JP4410322B2 - 無水硫酸ナトリウム含有粒状組成物およびその製造法 - Google Patents

無水硫酸ナトリウム含有粒状組成物およびその製造法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、農薬製剤等として利用可能な粒状組成物およびその製造法に関し、更に詳細には、無水硫酸ナトリウムを含有し、湿式造粒法により得られる粒状組成物において、湿式造粒時の造粒、並びに粒状物の乾燥状態が改善された粒状組成物およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、農薬製剤としては、粒剤、粉剤、乳剤、水和剤、フロアブル剤、粒状水和剤等の剤型がある。これらの農薬製剤の中で粒剤、粒状水和剤等の粒状組成物は、使用時に粉立ちがなく使用者への安全性が高いこと、人体あるいは環境に悪影響を及ぼす有機溶剤を含まないことなどの理由から広く一般に使用されている。またこの製剤は、製剤中に含まれる水分が少なく、加水分解を受けやすい農薬活性成分を配合する製剤の剤型として最も適したものである。
【0003】
粒剤や粒状水和剤等の粒状組成物には、増量剤として、クレー、ベントナイト、炭酸カルシウム、タルク等の非水溶性増量剤、塩化カリウム、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩類、蔗糖、ラクトース等の糖類、尿素等の水溶性増量剤が用いられ得ることは知られている。実際に一部の粒剤あるいは粒状水和剤においては、これら増量剤のうち、水溶性増量剤が用いられ、良好な分散性、成分拡散性を有した製剤が市販されている。
【0004】
ところで、前記水溶性増量剤の中で、無水硫酸ナトリウムは金属腐食性が低いこと、工業的な原料として安定供給されること、比較的安価であることから農薬製剤の好適な増量剤であるとされているが、湿式造粒して得られる、粒剤や粒状水和剤等の粒状組成物の増量剤としては使用できないとされていた。
【0005】
すなわち、粒剤や粒状水和剤等の粒状製剤は適当量の水を加えて造粒した後、即ち湿式造粒の後、水分を乾燥して製造するのが一般的である。しかし、増量剤として無水硫酸ナトリウム及び硫酸ナトリウム水和物を用いた場合、特にこれらの含有量が組成物中30%以上の場合、得られた造粒物を40℃以上の温風で乾燥すると融けた状態となり、粒状物が得られないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、無水硫酸ナトリウムは農薬製剤の増量剤としては優れた性質を有しながら、湿式造粒により得られる粒状組成物においては利用できないという、問題があり、この問題を解消することが本発明の課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記実情に鑑み、無水硫酸ナトリウムを含有する粒状組成物を得べく鋭意研究した結果、特定の化合物は無水硫酸ナトリウムの含水塩の形成を阻害する作用があり、これを含水塩形成抑制剤として用いれば、湿式造粒後の乾燥工程においても粒状組成物が融けることはなく、優れた性能の粒状組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち本発明は、無水硫酸ナトリウムおよび含水塩形成抑制剤を含有し、湿式造粒法により製造された粒状組成物を提供するものである。
また本発明は、無水硫酸ナトリウムおよび含水塩形成抑制剤を含む組成物に水を加えて造粒し、次いでこの造粒物を40℃以上で乾燥する粒状組成物の製造法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の粒状組成物は、無水硫酸ナトリウムおよび含水塩形成抑制剤を含む組成物を湿式造粒することにより得られる。 ここで湿式造粒とは、押し出し造粒、流動層造粒、攪拌造粒等を含むもので、水を介在させて粉体同士を付着させる造粒方法をさす。
【0010】
本発明の粒状組成物において、必須の成分である無水硫酸ナトリウムは結晶性の水溶性塩類であり、水を加えると水和物を生成することが知られているものである。本発明には、無水硫酸ナトリウム単独、またはこれと硫酸ナトリウム水和物の混合物を用いることができる。
【0011】
一方、本発明の粒状組成物中の他の成分である含水塩形成抑制剤は、20℃の水100gに対して10g以上が溶解する物質であり、その例としては、炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸マグネシウム、クエン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム等の有機又は無機酸塩類、リグニンスルホン酸塩等の界面活性剤、尿素等が挙げられる。中でも炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、尿素が好適である。これらは単独で用いることもできるが、2種以上を混合して用いてもよい。
【0012】
本発明の粒状組成物における含水塩形成抑制剤の含有量は、組成中の無水硫酸ナトリウムに対して2%程度以上である。特に、組成物中の無水硫酸ナトリウム含有量が30%以上と多い場合、好ましくは5%以上である。又、本発明の粒状組成物中における無水硫酸ナトリウムの含有量は特に限定されないが、30%以上の場合、本発明は特に有効である。
【0013】
