JPH0748084Y2 - 野球靴用つま先カバー - Google Patents
野球靴用つま先カバーInfo
- Publication number
- JPH0748084Y2 JPH0748084Y2 JP40253790U JP40253790U JPH0748084Y2 JP H0748084 Y2 JPH0748084 Y2 JP H0748084Y2 JP 40253790 U JP40253790 U JP 40253790U JP 40253790 U JP40253790 U JP 40253790U JP H0748084 Y2 JPH0748084 Y2 JP H0748084Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding contact
- contact side
- toe cover
- side plate
- baseball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、地面との摺接により摩
耗の激しい野球靴のつま先部分をカバーして保護する野
球靴用つま先カバーに関するものである。
耗の激しい野球靴のつま先部分をカバーして保護する野
球靴用つま先カバーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の野球靴用つま先カバーは、図３に
図１のＡ−Ａ線部分に相当する位置の拡大断面図を示す
ように、皮革からなる甲部シート１の周縁部に、耐摩耗
性に優れたウレタン樹脂からなる摺接側板２を連設一体
化するにおいて、摺接側板２の周縁部を断面略Ｌ字形の
溝部を形成し、該溝部に複数の孔を穿設した甲部シート
１の周縁部を差し込んだ状態となるように融着一体化し
た野球靴用つま先カバーが実願昭５２−２６７１１号
（実開昭５３−１２４０４３）において開示されてい
る。
図１のＡ−Ａ線部分に相当する位置の拡大断面図を示す
ように、皮革からなる甲部シート１の周縁部に、耐摩耗
性に優れたウレタン樹脂からなる摺接側板２を連設一体
化するにおいて、摺接側板２の周縁部を断面略Ｌ字形の
溝部を形成し、該溝部に複数の孔を穿設した甲部シート
１の周縁部を差し込んだ状態となるように融着一体化し
た野球靴用つま先カバーが実願昭５２−２６７１１号
（実開昭５３−１２４０４３）において開示されてい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のように
構成したものは溝部を形成しなければならないので、摺
接側板を成形する型が複雑になり、また摺接側板が厚く
なって重くなるとともに内外両面に段が形成され、内側
の段は靴のつま先表面への密着性を阻害し、外側の段は
地面との摺接抵抗を大とするだけでなく、該抵抗によっ
て摺接側板の甲部シートからの剥離を促進する点に解決
すべき課題があった。
構成したものは溝部を形成しなければならないので、摺
接側板を成形する型が複雑になり、また摺接側板が厚く
なって重くなるとともに内外両面に段が形成され、内側
の段は靴のつま先表面への密着性を阻害し、外側の段は
地面との摺接抵抗を大とするだけでなく、該抵抗によっ
て摺接側板の甲部シートからの剥離を促進する点に解決
すべき課題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、野球靴用つま先カバーを構成されている、
皮革からなる甲部シートとウレタン樹脂からなる摺接側
板との連設一体化手段として、甲部シートの周縁部の外
面に形成した、両端部に一個乃至複数個の止着用孔を穿
設した傾斜切断面又は段付状態の連接段面に、前記止着
用孔内にウレタン樹脂を充填した状態で、内外表面に段
を形成することなく傾斜切断面又は連接段面相互の広い
面で融着する手段を採用したのである。
するために、野球靴用つま先カバーを構成されている、
皮革からなる甲部シートとウレタン樹脂からなる摺接側
板との連設一体化手段として、甲部シートの周縁部の外
面に形成した、両端部に一個乃至複数個の止着用孔を穿
設した傾斜切断面又は段付状態の連接段面に、前記止着
用孔内にウレタン樹脂を充填した状態で、内外表面に段
を形成することなく傾斜切断面又は連接段面相互の広い
面で融着する手段を採用したのである。
【０００５】
【作用】上記のように甲部シートと摺接側板との連設
が、内外面に段を形成することなく傾斜切断面又は連接
