における記録制御系の構成を示すためのブロック図である。 本発明の実施形態における画像のデータの処理過程を説明するためのブロック図である。 本発明の第1および第3の実施形態で適用するマスクパターンを示すための図である。 本発明の第1の実施形態に記載したマスクパターンに従って記録を行った記録媒体上の画像を示すための図である。 本発明の第2の実施形態で適用するマスクパターンを示すための図である。 本発明の第2の実施形態に記載したマスクパターンに従って記録を行った記録媒体上の画像を示すための図である。 本発明の第3の実施形態で適用するつなぎヘッドを示すための図である。 本発明の第3の実施形態で適用するマスクパターンを示すための図である。 本発明の第3の実施形態に記載したマスクパターンに従って記録を行った記録媒体上の画像を示すための図である。
(第1の実施形態)
以下に図面を参照し、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。
図2は本発明の一実施形態に係る記録装置の内部の構成を部分的に示す斜視図である。また、図3は本発明の一実施形態に係る記録装置の内部の構成を部分的に示す側面図である。
図2および図3に示すように、記録装置の内部には筐体1が設けられており、この筐体1の上部にプラテン2が配置されている。プラテン2には、記録媒体3をプラテン2に吸着させて浮き上がらないようにするために多数の吸引孔34が形成されている。この吸引孔34はダクトと繋がっており、さらにダクトの下部に吸引ファン36が配置され、この吸引ファン36が動作することでプラテン2に対する記録媒体3の吸着を行っている。
筐体1の長手方向に設置されたメインレール5に、記録走査方向であるX方向に往復移動するキャリッジ6が支持されている。キャリッジ6は、後述するインクジェット方式のつなぎヘッド7を搭載している。なお、つなぎヘッド7は、発熱体を用いたサーマルジェット方式、圧電素子を用いたピエゾ方式等のインクジェット方式やサーマル方式の記録方式を適用することが可能である。キャリッジモータ8は、キャリッジ6をX方向に移動させるための駆動源であり、その回転駆動力はベルト9でキャリッジ6に伝達される。
記録媒体3は、ローラ状の給紙媒体23から給紙され、プラテン2の上でつなぎヘッド7のX方向と直交する副走査方向であるY方向に搬送される。記録媒体3は、先端をピンチローラ16と搬送ローラ11に挟持されており、搬送ローラ11が回転することによって搬送が行われる。またプラテン2よりY方向の下流では記録媒体3はローラ31と排紙ローラ32に挟持され、さらにターンローラ33を介して記録媒体3は巻取りローラ24に巻きつけられている。
図4は本実施形態で使用するつなぎヘッドにおけるつなぎ部およびその近傍の吐出口面側の様子を模式的に示す図である。
本実施形態のつなぎヘッド7は、同じ色のインクを吐出する1280個の吐出口30が1200dpiの解像度でY方向に配列することで構成される吐出口列を複数備えている。図4に示すように、Y方向に隣接する第1吐出口列35aと第2吐出口列35bが、第1吐出口列35aの第2吐出口列側(以下、下流側と称する)に配列されている10個の吐出口30と、第2吐出口列35bの第1吐出口列側(以下、上流側と称する)に配列されている10個の吐出口30と、がY方向に対して対応する位置に配列されている。これら第1および第2吐出口列のそれぞれ10個の吐出口30同士はY方向における記録位置が重複するつなぎ部52を形成する。第1吐出口列35aのつなぎ部52に配列された10個の吐出口と第2吐出口列35bのつなぎ部52に配列された10個の吐出口同士は、記録媒体上の記録走査方向(X方向)に沿った10個の同一のラスタをそれぞれ形成することが可能である。このようにX方向に異なる位置にある二つの吐出口列につなぎ部を設けながら、複数の吐出口列がY方向に順次配列されることでつなぎヘッド7が構成されている。
このように構成された記録装置において、記録媒体3はY方向に搬送される。つなぎヘッド7は、不図示の記録制御部から記録信号を受け取り、キャリッジ6と共に記録走査方向であるX方向に移動しつつ、記録媒体3の記録領域に向かってインクを吐出することにより記録媒体3にドットを形成する。このような記録動作と、単位領域への画像形成を行うのに必要な走査回数に応じた距離だけ記録媒体3をY方向に搬送する搬送動作と、を繰り返すことで記録媒体3上に画像を完成させる。