本発明における粒状組成物は、上記の無水硫酸ナトリウムと含水塩形成抑制剤を含有する組成物に水を加えた後造粒し、次いでこの造粒物を40℃以上で乾燥することにより製造される。 この造粒方法としては、押し出し造粒、流動層造粒、攪拌造粒等の公知の湿式造粒法が利用できる。
【0014】
より具体的に本発明の粒状組成物の製造法を説明すれば、次の通りである。すなわち、まず、無水硫酸ナトリウムあるいはこれと硫酸ナトリウム水和物の混合物に、含水塩形成抑制剤を必須成分として含有する粉体組成物を調製する。この組成物の粉体の粒度は特に限定されないが、粉体中に無水硫酸ナトリウム及び含水塩形成抑制剤が均一に分散してくることが好ましく、一般には乾式粉砕を行って粉体組成物を調製する。
【0015】
次いで、この粉体組成物を湿式造粒法により造粒する。押し出し造粒の場合は、前述の粉体組成物に適当量の水を加えて混練した後、一般に0.1mmから20mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒する。また、流動層造粒の場合は、前述の粉体組成物を容器の中に入れ、下からの温風で粉体を吹き上げて流動状態を作り、そこにスプレーで水を噴霧する。これにより、粉体粒子同士が付着し合い、徐々に粒が形成される。更に混合造粒の場合は、前述の粉体組成物を容器の中に入れ、容器自体を回転させて粉体を動かすか、あるいは容器の中の羽根を回転させて粉体を動かし、そこにスプレーで水を噴霧する。これにより粉体粒子同士が付着し合い、徐々に粒が形成される。
【0016】
上記の流動層造粒、混合造粒とも所定の粒径となったところで水の噴霧あるいは粉体の動きを止めて粒状組成物を得る。
【0017】
最後に湿式造粒により得られた粒状組成物は、一般には温風による通風乾燥あるいは真空乾燥を行い、水分を低下あるいは除去する。通常、乾燥後の粒状組成物中の水分は20%以下であるが、ある程度以上の硬さの粒状組成物を得るため、または加水分解を受けやすい農薬活性成分の分解を抑えるためには、望ましくは10%以下、さらに好ましくは5%以下とする。
【0018】
本発明の粒状組成物においては、水分を含有した状態であっても硫酸ナトリウムは無水物として存在し得る。 この場合、粒状組成物中で硫酸ナトリウムが無水物として存在することは、乳鉢等ですり潰した後粉末X線回析装置で測定することで、容易に判別することができる。 なお、場合によっては、含まれる水分を湿式造粒のために添加する水分の量に換算し、硫酸ナトリウム水和物単独で用いることもできる。
【0019】
以上の如くして得られる本発明の粒状組成物は、無水硫酸ナトリウムの含有が許容される全ての粒状製剤、粒状組成物に適用することができ、幅広い産業分野での利用が期待されるが、特に農薬については、粒剤及び粒状水和剤として有利に用いることができる。
【0020】
本発明の粒状組成物を農薬製剤として利用する場合、その組成には、本発明の必須成分である無水硫酸ナトリウム(及び必要に応じて硫酸ナトリウム水和物)、含水塩形成抑制剤の他、一般に農薬製剤に配合される農薬活性成分、界面活性剤、無水硫酸ナトリウム以外の増量剤、その他補助剤等が含ませることができる。
【0021】
農薬活性成分としては、公知の除草剤、殺菌剤、殺虫剤、植物成長調節剤等を利用することができる。
【0022】
このうち、除草剤の例としては、2,4−ジクロルフェノキシ酢酸(2,4−D)、2−メチル−4−クロロフェノキシ酪酸(MCPB)、2−メチル−4−クロロフェノキシチオ酢酸−S−エチル(フェノチオール)、α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド(ナプロアニリド)、5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−ニトロ安息香酸メチル(ビフェノックス)、S−(4−クロルベンジル)N,N−ジエチルチオカーバメート(ベンチオカーブ)、S−ベンジル=1,2−ジメチルプロピル(エチル)チオカルバマート(エスプロカルブ)、S−エチルヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−カーボチオエート(モリネート)、S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペリジン−1−カルボチオアート(ジメピペレート)、O−3−tert−ブチルフェニル=6−メトキシ−2−ピリジル(メチル)チオカルバマート(ピリブチカルブ)、3,4−ジクロロプロピオンアニリド(DCPA)、2−クロロ−2'、6'−ジエチル−N−(ブトキシメチル)アセトアニリド(ブタクロール)、2−クロロ−2'、6'−ジエチル−N−(2−プロポキシエチル)アセトアニリド(プレチラクロール)、(RS)−2−ブロモ−N−(α、α−ジメチルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミド(ブロモブチド)、2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチルアセトアニリド(メフェナセット)、1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(パラトリル)尿素(ダイムロン)、メチル=α−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−O−トルアート(ベンスルフロンメチル)、1−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