JP2014058862A - フェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルに特別な加工を必要とせず、取付作業者が1人でも支柱に取付けやすいフェンスを提供する。
【解決手段】間隔をおいて立設された支柱1間に、縦桟3と横桟4とを有するパネル2を取付ける際、前記支柱1の前面には上方に向けて開口する取付溝6が設けられ、前記横桟4には取付部材5が取付けられるとともに、該取付部材5には前記取付溝6に挿入されて該取付部材5を支柱1に支持させる取付部51が設けられているようにすれば、作業者が1人であっても、支柱1に対してパネル2を仮置きすることが可能となり、設置作業が容易となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、敷地境界部や隣地境界部に設けられるフェンスにおいて、支柱の前面側にパネルが取付けられたフェンスに関する。
一般に、道路と敷地の境界、敷地同士の境界等を仕切るために、その境界部に沿ってフェンスが取付けられている。前記フェンスは、通常、境界に沿って立設された支柱間にパネルが取付けられたものであり、支柱の側面間に該支柱とパネルとが略同一面上に取付けられる、いわゆる固定柱タイプと、支柱の前面側にパネルが取付けられる、いわゆる自由柱タイプとがある。
前記フェンスにおいて、例えば、自由柱タイプの場合は、取付けるパネルの重量が前方に偏って働くため、パネルを支柱に取付ける形態としては、パネルを構成する線材や管材を、その断面形状に合わせて断面ハット形状の取付金具で抱持する形態や、例えば、特許文献1,2に示されるように、支柱に掛け金具を取付け、パネルの管材を異型押出成形して長手方向に沿って係止片を設けて、この係止片を前記掛け金具に係止する形態が用いられている。
実開昭51−62229号公報 実公平3−11329号公報
ところで、前記のようなハット形状の取付金具を用いてパネルを取付ける場合、支柱に対してパネルを強固に取付けることができるが、取付作業が煩雑であって、一般には、パネルを所定の高さで支持する作業者と、取付金具を取付ける作業者との、少なくとも二人は必要であった。パネルの管材に係止片を設けた形態では、管材として利用できる材料がアルミニウム合金等の特定のものに限定され、また、係止片は、掛け金具の箇所のみ必要であるところ、管材の長手方向にわたって形成されるため、材料コストがかかり、外観上、意匠性が低下するおそれがあった。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、パネルに特別な加工を必要とせず、取付作業者が1人でも支柱に取付けやすいフェンスを提供する。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわちこの発明に係るフェンスは、間隔をおいて立設された支柱間に、複数の縦桟と横桟とを有するパネルが取付けられ、前記支柱の前面には上方に向けて開口する取付溝が設けられ、前記横桟には取付部材が取付けられるとともに、該取付部材には前記取付溝に挿入されて該取付部材を支柱に支持させる取付部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係るフェンスにおいて、前記取付部は、取付溝に挿入されて、前記取付溝内を摺動可能となされるとともに、係止部が設けられ、該係止部が取付溝の端部に係止することにより、取付溝からの抜脱が防止されるようにすることが好ましい。
また本発明に係るフェンスにおいて、前記取付部材は、長手方向に沿って後方に向けて開口する凹溝が中央部に設けられ、凹溝の下方に取付部が設けられ、上方には固定部が設けられた縦断面ハット型であって、取付部の下端が横桟の下面よりも突出しないようになされることが好ましい。
本発明によれば、前記支柱の前面には上方に向けて開口する取付溝が設けられて、前記横桟に取付けられた取付部材の取付部を取付溝に挿入することによって、パネルを支柱に仮置きした状態とすることができるので、作業者が1人であっても、仮置き作業が可能となり、加えて、パネルに取付ける取付部材は、該取付部材を取付ける支柱付近のみに取付けておけばよいので、パネルの重量増加を抑えてコスト低減を図ることが可能となる。
