JP6458966B2 - 太陽光発電装置及び太陽光発電装置の施工方法 - Google Patents

太陽光発電装置及び太陽光発電装置の施工方法 Download PDF

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Description

本開示は、太陽光発電装置及び太陽光発電装置の施工方法に関する。
従来、屋根に太陽電池モジュールを固定して太陽光発電装置を構築する際に用いられる種々の固定構造が知られている。例えば、特許文献1には、モジュールフレームの外側に張り出した鍔部を断面略U字形状の押え金具で押え付けて、屋根に設置された架台フレーム上に太陽電池モジュールを固定する構造が開示されている。
特開2014−194133号公報
太陽光発電装置において、隣接配置される太陽電池モジュール間の隙間をできるだけ小さくして省スペース化を図ることは重要な課題である。また、太陽光発電装置は、屋根上での固定作業が簡単で、施工性に優れることが望ましい。太陽電池モジュール間に大きな隙間が形成されると、隙間を覆うカバーの設置が必要な場合もあり、施工工数の削減、材料コストの削減の観点からも当該隙間を小さくすることは重要である。
本開示の一態様である太陽光発電装置は、第1の太陽電池パネル、及び当該パネルの周縁部に設けられた第1のフレームを有し、屋根の軒側に設置される第1の太陽電池モジュールと、第2の太陽電池パネル、及び当該パネルの周縁部に設けられた第2のフレームを有し、第1の太陽電池モジュールの棟側に隣接配置される第2の太陽電池モジュールとを備えた太陽光発電装置であって、各フレームは、各太陽電池パネルの周縁部を収納する内溝と、各太陽電池パネルと反対側に設けられる外溝と、各太陽電池モジュールの内側に張り出した内鍔とをそれぞれ有し、第1のフレームの内鍔を押える下金具と、下金具上に配置され、第1のフレームの外溝に挿し込まれる第1挿嵌部、及び第2のフレームの外溝に挿し込まれる第2挿嵌部を有する上金具とを備える。
本開示の一態様である太陽光発電装置は、施工性に優れ、且つ太陽電池モジュール間の隙間を小さくでき省スペース化を実現できる。
実施形態の一例である太陽光発電装置を示す図である。 実施形態の一例であるベースプレートを野地板上に設置した様子を示す図である。 実施形態の一例である太陽電池モジュールの断面図である。 図1中のAA線断面図である。 実施形態の一例であるベース金具の斜視図である。 図5中のBB線断面図である。 実施形態の一例である下金具の斜視図である。 図7中のCC線断面図である。 実施形態の一例である上金具の斜視図である。 図9中のDD線断面図である。 実施形態の一例である太陽光発電装置の施工方法を説明するための図である。 実施形態の一例である太陽光発電装置の施工方法を説明するための図である。 実施形態の一例である太陽光発電装置の施工方法を説明するための図である。 ベース金具の変形例を示す斜視図である。 図14中のEE線断面図である。 実施形態の他の一例である太陽光発電装置を示す断面図である。 実施形態の他の一例である架台フレームの斜視図である。 図17中のFF線断面図である。 実施形態の他の一例である下金具の斜視図である。 図19中のGG線断面図である。 実施形態の他の一例である上金具の斜視図である。 図21中のHH線断面図である。 実施形態の他の一例である太陽光発電装置の軒側端部及びその近傍を示す断面図である。 実施形態の他の一例である軒側端部用下金具の斜視図である。 図24中のII線断面図である。 架台フレーム及び下金具の変形例を示す平面図である。 架台フレーム及び下金具の他の変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態の一例について詳細に説明する。
実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。本明細書において、「略**」との記載は、略同一を例に挙げて説明すると、完全に同一はもとより、実質的に同一と認められる場合を含む意図である。
本明細書では、ベース金具、下金具、及び上金具が屋根に固定された状態で、屋根の桁方向(屋根の軒棟方向に直交する方向)に沿う各金具の方向を「横方向」、屋根の野地板に垂直な方向に沿う各金具の方向を「上下方向」という。また、屋根の軒棟方向に沿う各金具の方向を縦方向という場合がある。実施形態の説明で用いる図面には、屋根100の軒棟方向を矢印α、横方向を矢印β、上下方向を矢印γで示す。
図1〜図13を参照しながら、実施形態の一例である太陽光発電装置10について以下詳細に説明する。図1は、屋根100に設置された太陽光発電装置10の全体を示す図である。図2は、太陽光発電装置10を構成するベースプレート30を野地板101上に設置した様子を示す。
図1に例示するように、太陽光発電装置10は、複数の太陽電池モジュール11を屋根100に並べて設置することで構成されている。詳しくは後述するが、太陽光発電装置10は、太陽電池モジュール11を屋根100に固定するための固定部材として、ベース金具32、下金具50、及び上金具60を備える(図4等参照)。各金具は、屋根100の軒側に配置される太陽電池モジュール11a(第1の太陽電池モジュール)と、太陽電池モジュール11aの棟側に隣接配置される太陽電池モジュール11b(第2の太陽電池モジュール)とに跨って配置される。太陽光発電装置10の軒側端部、棟側端部には、例えば別の金具(図示せず)が取り付けられる。
ここで、太陽電池モジュール11a,11b(第1、第2の太陽電池モジュール)の用語は、2つの太陽電池モジュールについての相対的な位置関係を示すものである。即ち、太陽光発電装置10に設けられる複数の太陽電池モジュール11のうち、軒棟方向に隣接する任意の2枚の太陽電池モジュール11に対して、軒側に配置される方が太陽電池モジュール11aとなり、棟側に配置される方が太陽電池モジュール11bとなる。
太陽電池モジュール11は、複数の太陽電池セルがガラス板等の保護部材で挟持された太陽電池パネル12と、当該パネルの周縁部に設けられたフレーム13とを有する。図1に例示する太陽電池モジュール11及び太陽電池パネル12は、平面視で長方形である。但し、太陽電池モジュール11は、長方形以外の平面視形状を有していてもよく、正方形等の他の形状であってもよい。平面視とは、太陽電池パネル12の受光面(上面)に対して上下方向から見た場合である。本実施形態では、各太陽電池モジュール11の短辺が軒棟方向に略平行であり、隣り合う太陽電池モジュール11の短辺同士が接触した状態で、各太陽電池モジュール11が屋根100に設置されている。屋根材102は、太陽光発電装置10の周囲に配置され、太陽光発電装置10の下には配置されていない。
フレーム13は、太陽電池パネル12の周縁部を保護し、下金具50及び上金具60を用いてベース金具32に固定される。フレーム13は、例えばアルミニウム等の金属材料を押出成形して形成される長尺状の部材である。フレーム13は、太陽電池パネル12の各長辺及び各短辺に沿って取り付けられる複数の部材からなり、コーナーピース等を用いて互いに接続され太陽電池パネル12の四方を囲む。後述する外溝24及び内鍔26は、太陽電池パネル12の長辺に沿って取り付けられるフレーム13に設けられる。
