JP2016160988A - ハウジング - Google Patents

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JP2016160988A
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晋也 新崎
Shinya Nizaki
晋也 新崎
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Taiho Kogyo Co Ltd
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【課題】軸に垂直な断面において開口した軸受を使用する場合において、摺動面に異物が混入し難くする。【解決手段】ハウジング本体31は、溝310と、内周面311とを有する。内周面311は、軸のうちブシュを介さない部分を収容し、溝310は、軸のうちブシュを介する部分を収容する。溝310の幅は、ブシュの前後方向の長さとほぼ同じか、それ以上である。溝310にブシュの外周面の一部が収容されるため、ブシュが軸方向に移動する範囲が制限される。溝310のうち、軸方向に沿ってブシュに対向する2つ側面Fにはそれぞれ3つの凹部Hが設けられている。凹部Hは、異物を一時的に捕集するため、ブシュ10の周囲に蓄積する異物の量を減らし、軸とブシュ10との間に異物が混入し難くなる。【選択図】図3

Description

本発明は、異物を捕集する技術に関する。
車両のステアリング装置において、ステアリングシャフトの可動コラム部材を支持する軸受として、円筒ではなく円弧形状の軸受を用いる技術が知られている(例えば特許文献1および2)。一般に円弧形状の軸受を用いた場合、軸の円周方向の力が加わると、軸受が容易に回転すなわち位置ずれしてしまうという問題がある。これに対し特許文献1および2では、樹脂製の軸受の外周面に大きな凸部を、ハウジングにこれと噛み合う凹部を、それぞれ設け、この凸部および凹部の噛み合わせにより軸受の回転を防止している。
特開2013−67310号公報 特開2013−67313号公報
ところで軸受部材を、メインハウジングの筐体の内壁に適合するU字などの形状とした場合(特許文献1の請求項3,特許文献2の請求項5)、メインハウジングの開口から軸受部材を容易に組み付けることができるものの、軸受も開口しているため、この開口から異物が混入して軸と軸受との間に蓄積しやすいという問題があった。
これに対し本発明は、軸受と軸との摺動面に異物が混入し難くする技術を提供する。
本発明は、軸方向に垂直な断面において、円弧形状を有する円弧部と、該円弧部の端から該円弧部の外接円の外側へ延びる非円弧部とを有する軸受の外周面の一部を収容する溝であって、該軸受が前記軸方向に移動する範囲を制限する溝を有し、前記溝のうち、前記軸方向に沿って前記軸受に対向する側面に凹部が設けられていることを特徴とするハウジングを提供する。
本発明によれば、軸に垂直な断面において開口した軸受を使用する場合において、摺動面に異物が混入し難くすることができる。
一実施形態に係るステアリング装置の外観を示す図。 ステアリング装置の断面図。 図2の矢視III方向からハウジング本体を見た図。 図3の矢視IV−IV方向にハウジング本体を見た断面図。
図1は、一実施形態に係るステアリング装置1の外観を示す図である。ステアリング装置1は、一実施形態に係るブシュ10(軸受の一例)を用いた軸受装置の一例であり、自動車に用いられる。ステアリング装置1は、ステアリングシャフト20、ハウジング30、テレスコピック機構40、およびチルト機構50を有する。
ステアリングシャフト20は、ステアリングホイール(図示略)の回転をステアリングギヤボックス(図示略)に伝達する。ハウジング30は、ステアリングシャフト20を収容する。テレスコピック機構40は、ステアリングホイールの、前後方向(ステアリングシャフト20の軸方向。図の左右方向)の位置を調整する機構である。チルト機構50は、ステアリングホイールの、上下方向(ステアリングシャフト20の軸方向と直交する方向。図の上下方向)の位置を調整する機構である。テレスコピック機構およびチルト機構は、例えば、モータ(図示略)により駆動される。