また、前記取付部が、取付溝内を摺動可能に挿入され、取付溝の端部に係止する係止部を設けていれば、フェンスを傾斜に設置した場合に、支柱間にパネルを傾斜させて配置しても、パネルは支柱から外れにくくなる。
更に、前記取付部材が、長手方向に沿って後方に向けて開口する凹溝が中央部に設けられ、凹溝の下方設けられた取付部の下端が横桟の下面よりも突出しないようにすれば、取付溝の外壁部が横桟と取付部との間に配置可能となるので、取付部材の上下方向の寸法を短くしても、パネルを支柱に取り付けることができる。
本発明に係るフェンスにおいて第1の実施形態を示す正面図である。 図1の支柱付近における拡大斜視図である。 図2の正面図である。 図2の側面図である。 本発明に係るフェンスにおける、横桟の連結部付近の説明図である。 本発明に係るフェンスにおいて第2の実施形態を示す拡大斜視図である。 図6の正面図である。 図6の側面図である。 本発明に係るフェンスにおいて第3の実施形態を示す拡大斜視図である。 図9の正面図である。 図9の側面図である。 本発明に係るフェンスにおける、横桟の背面側の部分拡大斜視図である。 本発明に係るフェンスにおいて第4の実施形態を示す側面図である。 図13において一部を切り欠いた説明図である。 本発明に係るフェンスにおいて第5の実施形態を示す側面図である。 図15において一部を切り欠いた説明図である。 本発明に係るフェンスにおいて第6の実施形態を示す側面図である。 図17において一部を切り欠いた説明図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
図1〜2は本発明に係るフェンスにおいて第1の実施形態を示すものであり、図1は正面図、図2は支柱付近における拡大斜視図である。
図面において、1は設置面に間隔をおいて立設された支柱、2は支柱1の前面に取付けられたパネル、3及び4はパネル2を構成する縦桟及び横桟、5は支柱1に横桟4を固定するための取付部材である。
支柱1は、その下部が設置面に埋設されて適宜間隔をおいて立設されている。支柱1は一般に強度的に安定している鋼管が用いられるが、鋼材以外に他の金属を用いてもよい。他の金属としては、アルミニウム合金、ステンレス合金等を挙げることができる。支柱1の断面形状は、一般にパネル2が取付けられる面が平坦であれば、パネル2の横桟4をその長手方向に沿って支持しやすいので、本形態のように前面が平坦な角型形状の鋼管が好適に用いられるが、横桟4を取付ける前面が平坦であれば、断面H字型でもよく、断面T字型でもよい。更に、支柱1の耐食性や耐候性を高めるために金属めっきや塗装が施されてもよい。尚、支柱1の前面とは、支柱1に対してパネル2が配置される面を前面としたものであり、実施例についてもその様に説明するが、フェンスPが敷地境界部に設置される場合は、道路等に面した外側を前面としてもよく、また家屋側を前面としてもよい。また、本形態では、支柱1の上端に支柱キャップ11が取付けられている。
パネル2は、左右に間隔をおいて多数の縦桟3が配置され、上下に間隔をおいて横桟4が配置されると共に、該縦桟3と横桟4との交差部において接合されたものである。縦桟3は、一般には強度的に安定しておりコストの安い鋼管が好適に用いられるが、他の金属を用いてもよく、ステンレス合金やアルミニウム合金を用いることができる。また耐食性や耐候性を高めるために縦桟の表面に金属めっきや塗装が施されてもよい。隣り合う縦桟3の隙間の間隔は特に限定されるものではないが、フェンスPを設置した時に、通行人等が横桟4に足を掛けてパネル2を容易に乗り越えないように、該縦桟3の隙間の間隔は靴が入りにくい方が好ましく、本形態では約50mmに設定している。更に縦桟3の上端にはキャップ31が取付けられている。
横桟4も、縦桟3と同様に、一般には強度的に安定しておりコストの安い鋼管が好適に用いられるが、他の金属を用いてもよく、ステンレス合金やアルミニウム合金を用いることができる。また耐食性や耐候性を高めるために横桟4の表面に金属めっきや塗装が施されてもよい。なお、横桟4は、本形態では、パネル2の上部と下部に二個配置されているが、この二個の横桟4の間に更に配置して三本の横桟4を配置したパネル2を用いてもよく、四本以上でもよい。
