JP2011001361A - 農薬粒剤 - Google Patents

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JP2011001361A JP2010117221A JP2010117221A JP2011001361A JP 2011001361 A JP2011001361 A JP 2011001361A JP 2010117221 A JP2010117221 A JP 2010117221A JP 2010117221 A JP2010117221 A JP 2010117221A JP 2011001361 A JP2011001361 A JP 2011001361A
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敦 門脇
Sachiaki Okano
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Abstract

【課題】
水田内に農薬活性成分を拡散させる優れた性能を発揮する農薬製剤を提供すること。
【解決手段】
農薬活性成分と、ガラス質中空体と、固体担体とを含有する農薬粒剤であって、
ガラス質中空体が下式を満たすガラス質中空体である農薬粒剤が、水田内に農薬活性成分
を拡散させる優れた性能を発揮し、水田用の農薬製剤として農業の省力化の観点から優れ
たものである。
式:0.85≦短軸/長軸≦1.00
【選択図】なし

Description

本発明は、農薬粒剤に関するものである。
ガラス質中空体を含有させた農薬粒剤が知られている。(例えば特許文献1参照。)
このガラス質中空体を含有させた農薬粒剤は、水田に処理した場合に水田の水面に浮遊し水田内に農薬活性成分を拡散させるという性能を発揮する。そして、この農薬粒剤に含有されるガラス質中空体としては、天然ガラス質を粉砕して、その粉砕物を加熱して発砲させたものが一般に使用されている。
特開平6−345603
水田の水面に浮遊させ水田内に農薬活性成分を拡散させることができる農薬製剤は、農業の省力化の観点から好ましいものである。このため、水田内に農薬活性成分を拡散させる性能がさらに向上した農薬製剤の開発が望まれている。
本発明は、水田内に農薬活性成分を拡散させる優れた性能を発揮する農薬製剤を提供しようとするものである。
本発明は、農薬粒剤に含有させるガラス質中空体として、特定の形状を有するガラス質中空体を用いることで、水田内に処理した場合に水田内に農薬活性成分を拡散させる性能を向上されることに基づくものである。
本発明は、以下のものである。
[1] 農薬活性成分と、ガラス質中空体と、固体担体とを含有する農薬粒剤であって、
ガラス質中空体が下式を満たすガラス質中空体である農薬粒剤。
式:0.85≦短軸/長軸≦1.00
(以下、本発明粒剤と記す。)
[2] ガラス質中空体が、本発明粒剤全量に対して15〜25重量%含有される[1]記載の農薬粒剤。
[3] ガラス質中空体が、粒径15〜150μmのガラス質中空体である[1]又は[2]記載の農薬粒剤。
[4] [1]〜[3]いずれか1項記載の農薬粒剤が水溶性フィルムに包装されてなる水田用農薬製剤。
本発明の農薬製剤は、水田内に処理した場合に水田内に粒剤を均一に拡散させる性能に優れる。
本発明において用いられるガラス質中空体は、以下の式を満たす形状を有するものである。
0.85≦短軸/長軸≦1.00
本発明に用いられるガラス質中空体の短軸、長軸は次のようにして測定する。実体顕微鏡の様な拡大装置を用いて、粒状肥料が1粒10mm径程度に見えるように拡大して写真を撮り、平行線の間で最も距離の短い部分を短軸、長い部分を長軸として距離を測定する。この測定値から短軸/長軸比を計算する。真球では短軸/長軸比は1.00で、形がいびつになるほど1.00より小さくなる。本発明に用いられるガラス質中空体では、短軸/長軸比は0.85から1.00、好ましくは0.90から1.00である。短軸/長軸比は平均値を示す。
このようなガラス質中空体は、樹脂や塗料の添加物として市販されている。市販されているガラス質中空体としては、例えばクラスバブルズ(住友スリーエム株式会社商品名)が挙げられる。
本発明粒剤にはガラス質中空体が本発明粒剤全量に対して通常15〜25重量%、好ましくは18〜22重量%含有される。このガラス質中空体の粒径は通常15〜150μm、好ましくは20〜80μmである。
また、本発明に用いられるガラス質中空体の真密度は、通常0.15〜0.37g/cm3である。本発明に用いられるガラス質中空体の耐圧強度は、通常2.1〜21MPaである。
本発明において用いられる農薬活性成分としては、例えば除草活性成分、植物成長制御活性成分、殺菌活性成分、殺虫活性成分、及び殺ダニ活性成分を挙げることができる。