図5は本実施形態における記録制御系の概略構成を示すブロック図である。
スキャナやデジタルカメラ等の画像入力機器からの多値画像のデータ、あるいはパーソナルコンピュータのハードディスク等に保存されている多値画像のデータが、画像のデータ入力部40に入力される。操作部41には各種のキーが備えられており、これらのキーを操作することにより各種パラメータの設定および記録開始を指示が可能である。
CPU42は、記憶媒体43中の各種のプログラムに従って記録装置全体の演算、選択、判別等の処理制御を行う。記憶媒体43には、使用する記録媒体の種類等に関する記録媒体情報44、使用するインクの種類等に関するインク情報45、記録を行う際の温度や湿度等に関する環境情報46が格納される。更に、記録に関する各種の制御プログラム群47も記憶媒体43に格納されている。本実施形態における記録装置の動作は、全て制御プログラム群47に従う動作である。このような各種のプログラムを格納する記憶媒体43としては、例えばROM、FD、CD−ROM、HD、メモリカード、光磁気ディスクなどを用いることができる。
RAM48は、記憶媒体43中の各種のプログラムのワークエリア、エラー処理時の一時待避エリア、および画像処理時のワークエリアとして用いられる。また、RAM48は、記憶媒体43の中の各種のテーブルをコピーした後、そのテーブルの内容を変更し、この変更したテーブルを参照しながら画像処理を進めることも可能である。
画像データ処理部49は、後述する画像のデータ処理過程に従って、入力された3値以上の多値画像のデータを画素毎に2値の画像のデータに量子化しインクの吐出パターンを作成する。
また、CPU42は、画像データ処理部49において作成した吐出パターンを画像記録部50において記録させるため、記録データの分配を行う。
画像記録部50は、画像データ処理部49で作成された吐出パターンに基づき、対応する吐出口30からインクを吐出して、記録媒体上にドット画像を形成する。バスライン51は、記録装置内のアドレス信号、データ、制御信号などを伝送する。
図6は画像のデータ処理部49におけるデータ処理過程を説明するブロック図である。
PC100のアプリケーションJ101を介して、ユーザーはプリンタ104で記録する画像のデータを作成することができる。記録を行う際には、アプリケーションJ101で作成された画像のデータはプリンタドライバ103に伝送される。
プリンタドライバ103は、作成された画像のデータに対して前段処理J0002、後段処理J0003、γ補正J0004、2値化処理J0005、および印刷データの作成J0006をそれぞれ実行する。
前段処理J0002では、PC100の表示器の色域をプリンタ104の色域に変換する色域変換を行う。3次元ルックアップテーブルを用いることにより、R、G、Bそれぞれが8ビットで表現された画像のデータR、G、Bをプリンタの色域内の8ビットデータR、G、Bに変換する。
後段処理J0003では、変換された色域を再現する色をインクの色域に分解する。前段処理J0002にて得られたプリント色域内の8ビットデータR、G、Bが表す色を再現するためのインクの組合せに対応した8ビットデータC、M、Y、Kを求める処理を行う。
γ補正J0004では、色分解で得られた8ビットデータC、M、Y、Kのそれぞれについてγ補正を行う。後段処理J0003にて得られた8ビットデータC、M、Y、Kのそれぞれがプリンタの階調特性に線形的に対応づけられるような変換を行う。
2値化処理J0005では、γ補正J0004にて得られた8ビットデータC、M、Y、Kのそれぞれを1ビットデータC、M、Y、Kに変換する量子化処理を行う。この量子化手段としては、濃度パターン法やディザ法、誤差拡散法等が好適に用いられる。
印刷データ作成処理J0006では、2値化処理J0005にて得られた1ビットデータC、M、K、Yを内容とする画像のデータに印刷制御データなどを付して1ビットの印刷データを作成する。なお、印刷制御データは記録媒体情報や記録品位情報等から構成される。
以上のようにして生成された印刷データは、プリンタ104へ供給される。
