JP2000296977A - 移動踏板 - Google Patents
移動踏板Info
- Publication number
- JP2000296977A JP2000296977A JP11142196A JP14219699A JP2000296977A JP 2000296977 A JP2000296977 A JP 2000296977A JP 11142196 A JP11142196 A JP 11142196A JP 14219699 A JP14219699 A JP 14219699A JP 2000296977 A JP2000296977 A JP 2000296977A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- step tread
- tread
- film
- movable step
- covered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】移動踏板の表面に対して固定が確実で、見た目
に柔和感があり触感と吸音にも優れた踏面膜で被覆した
乗客輸送用の移動踏板を提供する。 【解決手段】進行方向に沿って多数の凹凸山谷を備えて
回動される乗客輸送用の移動踏板１Ａにおいて、前記凹
凸山谷を形成する凸山１ａと凹谷１ｂ、それに係合溝１
ｃを有する移動踏板１Ａの表面を合成樹脂材で形成され
る踏面膜１ｄで被覆し、かつこの踏面膜１ｄの下辺に前
記係合溝１ｃに凹凸係合する係合部１ｃｃを設けて一体
的に接合する構成とした。
に柔和感があり触感と吸音にも優れた踏面膜で被覆した
乗客輸送用の移動踏板を提供する。 【解決手段】進行方向に沿って多数の凹凸山谷を備えて
回動される乗客輸送用の移動踏板１Ａにおいて、前記凹
凸山谷を形成する凸山１ａと凹谷１ｂ、それに係合溝１
ｃを有する移動踏板１Ａの表面を合成樹脂材で形成され
る踏面膜１ｄで被覆し、かつこの踏面膜１ｄの下辺に前
記係合溝１ｃに凹凸係合する係合部１ｃｃを設けて一体
的に接合する構成とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客輸送用の移動
踏板に係り、特に、その踏面構成の改善策に関する。
踏板に係り、特に、その踏面構成の改善策に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、エスカレーター等に組込まれる乗
客輸送用の移動踏板は、その踏面を注意喚起用の着色合
成樹脂材で被覆（実開昭６２−１９４６７６号公報）し
たり、薄金属板に靴底の滑り防止用の細かい凹凸部を形
成（特開平１−３０８３８８号公報）した例が知られて
いる。
客輸送用の移動踏板は、その踏面を注意喚起用の着色合
成樹脂材で被覆（実開昭６２−１９４６７６号公報）し
たり、薄金属板に靴底の滑り防止用の細かい凹凸部を形
成（特開平１−３０８３８８号公報）した例が知られて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記着色合成樹脂材の
被覆構成は、接着や流し込み製法による冠着構成であっ
て常に剥離の問題を抱えており、それの保守点検が煩雑
となる欠点があった。一方、上記薄金属板とその滑り止
め構成は、歩行衝撃による騒音（金属音）障害や金属光
沢の冷たいイメージの払拭が課題とされていた。そし
て、剥離した場合、合成樹脂材が機械の故障を招く原因
となり、また、金属面の露出は、例えば靴を履かない絨
毬敷きの階床移動用としては足裏の触感が悪く、実用に
不向きとされその解決が望まれていた。
被覆構成は、接着や流し込み製法による冠着構成であっ
て常に剥離の問題を抱えており、それの保守点検が煩雑
となる欠点があった。一方、上記薄金属板とその滑り止
め構成は、歩行衝撃による騒音（金属音）障害や金属光
沢の冷たいイメージの払拭が課題とされていた。そし
て、剥離した場合、合成樹脂材が機械の故障を招く原因
となり、また、金属面の露出は、例えば靴を履かない絨
毬敷きの階床移動用としては足裏の触感が悪く、実用に
不向きとされその解決が望まれていた。
【０００４】本発明の目的は、移動踏板の表面に対する
固定が確実で、見た目に柔和感があり、触感と吸音にも
優れた踏面膜で被覆した乗客輸送用の移動踏板を提供す
ることにある。
固定が確実で、見た目に柔和感があり、触感と吸音にも
優れた踏面膜で被覆した乗客輸送用の移動踏板を提供す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、進行方向に沿って多数の凹凸山谷を備え
て回動される乗客輸送用の移動踏板において、前記凹凸
山谷の表面を、合成樹脂材で形成される踏面膜で被覆
し、かつこの踏面膜の下辺に前記凹凸山谷の凹谷部で係
合する係合部を設けたことを特徴とする。
成するために、進行方向に沿って多数の凹凸山谷を備え
て回動される乗客輸送用の移動踏板において、前記凹凸
山谷の表面を、合成樹脂材で形成される踏面膜で被覆
し、かつこの踏面膜の下辺に前記凹凸山谷の凹谷部で係
合する係合部を設けたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記のように本発明の移動踏板は、成型性の良
い合成樹脂製で、移動踏板の凹谷部で係合する係合部に
より移動踏板の凹谷部に一体化接合される踏面膜で被覆
するものであるので、踏面膜の固定が確実で、見た目の
柔和感が強いうえに触感がよく、衝撃音も吸収する移動
踏板を実現することができる。
い合成樹脂製で、移動踏板の凹谷部で係合する係合部に
より移動踏板の凹谷部に一体化接合される踏面膜で被覆
するものであるので、踏面膜の固定が確実で、見た目の
柔和感が強いうえに触感がよく、衝撃音も吸収する移動
踏板を実現することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図１は本発明の一実施の形態による
無端的に連続回動する乗客輸送用の移動踏段１を斜視的
に示した外観図であり、図２は図１のＩ−Ｉ線に沿う断
面図、図３は図１と図２の要部の拡大斜視断面図であ
る。移動踏段１は、乗客が乗る移動踏板１Ａとこれの段
差を塞ぐ蹴上げ板１Ｂで外表面を形成し、図示しない無
端チェーンで連結された状態で回転車１Ｃを軌道体２に
沿わせて回動させている。移動踏板１Ａは、進行方向に
沿って多数の凹凸山谷で形成される凸山１ａ、凹谷１ｂ
と係合溝１ｃを備え、その表面は、膜厚δ１（１ｍｍ以
下程度）の踏面膜１ｄで被覆されている。この踏面膜１
ｄは、塩化ビニールやアクリル樹脂等の成型性の良い合
成樹脂材で、これの表面は凸山１ａ、凹谷１ｂと各々一
致する凸山１ａａ、凹谷１ｂｂ、さらにその下辺には係
合部１ｃｃが形成されており、相手になる凹谷１ｂ内に
形成された凹状の係合溝１ｃに図３の矢印Ｙのように挿
