JP2655526B2 - トップリフト - Google Patents

トップリフト

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JP2655526B2
JP2655526B2 JP6165769A JP16576994A JP2655526B2 JP 2655526 B2 JP2655526 B2 JP 2655526B2 JP 6165769 A JP6165769 A JP 6165769A JP 16576994 A JP16576994 A JP 16576994A JP 2655526 B2 JP2655526 B2 JP 2655526B2
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top lift
heel
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soft
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伸輔 井上
勝男 田所
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ASHITSUKUSU KK
Kaneko Co Ltd
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ASHITSUKUSU KK
Kaneko Co Ltd
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、靴の踵に形成された
穴に突起部を嵌入させて取り付けるトップリフトに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】靴、特にハイヒールは、踵(ヒール部)
が最も摩耗し易く、かつ傷つき易いので、ヒール部にト
ップリフトを取り付け、トップリフトが摩耗または破損
したら交換できる構成とされている。従来の上記したト
ップリフトとして、基板部と突起とを金属で一体的に形
成した金属材の基板部に硬質ウレタン樹脂をモールドし
て硬質ウレタン層で包囲するとともに、この硬質ウレタ
ン層の接地面側に軟質ウレタン層を設けた靴の踵保護用
化粧が、例えば実公平5−6808号公報によって公知
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記した靴の踵
保護用化粧は、金属材の基板部を包囲するように硬質ウ
レタン樹脂をモールドして硬質ウレタン層を形成するの
で、硬質ウレタン層が厚くなり、軟質ウレタン層が薄く
なる。したがって、接地面を形成する軟質ウレタン層の
摩耗の進行は遅いものの、軟質ウレタン層が薄いため、
わずかに軟質ウレタン層が摩耗しても硬質ウレタン層が
露出するので、歩行に際してこつこつという音が発生し
たり、滑り易くなる。また、金属材の基板部に硬質ウレ
タン樹脂をモールドし、硬質ウレタン樹脂と軟質ウレタ
ン樹脂とを二色成形して三者を一体としなければならな
いため、一体に成形するのが面倒であるという不都合が
あった。
【0004】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、二色成形によって容易に製
造でき、接地面を形成する軟質合成樹脂層を厚くして歩
行に際してこつこつという音が発生せず、滑りにくいと
いう所期の目的を長期に渡って達成することのできるト
ップリフトを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】まず、第1の発明にかか
るトップリフトは、靴の踵に形成された穴に嵌入される
突起部、およびこの突起部の下端に連なる平板状の基部
を硬質合成樹脂で成形した第1部材と、基部の底面側に
軟質合成樹脂で一体成形され、下面を接地面とした第2
部材とからなるものである。次に、第2の発明にかかる
トップリフトは、靴の踵に形成された穴に嵌入される突
起部、およびこの突起部の下端に連なる平板状の基部を
硬質合成樹脂で成形した第1部材と、基部の側面側およ
び底面側に軟質合成樹脂で一体成形され、下面を接地面
とした第2部材とからなるものである
【0006】
【作用】この発明におけるトップリフトは、第1部材を
構成する基部の上面側に第2部材が配設されない分だけ
基部の底面側に位置する第2部材を厚くすることができ
る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の第1実施例であるトップリフト
を示す斜視図、図2は図1に示したトップリフトの平面
図、図3は図1に示したトップリフトの側面図、図4は
図1に示したトップリフトの底面図、図5は図2のA−
A線による断面図、図6は図1に示したトップリフトを
ハイヒールのヒール部に取り付けた状態の側面図であ
る。
【0008】これらの図において、1はトップリフトを
示し、硬質合成樹脂、例えば硬度ショアーD75〜80
のポリウレタン樹脂で成形された第1部材2と、軟質合
成樹脂、例えば硬度JISA70〜75のポリウレタン
樹脂で成形された第2部材5とで構成されている。上記
した第1部材2は、軸方向のローレット3kが周面に設
けられた円柱状の突起部3と、この突起部3の下端に位
置し、各突起部3を連結する平板状の基部4とで構成さ
れている。
【0009】そして、第2部材5は、第1部材2を構成
する基部4の側面側および底面側に一体成形され、接地
面である下面に滑りを防止するための凹凸6が設けられ
