JP5707793B2 - 基板貼り合せ装置、基板貼り合せ方法および積層半導体装置製造方法 - Google Patents

基板貼り合せ装置、基板貼り合せ方法および積層半導体装置製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板ホルダ、基板貼り合せ装置、積層半導体装置製造方法及び積層半導体装置に関する。
半導体装置の実装密度を高める目的で、電子回路が形成された複数の基板を積層した積層型の半導体装置が注目されている。複数の基板を積層する場合に、特許文献1が開示したような基板位置合せ装置により基板同士を位置合せする。当該基板位置合せ装置において、基板が基板ホルダにより保持される。
特許文献1 特開2009−245963号公報
しかし、基板を保持した基板ホルダがステージに設置される場合、予め定められた位置から大きくずれると、その後の基板の位置合せが難しくなり、極端の場合には基板同士の位置合せができなくなるおそれがある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、基板を載置面に載置するホルダ本体と、ホルダ本体に設けられた一対の端子、および、一対の端子間を電気的に接続する接続線を有し、ホルダ本体が予め定められた位置に配された場合に一対の端子が外部の端子に接触して電気的な閉回路を形成する接続部材とを備える基板ホルダが提供される。
本発明の第2の態様においては、基板を互いに対向する載置面に挟んで保持する一対のホルダ本体と、一対のホルダ本体のそれぞれに配され、一対のホルダ本体が基板を載置面に挟んで保持する場合に、互いに電気的に接続する接続線、および、電気的に接続された接続線の両端に配された一対の端子であって、ホルダ本体が予め定められた位置に配された場合に一対の端子が外部の端子に接触して電気的な閉回路を形成する接続部材とを備え、一対の端子は、一対のホルダ本体の何れか一方に露出して配される、または、一対のホルダ本体の両方に一つずつ露出して配される基板ホルダが提供される。
本発明の第3の態様においては、上記の基板ホルダを用いて、複数の基板を重ね合わせて貼り合せる基板貼り合せ装置が提供される。
本発明の第4の態様においては、上記基板貼り合せ装置により複数の基板を積層して積層半導体装置を製造する積層半導体装置製造方法が提供される。
本発明の第5の態様においては、上記積層半導体装置製造方法により製造された積層半導体装置が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態である基板貼り合せ装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。 ステージ装置140の構造を概略的に示す正面図である。 下基板ホルダ125の一例を概略的に示す平面図である。 下基板ホルダ125における接続部材及び静電吸着部と第2テーブル142における給電回路との対応関係を概略的に示す断面図である。 接続部材の他の実施形態を概略的に示す断面図である。 接続部材の他の実施形態を概略的に示す断面図である。 接続部材により閉回路を形成した図6の実施形態を示す断面図である。 接続部材の他の実施形態を概略的に示す断面図である。 積層半導体装置の製造方法の概略を示すフローチャートである。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、基板貼り合せ装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。基板貼り合せ装置100は、筐体102と、常温部104と、高温部106と、基板カセット112、114、116とを備える。常温部104および高温部106は、共通の筐体102の内部に設けられる。
基板カセット112、114、116は、筐体102の外部に、筐体102に対して脱着自在に装着される。基板カセット112、114、116は、基板貼り合せ装置100において接合される第1基板122および第2基板123を収容する。基板カセット112、114、116により、複数の第1基板122および第2基板123が一括して基板貼り合せ装置100に装填される。また、基板貼り合せ装置100において接合された第1基板122および第2基板123が一括して回収される。
常温部104は、筐体102の内側にそれぞれ配された、プリアライナ126、ステージ装置140、基板ホルダラック128および基板取り外し部130と、一対の搬送部132、134とを備える。常温部104の内部は、基板貼り合せ装置100が設置された環境の室温と略同じ温度が維持されるように温度管理される。常温部104は、大気中で第1基板122および第2基板123を搬送する。
プリアライナ126は、高精度であるが故にステージ装置140の狭い調整範囲に第1基板122または第2基板123の位置が収まるように、個々の第1基板122または第2基板123の位置を仮合わせする。この場合に、プリアライナ126は第1基板122等の外形を観察することにより、第1基板122等の位置決めを行う。これにより、ステージ装置140が第1基板122および第2基板123の位置を確実に位置決めすることができる。
基板ホルダラック128は、複数の上基板ホルダ124および複数の下基板ホルダ125を収容して待機させる。基板ホルダラック128は、アライメント機能を有する。上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125が搬送部134によりステージ装置140に載置されるとき、大きな位置ずれが発生しないように、基板ホルダラック128は、上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125の向きを予め合わせることができる。
ステージ装置140は、貼り合せの対象である第1基板122と第2基板123における接合すべき電極同士の位置を合わせて、重ね合わせる。ステージ装置140を包囲して断熱壁145およびシャッタ146が設けられる。断熱壁145およびシャッタ146に包囲された空間は空調機等に連通して温度管理され、ステージ装置140における位置合わせ精度を維持する。
