JP5709343B2 - 水面浮遊性農薬粒状組成物及びそれを含有する水田処理用袋状農薬製剤 - Google Patents

水面浮遊性農薬粒状組成物及びそれを含有する水田処理用袋状農薬製剤 Download PDF

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Description

本発明は、水面浮遊性農薬粒状組成物と、それを含有する水田処理用袋状農薬製剤に関する。
農薬粒剤として、浮遊助剤を含有させて比重を1未満とした水面浮遊性農薬粒剤を用いる方法は、水田などに施用して水面を浮遊および拡散させることにより全体に農薬活性成分を行き渡らせる技術として確立されている。
水面浮遊性農薬粒剤は、そのまま水田への散布により用いられる場合もあるが、それを水溶性フィルムなどに内包させ、袋状農薬製剤として水田に投入する方法で用いられる場合もある。袋状農薬製剤(ジャンボ剤)は水田への投入後、速やかに水溶性フィルムが溶解し、内包されていた水面浮遊性農薬粒剤が水面を浮遊し、水田全体に拡散することで農薬活性成分が行き渡ることになる。
特開2007−39344号公報には、炭素数6〜14のアルカンジオール、及び炭素数6〜14のアルカンジオールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加して得られるアルカンジオール誘導体から選ばれる1以上の成分からなる拡展剤と、農薬薬効成分と、浮遊助剤及び増量剤を含有する水面浮遊型農薬組成物が開示されている。また、特開2006−257082号公報には、特定の農薬活性成分、プラスチック中空体、アセチレングリコール系の界面活性剤等を含む農薬粒剤の製造例が記載されている(製剤例3)。しかし、これらの水面浮遊性農薬粒剤は、水面での浮遊性は優れるものの、拡散性が十分とはいえなかった。
特開2007−39344号公報 特開2006−257082号公報
したがって、本発明の目的は、水面での浮遊性及び拡散性に優れた水面浮遊性農薬粒状組成物を提供することにある。本発明の他の目的は、水面での浮遊性及び拡散性に優れた水面浮遊性農薬粒剤が水溶性フィルムに内包された水田処理用袋状農薬製剤を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、農薬活性成分と、特定構造のアルカンジオール誘導体と、縮合リン酸又はその塩と、浮遊助剤及び増量剤とで水面浮遊性農薬粒状組成物を構成すると、水面での浮遊性及び拡散性の何れにも優れることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の1.〜10.のものを提供するものである。
1.農薬活性成分と、下記式(I)
Figure 0005709343
(式中、X1は炭素数6〜14の2価の飽和炭化水素基を示し、A1及びA2は、各々炭素数2〜4のアルキレン基を示し、m及びnは各々が整数を示す。但し、mとnとの合計は1〜7の整数の何れかであり、mが2以上の整数である場合、各々のA1は同一又は相異なり、nが2以上の整数である場合、各々のA2は同一又は相異なる)
で表されるアルカンジオール誘導体と、縮合リン酸又はその塩と、浮遊助剤及び増量剤とを含有する水面浮遊性農薬粒状組成物。
2.農薬活性成分が0.1〜80重量%、式(I)で表されるアルカンジオール誘導体が0.1〜10重量%、縮合リン酸又はその塩が0.1〜10重量%、浮遊助剤及び増量剤が合計で10〜95重量%の含有量である上記1.記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
3.アルカンジオール誘導体1重量部に対して、縮合リン酸又はその塩が0.1〜10重量部の含有割合である上記1.又は2.記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
4.さらに、ポリカルボン酸系界面活性剤を含有する上記1.〜3.の何れかに記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
5.ポリカルボン酸系界面活性剤の含有量が0.1〜10重量%である上記4.記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
6.浮遊助剤が、プラスチック微小中空体である上記1.〜5.の何れかに記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
7.農薬活性成分の20℃における水溶解度が、0.00001〜10mg/mlである上記1.〜6.の何れかに記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
8.X1が炭素数9又は10の2価の飽和炭化水素基である上記1.〜7.の何れかに記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
9.農薬活性成分が、除草活性成分である上記1.〜8.の何れかに記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