ている。11はハイヒールのヒール部を示し、底面にト
ップリフト1の突起部3を嵌入させる穴11hが突起部
3に対応させて設けられている。
【0010】次に、トップリフトの成形について説明す
る。まず、第1の成形方法は、第1の金型を使用して第
1部材2を硬質のポリウレタン樹脂で成形した後、第2
の金型を使用して第1部材2の基部4の側面側および底
面側に、第2部材5を軟質のポリウレタン樹脂を一体的
にモールド成形することにより、トップリフト1を製
造、成形することができる。また、第2の成形方法は、
金型に硬質のポリウレタン樹脂および軟質のポリウレタ
ン樹脂を同時に注入し、第1部材2および第2部材5を
同時に一体成形することにより、トップリフト1を製
造、成形することができる。
【0011】次に、トップリフトの取り付けについて説
明する。上記のように成形したトップリフト1の突起部
3をヒール部11の穴11hに当ててトップリフト1を
ヒール部11側へ押圧することにより、突起部3が穴1
1hに嵌入し、ローレット3kによって抜け止めされた
状態でヒール部11にトップリフト1を取り付けること
ができる。
【0012】上述したように、この発明の第1実施例に
よれば、第1部材2および第2部材5を合成樹脂製とし
たので、二色成形のみによってトップリフト1を容易に
製造、成形することができる。そして、第1部材2を構
成する基部4の上面側に第2部材5が配設されない分だ
け基部4の底面側に位置する第2部材5を厚くすること
ができるので、接地面を形成する軟質のポリウレタン樹
脂層を厚くすることにより、歩行に際してこつこつとい
う音が発生せず、滑りにくいという所期の目的を長期に
渡って達成することができる。
【0013】さらに、突起部3を円柱状として周面に軸
方向のローレット3kを設けたので、突起部3を単にヒ
ール部11の穴11hに嵌入させることにより、ローレ
ット3kが抜け止めとして機能するため、ヒール部11
にトップリフト1を容易に取り付けることができる。そ
して、第2部材5を基部4の側面側および底面側に配設
したので、第1部材2と第2部材5との接合部分が露出
しなくなり、外観をすっきりさせることができる。
【0014】図7はこの発明の第2実施例であるトップ
リフトを示す図3に対応する側面図であり、図1〜図6
と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略す
る。この第2実施例のトップリフト1において、第1実
施例のトップリフト1と異なるのは、第2部材5が基部
4の底面側に設けられている点のみである。したがっ
て、第1部材2と第2部材5との接合部分が露出するも
のの、第1実施例と同様な効果を得ることができる。
【0015】なお、第1部材2および第2部材5をポリ
ウレタン樹脂で成形した例で説明したが、同様に成形で
きるものであれば、他の合成樹脂であってもよい。ま
た、円柱状として周面にローレット3kを設けた突起部
3を3本とした例で説明したが、突起部3は、ヒール部
11の穴11hに嵌入できる形状であれば、角柱状で
も、単なる突起でもよく、周面にローレットが設けられ
ていなくともよく、1本であってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
部材および第2部材を合成樹脂製としたので、二色成形
のみによってトップリフトを容易に製造、成形すること
ができる。そして、第1部材を構成する基部と突起部と
を一体に成形することにより、第1部材自体の強度を増
すことができ、その分基部の厚みを薄く形成することが
でき、基部を薄くした分底面側に位置する第2部材を厚
くすることができるので、接地面を形成する軟質合成樹
脂層を厚くすることにより、歩行に際してこつこつとい
う音が発生せず、滑りにくいという所期の目的を長期に
渡って達成することができる。さらに、第1部材の基部
の(上面を除く)側面側および底面側を第2部材に埋
したので、第1部材と第2部材との接合部分が露出しな
くなり、外観をすっきりさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるトップリフトを示
す斜視図である。
【図2】図1に示したトップリフトの平面図である。
【図3】図1に示したトップリフトの側面図である。
【図4】図1に示したトップリフトの底面図である。
【図5】図2のA−A線による断面図である。
【図6】図1に示したトップリフトをハイヒールのヒー
ル部に取り付けた状態の側面図である。
【図7】この発明の第2実施例であるトップリフトを示
す図3に対応する側面図である。
【符号の説明】
1 トップリフト 2 第1部材 3 突起部 4 基部 5 第2部材 6 凹凸 11 ヒール部 11h 穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴の踵に形成された穴に嵌入される突起
    部、およびこの突起部の下端に連なる平板状の基部を硬
    質合成樹脂で成形した第1部材と、 前記基部の底面側に軟質合成樹脂で一体成形され、下面
    を接地面とした第2部材と、 からなるトップリフト。
  2. 【請求項2】 靴の踵に形成された穴に嵌入される突起
    部、およびこの突起部の下端に連なる平板状の基部を硬
    質合成樹脂で成形した第1部材と、 前記基部の側面側および底面側に軟質合成樹脂で一体成
    形され、下面を接地面とした第2部材と、 からなるトップリフト。
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