マスクデータ変換処理J0008では、印刷データ作成処理J0006で作成された印刷データと、後述するマスクパターンのデータを用いて印刷データをドットを形成するか否か、すなわちつなぎヘッドにおけるインクの記録、非記録を表す記録データに変換する。このマスクパターンは、記録許容画素と非記録許容画素とが特定のパターンにて配置されることで構成される。記録許容画素では印刷データをインクの吐出の許容を表すデータに変換し、非記録許容画素ではインクの吐出の非許容を表すデータに変換する。なお、マスクデータ変換処理J0008に用いられるマスクパターンは予めプリンタの所定のメモリに格納されている。
マスクデータ変換処理にて得られた記録データは、ヘッド駆動回路J0009および記録ヘッドJ0010に供給される。この記録データに基づき、つなぎヘッド7に配列された各吐出口30から記録媒体3に対してインクが吐出される。
以下に本実施形態で使用するマスクパターンについて詳細に説明する。
図7(a)は本実施形態におけるマスクパターンのうち、つなぎヘッド7の第1吐出口列35aに適用される部分のパターンを示すための図である。また、図7(b)は本実施形態におけるマスクパターンのうち、つなぎヘッド7の第2吐出口列35bに適用される部分のパターンを示すための図である。
黒く塗り潰されている箇所が記録許容画素を、白抜けになっている箇所が非記録許容画素を示す。
本実施形態では、下流側に配列された10個の吐出口111がつなぎ部52を形成する第1吐出口列35aにおいて、つなぎ部52に対応する吐出口111以外の吐出口110には、常に記録を許容するようなパターン120を適用する。
また、つなぎ部52に配列された10個の吐出口111には、上流側のM(0≦M≦10)個の吐出口からインクを吐出し、X方向に沿って記録媒体の記録位置が変わるにしたがってMの値が増減を繰り返すようなパターン121を適用する。本実施形態では、上述のMの値の増減のパターンがX方向に1画素ずつ移動するに従って0から10まで1ずつ増加し、その後10から0まで1ずつ減少することを順次繰り返すようなパターンにてパターン121を構成している。
一方、上流側に配列された10個の吐出口112がつなぎ部52を形成する第2吐出口列35bにおいては、第1吐出口列35aと同様に、つなぎ部52に配列された10個の吐出口112以外の吐出口113には常に記録を許容するようなパターン123を適用する。
更につなぎ部52に配列された吐出口112には、下流側の10−M個の吐出口からインクを吐出し、Mの値が第1吐出口列35aのつなぎ部52におけるパターン121と排他的な関係となるように、X方向に記録位置が変わるにしたがって増減するようなパターン122を適用する。図8は本実施形態においてつなぎヘッド7からインクを吐出した場合の、つなぎ部52およびその近傍の吐出口に対応する記録媒体上の画像を示すための図である。
記録媒体上の領域130に対しては、第1吐出口列35aに配列された吐出口のうち、つなぎ部52に配列された吐出口110以外の吐出口111のみによって記録が行われる。また、記録媒体上の領域131に対しては、第2吐出口列35bに配列された吐出口のうち、つなぎ部52に配列された吐出口113以外の吐出口112のみによって記録が行われる。一方、つなぎ部52に対応する記録媒体上の領域132においては、Y方向に延在する領域(以下、カラムと称する)毎に第1吐出口列35aによって記録されるY方向の上流側の画素133と第2吐出口列35bによって記録されるY方向の下流側の画素134との境界135がY方向に異なる位置となるように記録が行われる。
更に、X方向に対して任意のカラムにおける境界135と、該カラムと隣接する位置にあるカラムにおける境界135と、が1画素分だけ異なる位置となるように記録が行われる。すなわち、図8に示すように、境界135の形状は三角波型の形状となるように記録される。
以上の構成によれば、つなぎヘッド7のつなぎ部52における吐出口列間の境界に相当する記録媒体上の境界を吐出口の配列方向に入り組ませて形成するため、つなぎ部52の吐出口により記録される画像と、非つなぎ部の吐出口により記録される画像と、の境界のY方向における位置が常に一定とならないようにすることが可能である。したがって、記録画像の吐出口列間に相当する領域に生じるムラを目立たなくすることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、隣接する二つの吐出口列にて形成されるつなぎ部近傍の吐出口に対応する記録媒体上の領域を、一方の吐出口列からのインクの吐出のみによって記録を行う領域と、他方の吐出口列からのインクの吐出のみによって記録を行う領域と、に分割して記録を行うために、常にKがN−Mとなる形態について記載した。