図2に例示するように、太陽電池モジュール11の下には複数のベースプレート30が設置され、各ベースプレート30上にベース金具32が設けられる。ベースプレート30を用いずベース金具32を野地板101に固定してもよいが、ベースプレート30を用いることで、例えばベース金具32の位置合わせが容易になり施工性が向上する。ベースプレート30を用いる場合、ベースプレート30上の所定位置に粘着テープ等を用いてベース金具32を予め固定(仮止め)し、当該ベースプレートを屋根100に運び上げて野地板101上に設置する。ベースプレート30の設置は、後述するように簡便でありながら高精度で行うことができる。
ベースプレート30は、例えば金属製の板状部材であって、野地板101との間に屋根材102を介在させることなく野地板101に直接固定される。なお、ベースプレート30と野地板101との間には防水シート等が設けられていてもよい。図2に示す例では、1枚のベースプレート30上に保持部31及びベース金具32が1つずつ設けられている。ベースプレート30は、太陽電池モジュール11の半分程度の大きさを有し、大凡2枚のベースプレート30上に1枚の太陽電池モジュール11(一点鎖線で示す)が設置される。太陽電池モジュール11は、軒側端部、棟側端部が2箇所ずつ、合計4箇所がベース金具32に固定される。
ベースプレート30は、軒側の横方向一方側(以下、「左側」とする)から野地板101上に配置される。左側に配置されるベースプレート30a上には、横方向他方側(以下、「右側」とする)に隣接配置されるベースプレート30cの一部が重ねられる。また、ベースプレート30a上には、棟側に隣接配置されるベースプレート30bの一部が重ねられる。このようにして、ベースプレート30は軒側の左から棟側の右に向かって順に設置される。ベースプレート30a,30b,30cは、太陽電池モジュール11の場合と同様に相対的な位置関係を示すものであり、いずれも同じプレートを使用することができる。
保持部31は、各ベースプレート30の右側に設けられる。ベースプレート30a上に設けられた保持部31は、ベースプレート30aとの間にベースプレート30cを挿し込み可能な隙間を有する。ベースプレート30a上に重ねられるベースプレート30cの端部は、当該隙間に挿し込まれ保持部31によって上方に浮き上がらないように押えられる。
ベース金具32には、保持部31と同じ機能を有する爪部44が設けられている。ベース金具32は各ベースプレート30の棟側に設けられ、爪部44はベース金具32の棟側端部に設けられる。ベースプレート30a上に設けられたベース金具32は、ベースプレート30aとの間にベースプレート30bを挿し込み可能な隙間を有する。ベースプレート30a上に重ねられるベースプレート30bの端部は、当該隙間に挿し込まれ爪部44によって上方に浮き上がらないように押えられる。
ベース金具32は、下金具50及び上金具60を固定するための金具であって、野地板101に固定される。ベース金具32は、例えば木ネジ47(図4参照)を用いて野地板101に固定される。木ネジ47は、ベース金具32のネジ孔42,43(図6参照)に取り付けられ、ベースプレート30を貫通して野地板101に固定される。
図3は、太陽電池モジュール11の断面図(フレーム13の幅方向断面)である。
図3に示すように、太陽電池モジュール11のフレーム13は、本体部20と、太陽電池パネル12の周縁部を収納する内溝22と、太陽電池パネル12と軒棟方向の反対側に設けられる外溝24と、太陽電池モジュール11の軒棟方向の内側に張り出した内鍔26とを有する。本体部20の形状は特に限定されないが、剛性の向上、軽量化、材料コスト削減等の観点から、好ましくは中空の角柱形状を有する。
フレーム13は、本体部20の上面に立設した鉤部21を有する。鉤部21は、本体部20の外側から上方に真っ直ぐ延び、軒棟方向の内側に折れ曲がって断面略L字状に形成されている。本体部20の上面と鉤部21との間には、太陽電池パネル12を挿入可能な隙間である内溝22が形成されている。内溝22は、フレーム13の長手方向に沿って形成される。内溝22には太陽電池パネル12の周縁部が挿入され、太陽電池パネル12と内溝22の隙間には、例えば接着剤が充填される。
フレーム13は、本体部20の下面に立設した鉤部23を有する。鉤部23は、本体部20の軒棟方向の内側から下方に真っ直ぐ延び、軒棟方向の外側に折れ曲がって断面略L字状に形成されている。本体部20の下面と鉤部23との間には、上金具60の挿嵌部を挿し込み可能な隙間である外溝24が形成されている。外溝24は、上金具60を取り付ける部分のみに形成されてもよいが、好ましくはフレーム13の長手方向に沿って形成される。外溝24は、挿嵌部を挿し込み可能な寸法(奥行深さD24、幅W24(上下方向長さ))を有する。底板25は、鉤部23の一部であって、フレーム13の底部を構成する部分である。
内鍔26は、フレーム13の下部から太陽電池モジュール11の軒棟方向の内側に向かって延出し、太陽電池モジュール11の内側に向いたフレーム13の内側壁に対して略垂直に設けられることが好ましい。本実施形態では、鉤部23のうちフレーム13の内側壁を構成する部分(上下方向に沿った部分)から内鍔26が延出し、底板25と共にフレーム13の底部を構成する。底板25の下面と内鍔26の下面は、連続した段差のない平坦な面(フレーム13の下面)を形成している。内鍔26は、下金具50を取り付ける部分のみに形成されてもよいが、好ましくはフレーム13の長手方向に沿って連続的に形成される。
図4は、図1中のAA線断面図(各金具が取り付けられた部分の断面図)である。
図4に示すように、太陽光発電装置10は、下金具50と、下金具50上に配置される上金具60とを備える。下金具50及び上金具60は、軒棟方向に隣接配置される太陽電池モジュール11a,11bに跨って取り付けられる。本実施形態では、野地板101にネジ止めされたベース金具32に下金具50及び上金具60が固定されている。太陽光発電装置10は、ベース金具32に下金具50及び上金具60を固定するためのボルト45を備え、各金具はボルト45及びナット46を用いて連結されている。
ベース金具32は、太陽電池モジュール11a,11bが載せられる台座部33を有する。各太陽電池モジュールと台座部33の間には下金具50及び上金具60が介在し、下金具50及び上金具60はボルト45を用いて台座部33に固定される。台座部33の高さは、例えば太陽電池モジュール11の受光面(上面)の高さが太陽光発電装置10の周囲に配置される屋根材102の上面の高さと同程度になるように、太陽電池モジュール11の厚み、屋根材102の厚み等を考慮して設定される。台座部33には、ボルト45を保持するガイドレール39が設けられている。ガイドレール39は、ボルト45の軸部が台座部33上に上下方向に起立した状態でボルト45を保持する。