縦桟3及び横桟4は、本形態では、それぞれ断面矩形状の角型形状に形成されており、その交差部において、縦桟3と横桟4の一部が重合され、その重合面の外周部が溶接で接合され、縦格子状のパネル2が形成されている。本形態のような断面矩形状の鋼管を用いることによって、交差部の溶接による接合が容易となり好ましい。縦桟3及び横桟4の断面形状は、矩形状に限定されるものではなく、多角形状の断面でもよく、円形状の断面でもよく、これらを組み合わせたものでもよい。多角形状の断面形としては、三角形、五角形、六角形等を挙げることができる。また円形状の断面形状としては、断面円形状でもよく、楕円形状でもよい。
次に、図2〜4を参考にして、支柱1に対するパネル2の取付構造について更に詳しく説明する。前記縦桟3と横桟4とを含むパネル2は、本形態では、横桟4が縦桟3より後方に配置され、前記横桟4の背面に、上下に亘って縦板状となされた取付部材5が取付けられている。そして前記取付部材5の縦板状の下端部は、前記横桟4の下面よりも下方に張り出されて取付部51となされている。一方、支柱1の前面には、上方に向けて開口する取付溝6が設けられている。そして、横桟4の取付部材5の前記取付部51を支柱1の取付溝6に挿入することができるようになされており、取付部51を支柱1の取付溝6に挿入することによって、前記取付部材5を支柱1に支持させるとともに、この取付部材5を介してパネル2を支柱1に仮置きし、また支持することができるようになされている。
取付部材5は、横桟4の背面側に配置され、そして、本形態では、横桟4に対して前後に貫通するビスB1を介して連結されており、更に、ビスB1の頭部が取付部材5に設けられた凹部に収納されるように形成されているので、前記ビスB1の頭部と支柱1とで接触等による干渉が起こらない。また本形態では、パネル2の横桟4に取付部材5を取付けて、その後支柱1に仮置きするものであって、取付部材5を先に横桟4に取付けた形態であるが、取付作業に支障がでない範囲でその手順を変えてもよい。
なお、本形態では、別体で形成された取付部材5が横桟4に取付けられるようになされているので、取付部材5を横桟4に一体成形して、取付部材5を横桟4の長手方向全長に亘って設けた、いわゆる押出型材を使用する場合に比べると、本形態のような断面矩形状の単純な断面形状であっても、断面形状の変更が比較的難しい角形鋼管を用いる場合であっても、該横桟4を有するパネル2を支柱1に容易に仮置きすることができる。また取付部材5は必要な箇所のみに取付ければよいので、部材コストの低減を図り、パネル2自体の重量の増加を抑えることができる。
取付溝6は、本形態では、図3に示すように、支柱1と支柱1とは別体の係止部材61とによって形成されており、支柱1の前面にビスB2によって固定される固定片62と、前記固定片62の上部から前方に向けて屈曲されて更に途中で上方に向けて屈曲された張出壁部63とを備えている。そして前記張出壁部63と支柱1との間に該取付溝6が形成されている。
また正面視において、横桟4が取付けられる位置に対応する支柱1の前面の所定の位置にそれぞれ前記取付溝6を設け、前記取付溝6に対応する横桟4に取付部材5をそれぞれ取付けて、前記各取付部材5の取付部51を取付溝6に挿入させることによって、支柱1に対してパネル2をより安定的に仮置きすることができる。
前記係止部材61は、前後方向に貫通する貫通孔(図示せず)が設けられ、前記貫通孔を通って支柱1を前後に挿通するビスB2を介して固定されている。そして、本形態では、ビスB2によって支柱1に取付けられた係止部材61と縦桟3との間は、側面視において接触しない十分な隙間が設けられているので、取付部材5の取付部51を前記取付溝6に挿入させた状態で、パネル2を左右方向に移動させても、不必要な干渉が起こらず、パネル2を左右方向に移動させて、作業しやすい位置でビスB2の取付作業が可能となる。またビスB2を通す前記貫通孔を係止部材61の重心より上方に設けておけば、係止部材61にビスB2を通して支柱1に取付ける際に、作業者は特段の位置調整をせずとも、張出壁部63が上方に配置されて取付溝6が上方に開口された状態となるので、支柱1に対する係止部材61の取付作業が容易となる。
取付溝6は、他の形態としては、図示しないが、例えば、縦板状部材の上端部の背面側を上端から切り欠いて切欠部を設け、該縦板状部材を支柱1に取付けた際に、前記切欠部が取付部材5の取付部51が挿入される取付溝6に相当するように形成したものを挙げることができる。また取付溝6は、支柱1と一体に形成してもよい。図示しないが、支柱1の前面の一部を逆U字型状に切り欠き、その切欠部の内側を前方に張り出させて張出部を設け、該張出部と支柱のとの間に取付部材の取付部が挿入される取付溝6を設けたものでもよい。