本実施形態では一方の吐出口列からのインクの吐出によって記録を行う領域と、他方の吐出口列からのインクの吐出によって記録を行う領域と、の間に、双方の吐出口列からのインクの吐出によって記録を行う領域を形成するものに関する。
図9(a)は本実施形態におけるマスクパターンのうち、つなぎヘッド7の第1吐出口列35aに適用される部分のパターンを示すための図である。また、図9(b)は本実施形態におけるマスクパターンのうち、つなぎヘッド7の第2吐出口列35bに適用される部分のパターンを示すための図である。
第1の実施形態と同様に、下流側に配列された10個の吐出口111がつなぎ部52を形成する第1吐出口列35aにおいて、つなぎ部52に対応する吐出口111以外の吐出口110には、常に記録を許容するようなパターン140を適用する。
更に、第1吐出口列35aのつなぎ部52に対応する吐出口111には、パターン141を適用する。パターン141は記録媒体上のカラム毎に、つなぎ部52における吐出口111のうち、上流側のM(0≦M<10)個の吐出口には記録を許容し、下流側のK(0≦K<10−M)個の吐出口には記録を許容しないように構成されている。
更に、パターン141は、X方向に沿って記録位置が変わるにしたがってY方向にMの値とKの値が周期的に増減を繰り返す。より具体的には、本実施形態ではX方向に記録位置が1画素分ずつ移動するごとにMは7から0まで1ずつ減少し、その後0から7まで1ずつ増加する。一方、上述のMの増減と対応して、Kは0から7まで1ずつ増加し、その後7から0まで1ずつ減少する。
なお、本実施形態においては、つなぎ部52のうち、上流側のM個の吐出口と下流側のK個の吐出口以外の10―(M+K)個の吐出口に対する記録許容画素と非記録許容画素の配置は適宜決定できる。本実施形態では記録許容画素と非記録許容画素が市松模様となるようなパターンを記載しているが、本実施形態はこのような形態に限定されるものではない。
一方、上流側に配列された10個の吐出口112がつなぎ部52を形成する第2吐出口列35bにおいて、つなぎ部52に対応する吐出口112以外の吐出口113には、常に記録を許容するようなパターン143を適用する。
更に、第2吐出口列35bのつなぎ部に対応する吐出口には、上流側のM個の吐出口には記録を許容せず、下流側のK個の吐出口には記録を許容し、MおよびKの値が上流側の記録ヘッド35aのつなぎ部のパターンと排他的な関係となるようにX方向に沿って記録位置が変わるにしたがってMの値とKの値が増減するようなパターン142を適用する。
図10は本実施形態においてつなぎヘッド7からインクを吐出した場合の、つなぎ部52およびその近傍の吐出口に対応する記録媒体上の画像を示すための図である。
第1の実施形態と同様に、つなぎ部52よりY方向の上流側に対応する記録媒体上の領域150は、第1吐出口列35aに配列された吐出口のうち、つなぎ部52の吐出口110以外の吐出口111により記録が行われる。
また、つなぎ部52より副走査方向の下流側に対応する記録媒体上の領域151は、第2吐出口列35bに配列された吐出口のうち、つなぎ部の吐出口112以外の吐出口113のみにより記録が行われる。
また、つなぎ部52に対応する記録媒体上の領域152は、それぞれのカラム毎に三つの領域に分割される。
記録媒体上のY方向の上流側に対応する領域153は第1吐出口列35aのつなぎ部52の吐出口のみにより記録が行われ、下流側に対応する領域154は第2吐出口列35bのつなぎ部52の吐出口のみにより記録が行われる。
更に、上流側の領域153と下流側の領域154との間の中間の領域155は第1吐出口列35aおよび第2吐出口列35bの双方によって記録が行われる。この中間の領域155は、上流側の領域153との間に境界156を、下流側の領域154との間に境界157をそれぞれ形成する。
更に、これらの境界156および境界157の形状はそれぞれ記録媒体上にY方向に沿って三角波型の形状となるように形成される。
以上の構成によれば、第1吐出口列35aのみにより記録を行う領域と第2吐出口列35bのみにより記録を行う領域の間に第1および第2吐出口列の双方により記録を行う領域を形成するため、記録媒体上のつなぎ部52に対応する領域に発生するムラをより好適に目立たなくすることができる。
