JP5710227B2 - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータが駆動されることでミラーの鏡面角度が調整される車両用ミラー装置に関する。
下記特許文献1に記載されたミラー傾動ユニットでは、ベースハウジング内に駆動モータ収納凹部が形成されており、駆動モータ収納凹部は、モータカバーによって被覆されている。駆動モータ収納凹部とモータカバーとの間には、駆動モータが収納されており、駆動モータが駆動されることで、ミラー本体が傾動される。
しかしながら、このミラー傾動ユニットでは、ベースハウジングがどの周方向位置を上側に向けられて車両に設置されるのかが不明である。このため、車両に設置される際におけるベースハウジングの上側に向けられる周方向位置によっては、駆動モータ収納凹部及びモータカバーの上側からの水が、駆動モータ収納凹部及びモータカバーの周壁を流下せずに滞留する。これにより、当該水が駆動モータ収納凹部とモータカバーとの間を介して駆動モータに浸入する可能性がある。
特開平11−255025号公報
本発明は、上記事実を考慮し、外周壁の上側からの液体が外周壁に滞留することを抑制できる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用ミラー装置は、車両に設けられるミラーと、駆動されることで前記ミラーの鏡面角度が調整される一対のモータと、互いに嵌合され、内部に一対の前記モータが収容される一対の収容部材と、一対の前記収容部材の嵌合部分に設けられると共に、一対の前記モータの外周を囲み、平面視両端縁間の上側における周方向全体において一対の前記収容部材によって構成されると共に、外周面が最上部から周方向に沿って平面視両端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜された外周壁と、前記外周壁の上側に設けられ、前記モータが駆動されることで回転されて前記ミラーの鏡面角度が調整される回転ギヤと、前記回転ギヤの上側に設けられ、前記回転ギヤ及び前記外周壁への液体の流下を制限する制限壁と、を備えている。
請求項2に記載の車両用ミラー装置は、請求項1に記載の車両用ミラー装置において、前記ミラーが車両右側用にされる場合に前記外周壁が右設置姿勢に設置されると共に、前記ミラーが車両左側用にされる場合に前記外周壁が左設置姿勢に設置され、かつ、前記外周壁が右設置姿勢及び左設置姿勢に設置された際に前記外周壁の前記外周面が最上部から周方向に沿って平面視端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜される。
請求項3に記載の車両用ミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー装置において、前記外周壁は、上側の前記モータの上側を被覆する上被覆部と、前記上被覆部の下側に連絡されて下側の前記モータの上側を被覆する下被覆部と、を有し、前記上被覆部に比し前記下被覆部が前記外周面の下側への傾斜角度を大きくされている。
請求項4に記載の車両用ミラー装置は、請求項3に記載の車両用ミラー装置において、前記ミラーが車両右側用にされる場合に前記外周壁が右設置姿勢に設置されると共に、前記ミラーが車両左側用にされる場合に前記外周壁が左設置姿勢に設置され、かつ、前記外周壁が右設置姿勢及び左設置姿勢に設置された際に前記上被覆部に比し前記下被覆部が前記外周面の下側への傾斜角度を大きくされる。
請求項5に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記外周壁と前記制限壁との間に液体が通過する隙間が設けられている。
請求項6に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において前記回転ギヤの移動を係止し、周面が最上部から周方向に沿って平面視端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜された係止部と、を備えている。
請求項7に記載の車両用ミラー装置は、請求項6に記載の車両用ミラー装置において、前記ミラーが車両右側用にされる場合に前記係止部が右設置姿勢に設置されると共に、前記ミラーが車両左側用にされる場合に前記係止部が左設置姿勢に設置され、かつ、前記係止部が右設置姿勢及び左設置姿勢に設置された際に前記係止部の前記周面が最上部から周方向に沿って平面視端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜される。
請求項8に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において前記回転ギヤの外周を囲み、前記回転ギヤを回転可能に支持する支持壁と、を備えている。
請求項1に記載の車両用ミラー装置では、モータが駆動されることで、ミラーの鏡面角度が調整される。また、一対の収容部材が互いに嵌合されており、一対の収容部材の内部に一対のモータが収容されている。さらに、一対の収容部材の嵌合部分に外周壁が設けられており、外周壁は一対のモータの外周を囲んでいる。
