JP5738949B2 - 乗客コンベアの踏段 - Google Patents

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本発明の実施形態は、乗客コンベアの踏段に関するものである。
従来のエスカレータなどの踏段において、クリート面(上面)やライザ面(後面)及びその2つの面が交わる角部には凹凸形状の突起部分が、アルミダイカストなどで構成されている。
一方、乗客コンベアの乗客が転倒し、踏段の固い金属からなる突起部分の角に体や頭などが当たると怪我をする可能性がある。
そのため、従来、この踏段の突起部分そのものを合成樹脂などの柔らかい材料したり、また、柔らかい材料を金属からなる突起部分の表面に設けたりして、衝突時の怪我を軽減する踏段が提案されている。
特開平10−101284号公報 特開2000−255957号公報 特開2000−255959号公報 特開2000−296977号公報
しかし、踏段の突起部分そのものを柔らかい材料で構成すると、その突起部分が容易に変形して、乗降口のコムとの隙間や前後の踏段間の隙間で挟まれる事故が発生する可能性があり、また、ハイヒールの踵などで突起部分を踏んだときに、その柔らかい突起部分の間の溝に入り込み抜けにくいという問題点があった。
また、突起部分の表面に柔らかい材料を設けるだけでは、その柔らかい材料が突起部分から容易に剥がれてしまうという問題点もあった。
そこで、本発明の実施形態は上記問題点に鑑み、クリート面の山部を柔らかく形成して乗客の怪我を防止すると共に、この柔らかく形成した部分が剥がれ難い乗客コンベアの踏段を提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、踏段フレームと、前記踏段フレームの上面に形成されたクリート面と、前記踏段フレームの後面に形成されたライザ面と、前記クリート面の進行方向に沿って延びるように交互に形成された山部と谷部と、前記クリート面の前記山部において幅方向に貫通した貫通孔と、前記貫通孔内部に回り込むようにしつつ、前記クリート面の前記山部のみを合成樹脂で覆い形成されたカバーと、を有する乗客コンベアの踏段である。
本実施形態のエスカレータの側面図である。 踏段の斜視図である。 クリート面とライザ面の交差部分の拡大斜視図である。 カバーを被せる前の交差部分の側面から見た縦断面図である。 カバーを被せる前の交差部分の正面図である。 カバーを被せた状態の交差部分であって、ライザ面の山部とクリート面の山部とが不連続な部分の縦断面図である。 カバーを被せた状態の交差部分であって、ライザ面の山部とクリート面の山部とが連続した部分の縦断面図である。 カバーを被せた状態の交差部分の正面図である。 カバーを被せた状態の山部の拡大縦断面図である。
以下、一実施形態のエスカレータ10を図1〜図9に基づいて説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10のトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、駆動装置18が設けられている。この駆動装置18は、モータ20と、このモータ20により動作する駆動チェーン22を有し、この駆動チェーン22により駆動スプロケット24が回転する。また、上階側の機械室14内部には、制御装置50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられ、駆動スプロケット24と従動スプロケット26との間に左右一対の無端の踏段チェーン28,28が掛け渡され、左右一対の踏段チェーン28,28には複数の踏段30が等間隔で取り付けられ、不図示の案内レールを踏段30の前輪56と後輪58が走行する。
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部を手摺りベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部を覆う正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には、下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42の正面から、手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48が突出している。欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられている。
上階側の機械室14の天井面には上階側の乗降板32が設けられ、下階側の機械室16の天井面には下階側の乗降板34が設けられている。乗降板32及び乗降板34の先端側(踏段側)には、コム52,54が形成されている。
(2)踏段30の構造
次に、踏段30の構造について図2と図3に基づいて説明する。
図2に示すように、踏段30は、三角形状の左右一対の踏段フレーム60,60と、この踏段フレーム60の上面に形成されたクリート面62と、踏段フレーム60の後面に形成されたライザ面64とよりなり、踏段フレーム60とクリート面62とライザ面64とは、アルミダイカストで一体に形成されている。踏段フレーム60の後下部には、左右一対の後輪58,58が回動自在に設けられ、クリート面62の前端部に位置する踏段フレーム60には、左右一対の前輪56,56が回動自在に設けられている。なお、前輪56,56は図1に記載し、図2では記載を省略している。
図3に示すように、クリート面62の上面には、エスカレータ10の進行方向、すなわち前後方向に沿って延びる山部66と谷部68とが交互に形成されている。また、ライザ面64の表面にも縦方向に沿って延びる山部70と谷部72とが交互に形成されている。
図3に示すように、クリート面62とライザ面64とが交差する角部において、ライザ面64の山部70の上端部から連続してクリート面62の山部66が形成されている。また、クリート面62の山部には、ライザ面64の山部70と連続していない不連続の山部66があり、ライザ面64の山部70と連続した山部64と連続していない山部66とが交互に形成されている。
(3)クリート面62の山部66の構造
次に、クリート面62の山部66の構造について図3〜図9に基づいて説明する。
踏段30が、アルミダイカストで一体形成されるときには、図4及び図5に示すように、クリート面62の前後方向に沿って延びる基台74と、この基台74から垂直に立設された立設部76がアルミダイカストで一体に形成されている。図5に示すように、立設部76の幅方向の寸法が、基台74の幅寸法より狭く形成されている。図4と図5に示すように、立設部76には、所定間隔毎に前後方向に沿って円形の貫通孔78が開口している。この貫通孔78は、クリート面62の後部から前部まで形成されている。また、図4に示すように山部66の後端部、すなわちライザ面64との交差部分において、立設部76の前後方向の長さが、基台74の前後方向の長さよりも短く形成されている。
このようにアルミダイカストで一体に形成された基台74と立設部76に、図3、図6、図7に示すように、合成樹脂によってカバー80を形成する。このカバー80は、基台74の上部にある立設部76を全て覆うように設けられたものであり、図8、図9に示すように、貫通孔78に回り込むようにし、カバー80が覆われた立設部76の幅方向の寸法が、基台74の幅方向の寸法と同じになり、かつ、図6、図7に示すように、基台74の後端部の位置と同じ位置になる。また、カバー80の角部分は、怪我を防止するために丸みを帯びて形成されている。
(4)効果
本実施形態のエスカレータ10の踏段30であると、クリート面62の山部66が、合成樹脂よりなるカバー80で覆われているため、乗客が転倒したりして体をぶつけても怪我を軽減できる。
また、山部66の表面(カバー80)以外は金属材料(アルミ)で形成されているため、容易に変形することがなく、ハイヒールの踵などが挟まれることもない。
また、カバー部80は、貫通孔78を回り込むように設けられているため、合成樹脂製のカバー80が容易に山部66から外れない。
(5)変更例
上記実施形態では、クリート面62の山部66の後端部から前端部まで全てカバー80で覆ったが、これに限らず乗客の転倒時に衝突する可能性の高いクリート面62の後部、すなわちクリート面62とライザ面64の交差する角部のみをカバー80で覆ってもよい。
また、このクリート面62とライザ面64とが交差する角部を、デマケーションとして踏段30とは別体に形成し、この別体のデマケーションの山部のみにカバー80を設けてもよい。
また、貫通孔78は、円形に形成したが、これに代えて四角形であってもよい。
また、踏段30は、アルミダイカストで一体に形成したが、これに代えてクリート面62、ライザ面64、踏段フレーム60をそれぞれ別体に設けて組み立てたものであってもよい。
また、上記実施形態の踏段30は、エスカレータ10に限らず動く歩道のステップに適用してもよい。 上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、30・・・踏段、60・・・踏段フレーム、62・・・クリート面、64・・・ライザ面、66・・・山部、68・・・谷部、74・・・基台、76・・・立設部、78・・・貫通孔、80・・・カバー