除草活性成分としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。
式(II)で示されるスルホニル尿素化合物。
Figure 2011001361
[式中、Qは、下記式(Q1)、(Q2)、(Q3)又は(Q4)
Figure 2011001361
(式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、アミノ基、低級アルキルアミノ基又はジ低級アルキルアミノ基を示し、R2は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基を示し、R3は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハロゲン原子若しくは低級アルキル基で置換されていてもよい3〜6員のシクロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、アミノ基、低級アルキルアミノ基又はジ低級アルキルアミノ基を示す)
で表される縮合複素環式基を示し、Y及びZは、同一又は異なって、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基又はハロゲン原子を示す。]
式(II)中の低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基等における「低級」とは、炭化水素部分が1〜6個の炭素原子(好ましくは、1〜4個の炭素原子)によって構成されていることをいう。
前記「ハロゲン原子」としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素原子が挙げられる。「低級アルキル基」としては、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、及びt−ブチル基が挙げられる。「低級アルコキシ基」としては、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜4のアルコキシ基、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、及びt−ブトキシ基が挙げられる。「低級アルケニル基」としては、例えば、エテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1,2−プロパジエニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、及び1,3−ブタジエニル基が挙げられる。「低級アルキニル基」としては、例えば、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基等が挙げられる。「3〜6員のシクロアルキル基」としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、及びシクロヘキシル基が挙げられる。
Qで示される縮合複素環式基としては、例えば、式(Q1)で表されるイミダゾ[1,2−b]ピリダジニル基、式(Q2)で表されるイミダゾ[1,2−a]ピリジル基、式(Q3)で表されるピラゾロ[1,5−a]ピリミジニル基、及び式(Q4)で表されるピラゾ[1,5−b]チアゾリル基が挙げられる。
1としては、ハロゲン原子、又はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基が好ましく、なかでも塩素原子がより好ましい。R2としては、水素原子、ハロゲン原子、又はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基が好ましく、なかでも水素原子より好ましい。R3としては、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハロゲン原子若しくは低級アルキル基で置換されていてもよい3〜6員のシクロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルアミノ基又はジ低級アルキルアミノ基が好ましく、なかでも水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、又は3〜6員のシクロアルキル基が好ましい。Y、Zとしては、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、又はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基が好ましく、中でもメトキシ基がより好ましい。
ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチル、アジムスルフロン、スルホスルフロン、イマゾスルフロン、プロピリスルフラン等のスルホニル尿素化合物。