テレスコピック機構40は、可動コラム41を有する。可動コラム41は、インナーチューブ411(図1では不図示)およびアウターチューブ412、およびテレスコピックチューブ(図示略)を有する。インナーチューブ411は、内部にステアリングシャフト20を収容する。インナーチューブ411は軸受(図示略)を介してステアリングシャフト20を支持する。ステアリングシャフト20は、インナーチューブ411に対して相対的に回転可能である。しかし、ステアリングシャフト20とインナーチューブ411とは相対的に前後方向には移動(スライド)しない。アウターチューブ412は、内部にインナーチューブ411を収容する。テレスコピックチューブは、内部にアウターチューブを収容する。インナーチューブ411とアウターチューブ412とは相対的に回転せず、両者およびテレスコピックチューブは一体となってハウジング30に対して軸方向に移動すなわちスライドする。さらに、ステアリングシャフト20に対して強い荷重が加えられたときには、インナーチューブ411がアウターチューブ412に対しスライドし、エネルギーを吸収する。すなわち、ステアリングホイールの操作によるステアリングシャフト20の回転に対し、インナーチューブ411およびアウターチューブ412は回転しない。インナーチューブ411、アウターチューブ412、およびステアリングシャフト20がハウジング30に対して前後方向に移動(スライド)することによって、ステアリングホイールの前後方向の位置が調整される。
図2は、ステアリング装置1の断面図である。図2(A)には、ステアリング装置1を図1に示したステアリングシャフト20の軸方向に沿って見た断面図が示されている。また、図2(B)には、ステアリング装置1を、図1における左右方向に沿って右から見た断面図が示されている。なおこの図では、図面を簡単にするため、インナーチューブ411およびアウターチューブ412を単に可動コラム41として記載している。
ブシュ10は、インナーチューブ411およびステアリングシャフト20を含んで構成される軸(以下、単に「軸」という)を収容する軸受である。ブシュ10は、金属で一体形成されている。金属は、単体金属でも合金でもよく、さらに、全体が単一の層で形成されていても、多層構造(例えばバイメタル)を有していてもよい。
ブシュ10は、軸の延びる方向に垂直な断面において円弧形状を有する円弧部101と、円弧部101の端から円弧部101の外接円の外側へ延びる非円弧部102とを有する。すなわち、ブシュ10は、この断面においてU字形状となる。図2(A)に示す水平線LVは、軸の中心を示す線である。例えば、円弧部101は、この水平線LVよりも下側の部位であり、非円弧部102は、この水平線LVよりも上側の部位である。なおここでいう「円弧」は必ずしも数学的に厳密な円弧でなくてもよい。
ハウジング30は、ハウジング本体31および蓋32を有する。ハウジング本体31は、溝310と、内周面311とを有する。内周面311は、軸のうちブシュ10を介さない部分を収容し、溝310は、軸のうちブシュ10を介する部分を収容する。
ハウジング本体31は、溝310にブシュ10の円弧部101の外周面を設置することにより、ブシュ10を収容してその回転を制限する。これは、非円弧部102が円弧部101の外接円の外側へ延びているため、ブシュ10が回転しようとしても、この非円弧部102が円弧部101の外周面に沿った形状の溝310にぶつかり、回転が阻まれるためである。このため、ブシュ10の円弧部101の外周には回転を抑制するための凸部が不要である。
ブシュ10のサイズはステアリングシャフト20等のサイズに応じて設計されるが、一例として、円弧部101の内周の半径dは20〜30mm、非円弧部102の長さLは1mm〜10mmである。
ハウジング30は、ブシュ10を介してインナーチューブ411およびステアリングシャフト20を支持している。ハウジング本体31の上部(ステアリングシャフト20から見てブシュ10と反対側)は開口している。蓋32は、この開口に配置され、ハウジング本体31とともにハウジング30を形成し、ブシュ10、インナーチューブ411およびステアリングシャフト20を囲う。
非円弧部102は、ハウジング本体31に張力を与え、ハウジング本体31に固定されやすくするため、外側に向かって開いていてもよい。すなわち、円弧部101の端部間よりも、2つの非円弧部102の先端間の方が広くてもよい。
蓋32は、平板部321と、複数箇所(この例では2箇所)の保護部322とを有する。保護部322は、蓋32でハウジング本体31の上部の開口を覆ったときにブシュ10に対向するように、平板部321の決められた位置に固定されている。つまり、保護部322とブシュ10とは、軸方向(前後方向)において同じ位置に設けられている。