なお、本実施形態では、この上流側端部のM個の吐出口と下流側端部のK個の吐出口以外の10−(M+K)個の吐出口に対して記録許容画素と非記録許容画素をX方向およびY方向に対して交互に配置される、いわゆる市松模様の形状のパターンを記載しているが、本実施形態はこのような形態に限定されるものではない。中間の領域155には、使用する吐出口の偏りを防ぐために、第1吐出口列35aに対応する画素数と第2吐出口列35bに対応する画素数が極力同じになるように配置されることが好ましいが、一方に偏ったとしても本発明のつなぎ部のムラを目立たなくするという効果を損ねるものではない。また、形状に関しても市松模様に限定されるものではなく、第1吐出口列35aに対応する画素と第2吐出口列35bに対応する画素がある程度分散して配置されていれば十分である。
また、本実施形態では境界156と境界157が対応する形状にて記録されるようなパターンについて記載したが、本実施形態はこのような形態に限定されるものではない。すなわち、境界156と境界157は互いに類似しない形状でも本発明の効果を何ら損なうものではない。更に言えば、境界156および境界157の双方の形状が必ずしも隣接したカラムに対してY方向に異なる位置に形成される必要はなく、一方の境界の形状のみ隣接したカラムに対してY方向に異なる位置となる形状となる形態においても本発明の効果は発揮される。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、つなぎヘッドのつなぎ部52に対応する記録媒体上の領域に生じるムラを抑制するために、単一のつなぎヘッドに適用するマスクパターンについて記載した。
一方、つなぎ部がY方向に同じ位置となるように配列されている複数のつなぎヘッドを用いて記録を行う場合、記録媒体上で上述のムラが同一の領域に生じるため、強調し合い、より視認され易くなるという問題がある。
本実施形態では、シアンインクを吐出するつなぎヘッドを第1記録ヘッド、マゼンタインクを吐出するつなぎヘッドを第2記録ヘッドとし、第1および第2記録ヘッドのつなぎ部が対応する位置となるように第1および第2記録ヘッドが配列されることにより強調されやすくなるムラを抑制するという効果を奏するものである。
以下に本実施形態におけるマスクパターンについて詳細に説明する。
図11は本実施形態で使用するつなぎヘッドを説明するための図である。本実施形態においては、少なくともシアンインクとマゼンタインクの二種類のインクを使用して記録媒体に画像を記録する。
シアンインクを吐出するつなぎヘッド53は第1および第2の実施形態で使用したつなぎヘッド7と同じものを用いる。
また、Y方向に隣接するマゼンタインクを吐出する第3吐出口列35cと第4吐出口列35dが、第3吐出口列35cの下流側に配列されている10個の吐出口と、第4吐出口列35dの上流側に配列される10個の吐出口と、がY方向に対して対応する位置に配列されることでつなぎ部52を形成しながらX方向に対して異なる位置に配列されている。これら第3および第4吐出口列のそれぞれ10個の吐出口30同士はY方向における記録位置が重複するつなぎ部52を形成する。このようにY方向に隣接する二つの吐出口列につなぎ部を設けながら、複数の吐出口列がY方向に順次配列されることでつなぎヘッド54が構成されている。更に、シアンインクのつなぎヘッド53とマゼンタインクのつなぎヘッド54は、それぞれのつなぎ部52がY方向に対して同じ位置となるようにX方向に沿って配列されている。
シアンインクを吐出するつなぎヘッド53のつなぎ部とその近傍には、第1の実施形態と同様に、図7に記載したマスクパターンを適用する。
図12(a)は本実施形態におけるマスクパターンのうち、マゼンタインクを吐出するつなぎヘッド54の第3吐出口列35cに適用される部分のパターンを示すための図である。また、図12(b)は本実施形態におけるマスクパターンのうち、マゼンタインクを吐出するつなぎヘッド54の第4吐出口列35dに適用される部分のパターンを示すための図である。
マゼンタインクのつなぎヘッド54においては、下流側の10個の吐出口115がつなぎ部52を形成する第3吐出口列35cのつなぎ部52に配列された吐出口115以外の吐出口114には、常に記録を許容するようなパターン124を適用する。
