JP5003495B2 - 液体吐出装置、及び、その制御方法 - Google Patents
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Description
前記圧力発生室を膨張させる微振動膨張要素および膨張した圧力発生室を収縮させる微振動収縮要素を有し、液体が吐出されない程度にノズル開口に露出したメニスカスを微振動させるための微振動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
前記吐出ヘッドを往復移動可能なヘッド移動手段と、
を備えた液体吐出装置であって、
ヘッド移動手段によって吐出ヘッドの走査方向を転換する際の加減速により吐出ヘッド内流路の内圧が上昇する区間において前記微振動パルスの微振動駆動電圧を、定速移動時に設定される電圧より低下させる一方、吐出ヘッドの走査方向を転換する際の加減速により吐出ヘッド内流路の内圧が低下する区間において前記微振動駆動電圧を、定速移動時に設定される電圧より上昇させるように微振動パルスを補正する微振動パルス補正手段を設けたことを特徴とする。
前記微振動パルス補正手段は、前記情報記憶手段に記憶されている電圧−パルス幅特性に基づき、補正後の微振動駆動電圧に対応する最適パルス幅を微振動パルス幅として設定することが望ましい。
ヘッド移動手段によって吐出ヘッドの走査方向を転換する際の加減速により吐出ヘッド内流路の内圧が上昇する区間において前記微振動パルスの微振動駆動電圧を、定速移動時に設定される電圧より低下させる一方、吐出ヘッドの走査方向を転換する際の加減速により吐出ヘッド内流路の内圧が低下する区間において前記微振動駆動電圧を、定速移動時に設定される電圧より上昇させるように微振動パルスを補正することを特徴とする。
図5は、本実施形態における駆動信号の構成を説明する波形図であり、(a)は吐出用駆動信号COM1を示し、(b)は微振動波形用駆動信号COM2を示している。
図5(a)に例示した吐出用駆動信号COM1は、第1吐出パルスDP1および第2吐出パルスDP2を含んで構成されている。これらの吐出パルスDP1,DP2は同一の波形となっており、その駆動電圧(吐出駆動電圧)DVは、ノズル開口16nからインクを吐出可能な値に設定されている。そして、駆動信号発生回路37は、吐出パルスDP1,DP2を単位周期T毎に繰り返し発生する。
まず、ステップS1において吐出インク量測定工程(吐出液体量測定工程)が行われる。この吐出インク量測定工程では、微振動パルスの駆動電圧(微振動駆動電圧)をノズル開口16nからインクを吐出し得る検査電圧(例えば、吐出パルスと同程度の駆動電圧)に設定し、当該微振動パルスを圧力発生源26に印加してノズル開口16nから吐出されるインクの量(吐出液体量)を測定する。この吐出インク量測定工程では、検査電圧に設定した微振動パルスを所定回数だけ繰り返し圧力発生源26に供給する。これにより、微振動パルスの供給個数に応じた数だけノズル開口16nからインクが吐出される。そして、吐出されたインクの総重量を電子天秤等で計測し、この計測結果と微振動パルスの供給個数に基づいてインク一滴あたりの重量を算出する。
Y=−0.24X+13.23 …(1)
なお、上記式(1)についての情報は、電圧−パルス幅特性情報としてプリンタコントローラ29の不揮発性記憶素子34に記憶される。即ち、不揮発性記憶素子34は、本発明における情報記憶手段として機能する。
kV=kV′−R×0.5 …(2)
例えば、仮微振動駆動電圧kV′が20(V)、電圧値の有効範囲Rが5Vであった場合、微振動駆動電圧kVは、kV=20−5×0.5=17.5(V)となる。
なお、微振動駆動電圧の有効範囲は、設計段階でヘッド内部の流路寸法の公差上下限の吐出ヘッド(ワーストヘッド)を用いて種々の電圧で吐出の有無を検証することで予め把握されるものである。そして、仮微振動駆動電圧kV′から有効範囲の1/2を減算することによって、微振動駆動電圧kVを有効範囲の中心値に近い値としている。
以上の各工程を経て、微振動パルスの微振動駆動電圧kVと微振動パルス幅kPwが基準値として設定される。また、これ以外の設定情報(微振動膨張要素pcや微振動収縮要素pdの時間幅など)は、予め定められた値が採用される。そして、この微振動パルスの設定情報は、不揮発性記憶素子34等の情報記憶手段に記憶され、プリンタ1での微振動制御時に制御部35によって適宜読み出され、駆動信号発生回路37は、微振動駆動電圧kVと微振動パルス幅kPwに設定された微振動パルスを発生する。これにより、記録ヘッド2(或いはプリンタ1)毎に微振動パルスの設定値(基準値)を最適化することができ、これにより、微振動制御時にノズル開口16nからインクが誤って吐出されることを防止しつつ微振動制御によるインクの攪拌効果を十分に得ることが可能となる。