ここで、外周壁の外周面が最上部から周方向に沿って平面視端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されている。このため、外周壁が上側からの液体を常に外周壁の下側へ流下させることができ、当該液体が外周壁に滞留することを抑制できる。
請求項2に記載の車両用ミラー装置では、ミラーが車両右側用にされる場合に外周壁が右設置姿勢に設置されると共に、ミラーが車両左側用にされる場合に外周壁が左設置姿勢に設置される。
ここで、外周壁が右設置姿勢及び左設置姿勢に設置された際に、外周壁の外周面が最上部から周方向に沿って平面視端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜される。このため、ミラーが車両右側用にされる場合とミラーが車両左側用にされる場合とにおいて、外周壁の上側からの液体が外周壁に滞留することを抑制できる。
請求項3に記載の車両用ミラー装置では、外周壁の上被覆部が上側のモータの上側を被覆すると共に、外周壁の下被覆部が下側のモータの上側を被覆しており、上被覆部の下側に下被覆部が連絡されている。
ここで、上被覆部に比し下被覆部が外周面の下側への傾斜角度を大きくされている。このため、外周壁の上被覆部から下被覆部の部分が上側からの液体を効果的に流下させることができ、当該液体が外周壁に滞留することを効果的に抑制できる。
請求項4に記載の車両用ミラー装置では、ミラーが車両右側用にされる場合に外周壁が右設置姿勢に設置されると共に、ミラーが車両左側用にされる場合に外周壁が左設置姿勢に設置される。
ここで、外周壁が右設置姿勢及び左設置姿勢に設置された際に、上被覆部に比し下被覆部が外周面の下側への傾斜角度を大きくされる。このため、ミラーが車両右側用にされる場合とミラーが車両左側用にされる場合とにおいて、外周壁の上側からの液体が外周壁に滞留することを効果的に抑制できる。
請求項1に記載の車両用ミラー装置では、外周壁の上側に回転ギヤが設けられており、モータが駆動されることで、回転ギヤが回転されて、ミラーの鏡面角度が調整される。
ここで、回転ギヤの上側に制限壁が設けられており、制限壁が回転ギヤ及び外周壁への液体の流下を制限する。このため、回転ギヤに液体が到達することを抑制できる。さらに、外周壁に上側から液体が到達することを抑制できて、外周壁に液体が滞留することを一層抑制できる。
請求項5に記載の車両用ミラー装置では、外周壁と制限壁との間に設けられた隙間を液体が通過する。このため、液体が隙間を介して流下でき、当該液体が外周壁に滞留することを一層抑制できる。
請求項6に記載の車両用ミラー装置では係止部が回転ギヤの移動を係止する。
ここで、係止部の周面が最上部から周方向に沿って平面視端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されている。このため、係止部が上側からの液体を常に係止部の下側へ流下させることができ、当該液体が係止部に滞留することを抑制できる。
請求項7に記載の車両用ミラー装置では、ミラーが車両右側用にされる場合に係止部が右設置姿勢に設置されると共に、ミラーが車両左側用にされる場合に係止部が左設置姿勢に設置される。
ここで、係止部が右設置姿勢及び左設置姿勢に設置された際に、係止部の周面が最上部から周方向に沿って平面視端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜される。このため、ミラーが車両右側用にされる場合とミラーが車両左側用にされる場合とにおいて、係止部の上側からの液体が係止部に滞留することを抑制できる。
請求項8に記載の車両用ミラー装置では支持壁が回転ギヤを回転可能に支持する。
ここで、支持壁が回転ギヤの外周を囲んでいる。このため、支持壁内に回転ギヤの潤滑剤を溜めることができる。
本発明の実施の形態に係る車両右側の車両用ドアミラー装置における鏡面調整装置のケース及びモータを示す車両後方から見た正面図である。 本発明の実施の形態に係る車両右側の車両用ドアミラー装置における鏡面調整装置のケース、モータ、ウォームギヤ及びホイールドライブを示す車両後方から見た正面図である。 本発明の実施の形態に係る車両右側の車両用ドアミラー装置の鏡面調整装置を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の実施の形態に係る車両右側の車両用ドアミラー装置の鏡面調整装置を示す車幅方向外方から見た断面図(図3の4−4線断面図)である。 本発明の実施の形態に係る車両左側の車両用ドアミラー装置における鏡面調整装置のケース及びモータを示す車両後方から見た正面図である。 本発明の実施の形態に係る車両左側の車両用ドアミラー装置の鏡面調整装置を示す車両後方から見た正面図である。