10.上記1.〜9.の何れかに記載の水面浮遊性農薬粒状組成物が、水溶性フィルムに内包されている水田処理用袋状農薬製剤。
本発明の水面浮遊性農薬粒状組成物及び水田処理用袋状農薬製剤では、特定構造のアルカンジオール誘導体と縮合リン酸又はその塩とを組み合わせて用いるので、水面での浮遊性に優れるだけでなく、拡散性にも優れる。
本発明の水面浮遊性農薬粒状組成物は、農薬活性成分と、前記式(I)で表されるアルカンジオール誘導体と、縮合リン酸又はその塩と、浮遊助剤及び増量剤とを含有している。
本発明において、式(I)で表されるアルカンジオール誘導体は拡展剤として作用する。本発明では、式(I)で表されるアルカンジオール誘導体とともに縮合リン酸又はその塩を用いるため、農薬製剤の拡散性が著しく向上する。なお、両成分のうち何れか一方のみを用いた場合には、農薬製剤の拡散性が不十分である。
農薬活性成分としては、特に限定されず、従来公知の各種の除草剤、植物生長調節剤、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤等の有効成分である化合物が挙げられる。農薬活性成分は単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
除草剤(除草活性成分)としては、例えば、(a)スルホニル尿素系除草剤、(b)カーバメート系除草剤、(c)クロロアセトアニリド系除草剤、(d)トリアジン系除草剤、(e)酸アミド系又は尿素系除草剤、(f)その他の系統の除草剤が挙げられる。除草剤は単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
スルホニル尿素系除草剤(a)の代表的な例として、下記式(II)
Figure 0005709343
[式中、Qは、下記式(Q1)、(Q2)、(Q3)又は(Q4)
Figure 0005709343
(式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、アミノ基、低級アルキルアミノ基又はジ低級アルキルアミノ基を示し、R2は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基を示し、R3は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハロゲン原子若しくは低級アルキル基で置換されていてもよい3〜6員のシクロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、アミノ基、低級アルキルアミノ基又はジ低級アルキルアミノ基を示す)
で表される縮合複素環式基を示し、Y及びZは、同一又は異なって、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基又はハロゲン原子を示す]
で表される化合物が挙げられる。
式(II)中の低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基等における「低級」とは、炭化水素部分が1又は2〜6個の炭素原子(好ましくは、1又は2〜4個の炭素原子)によって構成されていることをいう。
前記「ハロゲン原子」としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素原子が挙げられる。「低級アルキル(基)」としては、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル基が挙げられる。「低級アルコキシ基」としては、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜4のアルコキシ基、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ基等が挙げられる。「低級アルケニル基」としては、例えば、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1,2−プロパジエニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1,3−ブタジエニル基等が挙げられる。「低級アルキニル基」としては、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル基等が挙げられる。「3〜6員のシクロアルキル基」としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル基が挙げられる。
Qで示される縮合複素環式基としては、式(Q1)で表されるイミダゾ[1,2−b]ピリダジン基、式(Q2)で表されるイミダゾ[1,2−a]ピリジン基、式(Q3)で表されるピラゾロ[1,5−a]ピリミジン基、式(Q4)で表されるピラゾ[1,5−b]チアゾール基が挙げられる。