段面相互の広い融着面でなされ、しかも、剥離開始部分
となる両端部が、摺接側板の一部が甲部シート内へ根を
はったように固設されることから、甲部シートと摺接側
板との剥離が防止されるようになり、また摺接側板の厚
みが甲部シートと同様薄くなり、重量の増大を抑止する
ことができる。
が、内外面に段を形成することなく傾斜切断面又は連接
段面相互の広い融着面でなされ、しかも、剥離開始部分
となる両端部が、摺接側板の一部が甲部シート内へ根を
はったように固設されることから、甲部シートと摺接側
板との剥離が防止されるようになり、また摺接側板の厚
みが甲部シートと同様薄くなり、重量の増大を抑止する
ことができる。
【０００６】
【実施例】図１は本考案の野球靴用つま先カバーの平面
図、図２は図１のＡ−Ａ線部分の部分拡大図である。
図、図２は図１のＡ−Ａ線部分の部分拡大図である。
【０００７】天然皮革からなり靴紐通し孔５を開設した
装着用舌片６を形成した甲部シート１の周縁部に、ウレ
タン樹脂からなる摺接側板２を連設一体化した野球靴用
つま先カバーにおいて、甲部シート１の周縁部を傾斜面
が外面となるように斜めに切断して傾斜切断面３を形成
するとともに、その傾斜切断面３の両端部７、８にそれ
ぞれ二個の止着用孔４を穿設し、前記摺接側板２の連設
縁部９が、その一部を前記止着用孔４内に充填した状態
で前記傾斜切断面３に融着されていることを特徴とする
野球靴用つま先カバーの構成とする。
装着用舌片６を形成した甲部シート１の周縁部に、ウレ
タン樹脂からなる摺接側板２を連設一体化した野球靴用
つま先カバーにおいて、甲部シート１の周縁部を傾斜面
が外面となるように斜めに切断して傾斜切断面３を形成
するとともに、その傾斜切断面３の両端部７、８にそれ
ぞれ二個の止着用孔４を穿設し、前記摺接側板２の連設
縁部９が、その一部を前記止着用孔４内に充填した状態
で前記傾斜切断面３に融着されていることを特徴とする
野球靴用つま先カバーの構成とする。
【０００８】上記のように構成した野球靴用つま先カバ
ーは、予め切断形成された甲部シート１を摺接側板２の
成形金型の成形空間内に配設した後、成形空間内へ溶融
したウレタン樹脂を注入することにより製作されるもの
であり、これによって甲部シート１の傾斜切断面３と摺
接側板２の連設縁部９が融着されるとともに止着用孔４
へ溶融したウレタン樹脂が充填されるようになって一体
化される。
ーは、予め切断形成された甲部シート１を摺接側板２の
成形金型の成形空間内に配設した後、成形空間内へ溶融
したウレタン樹脂を注入することにより製作されるもの
であり、これによって甲部シート１の傾斜切断面３と摺
接側板２の連設縁部９が融着されるとともに止着用孔４
へ溶融したウレタン樹脂が充填されるようになって一体
化される。
【０００９】尚、上記実施例では皮革として天然皮革を
使用したものについて説明したが、合成皮革を使用する
こともあり、この場合でも天然皮革を使用した場合と同
様の作用効果を奏し、また、図示を省略したが、甲部シ
ート１の傾斜切断面３に代えて、甲部シート１の周縁部
の外面を段付の連接段面としてもよく、この場合でも傾
斜面相互を融着した場合と同様の作用効果を奏するもの
である。
使用したものについて説明したが、合成皮革を使用する
こともあり、この場合でも天然皮革を使用した場合と同
様の作用効果を奏し、また、図示を省略したが、甲部シ
ート１の傾斜切断面３に代えて、甲部シート１の周縁部
の外面を段付の連接段面としてもよく、この場合でも傾
斜面相互を融着した場合と同様の作用効果を奏するもの
である。
【００１０】
【考案の効果】以上説明したように本考案の野球靴用つ
ま先カバーは、皮革からなる甲部シートの周縁部にウレ
タン樹脂からなる摺接側板を連設一体化した野球靴用つ
ま先カバーにおいて、甲部シートと摺接側板との連設
が、内外面に段を形成することなく傾斜切断面又は連接
段面相互の広い融着面でなされ、しかも、剥離開始部分
となる両端部が、摺接側板の一部が甲部シート内へ根を
はったように固設されることから、靴のつま先表面への
密着性を良好にするとともに、野球靴用つま先カバーの
外側面と地面との摺接抵抗を小として剥離が防止され、
また摺接側板の甲部シートからの剥離促進の端緒となる
両端部の剥離強度が増大して優れた耐久性が確保できる
効果が得られる。
ま先カバーは、皮革からなる甲部シートの周縁部にウレ
タン樹脂からなる摺接側板を連設一体化した野球靴用つ
ま先カバーにおいて、甲部シートと摺接側板との連設