ステージ装置140は、第1テーブル141と、第2テーブル142と、制御部148とを有する。第1テーブル141は、ステージ装置140の天板の下面に固定される。第1テーブル141の下面が真空吸着により上基板ホルダ124を保持する。当該吸着方法は、静電吸着であってもよい。上基板ホルダ124は、静電吸着により第1基板122を保持する。
第2テーブル142は、第1テーブル141に対向して、ステージ装置140の底板の上に、XYZ方向に移動可能に配置される。第2テーブル142は、傾斜機能を有する。第2テーブル142の上面が真空吸着により下基板ホルダ125を保持する。下基板ホルダ125は、第2基板123を静電吸着により保持する。
制御部148は、第2テーブル142の移動を制御する。制御部148は、第2テーブル142を移動させて、第1テーブル141に保持された第1基板122に対して、第2基板123の位置を合わせる。制御部148は、第2テーブル142を上昇させて、第1基板122と第2基板123を重ね合せることができる。その後、上基板ホルダ124と下基板ホルダ125に挟まれた第1基板122と第2基板123は、位置止め機構により仮止めされる。上基板ホルダ124と下基板ホルダ125及びそれらに挟まれた第1基板122と第2基板123の組合せを「ホルダ対」と記載することがある。
基板取り外し部130は、高温部106から搬出された上基板ホルダ124および下基板ホルダ125に挟まれて貼り合わされた第1基板122および第2基板123を取り出す。貼り合わされた第1基板122および第2基板123を「積層基板」と記載することがある。上基板ホルダ124および下基板ホルダ125から取り出された積層基板は、搬送部134、132および第2テーブル142により基板カセット112、114、116のうちのひとつに戻されて収容される。積層基板を取り出された上基板ホルダ124および下基板ホルダ125は、基板ホルダラック128に戻されて待機する。基板取り外し部130は、基板ホルダラック128の上方に配される。
なお、基板貼り合せ装置100に装填される第1基板122および第2基板123は、単体のシリコンウエハ、化合物半導体ウェハ、ガラス基板等の他、それらに素子、回路、端子等が形成されたものであってよい。また、装填された第1基板122および第2基板123が、既に複数のウェハを積層して形成された積層基板である場合もある。
一対の搬送部132、134のうち、基板カセット112、114、116に近い側に配置された搬送部132は、基板カセット112、114、116、プリアライナ126およびステージ装置140の間で第1基板122および第2基板123を搬送する。一方、基板カセット112、114、116から遠い側に配置された搬送部134は、ステージ装置140、基板ホルダラック128、基板取り外し部130およびエアロック220の間で、第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬送する。
搬送部134は、基板ホルダラック128に対して、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125の搬入および搬出も担う。第1テーブル141に第1基板122を保持させる場合に、搬送部134は、まず基板ホルダラック128から一枚の上基板ホルダ124を取り出して第2テーブル142に載置する。第2テーブル142は、基板カセット112、114、116に近い側に移動する。搬送部132は、プリアライナ126からプリアライメントされた第1基板122を取り出して、第2テーブル142の上の上基板ホルダ124に載置して、静電吸着させる。
第2テーブル142は、再び基板カセット112、114、116から遠い側に移動する。搬送部134は、第2テーブル142から第1基板122を静電吸着した上基板ホルダ124を受け取り、裏返して第1テーブル141に近づける。第1テーブル141は、真空吸着によりその上基板ホルダ124を保持する。
搬送部134は、第2テーブル142に下基板ホルダ125を載置する。搬送部132は、その上に第2基板123を載置して保持させる。これにより、第2テーブル142に保持された第2基板123における回路等が形成された面は、第1テーブル141に保持された第1基板122における回路等が形成された面に、対向するように配置される。
高温部106は、断熱壁108、エアロック220、搬送部230、複数の加圧室240および冷却室250を有する。断熱壁108は、高温部106を包囲して、高温部106の外部への熱輻射を遮断する。これにより、高温部106の熱が常温部104に及ぼす影響を抑制する。高温部106は、その内部が一定の真空状態に維持される。これにより、高温部106に搬入された基板の汚染及び酸化を抑えることができる。
搬送部230は、加圧室240、冷却室250とエアロック220との間で第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬送する。
エアロック220は、常温部104と高温部106とを連結する。エアロック220は、常温部104側と高温部106側とに、交互に開閉するシャッタ222、224を有する。
第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125から構成されるホルダ対が常温部104から高温部106に搬入される場合、まず、常温部104側のシャッタ222が開かれ、搬送部134がホルダ対をエアロック220に搬入する。次に、常温部104側のシャッタ222が閉じられ、エアロック220内部が真空に引かれる。エアロック220内部の真空度が、高温部106側の真空度になったら、高温部106側のシャッタ224が開かれる。
続いて、搬送部230が、エアロック220からホルダ対を搬出して、加圧室240のいずれかに装入する。加圧室240は、ホルダ対を加熱および加圧して、第1基板122と第2基板123を貼り合せる。その後、搬送部230が、加圧室240からホルダ対を搬出して、冷却室250に装入して冷却する。加圧室240は、ホルダ対を加圧するだけで、第1基板122と第2基板123を貼り合せてもよい。