また、つなぎ部52に配列された吐出口115には、第1の実施形態と同様に、上流側のM個の吐出口からインクを吐出し、X方向に沿って記録媒体の記録位置が変わるにしたがってMの値が増減を繰り返すようなパターン125を適用する。
ここで、シアンインクのつなぎヘッド53とマゼンタインクのつなぎヘッド54とが記録媒体上の同一のカラムに記録を行う場合、Mの値が異なるようにパターンを構成する。本実施形態においては、シアンインクのつなぎヘッド53におけるパターン121におけるMの増減のパターンと、マセンタインクのつなぎヘッド54におけるパターン125におけるMの増減のパターンが逆の位相となるようにパターンを構成する。
上流側の10個の吐出口がつなぎ部52を形成する第4吐出口列35dにおいても同様に、つなぎ部52に配列されていない吐出口117にはすべて第4吐出口列35dの吐出口からインクを吐出するようなパターン127を適用する。
一方、つなぎ部52に配列された吐出口116には下流側の10−M個の吐出口からインクを吐出し、Mの値が第3吐出口列のつなぎ部に適用するパターン125と対応して排他的な関係となるように増減を繰り返すパターン126を適用する。
図13は本実施形態においてシアンインクおよびマゼンタインクを吐出した場合の、つなぎ部とその近傍の吐出口に対応する記録媒体上の画像における隣接する吐出口列間の境界を示す図である。
記録媒体上の、シアンインクのつなぎヘッド53における第1吐出口列35aからのインクの吐出によって記録される画素と、第2吐出口列35bからのインクの吐出によって記録される画素と、の境界135の形状は、図8にも示したように、周期的な三角波型の形状となる。
一方、記録媒体上の、マゼンタインクのつなぎヘッド54における第3吐出口列35cからのインクの吐出によって記録される画素と、第4吐出口列35dからのインクの吐出によって記録される画素と、の境界136の形状は、シアンインクの境界135とは波形のパターンが逆の位相となる三角波型の形状となる。
このように、シアンインクを吐出するつなぎヘッド53における吐出口列間の境界と、マゼンタインクを吐出するつなぎヘッド54における吐出口列間の境界と、の形状はそれぞれ直線状ではなく三角波状となる。更に、これらの吐出口列間の境界は記録媒体上において異なる形状にて形成されるため、互いに重なり合うことがない。したがって、つなぎ部にムラが発生した場合であっても、シアンインクおよびマゼンタインクはそれぞれ異なる領域に境界を形成するので、互いの境界が重畳し強調し合うことはなく、画質の悪化を抑制することができる。
なお、本実施形態ではシアンインクのつなぎヘッド53とマゼンタインクのつなぎヘッド54のそれぞれの境界の形状の変動のパターンが逆の位相で変動するようなマスクパターンを記載しているが、本実施形態はこのような形態に限定されるものではない。二つのつなぎヘッドにおける境界の変動のパターンの周期や振幅が異なるものであっても十分に効果を奏するものである。
また、本実施形態ではシアンインクおよびマゼンタインクを吐出する2つのつなぎヘッドについて記載したが、イエローインクやブラックインク等、異なる色のインクを吐出する2つのつなぎヘッド、或いは同色のインクを吐出する2つのつなぎヘッドであれば本実施形態を好適に用いることができる。更に、三つ以上のつなぎヘッドを使用して記録を行う場合にも、それぞれのつなぎヘッドにおける境界の変動のパターンを異ならせれば本実施形態により得られる効果を十分に奏することが可能である。
以上説明したように、本発明に記載の記録装置によれば、つなぎヘッドのつなぎ部の吐出口によって記録された記録媒体上の画像に発生するムラが目立たなくし、画像の画質の悪化を低減することが可能である。
なお、各実施形態にはつなぎヘッドの吐出口列間の境界の形状が三角波状に形成される形態について記載したが、本発明はこの形態に限定されるものではない。すなわち、記録走査方向に対して第1の位置にあるカラムにおける境界と、第1の位置と異なる位置の第2の位置にあるカラムにおける境界と、が異なる位置となるような形態であれば本発明の効果は十分に達成することが可能である。例えば、本発明は吐出口列間の境界の形状が正弦波型の形状にて形成される形態にも有効に適用できる。