素(イマゾスルフロン)、エチル=5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシラート(ピラゾスルフロンエチル)、2メチルチオ−4,6−ビス(エチルアミノ)−s−トリアジン(シメトリン)、2−メチルチオ−4,6−ビス(イソプロピルアミノ)−s−トリアジン(プロメトリン)、2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン(ジメタメトリン)、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネート(ピラゾレート)、2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]アセトフェノン(ピラゾキシフェン)、(RS)−2−(2,4−ジクロロ−m−トリルオキシ)プロピオンアニリド(クロメプロップ)、2−[4−[2,4−ジクロロ−m−トルオイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]−4'−メチルアセトフェノン(ベンゾフェナップ)、S−2−ベンゼンスルホンアミドエチル O,O−ジイソプロピル ホスホロジチオエート(ベンスライド)、α,α,α−トリフルオロ−2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピル−p−トルイジン(トリフルラリン)、S−(2−メチル−1−ピペリジル−カルボニルメチル)−O,O−ジ−n−プロピルジチオホスフェート(ピペロホス)、S,S'−ジメチル=2−ジフルオロメチル−4−イソブチル−6−トリフルオロメチルピリジン−3,5−ジカルボチオアート(ジチオピル)、N−(1−エチルプロピル)−3,4−ジメチル−2,6−ジニトロアニリン(ペンディメタリン)、2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニル)−2',6'−ジメチルアセトアニリド(テニルクロール)、n−ブチル−(R)−2−[4−(2−フルオロ−4−シアノフェノキシ)フェノキシ]プロピオネート(シハロホップブチル)、1−(ジエチルカルバモイル)−3−(2,4,6−トリメチルフェニルスルフォニル)−1,2,4−トリアゾール(シフェンストロール)、N−{[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル]}−1−メチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)(アジムスルフロン)、メチル 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−[(E)−1−(メトキシイミノ)エチル]ベンゾエイト(ピリミノバックメチル)等が挙げられる。
【0023】
また、殺菌剤の例としては、N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド(キャプタン)、テトラクロロイソフタロニトリル(TPN)、4,5,6,7−テトラクロルフタリド(フサライド)、O,O−ジイソプロピル−S−ベンジルチオフォスフェート(IBP)、1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン(チオファネートメチル)、メチル−1−ブチルカルバモイル)−2−ベンゾイミダゾールカーバメート(ベノミル)、3'−イソプロポキシ−2−メチルベンズアニリド(メプロニル)、α,α,α−トリフルオロ−3'−イソプロポキシ−O−トルアニリド(フルトラニル)、3,4,5,6−テトラクロロ−N−(2,3−ジクロロフェニル)フタルアミド酸(テクロフタラム)、1−(4−クロロベンジル)−1−シクロペンチル−3−フェニル尿素(ペンシクロン)、6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)−3(2H)−ピリダジノン(ジクロメジン)、メチル=N−(2−メトキシアセチル)−N−(2,6−キシリル)−DL−アラニナート(メタラキシル)、(E)−4−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−N−(1−イミダゾール−1−イル−2−プロポキシエチリデン)−o−トルイジン(トリフルミゾール)、カスガマイシン、バリダマイシン、3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド(プロベナゾール)、ジイソプロピル−1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロネート(イソプロチオラン)、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール(トリシクラゾール)、1,2,5,6−テトラヒドロピロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−オン(ピロキロン)、5−エチル−5,8−ジヒドロ−8−オキソ[1,3]ジオキソロ[4,5−g]キノリン−7−カルボン酸(オキソリニック酸)、(Z)−2'−メチルアセトフェノン=4,6−ジメチルピリミジン−2−イルヒドラゾン4,5,6,7−テトラクロロフタリド(フェリムゾン)、3−(3,5−ジクロロフェニル)−N−イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−カルボキサミド(イプロジオン)等が挙げられる。