図3には、本発明の車両用ミラー装置が適用された実施の形態に係る車両右側の車両用ドアミラー装置10の主要部が車両後方から見た正面図にて示されており、図4には、車両用ドアミラー装置10の主要部が車両右方(車幅方向外方)から見た断面図(図3の4−4線断面図)にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示している。
本実施の形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両右側のドアに設置されており、車両用ドアミラー装置10の内部には、図3及び図4に示す鏡面調整装置12(鏡面角度調整装置)が設置されている。
図1及び図2に示す如く、鏡面調整装置12は、収容部材(設置部材)としての樹脂製で略半球形容器状のケース14(ケースアッパ)を備えており、ケース14は、車両用ドアミラー装置10の内部に固定されている。ケース14の車両後側面は、開口されており、ケース14の内周側の車両前側面は、円形平面状の底面16にされて、車両前後方向に垂直に配置されている。ケース14の内周側の車両後側面は、環状の回動面18にされており、回動面18は、下記ミラーホルダ64の回動中心を中心とした球面状に湾曲されて、底面16と同軸上に配置されている。
ケース14の底面16には、下側部分において、枠形板状の収容壁20が一体に形成されており、収容壁20は、底面16から車両後側へ突出されている。収容壁20の車両後側端には、内周側部分において、嵌合手段を構成する枠形板状の嵌合壁22が一体に形成されており、嵌合壁22は、収容壁20の他の部分に比し、肉厚が小さくされている。
収容壁20の上側部分、左側部分、右側部分及び下側部分は、それぞれ、板状の第1壁20A、第2壁20B、第3壁20C及び第4壁20Dにされている。第1壁20Aは、長手方向中間部の所定数箇所(本実施の形態では2箇所)で屈曲されると共に、車両右方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されている。また、第2壁20B及び第3壁20Cは、車両左方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されており、第4壁20Dは、長手方向中間部の複数箇所で屈曲されている。
第1壁20Aの長手方向中間部には、嵌合手段を構成する円柱状の嵌合柱24が一体に形成されており、嵌合柱24は、底面16と一体にされている。嵌合柱24は、底面16と同軸上に配置されると共に、第1壁20A(嵌合壁22を含む)に対し車両後方へ突出されている。
ケース14の底面16には、上側部分において、制限壁を構成する係止部(軸受部)としての断面略L字形板状の軸受壁26が一対一体に形成されており、軸受壁26は、底面16から車両後側へ突出されている。軸受壁26の内側面には、軸方向係止面としての軸方向軸受面26Aが形成されており、軸方向軸受面26Aは、凹状に湾曲されている。軸受壁26の内側面には、径方向係止面としての径方向軸受面26Bが形成されており、径方向軸受面26Bは、平面状にされている。また、一方(車両左側)の軸受壁26の周面(外周面)は、最上部から車両左側縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されている。
ケース14の底面16には、各軸受壁26の側方において、支持壁としての円筒状の第1支持筒28が一体に形成されており、第1支持筒28は、底面16から車両後側へ突出されている。ケース14の底面16には、各第1支持筒28の内側において、保持壁としての円筒状の第2支持筒30が一体に形成されており、第2支持筒30は、底面16から車両後側へ突出されると共に、第1支持筒28と同軸上に配置されている。
ケース14の底面16には、各第1支持筒28の上側において、制限壁を構成する略半円筒状の連結壁32、34が一体に形成されており、連結壁32、34は、底面16から車両後側へ突出されると共に、各第1支持筒28と同軸上に配置されている。一方の連結壁32は、一方の軸受壁26と他方の軸受壁26とに連結されており、他方の連結壁34は、他方の軸受壁26に連結されている。
図1、図3及び図4に示す如く、ケース14の底面16には、収容部材(被覆部材)としての樹脂製で略容器状のケースインナ38(ケースロア)が固定されている。
ケースインナ38の下側部分には、枠形板状の収容枠40が一体に形成されており、収容枠40は、ケースインナ38から車両前側へ突出されている。収容枠40の車両前側端には、外周側部分において、嵌合手段を構成する枠形板状の嵌合枠42が一体に形成されており、嵌合枠42は、収容枠40の他の部分に比し、肉厚が小さくされている。
収容枠40の上側部分、左側部分、右側部分及び下側部分は、それぞれ、板状の第1枠40A、第2枠40B、第3枠40C及び第4枠40Dにされている。第1枠40Aは、ケース14の収容壁20の第1壁20Aと同様に、長手方向中間部の所定数箇所(本実施の形態では2箇所)で屈曲されると共に、車両右方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されている。また、第2枠40B及び第3枠40Cは、それぞれ収容壁20の第2壁20B及び第3壁20Cと同様に、車両左方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されており、第4枠40Dは、収容壁20の第4壁20Dと同様に、長手方向中間部の複数箇所で屈曲されている。