ジアレート、ブチレート、トリアレート、フェンメディファム、クロロプファム、アシュラム、フェニソファム、ベンチオカーブ、モリネート、エスプロカルブ、ピリブチカルブ、ジメピペレート、スエップ等のカーバメート化合物。
プロパクロール、メタザクロール、アラクロール、アセトクロール、メトラクロール、ブタクロール、プレチラクロール、テニルクロール等のクロロアセトアニリド化合物。
シマジン、アトラジン、プロパジン、シアナジン、アメトリン、シメトリン、ジメタメトリン、プロメトリン等のトリアジン化合物。
イソキサベン、ジフルフェニカン、ジウロン、リニュロン、フルオメツロン、ジフェノクスロン、メチルダイムロン、イソプロツロン、イソウロン、テブチウロン、メタベンゾチアズロン、プロパニル、メフェナセット、クロメプロップ、ナプロアニリド、ブロモブチド、ダイムロン、クミルロン、エトベンザニド等の酸アミド化合物又は尿素化合物。
ベンタゾン、トリジファン、インダノファン、アミトロール、カルフェントラゾン−エチル、スルフェントラゾン、フェンクロラゾールエチル、フェントラザミド、イソキサフルトール、クロマゾン、マレイン酸ヒドラジド、ピリデート、クロリダゾン、ノルフルラゾン、ピリチオバック−ナトリウム、ブロマシル、ターバシル、メトリブジン、オキサジクロメホン、シンメチリン、フルミクロラック−ペンチル、シニドンエチル、フルミオキサジン、フルチアセットメチル、アザフェニジン、ベンフレセート、オキサジアゾン、オキサジアルギル、ペントキサゾン、シハロホップブチル、カフェンストロール、ピリミノバック−メチル、ビスビリバック−ナトリウム、ピリミスルファン、ピリベンゾキシム、ピリフタリド、インダノファン、ACN、ベンゾビシクロン、ジチオピル、ダラポン、クロルチアミド、及びペノキススラム。
植物成長制御活性成分としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。
ヒメキサゾール、パクロブトラゾール、ウニコナゾール−P、イナベンフィド、及びプロヘキサジオンカルシウム。
殺菌活性成分としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。
キャプタン等のポリハロアルキルチオ化合物;
IBP、EDDP、トルクロフォスメチル等の有機リン化合物;
ベノミル、カルベンダジム、チオファネートメチル等のベンズイミダゾール化合物;
メプロニル、フルトラニル、チフルザミド、フラメトピル、テクロフタラム、ペンシクロン、カルプロパミド、ジクロシメット等のカルボキシアミド化合物;
メタラキシル等のアシルアラニン化合物;
トリフルミゾール、イプコナジール、ペフラゾエート、プログロラズ等のアゾール化合物;
アゾキシストロビン、メトミノストロビン等のメトキシアクリル酸化合物;
バリダマイシンA、ブラストサイジンS、カスガマイシン、ポリオキシン等の抗生物質;
フサライド;プロベナゾール;イソプロチオラン;トリシクラゾール;ピロキロン;フェリムゾン;アシベンゾラル−S−メチル;ジクロメジン;オキソリニック酸;フェナジンオキシド;TPN;及びイプロジオン。
殺虫活性成分としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。
フェンチオン、フェニトロチオン、ピリミホスメチル、ダイアジオン、キナルホス、イソキサチオン、ピリダフェンチオン、クロルピリホスメチル、バミドチオン、マラチオン、フェントエート、ジメトエート、ジスルオトン、モノクロトホス、テトラクロルビンホス、クロルフェンビンホス、プロパホス、アセフェート、トリクロルホン、EPN、ピラクロホス等の有機リン化合物。
カルバリル、メトルカルブ、イソプロカルブ、BPMC、プロポキスル、XMC、カルボフラン、カルボスルファン、ベンフラカルブ、フラチオカルブ、メソミル、チオジカルブ等のカーバメート化合物。
シクロプロトリン、エトフェンプロックス等のピレスロイド化合物。
カルタップ、ベンスルタップ、チオシクラム等のネライストキシン。
イミダクロプリド、ニテンピラム、アセタミプリド、チアメトキサム、チアクロプリド、ジノテフラン、クロチアニジン等のネオニコチノイド化合物。
ブプロフェジン、テブフェノジド、フィプロニル、及びエチプロール。
殺ダニ活性成分としては、例えば以下の化合物が挙げられる。
ヘキシチアゾクス、ピリダベン、フェンピロキシメート、テブフェンピラド、クロルフェナピル、エトキサゾール、及びピリミジフェン。
本発明粒剤中に農薬活性成分は、通常0.1〜60重量%、好ましくは0.2〜70重量%である。
