JP5710761B2 - ワークの精密貼合装置、およびワークの精密貼合方法 - Google Patents

ワークの精密貼合装置、およびワークの精密貼合方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば平板状のワークにシート状のワークを精密に貼合するためのワークの精密貼合装置と、ワークの精密貼合方法に関する。本発明に係る精密貼合装置は、例えば3Dテレビ用の液晶基板やプラズマ基板に対して、3Dフィルムを精密に位置合わせした状態で貼合するために使用される。
近年、3Dテレビが普及しつつあるが、その殆どは専用の眼鏡をかけた状態で画面を見る、フレームシーケンシャル方式によって画像を立体化している。そこでは、3Dフィルムを通過した右目用の画像と左目用の画像とを、眼鏡の右目レンズと左目レンズとを交互に高速で開閉して見ることにより、左右の目で異なる画像を認識させて立体画像としている。3Dフィルムには、右目用の画像を形成するピクセル列に対応する右目表示部と、左目用の画像を形成するピクセル列に対応する左目表示部とが交互に形成してあり、液晶基板やプラズマ基板に対して、左右の表示部が基板に設けたピクセル列と正しく対応するように貼付けてある。
本発明の貼合装置に関して、本出願人は特許文献1の貼合装置を先に出願している。そこでは、一方のワークを支持する第1貼合台と、他方のワークを支持する第2貼合台とを上下に正対させ、第1貼合台側のワークを第2貼合台側のワークに貼合ローラで押付けて、両ワークを貼合している。第1貼合台は真空チャンバーと、真空チャンバーの開口面に張設される通気可能なシルクスクリーンとを有し、その内部に先の貼合ローラやワークを支持するワーク支持台などが設けてある。
また、貼合装置におけるワークどうしの位置決め構造に関して、本出願人は特許文献2の貼合装置を先に出願している。そこでは、各ワークの左右2個所に位置決め用の位置表示を設けておき、各位置表示の位置ずれをCCDカメラで画像として取込み、画像のずれ状態に応じて上側のワークを支持する貼合テーブルを前後、左右に駆動し、黒丸状の位置表示を白丸状の位置表示の円形領域内に位置させることにより、両ワークを位置決めしている。この場合のワークどうしの位置決め精度のばらつきは、基準位置に対して100〜200μmである。
特開2010−94910号公報(段落番号0019から0021、図2) 特開2009−280338号公報(段落番号0033、図6〜図8)
特許文献2の貼合装置によれば、自動化されたアライメント装置によって一対のワークを位置決めし貼合できる。この種のアライメント装置は、偏光シートや反射防止フィルムなどの、少々位置ずれがあったとしてもワークの機能が損なわれない貼合対象である場合には問題なく適用できる。しかし、10μm(±5μm)以下の精密な位置決め精度が要求されるワークを貼合する場合には、充分な位置決め精度を得ることが困難となる。例えば3Dフィルムを液晶基板やプラズマ基板に貼合する場合には、右目表示部と左目表示部とが基板側のピクセル列に正しく対応する状態で、3Dフィルムを基板に貼付けねばならないが、特許文献2の貼合装置では充分な位置決め精度が得られにくく、多くの場合は貼合不良となる。また、従来の貼合装置においては、貼合前にワークの位置決めを一度行うだけであるため、フィルム状のワークを貼合ローラで貼合処理するときがワークが蛇行し、あるいは貼合ローラの中心軸方向へワークがずれ動くことがあり、ワークどうしを適正に貼合するのが技術的に困難であった。
本発明の目的は、ワークどうしを精密に位置決めした状態で貼合できる精密貼合装置と、ワークの精密貼合方法を提供することにある。
本発明の目的は、貼合ローラで押付け操作されるワークが貼合途中に蛇行し、あるいは位置ずれすることがあったとしても、ワークどうしを精密に貼合することができ、従って貼合不良をほとんど生じることもなく歩留まりを向上できるワークの精密貼合装置と、ワークの精密貼合方法を提供することにある。
本発明の目的は、とくに3Dフィルムを液晶基板やプラズマ基板に対して適正に貼合して歩留まりを向上でき、3D画像を生成する機器の低コスト化に大きく寄与できるワークの精密貼合装置と、ワークの精密貼合方法を提供することにある。
