JP5734040B2 - インクジェットヘッド及び記録装置 - Google Patents
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Description
(実施例1〜3)
振動板37を構成する圧電材料が互いに異なる実施例1〜3を設定し、ALを試算した。
圧電体 振動板
実施例1 組成1 組成1
実施例2 組成1 組成2
実施例3 組成1 組成3
組成1(実施例1の振動板、実施例1〜3の圧電体):
Aサイト:Pb0.92Ba0.08
Bサイト:(Zn1/3Sb2/3)0.105Zr0.435Ti0.460
添加物:Pb1/2NbO3(0.3wt%)、Bi2O3(0.2wt%)
組成2(実施例2の振動板):
Aサイト:Pb0.92Ba0.08
Bサイト:(Zn1/3Sb2/3)0.105Zr0.465Ti0.430
添加物:Pb1/2NbO3(0.3wt%)、Bi2O3(0.2wt%)
組成3(実施例3の振動板):
Aサイト:Pb0.88Ba0.08 Bサイト:
(Zn1/3Sb2/3)0.18(Co1/3Sb2/3)0.02(Zr0.500Ti0.500)0.800
添加物:Pb1/2NbO3(0.3wt%)、Bi2O3(1.0wt%)
Ec Er d31 AL
実施例1 1.5 3200 250 7.0
実施例2 1.0 3800 300 5.2
実施例3 0.8 5760 330 4.8
上述した実施例1のヘッド5において、非駆動部41bにイオン注入を行った実施例5及び6を設定し、ALを試算した。
圧電体
実施例1 組成1
実施例5 組成1+Alのイオン注入
実施例6 組成1+Mnのイオン注入
なお、実施例5及び6における振動板37の圧電材料は、実施例1と同様に、組成1のものである。
Ec Er d31 AL
実施例1 1.5 3200 250 7.0
実施例5 2.0 2800 230 4.8
実施例6 2.3 2500 200 4.0
図7(d)及び図8を参照して説明した交流電圧の印加時間が互いに異なる実施例7〜9を設定し、アクチュエータ23の共振周波数及びALの実験値を得た。具体的には、実施例7〜9における交流電圧の印加時間を0.5時間、1時間、5時間に設定した。
実施例7〜9よりも、交流電圧の印加時間を長くした実施例10〜12について、共振周波数やAL等を試算した。具体的には、実施例10〜12における交流電圧の印加時間を24時間、45時間、100時間に設定した。
Tm fr AL fp
実施例7 0.5 498 7.1 25
実施例8 1 550 7.0 28
実施例9 5 602 6.8 30
実施例10 24 740 6.4 37
実施例11 45 816 6.2 41
実施例12 100 925 5.9 45
Claims (10)
- インク滴を吐出する吐出素子と、
前記吐出素子に電圧を印加する駆動信号出力部と、
を有し、
前記吐出素子は、
所定面に形成された凹部により加圧室が構成された基体と、
前記加圧室を塞ぐように前記所定面に重ねられた振動板と、
前記振動板に重ねられた共通電極と、
前記共通電極に重ねられた圧電体と、
前記圧電体に重ねられ、平面視において前記加圧室上に個別電極本体を有する個別電極と、を有し、
前記圧電体は、前記個別電極本体が重なる駆動部と、その外周の非駆動部とを有し、
前記駆動部は厚み方向に分極されており、
前記非駆動部は、前記駆動部に比較して厚み方向への分極がなされておらず、前記共通電極と前記個別電極との間に電圧が印加されていないときに、前記加圧室の縁部から前記個別電極本体までの長さが、平面視における前記加圧室の縁部から前記個別電極本体までの距離よりも長く、前記駆動部へ圧縮応力を付与しており、
前記駆動信号出力部は、前記非駆動部が、前記駆動部と同様の分極が施された状態であると仮定したときの前記吐出素子における最高駆動周波数よりも高い周波数で、前記共通電極と前記個別電極との間に電圧を印加する
インクジェットヘッド。 - 前記非駆動部は、前記駆動部へ向かう方向に沿った方向に分極されている分域の割合が大きい
請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 前記振動板の材料は、前記圧電体の材料よりも弾性率が低い
請求項1又は2に記載のインクジェットヘッド。 - インク滴を吐出する吐出素子と、
前記吐出素子に電圧を印加する駆動信号出力部と、
を有し、
前記吐出素子は、
所定面に形成された凹部により加圧室が構成された基体と、
前記加圧室を塞ぐように前記所定面に重ねられた振動板と、
前記振動板に重ねられた共通電極と、
前記共通電極に重ねられた圧電体と、
前記圧電体に重ねられ、平面視において前記加圧室上に個別電極本体を有する個別電極と、を有し、