ベース金具32は、当該金具を野地板101に固定するための脚部40,41を有する。脚部40は、台座部33の軒側端部から軒側に延出して、太陽電池モジュール11aの下で木ネジ47によって野地板101に固定される。脚部41は、台座部33の棟側端部から棟側に延出して、太陽電池モジュール11bの下で木ネジ47によって野地板101に固定される。ベース金具32は、爪部44を有し、棟側に配置されるベースプレート30bの支持部材としても機能する。爪部44は、ベースプレート30aとの間にベースプレート30bを挿し込み可能な隙間をあけて脚部41の棟側端部から棟側に延出している。爪部44の棟側端部は、ベースプレート30bを挿し込み易いように上方に曲げられている。
下金具50及び上金具60は、太陽電池モジュール11のフレーム13に取り付けられる。下金具50上には太陽電池モジュール11aを構成する太陽電池パネル12a(第1の太陽電池パネル)の周縁部に設けられたフレーム13a(第1のフレーム)が載せられる。下金具50は、フレーム13aの内鍔26aを押える金具であって、内鍔26aを利用して太陽電池モジュール11aの棟側端部をベース金具32に固定する。上金具60は下金具50上に配置され、上金具60上には太陽電池モジュール11bを構成する太陽電池パネル12b(第2の太陽電池パネル)の周縁部に設けられたフレーム13b(第2のフレーム)が載せられる。上金具60は、フレーム13a,13bの両方に取り付けられ、太陽電池モジュール11aの棟側端部及び太陽電池モジュール11bの軒側端部をベース金具32に固定する。上金具60は、フレーム13aの外溝24aに挿し込まれる第1挿嵌部63、及びフレーム13bの外溝24bに挿し込まれる第2挿嵌部64を有する。
下金具50及び上金具60は、ボルト45が挿通されるボルト孔52,62をそれぞれ有する。ボルト孔52,62は、各金具の棟側部分であって、フレーム13bの内鍔26bを支持する位置よりも棟側に形成される。即ち、フレーム13bの内鍔26bと重ならず、上金具60上に取り付けられるナット46が内鍔26bと干渉しない位置にボルト孔52,62が形成される。なお、ボルト孔52,62は互いに重なり合う位置に形成される。
下金具50は、ボルト45及びナット46だけでベース金具32に固定されてもよいが、ベース金具32との結束力を高めるために、好ましくはベース金具32に形成された貫通孔36に挿し込まれる脚部56を有する。脚部56は、ベース金具32に引っ掛けられる部分であって、下金具50の軒側に設けられる。脚部56を設けることにより、例えば太陽電池モジュール11に作用する負圧に対する耐久性が向上する。下金具50は、軒側部分が脚部56及びベース金具32の引っ掛かりによって固定され、棟側部分がボルト45及びナット46によりベース金具32に固定される。上金具60は、ボルト45及びナット46でベース金具32に固定される。但し、上金具60の軒側端部にはフレーム13aの外溝24aに挿し込まれる第1挿嵌部63が設けられており、フレーム13aは下金具50によって内鍔26aが押えられているから、上金具60とベース金具32の結束は十分強固である。
以下、図4に加えて図5〜図10を参照しながら、ベース金具32、下金具50、上金具60の構成について更に詳説する。
図5及び図6は、ベース金具32を示す図である。
ベース金具32は、上記のように下金具50及び上金具60が固定される台座部33の軒側及び棟側に、野地板101に固定される脚部40,41がそれぞれ形成された構造を有する。軒棟方向の両側に野地板101との固定部を設けることで、野地板101に対してベース金具32を固定することができる。脚部40、41は、野地板101に沿うように平坦な板状に形成されており、木ネジ47が取り付けられるネジ孔42,43をそれぞれ有する。ネジ孔42、43は、脚部40の横方向中央よりも横方向両端寄りに1つずつ形成されている。また、脚部40,41は台座部33の下にも延びている。これにより、ベース金具32の耐荷重性が向上する。ベース金具32は、軒棟方向よりも横方向に長く延びた形状を有する。これによって、爪部44とベースプレート30bとが重なる領域が増え、ベース金具32によってベースプレート30bを安定に支持することができる。
台座部33は、脚部40,41に対して略垂直に設けられる立壁部34と、野地板101(脚部40,41)に対して略平行に設けられる天板部35とで構成される。下金具50及び上金具60は天板部35に固定される。天板部35には、下金具50の脚部56が挿し込まれる貫通孔36(被挿入部)と、ボルト45を取り付けるためのガイドレール39とが設けられている。貫通孔36は、天板部35の横方向中央部において平面視矩形形状に形成されている。ガイドレール39は、天板部35の横方向全長に亘って形成されている。貫通孔36は天板部35の軒側に位置し、ガイドレール39は天板部35の棟側に位置する。
ガイドレール39は、ボルト45の頭部を横方向にスライド可能に保持する。ガイドレール39は、天板部35の横方向に沿って形成された開口部37と、開口部37に沿って開口部37の下に設けられた底板38とで構成される。開口部37は、ボルト45の軸部の直径よりも広くボルト45の頭部の直径よりも狭い幅で形成される。底板38は、開口部37との間にボルト45の頭部を挿入可能な間隔を設け、天板部35と棟側の立壁部34とを接続して断面略L字状に形成される。ガイドレール39に挿入されたボルト45は、軸部が開口部37から突き出して天板部35上に起立し、頭部は開口部37の縁部に引っ掛かってガイドレール39内に保持される。ボルト45・ナット46の締結部分の耐久性を向上させるため、天板部35のうちボルト45の頭部を押える開口部37の縁部の厚みは、天板部35の他の部分の厚みよりも大きく形成されている。
なお、ベース金具32の形状は、図5及び図6で図示する形状に限定されない。例えば、下金具50の脚部56の挿し込み部は、溝状に形成された挿し込み部であってもよい(後述の図14,15参照)。貫通孔36の形状は、平面視矩形形状に限定されず、例えば楕円形状であってもよい。また、ガイドレール39の代わりに、ボルト孔を天板部35に形成し当該ボルト孔にボルト45を取り付けてもよい。
図7及び図8は、下金具50を示す図である。
下金具50は、平坦な板状に形成されたベース部51と、フレーム13aが載せられる台座部53とを有する。ベース部51の下面はベース金具32の天板部35と接触しており、ベース部51の上面には上金具60が配置される(図4参照)。台座部53は、ベース部51よりも高く形成されており、ベース金具32に接触しない。台座部53は、その上に載せられるフレーム13aと、上金具60上に載せられるフレーム13bの高さが略同一となるように形成されることが好適である。例えば、台座部53の上面の高さがベース部51上に配置される上金具60のベース部61の上面の高さと略同一となるように台座部53が形成される。台座部53は、下金具50の軒側において横方向の全長に亘って形成される。
下金具50は、横方向よりも軒棟方向に長く延びており、フレーム13bの内鍔26bを超えて棟側に延びる(図4参照)。ベース部51には、横方向中央部にボルト孔52が形成されている。ボルト孔52は、軒棟方向に長く形成された長孔であって、長孔の軒側端部が内鍔26bと重ならない位置に形成される。ボルト孔52を長孔とすることで、ボルト45の軸部をボルト孔52に挿し込んだ状態で下金具50を棟側に移動させることが可能となる(後述の工程(2))。