保護部322は、材質に樹脂を含み、ブシュ10に対向する位置に配置されたとき、軸の外周面に沿っていて、かつ、この軸に接触しない形状に形成されている。保護部322に樹脂を用いることにより、金属を用いた場合に比べて、重量および製造コストが抑制される。
溝310のうち、図2(B)の前後方向、すなわち、軸方向に沿ってブシュ10に対向する側面の部位には、それぞれ凹部Hが設けられている。この凹部Hは、ブシュ10内部に混入しないように異物を捕集するための空間である。
図3は、図2の矢視III方向にハウジング本体31を見た図である。矢視III方向は、図2における上から下に向かう方向であり、図3には、ハウジング本体31でブシュ10の外周面の一部を収容する溝310が示されている。また、図4は、図3の矢視IV−IV方向にハウジング本体31を見た断面図である。矢視IV−IV方向は、図3における前から後に向かう方向であり、図4には、溝310の軸方向に垂直な断面が示されている。
溝310の前後方向の長さ、すなわち、溝310の幅は、ブシュ10の前後方向の長さとほぼ同じか、それ以上である。溝310の幅がブシュ10の前後方向の長さよりも広いことにより、位置決めに余裕が生じ、ハウジング本体31へのブシュ10の組み付けが容易になる。溝310にブシュ10の外周面の一部が収容されるため、ブシュ10が軸方向に移動する範囲が制限される。
溝310のうち、軸方向に沿ってブシュ10に対向する2つ側面Fにはそれぞれ3つの凹部Hが設けられている。ブシュ10は、軸方向に垂直な断面においてU字形状を有するため、外部から開口を通ってホコリや砂などの異物が混入する可能性がある。凹部Hは、それらの異物を一時的に捕集するため、ブシュ10の周囲に蓄積する異物の量を減らし、軸とブシュ10との間に異物が混入し難くなる。
また、ブシュ10の周囲にグリスなどの潤滑剤を供給する場合に、汚れて性能を失った潤滑剤を外部に逃す必要がある。凹部Hは、そのような古い潤滑剤を外部に逃す通り道としても機能する。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
上述した実施形態において蓋32は、平板部321と、複数箇所の保護部322とを有していたが、蓋32は、ハウジング本体31の上部の開口を覆うものであれば保護部322を有していなくてもよい。
非円弧部102の長さ(軸方向に垂直な断面における、円弧部101の端部からの長さ)は、異なっていてもよい。
凹部Hは、2つの側面Fにそれぞれ3つずつ設けられていたが、凹部Hの数はこれに限らない。また、凹部Hは、2つの側面Fのうち、いずれか一方にのみ設けられていてもよい。
ステアリング装置1の具体的構造は、実施形態で説明したものに限定されない。さらに、ブシュ10の用途はステアリング装置に限定されず、どのような装置に利用されてもよい。
1…ステアリング装置、10…ブシュ、101…円弧部、102…非円弧部、20…ステアリングシャフト、30…ハウジング、31…ハウジング本体、32…蓋、32a…蓋、32b…蓋、32c…蓋、321…平板部、321c…膜部、322…保護部、322a…保護部、322c…中空部、40…テレスコピック機構、41…可動コラム、411…インナーチューブ、412…アウターチューブ、50…チルト機構、LV…水平線、S…領域

Claims (1)

  1. 軸方向に垂直な断面において、円弧形状を有する円弧部と、該円弧部の端から該円弧部の外接円の外側へ延びる非円弧部とを有する軸受の外周面の一部を収容する溝であって、該軸受が前記軸方向に移動する範囲を制限する溝を有し、
    前記溝のうち、前記軸方向に沿って前記軸受に対向する側面に凹部が設けられている
    ことを特徴とするハウジング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11613294B2 (en) 2018-07-04 2023-03-28 Thyssenkrupp Presta Ag Steering column for a motor vehicle

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JPH07243437A (ja) * 1994-03-09 1995-09-19 Konica Corp 動圧軸受
JP2005324823A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Sanko Co Ltd ロール状物運搬用ホルダ

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