本発明に用いられる固体担体としては、例えば鉱物質担体、植物質担体、及び合成担体を挙げることができる。鉱物質担体としては、例えば、カオリナイト、ディッカナイト、ナクライト、ハロサイト等のカオリン鉱物;タルク、クリソタイル、リザータイト、アンチコライト、アメサイト等の蛇紋石;ナトリウムモンモリロナイト、カルシウムモンモリロナイト、マグネシウムモンモリロナイト等のスメクタイト;サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、ハイデライト等のスメクタイト、パイロフィライト、蝋石、白雲母、フェンジャイト、セリサイト、イライト等の雲母;クリストバライト、クォーツ等のシリカ;アタパルジャイト、セピオライト等の含水珪酸マグネシウム;ドロマイト、炭酸カルシウム微粉末等の炭酸カルシウム;ギプサム、石膏等の硫酸塩鉱物;ゼオライト、沸石、凝灰石、バーミキュライト、ラポナイト、珪藻土、酸性白土、及び活性白土が挙げられる。植物質担体としては、例えば、セルロース、籾殻、小麦粉、木粉、澱粉、糠、ふすま、及び大豆粉が挙げられる。合成担体としては、例えば、湿式法シリカ、乾式法シリカ、湿式法シリカの焼成品、及び表面改質シリカが挙げられる。本発明粒剤中に固体担体は、通常10〜84.9重量%、好ましくは20〜74.9重量%含有される。
本発明粒剤には、必要に応じて、粘結剤、界面活性剤、分散剤、安定化剤、着色剤、香料等が含有されていてもよい。
本発明において使用し得る粘結剤としては、例えば、アクリル系高分子、ビニル系高分子、ポリオキシアルキレン等の合成高分子;セルロース誘導体、加工澱粉、リグニン誘導体等の半合成高分子、及び天然高分子が挙げられる。アクリル系高分子としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、及びポリメタクリル酸ナトリウムが挙げられる。ビニル系高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、及び酢酸ビニル共重合体が挙げられる。ポリオキシアルキレンとしては、例えば、ポリオキシエチレン、及びポリオキシプロピレンが挙げられる。セルロース誘導体としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、メチルエチルセルロース、及びヒドロキシプロピルセルロースが挙げられる。加工澱粉としては、例えば、カルボキシメチルデンプン、及びヒドロキシプロピルデンプンが挙げられる。リグニン誘導体としては、例えば、リグニンスルホン酸ナトリウムが挙げられる。天然高分子としては、例えば、アラビアガム、ザンサンガム、トラガントガム、グアーガム、カラギーナン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム等の多糖類;及びカゼイン、カゼイン石灰、ゼラチン、コラーゲン等の蛋白質類が挙げられる。本発明粒剤に粘結剤が含有される場合、その含有量は本発明粒剤全量に対して通常0.1〜10重量%、好ましくは0.2〜8重量%である。
本発明において使用し得る界面活性剤としては、ノニオン界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンアルキルフェノールホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルモノ脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、高級脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキロールアミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、及びポリオキシエチレンアルカンジオールが挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、例えば、ドデシルアミン塩酸塩等のアルキルアミン塩酸塩;ドデシルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモルホリニウム塩等のアルキル四級アンモニウム塩;塩化ベンゼトニウム、及びポリアルキルビニルピリジニウム塩が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸ナトリウム;ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム等のエーテルカルボン酸ナトリウム;ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等の高級脂肪酸のアミノ酸縮合物;高級アルキルスルホン酸塩、ラウリン酸エステルスルホン酸塩等の高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;ジオクチルスルホサクシネート等のジアルキルスルホコハク酸塩;オレイン酸アミドスルホン酸等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸塩等のアルキルアリールスルホン酸塩;アルキルアリールスルホン酸塩のホルマリン縮合物、ペンタデカンー2―サルフェート等の高級アルコール硫酸エステル塩;ジポリオキシエチレンドデシルエーテルリン酸エステル等のポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル;及びスチレンーマレイン酸共重合体が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、N−ラウリルアラニン、N,N,N−トリメチルアミノプロピオン酸、N,N,N−トリヒドロキシエチルアミノプロピオン酸、N−ヘキシル−N,N−ジメチルアミノ酢酸、1−(2−カルボキシエチル)ピリミジニウムベタイン、及びレシチンが挙げられる。