高温部106から常温部104にホルダ対を搬出する場合は、常温部104から高温部106に搬入する場合の一連の動作を逆順で実行する。これらの一連の動作により、高温部106の内部雰囲気を常温部104側に漏らすことなく、ホルダ対を高温部106に搬入または搬出できる。
基板貼り合せ装置100内の多くの領域において、上基板ホルダ124が第1基板122を保持した状態で、又は下基板ホルダ125が第2基板123を保持した状態で、搬送部134、230および第2テーブル142により搬送される。第1基板122を保持した上基板ホルダ124又は第2基板123を保持した下基板ホルダ125が搬送される場合、搬送部134、230は、真空吸着又は静電吸着により上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125を吸着して保持する。
図2は、ステージ装置140の構造を概略的に示す。ステージ装置140は、本体310の内側に、第1テーブル141、第2テーブル142及び制御部148の他、第1顕微鏡344と、第2顕微鏡342と、干渉計370と、第1固定鏡374と、第2固定鏡376とを更に備える。
本体310は、互いに平行で水平な天板312および底板316と、天板312および底板316を結合する複数の支柱314とを備える。天板312、支柱314および底板316は、それぞれ高剛性な材料により形成され、内部機構の動作に係る反力が作用した場合も変形を生じない。なお、基板貼り合せ装置100に組み込まれた場合は、支柱314相互の間は断熱壁145により封止される。
第2テーブル142は、第1テーブル141に対向して昇降部360に配される。昇降部360は、底板316の上に載置され、底板に対して固定されたガイドレール352に案内されつつX方向に移動するXステージ354と、Xステージ354の上でY方向に移動するYステージ356の上に載置される。よって、制御部148の制御により、第2テーブル142は、X、Y、Z方向にも移動できる。Z方向の移動距離は変位センサ372により検知できる。変位センサ372が検出したデータが制御部148にフィードバックされる。
昇降部360は、制御部148からの指示に応じて、第2テーブル142をZ方向に昇降する。昇降部360の駆動形式の例として、VCM(ボイスコイルモータ)による駆動、シリンダー及びピストンによる駆動等が挙げられる。第2テーブル142は、粗動微動分離駆動機構を有してよい。第2テーブル142は、X、Y、Z軸を回転軸として回転する機能を有する。
第1顕微鏡344は、第2テーブル142に配置され、第2テーブル142と共に第1テーブル141に対して移動できる。第1顕微鏡344は、オートフォーカスセンサを有する。第1顕微鏡344は、第1テーブル141に保持された第1基板122の表面に設けられた指標を観察して、その位置、距離を計測する。第1顕微鏡344により計測される位置、距離のデータは、制御部148に送信される。
第2顕微鏡342は、天板312の下面に、第1テーブル141に対して既知の間隔をおいて固定される。第2顕微鏡342は、オートフォーカスセンサを有する。第2顕微鏡342は、第2テーブル142に保持された第2基板123の表面に設けられた指標を観察して、その位置、距離を計測する。第2顕微鏡342により計測される位置、距離のデータは、制御部148に送信される。制御部148は、受信したデータに基づいて、第2テーブル142を制御する。
干渉計370は、それぞれ第1テーブル141及び第2テーブル142に固定された第1固定鏡374及び第2固定鏡376に光を照射して、第1固定鏡374及び第2固定鏡376から反射される光の干渉により、第1テーブル141に対する第2テーブル142の相対位置を検知できる。干渉計370は、検出したデータを制御部148にフィードバックする。
制御部148は、第1テーブル141及び第2テーブル142における干渉計370、変位センサ372、第1顕微鏡344及び第2顕微鏡342の位置を記憶しているので、干渉計370、変位センサ372、第1顕微鏡344及び第2顕微鏡342により送信されるデータに基づいて、上基板ホルダ124を介して第1テーブル141に保持された第1基板122と、下基板ホルダ125を介して第2テーブル142に保持された第2基板123との相対位置を算出できる。制御部148は、算出した結果に基づいて、第2テーブル142を精密に制御して、第1基板122と第2基板123の位置合せをして、重ね合せることができる。
図3は、下基板ホルダ125の一例を概略的に示す平面図である。下基板ホルダ125は、ホルダ本体400と、静電吸着部401と、接続部材410とを有する。図4は、下基板ホルダ125における静電吸着部401及び接続部材410と第2テーブル142における給電回路との対応関係を概略的に示す断面図である。
ホルダ本体400の外形は、第2基板123よりも径がひとまわり大きな円板状をなす。ホルダ本体400は、セラミックス、金属等の高剛性材料により形成される。ホルダ本体400の材料として、SiC及びAlNが例示できる。ホルダ本体400の上面は、第2基板123を保持する載置面である。当該載置面が高い平坦性を有して、第2基板123を吸着する。
接続部材410は、接続線412と、端子414と、端子416とを含む。端子414と端子416は、ホルダ本体400の裏面から外部に露出する。接続線412、端子414及び端子416は、電気伝導性材料から形成され、互いに電気的に接続される。図4に示すように、下基板ホルダ125が第2テーブル142の予め定められた位置に配された場合に、端子414と端子416はそれぞれ第2テーブル142に設けられる外部の給電端子434及び給電端子436に接触して電気的な閉回路を形成する。この回路には、更に電源472と、電流計474と、抵抗476とを含む。
電源472は、回路に電力を供給する。抵抗476は、予想外の短絡による回路の破壊を防ぐ。電流計474は、回路に流れる電流を計測して、下基板ホルダ125が第2テーブル142の予め定められた位置に配置されたか否かを検知する。電流計474により計測された電流値が予め定められた閾値を超えた場合には、上記閉回路が形成されたとみなすことができ、よって下基板ホルダ125が予め定められた位置に配置されたと判断される。一方、電流計474により計測される電流値がゼロの場合には、下基板ホルダ125が第2テーブル142に載置されていないか、または、載置されているが載置されるべき位置からずれているかのいずれかである。