Claims (10)

  1. 踏段フレームと、
    前記踏段フレームの上面に形成されたクリート面と、
    前記踏段フレームの後面に形成されたライザ面と、
    前記クリート面の進行方向に沿って延びるように交互に形成された山部と谷部と、
    前記クリート面の前記山部において幅方向に貫通した貫通孔と、
    前記貫通孔内部に回り込むようにしつつ、前記クリート面の前記山部のみを合成樹脂で覆い形成されたカバーと、
    を有する乗客コンベアの踏段。
  2. 前記カバーは、前記山部の両側面、上面、及び、後端面を覆っている、
    請求項1に記載の乗客コンベアの踏段。
  3. 前記山部は、前記クリート面に形成された基台と、前記基台から立設された立設部とから形成され、前記立設部の幅が前記基台の幅よりも狭く、かつ、前記立設部に前記貫通孔が設けられている、
    請求項1又は2に記載の乗客コンベアの踏段。
  4. 前記基台の幅と、前記カバーが形成された前記立設部の幅が同じである、
    請求項3に記載の乗客コンベアの踏段。
  5. 前記貫通孔が、前記クリート面の前記山部に複数設けられている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗客コンベアの踏段。
  6. 前記カバーが、前記クリート面の後部から前部まで形成されている、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗客コンベアの踏段。
  7. 前記カバーが、前記クリート面と前記ライザ面とが交差する角部のみに形成されている、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗客コンベアの踏段。
  8. 前記クリート面と前記ライザ面とが交差する角部が、前記踏段フレーム、前記クリート面、及び、前記ライザ面とは別体に形成されている、
    請求項1に記載の乗客コンベアの踏段。
  9. 前記角部における前記クリート面の前記山部のみに前記カバーが形成されている、
    請求項8に記載の乗客コンベアの踏段。
  10. 前記踏段フレームと前記クリート面と前記ライザ面とがアルミダイカストにより一体成形されている、
    請求項1に記載の乗客コンベアの踏段。
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