また、各実施形態にはつなぎヘッドの走査と記録媒体の搬送とを交互に繰り返すことで記録媒体上に画像を完成させる、いわゆるシリアル型の記録装置について記載したが、本発明はシリアル型の記録装置に限定されるものではない。すなわち、つなぎヘッドに対し、吐出口の配列方向と交差する交差方向に記録媒体を搬送することでつなぎヘッドを相対的に走査させながらインクを吐出することにより記録を行う、いわゆるフルマルチ型の記録装置にも有効に適用することが可能である。
また、各実施形態には第1および第2吐出口列のつなぎ部に配列された所定数の吐出口がそれぞれ10個である形態について記載しているが、本発明は2以上のN個の吐出口が配列されており、第1および第2吐出口列のそれぞれN個の吐出口から記録媒体上の同一のN個のラスタを形成するように配列されていれば十分に効果を発揮する。ただし、発明者らの検討の結果、本発明は各吐出口列のつなぎ部に配列されている吐出口列の数が10以上である場合、記録媒体上における吐出口列間の境界の形状の振幅をある程度大きくすることができるため、より顕著な効果を奏することが判明している。
3 記録媒体
7 つなぎヘッド
30 吐出口
35 吐出口列
42 CPU
47 制御プログラム群
52 つなぎ部

Claims (21)

  1. 同じインクを吐出する複数の吐出口が所定の配列方向に配列された第1および第2吐出口列が、前記配列方向と交差する交差方向に互いに異なる位置であり、前記第1吐出口列の前記配列方向における前記第2吐出口列側の所定数の前記吐出口と、前記第2吐出口列の前記配列方向における前記第1吐出口列側の所定数の前記吐出口とが、ともに記録媒体上の単位領域にN個のラスタを前記交差方向に形成することが可能なように前記配列方向にずれた位置に配置された記録ヘッドを用いて、前記記録ヘッドと前記記録媒体との前記交差方向への相対的な走査を行いながら、前記N個のラスタのうち前記配列方向における前記第1吐出口列側のM(0≦M≦N)個のラスタに対応するドットを前記第1吐出口列により前記単位領域に画像を記録し、前記配列方向における前記第2吐出口列側のK(0≦K≦N−M)個のラスタに対応するドットを前記第2吐出口列により前記単位領域に画像を記録するための記録制御装置であって、
    前記単位領域の前記交差方向における第1の位置を記録する場合と、前記交差方向における前記第1の位置と異なる第2の位置を記録する場合とで、前記Mおよび前記Kのうちの少なくとも一方の値を異ならせることを特徴とする記録制御装置。
  2. K=N−Mであることを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  3. 第1および第2記録ヘッドを含む複数の前記記録ヘッドが、それぞれの前記第1吐出口列の前記配列方向における前記第2吐出口列側の前記所定数の吐出口がともに記録媒体上の単位領域にN個のラスタを前記交差方向に形成することが可能なように前記交差方向に配置され、
    前記第1記録ヘッドが前記第1の位置を記録する場合と、前記第2記録ヘッドが前記第1の位置に記録する場合とで、前記Mおよび前記Kのうちの少なくとも一方の値を異ならせることを特徴とする請求項1または2に記載の記録制御装置。
  4. 前記交差方向における前記単位領域の位置が変わるにしたがって、前記Mおよび前記Kのうちの少なくとも一方が所定の周期にて増減することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  5. 前記第1および第2の位置は、互いに前記交差方向に隣接する位置であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  6. 前記第1吐出口列の前記配列方向における前記第2吐出口列側の前記所定数の吐出口のうち、前記交差方向におけるそれぞれの位置において前記配列方向の端部に位置する吐出口からの前記インクの吐出によって前記記録媒体に記録された画像が三角波型の形状であることを特徴とする請求項5に記載の記録制御装置。
  7. 前記第1および第2記録ヘッドは、それぞれ異なる色の前記インクを吐出することを特徴とする請求項3に記載の記録制御装置。