ここで、下基板ホルダ125が第2テーブルに載置されているか否かを検知することにより上記二つの状態を区別することができる。例えば、搬送部134に荷重センサを設けて、当該荷重センサの出力が上がった後に下がった場合に、下基板ホルダ125を保持した後に第2テーブル142に載置したと考えられる。よって、当該荷重センサの出力が上がった後に下がったにも関わらず電流計474の電流値が閾値を超えない場合には、下基板ホルダ125が第2テーブル142に載置されているが載置されるべき位置からずれていると判断することができる。
下基板ホルダ125の位置がずれていると判断された場合に、搬送部134は、下基板ホルダ125を基板ホルダラック128に戻して、下基板ホルダ125について再度アライメントしてから、第2テーブル142に載置しなおす。そして、電流計474で電流値が再び測定される。このように、第2テーブル142に載置される下基板ホルダ125の位置ずれを解消すると、後続の第1基板122と第2基板123の位置合せが順調に進行でき、位置合せの時間が短縮できる。
静電吸着部401は、接続部材410とは別個にホルダ本体400の内部に設けられる。静電吸着部401は、第2基板123をホルダ本体400に静電吸着させる。静電吸着部401は、双極方式の静電吸着部である。即ち、静電吸着部401は、二つの静電吸着電極402、406を有する。静電吸着電極402、406は、それぞれホルダ本体400の裏面から露出して外部から接触できる静電受電端子404、408を有する。図4に示すように、静電吸着電極402、406は、静電受電端子404、408を通じて、それぞれ第2テーブル142に設けられる静電給電端子426及び静電給電端子428と接触して、外部の静電吸着電源462からの電力供給により、第2基板123を載置面に静電吸着することができる。また、静電吸着は単極方式であってもよい。
給電端子434、給電端子436、静電給電端子426及び静電給電端子428は、それぞればね482、484、486、488により上下伸縮可能に第2テーブル142に設置される。下基板ホルダ125が第2テーブル142に載置されていない場合は、給電端子434、給電端子436、静電給電端子426及び静電給電端子428の先端部は、ばね482、484、486、488により上方に延伸する。下基板ホルダ125が第2テーブル142に載置された場合は、給電端子434、給電端子436、静電給電端子426及び静電給電端子428は、それぞれホルダ本体400に設けられた端子414、端子416、静電受電端子404及び静電受電端子408に当接して、下方に押し込まれる。この場合に、給電端子434、給電端子436、静電給電端子426及び静電給電端子428は、ばね482、484、486、488の弾性力によりそれぞれ端子414、端子416、静電受電端子404及び静電受電端子408に押し付けられる状態にあり、端子414、端子416、静電受電端子404及び静電受電端子408と確実に電気的に接続でき、安定な電力供給ができる。上記ばねとしては、コイルばね等が例示できる。
図3及び図4に示すように、接続部材410の端子414と端子416の外部に露出する露出面積は、静電吸着部401の静電受電端子404、408の露出面積よりも小さい。従って、下基板ホルダ125が第2テーブル142に配置されて、小さい露出面積を有する端子414と端子416が精度よくそれぞれ給電端子434及び給電端子436に接触して閉回路が形成されたときは、大きい露出面積を有する静電受電端子404、408もそれぞれ静電給電端子426及び静電給電端子428に接触することができる。よって、電流計474が検出する電流値を制御パラメータとして、スイッチ464を制御することができる。例えば、電流計474が検出した電流値が閾値を超えたら、下基板ホルダ125が第2テーブル142の予め定められた位置に設置されたので、スイッチ464をオンにして静電吸着の電力を供給してよい。
図3に示すように、接続部材410の端子414と端子416は、静電吸着部401の静電受電端子404と静電受電端子408に隣接して配されてよい。このように配置されると、第2テーブル142に設けられる双方の給電回路の配線等の配置設計が容易になる。
図5は、接続部材410の他の実施形態を概略的に示す断面図である。見やすくする目的で、図5において静電吸着部が省略された。この実施形態において、接続線412は、他の部分よりも耐久性の低い材料で形成されるモニタ部512を有する。
モニタ部512は、接続線412の他の部分に比して機械的に脆弱な部分であってよい。例えば、図5に示すように、モニタ部512は接続線412の他の部分に比して断面積が小さい細い部分であって、ホルダ本体400が衝撃を受けて、モニタ部512が断線したら、電流計474により検出する電流が下がるので、この検出結果を目安として、下基板ホルダ125をメンテナンス又は交換することができる。なお、モニタ部512は、接続線412の他の部分に比して劣化しやすい材料により形成されてよい。例えば、モニタ部512は、劣化により断線したら、電流計474により検出する電流が下がるので、この検出結果を目安として、下基板ホルダ125をメンテナンス又は交換することができる。また、モニタ部512は、劣化に伴って抵抗値が変化する材料により形成され、その抵抗値の変化の計測により、メンテナンス又は交換の時期が判断されても良い。
接続部材410は、ホルダ本体400に脱着することのできるカセット520に設けられる。下基板ホルダ125は、メンテナンスされた後、断線した接続部材410を含むカセット520が新しいものに交換されたら、再び使用する。
図6は、接続部材の他の実施形態を概略的に示す断面図である。図7は、接続部材により閉回路を形成した図6の実施形態を示す断面図である。この実施形態では、接続部材は、それぞれ上基板ホルダ124に配される接続線412、端子414、端子416、及び下基板ホルダ125に配される接続電極614、接続電極616、ばね624、ばね626、接続端子634、接続端子636を含む。