本発明に係るワークの精密貼合装置は、第1ワークW1を貼合位置において支持する下吸盤7と、貼合対象となる第2ワークW2を支持して、第2ワークW2を貼合前段位置Z1と、貼合位置Z2と、搬出位置Z3との間で移送する上吸盤8とを備えている。第1ワークW1および第2ワークW2には、それぞれ位置精度の高い位置決め表示5R・5L・P1・P2が設けてある。下吸盤7には、第1ワークW1を吸着する複数のワーク支持台10および終端支持台18と、第1ワークW1と第2ワークW2を貼合する貼合ローラ11と、終端支持台18の前後位置を調整する第1アライメント装置12とが設けてある。上吸盤8には、第2ワークW2を吸着固定する吸着台44と、吸着台44の前後位置、および左右位置を調整する第2アライメント装置45とが設けてある。貼合位置Z2において、CCDカメラC6・C7で両ワークW1・W2の位置決め表示5R・5L・P1・P2に基づき位置ずれを検出し、検出結果に基づき第2アライメント装置45で吸着台44の位置を調整して両ワークW1・W2を位置決めする。第1ワークW1と第2ワークW2を貼合ローラ11で貼合する状態において、位置ずれ監視カメラC8で第1ワークW1の位置ずれを監視し、位置ずれ状態に応じて終端支持台18の前後位置を第1アライメント装置12で矯正し、同時に吸着44の左右位置を第2アライメント装置45で矯正しながら、第1ワークW1と第2ワークW2を貼合することを特徴とする。
第1ワークW1は3Dフィルムからなり、第2ワークW2は液晶基板とプラズマ基板とのいずれか一方で形成する。図6に示すように、第1ワークW1には、右目用の画像の通過を許す一群の表示部5Rと、左目用の画像の通過を許す一群の表示部5Lとが直線列状に交互に形成してある。第1ワークW1の中央部付近に位置する右目表示部5Rと左目表示部5Lとのいずれか一方と、第2ワークW2の中央付近に設けられた特定のピクセル列P1・P2のいずれか一方とを位置決めして両ワークW1・W2の貼合を行う。
第1ワークW1は3Dフィルムからなり、第2ワークW2は液晶基板とプラズマ基板とのいずれか一方で形成する。第1ワークW1の左右側縁の前後中央付近に、位置決め用のマークを3Dフィルムの貼合過程で形成する。第2ワークW2の左右側縁の前後中央付近に、前記マークと対応する位置決め用のマークを貼合過程で形成する。前記一対のマークを位置決めして両ワークW1・W2の貼合を行なう。
複数のワーク支持台10の貼合始端に隣接して第1ワークW1の貼合始端を吸着する始端支持台17を配置する。ワーク支持台10と始端支持台17との間に貼合ローラ11を配置する。複数のワーク支持台10の貼合終端に隣接して第1ワークW1の貼合終端を吸着する終端支持台18を配置する。図7に示すように、第1ワークW1の貼合始端を吸着した状態の始端支持台17を、貼合ローラ11に同行して貼合終端から離れる向きへ移動させて両ワークW1・W2の貼合始端を貼合する。図9に示すように、第1ワークW1の貼合終端を吸着した状態の終端支持台18を、貼合ローラ11に同行して移動させて両ワークW1・W2の貼合終端を貼合する。
本発明に係るワークの精密貼合方法においては、第1ワークW1を複数のワーク支持台10および終端支持台18で吸着固定し、貼合対象となる第2ワークW2を吸着台44で吸着固定し、貼合位置Z2において両ワークW1・W2を正対させた状態で、貼合ローラ11で両ワークW1・W2を貼合する。貼合位置Z2においては、CCDカメラC6・C7で両ワークW1・W2の位置決め表示5R・5L・P1・P2の画像を取り込んで、両ワークW1・W2の位置ずれを検出する。さらに、検出結果に基づき第2アライメント装置45で吸着台44の位置を調整して両ワークW1・W2を位置決めする。第1ワークW1と第2ワークW2を貼合ローラ11で貼合する過程においては、位置ずれ監視カメラC8で第1ワークW1の位置ずれを監視し、位置ずれ状態に応じて終端支持台18の前後位置を第1アライメント装置12で矯正し、同時に吸着44の左右位置を第2アライメント装置45で矯正しながら、第1ワークW1と第2ワークW2を貼合する。
上記の精密貼合方法においては、第1ワークW1と第2ワークW2を貼合ローラ11で貼合する貼合過程において、第1ワークW1の貼合始端寄りを押付けた状態の貼合ローラ11と、第1ワークW1の貼合始端を吸着する始端支持台17とを、貼合終端から離れる向きに移動させて、両ワークW1・W2の貼合始端を貼合する始端貼合過程と、貼合ローラ11を貼合始端から貼合終端の近傍まで移動させる主貼合過程と、第1ワークW1の貼合終端を吸着する終端支持台18を貼合ローラ11に同行して移動させて、両ワークW1・W2の貼合終端を貼合する終端貼合過程とを経て、両ワークW1・W2を貼合する。
本発明の精密貼合装置においては、第1ワークW1および第2ワークW2のそれぞれに位置精度の高い位置決め表示5R・5L・P1・P2を設けておき、これらの位置決め表示5R・5L・P1・P2の画像をCCDカメラC6・C7で取込んで、両ワークW1・W2の位置を精密に特定できるようにした。さらに、位置決め表示5R・5L・P1・P2の位置ずれ状態に応じて、第2アライメント装置45で吸着台44の位置を調整して両ワークW1・W2を精密に位置決めできるようにした。