第1枠40Aの長手方向中間部には、収容壁20の嵌合柱24に対応して、嵌合手段を構成する円筒状の嵌合筒44が一体に形成されており、嵌合筒44は、ケースインナ38と一体にされると共に、嵌合柱24と同軸上に配置されている。
収容枠40は、嵌合枠42がケース14の嵌合壁22に嵌合(重合)されると共に嵌合筒44内にケース14の嵌合柱24が嵌合(嵌入)された状態で、ケース14の収容壁20に嵌合されており、第1枠40A、第2枠40B、第3枠40C及び第4枠40Dは、それぞれ嵌合壁22の第1壁20A、第2壁20B、第3壁20C及び第4壁20Dに嵌合されている。
収容壁20と収容枠40とは、外周壁46を構成しており、外周壁46の上側外周面(外周壁46の車両左側縁から車両右側縁までの範囲の上側外周面)は、第1壁20A、第2壁20B及び嵌合柱24と第1枠40A、第2枠40B及び嵌合筒44とによって構成されている。外周壁46の上側外周面は、最上部から車両右側縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されると共に、最上部から車両左側縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されている。
ケースインナ38とケース14の底面16との間には、外周壁46の内部において、収容空間48が形成されており、収容空間48の外周全体は、外周壁46によって囲まれている。外周壁46の上側部分には、略平板状の第1被覆部46A及び第2被覆部46Bが設けられており、第1被覆部46Aは上被覆部として機能して上側に配置されると共に、第2被覆部46Bは下被覆部として機能して下側に配置されている。外周壁46の上側部分には、第1被覆部46Aと第2被覆部46Bとの間において、連絡被覆部としての略平板状の中間被覆部46Cが設けられており、中間被覆部46Cは、第1被覆部46Aと第2被覆部46Bとの間に配置されて、第1被覆部46Aと第2被覆部46Bとを連絡している。第1被覆部46A、第2被覆部46B及び中間被覆部46Cの外周面(上側外周面)は、車両右側へ向かうに従い下側へ向かう方向への傾斜角度が、この順で大きくされている。
外周壁46の第1被覆部46A及び第2被覆部46Bには、それぞれ円状の嵌入孔50が貫通形成されており、嵌入孔50は、第1枠40Aと第1壁20Aとに亘って配置されている。また、外周壁46の上側外周面は、ケース14の底面16上の全ての突出部分(回動面18、軸受壁26及び他方の連結壁34等)との間に、最小寸法が所定寸法(例えば1mm)以上の隙間が設けられている。特に、一方の軸受壁26と外周壁46との間には、隙間70が設けられると共に、他方の連結壁34と外周壁46との間には、隙間72が設けられている。
ケースインナ38の上側部分には、制限壁を構成する板状の被覆壁52が一体に形成されており、被覆壁52は、ケースインナ38から車両前側へ突出されている。被覆壁52は、ケース14の一対の軸受壁26及び連結壁32、34に嵌合されており、被覆壁52の長手方向両端は、収容枠40に連結されている。
被覆壁52は、少なくとも一部において、ケース14の底面16から離間されている。被覆壁52の長手方向一端部(一方の軸受壁26側の端部)は、ケース14の底面16から離間されており、被覆壁52の長手方向一端部は、外周壁46の外周面に面する位置において、隙間70を最小寸法が所定寸法(例えば1mm)以上の大きさで開放している。被覆壁52の長手方向他端部(他方の連結壁34側の端部)は、ケース14の底面16から離間されており、被覆壁52の長手方向他端部は、外周壁46の外周面に面する位置において、隙間72を最小寸法が所定寸法(例えば1mm)以上の大きさで開放している。
ケースインナ38の上側部分には、被覆壁52の内側において、制限壁を構成する円筒状の第3支持筒54が一対一体に形成されており、第3支持筒54は、ケースインナ38から車両前側へ突出されると共に、ケース14の第1支持筒28と同軸上に配置されている。
図1、図2及び図4に示す如く、ケース14とケースインナ38との間には、駆動手段としてのモータ56が一対収容されており、モータ56には、モータ本体56Aが設けられている。一対のモータ本体56Aは、収容空間48内に収容されて、外周壁46によって外周全体を囲まれており、一対のモータ本体56Aは、ケース14、ケースインナ38及び外周壁46によって位置決めされて、収容空間48内に固定されている。