図6の実施形態では、接続線412、端子414及び端子416は、上基板ホルダ124のホルダ本体に設けられる。さらに端子414及び端子416は、第1基板122を載置する上基板ホルダ124の載置面に露出する。
接続端子634及び接続端子636は、下基板ホルダ125を上下貫通する孔に嵌合されて固定される。接続端子634及び接続端子636は、下面が下基板ホルダ125の裏面に露出する。下基板ホルダ125が第2テーブル142の予め定められた位置に配された場合に、接続端子634及び接続端子636はそれぞれ第2テーブル142に設けられる外部の給電端子434及び給電端子436に接触することができる。
接続電極614及び接続電極616は、それぞればね624とばね626を介して、接続端子634及び接続端子636の上部に上下伸縮可能に設置される。接続電極614及び接続電極616は、上部から押さえられない限り、それぞればね624とばね626により押し上げられて、上方に延伸する。ばね624及びばね626として、コイルばね等が例示できる。接続電極614、接続電極616、ばね624、ばね626、接続端子634及び接続端子636は、伝導性材料から形成される。
第1テーブル141に載置された上基板ホルダ124と第2テーブル142に載置された下基板ホルダ125がそれぞれ互いに対向する載置面に第1基板122及び第2基板123を保持して、位置合せされて、重ね合わせられ、第1基板122及び第2基板123を挟んで保持した場合には、図7に示すように、接続線412、端子414、端子416、接続電極614、接続電極616、ばね624、ばね626、接続端子634及び接続端子636は、互いに電気的に接続する。なお、その両端にある接続端子634及び接続端子636は、下基板ホルダ125が第2テーブル142における予め定められた位置に配された場合に、それぞれ第2テーブル142に設けられる外部の給電端子434及び給電端子436に接触して電気的な閉回路を形成する。
図7に示すように、第1基板122及び第2基板123が重ね合わせられた場合に、接続電極614及び接続電極616は、それぞれ上基板ホルダ124に設けられた端子414及び端子416に当接して、下方に押し込まれる。この場合に、接続電極614及び接続電極616は、ばねの弾性力によりそれぞれ端子414及び端子416に押し付けられる状態にあり、端子414、端子416と確実に電気的に接続できる。なお、この場合に、給電端子434及び給電端子436は、ばねの弾性力によりそれぞれ接続端子634、接続端子636に押し付けられる状態にあり、接続端子634、接続端子636と確実に電気的に接続でき、安定な電力供給ができる。電流計474は、電流値を測定することにより、上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125がそれぞれ予め定められた位置に配置されたか否かを検出することができる。
図7の実施形態では、接続端子634又は接続端子636に、図5のモニタ部512のようなモニタ部が設けられてもよい。図7に示す電気的な閉回路が、上下逆転してもよい。即ち、給電端子434、給電端子436、電源472と、電流計474と、抵抗476、ばね482及びばね484は、第1テーブル141に設けられてよく、接続電極614、接続電極616、ばね624、ばね626、接続端子634及び接続端子636は、上基板ホルダ124に設けられてよく、接続線412、端子414及び端子416は、下基板ホルダ125に設けられてよい。この場合、上基板ホルダ124が第1テーブル141における予め定められた位置に配され、上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125にそれぞれ保持された第1基板122及び第2基板123が位置合せされて、重ね合わせられると、電気的な閉回路が形成され、電流計474により電流を測定することができる。
なお、端子414と接続電極614、および、端子416と接続電極616が接触できる範囲は、接続端子634と給電端子434、および、接続端子636と給電端子436が接触できる範囲よりも広いことが好ましい。例えば、端子414、416が露出する面積は、接続端子634、636が露出する面積よりも広いことが好ましい。これにより、上基板ホルダ124と下基板ホルダ125とは、それぞれが保持した第1基板122および第2基板123同士を基準に位置合わせしても、互いの電気的な接続を担保することができる。
図8は、接続部材の他の実施形態を概略的に示す断面図である。この実施形態では、接続部材は、それぞれ上基板ホルダ124に配される接続線812、及び下基板ホルダ125に配される接続電極616、ばね626、接続端子636を含む。図6及び図7に示す実施形態では、外部の端子と接続する接続部材の両端は、接続端子634及び接続端子636から構成され、同一の下基板ホルダ125に設けられ、下基板ホルダ125の裏面から露出している。それに対して、図8の実施形態では、外部の端子と接続する接続部材の両端は、それぞれ上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125に配される接続線812及び接続端子636から形成される。即ち、接続部材の両端は、上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125の両方に一つずつ露出して配される。
接続電極616、ばね626、接続端子636は、図6に示すものと同様であってよい。接続線812は、上基板ホルダ124を上下貫通する孔に嵌合されて固定される。接続線812の両端は、それぞれ上基板ホルダ124の基板載置面及び裏面に露出する。接続線812は、電気伝導性材料により形成される。