従って、本発明の精密貼合装置によれば、従来のこの種の貼合装置に比べて、両ワークW1・W2を精密に位置決めした状態で貼合できる。また、両ワークW1・W2を貼合するとき、位置ずれ監視カメラC8で第1ワークW1の位置ずれを監視し、位置ずれ状態に応じて終端支持台18の前後位置を第1アライメント装置12で矯正し、同時に吸着44の左右位置を第2アライメント装置45で矯正しながら、両ワークW1・W2を貼合できるようにした。従って、貼合途中に第1ワークW1が蛇行し、あるいは位置ずれするような場合でも、ワークW1・W2どうしを精密に貼合することができ、第1ワークW1の蛇行等に基づく貼合不良をほとんど解消して貼合体の歩留まりを向上できる。
第1ワークW1が3Dフィルムからなり、第2ワークW2が液晶基板あるいはプラズマ基板である場合に、右目用の表示部5Rと左目用の表示部5Lを第1ワークW1の位置決め表示とし、特定のピクセル列P1・P2を第2ワークW2の位置決め表示とすると、別途位置決め表示を形成する必要もなく、位置精度に優れた位置決め表示が得られる。従って、両ワークW1・W2を、左右の表示部5R・5Lの形成精度、あるいはピクセル列P1・P2の形成精度と同等の精度で精密に位置決めして貼合できる。また、3Dフィルムを液晶基板やプラズマ基板に対して適正に貼合して歩留まりを向上できる分だけ、3D画像を生成する機器の低コスト化に大きく寄与できることとなる。
第1ワークW1が3Dフィルムからなり、第2ワークW2が液晶基板あるいはプラズマ基板である場合に、位置決め用のマークを、両ワークW1・W2の貼合過程でそれぞれ形成すると、位置精度に優れた位置決め表示が得られる。従って、両ワークW1・W2を、位置決め用のマークの形成精度と同等の精度で精密に位置決めして貼合できる。また、位置決め用のマークは、必要に応じて任意の形や色などに形成できるうえ、表示部5R・5Lやピクセル列P1・P2とは明確に異なる形状や構造に形成できるので、位置決め時の位置の特定や、位置ずれの矯正をより簡便に行うことができる。
第1ワークW1の貼合始端を貼合するとき、貼合始端を吸着した状態の始端支持台17を貼合ローラ11と同行移動させると、第1ワークW1の貼合始端が貼合ローラ11によってずれ動かされるのを規制して、両ワークW1・W2の貼合始端を適正に貼合できる。また、第1ワークW1の貼合終端を吸着した状態の終端支持台18を貼合ローラ11と同行移動させると、第1ワークW1の貼合終端が貼合ローラ11によってずれ動かされるのを規制して、両ワークW1・W2の貼合終端を適正に貼合することができる。従って、第1ワークW1と第2ワークW2とを貼合して得られる、貼合体W3の仕上がり品質を向上できる。
本発明に係るワークの精密貼合方法においては、CCDカメラC6・C7で両ワークW1・W2の位置決め表示5R・5L・P1・P2の画像を取り込んで、両ワークW1・W2の位置ずれを検出する。さらに、位置決め表示5R・5L・P1・P2の位置ずれ状態に応じて、第2アライメント装置45で吸着台44の位置を調整して両ワークW1・W2を精密に位置決めできるようにした。従って、本発明の精密貼合方法によれば、従来のこの種の貼合方法に比べて、両ワークW1・W2を精密に位置決めした状態で貼合できる。また、両ワークW1・W2を貼合する過程において、位置ずれ監視カメラC8で第1ワークW1の位置ずれを監視し、位置ずれ状態に応じて終端支持台18の前後位置を第1アライメント装置12で矯正し、同時に吸着44の左右位置を第2アライメント装置45で矯正しながら、両ワークW1・W2を貼合できるようにした。従って、貼合途中に第1ワークW1が蛇行し、あるいは位置ずれするような場合でも、両ワークW1・W2どうしを適正かつ精密に貼合することができ、第1ワークW1の蛇行等に基づく貼合不良を解消して貼合体の歩留まりを向上できる。
始端貼合過程において、第1ワークW1の貼合始端を吸着した状態のままで始端支持台17を貼合ローラ11と同行移動させると、第1ワークW1の貼合始端が貼合ローラ11によってずれ動かされるのを規制して、両ワークW1・W2の貼合始端を常に適正に貼合することができる。同様に、第1ワークW1の貼合終端を吸着した状態のままで終端支持台18を貼合ローラ11と同行移動させると、第1ワークW1の貼合終端が貼合ローラ11によってずれ動かされるのを規制して、両ワークW1・W2の貼合終端を適正に貼合することができる。
本発明に係る貼合処理部の正面図である。 本発明に係る精密貼合装置の平面図である。 本発明に係る下吸盤の平面図である。 本発明に係る上吸盤の平面図である。 本発明に係るカメラ支持台の平面図である。 ワークの貼合過程を示す説明図である。 始端貼合過程の詳細を示す説明図である。 主貼合過程を示す説明図である。 貼合過程の詳細を示す説明図である。
(実施例) 図1ないし図9は本発明に係る精密貼合装置の実施例を示す。本発明における前後・左右・上下とは、図1、図2に示す交差矢印と、矢印の近傍に表示した前後・左右・上下の表記に従う。図2において精密貼合装置は、中央に配置される貼合処理部1と、貼合処理部1の後方に配置される第1ワークW1の供給ライン2と、貼合処理部1の左側方に配置される第2ワークW2の供給ライン3と、貼合処理部1の右側方に配置される貼合体W3を搬出する搬出ライン4などで構成してある。