本発明粒剤に界面活性剤が含有される場合、その含有量は本発明粒剤全量に対して、通常0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%である。
本発明において使用し得る分散剤としては、例えば、トリポリリン酸、ポリリン酸、ピロリン酸等の縮合リン酸及び縮合リン酸の塩が挙げられる。縮合リン酸の塩としては、例えば、縮合リン酸のナトリウム塩、縮合リン酸のカリウム塩等の縮合リン酸のアルカリ金属塩;縮合リン酸のカルシウム塩、縮合リン酸のマグネシウム塩等の縮合リン酸のアルカリ土類金属塩;及び縮合リン酸のアンモニウム塩が挙げられる。縮合リン酸及びその塩のとしては、具体的には例えばトリポリリン酸ナトリウム等のトリポリリン酸アルカリ金属塩が挙げられる。本発明粒剤に分散剤が含有される場合、その含有量は本発明粒剤全量に対して、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.2〜8重量%である。
本発明において使用し得る安定化剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤;アミン系酸化防止剤;リン系酸化防止剤;イオウ系酸化防止剤;紫外線吸収剤;エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化菜種油等のエポキシ化植物油;イソプロピルアシッドホスフェート;流動パラフィン;及びエチレングリコールが挙げられる。本発明粒剤に安定化剤が含有される場合、その含有量は本発明粒剤全量に対して、通常0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜3重量%である。
本発明において使用し得る着色剤としては、例えば、ローダミンB,ソーラーローダミン等のローダミン類、黄色4号、青色1号、赤色2号等の色素が挙げられる。本発明において使用しうる香料としては、例えば、アセト酢酸エチル、エナント酸エチル、桂皮酸エチル、酢酸イソアミル等のエステル類;カプロン酸、桂皮酸等の有機酸類;桂皮アルコール、ゲラニオール、シトラール、デシルアルコール等のアルコール類;バニリン、ピペロナール、ペリルアルデヒド等のアルデヒド類;マルトール、メチルβ―ナフチルケトン等のケトン類;及びメントールが挙げられる。本発明粒剤に着色剤又は香料が含有される場合、その含有量は本発明粒剤全量に対して、通常それぞれ0.1〜2重量%である。
本発明粒剤は、例えば、農薬粒剤の製造に通常用いられる造粒法によって造粒することによって得られる。該造粒法としては、例えば、押出し造粒法、含浸造粒法、圧縮造粒法、攪拌造粒法、流動層造粒法、流動床造粒法、転動造粒法、及び被覆造粒法を挙げることができる。押出し造粒法によって本発明粒剤を製造する方法の一例を以下に示す。
先ず初めに、ガラス質中空体、農薬活性成分及び固体担体、必要に応じて、粘結剤、溶剤、界面活性剤、安定化剤、着色剤、香料等を混合して、混合物を調製する。該混合物の調製は通常リボンミキサー、ナウターミキサー、シュギミキサー、ヘンシェルミキサー、レディゲーミキサー等の混合機で行われる。次に、該混合物に水を加えてから、混練して混練物を調製する。該混練物の調製は通常ナウターミキサー、リボンミキサー、ヘンシェルミキサー、ニーダー等の混練機で行われる。混練の際に用いられる水の量は、混練物全量に対して通常、20〜45重量%である。得られた混練物は造粒機により造粒される。この際に用いられる造粒機としては、例えば、バスケット式造粒機、スクリュー式造粒機、ペレタイザー等の押出し造粒機;ローラーコンパクター等の圧縮造機;ヘンシェルミキサー、ナウターミキサー等の攪拌造粒機;パングラニュレーター等の転動造粒機;及び流動層造粒機を挙げることができる。得られた造粒物を、必要に応じて乾燥処理、整粒処理、篩別処理等を行うことで本発明粒剤が得られる。乾燥処理に用いられる乾燥機としては、例えば、流動層乾燥機、及びベッド式乾燥機を挙げることができる。整粒処理に用いられる整粒機としては、例えば、マルメライザー、ピンミル、及び解砕機を挙げることができる。篩別処理に用いられる篩別機としては、例えば、ジャイロシフター、及び電磁振動式篩別機を挙げることができる。