モータ本体56Aには、閉塞部としての円環板状の軸受56Bが固定されており、一方(上側)のモータ56におけるモータ本体56Aの軸受56B側の面(上側面)は、外周壁46の第1被覆部46Aによって被覆されると共に、他方(下側)のモータ56におけるモータ本体56Aの軸受56B側の面(上側面)は、外周壁46の第2被覆部46Bによって被覆されている。軸受56Bは、外周壁46の嵌入孔50に嵌入されて、嵌入孔50を閉塞しており、軸受56Bの外端面(モータ本体56Aとは反対側の端面)は、外周壁46の上側外周面と面一に配置されている。モータ56の出力軸56Cは、モータ本体56Aから軸受56B内を貫通されて収容空間48外へ延出されており、出力軸56Cは、軸受56B内に嵌合されて軸支されている。
モータ56の出力軸56Cには、回転ギヤ(出力ギヤ)としての樹脂製のウォームギヤ58が設けられており、ウォームギヤ58は、出力軸56Cと一体に回転可能にされている。このため、モータ56が駆動されて、出力軸56Cが回転されることで、出力軸56Cと一体にウォームギヤ58が回転される。
ウォームギヤ58は、軸受壁26の内側に配置されており、ウォームギヤ58の先端部(出力軸28とは反対側の部分)は、軸受壁26の軸方向軸受面26Aに軸方向において対向すると共に、軸受壁26の径方向軸受面26Bに径方向において対向している。このため、特に後述の如くモータ56が駆動された状態でウォームギヤ58の回転が制限された際には、ウォームギヤ58の軸方向への移動(スライド)が軸方向軸受面26Aによって係止されると共に、ウォームギヤ58の径方向への移動(傾動)が径方向軸受面26Bによって係止される。
ケース14の底面16とケースインナ38との間には、回転ギヤ(駆動ギヤ)としての樹脂製で略円筒状のホイールドライブ60が一対設けられている。ホイールドライブ60の車両前側部には、円筒状の第1回転筒60Aが形成されると共に、ホイールドライブ60の車両後側部には、円筒状の第2回転筒60Bが形成されており、第1回転筒60A及び第2回転筒60Bは、同軸上に配置されている。第1回転筒60A及び第2回転筒60Bは、それぞれケース14の第1支持筒28と第2支持筒30との間及びケースインナ38の第3支持筒54内に嵌入されており、ホイールドライブ60は、第1支持筒28、第2支持筒30及び第3支持筒54によって回転自在に支持されている。第1回転筒60A及び第2回転筒60Bは、それぞれケース14の底面16及びケースインナ38に当接されており、これにより、ホイールドライブ60の軸方向への移動(スライド)が係止されている。
一方のホイールドライブ60は、ケース14の連結壁32の内周側及びケースインナ38の被覆壁52の内側に同軸上に配置されると共に、他方のホイールドライブ60は、ケース14の連結壁34の内周側及びケースインナ38の被覆壁52の内側に同軸上に配置されており、一方のホイールドライブ60の外周は、連結壁32及び被覆壁52に沿って配置されると共に、他方のホイールドライブ60の外周は、連結壁34及び被覆壁52に沿って配置されている。
ホイールドライブ60には、車両前後方向中間部において、係合部としてのウォームホイール60Cが同軸上に形成されており、ウォームホイール60Cは、ウォームギヤ58に噛合(係合)されている。このため、モータ56が駆動されて、ウォームギヤ58が回転されることで、ウォームホイール60Cが回転されて、ホイールドライブ60が回転される。
ホイールドライブ60には、第2回転筒60Bの内周側において、噛合爪60Dが所定数(本実施の形態では4個)一体に形成されており、所定数の噛合爪60Dは、ホイールドライブ60の周方向に等間隔に配置されている。噛合爪60Dは、弾性を有しており、噛合爪60Dの先端(車両後側端)は、ホイールドライブ60の径方向内側に突出されている。
図4に示す如く、ホイールドライブ60内には、駆動部材としての略円軸状のロッドドライブ62が挿入されており、ロッドドライブ62の中心軸周りの回転は、規制されている。一方のホイールドライブ60は、ケース14の嵌合柱24の上方に配置されており、他方のホイールドライブ60は、嵌合柱24の車両右方(車幅方向外方)に配置されている。
ロッドドライブ62の先端部(車両後側端部)以外の部分は、ネジ62Aにされており、ネジ62Aには、ホイールドライブ60の噛合爪60D先端が噛合(係合)されている。このため、上述の如く、モータ56が駆動されて、ホイールドライブ60(噛合爪60Dを含む)が回転されることで、噛合爪60D先端のネジ62Aへの噛合位置が変位されて、ロッドドライブ62が車両前後方向へ移動(スライド)される。
図3及び図4に示す如く、ケース14の車両後側には、保持部材としてのミラーホルダ64が設けられている。ミラーホルダ64の車両後側端部には、略円板状のホルダ部64Aが形成されており、ホルダ部64Aの中央がケースインナ38に回動可能に保持されるとことで、ミラーホルダ64がケースインナ38に回動可能に保持されている。
ホルダ部64Aは、ロッドドライブ62の先端部(車両後側端部)に回動可能に保持されており、上述の如く、モータ56が駆動されて、ロッドドライブ62が車両前後方向へ移動されることで、ミラーホルダ64が駆動されて回動される。また、ホルダ部64Aがケース14の車両後側端面に当接した際には、ミラーホルダ64の回動が係止されることで、ホイールドライブ60の回転が制限されて、ウォームギヤ58の回転が制限される。