下金具50は、フレーム13aの内鍔26aを上から押え付ける押え部54を有する。押え部54は、台座部53との間に内鍔26aを挿し込み可能な隙間をあけて台座部53上に設けられる。押え部54は、台座部53との間に当該隙間が形成されるように、下金具50の軒側端部を略U字状に折り返して、台座部53と略平行な板状に形成される。フレーム13aの内鍔26aは、台座部53と押え部54の隙間に挿し込まれる(図4参照)。
押え部54には、内鍔26aの上面に接触する凸部55が形成されている。即ち、凸部55は押え部54の下面に形成された突起である。凸部55は、押え部54の横方向中央部等に形成されてもよいが、好ましくは押え部54の横方向両側にそれぞれ形成される。押え部54を上面側からプレスすることにより、下方に向かって突出した凸部55を形成することができる。押え部54は、凸部55が内鍔26aの上面に接触し、内鍔26aを台座部53に押し付ける。凸部55の先端と台座部53との間隔が内鍔26aの厚みと同程度となるように、台座部53と押え部54の間隔を設定することが好ましい。好適な間隔の一例は、内鍔26aの厚みの0.95〜1.05倍である。凸部55と台座部53との間隔は内鍔26aの厚みよりも僅かに狭くすることが特に好ましく、特に好適な間隔の一例は、内鍔26aの厚みの0.95〜1.00倍未満である。
下金具50では、押え部54の横方向両側に脚部56が設けられている。2つの脚部56は、例えば同一形状、同一寸法を有する。脚部56は、台座部53の軒側端部から軒側且つ下方に向かって延出し、ベース部51の下面よりも下側に延び、途中で折れ曲がってベース部51と略平行に延びる。脚部56のベース部51と略平行に延びる部分は、ベース部51よりも下方に位置し、ベース金具32の貫通孔36に挿し込まれた状態で天板部35の裏側(下面)に略接触することが好ましい。但し、脚部56の上面と天板部35の下面との間に小さな隙間が存在していてもよく、例えば太陽電池モジュール11a,11bを持ち上げる力(負圧)が作用したときに脚部56が貫通孔36の縁部に引っ掛かればよい。即ち、負圧発生時に脚部56の上面が天板部35の下面に接触してもよい。
下金具50は、棟側端部を下方に曲げて形成された把手部57を有する。太陽光発電装置10の施工時において、台座部53と押え部54の間にフレーム13aの内鍔26aを挿し込むときには下金具50を棟側に移動させるが、このとき把手部57が使用される。把手部57を用いることで下金具50を強く引っ張ることができるため、内鍔26aの挿し込みが容易になり施工性が向上する。把手部57は、下金具50の棟側端部を上方に曲げて形成されてもよいが、この場合は下金具50の軒側端部に上方向の力が作用し易い。このため、貫通孔36に挿し込まれた脚部56が天板部35の裏側に強く接触し、把手部57を引っ張るのに大きな力が必要になる場合がある。
なお、下金具50の形状は、図7及び図8で図示する形状に限定されない。例えば、下金具50の横方向中央部に脚部56を1つ形成し、脚部56の横方向両側に押え部54を2つ形成してもよい(後述の図19等参照)。下金具50の横方向一端側に押え部54を形成し、横方向他端側に脚部56を形成してもよい。
図9及び図10は、上金具60を示す図である。
上金具60は、平坦な板状に形成されたベース部61と、フレーム13a,13bの外溝24a,24bにそれぞれ挿し込まれる2つの挿嵌部(第1挿嵌部63、第2挿嵌部64)と、ベース部61と各挿嵌部をつなぐ連結部68,69とを有する。連結部68,69は、ベース部61及び各挿嵌部に対して略垂直に設けられる。ベース部61は下金具50のベース部51上に配置され、ベース部61上にはフレーム13bが載せられる(図4参照)。上金具60が下金具50上に配置された状態で、ベース部61の上面の高さは台座部53の上面の高さと略同一である。
上金具60は、フレーム13bの内鍔26bを超えて棟側に延びる(図4参照)。ボルト孔62は、ボルト孔52と同様に軒棟方向に長く形成された長孔であって、長孔の軒側端部が内鍔26bと重ならない位置に形成される。ボルト孔62を当該長孔とすることで、ボルト45の軸部をボルト孔62に挿し込んだ状態で上金具60を軒側に押して外溝24aに第1挿嵌部63を挿し込むことができる。
第1挿嵌部63は、フレーム13aの外溝24aに挿し込まれる部分であって、ベース部61の軒側端部から軒側に延出している。第1挿嵌部63は、軒棟方向よりも横方向に長い板状に形成され、ベース部61と略平行に配置される。第1挿嵌部63の軒棟方向長さは、好ましくは奥行深さD24以下であり、より好ましくは奥行深さD24以下且つ奥行深さD24の50%以上である。第1挿嵌部63は、連結部68がフレーム13aと略接触するまで外溝24aに挿入されることが好適である。フレーム13aの底板25aは、台座部53と第1挿嵌部63の隙間に挿し込まれる(図4参照)。
第2挿嵌部64は、フレーム13bの外溝24bに挿し込まれる部分であって、ベース部61の軒側端部から第1挿嵌部63と反対側、即ち棟側に延びている。第2挿嵌部64は、軒棟方向よりも横方向に長い板状に形成され、ベース部61上においてベース部61と略平行に配置される。第2挿嵌部64の軒棟方向長さは、第1挿嵌部63と同様に好ましくは奥行深さD24以下であり、より好ましくは奥行深さD24以下且つ奥行深さD24の50%以上である。第2挿嵌部64は、連結部69がフレーム13bと略接触するまで外溝24bに挿入されることが好適である。
第2挿嵌部64は、ベース部61との間にフレーム13bの底板25bを挿し込み可能な隙間をあけてベース部61上に設けられる。第2挿嵌部64は、ベース部61との間に当該隙間が形成されるように上金具60の軒側端部を折り返して形成される。
第1挿嵌部63及び第2挿嵌部64には、外溝24a,24bの内壁に接触する凸部65,66がそれぞれ形成されている。凸部65,66は、各挿嵌部の上面に形成されてもよいが、好ましくは下面に形成される。外溝24a,24bの内壁と各凸部との接触面積が第2挿嵌部64よりも第1挿嵌部63で大きくなるように、各挿嵌部に凸部がそれぞれ形成される。第1挿嵌部63及び第2挿嵌部64は、いずれも横方向両側に1つずつ凸部65,66を有する。第1挿嵌部63は横方向中央部に凸部65をさらに有し、第1挿嵌部63には合計3つの凸部65が形成されている。太陽電池モジュール11bは第2挿嵌部64が外溝24bに挿し込まれた後に、横方向にスライドさせて位置合わせを行う場合があるから、下金具50とフレーム13aの結束力より、上金具60とフレーム13bの結束力を小さくすることが好ましい。ゆえに、凸部65を凸部66よりも多く形成することが好適である。
第1挿嵌部63は、凸部65がフレーム13aの底板25aの上面に接触し、底板25aを下金具50の台座部53に押し付ける。即ち、底板25aは下金具50の台座部53と上金具60の第1挿嵌部63によって上下から挟持されている。下金具50の台座部53と上金具60の第1挿嵌部63の間隔は、凸部65の先端と台座部53との間において底板25aの厚みと同程度であることが好ましい。好適な間隔の一例は、底板25aの厚みの0.95〜1.05倍である。凸部65の先端と台座部53との間隔は底板25aの厚みよりも僅かに狭くすることが特に好ましく、特に好適な間隔の一例は、底板25aの厚みの0.95〜1.00倍未満である。
