JP2010195531A - エスカレータ - Google Patents

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Atsushi Nishino
敦士 西野
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】乗客が踏段の上に、履物を所定の領域からはみ出して乗ったときにそのはみ出しを乗客に的確に気付かせて安全性を高めることができるエスカレータを提供する。
【解決手段】無端状に連結された複数の踏段1が段差を形成しながら無端循環移動するエスカレータにおいて、各踏段1の両端部にはデマケーションクリート18が取り付けられ、相隣り合って並ぶ一方の踏段1が他方の踏段1に対してせり上がって段差を形成するときに、一方の踏段1のデマケーションクリート18が他方の踏段1の側面に対向する位置からその踏段1の端部の上方に移動する。したがって、乗客が踏段1の上に乗ったときに、その乗客の履物がその踏段1の左右側端縁からはみ出している場合に、その踏段1の両側から上昇するデマケーションクリート18が履物のはみ出し部分に当接し、この当接の感触で乗客は履物がはみ出していることに気付き、履物を安全な所定の領域内に戻すようになる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、乗客を搬送するエスカレータに係り、特に乗客が乗る踏段の構造に関する。
エスカレータは、建屋の下階と上階との間に傾斜して据え付けられたトラスと、このトラス内に組み込まれ、トラスの長手方向に沿って無限循環移動する複数の踏段とを備えている。エスカレータを利用する乗客は、無限循環移動している踏段の上にエスカレータの乗場口から乗り込み、その踏段と一体的に移動する。
踏段の上に乗客が乗るときには、安全上、踏段の上面の周縁部よりも内側の所定の領域の部分に足を踏み込むことが必要で、もしその領域から足がはみ出ると、履物が踏段とその側面側のスカートガードパネルとの間の隙間に挟まれて思わぬ怪我を負う危険がある。
このため、従来から踏段の上面の踏面には、その周縁部に視覚的に目立つデマケーションクリート(注意帯)を設け、そのデマケーションクリートにより足の踏み込み領域を明確に区分して乗客に注意を促すようにしている(特許文献1参照)。
特開2005−212976
しかしながら、従来のデマケーションクリートは、その部材を視覚的に目立つ材質とすることで、乗客の視覚に訴えて注意を喚起するだけであり、このため乗客に与える注意喚起力がそれほど高くなく、より高い安全性が求められている。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、乗客が踏段の上に、履物を所定の領域からはみ出して乗ったときにそのはみ出しを乗客に的確に気付かせて安全性を高めることができるエスカレータを提供することにある。
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、相隣り合って無端状に連結された複数の踏段を備え、その無端状に連結された踏段が段差を形成しながら無端循環移動することでその踏段の上に乗る乗客を所定方向に順次搬送するエスカレータにおいて、前記各踏段の両端部にはデマケーションクリートが取り付けられ、相隣り合って並ぶ一方の踏段が他方の踏段に対してせり上がって段差を形成するときに、前記一方の踏段のデマケーションクリートが前記他方の踏段の側面に対向する位置から該踏段の端部の上方に移動することを特徴としている。
請求項2の発明は、前記踏段に取り付けられたデマケーションクリートが、その踏段に突起を介して取り付けられ、そのデマケーションクリートに所定以上の下方に向く外力が加わったときに前記突起が折れて前記デマケーションクリートが前記踏段から離脱することを特徴としている。
請求項3の発明は、前記デマケーションクリートが弾性体を介して下方に弾性的に付勢されていることを特徴としている。
この発明のエスカレータによれば、乗客が踏段の上に、履物を所定の領域からはみ出して乗ったときにそのはみ出しを乗客に的確に気付かせることができ、したがって乗客が履物を安全な所定の領域内に戻すようになり、安全性が高まる。
この発明の一実施形態に係るエスカレータの全体の外観を示す斜視図。 そのエスカレータの相隣り合う踏段を示す側面図。 そのエスカレータの相隣り合う踏段を示す平面図。 その踏段に対するデマケーションクリートの取付構造を示す断面図。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1にはエスカレータの全体の外観を示してある。このエスカレータは、複数の踏段1を無端状に連結してなる踏段列2を備え、この踏段列2が建屋の下階の乗降口3と上階の乗降口4との間に掛け渡され、駆動源(図示せず)による動力で無限循環移動する。
踏段列2の両側部には欄干5が設けられ、これら欄干5の縁部に踏段列2と同期して無限循環移動する手すりベルト6が装着されている。また、両欄干5の下部にはスカートガードパネル7が取り付けられ、これらスカートガードパネル7に踏段列2における各踏段1の両側面が近接して対向し、各踏段1がスカートガードパネル7の長手方向に沿って移動する。
図2は、相隣り合って並ぶ各踏段1の側面図を示してあり、各踏段1は、フレーム10と、このフレーム10の上に水平に取り付けられた踏面クリート11と、フレーム10の後面に取り付けられたライザ12とを備え、前記踏面クリート11の上に乗客が乗ることにより、踏段1と一体的にその乗客が所定方向に搬送される。フレーム10は踏段1の幅方向(左右方向)の両側に互いに対向する一対の側板14を備え、これら側板14の下部に、踏段1の移動用のローラ15が回転自在に取り付けられている。
図1に示す踏段1が下階の乗降口3から上階の乗降口4に向って移動するとき、乗降口3の近辺の図2に示すアプローチ部Aの区間では、相隣り合って並ぶ複数の幾つかの踏段1がその各踏面クリート11の表面をほぼ同じレベルに保ってほぼ水平に移動し、アプローチ部Aの区間を過ぎて傾斜部Bの区間に移行する際に、相隣り合って並ぶ先行側の踏段1がせり上がるように上昇して後方側の踏段1との間に段差を形成し、その段差状の状態で上階の乗降口4に向って移動する。そして乗降口4の近辺のアプローチ部に達する際に先行側の踏段1に対して後方側の踏段1が上昇してその後方側の踏段1と先行側の踏段1とがぼ同じレベルに並んで水平に移動する。