ホルダ部64Aの車両前側面には、略半球壁状の回動壁64Bが一体に形成されており、回動壁64Bの車両前側面は、開口されている。回動壁64Bは、ミラーホルダ64の回動中心を中心とした球状に湾曲されており、回動壁64Bは、ケース14の回動面18に接触(圧接)されている。このため、ミラーホルダ64が回動されることで、回動壁64Bが回動面18を摺動する。
ホルダ部64Aには、回動壁64Bの内周側において、所定数の開放孔66が貫通形成されており、所定数の開放孔66は、鏡面調整装置12内(ケース14内)を車両後側へ開放している。
ホルダ部64Aには、車両後側において、ミラー68が保持されており、ミラー68は、ミラーホルダ64と一体に回動(傾動)可能にされている。ミラー68の車両後側面は、鏡面68Aにされており、ミラー68によって車両の乗員が車両後側を視認可能にされている。
また、ウォームギヤ58、ホイールドライブ60及びロッドドライブ62の全周とこれらの周囲のケース14(軸受壁26の内側、連結壁32、34の内周側及び第1支持筒28と第2支持筒30との間を含む)、ケースインナ38(被覆壁52の内側及び第3支持筒54内を含む)及びミラーホルダ64とには、潤滑剤としてのグリス(図示省略)が塗布されており、これにより、ウォームギヤ58及びホイールドライブ60の回転とロッドドライブ62の移動とが滑らかに行われる。
図6には、本発明の車両用ミラー装置が適用された実施の形態に係る車両左側の車両用ドアミラー装置100の主要部が車両後方から見た正面図にて示されている。
本実施の形態に係る車両左側の車両用ドアミラー装置100は、車両左側のドアに設置されており、車両の車幅方向中央における車幅方向に垂直な垂直面に対し車両右側の車両用ドアミラー装置10と略面対称な構成にされている。
図5及び図6に示す如く、車両用ドアミラー装置100には、車両用ドアミラー装置10と同一の鏡面調整装置12が設けられており、車両用ドアミラー装置100では、車両右側の車両用ドアミラー装置10と同一の鏡面調整装置12が、上部を車両左側へ90°回転された状態で設置されている。
ケース14の収容壁20では、第1壁20Aが車両左方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されており、第2壁20B及び第3壁20Cが車両右方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されている。
ケースインナ38の収容枠40では、第1枠40Aが車両左方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されており、第2枠40B及び第3枠40Cが車両右方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されている。
外周壁46の上側外周面(外周壁46の車両左側縁から車両右側縁までの範囲の上側外周面)は、第1壁20A、第3壁20C、第4壁20D上部及び嵌合柱24と第1枠40A、第3枠40C、第4枠40D上部及び嵌合筒44とによって構成されている。外周壁46の上側外周面は、最上部から車両右側縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されると共に、最上部から車両左側縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されている。
外周壁46の第1被覆部46Aは下被覆部として機能して下側に配置されると共に、第2被覆部46Bは上被覆部として機能して上側に配置されている。第1被覆部46A、第2被覆部46B及び中間被覆部46Cの外周面(上側外周面)は、車両左側へ向かうに従い下側へ向かう方向への傾斜角度が、この順で小さくされている。
一方(下側)のモータ56におけるモータ本体56Aの軸受56B側の面(上側面)は、外周壁46の第1被覆部46Aによって被覆されると共に、他方(上側)のモータ56におけるモータ本体56Aの軸受56B側の面(上側面)は、外周壁46の第2被覆部46Bによって被覆されている。
一方(車両左側)の軸受壁26の周面(外周面)は、最上部から車両左側縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されている。
また、一方のホイールドライブ60は、ケース14の嵌合柱24の車両左方(車幅方向外方)に配置されており、他方のホイールドライブ60は、嵌合柱24の上方に配置されている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドアミラー装置10、100では、鏡面調整装置12において、モータ56が駆動されて、出力軸56Cの回転によってウォームギヤ58が回転されることで、ホイールドライブ60(ウォームホイール60C及び所定数の噛合爪60Dを含む)が回転されて、ロッドドライブ62が車両前後方向へ移動される。このため、ロッドドライブ62によってミラーホルダ64(ホルダ部64Aを含む)及びミラー68が上下方向及び車幅方向の少なくとも一方において回動されることで、ミラー68の鏡面68Aの角度が上下方向及び車幅方向の少なくとも一方において調整される。
さらに、ウォームギヤ58の軸方向への移動が軸受壁26の軸方向軸受面26Aによって係止可能にされると共に、ウォームギヤ58の径方向への移動が軸受壁26の径方向軸受面26Bによって係止可能にされている。
また、一対のモータ56のモータ本体56Aが、ケース14とケースインナ38との間の収容空間48内に収容されて、外周全体を収容空間48の外周壁46(ケース14の収容壁20及びケースインナ38の収容枠40)によって囲まれており、外周壁46の一対の嵌入孔50は、それぞれ一対のモータ本体56Aの軸受56Bが嵌入されて閉塞されている。
ここで、外周壁46の上側外周面(軸受56Bの外端面を含む)は、最上部から車両右側縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されると共に、最上部から車両左側縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されている。
このため、仮に、水(液体)が、鏡面調整装置12外からミラーホルダ64(ホルダ部64A)の開放孔66を介して鏡面調整装置12内に浸入して、外周壁46の上側外周面に上側から到達しても、当該水が外周壁46の上側外周面によって常に外周壁46の下側へ流下されることで、外周壁46の上側外周面に水が滞留することを抑制又は防止できる。これにより、外周壁46の上側外周面に滞留した水が収容壁20と収容枠40との間(嵌入孔50と軸受56Bとの間を含む)を介して(浸透して)収容空間48内のモータ本体56Aに浸入することを抑制又は防止でき、モータ本体56Aに錆の発生等の不具合が発生することを抑制又は防止できる。
しかも、上側のモータ本体56Aの上側面を被覆する外周壁46の第1被覆部46A又は第2被覆部46Bに比し、下側のモータ本体56Aの上側面を被覆する外周壁46の第2被覆部46B又は第1被覆部46Aが、外周面(上側外周面)の下側への傾斜角度を大きくされている。このため、外周壁46の第1被覆部46Aから第2被覆部46Bの部分が上側からの水を効果的に流下させることができ、外周壁46の第1被覆部46Aから第2被覆部46Bの部分に水が滞留することを効果的に抑制又は防止できる。
さらに、外周壁46の上側外周面は、ケース14の底面16上の全ての突出部分(回動面18、軸受壁26及び他方の連結壁34等)との間に、最小寸法が所定寸法(例えば1mm)以上の隙間が設けられている。しかも、ケースインナ38の被覆壁52は、一方の軸受壁26と外周壁46との間の隙間70を最小寸法が所定寸法(例えば1mm)以上の大きさで開放すると共に、他方の連結壁34と外周壁46との間の隙間72を最小寸法が所定寸法(例えば1mm)以上の大きさで開放している。このため、当該隙間(隙間70及び隙間72を含む)を水が流下(通過)できて、外周壁46の上側外周面による水の流下が当該隙間において阻害される(特に水の表面張力によって阻害される)ことを抑制又は防止でき、外周壁46の上側外周面に水が滞留することを一層抑制又は防止できる。
しかも、外周壁46の上側外周面の上側は、ケース14の一対の軸受壁26、連結壁32、34及びケースインナ38の被覆壁52によって被覆されている。このため、外周壁46の上側外周面に上側から水が到達することを抑制でき、外周壁46の上側外周面に水が滞留することを更に一層抑制又は防止できる。
また、ケース14の軸受壁26の内側にウォームギヤ58が配置されている。しかも、ケース14の第1支持筒28が、ホイールドライブ60の第1回転筒60Aの外周全体を囲んでいる。このため、軸受壁26の内側及び第1支持筒28内(第1支持筒28と第2支持筒30との間)にグリスを溜めることができ、鏡面調整装置12の作動(ウォームギヤ58及びホイールドライブ60の回転)を安定させることができる。
しかも、車両左側の軸受壁26とケースインナ38の被覆壁52の当該軸受壁26被覆部分とにおける周面(外周面)が、最上部から車両左側縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜されている。このため、当該周面の最上部より車両左側に水が到達しても、当該水が当該周面によって常に当該周面の下側へ流下されることで、水が当該周面に滞留することを抑制又は防止できる。これにより、水が当該軸受壁26の内側に浸入することを抑制又は防止でき、当該軸受壁26の内側にグリスを効果的に溜めることができる。
さらに、ウォームギヤ58及びホイールドライブ60がケース14(収容壁20、一対の軸受壁26及び連結壁32、34を含む)及びケースインナ38(収容枠40及び被覆壁52を含む)によって被覆されている。このため、ウォームギヤ58及びホイールドライブ60に水が浸入することを抑制又は防止でき、ウォームギヤ58及びホイールドライブ60の周囲のグリスが流出することを抑制又は防止できる。しかも、ウォームギヤ58及びホイールドライブ60に塵等の異物が付着することを抑制又は防止できる。これにより、鏡面調整装置12の作動(ウォームギヤ58及びホイールドライブ60の回転)を一層安定させることができる。