第2挿嵌部64は、凸部66がフレーム13bの底板25bの上面に接触し、底板25bをベース部61に押し付ける。即ち、底板25bはベース部61と第2挿嵌部64によって上下から挟持されている。ベース部61と第2挿嵌部64の間隔は、凸部66の先端とベース部61との間隔が底板25bの厚みと同程度となるように、ベース部61と第2挿嵌部64の間隔を設定することが好ましい。好適な間隔の一例は、底板25bの厚みの0.95〜1.05倍である。
上金具60では、第1挿嵌部63がベース部61の横方向一方側に設けられ、第2挿嵌部64が横方向他方側に設けられている。そして、ベース部61と第1挿嵌部63をつなぐ連結部68と、ベース部61と第2挿嵌部64をつなぐ連結部69とが、横方向に並んで配置されている。つまり、互いに反対方向に延びる第1挿嵌部63と第2挿嵌部64は、各々の付け根部分が横方向に重なって設けられている。上記のように、フレーム13a,13bは連結部68,69と略接触するので、連結部68,69を横方向に重ねて形成することにより、太陽電池モジュール11a,11bの隙間は、例えば連結部68,69の厚み(上金具60の厚み)程度にまで小さくなる。第1挿嵌部63と第2挿嵌部64を軒棟方向に離して設けてもよいが、その場合は各挿嵌部の軒棟方向に沿った距離に相当する隙間がモジュール間に形成されることになる。
上金具60は、ベース部61に対して略垂直に延びる立壁部67を有する。立壁部67は、フレーム13bの内鍔26bの先端に面する位置であって、上金具60上にフレーム13bを配置する際に支障がない位置に設けられる。太陽電池モジュール11に上下方向に持ち上げる力が作用した場合に、フレーム13bが棟側に移動しようとする場合があるが、立壁部67は、フレーム13bの棟側への移動を防止する。
なお、上金具60の形状は、図9及び図10に示すものに限定されない。例えば、上金具60の横方向中央部に第2挿嵌部64を形成し、第2挿嵌部64の横方向両側に第1挿嵌部63を2つ形成してもよい。或いは、上金具60の横方向中央部に第1挿嵌部63を形成し、第1挿嵌部63の横方向両側に第2挿嵌部64を2つ形成してもよい(後述の図21参照)。また、上金具60は立壁部67を有さない形状としてもよい。
図11〜図13に、上記構成を備えた太陽光発電装置10の施工手順の一例を示す。
太陽光発電装置10の施工方法の一例は、下記の工程を備える。ベースプレート30の施工手順は上述の通りである。
(1)ベース金具32(固定対象物)に下金具50を取り付ける工程。
(2)下金具50上に太陽電池モジュール11aを配置して、下金具50により当該モジュールの内鍔26aを押える工程。
(3)下金具50上に上金具60を配置して上金具60の第1挿嵌部63を太陽電池モジュール11aの外溝24aに挿し込み、ベース金具32に下金具50及び上金具60を固定する工程。
(4)上金具60上に太陽電池モジュール11bを配置して、上金具60の第2挿嵌部64を当該モジュールの外溝24bに挿し込む工程。
図11に示すように、工程(1)では、下金具50の脚部56をベース金具32の貫通孔36に挿し込み、ガイドレール39に取り付けたボルト45の軸部を下金具50のボルト孔52に通す。ボルト45は、軸部が開口部37から突き出して台座部33の天板部35上に起立し、頭部は開口部37の縁部に引っ掛かってガイドレール39内に保持されている。
続いて、図12に示すように、太陽電池モジュール11aのフレーム13aを下金具50の台座部53上に配置する。その後、下金具50の把手部57を棟側に引っ張って、押え部54がフレーム13aの内鍔26aを押さえる位置まで、即ち台座部53と押え部54の間に内鍔26aが挿し込まれる位置まで下金具50を移動させる(工程(2))。これにより、内鍔26aが下金具50に挟持され、下金具50がフレーム13aにしっかりと固定される。このとき、太陽電池モジュール11aの軒側のフレーム13(図示せず)は、ベース金具32より軒側に既に設置されている上金具60(図示せず)に固定される。
続いて、図13に示すように、下金具50のベース部51上に上金具60を配置し、第1挿嵌部63を太陽電池モジュール11aの外溝24aに挿し込む。これにより、上金具60がフレーム13aに固定される。このとき、上金具60のボルト孔62にはボルト45の軸部が通されている。ボルト孔62から上方に突き出たボルト45の軸部にナット46を取り付け、下金具50及び上金具60をベース金具32に固定する(工程(3))。
次に、太陽電池モジュール11bのフレーム13bを上金具60上に配置し、第2挿嵌部64を外溝24bに挿し込む(工程(4))。これにより、上金具60にフレーム13bが固定される。このとき、太陽電池モジュール11bの棟側のフレーム13(図示せず)は、ベース金具32より棟側に設置されている下金具50に固定される。上金具60とフレーム13bの結束力は、例えば太陽電池モジュール11bが横方向にスライド可能な程度に設定される。このため、第2挿嵌部64を外溝24bに挿し込んだ後に、太陽電池モジュール11aを横方向にスライドさせて横方向の位置調整をすることが可能である。
上記構成を備えた太陽光発電装置10は、上記の簡便な工程(1)〜(4)を経て容易に構築可能であり、施工性に優れている。また、太陽光発電装置10によれば、太陽電池モジュール11a,11bの隙間を上金具60の厚み(連結部68,69の厚み)程度にまで小さくすることが可能であり、省スペース化を図ることができる。例えば、限られた設置スペースにより多くの太陽電池モジュール11が設置可能となる。
上記実施形態は、本開示の目的を損なわない範囲で適宜設計変更できる。
図14及び図15に、実施形態の他の一例であるベース金具70を示す。また、図16〜図25に、ベース金具の代わりに架台フレーム90を用いて太陽電池モジュール11を屋根100に設置する太陽光発電装置80及び当該装置に適用される金具等を示す。
図14及び図15に例示するベース金具70は、下金具50の脚部56が挿し込まれる被挿入部(挿し込み部)として保持溝73を有する点で、上述のベース金具32と異なる。その他の構成については、ベース金具32と同じである。保持溝73は、ガイドレール39と同様に、天板部35の横方向に沿って形成された開口部71と、開口部71に沿って開口部71の下に設けられた底板72とで構成される。保持溝73は長手方向両側(台座部33の横方向両側)が開口しているため、当該開口部から保持溝73内に脚部56を挿入できる。ゆえに、開口部71は脚部56の付け根部分が通る程度の幅で形成されてもよい。底板72は、開口部71との間に脚部56を挿入可能な間隔を設け、天板部35と軒側の立壁部34とを接続して断面略L字状に形成される。保持溝73に脚部56が挿し込まれた下金具50は、保持溝73が延びる横方向に沿ってスライド可能である。即ち、ベース金具70を用いることにより、ベース金具32を用いた場合と比べて下金具50及び上金具60の取り付け可能範囲が広くなる。
図16は、実施形態の他の一例である太陽光発電装置80を示す断面図である。