各踏段1のライザ12の後面にはデマケーションクリート18が取り付けられている。デマケーションクリート18は、例えばほぼ三角形状をなし、図3に示すようにライザ12の左右側の両端部にその後方側に向って突出し、後方側の踏段1の側面と重なって対向することが可能な状態に取り付けられている。
アプローチ部Aの区間では、相隣り合って並ぶ先行側の踏段1におけるデマケーションクリート18が後方側の踏段1における踏面クリート11の下方の位置に配置し、傾斜部Bの区間に移行して先行側の踏段1が後方側の踏段1に対してせり上がるときに、そのデマケーションクリート18が後方側の踏段1における踏面クリート11の上方に上昇してその踏面クリート11の左右側両端部で起立するように変位する。
各デマケーションクリート18は、図4に示すようにその基部18aに比較的断面寸法の小さい突起20を有し、この突起20がライザ12に形成された嵌合孔21に圧入されることでそのライザ12に取り付けられている。デマケーションクリート18の基部18aとライザ12との間には僅かな隙間が確保され、その隙間により突起20の一部が折れやすい折れ部20aとして露出している。
また、図1に示すように、各踏段1におけるデマケーションクリート18とその踏段1の後方側の踏段1のフレーム10との間には弾性体としてのスプリング22が張設され、これらスプリング22により各デマケーションクリート18が下方に弾性的に付勢されている。
次に作用について説明する。
このエスカレータにおいては、下階から上階に向って踏段1が移動する状態のもとで乗客が下階の乗降口3からアプローチ部Aの踏段1の上に乗る。乗客が乗った踏段1はアプローチ部Aから傾斜部Bに移行し、この際、乗客が乗った踏段1と、この踏段1と相隣り合う先行側の踏段1との間に段差が生じる。すなわち先行側の踏段1が後方側の踏段1に対してせり上がる。このせり上がりに伴い、先行側の踏段1の両側のデマケーションクリート18が、乗客が乗った後方側の踏段1の両側の下方から上方に上昇してその踏段1の両側に起立する。
したがって、乗客が踏段1の上に乗ったときに、その乗客の履物がその踏段1の踏面クリート11の左右側端縁からはみ出している場合、その踏段1の両側から上昇する前記デマケーションクリート18が前記履物のはみ出し部分に当接し、この当接の感触で乗客は履物がはみ出していることに気付き、履物を安全な踏面クリート11の所定の領域内に戻すようになる。
このため、履物とスカートガードパネル7との接触が避けられ、その接触に起因する踏段1とスカートガードパネル7との間の隙間内への履物の挟み込まれや引き込まれが防止され、安全が確保される。
乗客が乗った踏段1が上階側のアプローチ部に達し、その踏段1と先行側の踏段1との間の段差が小さくなり、さらに同じレベルに並んだときには、前記デマケーションクリート18は乗客が乗った踏段1に対して下方に移動し、その踏段1の側面に対向する位置に没入する。
なお、上記の説明は、踏段1が下階から上階に移動する場合であるが、踏段1が上階から下階に移動し、乗客が上階側の乗降口4から踏段1に乗り込む場合においても、前記と同様の作用効果が得られる。
ところで、踏段1の両側に上昇して起立するデマケーションクリート18を乗客がいたずらにより、あるいは不用意に足先で強く押し付けるなどしてデマケーションクリート18に所定以上の外力が加わった場合には、デマケーションクリート18の支持部である突起20が折れ部20aの部分で折れ、デマケーションクリート18がライザ12から離脱する。そして、離脱したデマケーションクリート18がスプリング22の付勢力で踏段1の側面下方に引き込まれる。したがって、デマケーションクリート18が踏段1の上面側、つまり乗客の足元に飛び跳ねるようなことがなく、このため安全性を確保でき、エスカレータを停止させることなく、通常運転をそのまま継続させることができる。
1…踏段
2…踏段列
3…乗降口
4…乗降口
5…欄干
6…手すりベルト
7…スカートガードパネル
10…フレーム
11…踏面クリート
12…ライザ
14…側板
15…ローラ
18…デマケーションクリート
20…突起
21…嵌合孔
22…スプリング

Claims (3)

  1. 相隣り合って無端状に連結された複数の踏段を備え、その無端状に連結された踏段が段差を形成しながら無端循環移動することでその踏段の上に乗る乗客を所定方向に順次搬送するエスカレータにおいて、
    前記各踏段の両端部にはデマケーションクリートが取り付けられ、相隣り合って並ぶ一方の踏段が他方の踏段に対してせり上がって段差を形成するときに、前記一方の踏段のデマケーションクリートが前記他方の踏段の側面に対向する位置から該踏段の端部の上方に移動することを特徴とするエスカレータ。
  2. 前記踏段に取り付けられたデマケーションクリートは、その踏段に突起を介して取り付けられ、そのデマケーションクリートに所定以上の下方に向く外力が加わったときに前記突起が折れて前記デマケーションクリートが前記踏段から離脱することを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ。
  3. 前記デマケーションクリートは弾性体を介して下方に弾性的に付勢されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエスカレータ。
JP2009042674A 2009-02-25 2009-02-25 エスカレータ Withdrawn JP2010195531A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2426384A1 (en) 2010-09-01 2012-03-07 JATCO Ltd Coast stop vehicle and control method thereof

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