貼合処理部1は、第1ワークW1を貼合位置において支持する下吸盤7と、下吸盤7の上方に配置されて貼合対象である第2ワークW2を支持する上吸盤8と、上吸盤8の上方に配置される撮像部などで構成する。第1ワークW1は3Dフィルムからなり、フィルム面には、図6に示すように右目用の表示部5Rと左目用の表示部5Lとが、交互に多段列状に形成してある。第2ワークW2は3D画像を生成する液晶基板(またはプラズマ基板)からなり、その板面には右目用の画像を生成するRGBのピクセル列P1と、左目用の画像を生成するRGBのピクセル列P2とが交互に多段列状に形成されてマトリクスを構成している。この実施例では、右目用の表示部5Rと左目用の表示部5Lのいずれか一方を第1ワークW1の位置決め表示として利用し、さらに右目用のピクセル列P1と左目用のピクセル列P2のいずれか一方を第2ワークW2の位置決め表示として利用する。
下吸盤7には、第1ワークW1を真空圧によって吸着固定する複数のワーク支持台10と、ワーク支持台10による吸着が解除された第1ワークW1を第2ワークW2に押付けて貼合する貼合ローラ11と、ワーク支持台10の前後位置を調整する第1アライメント装置12とが設けてある。ワーク支持台10の下面の前後には昇降軸13が固定してあり、この昇降軸13をベース14に固定したガイド筒15で上下スライド自在に案内している。図7に示すように、ワーク支持台10は中空箱状に形成してあり、その上面には一群の吸着穴が形成してある。ワーク支持台10の使用個数を変更することにより、画面の対角長さが32インチから55インチの第1ワークW1を吸着することができる。
ワーク支持台10の下面の前後中央には、ワーク支持台10を昇降操作する昇降構造16が設けてある。図示していないが、昇降構造16はピニオン、およびラックと、ピニオンを回転駆動するモータなどで構成してあり、ワーク支持台10を上方の貼合位置と、下方の退避位置との間で昇降操作できる。下吸盤7には、ワーク支持台10とは別に、第1ワークW1の貼合始端を吸着する始端支持台17と、第1ワークW1の貼合終端を吸着する終端支持台18とが設けてある。これらの支持台17・18は、先のワーク支持台10と同様に中空箱状に形成されて、その上面に一群の吸着穴が形成してあり、第1ワークW1を真空圧で吸着保持できる。
貼合ローラ11は、前後一対のローラブラケット21で回転自在に軸支してある。ローラブラケット21は、前後一対のガイドレール22で案内されるローラフレーム23で、前後一対のエアーシリンダー24を介して支持されている。これにより、貼合ローラ11はエアーシリンダー24で上方の貼合位置と、下方の待機位置とに昇降操作される。必要があれば、前後のエアーシリンダー24の昇降量を異ならせて、貼合ローラ11を水平面に対して傾斜させることができる。ローラフレーム23は、ベース14上に配置したボールねじ軸25をモータ26で回転駆動することにより、第1ワークW1の貼合始端と貼合終端との間で往復操作される。ローラフレーム22には、ボールねじ軸25に対応する雌ねじ体27が固定してある。先に述べた始端支持台17は、ガイドレール21で左右スライド自在に案内支持される門形の基枠28の上面に固定されて、ベース14に設けた前後一対のエアーシリンダー29で図1に示すホーム位置に位置保持されている。
終端支持台18は、調整フレーム31に設けたガイドレール32で前後スライド自在に案内支持されている。図3に示すように、調整フレーム31と終端支持台18との間に設けたボールねじ軸33をモータ34で回転駆動することにより、第1ワークW1の貼合終端側の前後方向の位置調整を行なうことができる。つまり、第1アライメント装置12は、終端支持台18と、ガイドレール32と、ボールねじ軸33、およびモータ34などの機構部を備えている。さらに第1アライメント装置12は、位置ずれ監視カメラC8と、同カメラC8の位置検出結果に基づいて機構部の動作を制御する制御装置(図示していない)を備えており、貼合状態において、終端支持台18で支持した第1ワークW1の貼合終端部分を前後に位置調整できる。
調整フレーム31をワークサイズに対応して左右方向へ移動操作するために、ベース14の前後に設けたガイドレール22で調整フレーム31を左右スライド自在に案内している。さらに、ベース14上に配置したボールねじ軸36をモータ37で回転駆動することにより、調整フレーム31を左右方向へ移動操作できる。調整フレーム31には、ボールねじ軸36に対応する雌ねじ体38が固定してある。終端支持台18の前後中央部の下面側には、位置ずれ監視カメラC8が設けてある。終端支持台18をボールねじ軸36で調整フレーム31を介してワーク支持台10から離れる向きへ移動することにより、ワーク支持台10に載置した第1ワークW1を、貼合に適した緊張状態に保持できる。