端子806は、第1テーブル141に設けられた凹部に設けられる。端子806は、ばね816を介して当該凹部から上下伸縮可能に設けられる。第1テーブル141に上基板ホルダ124が保持されていない場合には、端子806は、下方に延伸する。上基板ホルダ124が第1テーブル141における予め定められた位置に載置された場合には、端子806は、接続線812の上端面に当接して、接続線812により上方に押し込まれる。この場合に、端子806の下端は、ばね816の弾性力により接続線812に押し付けられる状態にあり、接続線812と確実に電気的に接続できる。安定な電力供給ができる。
図7の実施形態と同様に、下基板ホルダ125が第2テーブル142における予め定められた位置に配置された場合には、給電端子436は確実に接続端子636に電気的に接続して、安定な電力を供給することができる。なお、上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125にそれぞれ保持された第1基板122及び第2基板123が位置合せされて、重ね合わせられた場合に、接続電極616は、ばね626の弾性力により、接続線812の下端と確実に接続することができる。この場合に、上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125に設けられた接続部材は、上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125の外部に設けられた電源872、電流計874及び抵抗876と共に、電気的な閉回路を形成する。電流計874は、この閉回路の電流を測定することにより、上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125がそれぞれ予め定められた位置に配置されたか否かを検出することができる。また、図8の実施形態では、接続線812に、図5のモニタ部512のようなモニタ部が設けられてもよい。
上述の実施形態では、上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125がそれぞれステージ装置140における第1テーブル141及び第2テーブル142に載置される場合の位置検出の例を示したが、第1テーブル141又は第2テーブル142に設けられた電源、電流計等を加圧室240、冷却室250又はエアロック220等に設けることにより、それぞれ上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125を設置するときの位置を確認することもできる。
図9は、積層半導体装置の製造方法の概略を示すフローチャートである。図9に示すように、積層半導体装置は、当該積層半導体装置の機能・性能設計を行うステップS110、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップS120、積層半導体装置の基材である基板を製造するステップS130、マスクのパターンを用いたリソグラフィを含む基板処理ステップS140、上記の基板貼り合せ装置を用いた基板貼り合せ工程等を含むデバイス組み立てステップS150、検査ステップS160等を経て製造される。なお、デバイス組み立てステップS150は、基板貼り合せ工程に続いて、ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 基板貼り合せ装置、102 筐体、104 常温部、106 高温部、108 断熱壁、112 基板カセット、114 基板カセット、116 基板カセット、122 第1基板、123 第2基板、124 上基板ホルダ、125 下基板ホルダ、126 プリアライナ、128 基板ホルダラック、130 基板取り外し部、132 搬送部、134 搬送部、140 ステージ装置、141 第1テーブル、142 第2テーブル、145 断熱壁、146 シャッタ、148 制御部、220 エアロック、222 シャッタ、224 シャッタ、230 搬送部、240 加圧室、250 冷却室、310 本体、312 天板、314 支柱、316 底板、342 第2顕微鏡、344 第1顕微鏡、352 ガイドレール、354 Xステージ、356 Yステージ、360 昇降部、370 干渉計、372 変位センサ、374 第1固定鏡、376 第2固定鏡、400 ホルダ本体、401 静電吸着部、402 静電吸着電極、404 静電受電端子、406 静電吸着電極、408 静電受電端子、410 接続部材、412 接続線、414 端子、416 端子、426 静電給電端子、428 静電給電端子、434 給電端子、436 給電端子、462 静電吸着電源、464 スイッチ、472 電源、474 電流計、476 抵抗、482 ばね、484 ばね、486 ばね、488 ばね、512 モニタ部、520 カセット、614 接続電極、616 接続電極、624 ばね、626 ばね、634 接続端子、636 接続端子、806 端子、812 接続線、816 ばね、872 電源、874 電流計、876 抵抗

Claims (25)

  1. 基板を載置する載置面を有するホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に設けられ、前記ホルダ本体が予め定められた位置に配された場合に外部の接続部に接続して電気的な閉回路を形成する接続部材と、
    前記接続部材とは別個に前記ホルダ本体に設けられ、電力供給により、前記基板を前記載置面に静電吸着する静電吸着部と
    を備える基板ホルダを用いて、前記基板を含む複数の基板を重ね合わせて貼り合せる基板貼り合せ装置であって、
    前記基板ホルダが載置されるテーブルと、
    前記テーブルに設けられ、前記静電吸着部に電力供給する静電給電部と
    を備え、
    前記外部の接続部は、前記テーブルに設けられており、前記基板ホルダが前記テーブルに前記位置で載置されたときに前記接続部材に接触され、
    前記静電給電部は、前記閉回路が形成されたことを検出したら前記静電吸着部に電力供給する基板貼り合せ装置。
  2. 前記接続部材は、前記ホルダ本体に設けられた一対の端子、および、前記一対の端子間を電気的に接続する接続線を有し、前記一対の端子が前記外部の接続部に接触する請求項1に記載の基板貼り合せ装置。