取付部材5の上端部は、本形態では、取付けられる横桟4の上面よりも上方に張り出されて固定部52となされており、前記固定部52が支柱1の前面側から離れない様に、前記固定部52の前面に配置される止め金具7が支柱1に取付けられている。これにより、支柱1に対してパネル2を強固に取付けることができる。
止め金具7は、図3に示された係止部材61を上下に反転させた下方に開口する溝形の形態であるので詳しい説明は省略するが、ビスB2を介して支柱1に取付けられており、部品の共通化を図ることができる。なお、止め金具7は、本形態に限られるものではなく、例えば、止め金具7とビスB2とが一体的な機能を有するように、取付ビスの頭部の先端に側面視円弧状の折り曲げ部を設け、該折り曲げ部の先端で取付部材5の固定部52の前面に配置される形態でもよい。
パネル2同士の連結は、本形態では、図1に示すように、左右に隣り合う2個のパネル2の横桟4の側端において、それぞれに跨って横桟4に挿入したスリーブ8を介して連結されて連結部Rが形成されている。すなわち、図5に示すように、連結部Rにおいて、スリーブ8は、断面矩形状の角型形状である横桟4の内形状に対応した上壁部81と下壁部82とこれらを接続する縦壁部83とからなる断面コ字状に形成されたものである。そして、横桟4の上面、下面から、横桟4に挿入されたスリーブ8の対応する上壁部81、下壁部82に向けてビスB3を螺入して、スリーブ8と横桟4を締結することによって、隣り合う横桟4とがスリーブ8を介して連結される。
パネル2同士の連結の形態は特に限定されるものではなく、本形態のように横桟4内に挿入するスリーブ8を用いたものでもよく、横桟4を外側から覆う連結材を用いたものでもよい。スリーブ8を用いる場合は、本形態のような断面コ字状の形態でもよいが、断面矩形状のものを用いてもよい。また連結材を用いる場合は、断面コ字状の形態であって、その内側に横桟4の連結部Rが配置される形態でもよく、横桟4の上面と下面に沿って取付けられる板状の連結材を用いるものでもよい。
図6〜8は、本発明のフェンスに係る第2の実施形態を示すものであって、図6は支柱付近の部分拡大斜視図、図7は図6の正面図、図8は図6の側面図である。本形態は、図1〜5に示されたフェンスPと比べて、主に取付部材5の形態が異なるものであり、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。すなわち、本形態に係る取付部材5は、上取付部材53と下取付部材54とから構成されている。前記上取付部材53は、横桟4の上面に固定される上固定片55の一端から上方に立ち上がる固定部52を有する断面略L字状であって横桟4の長手方向に沿って延設されている。また下取付部材54は横桟4の下面に固定される下固定片56の一端から垂下された取付部51とを備えた、断面略逆L字状であって左右方向に沿って延設されている。上取付部材53と下取付部材54の左右方向の長さは、特に限定されるものではなく、支柱1にパネル2を取付けるために必要な長さを有していればよく、図1〜5に示されたフェンスPで用いられている取付部材5の長さと同程度でよい。
そして上取付部材53と下取付部材54は、上取付部材53、横桟4及び下取付部材54を上下に貫通するビスB4を介してそれぞれ固定されている。また図3に示されたフェンスPと同様に、支柱1には上方に向けて開口する取付溝6が設けられており、下取付部材54の取付部51を前記取付溝6に挿入して、パネル2を支柱1に仮置きし、また支持することができる。また上取付部材53の固定部52は、図3に示された取付部材5の固定部52と同様な形態で固定される。すなわち、図3に示されるように、止め金具7を用いて、固定部52の前面側に押さえつけて固定することによって、支柱1間に仮置きしたパネル2に対して、前記固定部52が支柱1の前面側から離れない様に止め金具7によって支柱1の前面側に向けて押さえて、支柱1に対してパネル2を強固に取付けることができる。