1としては、ハロゲン原子、又はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基が好ましく、なかでも塩素原子がより好ましい。R2としては、水素原子、ハロゲン原子、又はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基が好ましく、なかでも水素原子より好ましい。R3としては、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハロゲン原子若しくは低級アルキル基で置換されていてもよい3〜6員のシクロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルアミノ基又はジ低級アルキルアミノ基が好ましく、なかでも水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、又は3〜6員のシクロアルキル基が好ましい。Y、Zとしては、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、又はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基が好ましく、なかでもメトキシ基がより好ましい。
スルホニル尿素系除草剤(a)としては、具体的には例えば、ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチル、アジムスルフロン、スルホスルフロン、イマゾスルフロンなどが挙げられる。
カーバメート系除草剤(b)としては、例えば、ジアレート、ブチレート、トリアレート、フェンメディファム、クロロプロファム、アシュラム、フェニソファム、ベンチオカーブ、モリネート、エスプロカルブ、ピリブチカルブ、ジメピレート、スエップなどが挙げられる。
クロロアセトアニリド系除草剤(c)としては、例えば、プロパクロール、メタザクロール、アラクロール、アセトクロール、メトラクロール、ブタクロール、プレチラクロール、テニルクロールなどが挙げられる。
トリアジン系除草剤(d)としては、例えば、シマジン、アトラジン、プロパジン、シアナジン、アメトリン、シメトリン、ジメタメトリン、プロメトリンなどが挙げられる。
酸アミド系又は尿素系除草剤(e)としては、例えば、イソキサベン、ジフルフェニカン、ジウロン、リニュロン、フルオメツロン、ジフェノクスロン、メチルダイムロン、イソプロツロン、イソウロン、テブチウロン、メタベンゾチアズウロン、プロパニル、メフェナセット、クロメプロップ、ナプロアニリド、ブロモブチド、ダイムロン、クミルロン、エトベンザニドなどが挙げられる。
また、その他の系統の除草剤(f)としては、例えば、ベンタゾン、トリジファン、インダノファン、アミトロール、カルフェントラゾンエチル、スルフェントラゾン、フェンクロラゾールエチル、フェントラザミド、イソキサフルトール、クロマゾン、マレイン酸ヒドラジド、ピリデート、クロリダゾン、ノルフルラゾン、ピリチオバック、ブロマシル、ターバシル、メトリブジン、オキサジクロメホン、シンメチリン、フルミクロラックペンチル、シニドンエチル、フルミオキサジン、フルチアセットメチル、アザフェニジン、ベンフレセート、オキサジアゾン、オキサジアルギル、ペントキサゾン、シハロホップブチル、カフェンストロール、ピリミノバックメチル、ビスビリバックナトリウム、ピリミスルファン、ピリベンゾキシム、ピリフタリド、インダノファン、ACN、ベンゾビシクロン、ジチオピル、ダラポン、クロルチアミド、ペノキススラムなどが挙げられる。
植物生長調節剤(植物生長調節活性成分)としては、例えば、ヒメキサゾール、パクロブトラゾール、ウニコナゾール−P、イナベンフィド、プロヘキサジオンカルシウムなどが挙げられる。
殺菌剤(殺菌活性成分)としては、例えば、ポリハロアルキルチオ系殺菌剤(キャプタンなど)、有機リン系殺菌剤(IBP、EDDP、トルクロフォスメチルなど)、ベンズイミダゾール系殺菌剤(ベノミル、カルベンダジム、チオファネートメチルなど)、カルボキシアミド系殺菌剤(メプロニル、フルトラニル、チフルザミド、フラメトピル、テクロフタラム、ペンシクロン、カルプロパミド、ジクロシメットなど)、アシルアラニン系殺菌剤(メタラキシルなど)、アゾール系殺菌剤(トリフルミゾール、イプコナジール、ペフラゾエート、プログロラズなど)、メトキシアクリル酸系殺菌剤(アゾキシストロビン、メトミノストロビンなど)、抗生物質系殺菌剤(バリダマイシンA、ブラストサイジンS、カスガマイシン、ポリオキシンなど)、その他の殺菌剤(フサライド、プロベナゾール、イソプロチオラン、トリジクラゾール、ピロキロン、フェリムゾン、アシベンゾラルSメチル、ジクロメジン、オキソリニック酸、フェナジンオキシド、TPN、イプロジオンなど)などが挙げられる。