図16に示すように、太陽光発電装置80は、下金具110と、下金具110上に配置される上金具120とを備え、各金具が軒棟方向に隣接配置される太陽電池モジュール11a,11bに跨って取り付けられる点で上記実施形態と共通する。一方、太陽光発電装置80は、屋根100上に配置された長尺状の架台フレーム90に下金具110及び上金具120が固定されている点で上記実施形態と異なる。
太陽光発電装置80は、架台フレーム90に下金具110及び上金具120を固定するためのボルト45を備える。下金具110のベース部111及び上金具120のベース部121には、ボルト45が挿通されるボルト孔112,122がそれぞれ形成されている。ボルト孔112,122は、各金具の棟側部分であって、フレーム13bの内鍔26bを支持する位置よりも棟側に形成される。下金具110は、架台フレーム90との結束力を高めるために、架台フレーム90に形成された貫通孔94に挿し込まれ、架台フレーム90に引っ掛けられる脚部116を有することが好適である。
下金具110上には太陽電池モジュール11aのフレーム13aが載せられ、上金具120上には太陽電池モジュール11bのフレーム13bが載せられる。下金具110は、フレーム13aの内鍔26aを押える押え部114を有し、太陽電池モジュール11aの棟側端部を架台フレーム90に固定する。上金具120は、下金具110のベース部111上に配置され、フレーム13a,13bの両方に取り付けられて太陽電池モジュール11aの棟側端部及び太陽電池モジュール11bの軒側端部を架台フレーム90に固定する。上金具120は、フレーム13aの外溝24aに挿し込まれる第1挿嵌部123、及びフレーム13bの外溝24bに挿し込まれる第2挿嵌部124を有する。
図17及び図18は、下金具110が載せられた架台フレーム90を示す図である。
架台フレーム90は、その長手方向が屋根100の軒棟方向に沿うように屋根100上に配置される。架台フレーム90は、軒棟方向に複数の太陽電池モジュール11を配置可能な長さを有する。1枚の太陽電池モジュール11は、例えば屋根100の桁方向に適当な間隔をあけて互いに略平行に配置された2本の架台フレーム90上に載せられる。
架台フレーム90は、例えばアンカーを用いて屋根100の野地板101に固定される。アンカーは、野地板101に固定される板状の固定部(図示せず)と、固定部に対して略垂直に設けられたアンカーボルト96とを有する。アンカーボルト96は、例えば屋根材102に形成された貫通孔から屋根材102の表側に突き出している。架台フレーム90は、ナット97,98を用いてアンカーボルト96に固定することができる。
架台フレーム90は、上壁部91、下壁部92、及び側壁部93を有する断面略コの字状の部材である。上壁部91及び下壁部92は、長手方向、幅方向共に略同一の長さを有し、互いに略平行に配置されている。側壁部93は、上壁部91と下壁部92とをつなぐ部分であって、上壁部91及び下壁部92に対して略垂直に配置されている。なお、長尺状の架台フレームの形状、配置等は、特に限定されず、例えば架台フレーム90の開口部分が下を向くように当該フレームを配置してもよい。
上壁部91は、太陽電池モジュール11が載せられる部分であって、下金具110及び上金具120が取り付けられる部分である。上壁部91には、下金具110の脚部116が挿し込まれる貫通孔94、及びボルト45が挿通されるボルト孔95が形成されている。貫通孔94及びボルト孔95は、例えば架台フレーム90の長手方向に並んで幅方向中央部に形成される。下壁部92には、アンカーボルト96を挿通可能な貫通孔(図示せず)が形成されている。アンカーボルト96に取り付けたナット97の上に下壁部92を載せ、下壁部92の上からナット98を当該ボルトに取り付けることで、アンカーボルト96に架台フレーム90が固定される。
図19及び図20は、下金具110を示す図である。
下金具110は、平坦な板状に形成されたベース部111と、フレーム13aが載せられる台座部113とを有する。台座部113は、ベース部111よりも高く形成されており、その上面の高さがベース部111上に配置される上金具120のベース部121の上面の高さと略同一となるように形成されることが好適である。これにより、台座部113の上に載せられるフレーム13aの上面と、上金具120上に載せられるフレーム13bの上面の高さが略同一となる(図16参照)。
ボルト孔112は、軒棟方向に長く延びた長孔であって、内鍔26bと重ならない位置に形成される。ボルト孔112を長孔とすることで、架台フレーム90のボルト45の締結位置に対する下金具110の配置の自由度を高めることができ、ボルト45の軸部をボルト孔112に挿し込んだ状態で下金具110を棟側に移動させることが可能となる。下金具110は、棟側端部を上方に曲げて形成された把手部117を有することが好適である。太陽光発電装置80の施工時において台座部113と押え部114との間にフレーム13aの内鍔26aを挿し込むときには下金具110を棟側に移動させるが、このとき把手部117が使用される。
押え部114は、台座部113との間に内鍔26aを挿し込み可能な隙間をあけて台座部113上に設けられる。押え部114は、下金具110の軒側端部を略U字状に折り返して、台座部113と略平行な板状に形成される。押え部114には、内鍔26aの上面に接触する凸部115が形成されていることが好適である。凸部115の先端と台座部113との間隔が内鍔26aの厚みと同程度となるように、台座部113と押え部114との間隔が設定されることが好ましい。好適な間隔の一例は、内鍔26aの厚みの0.95〜1.05倍、又は0.95〜1.00倍である。
脚部116は、押え部114と同様に、下金具110の軒側端部を略U字状に折り返して、台座部113と略平行な板状に形成される。但し、脚部116は押え部114と反対側、即ち台座部113の下側に折り返される。脚部116の先端部分は、ベース部111の下面よりも下側に位置し、例えば上壁部91の裏側(下面)に略接触する。或いは、脚部116の上面と上壁部91の下面との間に小さな隙間が存在し、太陽電池モジュール11に負圧が作用したときに脚部116が上壁部91に接触してもよい。
本実施形態では、下金具110の横方向両側に2つの押え部114が設けられており、各押え部114の間に1つの脚部116が設けられている。各押え部114の横方向長さは互いに異なっているが、同じ寸法としてもよい。凸部115は各押え部114に1つずつ形成されている。また、把手部117は、ナット46との干渉を防止するために、下金具110の横方向両側に分かれて形成されている。各把手部117の横方向長さは互いに異なっているが、同じ寸法としてもよい。
図21及び図22は、上金具120を示す図である。
上金具120は、平坦な板状に形成されたベース部121と、フレーム13a,13bの外溝24a,24bにそれぞれ挿し込まれる2つの挿嵌部(第1挿嵌部123、第2挿嵌部124)とを有する。図21に示す例では、略真円形状のボルト孔122がベース部121に形成されている。ボルト孔122は、内鍔26bと重ならない位置であって下金具110のボルト孔112に対応する位置に形成される。