本発明粒剤の平均粒子径は、通常0.1〜10mm程度、好ましくは0.3〜5mm程度である。
本発明粒剤の1gあたりの粒子数は、通常50〜5000粒、好ましくは200〜3000粒である。本発明粒剤の見掛比重は、通常0.3〜0.8g/cc、好ましくは0.3〜0.6g/ccである。
本発明粒剤は畦畔より散粒機又は手撒きにより散布することができる。また、本発明粒剤を水溶性フィルムに包装して得られる農薬製剤を水田に投入して施用することもできる。本発明粒剤を水溶性フィルムに包装して得られる農薬製剤には、本発明粒剤が1包当たり通常10〜100gの割合で包装される。この農薬製剤を水田に投入すると、本発明粒剤を包装している水溶性フィルムが溶解し、本発明粒剤の含有される農薬活性成分が水田に拡散される。
本発明粒剤を水溶性フィルムに包装する際に用いられる水溶性フィルムの材質としては、例えば、ポロビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、及びプルランが挙げられる。
本発明粒剤を水田に施用する場合には、その施用量は100m2あたり、本発明粒剤の量として通常10〜100g、好ましくは15〜70gである。
以下、以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
イマゾスルフロン2.3重量部、
ポリオキシエチレンアルカンジオール(商品名「ニューカルゲンTG−310」、竹本油脂株式会社製)3.0重量部、
トリポリリン酸ナトリウム5.0重量部、
ポリアクリル酸ナトリウム(商品名「トキサノンGR−31A」、三洋化成工業社製)2.0重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名「セロゲン7A」、第一工業製薬社製)3.0重量部、
ガラス質中空体(短軸/長軸:0.97;商品名「グラスバブルズK1」;住友スリーエム株式会社製)18重量部、
ベントナイト(商品名「クニゲルV1」、クニミネ工業社製)15重量部、及び
炭酸カルシウム51.7重量部を混合し、
水40重量部を加えて混練した。得られた混練物を1.5mmφのスクリーンから押出造粒した。得られた粒子を乾燥して、本発明粒剤を得た。
実施例2
イマゾスルフロン2.3重量部、
ポリオキシエチレンアルカンジオール(商品名「ニューカルゲンTG−310」、竹本油脂株式会社製)3.0重量部、
トリポリリン酸ナトリウム5.0重量部、
ポリアクリル酸ナトリウム(商品名「トキサノンGR−31A」、三洋化成工業社製)2.0重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名「セロゲン7A」、第一工業製薬社製)3.0重量部、
ガラス質中空体(短軸/長軸:0.97;商品名「グラスバブルズK1」;住友スリーエム株式会社製)20重量部、
ベントナイト(商品名「クニゲルV1」、クニミネ工業社製)15重量部、及び
炭酸カルシウム49.7重量部を混合し、
水40重量部を加えて混練した。得られた混練物を1.5mmφのスクリーンから押出造粒した。得られた粒子を乾燥して、本発明粒剤を得た。
実施例3
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.97のガラス質中空体(商品名「グラスバブルズK15」;住友スリーエム株式会社製)18重量部を用い且つ加えた水の量を38重量部とした以外は実施例1と同じ操作を行い、本発明粒剤を得た。
実施例4
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.97のガラス質中空体(商品名「グラスバブルズK15」;住友スリーエム株式会社製)20重量部を用いた以外は実施例2と同じ操作を行い、本発明粒剤を得た。
実施例5
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.98のガラス質中空体(商品名「グラスバブルズK20」;住友スリーエム株式会社製)18重量部を用い且つ加えた水の量を32重量部とした以外は実施例1と同じ操作を行い、本発明粒剤を得た。
実施例6
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.98のガラス質中空体(商品名「グラスバブルズK20」;住友スリーエム株式会社製)20重量部を用い且つ加えた水の量を35重量部とした以外は実施例2と同じ操作を行い、本発明粒剤を得た。
実施例7
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.97のガラス質中空体(商品名「グラスバブルズK25」;住友スリーエム株式会社製)18重量部を用い且つ加えた水の量を27重量部とした以外は実施例2と同じ操作を行い、本発明粒剤を得た。
実施例8