が、内外面に段を形成することなく傾斜切断面又は連接
段面相互の広い融着面でなされ、しかも、剥離開始部分
となる両端部が、摺接側板の一部が甲部シート内へ根を
はったように固設されることから、靴のつま先表面への
密着性を良好にするとともに、野球靴用つま先カバーの
外側面と地面との摺接抵抗を小として剥離が防止され、
また摺接側板の甲部シートからの剥離促進の端緒となる
両端部の剥離強度が増大して優れた耐久性が確保できる
効果が得られる。
【００１１】また摺接側板の厚みが甲部シートと同様薄
くなり、重量の増大を抑止することができることから、
軽量で活動性に富んだ野球靴用つま先カバーを提供する
ことができる。
くなり、重量の増大を抑止することができることから、
軽量で活動性に富んだ野球靴用つま先カバーを提供する
ことができる。
【図１】本考案の野球靴用つま先カバーの平面図であ
る。
る。
【図２】図１のＡ−Ａ線部分の部分拡大図である。
【図３】従来の野球靴用つま先カバーであって、図１の
Ａ−Ａ線部分に相当する位置の部分拡大図である。
Ａ−Ａ線部分に相当する位置の部分拡大図である。
１ 甲部シート ２ 摺接側板 ３ 傾斜切断面 ４ 止着用孔 ５ 靴紐通し孔 ６ 装着用舌片 ７、８ 両端部 ９ 連設縁部
Claims (2)
- 【請求項１】 皮革からなる甲部シート１の周縁部にウ
レタン樹脂からなる摺接側板２を連設一体化した野球靴
用つま先カバーにおいて、甲部シート１の周縁部の外面
を斜めに切断して傾斜切断面３とするとともに、該傾斜
切断面３の両端部に一個乃至複数個の止着用孔４を穿設
し、この甲部シート１と摺接側板２との連接が、前記止
着用孔４内にウレタン樹脂を充填した状態で、内外表面
に段を形成することなく傾斜切断面３の広い面で融着さ
れていることを特徴とする野球靴用つま先カバー。 - 【請求項２】 皮革からなる甲部シート１の周縁部にウ
レタン樹脂からなる摺接側板２を連設一体化した野球靴
用つま先カバーにおいて、甲部シート１の周縁部の外面
を段付の連接段面とするとともに、該連接段面の両端部
に一個乃至複数個の止着用孔４を穿設し、この甲部シー
ト１と摺接側板２との連接が、前記止着用孔４内にウレ
タン樹脂を充填した状態で、内外表面に段を形成するこ
となく段付き状態の連接段面の広い面で融着されている
ことを特徴とする野球靴用つま先カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40253790U JPH0748084Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 野球靴用つま先カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40253790U JPH0748084Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 野球靴用つま先カバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655408U JPH0655408U (ja) | 1994-08-02 |
| JPH0748084Y2 true JPH0748084Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=18512337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40253790U Expired - Lifetime JPH0748084Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 野球靴用つま先カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748084Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP40253790U patent/JPH0748084Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0655408U (ja) | 1994-08-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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