【0024】
更に殺虫剤の例としては、O,O−ジメチル−O−(3−メチル−4−ニトロフェニル)チオホスフェート(MEP)、(2−イソプロピル−4−メチルピリミジル−6)−ジエチルチオホスフェート(ダイアジノン)、1−ナフチル−N−メチルカーバメート(NAC)、O,O−ジエチル=O−キノキサリン−2−イル=ホスホロチオアート(キナルホス)、O,O−ジエチル−O−(5−フェニル−3−イソキサゾイル)ホスホロチオエート(イソキサチオン)、O,O−ジエチル−O−(3−オキソ−2−フェニル−2H−ピリダジン−6−イル)ホスホロチオエート(ピリダフェンチオン)、O,O−ジメチル−O−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエート(クロルピリホスメチル)、ジメチル−メチルカルバモイルエチルチオエチルホスホロチオレート(バミドチオン)、ジメチルジカルベトキシエチルジオチオホスフェート(マラソン)、O,O−ジメチル−S−(N−メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート(ジメトエート)、3−(ジメトキシホスフィニルオキシ)−N−メチル−シス−クロトンアミド(モノクロトホス)、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチオフェニルホスフェート(プロパホス)、O,S−ジメチル−N−アセチルホスホロアミドチオエート(アセフェート)、エチルパラニトロフェニルチオノベンゼンホスホネート(EPN)、2−セカンダリ−ブチルフェニル−N−メチルカーバメート(BPMC)、3,5−キシリル−N−メチルカーバメート(XMC)、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ[b]フラニル=N−ジブチルアミノチオ−N−メチルカルバマート(カルボスルファン)、エチル=N−[2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ]−N−イソプロピル−β−アラニナート(ベンフラカルブ)、S−メチル−N[(メチルカルバモイル)オキシ]チオアセトイミデート(メソミル)、1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−H−イリデンアミン(イミダクロプリド)、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル=(RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシラート(シクロプロトリン)、2−イソプロポキシフェニル−N−メチルカーバメート(PHC)、2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル=3−フェノキシベンジル=エーテル(エトフェンプロックス)、1,3−ビス(カルバモイルチオ)−2−(N,N−ジメチルアミノ)プロパン塩酸塩(カルタップ)、5−ジメチルアミノ−1,2,3−トリチアンシュウ酸塩(チオシクラム)、S,S'−2−ジメチルアミノトリメチレン=ジ(ベンゼンチオスルホナート)(ベンスルタップ)、2−ターシャリ−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5,6テトラヒドロ−2H−1,3,5−チアジアジン−4−オン(ブプロフェジン)等が挙げられる。
【0025】
更にまた、植物成長調節剤の例としては、4'−クロロ−2'−(α−ヒドロキシベンジル)イソニコチンアニリド(イナベンフィド)、(2RS,3RS)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール(パクロブトラゾール)、(E)−(S)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタ−1−エン−3−オール(ウニコナゾール)等を挙げることができる。
【0026】
以上の農薬活性成分の開示は単なる例示であり、これに特に限定されるものではない。又、これらの農薬活性成分は単独で又は2種以上を混合して用いることができることもいうまでもない。 これら農薬活性成分の配合割合の合計は、組成物100重量部に対して、通常、1重量部〜70重量部であるが、この量も特に限定されるものではない。
【0027】
本発明の粒状組成物を農薬製剤として利用する場合に利用しうる界面活性剤としては、例えば、ポリエチレングリコール高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル、ソルビタンモノアルキレート、アセチレングリコール、ポリオキシエチレンアセチレングリコールエーテル等のノニオン性界面活性剤、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキル燐酸エステル塩、アルキルアリール硫酸エステル塩、アルキルアリール燐酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸塩及びその縮合物、リグニンスルホン酸塩、アクリル酸とイタコン酸の共重合物あるいはメタアクリル酸とイタコン酸の共重合物、マレイン酸とスチレンの共重合物、マレイン酸とジイソブチレンの共重合物及びこれらのアルカリ金属塩等のポリカルボン型高分子活性剤、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル燐酸エステル塩、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。又、これらの界面活性剤は単独であるいは2種以上を混合して用いることができる。