図9〜12は、本発明のフェンスに係る第3の実施形態を示すものであって、図9は支柱付近の部分拡大斜視図、図10は図9の正面図、図11は図9の側面図、図12は本形態に係る横桟4の背面側の部分拡大斜視図である。本形態は、図1〜5に示されたフェンスPと比べて、主に取付部材5の形態が異なるものであり、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。すなわち、本形態に係る取付部材5は、長手方向に沿って後方に向けて開口する凹溝57が中央部に設けられ、凹溝57の下方に取付部51が設けら、上方には固定部52が設けられた縦断面ハット型のものである。更に詳しく説明すると、凹溝57は、下壁57a、縦壁57b、上壁57cとを備え、下壁57aから下方に向けて取付部51が設けられている。
横桟4と取付部材5との取付構造は、図10〜12に示すように、取付部材5はボルトB5を介して横桟4に取付けられており、ボルトB5の頭部Hが凹溝57内に配置されると共に、前記頭部Hの側部が凹溝57の下壁57aと上壁57cとによって係止されている。すなわち、ボルトB5のねじ先端にナットNを螺着して締結する際に、ボルトB5が軸周りに回転しないので、締結作業が容易になる。
そして、前記取付部51が支柱1の前面に形成された上方に向けて開口する取付溝6に挿入されるようになされている点については、図1〜5に示された形態と同様であるのでが、この形態では、横桟4と取付部51との間には隙間S1が設けられており、支柱1に固定された係止部材61の張出壁部63の先端部、すなわち、取付溝6の外壁部の先端部が、前記隙間S1の横桟4と取付部51との間に挿入可能となされている。これにより、取付部材5の取付部51を必要以上に下方に張り出す必要はないので、本形態のように、正面視において、取付部51の下端が横桟4の下面よりも突出せずに、ほぼ面一としてもよく、フェンスPの前面側からは取付部材5が目立たちにくくなる。なお、横桟4を支柱1に仮置きすることができれば、前記取付部51の下端が横桟4の下面よりも上方に位置していてもよい。
取付部材5は、凹溝57の上壁57cから上方に向けて固定部52が設けられている。そして、横桟4と固定部52との間にも前記と同様に隙間S2が設けられており、止め金具7の先端部が前記隙間S2の横桟4と固定部52との間に挿入可能となされている。これにより、取付部材5の固定部52を必要以上に上方に張り出す必要はないので、本形態のように、正面視において、固定部52の上端が横桟4の上面よりも突出せずに、ほぼ面一としてもよく、フェンスPの前面側からは取付部材5が目立たちにくくなる。なお、横桟4を支柱1に強固に取付けることができれば、前記固定部52の上端が横桟4の上面よりも下方に位置していてもよい。
図13,14は、本発明のフェンスに係る第4の実施形態を示すものであって、図13は側面図、図14は図13において縦桟3等の一部を切り欠いた説明図である。本形態は、図9〜11に示されたフェンスPと比べて、主に取付部材5の形態が異なるものであり、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本形態に係るフェンスPにおいて、取付部材5は、取付部51の左右両端に横桟4の背面側に向けて折曲されて形成された係止部58が設けられている。すなわち、前記取付部材5は、その左右の長さを係止部材61よりも長くし、前記係止部58が係止部材61の左右端部よりも外方に位置するようにして形成されている。これによって、フェンスPを傾斜地に取付けた場合に、係止部材61で横桟4の取付部材5を支持していても、パネル2の自重により、左右いずれかの低い側に向けて取付部材5の取付部51が取付溝6内を滑って、取付部材5が係止部材61から抜けてしまう可能性があるが、この係止部58を設けることによって、上記のような滑りが生じても、該係止部58が係止部材61の端部、すなわち取付溝の端部に対する当たりとなって、それ以上滑らずに、パネル2が外れる可能性は低くなる。また、係止部58によって係止部材61が滑り方向に押された場合に、係止部材61は、ビスB2を軸として回動することによって、取付溝6の底面が取付部51の底面に当たって、それ以上、係止部材61は回動しないようになされており、取付部材5が取付溝6から滑り向けることを防ぐことができる。