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.97のガラス質中空体(商品名「グラスバブルズK25」;住友スリーエム株式会社製)20重量部を用い且つ加えた水の量を30重量部とした以外は実施例2と同じ操作を行い、本発明粒剤を得た。
実施例9
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.96のガラス質中空体(商品名「グラスバブルズK37」;住友スリーエム株式会社製)18重量部を用い且つ加えた水の量を26重量部とした以外は実施例2と同じ操作を行い、本発明粒剤を得た。
実施例10
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.96のガラス質中空体(商品名「グラスバブルズK37」;住友スリーエム株式会社製)20重量部を用い且つ加えた水の量を27重量部とした以外は実施例2と同じ操作を行い、本発明粒剤を得た。
実施例11
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.98のガラス質中空体(商品名「グラスバブルズK46」;住友スリーエム株式会社製)20重量部を用い且つ加えた水の量を25重量部とした以外は実施例2と同じ操作を行い、本発明粒剤を得た。
実施例12
プロピリスルフロン2.25重量部、ブロモブチド22.5重量部、
ポリオキシエチレンアルカンジオール(商品名「ニューカルゲンTG−310」、竹本油脂株式会社製)3.0重量部、
トリポリリン酸ナトリウム5.0重量部、
ポリアクリル酸ナトリウム(商品名「トキサノンGR−31A」、三洋化成工業社製)2.0重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名「セロゲン7A」、第一工業製薬社製)3.0重量部、
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.97のガラス質中空体(商品名「マイクロバブルズK15」;住友スリーエム株式会社製)20重量部、
ベントナイト(商品名「クニゲルV1」、クニミネ工業社製)15重量部、及び
炭酸カルシウム27.25重量部を混合し、
水40重量部を加えて混練した。得られた混練物を1.5mmφのスクリーンから押出造粒した。得られた粒子を乾燥して、本発明粒剤を得た。
実施例13
クロチアニジン1.5重量部、
ポリオキシエチレンアルカンジオール(商品名「ニューカルゲンTG−310」、竹本油脂株式会社製)3.0重量部、
トリポリリン酸ナトリウム5.0重量部、
ポリアクリル酸ナトリウム(商品名「トキサノンGR−31A」、三洋化成工業社製)2.0重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名「セロゲン7A」、第一工業製薬社製)3.0重量部、
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.97のガラス質中空体(商品名「マイクロバブルズK15」;住友スリーエム株式会社製)20重量部、
ベントナイト(商品名「クニゲルV1」、クニミネ工業社製)15重量部、及び
炭酸カルシウム50.5重量部を混合し、
水40重量部を加えて混練した。得られた混練物を1.5mmφのスクリーンから押出造粒した。得られた粒子を乾燥して、本発明粒剤を得た。
実施例14
(公序良俗違反につき、不掲載)3.0重量部、
ポリオキシエチレンアルカンジオール(商品名「ニューカルゲンTG−310」、竹本油脂株式会社製)3.0重量部、
トリポリリン酸ナトリウム5.0重量部、
ポリアクリル酸ナトリウム(商品名「トキサノンGR−31A」、三洋化成工業社製)2.0重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名「セロゲン7A」、第一工業製薬社製)3.0重量部、
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.97のガラス質中空体(商品名「マイクロバブルズK15」;住友スリーエム株式会社製)20重量部、
ベントナイト(商品名「クニゲルV1」、クニミネ工業社製)15重量部、及び
炭酸カルシウム49重量部を混合し、
水40重量部を加えて混練した。得られた混練物を1.5mmφのスクリーンから押出造粒した。得られた粒子を乾燥して、本発明粒剤を得た。
実施例15
カルタップ塩酸塩4.0重量部、ジクロシメット3.0部、
ポリオキシエチレンアルカンジオール(商品名「ニューカルゲンTG−310」、竹本油脂株式会社製)3.0重量部、
トリポリリン酸ナトリウム5.0重量部、
ポリアクリル酸ナトリウム(商品名「トキサノンGR−31A」、三洋化成工業社製)2.0重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名「セロゲン7A」、第一工業製薬社製)3.0重量部、