図4において、上吸盤8は、前後一対のガイドレール41で移動可能に案内支持した四角枠状の上フレーム42と、上フレーム42をガイドレール41に沿って左右方向へ駆動操作するリニアモータ(モータ)43と、上フレーム42で支持される吸着台44、および第2アライメント装置45などで構成する。ガイドレール41は、下吸盤7を跨ぐ架台46に設けられており、リニアモータ43を駆動することにより、上吸盤8の全体を貼合前段位置Z1と、貼合位置Z2と、搬出位置Z3とに移動させることができる。貼合前段位置Z1および搬出位置Z3には、第1ワークW1を載置するためのテーブルと、貼合体W3を載置するためのテーブルが設けてある。
吸着台44は、左右一対の支持腕47を備えたスライド台48で支持されており、スライド台48は上フレーム42に設けた左右一対のガイドレール49で前後スライド自在に案内支持してある。吸着台44をガイドレール49に沿って前後移動させるために、上フレーム42に配置したボールねじ軸50をモータ51で回転駆動できるようにしている。吸着台44には、ボールねじ軸50と噛みあう雌ねじ体52が固定してある。
第2アライメント装置45は、上フレーム42とガイドレール41とリニアモータ43、吸着台44の前後位置を調整するガイドレール49と、ボールねじ軸50およびモータ51と雌ねじ体52などの機構部を備えている。さらに第2アライメント装置45は、後述するCCDカメラC6・C7の位置検出結果に基づいて機構部の動作を制御する制御装置(図示していない)を備えており、先の機構部によって吸着台44を前後および左右に位置調整できる。
図4に示すように、吸着台44には、各ワークW1・W2の隅部の画像を取込むための隅部投光穴53の一群と、各ワークW1・W2の左右側端の前後中央部の画像を取込むための中央部投光穴54の一群とが上下貫通状に形成してある。吸着台44の右側上方に位置する支持腕47にも中央部投光穴54に対応する穴が形成してある。このように、隅部投光穴53および中央部投光穴54を多数個形成するのは、ワークサイズの違いに対応するためである。なお、第2ワークW2は貼合始端側の右側の中央部投光穴54を位置基準にして吸着台44に吸着される。
図2に示すように、撮像部には、貼合前段位置Z1に載置された第2ワークW2の位置を画像として取込むCCDカメラC1〜C3が配置してある。また、貼合位置Z2に載置された第1ワークW1の位置を画像として取込むCCDカメラC4〜C7が配置してある。先に説明した位置ずれ監視カメラC8は、先のカメラと同様のCCDカメラからなる。さらに、搬出位置Z3に載置した貼合体W3の貼合精度を検査するために、貼合体W3の下面側に4個のCCDカメラC9〜C12が配置してある。
上記の位置ずれ監視カメラC8を除くCCDカメラC1〜C12を、ワークサイズの違いに応じて移動させるために、図5に示すように、撮像部にカメラ支持台55を設けている。図5のカメラ支持台55は、貼合位置Z2に対応して設けられるCCDカメラC4〜C7を支持する。カメラ支持台55は、四角枠状のベース枠56と、ベース枠56上に固定される固定枠57と、ベース枠56でスライド自在に案内支持した可動枠58と、固定枠57および可動枠58で前後スライド自在に案内支持した可動台59などを備えている。さらに、可動枠58を左右方向へ移動操作する前後一対のボールねじ軸60と、同軸60を回転駆動する前後のモータ61と、各可動台59を前後方向へ移動操作する左右一対のボールねじ軸62と、同軸62を回転駆動する左右のモータ63を備えている。
貼合前段位置Z1に対応して設けられるCCDカメラC1〜C3と、搬出位置Z3に対応して設けられるCCDカメラC9〜C12も、それぞれカメラ支持台で支持してあるが、その構造は上記のカメラ支持台55と同じ構造であるので、その説明を省略する。
以下、精密貼合装置の貼合動作を説明する。貼合処理に際しては、第1ワークW1を図示していない第1ワーク供給装置で、供給ライン2から貼合位置Z2へ供給する。このとき、第1ワークW1の隅部がCCDカメラC4〜C5の中央部に位置するように、第1ワーク供給装置が第1ワークW1の位置を調整したのち、図6(b)に示すように貼合位置Z2へ供給し、ワーク支持台10、始端支持台17、終端支持台18で第1ワークW1を吸着する。第1ワーク供給装置は、第1ワークW1の左右側縁のそれぞれを一対の吸着具で吸着しており、一対の吸着具を互いに離れる向きに移動することにより、弛みを除去した状態で第1ワークW1を貼合位置Z2へ供給することができる。
併行して、第2ワークW2を供給ライン3から図示していない第2ワーク供給装置で貼合前段位置Z1に供給する。このとき、上記と同様にして、第2ワークW2の隅部がCCDカメラC1〜C2の画像の中央部に位置するように第2ワーク供給装置が調整移動したのち、第2ワークW2を貼合前段位置Z1へ供給する。この状態で、上フレーム42を貼合前段位置Z1へ移動させ、下降操作した吸着台44で第2ワークW2を吸着する。CCDカメラC3は、液晶基板に設けられた中央付近の特定されたピクセル列P1の位置が画像の中央に位置していることを確認する。これにより、第2ワークW2の隅部以外の部分が正しく載置されていることを確認することができる。