【0028】
更に、無水硫酸ナトリウム(及び硫酸ナトリウム水和物)以外の増量剤としては、公知の水溶性あるいは非水溶性物質を用いることができ、又、これらを組み合わせて用いることもできる。水溶性増量剤としては、例えば、蔗糖、ラクトース等の糖類等を挙げることができる。また非水溶性増量剤としては、例えば、クレー類、炭酸カルシウム、ベントナイト、タルク、珪藻土、ゼオライト、アタパルジャイト、石膏、陶石、ホワイトカーボン等が挙げられ、非水溶性浮遊増量剤の例としては、軽石、木粉、真珠岩や黒曜石よりなるパーライト、シラスよりなる発泡シラス、アルミノシリケート系で焼成してなるフィライト、珪酸ソーダあるいは硼砂を発泡させたマイクロバルーン、コルク粉、フェノール樹脂よりなるフェノールマイクロバルーン、エポキシ樹脂よりなるエコスフェアー、ポリウレタンよりなるポリウレタンフォーム、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合物よりなるマイクロスフェアー等の中空体を挙げることができるが、特に限定されない。
【0029】
その他補助剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース金属塩、ポリビニルアルコール、α化デンプン、デキストリン、キサンタンガム、グアシードガム、蔗糖、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、平均分子量6,000〜20,000のポリエチレングリコール、平均分子量10万〜500万のポリエチレンオキシド等の結合剤、グリコール類、グリコールエーテル類、芳香族炭化水素、シリコーンオイル等の溶剤類、トリポリリン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム等の物性向上剤、分解防止剤、固結防止剤、融点降下剤等を用いることができる。これらの成分は必要に応じて適量を配合することができる。
【0030】
かくして得られる本発明の粒状組成物は、従来、無水硫酸ナトリウムを用いた場合には困難とされていた湿式造粒で製造することができるため、粒径が比較的大きく、かつ見掛け比重が小さい製剤として得ることができる。
従って、この組成物は、フロアブル剤、ジャンボ剤等の農薬製剤として有利に利用することができる。
【0031】
【実施例】
以下、本発明を実施例および試験例においてさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものではない。なお、以下の実施例において、部は重量部を表す。又、各実施例の加水量は、湿式造粒に必要な粘弾性が得られた時の量である。乾燥により加えた水は蒸発するため、乾燥後各組成の合計は100部となる。
【0032】
実 施 例 1
無水硫酸ナトリウム30部、塩化ナトリウム0.6部、ベントナイト10部および炭酸カルシウム59.4部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体に14部の水を加えて混練した後、1mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を80℃の温度で通風乾燥し、粒状組成物を得た。
【0033】
実 施 例 2
無水硫酸ナトリウム80部、尿素12部およびα化デンプン8部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体に15部の水を加えて混練した後、1mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を80℃の温度で通風乾燥し、粒状組成物を得た。
【0034】
実 施 例 3
無水硫酸ナトリウム70部、硫酸アンモニウム18部、ポリビニルアルコール3部およびクレー9部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体に15部の水を加えて混練した後、1mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を80℃の温度で通風乾燥し、粒状組成物を得た。
【0035】
実 施 例 4
硫酸ナトリウム10水和物35部、ポリアクリル酸ナトリウム0.5部および炭酸カルシウム34.1部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体と、粉砕した尿素14部を混合し、混練した後、1mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を80℃の温度で通風乾燥し、粒状組成物を得た。
【0036】
実 施 例 5
無水硫酸ナトリウム75部およびリグニンスルホン酸ナトリウム塩25部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体を円盤形容器に入れ、容器を傾けながら回転させて粉体を動かし、そこに水を12部噴霧して混合造粒した。造粒物の粒径が1mm〜3mmとなった時点で容器の回転を止めた後、得られた造粒物を80℃の温度で通風乾燥し、粒状組成物を得た。