本形態に係るフェンスPにおいては、取付部材5の固定部52の左右両端にも横桟の背面側に向けて突出する係止部58が設けられており、前記のように取付部材5が低い側に向けて滑った際、前記係止部58が止め金具7への当たりとなって、それ以上は滑らずに、パネル2が外れる可能性は低くなる。また、係止部58によって止め金具7が滑り方向に押された場合でも、取付部材5と止め金具7との間で生じる上記と同様な効果によって、パネル2が外れることを防ぐことができる。
前記係止部58は、取付部材5の取付部51及び固定部52それぞれの左右両端に設けられているが、少なくとも係止部58は左右にひとつずつ設けられていれば、フェンスPの設置場所が、左右のどちら方向に傾斜していても、取付部材5の滑り抜けを抑えて、パネル2が外れることを防ぐことができる。更に、本形態のように取付部材5が上下方向に反転させても取付け可能な形状であれば、前記係止部58が少なくともひとつ設けられていれば、該係止部58を傾斜地の高い方に配置することによって、取付部材5の滑り抜けを抑えて、パネル2が外れることを防ぐことができる。
図15,16は、本発明のフェンスに係る第5の実施形態を示すものであって、図15は側面図、図16は図15において縦桟3等の一部を切り欠いた説明図である。本形態は、図6〜8に示されたフェンスPと比べて、主に取付部材5の形態が異なるものであり、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
すなわち、本形態に係るフェンスPにおいて、取付部材の上取付部材53の固定部52及び下取付部材54の取付部51の左右両端に、図13,14に示された形態と同様な係止部58が設けられたものであって、該係止部58により、前記と同様に係止部材61及び止め金具7からの取付部材5の滑り抜けを抑えて、パネル2が外れることを防ぐことができる。
図17,18は、本発明のフェンスに係る第6の実施形態を示すものであって、図17は側面図、図18は図17において縦桟3等の一部を切り欠いた説明図である。本形態は、図1〜4に示されたフェンスPと比べて、前記と同様に取付部材5の形態が異なるものであり、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
すなわち、本形態に係るフェンスPにおいて、取付部材5の固定部52及び取付部51の左右両端に、図13,14に示された形態と同様な係止部58が設けられたものであって、該係止部58により、前記と同様に係止部材61及び止め金具7からの取付部材5の滑り抜けを抑えて、パネル2が外れることを防ぐことができる。
1 支柱
11 支柱キャップ
2 パネル
3 縦桟
31 キャップ
4 横桟
5 取付部材
51 取付部
52 固定部
53 上取付部材
54 下取付部材
55 上固定片
56 下固定片
57 凹溝
57a 下壁
57b 縦壁
57c 上壁
58 係止部
6 取付溝
61 係止部材
62 固定片
63 張出壁部
7 止め金具
8 スリーブ
81 上壁部
82 下壁部
83 縦壁部
B1、B2、B3 ビス
B4、B5 ボルト
H 頭部
N ナット
P フェンス
R 連結部
S1、S2 隙間

Claims (3)

  1. 間隔をおいて立設された支柱間に、複数の縦桟と横桟とを有するパネルが取付けられ、前記支柱の前面には上方に向けて開口する取付溝が設けられ、前記横桟には取付部材が取付けられるとともに、該取付部材には前記取付溝に挿入されて該取付部材を支柱に支持させる取付部が設けられていることを特徴とするフェンス。
  2. 前記取付部は、取付溝に挿入されて、前記取付溝内を摺動可能となされるとともに、係止部が設けられ、該係止部が取付溝の端部に係止することにより、取付溝からの抜脱が防止されていることを特徴とする請求項1に記載のフェンス。
  3. 前記取付部材は、長手方向に沿って後方に向けて開口する凹溝が中央部に設けられ、凹溝の下方に取付部が設けられ、上方には固定部が設けられた縦断面ハット型であって、取付部の下端が横桟の下面よりも突出しないようになされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェンス。
JP2013088996A 2012-08-24 2013-04-22 フェンス Active JP6211292B2 (ja)

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