入して凹凸係合させる方法で被覆するものである。この
場合、踏面膜１ｄは、成型性の良い合成樹脂材であるの
で凸山１ａａ、凹谷１ｂｂ、係合部１ｃｃの形成が簡単
で、かつ従来の凸山１ａの金属素材の露出構成よりも見
た目に柔和感があり、乗客の足裏の触感面と吸音面でも
違和感なく改善される。また、踏面膜１ｄは、合成樹脂
材の特質である着色性の優位点を生かして美観面、安全
面を考えた色調を任意に採用することができる。
によって説明する。図１は本発明の一実施の形態による
無端的に連続回動する乗客輸送用の移動踏段１を斜視的
に示した外観図であり、図２は図１のＩ−Ｉ線に沿う断
面図、図３は図１と図２の要部の拡大斜視断面図であ
る。移動踏段１は、乗客が乗る移動踏板１Ａとこれの段
差を塞ぐ蹴上げ板１Ｂで外表面を形成し、図示しない無
端チェーンで連結された状態で回転車１Ｃを軌道体２に
沿わせて回動させている。移動踏板１Ａは、進行方向に
沿って多数の凹凸山谷で形成される凸山１ａ、凹谷１ｂ
と係合溝１ｃを備え、その表面は、膜厚δ１（１ｍｍ以
下程度）の踏面膜１ｄで被覆されている。この踏面膜１
ｄは、塩化ビニールやアクリル樹脂等の成型性の良い合
成樹脂材で、これの表面は凸山１ａ、凹谷１ｂと各々一
致する凸山１ａａ、凹谷１ｂｂ、さらにその下辺には係
合部１ｃｃが形成されており、相手になる凹谷１ｂ内に
形成された凹状の係合溝１ｃに図３の矢印Ｙのように挿
入して凹凸係合させる方法で被覆するものである。この
場合、踏面膜１ｄは、成型性の良い合成樹脂材であるの
で凸山１ａａ、凹谷１ｂｂ、係合部１ｃｃの形成が簡単
で、かつ従来の凸山１ａの金属素材の露出構成よりも見
た目に柔和感があり、乗客の足裏の触感面と吸音面でも
違和感なく改善される。また、踏面膜１ｄは、合成樹脂
材の特質である着色性の優位点を生かして美観面、安全
面を考えた色調を任意に採用することができる。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように本発明の移動踏板
は、移動踏板に対する固定が確実で、見た目に柔和感が
あって触感と吸音にも優れた表面構成を備え、乗客輸送
用として好適なものとなる。
は、移動踏板に対する固定が確実で、見た目に柔和感が
あって触感と吸音にも優れた表面構成を備え、乗客輸送
用として好適なものとなる。
【図１】本発明の−実施の形態による移動踏板を斜視的
に示した外観図である。
に示した外観図である。
【図２】図１のＩ−Ｉ線に沿う断面図である。
【図３】本発明の組合せを示す図２の要部の拡大斜視断
面図である。
面図である。
１Ａ…移動踏板、１ａ，１ａａ…凸山、１ｂ，１ｂｂ…
凹谷、１ｃｃ…係合部、１ｄ…踏面膜、δ１…膜厚
凹谷、１ｃｃ…係合部、１ｄ…踏面膜、δ１…膜厚
Claims (1)
- 【請求項１】進行方向に沿って多数の凹凸山谷を備えて
回動される乗客輸送用の移動踏板において、前記凹凸山
谷の表面を、合成樹脂材で形成される踏面膜で被覆し、
かつこの踏面膜の下辺に前記凹凸山谷の凹谷部で係合す
る係合部を設けたことを特徴とする移動踏板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11142196A JP2000296977A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 移動踏板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11142196A JP2000296977A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 移動踏板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000296977A true JP2000296977A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=15309636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11142196A Pending JP2000296977A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 移動踏板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000296977A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1205419A1 (de) * | 2000-11-08 | 2002-05-15 | Georg Fischer Mössner GmbH | Fahrstufe für Rolltreppen |
| CN102126665A (zh) * | 2010-01-20 | 2011-07-20 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备 |
| JP2015054736A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの踏段 |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP11142196A patent/JP2000296977A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1205419A1 (de) * | 2000-11-08 | 2002-05-15 | Georg Fischer Mössner GmbH | Fahrstufe für Rolltreppen |
| CN102126665A (zh) * | 2010-01-20 | 2011-07-20 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备 |
| JP2015054736A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの踏段 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040120 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040203 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040401 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050607 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |