JP5706699B2 - 折版屋根用載置物の架台及びこれを用いて載置物を載置固定したカーポート - Google Patents

折版屋根用載置物の架台及びこれを用いて載置物を載置固定したカーポート Download PDF

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Description

本発明は、折版屋根に太陽電池モジュールや屋上庭園ユニット等の載置物を載置固定するに用いる折版屋根用載置物の架台に関し、また、これを用いて載置物を載置固定したカーポートに関する。
この種の折版屋根(折板屋根といってもよい)に載置物を固定するに用いる上記折版屋根に横架固定する架台のベースフレームとして、下記特許文献1は、断面コ字状にして、その上下面の幅方向中央位置に上記タイトフレームの配置ピッチに応じたボルト透孔を透設したものを用い、該ベースフレーム上に交差材を固定し、更に該交差材上に支持材を直交固定して、該支持材上に、太陽電池モジュールを載置固定したものとしてあり、このとき、ベースフレームは、タイトフレーム上に突出した固定ボルトに底板上からナットを締着して該タイトフレームとともに折版屋根に固定する一方、交差材を断面中空矩形として、その各内壁に配置した外側開口のC字スライド溝に設置したボルトに対して、ベースフレーム及び支持材からそれぞれナットを締着することによって、上記ベースフレームに交差材を、該交差材に支持材を固定したものとしてある。
特開2002−30773号公報
この場合、太陽電池モジュールの如き載置物を折版屋根に載置固定することができるが、該載置物の固定に、上記ベースフレームの他に、交差材及び支持材を用いるために載置物の載置固定のための架台構成の部材数が多くなり、コストアップを招く可能性が残り、また、これら多数の部材を相互に固定するためにナットの締着箇所が多くなって、載置物の載置固定のための作業が煩雑化し易いという問題点が残されている。
更に、ベースフレーム、交差材、支持材を交互に交差して固定するところ、これらの高さ幅を合計した寸法は常に一定であるから、折版屋根に対して載置物は常に平行に載置固定したものとなり、該載置物を折版屋根に対して傾斜配置することができず、従って、例えば太陽電池モジュールのように、太陽に対して所定の勾配を確保して設置することが好ましい載置物に用いるには必ずしも適当ではないという問題点が残されている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、その解決課題とするところは、可及的に架台構成のための部材数を減少しつつ、架台の構成を可及的容易になし得るとともに、必要に応じて載置物の傾斜配置を可能とし得る折版屋根用載置物の架台を提供するにあり、また、これを用いて載置物を載置固定したカーポートを提供するにある。
上記課題に沿って本発明は、太陽電池モジュール、屋上庭園ユニット等の載置物を載置固定する載置物の架台に用いるベースフレームを、圧縮強度に優れてその耐荷重性を確保し得るように中空基部を備えたものとし、該中空基部の下端に、該中空基部から下方に突出することなく、折版屋根のタイトフレームの固定ボルトを挿通してナット締着を行うように、該固定ボルト配置ピッチに合せたボルト透孔を有するタイトフレーム固定用の下位固定突片を配置し、上記中空基部の上端乃至上位に、同じく該中空基部から上方に突出することなく、上向き開口のC字スライド溝を有してボルトを起立し、該ボルトに載置物や架台構成の他の部材をナット締着する上位ボルト支持突片を配置するとともにこれら下位固定突片と上位ボルト支持突片を中空基部に同一方向に突出し、その間を抉るように凹陥して配置した上記ナット締着用のナット締着空間を備えて形成することによって、上記中空基部の荷重支持下で、下位固定片、上位ボルト支持片によるベースフレームと載置物乃至架台構成の他の部材の固定を可及的容易にして確実且つ耐荷重性に優れたものとする一方、必要に応じて上記他の部材を支持脚のように支持高さを可変とし得るものを用いて、載置物の傾斜配置をなし得るように使用可能とするようにしたものであって、即ち、請求項1に記載の発明を、折版屋根のタイトフレームに対して平行配置した複数のベースフレームを用いて載置物を載置固定する載置物の架台であって、上記ベースフレームを、中空基部と、該中空基部下端の幅方向一方に突出し且つ上記タイトフレームの配置ピッチに応じたボルト透孔を長手方向に多数透設した下位固定突片と、上記中空基部の上端乃至上位の該下位固定片と同一の幅方向一方に突出し且つ上面に上向き開口のC字スライド溝を配置した上位ボルト支持突片と、上記下位固定突片と該上位ボルト支持突片間に凹陥したナット締着空間と、を備えてアルミ押出材で一体に構成し、該ベースフレームにその上記上位ボルト支持突片のC字スライド溝にボルト頭を嵌挿して起立配置したボルトにナット締着することによって該ベースフレームとともに架台をなす支持脚及び固定金具を用いて載置物を載置固定してなり、前記支持脚が前記固定金具を介して前記ベースフレームに固定され、該支持脚を、対向する一対の側片と、該側片を連結する連結片と、を備えて断面コ字状にして該連結片の上部に切欠部を配置し、該切欠部に上記載置物の支持フレームを受入れ自在として構成してなり、かつ、前記側片及び前記連結片には、前記固定金具に固定されるための固定具透孔が設けられ、上記載置物を折版屋根の幅方向又は長手方向に選択的に傾斜配置自在とするように、上記支持脚を多数の同高及び異高とし、上記複数の各ベースフレーム長手方向に異高とし且つ隣接するベースフレームの対応位置で同高とし又は各ベースフレーム長手方向に同高とし且つ隣接するベースフレームの対応位置で異高とするようにそれぞれベースフレーム長手方向に所定間隔に配置自在としてなることを特徴とする折版屋根用載置物の架台としたものである。
請求項に記載の発明は、上記ベースプレートと支持脚の架台を用いて、折版屋根に載置物を載置固定して構成したカーポートを提供するように、これを、請求項に記載のベースフレームと支持脚と固定金具とを用い、折版屋根のタイトフレーム上に複数のベースフレームを平行配置するとともに該タイトフレームに突出の固定ボルトを下位固定突片の上記ボルト透孔に挿通し上記ナット締着空間における該下位固定突片の上面からのナット締着により該下位固定突片をタイトフレームに固定する一方、上位ボルト支持突片のC字スライド溝にスライド自在にボルト頭を嵌挿して起立したボルトに前記固定金具を介して起立固定した多数の前記支持脚によって前記折版屋根上に架台を設置し、該架台に載置物を載置固定してなることを特徴とする載置物を載置固定したカーポートとしたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として、上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから、請求項1に記載の発明は、太陽電池モジュール、屋上庭園ユニット等の載置物を載置固定する載置物の架台に用いるベースフレームを、圧縮強度に優れてその耐荷重性を確保し得るように中空基部を備えたものとし、該中空基部の下端に、該中空基部から下方に突出することなく、折版屋根のタイトフレームの固定ボルトを挿通してナット締着を行う固定ボルト配置ピッチに合せたボルト透孔を有するタイトフレーム固定用の下位固定片を配置し、上記中空基部の上端乃至上位に、同じく該中空基部から上方に突出することなく、上向き開口のC字スライド溝を有してボルトを起立し、該ボルトに載置物や架台構成の他の部材をナット締着する上位ボルト支持突片を配置するとともにこれら下位固定片と上位ボルト支持突片を中空基部に同一方向に突出し、その間を抉るように凹陥して配置した上記ナット締着用のナット締着空間を備えて形成することによって、上記中空基部の荷重支持下で、下位固定片、上位ボルト支持片によるベースフレームと載置物乃至架台構成の他の部材の固定を可及的容易にして確実且つ耐荷重性に優れたものとする一方、必要に応じて上記他の部材を支持脚のように支持高さを可変とし得るものを用いて、載置物の傾斜配置をなし得るように使用可能とするようにして、可及的に架台構成のための部材数を減少しつつ、架台の構成を可及的容易になし得るとともに、必要に応じて載置物の傾斜配置を可能とし得る折版屋根用載置物の架台を提供することができる。
また、上記に加えて、架台にベースフレームとともに支持脚を用いるに際して、該支持脚を強度に優れて載置物の支持フレームを安定且つ確実に支持し得るものとすることができる。
また、同じく上記に加えて、上記架台に用いる支持脚を多数の同高及び異高のものとすることによって、該支持脚のベースフレームに対する配置形態により上記載置物を、折版屋根の幅方向又は長手方向の任意の方向に向けて選択的に傾斜配置し得るものとすることができる。
請求項に記載の発明は、上記ベースプレートと支持脚の架台を用いて、折版屋根に載置物を載置固定して構成したカーポートを提供することができる。
太陽電池モジュールを設置したカーポートの斜視図である。 ベースフレームの縦断面図である。 タイトフレームに対するベースフレームの固定状態を示す縦断面図である。 ベースフレームとボルト及び端部閉塞プレートの関係を示す斜視図である。 ベースフレームと、金具を介した支持脚の固定状態を示す斜視図である。 支持脚に対するパネルフレームの固定状態を示す斜視図である。 他の例の太陽電池モジュールを設置したカーポートの斜視図である。 ベースフレームと、金具を介した支持脚の固定状態を示す斜視図である。 支持脚に対するパネルフレームの固定状態を示す斜視図である。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば、図1乃至図6において、Aは、折版屋根1上に架台3を設置し、該架台3に載置物として、例えば、太陽電池モジュール2を載置固定したカーポートであり、該カーポートAの上記架台3は、これを、ベースフレーム4と支持脚7を用い、折版屋根1のタイトフレーム11上に複数のベースフレーム4を平行配置するとともに該タイトフレーム11に突出の固定ボルト12を下位固定突片42のボルト透孔43に挿通し上記ナット締着空間46における該下位固定突片42の上面からのナット13締着により該下位固定突片42をタイトフレーム11に固定する一方、上位ボルト支持突片44のC字スライド溝45にスライド自在にボルト頭を嵌挿して起立したボルト5に直接又は固定金具を介して起立固定した多数の支持脚7によって折版屋根1上に設置したものとしてあり、本例にあって該太陽電池モジュール2は、例えば、カーポートAの奥行方向(長さ方向)に勾配を付するように折版屋根に傾斜配置したものとしてある。
このとき、上記ベースフレーム4は、これを、中空基部41と、該中空基部41下端の幅方向一方に突出し且つ上記タイトフレーム11の配置ピッチに応じたボルト透孔43を長手方向に多数透設した下位固定突片42と、上記中空基部41の上端乃至上位の該下位固定片42と同一の幅方向一方に突出し且つ上面に上向き開口のC字スライド溝45を配置した上位ボルト支持突片44と、上記下位固定突片42と該上位ボルト支持突片44間に凹陥したナット締着空間46を備えてアルミ押出材で一体に構成し、該ベースフレーム4にその上記上位ボルト支持突片44のC字スライド溝45にボルト頭を嵌挿して起立配置したボルト5にナット51締着することによって直接に又は該ベースフレーム4とともに架台3をなす支持脚7を用いたものとしてあり、本例にあって、該上記ベースフレーム4とともに架台3をなす支持脚7は、これを、対向する側片71と、該側片71を連結する連結片72を備えて断面コ字状にして該連結片72の上部に切欠部73を配置し、該切欠部73に上記載置物の、本例にあってはパネルフレーム21を受入れ自在として構成してある。
即ち、ベースフレーム4は、アルミ押出材に切断、穴あけ等の加工を施した折版屋根乃至載置物の幅又は長さ、本例にあっては幅と略同等の長尺にして、高さを7cm程度、幅を8cm程度としたものとしてあり、このとき、その上記中空基部41は異形の略四角形をなすものとし、該中空基部41の下面と面一に、その下端から上記下位固定突片42をフラットなフィン状に突出し、また、該中空基部41の上面と面一に、その上端から上記上位ボルト支持突片44を、そのC字スライド溝45とフラットなフィン状の先端部を突出してあり、これによって該下位固定突片42と上位ボルト支持突片44間に、例えば、上方において3〜2cm程度、下方において4〜3cm程度として、下方の奥行幅を拡大するように、該下位固定突片42と上位ボルト支持突片44間を抉り開口することによって中空基部41側に凹陥したナット締着空間46を幅方向片側の側方に配置したものとしてある。
ベースフレーム4における下位固定突片42は、重ね式折版の折版屋根1におけるタイトフレーム11、特にその固定用の固定ボルト12、即ち剣先ボルトの配置ピッチ、例えば、200、250又は300mmに合せた間隔で、該固定ボルト12を挿通する多数のボルト透孔43を透設してあり、該ボルト透孔43にタイトフレーム11毎の多数の固定ボルト12を挿通して、上記下位固定突片42上においてナット13を締着することによって、上記タイトフレーム11に平行配置したベースフレーム4を該折版屋根1に一体的に固定するようにしてある。
上位ボルト支持突片44は、上記中空基部41側に上向き開口のC字スライド溝45を形成してあり、該C字スライド溝45は、中空基部41から上方に突出しないように、例えば、中空基部41の上面と面一をなすように配置してあり、本例にあって該C字スライド溝45は、M8×20の六角ボルト用の六角形のボルト頭をスライド自在に嵌挿する上向きC字状の形状をなすものとしてあり、該C字スライド溝45には、ベースフレーム4の長手方向端部から所定多数のボルト5をスライド嵌挿して、該ベースフレーム4の上方に向けてそのボルト軸を起立してある。
該下位固定突片42と上位ボルト支持突片44間の上記ナット締着空間46は、これら下位固定突片42と上位ボルト支持突片44間を抉り開口してあるから、折版屋根1のタイトフレーム11に平行配置したベースフレーム4に挿通したタイトフレーム11の固定ボルト12に対して、各上記下位固定突片42からのナット13を、例えばレンチのような工具を挿入してその回動による締着操作を行うのに必要且つ充分なスペースをなすとともにナット13を締着する固定ボルト12は上記200乃至300mm毎の間隔に配置したものであるから、隣接する固定ボルト12に工具が当って、各ナットの締着操作の障害となるようなこともない。
上記C字スライド溝45にボルト5を嵌挿した後に、ベースフレーム4の長手方向両端には端部閉塞プレート47を配置し、中空基部41に配置した複数、本例にあっては上下に2箇所のタッピングホール48にネジ49を螺入して、中空基部41の端部を閉塞処理して、架台3のベースフレーム4としてある。
一方、支持脚7は、例えば、厚肉鋼板に、切断、折曲、穴あけ等の加工を施して、一対の上記対向する側片71と、該側片71の一端を連結するように配置した連結片72を有して断面C字状とし且つ該連結片72の上部を切欠いて、対向する側片71間を開放した上向き開口C字状の切欠部73を備えたものとするとともに各側片71及び連結片72にそれぞれボルト挿通用のボルト透孔74(請求項の「固定具透孔」に相当する)を透設した、例えば、側片71の幅を5cm、連結片72の幅を8cm程度としたものとしてある。本例にあって、該支持脚7は、後述のように、上記載置物の太陽電池モジュール2を折版屋根1の幅方向又は長手方向に選択的に傾斜配置自在とするように多数の同高及び異高のものとしてあり、該支持脚7の高さは、例えば、これを低いもので10cm程度、高いもので1m程度とするように段階的に変化した、本例にあって4種類の高さのものとし、各高さのものをそれぞれ多数用いることによって、支持脚7を上記多数の同高及び異高のものとしてある。
このように構成したベースフレーム4と支持脚7による折版屋根1に対する載置物の太陽電池モジュール2の載置固定は、上記タイトフレーム11に平行固定したベースフレーム4に、固定金具、本例にあってはL字金具6を介して支持脚7を起立固定し、該支持脚7に上記太陽電池モジュール2のパネルフレーム21を支持することによって、折版屋根に該太陽電池モジュール2を傾斜配置したものとしてある。
即ち、支持脚7の起立固定に用いる上記L字金具6(請求項の「固定金具」に相当する)は、その水平の固定片のボルト透孔にベースフレームのC字スライド溝45にボルト頭を嵌挿したボルト5のボルト軸を受入れ、該固定片上からナット51を締着する一方、その鉛直の起立片のボルト透孔を介して上記支持脚7を同じくボルト5とナット51によって締着固定してある。
このとき、L字金具6は、支持脚7毎に一対用いて、その固定片をそれぞれベースフレーム4の長手方向に相互に逆向きに向けるように該ベースプレフレーム4に配置し、該一対のL字金具6の起立片により支持脚7の対向する側片71を挟み、該起立片の側片からボルト5を起立片に挿入し、支持脚7の内側でナット51締着することによって、その固定を行ってある。
このとき、ベースフレーム4は、タイトフレーム11に平行となる複数、例えば3本を平行に固定し、該ベースフレーム4に、例えば各4本の支持脚7を、各ベースフレーム4長手方向に異高とし且つ隣接するベースフレーム4の対応位置で同高とするようにそれぞれベースフレーム4長手方向に所定間隔に配置してある。即ち、支持脚7は上記4種の異高のものを、その切欠部73をベースフレーム4直交方向に向けるとともに該ベースフレーム4長手方向に順次高さを段階的に変化し、各ベースフレーム4の長手方向同一位置において各隣接するベースフレーム4間で支持脚の高さを同高とするように、上記L字金具6を用いて所定間隔に起立固定してあり、これによって、支持脚7の高さを折版屋根1の幅方向に同一とし、奥行方向に向けて傾斜するように配置したものとしてある。
このようにベースフレーム4に支持脚7の起立固定を行なうことによって、ベースフレーム4、支持脚7及び本例にあってはL字金具6により架台3を形成することができ、従って、これに載置物を載置固定することによって、該載置物の傾斜配置を行うことが可能となるところ、本例にあって該載置物、即ち、太陽電池モジュール2は、例えばその支持フレームとして、下面に配置したアルミ押出形材製3本の上記パネルフレーム21を備え、該パネルフレーム21を架台3、特にその支持脚7に予め設置し、該パネルフレーム21を基準にして太陽電池モジュール2を現場で組立設置することにより、その架台3を用いた折版屋根1への載置固定を行ったものとしてある。該パネルフレーム21は、上記支持脚7の切欠部73にそれぞれ嵌挿し、各側片71のネジ孔を介してネジを該パネルフレーム73に螺入固定することによって、その設置を行うものとしてあり、これによって各ベースフレーム4に対して合計12本の支持脚7を介して上記3本のパネルフレーム21を同一傾斜角度に配置して、載置物、即ち太陽電池モジュール2を折版屋根に傾斜配置したものとしてある。
図7乃至図9は、他の例を示すもので、本例にあって載置物の太陽電池モジュール2を、上記多数の同高及び異高の支持脚7を用いて、上記長手方向に傾斜配置したものに対して、折版屋根1の幅方向(開口方向)に選択的に傾斜配置した例である。本例にあって、上記ベースフレーム4は、これを同じくタイトフレーム11に平行固定する一方、該ベースフレーム4に起立固定した支持脚7を、各ベースフレーム4長手方向に同高とし且つ隣接するベースフレームの対応位置で異高とするようにそれぞれベースフレーム4長手方向に所定間隔に配置してある。即ち、支持脚7は上記4種の異高として多数の同高及び異高としたものを、ベースフレーム4長手方向に高さを一定とし、各ベースフレーム4の長手方向同一位置において各隣接するベースフレーム4間で支持脚7の高さを順次変化するように、上記L字金具6を用いて所定間隔に起立固定してあり、これによって、支持脚7の高さを折版屋根の長手方向に同一とし、幅方向に傾斜をなすように配置したものとしてある。
このとき、上記支持脚7を起立固定するL字金具6は、その一方を、上記と同様に固定片をベースフレーム4に平行に、他方を、その固定片をベースフレーム4に直交するように配置するとともに上記ベースフレーム4に直交する一方のL字金具6を支持脚7の対向する片側の側片71の内側に配置し、ベースフレーム4に平行する他方のL字金具6を支持脚7の連結片72の外側に配置し、それぞれ鉛直の起立片に支持脚7の外側からのボルト5に対して内側でナット51締着を行うことによって、該支持脚7を、その切欠部73をベースフレーム4長手方向に向けて、該L字金具6を用いた起立固定を行ったものとしてあり、これによって、支持脚7の高さを、上記折版屋根1の長手方向に同一とし、幅方向に傾斜をなすようにしてある。その余は上記図1乃至図6の例と変わらないので、同一符号を付して重複する説明を省略する。
図中8は、支持脚7を相互に連結して支持脚7の枠強度を確保した支持脚連結材、14は固定ボルト13にナット締着後被嵌したボルトキャップを示す。
以上の折板屋根1に太陽電池モジュール2を載置固定したカーポートAは、可及的に架台3構成のための部材数を減少しつつ、架台3の構成を可及的容易になし得るとともに太陽電池モジュールを折板屋根1の幅方向又は長さ方向の任意の方向に向けた選択的な傾斜配置、即ち、幅方向の左右一方、長さ方向の前後一方に向ける如くに、太陽電池モジュール3をカーポートAの平面四角形にして水平乃至それ自体傾斜するように配置した折板屋根1に対して、その前後左右の4方向いずれの方向に向けてもその選択的な傾斜配置を行うことができ、従って、カーポートAの設置状況に応じて太陽電池発電を可及的に有効に行うことができる。
図示した例は以上のとおりとしたが、載置物を屋上庭園ユニット等、屋上活用のためにその余の用途のものとすること、ベースフレームに、例えば載置物に形成した固定片のボルト透孔に、C字スライド溝のボルトを挿入してナット締着することによってその固定を行うようにし、また、載置物の載置固定に枠材を用いるときは、該枠材に形成した同様の固定片のボルト透孔に挿入したボルトに、同じくナット締着することによってその固定を行うようにすること等を含めて、本発明の実施に当って、折板屋根、載置物、架台、そのベースフレーム、中空基部、下位固定突片、上位ボルト支持突片、ナット締着空間、C字スライド溝、必要に応じて用いる支持脚、これを用いたカーポート等の各具体的形状、構造、材質、これらの関係、これらに対する付加等は、上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
A カーポート
1 折版屋根
11 タイトフレーム
12 固定ボルト
13 ナット
14 ボルトキャップ
2 太陽電池モジュール
21 パネルフレーム
3 架台
4 ベースフレーム
41 中空基部
42 下位固定突片
43 ボルト透孔
44 上位ボルト支持突片
45 C字スライド溝
46 ナット締着空間
47 端部閉塞プレート
48 タッピングホール
49 ネジ
5 ボルト
51 ナット
6 L字金具
7 支持脚
71 側片
72 連結片
73 切欠部
74 ボルト透孔
8 連結材

Claims (2)

  1. 折版屋根のタイトフレームに対して平行配置した複数のベースフレームを用いて載置物を載置固定する載置物の架台であって
    上記ベースフレームを、中空基部と、該中空基部下端の幅方向一方に突出し且つ上記タイトフレームの配置ピッチに応じたボルト透孔を長手方向に多数透設した下位固定突片と、上記中空基部の上端乃至上位の該下位固定片と同一の幅方向一方に突出し且つ上面に上向き開口のC字スライド溝を配置した上位ボルト支持突片と、上記下位固定突片と該上位ボルト支持突片間に凹陥したナット締着空間と、を備えてアルミ押出材で一体に構成し
    該ベースフレームにその上記上位ボルト支持突片のC字スライド溝にボルト頭を嵌挿して起立配置したボルトにナット締着することによって該ベースフレームとともに架台をなす支持脚及び固定金具を用いて載置物を載置固定してなり、
    前記支持脚が前記固定金具を介して前記ベースフレームに固定され、
    該支持脚を、対向する一対の側片と、該側片を連結する連結片と、を備えて断面コ字状にして該連結片の上部に切欠部を配置し、該切欠部に上記載置物の支持フレームを受入れ自在として構成してなり、かつ、前記側片及び前記連結片には、前記固定金具に固定されるための固定具透孔が設けられ、
    上記載置物を折版屋根の幅方向又は長手方向に選択的に傾斜配置自在とするように、上記支持脚を多数の同高及び異高とし、上記複数の各ベースフレーム長手方向に異高とし且つ隣接するベースフレームの対応位置で同高とし又は各ベースフレーム長手方向に同高とし且つ隣接するベースフレームの対応位置で異高とするようにそれぞれベースフレーム長手方向に所定間隔に配置自在としてなることを特徴とする折版屋根用載置物の架台。
  2. 請求項に記載のベースフレームと支持脚と固定金具とを用い、折版屋根のタイトフレーム上に複数のベースフレームを平行配置するとともに該タイトフレームに突出の固定ボルトを下位固定突片の上記ボルト透孔に挿通し上記ナット締着空間における該下位固定突片の上面からのナット締着により該下位固定突片をタイトフレームに固定する一方、上位ボルト支持突片のC字スライド溝にスライド自在にボルト頭を嵌挿して起立したボルトに前記固定金具を介して起立固定した多数の前記支持脚によって前記折版屋根上に架台を設置し、該架台に載置物を載置固定してなることを特徴とする載置物を載置固定したカーポート。
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