前記圧電体は、前記個別電極本体が重なる駆動部と、その外周の非駆動部とを有し、
前記駆動部は厚み方向に分極されており、
前記非駆動部は前記駆動部に比較して厚み方向への分極がなされておらず、
前記駆動信号出力部は、前記非駆動部が、前記駆動部と同様の分極が施された状態であると仮定したときの前記吐出素子における最高駆動周波数よりも高い周波数で、前記共通電極と前記個別電極との間に電圧を印加し、
前記振動板は、前記圧電体を構成する圧電材料よりも抗電界が小さい圧電材料により構成されている
インクジェットヘッド。 - 前記非駆動部の材料は、前記駆動部の材料よりも弾性率が高い
請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。 - 前記非駆動部は、前記駆動部を構成する圧電材料と同様の圧電材料に対して、当該圧電材料の弾性率を高くさせるドーパントが混入された材料により形成されている
請求項5に記載のインクジェットヘッド。 - 所定面に形成された凹部により加圧室が構成された基体と、
前記加圧室を塞ぐように前記所定面に重ねられた振動板と、
前記振動板に重ねられた共通電極と、
前記共通電極に重ねられた圧電体と、
前記圧電体に重ねられ、平面視において前記加圧室上に個別電極本体を有する個別電極と、を有し、
前記圧電体は、前記個別電極本体が重なる駆動部と、その外周の非駆動部とを有し、
前記非駆動部は、前記共通電極と前記個別電極との間に電圧が印加されていないときに、前記加圧室の縁部から前記個別電極本体までの長さが、平面視における前記加圧室の縁部から前記個別電極本体までの距離よりも長く、前記駆動部へ圧縮応力を付与しており、
前記非駆動部の材料は、前記駆動部の材料よりも弾性率が高い
インクジェットヘッド。 - インク滴を吐出する吐出素子と、
前記吐出素子に電圧を印加する駆動信号出力部と、
を有し、
前記吐出素子は、
所定面に形成された凹部により加圧室が構成された基体と、
前記加圧室を塞ぐように前記所定面に重ねられた振動板と、
前記振動板に重ねられた共通電極と、
前記共通電極に重ねられた圧電体と、
前記圧電体に重ねられ、平面視において前記加圧室上に個別電極本体を有する個別電極と、を有し、
前記圧電体は、前記個別電極本体が重なる駆動部と、その外周の非駆動部とを有し、
前記駆動部は厚み方向に分極されており、
前記非駆動部は、前記駆動部に比較して厚み方向への分極がなされておらず、前記共通電極と前記個別電極との間に電圧が印加されていないときに、前記加圧室の縁部から前記個別電極本体までの長さが、平面視における前記加圧室の縁部から前記個別電極本体までの距離よりも長く、前記駆動部へ圧縮応力を付与しており、
前記駆動信号出力部は、前記非駆動部が、前記駆動部と同様の分極が施された状態であると仮定したときの前記吐出素子における最高駆動周波数よりも高い周波数で、前記共通電極と前記個別電極との間に電圧を印加する
記録装置。 - 所定面に形成された凹部により加圧室が構成された基体と、前記加圧室を塞ぐように前記所定面に重ねられた振動板と、前記振動板に重ねられた共通電極と、前記共通電極に重ねられた圧電体と、前記圧電体に重ねられ、平面視において前記加圧室上に個別電極本体を有する個別電極と、を有するインクジェットヘッドの製造方法であって、
前記圧電体の前記個別電極と重なる駆動部に対して厚み方向に直流電圧を印加して厚み方向に分極する工程と、
厚み方向に分極がなされた前記圧電体を挟む前記共通電極と前記個別電極との間に、前記圧電体の抗電界を超える強さの電界を形成する交流電圧を前記圧電体の分極方向に印加して、前記圧電体のうちの前記駆動部の外周に位置する非駆動部に引張り力を繰り返し付与し、これにより、前記非駆動部を引き延ばされた状態に変形させる工程と、
を有するインクジェットヘッドの製造方法。 - 前記交流電圧の印加を常温よりも高い温度下で行う
請求項9に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
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JP2011062891A JP5734040B2 (ja) | 2011-03-22 | 2011-03-22 | インクジェットヘッド及び記録装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011062891A JP5734040B2 (ja) | 2011-03-22 | 2011-03-22 | インクジェットヘッド及び記録装置 |
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