第1挿嵌部123は、ベース部121の軒側端部から軒側に延出し、ベース部121と略平行な板状に形成される。第1挿嵌部123の軒棟方向長さは、好ましくは奥行深さD24以下であり、より好ましくは奥行深さD24以下且つ奥行深さD24の50%以上である。第1挿嵌部123の下面には、フレーム13aの底板25aに接触する凸部125が形成されていることが好適である。底板25aは、第1挿嵌部123と下金具110の台座部113との間に配置される(図16参照)。第1挿嵌部123は、凸部125の先端と下金具110の台座部113との間隔が底板25aの厚みと同程度となるように設けられることが好ましい。当該間隔の好適な一例は、底板25aの厚みの0.95〜1.05倍、又は0.95〜1.00倍である。
第2挿嵌部124は、ベース部121の軒側端部から第1挿嵌部123と反対側、即ち棟側に延び、ベース部121上においてベース部121と略平行な板状に形成される。第2挿嵌部124は、ベース部121との間にフレーム13bの底板25bを挿し込み可能な隙間が形成されるように、上金具120の軒側端部を折り返して形成される。第2挿嵌部124の軒棟方向長さは、第1挿嵌部123と同様に、好ましくは奥行深さD24以下であり、より好ましくは奥行深さD24以下且つ奥行深さD24の50%以上である。第2挿嵌部124は、凸部126の先端とベース部121との間隔が底板25bの厚みと同程度となるように設けられることが好ましい。当該間隔の好適な一例は、底板25bの厚みの0.95〜1.05倍、又は0.95〜1.00倍である。
本実施形態では、上金具120の横方向両側に2つの第2挿嵌部124が設けられており、各第2挿嵌部124の間に1つの第1挿嵌部123が設けられている。第2挿嵌部124の横方向長さは互いに異なっているが、同じ寸法としてもよい。凸部126は各第2挿嵌部124に1つずつ形成されている。また、ベース部121と第1挿嵌部123をつなぐ連結部128と、ベース部121と第2挿嵌部124をつなぐ連結部129とは、上金具60のように横方向に並んで配置されておらず、連結部128は連結部129よりも上金具120の軒側に位置している。
上金具120は、ベース部121に対して略垂直に延びる立壁部127を有する。立壁部127は、太陽電池モジュール11bの棟側への移動を防止する。立壁部127は、フレーム13bの内鍔26bの先端に面する位置であって、上金具120上にフレーム13bを配置する際に支障がない位置に設けられる(図16参照)。
図23は、太陽光発電装置80の軒側端部及びその近傍を示す断面図である。
太陽光発電装置80は、架台フレーム90の軒側端部に取り付けられるカバー160を備えることが好適である。カバー160は、軒側端部用下金具140を用いて架台フレーム90に取り付けられている。カバー160は、太陽電池モジュール11のフレーム13に沿って設けられてもよく、架台フレーム90の軒側端部のみに設けられてもよい。いずれの場合も、軒側端部用下金具140を用いて架台フレーム90にカバー160が取り付けられる。
カバー160は、例えばカバー本体161と、当該本体から延出したパネル部162とを有する。図23に示す例では、カバー本体161が上壁部91上において太陽電池モジュール11の軒側端部に近接配置され、パネル部162が架台フレーム90の軒側端部の開口部分を覆って配置されている。即ち、パネル部162は架台フレーム90の当該開口部分を隠蔽している。軒側端部用下金具140の上に配置される軒側端部用上金具150は、例えば第1挿嵌部123を有さない点を除いて上金具120と同様の構造を有する。
カバー160は、軒側端部用下金具140との固定に利用される溝部163,164を有する。カバー本体161は、例えば中空の略角柱形状を有する部分(角柱形状部)と、角柱形状部の下面に立設して断面略L字状に形成された鉤部とを有する。図23に示す例では、角柱形状部の下面と鉤部との間に溝部163が形成され、角柱形状部の下面のパネル部162に近接する部分が上方に凹んで溝部164が形成されている。軒側端部用下金具140は、押え部114の代わりに、カバー160の溝部163,164にそれぞれ挿し込まれる挿嵌部144,145を有する。
太陽光発電装置80は、カバー160と架台フレーム90との結束力を高めるために振れ止め金具170を備えることが好適である。振れ止め金具170は、下部が折り曲げられた板状の金具であって、ビス171を用いてカバー本体161に固定され、カバー本体161と太陽電池モジュール11との間において架台フレーム90の上壁部91に対して略垂直に取り付けられる。振れ止め金具170の下部は、軒側端部用下金具140に形成された貫通孔148に挿し込まれている。
図24及び図25は、軒側端部用下金具140を示す図である。
軒側端部用下金具140は、下金具110と同様に、ボルト孔142が形成された平坦な板状のベース部141と、ベース部141よりも高く形成された台座部143とを有する。ベース部141の棟側端部には把手部147が形成されている。なお、台座部143にはカバー本体161が載せられる。図24に示す例では、軒側端部用下金具140の横方向両側に2つの脚部146が設けられており、各脚部146の間に2つの挿嵌部144と1つの挿嵌部145が設けられている。
挿嵌部144は、上記の通りカバー160の溝部163に挿し込まれる部分であって、金具の軒側端部を脚部146と反対側に折り返して形成されている。挿嵌部145は、カバー160の溝部164に挿し込まれる部分であって、金具の軒側端部を上方に曲げて形成されている。また、軒側端部用下金具140には、振れ止め金具170が挿入される貫通孔148が形成されている。
図26及び図27は、架台フレーム90及び下金具110の変形例を示す図である。図26及び図27に例示する形態はいずれも、施工性の向上、施工ミスの防止に寄与する。
図26に例示する架台フレーム90xでは、ボルト45が挿通されるボルト孔95x(フレーム側ボルト孔)が、上壁部91xにおいてフレームの幅方向一端側(側壁部93側、側壁部93と反対側のいずれであってもよい)に大きく偏って形成されている。ボルト孔95xは、架台フレーム90xの幅方向中央を通る仮想線X上に形成されず、仮想線Xとフレームの幅方向一端との中間位置付近に形成されている。図26に示す例では、仮想線Xに対して左右対称に貫通孔94が形成されているが、貫通孔94はボルト孔95xと同様に架台フレーム90xの幅方向片側に大きく偏って形成されていてもよい。
図26に例示する下金具110xのベース部111xには、当該金具の横方向一端側に大きく偏ってボルト孔112xが形成されている。ボルト孔112xは、下金具110xの幅方向中央を通る仮想線Y上に形成されず、架台フレーム90xのボルト孔95xと同様に、仮想線Yと当該金具の横方向一端との中間位置付近に形成されている。各ボルト孔95x,112xをこのように偏在させることにより、図26に例示する形態では、架台フレーム90x上において下金具110xを逆向きに取り付けることができない。これにより、下金具110xが逆向きに取り付けられる施工ミスを防止できる。また、かかる形態によれば下金具110xの正しい向きが簡単に確認できるため施工性が向上する。