上記のように、第1ワークW1および第2ワークW2の仮位置決めが終了した状態で、各ワークW1・W2の表面を覆う保護フィルムを図示していない剥離装置で剥離する。次に、上フレーム42を貼合位置Z2の真上まで移動させたのち、図6(c)に示すように吸着台44を再度下降操作して、両ワークW1・W2を僅かな貼合隙間を介して上下に正対させる。さらに、第1ワークW1の中央付近に位置する、例えば右目用の表示部5Rを位置基準にして、特定された(隅部からN番目の)ピクセル列P1の位置が右目用の表示部5Rに一致するように、第2アライメント装置45の機構部を作動させて、両ワークW1・W2を位置決めする。このように、表示部5Rとピクセル列P1を利用して位置決めを行うと、表示部5Rおよびピクセル列P1の形成精度と同等の精度で精密に位置決めでき、位置決め精度のばらつきは±5μm以下の範囲内に収めることができる。
精密な位置決めが終了した時点で、貼合ローラ11を貼合位置まで上昇させて両ワークW1・W2を貼合する。この貼合過程では、始端貼合過程と、主貼合過程と、終端貼合過程とを経て第1ワークW1と第2ワークW2を貼合する。始端貼合過程における貼合ローラ11は、図7(a)に示すように、両ワークW1・W2の貼合始端よりも僅かに貼合終端側へずれた位置に位置している。この状態で貼合ローラ11を貼合位置まで上昇させて、第1ワークW1を第2ワークW2に押付け、さらに図7(b)に示すように、始端支持台17を貼合ローラ11に同行して貼合終端から離れる向きに移動させることにより、両ワークW1・W2の貼合始端を貼合する。このとき、エアーシリンダー29のピストンロッドは、基枠28に追随して右移動する。このように、第1ワークW1の貼合始端を始端支持台17で吸着した状態のままで貼合すると、第1ワークW1の貼合始端が貼合ローラ11によってずれ動かされるのを規制して、両ワークW1・W2の貼合始端を常に適正に貼合することができる。
貼合ローラ11が貼合始端位置まで移動したら、図8に示すように貼合ローラ11の移動方向を逆向きに切換え、貼合ローラ11が貼合終端へ向かって移動する主貼合過程へ移行する。このとき、貼合ローラ11の移動に連動して、始端支持台17の基枠28がエアーシリンダー29でホーム位置へ戻される。また、貼合ローラ11が貼合終端へ向かって移動するのに先行して、ワーク支持台10が順に上方の貼合位置から下方の退避位置へと下降操作されて、貼合ローラ11の通過領域から退避する。
図8に示す主貼合過程においては、第1ワークW1の位置ずれを終端支持台18に設けた位置ずれ監視カメラC8で監視して、位置ずれ状態に応じて第1ワークW1の位置を第1アライメント装置12と第2アライメント装置45で調整しながら貼合を行なう。位置ずれ監視カメラC8は、位置基準となる右目用の表示部5Rと特定されたピクセル列P1との位置ずれを監視しており、位置ずれが生じた場合には、第1アライメント装置12の機構部で終端支持台18を操作し、同時にスライド台48の左右位置を第2アライメント装置45で矯正して、位置ずれを矯正する向きへ移動させる。これにより、第1ワークW1が蛇行し、あるいは貼合ローラ11のローラ中心軸方向へずれ動くような場合でも、図7に示すように、表示部5Rと特定されたピクセル列P1とが正しく対応する状態で、第1ワークW1と第2ワークW2とを貼合できる。つまり、第1ワークW1の蛇行、あるいはずれ動きを矯正しながら、両ワークW1・W2を精密に貼合できる。
終端貼合過程においては、図9(a)に示すように、終端支持台18を貼合ローラ11に同行して移動させて、第1ワークW1の貼合終端を終端支持台18で吸着した状態のまま貼合する。これにより、第1ワークW1の貼合終端が貼合ローラ11によってずれ動かされるのを規制して、両ワークW1・W2の貼合終端を適正に貼合することができる。
図9(b)に示すように、貼合ローラ11が第1ワークW1の側縁まで達して貼合処理が終了したら、貼合ローラ11を貼合位置から下降させて貼合始端側のホーム位置へ戻し、併行して終端支持台18を貼合終端のホーム位置へ戻す。さらに、吸着台44を上昇させたのち、上フレーム42を貼合位置Z2から搬出位置Z3へと移動させて、搬出位置Z3において吸着台44による吸着を解消して貼合体W3を搬出位置Z3へ渡す。搬出位置Z3においては、CCDカメラC9〜C12によって貼合体W3の貼合精度を確認し、良品と判定された貼合体W3をワーク搬出装置で搬出ライン4へと送り出す。以後は、一連の貼合処理を繰り返し行なって、第1ワークW1と第2ワークW2を貼合するが、各ワークW1・W2の供給動作、および搬出位置Z3における貼合精度の確認などは、貼合処理に併行して行なうことができる。