  8. 画像の記録に使用する記録データは、画像のデータに記録の許容を定める画素である記録許容画素と記録の非許容を定める画素である非記録許容画素により構成されるマスクパターンを適用することによって生成されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  9. 前記第1および第2の位置における前記単位領域の前記交差方向の幅は、それぞれ一つのドットの幅に対応することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  10. 前記Nは10以上であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  11. 同じインクを吐出する複数の吐出口が所定の配列方向に配列された第1および第2吐出口列が、前記配列方向と交差する交差方向に互いに異なる位置であり、前記第1吐出口列の前記配列方向における前記第2吐出口列側の所定数の前記吐出口と、前記第2吐出口列の前記配列方向における前記第1吐出口列側の所定数の前記吐出口とが、ともに記録媒体上の単位領域にN個のラスタを前記交差方向に形成することが可能なように前記配列方向にずれた位置に配置された記録ヘッドを用いて、前記記録ヘッドと前記記録媒体との前記交差方向への相対的な走査を行いながら、前記N個のラスタのうち前記配列方向における前記第1吐出口列側のM(0≦M≦N)個のラスタに対応するドットを前記第1吐出口列により前記単位領域に画像を記録し、前記配列方向における前記第2吐出口列側のK(0≦K≦N−M)個のラスタに対応するドットを前記第2吐出口列により前記単位領域に画像を記録するための記録制御方法であって、
    前記単位領域の前記交差方向における第1の位置を記録する場合と、前記交差方向における前記第1の位置と異なる第2の位置を記録する場合とで、前記Mおよび前記Kのうちの少なくとも一方の値を異ならせることを特徴とする記録制御方法。
  12. K=N−Mであることを特徴とする請求項11に記載の記録制御方法。
  13. 第1および第2記録ヘッドを含む複数の前記記録ヘッドが、それぞれの前記第1吐出口列の前記配列方向における前記第2吐出口列側の前記所定数の吐出口がともに記録媒体上の単位領域にN個のラスタを前記交差方向に形成することが可能なように前記交差方向に配置され、
    前記第1記録ヘッドが前記第1の位置を記録する場合と、前記第2記録ヘッドが前記第1の位置に記録する場合とで、前記Mおよび前記Kのうちの少なくとも一方の値を異ならせることを特徴とする請求項11または12に記載の記録制御方法。
  14. 前記交差方向における前記単位領域の位置が変わるにしたがって、前記Mおよび前記Kのうちの少なくとも一方が所定の周期にて増減することを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載の記録制御方法。
  15. 前記第1および第2の位置は、互いに前記交差方向に隣接する位置であることを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の記録制御方法。
  16. 前記第1吐出口列の前記配列方向における前記第2吐出口列側の前記所定数の吐出口のうち、前記交差方向におけるそれぞれの位置において前記配列方向の端部に位置する吐出口からの前記インクの吐出によって前記記録媒体に記録された画像が三角波型の形状であることを特徴とする請求項15に記載の記録制御方法。
  17. 前記第1および第2記録ヘッドは、それぞれ異なる色の前記インクを吐出することを特徴とする請求項13に記載の記録制御方法。
  18. 画像の記録に使用する記録データは、画像のデータに記録の許容を定める画素である記録許容画素と記録の非許容を定める画素である非記録許容画素により構成されるマスクパターンを適用することによって生成されることを特徴とする請求項11から17のいずれか1項に記載の記録制御方法。
  19. 前記第1および第2の位置における前記単位領域の前記交差方向の幅は、それぞれ一つのドットの幅に対応することを特徴とする請求項11から18のいずれか1項に記載の記録制御方法。
  20. 前記Nは10以上であることを特徴とする請求項11から19のいずれか1項に記載の記録制御方法。
  21. 請求項11から請求項20のいずれか1項に記載の記録制御方法を実行するためのプログラム。
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