【0037】
実 施 例 6
ベンスルフロンメチル0.5部、ピリミノバックメチル0.3部、無水硫酸ナトリウム50部、酢酸ナトリウム2.5部、デキストリン2部、トリポリリン酸ナトリウム1部、ベントナイト10部および炭酸カルシウム33.7部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体を容器に入れ、容器内の羽根を回転させて粉体を動かし、そこに水を18部噴霧して混合造粒した。造粒物の粒径が1mm〜3mmとなった時点で容器の回転を止めた後、得られた造粒物を70℃の温度で通風乾燥し、粒状組成物を得た。
【0038】
実 施 例 7
トリシクラゾール20部、無水硫酸ナトリウム50部、塩化カリウム2.5部、マレイン酸とスチレンの共重合物3部、アルキルアリール硫酸エステル塩2部、ラクトース10部およびクレー12.5部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体を容器の中に入れ、容器の下のメッシュプレートから60℃風を送り、粉体を吹き上げて流動状態となっているところに水を50部噴霧し流動層造粒した。造粒物の粒径は0.5mm〜2mmであった。水の噴霧終了後、同温度で造粒物を容器内で流動乾燥し、粒状組成物を得た。
【0039】
実 施 例 8
ベンスルフロンメチル0.5部、ピリミノバックメチル0.3部、カフェンストロール2.1部、無水硫酸ナトリウム81.1部、炭酸ナトリウム10部、ポリアクリル酸ナトリウム1部、ジアルキルスルホン酸塩3部およびアルキル硫酸エステル塩2部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体に12部を水を加えて混練した後、1.5mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を80℃の温度で通風乾燥し、粒状組成物を得た。
【0040】
実 施 例 9
ベンスルフロンメチル2部、ピリミノバックメチル1.2部、無水硫酸ナトリウム66.3部、尿素12部、アセチレングリコール2.5部、ホワイトカーボン2.5部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル3部、ポリアクリル酸ナトリウム0.5部およびマイクロスフェアー10部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体に15部の水を加えて混練した後、5mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を100Torrの減圧下、50℃の温度で真空乾燥し、粒状組成物を得た。
【0041】
実 施 例 10
ベンスルフロンメチル2部、ピリミノバックメチル1.2部、無水硫酸ナトリウム69.3部、塩化カリウム6部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル3部、ナフタレンスルホン酸塩の縮合物3部、ポリアクリル酸ナトリウム0.5部およびマイクロスフェアー10部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体に10部の水を加えて混練した後、0.8mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を60℃の温度で通風乾燥し、粒状組成物を得た。
【0042】
実 施 例 11
ベンスルフロンメチル2部、ピリミノバックメチル1.2部、無水硫酸ナトリウム61.4部、塩化カリウム6部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル3部、ナフタレンスルホン酸塩の縮合物3部、ポリアクリル酸ナトリウム0.5部およびマイクロスフェアー10部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体に別に粉砕した硫酸ナトリウム10水和物17.9部を混合し、混練した後、0.8mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を60℃の温度で通風乾燥し、粒状組成物を得た。
【0043】
比 較 例 1
無水硫酸ナトリウム100部を粉砕して得られた粉体に142部の水を加えて混練した後、1mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を80℃の温度で通風乾燥したが、融けた状態となり粒状組成物は得られなかった。
【0044】
比 較 例 2
無水硫酸ナトリウム90部、蔗糖5部およびクレー5部を混合し、粉砕して得られた粉体を円盤形容器に入れ、容器を傾けながら回転させて粉体を動かし、そこに水を127部噴霧して混合造粒した。造粒物の粒径が1mm〜3mmとなった時点で容器の回転を止めた後、得られた造粒物を80℃の温度で通風乾燥したが、融けた状態となり粒状組成物は得られなかった。
【0045】
比 較 例 3
硫酸ナトリウム10水和物35部、ポリアクリル酸ナトリウム0.5部および炭酸カルシウム14.5部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体と、粉砕した蔗糖50部を混合し混練した後、1mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を80℃の温度で通風乾燥したが、融けた状態となり粒状組成物は得られなかった。