以上の説明から理解できるように、本発明に係るワークの精密貼合方法は、以下の過程に従って両ワークW1・W2を好適に貼合できる。
第1ワークW1を貼合位置Z2へ供給し、ワーク支持台10、始端支持台17、終端支持台18で第1ワークW1を吸着する過程と、
第2ワークW2を貼合前段位置Z1に供給したのち、吸着台44で吸着する過程と、
両ワークW1・W2の表面を覆う保護フィルムを剥離装置で剥離する過程と、
上フレーム42を貼合位置Z2の真上まで移動させたのち、吸着台44を下降操作して、両ワークW1・W2を僅かな貼合隙間を介して上下に正対させる過程と、
貼合位置Z2において、CCDカメラC6・C7で両ワークW1・W2の位置ずれを検出し、検出結果に基づき第2アライメント装置45で吸着台44の位置を調整して両ワークW1・W2を精密に位置決めする過程と、
第1ワークW1と第2ワークW2を貼合ローラ11で貼合する過程とを経て両ワークW1・W2を貼合できる。
両ワークW1・W2を貼合する過程においては、位置ずれ監視カメラC8で第1ワークW1の位置ずれを監視し、位置ずれ状態に応じて終端支持台18の前後位置を第1アライメント装置12で矯正し、同時にスライド台48の左右位置を第2アライメント装置45で矯正しながら、第1ワークW1と第2ワークW2を貼合することにより、両ワークW1・W2を精密に貼合できる。
また、第1ワークW1と第2ワークW2を貼合ローラ11で貼合する貼合過程においては、
第1ワークW1の貼合始端寄りを押付けた状態の貼合ローラ11と、第1ワークW1の貼合始端を吸着する始端支持台17とを、貼合終端から離れる向きに移動させて、両ワークW1・W2の貼合始端を貼合する始端貼合過程と、
貼合ローラ11を貼合始端から貼合終端の近傍まで移動させる主貼合過程と、
第1ワークW1の貼合終端を吸着する終端支持台18を貼合ローラ11に同行して移動させて、両ワークW1・W2の貼合終端を貼合する終端貼合過程とを経て、
両ワークW1・W2を貼合することができる。
上記の実施例では、3Dフィルムに形成してある表示部5Rと、基板に形成してある特定のピクセル列とを位置決め表示に利用して、両ワークW1・W2を精密に位置決めしたがその必要はない。例えば、第1ワークW1の左右側縁の前後中央付近に、位置決め用のマーク(位置決め表示)を貼合過程、詳しくは第1ワークW1を第1ワーク供給装置で供給ライン2から貼合位置Z2へ供給した状態で形成しておく。さらに、第2ワークW2の左右側縁の前後中央付近に、先のマークと対応する位置決め用のマーク(位置決め表示)を貼合過程、詳しくは第2ワークW2を第2ワーク供給装置で供給ライン3から貼合前段位置Z1へ供給した状態で形成しておく。一対のマークを位置決めしながら両ワークW1・W2の貼合を行なう。位置決め用のマークは、印刷、レーザーで形成した刻印、穴、あるいは交差線などで形成することができ、その位置精度は数μmのばらつき範囲内にあることが好ましい。
また、上記の実施例では、第1ワークW1が蛇行するとき、第1アライメント装置12と第2アライメント装置45とで位置ずれを矯正するようにしたがその必要はなく、貼合ローラ11の前後を支持するエアーシリンダー24を個別に昇降させ、貼合ローラ11を斜めに傾斜させることで第1ワークW1の位置ずれを矯正することができる。その場合には、第1ワークW1と第2ワークW2を貼合ローラ11で貼合する状態において、位置ずれ監視カメラC8で第1ワークW1の位置ずれを監視し、位置ずれ状態に応じて終端支持台18の前後位置を第1アライメント装置12で矯正し、同時にスライド台48の左右位置を傾斜した貼合ローラ11で矯正しながら、第1ワークW1と第2ワークW2を貼合するとよい。
W1 第1ワーク
W2 第2ワーク
Z1 貼合前段位置
Z2 貼合位置
Z3 搬出位置
7 下吸盤
8 上吸盤
10 ワーク支持台
11 貼合ローラ
12 第1アライメント装置
17 始端支持台
18 終端支持台

Claims (6)

  1. 第1ワーク(W1)を貼合位置において支持する下吸盤(7)と、
    貼合対象となる第2ワーク(W2)を支持して、第2ワーク(W2)を貼合前段位置(Z1)、貼合位置(Z2)、搬出位置(Z3)へ移送する上吸盤(8)とを備えており、
    第1ワーク(W1)および第2ワーク(W2)には、それぞれ位置精度が高い位置決め表示(5R・5L・P1・P2)が設けられており、
    下吸盤(7)には、第1ワーク(W1)を吸着する複数のワーク支持台(10)および終端支持台(18)と、第1ワーク(W1)と第2ワーク(W2)を貼合する貼合ローラ(11)と、終端支持台(18)の前後位置を調整する第1アライメント装置(12)とが設けられおり、
    上吸盤(8)には、第2ワーク(W2)を吸着固定する吸着台(44)と、吸着台(44)の前後位置、および左右位置を調整する第2アライメント装置(45)とが設けられており、