  3. 前記静電吸着部は、前記ホルダ本体から露出して外部から接触される端子を有し、
    前記接続部材の前記一対の端子のいずれの露出面積も、前記静電吸着部の前記端子の露出面積より小さい請求項2に記載の基板貼り合せ装置。
  4. 前記静電吸着部は、前記ホルダ本体から露出して外部から接触される端子を有し、
    前記接続部材の前記一対の端子は、前記静電吸着部の前記端子に隣接して配される請求項2または3に記載の基板貼り合せ装置。
  5. 前記接続線は、他の部分よりも耐久性の低い材料で形成されるモニタ部を有する請求項4に記載の基板貼り合せ装置。
  6. 前記接続部材は、前記ホルダ本体に着脱可能なカセットに設けられている請求項1から5のいずれか一項に記載の基板貼り合せ装置。
  7. 前記閉回路に電力を供給する電源と、
    前記閉回路に流れる電流を計測する電流計と、を備え、
    前記電流計で計測した電流値に基づいて、前記基板ホルダが前記位置に載置されたか否かを検出する請求項1から6のいずれか一項に記載の基板貼り合せ装置。
  8. 基板ホルダを用いて複数の基板を重ね合わせて貼り合せる基板貼り合せ装置であって、
    前記基板ホルダは、
    それぞれが基板を載置する載置面を有し、前記基板を挟んで保持する一対のホルダ本体と、
    前記一対のホルダ本体に配され、前記一対のホルダ本体が予め定められた位置に配された場合に外部の接続部に接続して電気的な閉回路を形成する接続部材と、
    前記接続部材とは別個に前記一対のホルダ本体の少なくとも一方に設けられ、電力供給により、前記基板を前記載置面に静電吸着する静電吸着部と
    を備え、
    前記接続部材は、前記一対のホルダ本体の何れか一方における前記基板を挟んでいる面と反対の面に露出して配され、
    基板貼り合せ装置は、
    前記基板ホルダが載置されるテーブルと、
    前記テーブルに設けられ、前記静電吸着部に電力供給する静電給電部と
    を備え、
    前記外部の接続部は、前記テーブルに設けられており、前記基板ホルダが前記テーブルに前記位置で載置されたときに前記接続部材に接触され、
    前記静電給電部は、前記閉回路が形成されたことを検出したら前記静電吸着部に電力供給する基板貼り合せ装置。
  9. 前記接続部材は、前記一対のホルダ本体が前記基板を挟んで保持したときに、互いに電気的に接続される接続線、および、電気的に接続された前記接続線の両端に配された一対の端子を有し、前記一対の端子が前記外部の接続部に接触する請求項8に記載の基板貼り合せ装置。
  10. 前記閉回路に電力を供給する電源と、
    前記閉回路に流れる電流を計測する電流計と、を備え、
    前記電流計で計測した電流値に基づいて、前記基板ホルダが前記位置に載置されたか否かを検出する請求項8または9に記載の基板貼り合せ装置。
  11. 前記電流計で計測した電流値に基づいて、前記一対のホルダ本体がそれぞれ所定の位置に重ね合されているか否かを検出する請求項10に記載の基板貼り合せ装置。
  12. 基板ホルダを用いて複数の基板を重ね合わせて貼り合せる基板貼り合せ装置であって、
    前記基板ホルダは、
    それぞれが基板を載置する載置面を有し、前記基板を挟んで保持する一対のホルダ本体と、
    前記一対のホルダ本体に配され、前記一対のホルダ本体が予め定められた位置に配された場合に外部の接続部に接続して電気的な閉回路を形成する接続部材と、
    前記接続部材とは別個に前記一対のホルダ本体の少なくとも一方に設けられ、電力供給により、前記基板を前記載置面に静電吸着する静電吸着部と
    を備え、
    前記接続部材は、前記一対のホルダ本体が前記基板を挟んで保持したときに、互いに電気的に接続される接続線、および、電気的に接続された前記接続線の両端に配された一対の接続部を有し、前記一対の接続部が前記外部の接続部に接触し、
    前記一対の接続部の一方は、前記一対のホルダ本体の一方における前記基板を挟んでいる面と反対の面に露出して配され、前記一対の接続部の他方は、前記一対のホルダ本体の他方における前記基板を挟んでいる面と反対の面に露出して配され、
    基板貼り合せ装置は、
    前記一対のホルダ本体の一方が保持される第1テーブルと、
    前記一対のホルダ本体の他方が前記一対のホルダ本体の一方に対向するように保持する第2テーブルと、
    前記第1テーブルおよび前記第2テーブルの少なくとも一方に設けられ、前記静電吸着部に電力供給する静電給電部と
    を備え、
    前記第1テーブルには、前記一対のホルダ本体の一方から露出した前記一対の接続部の一方が接触される前記外部の接続部が設けられており、前記第2テーブルには、前記一対のホルダ本体の他方から露出した前記一対の接続部の他方が接触される前記外部の接続部が設けられており、
    前記外部の接続部は、前記基板ホルダのそれぞれが前記第1テーブルおよび前記第2テーブルにそれぞれ前記位置で載置されたときに、前記接続部材に接触され、
    前記静電給電部は、前記閉回路が形成されたことを検出したら前記静電吸着部に電力供給する基板貼り合せ装置。
  13. 前記閉回路に電力を供給する電源と、
    前記閉回路に流れる電流を計測する電流計と、を備え、
    前記電流計で計測した電流値に基づいて、前記一対のホルダ本体がそれぞれ前記位置に載置されたか否かを検出する請求項12に記載の基板貼り合せ装置。
  14. 前記電流計で計測した電流値に基づいて、前記一対のホルダ本体がそれぞれ所定の位置に重ね合されているか否かを検出する請求項13に記載の基板貼り合せ装置。
  15. 基板を載置する載置面を有するホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に設けられ、前記ホルダ本体が予め定められた位置に配された場合に外部の接続部に接続して電気的な閉回路を形成する接続部材と、
    前記接続部材とは別個に前記ホルダ本体に設けられ、電力供給により、前記基板を前記載置面に静電吸着する静電吸着部とを備える基板ホルダを用いて、前記基板を含む複数の基板を重ね合わせて貼り合せる基板貼り合せ方法であって、