【0046】
比 較 例 4
トリシクラゾール20部、無水硫酸ナトリウム50部、マレイン酸とスチレンの共重合物3部、アルキルアリール硫酸エステル塩2部、ラクトース10部およびクレー15部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体を容器の中に入れ、容器の下のメッシュプレートから60℃風を送り、粉体を吹き上げて流動状態となっているところに水を噴霧し流動層造粒したが80部を噴霧したところで融けた状態となり粒状組成物は得られなかった。
【0047】
比 較 例 5
ベンスルフロンメチル0.5部、ピリミノバックメチル0.3部、カフェンストロール2.1部、無水硫酸ナトリウム91.1部、ポリアクリル酸ナトリウム1部、ジアルキルスルホン酸塩3部およびアルキル硫酸エステル塩2部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体に85部の水を加えて混練した後、1.5mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を80℃の温度で通風乾燥したが、融けた状態となり粒状組成物は得られなかった。
【0048】
比 較 例 6
ベンスルフロンメチル2部、ピリミノバックメチル1.2部、無水硫酸ナトリウム78.3部、アセチレングリコール2.5部、ホワイトカーボン2.5部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル3部、ポリアクリル酸ナトリウム0.5部およびマイクロスフェアー10部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体に100部の水を加えて混練した後、5mmの穴を開けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を100Torrの減圧下、50℃の温度で真空乾燥したが、融けた状態となり粒状組成物は得られなかった。
【0049】
比 較 例 7
ベンスルフロンメチル2部、ピリミノバックメチル1.2部、無水硫酸ナトリウム75.3部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル3部、ナフタレンスルホン酸塩の縮合物3部、ポリアクリル酸ナトリウム0.5部およびマイクロスフェアー10部を混合し、粉砕して粉体を得た。この粉体に10部の水を加えて混練した後、0.8mmの穴を明けたプレートから押し出して造粒した。得られた造粒物を60℃の温度で通風乾燥したが、融けた状態となり粒状組成物は得られなかった。
【0050】
試 験 例 1
実施例1〜11より得られた乾燥前と乾燥後の粒状組成物、及び、比較例1〜7より得られた乾燥前の粒状組成物を乳鉢ですり潰し、粉末X線回析装置によって分析した。その結果、実施例1〜10より得られた乾燥前と乾燥後の粒状組成物中の硫酸ナトリウムは無水物であったが、比較例1〜7より得られた乾燥前の粒状組成物は10水和物であった。
【0051】
試 験 例 2
実施例6、8〜11で得られた農薬除草剤粒状組成物を水田に散布したところ、極めて短時間で粒が消失し、優れた拡散性を示した。 また、実施例7で得られた農薬殺菌剤粒状組成物を水に投入したところ、極めて短時間で粒が消失し、懸濁性良好な散布液を調製することができた。
【0052】
【発明の効果】
本発明の湿式造粒により得られる粒状組成物は、増量剤として無水硫酸ナトリウムを含有するが、乾燥時に造粒したものが融けた状態になることはなく、通常の粒状物として乾燥が可能である。即ち、本発明により農薬製剤等として広く使用できる無水硫酸ナトリウムを含有する粒状組成物が得られる。
以 上

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、成分(B)および成分(C)
    (A)組成物中の含有量が30%以上である無水硫酸ナトリウム
    (B)塩化ナトリウム、尿素、硫酸アンモニウム、リグニンスルホン酸ナトリウム塩、酢酸ナトリウム、塩化カリウムおよび炭酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の含水塩形成抑制剤および
    (C)除草剤、殺虫剤および植物成長調節剤からなる群から選択される少なくとも1種の農薬有効成分
    を含有し、湿式造粒法により製造された粒状農薬組成物。
  2. 無水硫酸ナトリウムに対する含水塩形成抑制剤の割合が2%以上である請求項第1項記載の粒状農薬組成物。
  3. 粒剤または粒状水和剤である請求項第1項または第2項記載の粒状農薬組成物。
  4. (A)組成物中の含有量が30%以上である無水硫酸ナトリウム、(B)塩化ナトリム、尿素、硫酸アンモニウム、リグニンスルホン酸ナトリウム塩、酢酸ナトリウム、塩化カリウムおよび炭酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の含水塩形成抑制剤および(C)除草剤、殺虫剤および植物成長調節剤からなる群から選択される少なくとも1種の農薬有効成分を含む組成物に水を加えて湿式造粒し、次いでこの造粒物を40℃以上で乾燥することを特徴とする粒状農薬組成物の製造法。
  5. 無水硫酸ナトリウムに対する含水塩形成抑制剤の割合が2%以上である請求項第4項記載の粒状農薬組成物の製造法。
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