殺虫剤(殺虫活性成分)としては、例えば、有機リン系殺虫剤(フェンチオン、フェニトロチオン、ピリミホスメチル、ダイアジオン、キナルホス、イソキサチオン、ピリダフェンチオン、クロルピリホスメチル、バミドチオン、マラチオン、フェントエート、ジメトエート、ジスルオトン、モノクロトホス、テトラクロルビンホス、クロルフェンビンホス、プロパホス、アセフェート、トリクロルホン、EPN、ピラクロホスなど)、カルバメート系殺虫剤(カルバリル、メトルカルブ、イソプロカルブ、BPMC、プロポキスル、XMC、カルボフラン、カルボスルファン、ベンフラカルブ、フラチオカルブ、メソミル、チオジカルブなど)、合成ピレスロイド系殺虫剤(シクロプロトリン、エトフェンプロックスなど)、ネライストキシン系殺虫剤(カルタップ、ベンスルタップ、チオシクラムなど)、ネオニコチノイド系殺虫剤(イミダクロプリド、ニテンピラム、アセタミプリド、チアメトキサム、チアクロプリド、ジノテフラン、クロチアニジンなど)、その他の殺虫剤(ブプロフェジン、テブフェノジド、フィプロニル、エチプロールなど)などが挙げられる。
殺ダニ剤(殺ダニ活性成分)としては、例えば、ヘキシチアゾクス、ピリダベン、フェンピロキシメート、テブフェンピラド、クロルフェナピル、エトキサゾール、ピリミジフェンなどが挙げられる。
殺線虫剤(殺線虫活性成分)としては、例えば、フォスチアゼートなどが挙げられる。
農薬活性成分としては、特に除草活性成分であるのが好ましい。
農薬活性成分としては、20℃における水溶解度が、通常50mg/ml以下のものが用いられ、0.00001〜10mg/mlの範囲のものが好ましく、特に0.0001〜1mg/mlの範囲のものが好ましい。本発明は、このような水溶解度の小さい農薬活性成分に対して特に有用である。
このような農薬活性成分は、水面浮遊性農薬粒状組成物全体に対して、通常0.1〜80重量%、好ましくは0.1〜50重量%、さらに好ましくは0.2〜20重量%程度である。
前記式(I)で表されるアルカンジオール誘導体において、X1は炭素数6〜14の2価の飽和炭化水素基を示し、A1及びA2は、各々炭素数2〜4のアルキレン基を示し、m及びnは各々が整数を示す。但し、mとnとの合計は1〜7の整数の何れかであり、mが2以上の整数である場合、各々のA1は同一又は相異なり、nが2以上の整数である場合、各々のA2は同一又は相異なる。
1における炭素数6〜14の2価の飽和炭化水素基としては、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン、ノナメチレン、デカメチレン、ウンデカメチレン、ドデカメチレン、トリデカメチレン、テトラデカメチレンの炭素数6〜14の直鎖状アルキレン基;2−ブチル−2エチルトリメチレン、2,4−ジエチルペンタメチレン、2−メチルオクタメチレン基等の炭素数6〜14の分岐鎖状アルキレン基などが挙げられる。
1としては、特に、炭素数6〜14の分岐鎖状アルキレン基が好ましい。また、X1としては、炭素数9又は10の2価の飽和炭化水素基であるのも好ましい。
1、A2における炭素数2〜4のアルキレン基としては、例えば、エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラメチレン基等の直鎖状又は分岐鎖状のアルキレン基が挙げられる。
式(I)で表されるアルカンジオール誘導体は非イオン系界面活性剤としての機能を有している。式(I)で表されるアルカンジオール誘導体のHLB(Hydrophile-Lipophile Balance)は、6〜14の範囲が好ましく、8〜12の範囲がより好ましい。
式(I)で表されるアルカンジオール誘導体は公知の方法で製造することができる。例えば、炭素数6〜14の2価のアルコール(アルカンジオール等)に、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等の塩基の存在下、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロフラン等の炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを逐次付加反応させることにより合成することができる。
式(I)で表されるアルカンジオール誘導体の使用量は、水面浮遊性農薬粒状組成物全体に対して、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.2〜8重量%、さらに好ましくは0.5〜7重量%程度である。
本発明では、縮合リン酸又はその塩を必須成分として用いる。縮合リン酸又はその塩は、分散剤としての機能を有している。「縮合リン酸又はその塩」における縮合リン酸としては、例えば、トリポリリン酸、ポリリン酸、ピロリン酸などが挙げられる。また、縮合リン酸の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩などが挙げられる。縮合リン酸又はその塩として、特に、トリポリリン酸ナトリウムなどのトリポリリン酸アルカリ金属塩が特に好ましい。
縮合リン酸又はその塩の使用量(総量)は、水面浮遊性農薬粒状組成物全体に対して、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.2〜8重量%、さらに好ましくは0.5〜7重量%程度である。また、縮合リン酸又はその塩の使用量(総量)は、式(I)で表されるアルカンジオール誘導体1重量部に対して、通常0.1〜10重量部であり、好ましくは0.2〜6重量部、さらに好ましくは0.4〜3重量部の範囲である。
