JP5836443B1 - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】スカートガードと踏段との隙間、又は、スカートガードとコムの間の隙間に異物が挟まれない乗客コンベアを提供する。【解決手段】左右一対の欄干と、欄干の下部に設けられたスカートガード44と、左右一対のスカートガード44の間を移動する踏段と、乗降口に配された乗降板32と、左右一対の前記スカートガード44の間であって、かつ、乗降板32の先端部に設けられたコム60とを有し、スカートガード44とコム60の隙間とスカートガード44と踏段の隙間にブラシ66を設けた。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアには、左右一対の欄干の下部にスカートガードが設けられ、乗降口付近の左右一対のスカートガードの間には乗降板が水平に配され、乗降板の先端部にはコムが設けられている。そして、踏段はこのコムから現れて乗客を搬送する。
上記乗客コンベアにおいて、スカートガードと踏段との隙間、又は、スカートガードとコムの隙間に乗客の衣類などの異物が挟まれるという問題点があった。
そこで、本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、スカートガードと踏段との隙間、又は、スカートガードとコムの間の隙間に異物が挟まれない乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、左右一対の欄干と、前記欄干の下部に設けられたスカートガードと、左右一対の前記スカートガードの間を移動する踏段と、前記乗降口に配された乗降板と、左右一対の前記スカートガードの間であって、かつ、前記乗降板の先端部に設けられたコムと、前記スカートガートと前記コムの隙間、及び、前記スカートガートと前記踏段の隙間に設けられ、かつ、ブラシ台から上方にブラシ毛が設けられているブラシと、を有する乗客コンベアである。
以下、本発明の一実施形態の乗客コンベアについて図面に基づいて説明する。本実施形態では、エスカレータ10に関して図1〜図3に基づいて説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10のトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、駆動装置18が設けられている。この駆動装置18は、誘導電動機(インダクションモータ)よりなるモータ20と、このモータ20により動作する駆動チェーン22を有し、この駆動チェーン22により駆動スプロケット24が回転する。上階側の機械室14内部には、制御装置50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられ、駆動スプロケット24と従動スプロケット26との間に左右一対の無端の踏段チェーン28,28が掛け渡され、左右一対の踏段チェーン28,28には複数の踏段30が等間隔で取り付けられ、踏段30の車輪30aが不図示の案内レールを走行し、後輪30bが案内レール25を走行する。
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部を手摺りベルト38が踏段30と同期して移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から、手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48が突出している。欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられている。スカートガード44の内側面には操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ上下階に設けられている。
上階側の機械室14の天井面の乗降口には上階側の乗降板32が設けられ、また、下階側の機械室16の天井面の乗降口には下階側の乗降板34が設けられている。
(2)乗降口付近の構造
次に、乗降口付近の構造について、図2と図3に基づいて説明する。
次に、乗降口付近の構造について、図2と図3に基づいて説明する。
図3に示すように、左右一対のスカートガード44,44の間には乗降板32が水平に配され、その先端部には合成樹脂よりなる櫛歯状のコム60が設けられている。踏段30の上面であるクリート面64には走行方向に沿って凹凸部64が形成され、この凹凸部64にコム60の櫛歯状の先端が通過する。
スカートガード44とコム60、及び、スカートガード44と踏段30との間には若干の隙間が生じているので、この隙間に沿ってブラシ66,66が左右一対設けられている。