    前記基板ホルダをテーブルに載置する載置ステップと、
    前記ホルダ本体に設けられた前記接続部材を前記テーブルに設けられた前記外部の接続部に接触させることにより前記閉回路を形成する形成ステップと、
    前記形成ステップで前記閉回路が形成されたことを検出したら、前記テーブルに設けられた静電給電部から前記ホルダ本体に設けられた前記静電吸着部に電力を供給する供給ステップと
    を含む基板貼り合せ方法。
  16. 前記閉回路に電力を供給する供給ステップと、
    前記閉回路に流れる電流を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップで計測した電流値に基づいて、前記基板ホルダが前記位置に載置されたか否かを検出する検出ステップと、
    を含む請求項15に記載の基板貼り合せ方法。
  17. 基板ホルダを用いて、複数の基板を重ね合わせて貼り合せる基板貼り合せ方法であって、
    前記基板ホルダは、
    それぞれが基板を載置する載置面を有し、前記基板を挟んで保持する一対のホルダ本体と、
    前記一対のホルダ本体に配され、前記一対のホルダ本体が予め定められた位置に配された場合に外部の接続部に接続して電気的な閉回路を形成する接続部材と、
    前記接続部材とは別個に前記一対のホルダ本体の少なくとも一方に設けられ、電力供給により、前記基板を前記載置面に静電吸着する静電吸着部とを備え、
    前記接続部材は、前記一対のホルダ本体の何れか一方における前記基板を挟んでいる面と反対の面に露出して配され、
    基板貼り合せ方法は、
    前記基板ホルダをテーブルに載置する載置ステップと、
    前記一対のホルダ本体に設けられた前記接続部材を前記テーブルに設けられた前記外部の接続部に接触させることにより前記閉回路を形成する形成ステップと、
    前記形成ステップで前記閉回路が形成されたことを検出したら、前記テーブルに設けられた静電給電部から前記一対のホルダ本体に設けられた前記静電吸着部に電力を供給する供給ステップと
    を含む基板貼り合せ方法。
  18. 前記閉回路に電力を供給する供給ステップと、
    前記閉回路に流れる電流を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップで計測した電流値に基づいて、前記基板ホルダが前記位置に載置されたか否かを検出する検出ステップと、
    を含む請求項17に記載の基板貼り合せ方法。
  19. 前記検出ステップは、前記計測ステップで計測した電流値に基づいて、前記一対のホルダ本体がそれぞれ所定の位置に重ね合されているか否かを検出する請求項18に記載の基板貼り合せ方法。
  20. 基板ホルダを用いて、複数の基板を重ね合わせて貼り合せる基板貼り合せ方法であって、
    前記基板ホルダは、
    それぞれが基板を載置する載置面を有し、前記基板を挟んで保持する一対のホルダ本体と、
    前記一対のホルダ本体に配され、前記一対のホルダ本体が予め定められた位置に配された場合に外部の接続部に接続して電気的な閉回路を形成する接続部材と、
    前記接続部材とは別個に前記一対のホルダ本体の少なくとも一方に設けられ、電力供給により、前記基板を前記載置面に静電吸着する静電吸着部とを備え、
    前記接続部材は、前記一対のホルダ本体が前記基板を挟んで保持したときに、互いに電気的に接続される接続線、および、電気的に接続された前記接続線の両端に配された一対の接続部を有し、前記一対の接続部が前記外部の接続部に接触し、
    前記一対の接続部の一方は、前記一対のホルダ本体の一方における前記基板を挟んでいる面と反対の面に露出して配され、前記一対の接続部の他方は、前記一対のホルダ本体の他方における前記基板を挟んでいる面と反対の面に露出して配され、
    基板貼り合せ方法は、
    前記一対のホルダ本体の一方を第1テーブルに保持する第1保持ステップと、
    前記一対のホルダ本体の他方が前記一対のホルダ本体の一方に対向するように前記一対のホルダ本体の他方を第2テーブルに保持する第2保持ステップと、
    前記一対のホルダ本体の一方に設けられた前記一対の接続部の一方を前記第1テーブルに設けられた前記外部の接続部に接触し、前記一対のホルダ本体の他方に設けられた前記一対の接続部の他方を前記第2テーブルに設けられた前記外部の接続部に接触することにより前記閉回路を形成する形成ステップと、
    前記形成ステップで前記閉回路が形成されたことを検出したら、前記第1テーブルおよび前記第2テーブルの少なくとも一方に設けられた静電給電部から前記一対のホルダ本体に設けられた前記静電吸着部に電力供給する電力供給ステップと
    を含む基板貼り合せ方法。
  21. 前記閉回路に電力を供給する供給ステップと、
    前記閉回路に流れる電流を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップで計測した電流値に基づいて、前記一対のホルダ本体が前記位置に載置されたか否かを検出する検出ステップと、
    を含む請求項20に記載の基板貼り合せ方法。
  22. 前記検出ステップは、前記計測ステップで計測した電流値に基づいて、前記一対のホルダ本体がそれぞれ所定の位置に重ね合されているか否かを検出する請求項21に記載の基板貼り合せ方法。
  23. 前記検出ステップで前記基板ホルダが前記位置からずれたと検出した場合、前記基板ホルダの位置合わせを再度行い、前記テーブルに載置し直す請求項16、18から19、および、21から22のいずれか一項に記載の基板貼り合せ方法。
  24. 前記供給ステップは、前記検出ステップで前記基板ホルダが前記位置に配置されたことを検出した後に実行される請求項16、18から19、および、21から23のいずれか一項に記載の基板貼り合せ方法。
  25. 請求項15から24のいずれか一項に記載の基板貼り合せ方法により複数の基板を積層して積層半導体装置を製造する積層半導体装置製造方法。
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