本発明において、浮遊助剤(浮力付与剤)としては、比重が1未満の浮力を有する各種の無機質浮遊助剤、有機質浮遊助剤を用いることができる。無機質浮遊助剤としては、例えば、中空ガラス、発泡シラス、発泡軽石、発泡パーライトなどが例示される。また、有機質浮遊助剤としては、例えば、発泡合成樹脂(プラスチック微小中空体を含む)、ポリエチレン粉末やポリプロピレン粉末等の合成樹脂粉末、パラフィンワックス、動植物由来のろう状物質、コルク、木粉などが挙げられる。これらのなかでも、プラスチック微小中空体、発泡シラス、中空ガラスが好ましく、特にプラスチック微小中空体が好ましい。プラスチック微小中空体の殻の材質として、塩化ビニリデン−アクリロニトリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、アクリル樹脂などが挙げられる。浮遊助剤は単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
増量剤としては、例えば、有機酸(クエン酸、コハク酸、マレイン酸など)又はその塩、尿素や糖類[ラクトース(乳糖)、グルコース、ショ糖など]等の水溶性担体、植物性粉末(例えば、大豆粉、タバコ粉、小麦粉、木粉など)、鉱物性又は無機質粉末(例えば、カオリン、ベントナイト、酸性白土、クレイ等のクレイ類、滑石粉、ろう石粉等のタルク類、珪藻土、雲母粉等のシリカ類、アルミナ、イオウ粉末、活性炭、塩化カリウム、硫安、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなど)などが挙げられる。これらのなかでも、ベントナイト、炭酸カルシウムなどが特に好ましい。増量剤は単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。また、本発明においては、前記した浮遊助剤を増量剤として用いることもできる。
浮遊助剤、増量剤の使用量は、合計で、水面浮遊性農薬粒状組成物全体に対して、通常10〜95重量%、好ましくは50〜95重量%、さらに好ましくは80〜95重量%程度である。浮遊助剤及び増量剤の使用量が少なすぎると、水面浮遊性農薬粒状組成物の浮遊性や保形性が不十分になりやすく、多すぎると、農薬活性成分や拡展剤の量が相対的に少なくなるので、農薬としての効力や拡散性が低下しやすくなる。
本発明の水面浮遊性農薬粒状組成物は、上記の成分のほか、ポリカルボン酸系界面活性剤を含有することが好ましい。ポリカルボン酸系界面活性剤としては、例えば、マレイン酸とスチレンスルホン酸との共重合物又はその塩、イソブチレン若しくはジイソブチレンとマレイン酸との共重合物又はその塩、マレイン酸とアクリル酸との共重合物又はその塩、アクリル酸の重合物又はその塩が挙げられ、塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩などが挙げられる。
ポリカルボン酸又はその塩の使用量(総量)は、水面浮遊性農薬粒状組成物全体に対して、通常、0.1〜10重量%、好ましくは0.2〜8重量%、さらに好ましくは0.5〜5重量%程度である。
また、本発明の水面浮遊性農薬粒状組成物は、上記の成分のほか、結合剤を含有していてもよい。結合剤を含有することにより、粒状組成物の機械的強度を向上させることができる。
結合剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースの塩(ナトリウム塩など)、ポリビニルアルコール又はその誘導体、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、アラビアガムなどの水溶性高分子などが挙げられる。これらのなかでも、カルボキシメチルセルロースの塩(ナトリウム塩など)が好ましい。結合剤の使用量は、水面浮遊性農薬粒状組成物全体に対して、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.2〜8重量%程度である。
本発明の水面浮遊性農薬粒状組成物は、さらに、上記の成分のほか、必要に応じて、他の添加剤、例えば、界面活性剤、防腐剤、造粒性向上剤、崩壊剤、分散剤、乳化剤、溶剤、安定剤、着色料などを含んでいてもよい。
本発明の水面浮遊性農薬粒状組成物は、通常の農薬製剤と同様、手播き散布、機械散布等の慣用の方法で散布できるが、畦などから散布することも可能である。また、本発明の水面浮遊性農薬粒状組成物を水溶性フィルムに内包させて、水田処理用袋状農薬製剤とし、これを畔等から投げ込み施用することもできる。
前記水溶性フィルムは、水中で溶解又は分散するフィルムであればよく、例えば、ポリビニルアルコール又はその誘導体、プルラン、カルボキシメチルセルロースの塩(ナトリウム塩など)、水溶性のセルロース誘導体、ポリエチレンオキサイド又はその誘導体から成形されたフィルム又はシートが挙げられる。なかでも、ポリビニルアルコール又はその誘導体から成形されたフィルム又はシートが好ましい。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1〜9、比較例1〜4