各ブラシ66は、直方体状のブラシ台68の上面からブラシ毛70が植毛されている。このブラシ台68の幅は、スカートガード44とコム60との隙間、及び、スカートガード44と踏段30の隙間に合わせて形成され、スカートガード44を構成するスカートガードパネルに固定されている。この固定の方向は、図2に示すように、コム60から遠方に行くほどブラシ台68が下方に傾斜するように固定されている。ブラシ台68に植毛されているブラシ毛70は、コム60に対応する範囲では乗降板32と平行に上端部が設けられ、踏段30に対応する部分は、傾斜しているブラシ台68と平行に設けられている。図2に示すように、ブラシ台68は、コム60と踏段30のクリート面よりも下方に取り付けられ、スカートガード44とコム60の隙間、及び、スカートガード44と踏段30の隙間からブラシ毛70が露出している。
また、このブラシ毛70の色は、コム60や踏段30とほぼ同じ色にして、乗客には目立たないようにしてある。
下階側のコム62の両端部にも同様に左右一対のブラシ66,66が設けられている。
(3)効果
本実施形態によれば、スカートガード44とコム60の隙間、及び、スカートガード44と踏段30の隙間からブラシ毛70が出ているため、このブラシ毛70によって衣服などの異物が隙間に侵入するのを防止できる。
本実施形態によれば、スカートガード44とコム60の隙間、及び、スカートガード44と踏段30の隙間からブラシ毛70が出ているため、このブラシ毛70によって衣服などの異物が隙間に侵入するのを防止できる。
また、隙間にはブラシ毛70のみが存在するため、踏段側30の走行に支障を来さない。
また、ブラシ毛70のみが隙間から出ているため、意匠的にも目立たず乗客が気付き難い。
また、ブラシ66の構造が簡単であるため、取り付けも容易で、またコストも上昇しない。
(4)変更例
上記実施形態では、ブラシ毛70の色を踏段30やコム60と同じ色にしたが、ブラシ毛70の色を異なる色にして乗客に判るようにし、隙間に異物が挟まるのを防止するようにしてもよい。
上記実施形態では、ブラシ毛70の色を踏段30やコム60と同じ色にしたが、ブラシ毛70の色を異なる色にして乗客に判るようにし、隙間に異物が挟まるのを防止するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ブラシ66を傾斜して設けたが、これに限らず水平方向に設けてもよい。この場合でも、ブラシ台68は、コム60と踏段30の隙間よりも下方に設けておく。
上記実施形態では、エスカレータ10で説明したが、これに代えて動く歩道で実施してもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、44・・・スカートガード、60・・・コム、62・・・コム、66・・・ブラシ、68・・・ブラシ台、70・・・ブラシ毛
Claims (9)
- 左右一対の欄干と、
前記欄干の下部に設けられたスカートガードと、
左右一対の前記スカートガードの間を移動する踏段と、
前記乗降口に配された乗降板と、
左右一対の前記スカートガードの間であって、かつ、前記乗降板の先端部に設けられたコムと、
前記スカートガートと前記コムの隙間、及び、前記スカートガートと前記踏段の隙間に設けられ、かつ、ブラシ台から上方にブラシ毛が設けられているブラシと、
を有する乗客コンベア。 - 前記ブラシ台は、前記コムの下方に設けられ、前記ブラシ毛のみが前記スカートガートと前記コムの前記隙間と前記スカートガートと前記踏段の前記隙間にある、
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記ブラシ毛の上端は、前記コムより上方に位置する、
請求項2に記載の乗客コンベア。 - 前記ブラシ台は、前記コムから遠いほど下方になるように傾斜して設けられている、
請求項3に記載の乗客コンベア。 - 前記コムの位置に対応する前記ブラシ毛の上端は、前記乗降板と平行である、
請求項4に記載の乗客コンベア。 - 前記踏段の位置に対応する前記ブラシ毛の上端は、傾斜した前記ブラシ台と平行に設けられている、
請求項5に記載の乗客コンベア。 - 前記ブラシ毛が、前記コムと同じ色、又は、異なる色である、
請求項6に記載の乗客コンベア。 - 前記ブラシ台は、直方体状である、
請求項7に記載の乗客コンベア。 - 前記乗客コンベアが、エスカレータ、又は、動く歩道である、
請求項1に記載の乗客コンベア。
Priority Applications (2)
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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Citations (2)
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- 2014-07-01 JP JP2014135997A patent/JP5836443B1/ja active Active
- 2014-12-31 CN CN201420870591.3U patent/CN204549777U/zh active Active
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