図9は、微振動制御と記録制御(吐出制御)におけるヘッド内流路の内圧変化(上段)と各制御区間で用いられる駆動信号(下段)を、記録ヘッド2の走査状態に対応させて示したタイミングチャートである。
Claims (7)
- 駆動信号の印加により圧力発生手段を駆動することで圧力発生室内に圧力変動を生じさせ、当該圧力変動によってノズル開口から液体を吐出可能な吐出ヘッドと、
前記圧力発生室を膨張させる微振動膨張要素および膨張した圧力発生室を収縮させる微振動収縮要素を有し、液体が吐出されない程度にノズル開口に露出したメニスカスを微振動させるための微振動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
前記吐出ヘッドを往復移動可能なヘッド移動手段と、
を備えた液体吐出装置であって、
ヘッド移動手段によって吐出ヘッドの走査方向を転換する際の加減速により吐出ヘッド内流路の内圧が上昇する区間において前記微振動パルスの微振動駆動電圧を、定速移動時に設定される電圧より低下させる一方、吐出ヘッドの走査方向を転換する際の加減速により吐出ヘッド内流路の内圧が低下する区間において前記微振動駆動電圧を、定速移動時に設定される電圧より上昇させるように微振動パルスを補正する微振動パルス補正手段を設けたことを特徴とする液体吐出装置。 - 微振動膨張要素の始端から微振動収縮要素の始端までのパルス幅における最適値としての最適パルス幅と微振動駆動電圧との関係を示す電圧−パルス幅特性を記憶する情報記憶手段を設け、
前記微振動パルス補正手段は、前記情報記憶手段に記憶されている電圧−パルス幅特性に基づき、補正後の微振動駆動電圧に対応する最適パルス幅を微振動パルス幅として設定することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記最適パルス幅は、前記微振動パルスの駆動電圧をノズル開口から液体を吐出し得る検査電圧に設定し、当該微振動パルスを圧力発生手段に印加してノズル開口から吐出される液体の量が最も多く得られるパルス幅であることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記圧力発生手段は、前記圧力発生室の一方の面に設けられた可撓性電極と、当該可撓性電極に対して間隔を空けて対向配置された固定電極とを有し、各電極間に駆動信号を印加して、これらの間に発生する静電気力によって前記可撓性電極を撓ませることにより、前記圧力発生室内に圧力変動を生じさせるように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の液体吐出装置。
- 駆動信号の印加により圧力発生手段を駆動することで圧力発生室内に圧力変動を生じさせ、当該圧力変動によってノズル開口から液体を吐出可能な吐出ヘッドと、前記圧力発生室を膨張させる微振動膨張要素および膨張した圧力発生室を収縮させる微振動収縮要素を有し、液体が吐出されない程度にノズル開口に露出したメニスカスを微振動させるための微振動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、吐出ヘッドを往復移動可能なヘッド移動手段とを備えた液体吐出装置の制御方法であって、
ヘッド移動手段によって吐出ヘッドの走査方向を転換する際の加減速により吐出ヘッド内流路の内圧が上昇する区間において前記微振動パルスの微振動駆動電圧を、定速移動時に設定される電圧より低下させる一方、吐出ヘッドの走査方向を転換する際の加減速により吐出ヘッド内流路の内圧が低下する区間において前記微振動駆動電圧を、定速移動時に設定される電圧より上昇させるように微振動パルスを補正することを特徴とする液体吐出装置の制御方法。 - 微振動膨張要素の始端から微振動収縮要素の始端までのパルス幅における最適値としての最適パルス幅と微振動駆動電圧との関係を示す電圧−パルス幅特性に基づき、補正後の微振動駆動電圧に対応する最適パルス幅を微振動パルス幅として設定することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置の制御方法。
- 前記最適パルス幅は、前記微振動パルスの駆動電圧をノズル開口から液体を吐出し得る検査電圧に設定し、当該微振動パルスを圧力発生手段に印加してノズル開口から吐出される液体の量が最も多く得られるパルス幅であることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置の制御方法。
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