農薬活性成分[化合物A:一般名「イマゾスルフロン」(水溶解度0.31mg/ml(pH7))、化合物B:1−(2−クロロ−6−n−プロピルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレア(水溶解度0.15mg/ml(pH7))、下記式参照]、アルカンジオール誘導体[ポリオキシエチレンアルカンジオール、商品名「ニューカルゲンTG−310」、竹本油脂株式会社製、HLB=10.5、前記式(I)で表される化合物]、トリポリリン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム(商品名「トキサノンGR−31A」、三洋化成工業社製)、カルボキシメチルセルロースナトリウム(結合剤、商品名「セロゲン7A」、第一工業製薬社製)、浮遊助剤[浮遊助剤A:商品名「マイクロスフェア−F−30E」(塩化ビニリデン−アクリロニトリル樹脂)、松本油脂工業社製、浮遊助剤B:商品名「マイクロスフェア−F−80E」(アクリロニトリル樹脂)、松本油脂工業社製]、ベントナイト(増量剤、商品名「クニゲルV1」、クニミネ工業社製)、炭酸カルシウム(増量剤、商品名「東北タンカル(♯250)」、東和石灰工業社製)を、下記表1に示される割合で混合し、所定量の水を加えて練合し、1.5mmのスクリーンを装着した押出式造粒機(商品名「RG−5M」、菊水製作所製)により造粒し、流動層乾燥機(商品名「MDB−400」、不二パウダル社製)で乾燥し、粒剤(水面浮遊性農薬粒状組成物)を得た。なお、表1中の数字は重量部を示し、「残」は全体を100重量部としたときの残りの量を示す。
Figure 0005709343
評価試験
実施例及び比較例で得られた各粒剤40gを、水溶性フィルム(商品名「クラレビニロンフィルム VF−HP4000」、クラレ社製)にて内包して、袋状農薬製剤を得た。これを、室温下、水深5cmの水の入った1aの水田に投下した。粒剤の拡散性を、下記の基準で評価した。その結果を表1に示した。
◎:水溶性フィルムから粒が放出開始後、30分以内で粒が水田全体に均一に分散した。
○:水溶性フィルムから粒が放出開始後、30分を超えるが1時間未満で粒が水田全体に均一に分散した。
△:水溶性フィルムから粒が放出開始後、粒同士の結合が起こり、水田全体に均一に分散するのに1時間以上の時間を要した。
×:粒同士の結合が著しいため、粒が水田全体に均一に分散しなかった。
Figure 0005709343

Claims (9)

  1. 農薬活性成分と、下記式(I)
    Figure 0005709343
    (式中、X1は炭素数6〜14の2価の飽和炭化水素基を示し、A1及びA2は、各々炭素数2〜4のアルキレン基を示し、m及びnは各々が整数を示す。但し、mとnとの合計は1〜7の整数の何れかであり、mが2以上の整数である場合、各々のA1は同一又は相異なり、nが2以上の整数である場合、各々のA2は同一又は相異なる)
    で表されるアルカンジオール誘導体と、縮合リン酸又はその塩と、浮遊助剤及び増量剤とを含有し、
    農薬活性成分が0.1〜80重量%、式(I)で表されるアルカンジオール誘導体が0.1〜10重量%、縮合リン酸又はその塩が0.1〜10重量%、浮遊助剤及び増量剤が合計で10〜95重量%の含有量である水面浮遊性農薬粒状組成物。
  2. アルカンジオール誘導体1重量部に対して、縮合リン酸又はその塩が0.1〜10重量部の含有割合である請求項記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
  3. さらに、ポリカルボン酸系界面活性剤を含有する請求項1又は2記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
  4. ポリカルボン酸系界面活性剤の含有量が0.1〜10重量%である請求項記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
  5. 浮遊助剤が、プラスチック微小中空体である請求項1〜何れか一項記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
  6. 農薬活性成分の20℃における水溶解度が、0.00001〜10mg/mlである請求項1〜何れか一項記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
  7. 1が炭素数9又は10の2価の飽和炭化水素基である請求項1〜何れか一項記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
  8. 農薬活性成分が、除草活性成分である請求項1〜何れか一項記載の水面浮遊性農薬粒状組成物。
  9. 請求項1〜何れか一項記載の水面浮遊性農薬粒状組成物が、水溶性フィルムに内包されている水田処理用袋状農薬製剤。
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