図27に例示する架台フレーム90yの上面(上壁部91yの上面)には、当該フレームの長手方向に沿って略直線状に延びるフレーム側刻印99が幅方向一端側(側壁部93側、側壁部93と反対側のいずれであってもよい)に大きく偏って形成されている。フレーム側刻印99は、仮想線Xとフレームの幅方向一端との中間位置付近に形成されている。フレーム側刻印99は、架台フレーム90yの全長に亘って形成されてもよく、下金具110yの設置位置近傍のみに形成されてもよい。
図27に例示する下金具110yの上面には、当該金具の縦方向に沿って略直線状に延びる刻印118が横方向一端側に大きく偏って形成されている。刻印118は、架台フレーム90yのフレーム側刻印99と同様に、ベース部111yにおいて仮想線Yと当該金具の横方向一端との中間位置付近に形成されている。図27に例示する形態では、刻印118がフレーム側刻印99上に重なった状態で、下金具110yが架台フレーム90y上に配置される。換言すると、各刻印が一致した状態でのみ、架台フレーム90y上に下金具110yが設置可能となるように各刻印が形成される。これにより、下金具110yが逆向きに取り付けられる施工ミスを防止でき、また施工性が向上する。なお、各刻印の代わりにライン表示を描いてもよい。
10,80 太陽光発電装置、11,11a,11b 太陽電池モジュール、12,12a,12b 太陽電池パネル、13,13a,13b フレーム、20 本体部、21,23 鉤部、22,22a,22b 内溝、24,24a,24b 外溝、25,25a,25b 底板、26,26a,26b 内鍔、30,30a,30b,30c ベースプレート、31 保持部、32 ベース金具、33 台座部、34 立壁部、35 天板部、36,94,148 貫通孔、37 開口部、38 底板、39 ガイドレール、40,41 脚部、42,43 ネジ孔、44 爪部、45 ボルト、46,97,98 ナット、47 木ネジ、50,110,110x,110y 下金具、51,111,111x,111y,141 ベース部、52,62,95,95x,112,112x,122,142,152 ボルト孔、53,113,143 台座部、54,114 押え部、55,65,66,115,125,126 凸部、56,116,146 脚部、57,117,147 把手部、60,120 上金具、61,121,151 ベース部、63,123 第1挿嵌部、64,124,154 第2挿嵌部、67,127,157 立壁部、68,69,128,129 連結部、70 ベース金具、71 開口部、72 底板、73 保持溝、90,90x,90y 架台フレーム、91,91x,91y 上壁部、92 下壁部、93 側壁部、96 アンカーボルト、99 フレーム側刻印、100 屋根、101 野地板、102 屋根材、118 刻印、140 軒側端部用下金具、144,145 挿嵌部、150 軒側端部用上金具、160 カバー、161 カバー本体、162 パネル部、163,164 溝部、170 振れ止め金具、171 ビス、X,Y 仮想線

Claims (9)

  1. 第1の太陽電池パネル、及び当該パネルの周縁部に設けられた第1のフレームを有し、屋根の軒側に設置される第1の太陽電池モジュールと、
    第2の太陽電池パネル、及び当該パネルの周縁部に設けられた第2のフレームを有し、前記第1の太陽電池モジュールの棟側に隣接配置される第2の太陽電池モジュールと、
    を備えた太陽光発電装置であって、
    前記各フレームは、前記各太陽電池パネルの周縁部を収納する内溝と、前記各太陽電池パネルと反対側に設けられる外溝と、前記各太陽電池モジュールの内側に張り出した内鍔とをそれぞれ有し、
    前記第1のフレームの前記内鍔を押える下金具と、
    前記下金具上に配置され、前記第1のフレームの前記外溝に挿し込まれる第1挿嵌部、及び前記第2のフレームの前記外溝に挿し込まれる第2挿嵌部を有する上金具と、
    前記屋根の野地板に固定されるベース金具、又は前記屋根上に配置される長尺状の架台フレームと、
    を備え、
    前記下金具及び前記上金具は、前記ベース金具又は前記架台フレームに固定され、
    前記下金具は、前記ベース金具又は前記架台フレームに引っ掛けられる脚部を有し、
    前記ベース金具又は前記架台フレームは、前記脚部が挿し込まれる被挿入部を有する、太陽光発電装置。
  2. 前記ベース金具又は前記架台フレームに前記下金具及び前記上金具を固定するためのボルトを備え、
    前記下金具及び前記上金具は、前記ボルトが挿通されるボルト孔をそれぞれ有し、
    前記各ボルト孔は、前記第2のフレームの前記内鍔を支持する位置よりも棟側に形成されている、請求項に記載の太陽光発電装置。
  3. 前記上金具の前記各挿嵌部には、前記外溝の内壁に接触する凸部がそれぞれ形成されており、
    前記外溝の内壁と前記凸部との接触面積は、前記第2挿嵌部よりも前記第1挿嵌部で大きい、請求項1又は2に記載の太陽光発電装置。
  4. 前記下金具は、前記第1フレームが載せられる台座部を有し、
    前記台座部の上面の高さは、前記第2フレームが載せられる前記上金具の上面の高さと略同一である、請求項1〜のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  5. 前記第1フレームの底板は、前記下金具の前記台座部と前記上金具の前記第1挿嵌部との間に配置される、請求項に記載の太陽光発電装置。
  6. 前記ボルト孔は、前記下金具の横方向一端側に偏って形成され、
    前記架台フレームは、当該フレームの幅方向一端側に偏って形成された、前記ボルトが挿通されるフレーム側ボルト孔を有する、請求項に記載の太陽光発電装置。
  7. 前記下金具の上面には、当該金具の縦方向に沿って略直線状に延びる刻印が横方向一端側に偏って形成され、
    前記架台フレームの上面には、当該フレームの長手方向に沿って略直線状に延びるフレーム側刻印が幅方向一端側に偏って形成され、
    前記刻印が前記フレーム側刻印上に重なった状態で、前記下金具が前記架台フレーム上に配置されている、請求項のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  8. 前記上金具は、前記第2のフレームの前記内鍔の先端に面する位置に設けられる立壁部を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の太陽光発電装置の施工方法であって、
    固定対象物に前記下金具を取り付ける工程と、
    前記下金具上に前記第1の太陽電池モジュールを配置して、前記下金具により当該モジュールの前記内鍔を押える工程と、
    前記下金具上に前記上金具を配置して当該上金具の前記第1挿嵌部を前記第1の太陽電池モジュールの前記外溝に挿し込み、前記固定対象物に当該各金具を固定する工程と、
    前記上金具上に前記第2の太陽電池モジュールを配置して、当該上金具の前記第2挿嵌部を当該モジュールの前記外溝に挿し込む工程と、
    を備えた、太陽光発電装置の施工方法。
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