ガラス質中空体として、短軸/長軸:0.97のガラス質中空体(商品名「マイクロバブルズK15」;住友スリーエム株式会社製)20重量部、
ベントナイト(商品名「クニゲルV1」、クニミネ工業社製)15重量部、及び
炭酸カルシウム45重量部を混合し、
水40重量部を加えて混練した。得られた混練物を1.5mmφのスクリーンから押出造粒した。得られた粒子を乾燥して、本発明粒剤を得た。
比較例1
イマゾスルフロン2.3重量部、
ポリオキシエチレンアルカンジオール(商品名「ニューカルゲンTG−310」、竹本油脂株式会社製)3.0重量部、
トリポリリン酸ナトリウム5.0重量部、
ポリアクリル酸ナトリウム(商品名「トキサノンGR−31A」、三洋化成工業社製)2.0重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名「セロゲン7A」、第一工業製薬社製)3.0重量部、
ガラス質中空体(短軸/長軸:0.65;商品名「パーライトB−03」;ネオライト興産株式会社製)20重量部、
ベントナイト(商品名「クニゲルV1」、クニミネ工業社製)15重量部、及び
炭酸カルシウム49.7重量部を混合し、
水40重量部を加えて混練した。得られた混練物を1.5mmφのスクリーンから押出造粒した。得られた粒子を乾燥して、比較粒剤を得た。
比較例2
イマゾスルフロン2.3重量部、
ポリオキシエチレンアルカンジオール(商品名「ニューカルゲンTG−310」、竹本油脂株式会社製)3.0重量部、
トリポリリン酸ナトリウム5.0重量部、
ポリアクリル酸ナトリウム(商品名「トキサノンGR−31A」、三洋化成工業社製)2.0重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名「セロゲン7A」、第一工業製薬社製)3.0重量部、
ガラス質中空体(短軸/長軸:0.65;商品名「パーライトB−03」;ネオライト興産株式会社製)40重量部、
ベントナイト(商品名「クニゲルV1」、クニミネ工業社製)15重量部、及び
炭酸カルシウム29.7重量部を混合し、
水40重量部を加えて混練した。得られた混練物を1.5mmφのスクリーンから押出造粒した。得られた粒子を乾燥して、比較粒剤を得た。
比較例3
イマゾスルフロン2.3重量部、
ポリオキシエチレンアルカンジオール(商品名「ニューカルゲンTG−310」、竹本油脂株式会社製)3.0重量部、
トリポリリン酸ナトリウム5.0重量部、
ポリアクリル酸ナトリウム(商品名「トキサノンGR−31A」、三洋化成工業社製)2.0重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名「セロゲン7A」、第一工業製薬社製)3.0重量部、
ガラス質中空体(短軸/長軸:0.65;商品名「パーライトB−03A」;ネオライト興産株式会社製)50重量部、
ベントナイト(商品名「クニゲルV1」、クニミネ工業社製)15重量部、及び
炭酸カルシウム19.7重量部を混合し、
水40重量部を加えて混練した。得られた混練物を1.5mmφのスクリーンから押出造粒した。得られた粒子を乾燥して、比較粒剤を得た。
試験例
実施例4、12、13、14、15で得られた本発明粒剤および比較例1、2、3で得られた比較粒剤40gを、ポリビニルアルコールフィルム(商品名「ハイセロンS−660」、日本合成化学工業社製)に包装、農薬製剤を得た。
これを広さ100m2、水深5cmの水田に投下した。
粒剤の拡散性を、下記の基準で評価した。その結果、実施例4、12、13、14、15で得られた本発明粒剤は◎だったが、比較例1、2、3で得られた比較粒剤は×の評価であった

◎:水溶性フィルムが溶解した後、粒剤が水田全体に均一に広がるのに要した時間が30分以内であった。
○:水溶性フィルムが溶解した後、粒剤が水田全体に均一に広がるのに要した時間が30分〜1時間であった。
△:水溶性フィルムが溶解した後、粒剤が水田全体に均一に広がるのに要した時間が1時間以上であった。
×:水溶性フィルムが溶解した後、粒剤が水田全体に均一に広がらなかった。
本発明粒剤は水田用の農薬製剤として有用である。

Claims (4)

  1. 農薬活性成分と、ガラス質中空体と、固体担体とを含有する農薬粒剤であって、
    ガラス質中空体が下式を満たすガラス質中空体である農薬粒剤。
    式:0.85≦短軸/長軸≦1.00
  2. ガラス質中空体が、農薬粒剤全量に対して15〜25重量%含有される請求項1記載の農薬粒剤。
  3. ガラス質中空体が、粒径15〜150μmのガラス質中空体である請求項1又は請求項2記載の農薬粒剤。
  4. 請求項1〜請求項3いずれか1項記載の農薬粒剤が水溶性フィルムに包装されてなる水田用農薬製剤。
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