    貼合位置(Z2)において、CCDカメラ(C6・C7)で両ワーク(W1・W2)の位置決め表示(5R・5L・P1・P2)に基づき位置ずれを検出し、検出結果に基づき第2アライメント装置(45)で吸着台(44)の位置を調整して両ワーク(W1・W2)が位置決めされており、
    第1ワーク(W1)と第2ワーク(W2)を貼合ローラ(11)で貼合する状態において、位置ずれ監視カメラ(C8)で第1ワーク(W1)の位置ずれを監視し、位置ずれ状態に応じて終端支持台(18)の前後位置を第1アライメント装置(12)で矯正し、同時に吸着台(44)の左右位置を第2アライメント装置(45)で矯正しながら、第1ワーク(W1)と第2ワーク(W2)を貼合することを特徴とするワークの精密貼合装置。
  2. 第1ワーク(W1)が3Dフィルムからなり、第2ワーク(W2)が液晶基板とプラズマ基板とのいずれか一方で形成されており、
    第1ワーク(W1)には、右目用の画像の通過を許す一群の表示部(5R)と、左目用の画像の通過を許す一群の表示部(5L)とが直線列状に交互に形成してあり、
    第1ワーク(W1)の中央部付近に位置する右目表示部(5R)と左目表示部(5L)とのいずれか一方と、第2ワーク(W2)の中央付近に設けられた特定のピクセル列(P1・P2)のいずれか一方とを位置決めして両ワーク(W1・W2)の貼合を行う請求項1に記載のワークの精密貼合装置。
  3. 第1ワーク(W1)が3Dフィルムからなり、第2ワーク(W2)が液晶基板とプラズマ基板とのいずれか一方で形成されており、
    第1ワーク(W1)の左右側縁の前後中央付近に、位置決め用のマークが3Dフィルムの貼合過程で形成されており、
    第2ワーク(W2)の左右側縁の前後中央付近に、前記マークと対応する位置決め用のマークが貼合過程で形成されており、
    前記一対のマークを位置決めして両ワーク(W1・W2)の貼合を行なう請求項1に記載のワークの精密貼合装置。
  4. 複数のワーク支持台(10)の貼合始端に隣接して第1ワーク(W1)の貼合始端を吸着する始端支持台(17)が配置されて、ワーク支持台(10)と始端支持台(17)との間に貼合ローラ(11)が配置されており、
    複数のワーク支持台(10)の貼合終端に隣接して第1ワーク(W1)の貼合終端を吸着する終端支持台(18)が配置されており、
    第1ワーク(W1)の貼合始端を吸着した状態の始端支持台(17)を、貼合ローラ(11)に同行して貼合終端から離れる向きへ移動させて両ワーク(W1・W2)の貼合始端を貼合し、
    第1ワーク(W1)の貼合終端を吸着した状態の終端支持台(18)を、貼合ローラ(11)に同行して移動させて両ワーク(W1・W2)の貼合終端を貼合する請求項1から3のいずれかひとつに記載のワークの精密貼合装置。
  5. 第1ワーク(W1)を複数のワーク支持台(10)および終端支持台(18)で吸着固定し、貼合対象となる第2ワーク(W2)を吸着台(44)で吸着固定し、貼合位置(Z2)において両ワーク(W1・W2)を正対させた状態で、貼合ローラ(11)で両ワーク(W1・W2)を貼合する精密貼合方法であって、
    貼合位置(Z2)において、CCDカメラ(C6・C7)で両ワーク(W1・W2)の位置決め表示(5R・5L・P1・P2)の画像を取り込んで、両ワーク(W1・W2)の位置ずれを検出し、検出結果に基づき第2アライメント装置(45)で吸着台(44)の位置を調整して両ワーク(W1・W2)が位置決めされており、
    第1ワーク(W1)と第2ワーク(W2)を貼合ローラ(11)で貼合する過程において、位置ずれ監視カメラ(C8)で第1ワーク(W1)の位置ずれを監視し、位置ずれ状態に応じて終端支持台(18)の前後位置を第1アライメント装置(12)で矯正し、同時に吸着台(44)の左右位置を第2アライメント装置(45)で矯正しながら、第1ワーク(W1)と第2ワーク(W2)を貼合することを特徴とするワークの精密貼合方法。
  6. 第1ワーク(W1)と第2ワーク(W2)を貼合ローラ(11)で貼合する貼合過程において、
    第1ワーク(W1)の貼合始端寄りを押付けた状態の貼合ローラ(11)と、第1ワーク(W1)の貼合始端を吸着する始端支持台(17)とを、貼合終端から離れる向きに移動させて、両ワーク(W1・W2)の貼合始端を貼合する始端貼合過程と、
    貼合ローラ(11)を貼合始端から貼合終端の近傍まで移動させる主貼合過程と、
    第1ワーク(W1)の貼合終端を吸着する終端支持台(18)を貼合ローラ(11)に同行して移動させて、両ワーク(W1・W2)の貼合終端を貼合する終端貼合過程とを経て、
    両ワーク(W1・W2)を貼合する請求項5に記載のワークの精密貼合方法。
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