また、車両右側の車両用ドアミラー装置10に設置される場合の鏡面調整装置12の右設置姿勢(図1及び図3参照)と車両左側の車両用ドアミラー装置100に設置される場合の鏡面調整装置12の左設置姿勢(図5及び図6参照)とで、鏡面調整装置12の回転位置が異なっても、上記の作用及び効果を奏することができる。このため、車両右側の車両用ドアミラー装置10と車両左側の車両用ドアミラー装置100とに鏡面調整装置12を適切に設置することができる。
なお、本実施の形態では、本発明を車両用ドアミラー装置10、100に適用した構成としたが、本発明を他の車外や車内のミラー装置に適用した構成としてもよい。
10 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
14 ケース(収容部材)
26 軸受壁(制限壁、係止部)
28 第1支持筒(支持壁)
32 連結壁(制限壁)
34 連結壁(制限壁)
38 ケースインナ(収容部材)
46 外周壁
46A 第1被覆部(上被覆部又は下被覆部)
46B 第2被覆部(下被覆部又は上被覆部)
52 被覆壁(制限壁)
56 モータ
58 ウォームギヤ(回転ギヤ)
60 ホイールドライブ(回転ギヤ)
68 ミラー
70 隙間
72 隙間
100 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)

Claims (8)

  1. 車両に設けられるミラーと、
    駆動されることで前記ミラーの鏡面角度が調整される一対のモータと、
    互いに嵌合され、内部に一対の前記モータが収容される一対の収容部材と、
    一対の前記収容部材の嵌合部分に設けられると共に、一対の前記モータの外周を囲み、平面視両端縁間の上側における周方向全体において一対の前記収容部材によって構成されると共に、外周面が最上部から周方向に沿って平面視両端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜された外周壁と、
    前記外周壁の上側に設けられ、前記モータが駆動されることで回転されて前記ミラーの鏡面角度が調整される回転ギヤと、
    前記回転ギヤの上側に設けられ、前記回転ギヤ及び前記外周壁への液体の流下を制限する制限壁と、
    を備えた車両用ミラー装置。
  2. 前記ミラーが車両右側用にされる場合に前記外周壁が右設置姿勢に設置されると共に、前記ミラーが車両左側用にされる場合に前記外周壁が左設置姿勢に設置され、かつ、前記外周壁が右設置姿勢及び左設置姿勢に設置された際に前記外周壁の前記外周面が最上部から周方向に沿って平面視端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜された請求項1記載の車両用ミラー装置。
  3. 前記外周壁は、
    上側の前記モータの上側を被覆する上被覆部と、
    前記上被覆部の下側に連絡されて下側の前記モータの上側を被覆する下被覆部と、
    を有し、
    前記上被覆部に比し前記下被覆部が前記外周面の下側への傾斜角度を大きくされた請求項1又は請求項2記載の車両用ミラー装置。
  4. 前記ミラーが車両右側用にされる場合に前記外周壁が右設置姿勢に設置されると共に、前記ミラーが車両左側用にされる場合に前記外周壁が左設置姿勢に設置され、かつ、前記外周壁が右設置姿勢及び左設置姿勢に設置された際に前記上被覆部に比し前記下被覆部が前記外周面の下側への傾斜角度を大きくされた請求項3記載の車両用ミラー装置。
  5. 前記外周壁と前記制限壁との間に液体が通過する隙間が設けられた請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  6. 前記回転ギヤの移動を係止し、周面が最上部から周方向に沿って平面視端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜された係止部を備えた請求項1〜請求項5の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  7. 前記ミラーが車両右側用にされる場合に前記係止部が右設置姿勢に設置されると共に、前記ミラーが車両左側用にされる場合に前記係止部が左設置姿勢に設置され、かつ、前記係止部が右設置姿勢及び左設置姿勢に設置された際に前記係止部の前記周面が最上部から周方向に沿って平面視端縁へ向かうに従い常に下側へ向かう方向に傾斜された請求項6記載の車両用ミラー装置。
  8. 前記回転ギヤの外周を囲み、前記回転ギヤを回転可能に支持する支持壁を備えた請求項1〜請求項7の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
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